JPH0419486Y2 - - Google Patents
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- JPH0419486Y2 JPH0419486Y2 JP14590384U JP14590384U JPH0419486Y2 JP H0419486 Y2 JPH0419486 Y2 JP H0419486Y2 JP 14590384 U JP14590384 U JP 14590384U JP 14590384 U JP14590384 U JP 14590384U JP H0419486 Y2 JPH0419486 Y2 JP H0419486Y2
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- Japan
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- duct
- circulating gas
- radiant heat
- opening
- heat shielding
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Landscapes
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
- Duct Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は空調制御装置における流通気体の温度
検出に用いる放射熱遮断ダクトに関する。
検出に用いる放射熱遮断ダクトに関する。
従来からビルや工場等の各種システムにおいて
室内の空気調和を行うために加熱用熱交換器およ
び冷却用熱交換器が用いられている。一般に、こ
の加熱用熱交換器および冷却用熱交換器は一つの
ダクト内に並設配置されており、この加熱用熱交
換器と冷却用熱交換器との間にはダクト内を流通
する気体の温度制御を図るために第11図に示す
ようにパイプ状の挿入式温度検出器1が配設され
ている。
室内の空気調和を行うために加熱用熱交換器およ
び冷却用熱交換器が用いられている。一般に、こ
の加熱用熱交換器および冷却用熱交換器は一つの
ダクト内に並設配置されており、この加熱用熱交
換器と冷却用熱交換器との間にはダクト内を流通
する気体の温度制御を図るために第11図に示す
ようにパイプ状の挿入式温度検出器1が配設され
ている。
すなわち、例えば第11図において風上に冷却
用熱交換器2を、風下に加熱用熱交換器3を配置
し除湿冷房を行う場合は、冷却用熱交換器2を通
過し除湿冷却された流通気体の温度をこの挿入式
温度検出器1で検出し、冷却用熱交換器2を制御
することによりこの流通気体の温度を所定の温度
に保つている。また、この除湿冷房の場合は加熱
用熱交換器3を作動させる必要があり、この加熱
用熱交換器3で除湿のために必要以上に冷却され
た流通気体の温度を昇温させ風下に送つている。
しかしながら、近年の軽薄短小化に伴い冷却用熱
交換器2と加熱用熱交換器3との間隔が徐々に狭
まつてきつつある。このため、上述のような例え
ば除湿冷房の場合等においては、挿入式温度検出
器1で除湿冷却された流通気体の温度のみを検出
したいにもかかわらず、風下側の加熱用熱交換器
3の放射熱が挿入式温度検出器1に直接影響を与
えてしまい挿入式温度検出器1の温度検出に誤差
が生じてしまうという不具合が生じてきた。この
ような不具合を改善するために従来から第12図
に示すような略「コ」字状に曲げ加工の施された
放射熱遮断用仕切板4aと支持板4bとからなる
放射熱遮断ダクト4が用いられている。この放射
熱遮断ダクト4は支持板4bの略中央部にタツプ
加工の施された開口4cを有しており、この開口
4cに挿入式温度検出器1を挿入し螺着すること
ができるようになつている。そして、この放射熱
遮断ダクト4を装着した挿入式温度検出器1を第
13図に示すようにダクト5に開設された取付用
開口5aに遮へい面4dが加熱用熱交換器3に対
面するように挿入して、支持板4bの4隅に開設
した取付用孔4eより取付ボルトを螺着しダクト
5に固定して挿入式温度検出器1に対する放射熱
の影響を防いでいる。
用熱交換器2を、風下に加熱用熱交換器3を配置
し除湿冷房を行う場合は、冷却用熱交換器2を通
過し除湿冷却された流通気体の温度をこの挿入式
温度検出器1で検出し、冷却用熱交換器2を制御
することによりこの流通気体の温度を所定の温度
に保つている。また、この除湿冷房の場合は加熱
用熱交換器3を作動させる必要があり、この加熱
用熱交換器3で除湿のために必要以上に冷却され
た流通気体の温度を昇温させ風下に送つている。
しかしながら、近年の軽薄短小化に伴い冷却用熱
交換器2と加熱用熱交換器3との間隔が徐々に狭
まつてきつつある。このため、上述のような例え
ば除湿冷房の場合等においては、挿入式温度検出
器1で除湿冷却された流通気体の温度のみを検出
したいにもかかわらず、風下側の加熱用熱交換器
3の放射熱が挿入式温度検出器1に直接影響を与
えてしまい挿入式温度検出器1の温度検出に誤差
が生じてしまうという不具合が生じてきた。この
ような不具合を改善するために従来から第12図
に示すような略「コ」字状に曲げ加工の施された
放射熱遮断用仕切板4aと支持板4bとからなる
放射熱遮断ダクト4が用いられている。この放射
熱遮断ダクト4は支持板4bの略中央部にタツプ
加工の施された開口4cを有しており、この開口
4cに挿入式温度検出器1を挿入し螺着すること
ができるようになつている。そして、この放射熱
遮断ダクト4を装着した挿入式温度検出器1を第
13図に示すようにダクト5に開設された取付用
開口5aに遮へい面4dが加熱用熱交換器3に対
面するように挿入して、支持板4bの4隅に開設
した取付用孔4eより取付ボルトを螺着しダクト
5に固定して挿入式温度検出器1に対する放射熱
の影響を防いでいる。
しかしながら、このような放射熱遮断ダクト4
で加熱用熱交換器3の放射熱を遮ろうとすると、
ダクト5内を流通する気体の速度は一般に高速で
あるため、気体との接触面積の大きいこのような
放射熱遮断ダクト4では流体抵抗が著しく増大し
てしまい、流体抵抗の脈動等により振動、騒音が
発生し、大流量時等においては損傷事故に継がる
虞れがあつた。また、このような問題を解消しよ
うとして補強対策等をとると多大が費用が必要と
なり高価な温度検出器になつてしまうものであつ
た。
で加熱用熱交換器3の放射熱を遮ろうとすると、
ダクト5内を流通する気体の速度は一般に高速で
あるため、気体との接触面積の大きいこのような
放射熱遮断ダクト4では流体抵抗が著しく増大し
てしまい、流体抵抗の脈動等により振動、騒音が
発生し、大流量時等においては損傷事故に継がる
虞れがあつた。また、このような問題を解消しよ
うとして補強対策等をとると多大が費用が必要と
なり高価な温度検出器になつてしまうものであつ
た。
さらに、このような放射熱遮断ダクト4をダク
ト5に取付けるためには、ダクト5に放射熱遮断
用仕切板4aを挿入できるような大きな貫通孔5
aを開設しなければならず、また支持板4bとダ
クト5との気密性を保持するためにガスケツト材
の追加等を施さなければならなかつた。また、こ
の放射熱遮断ダクト4をダクト5に取付けるため
には支持板4bの4隅の取付用孔4eより取付ボ
ルトを挿入し締結しなければならず、取付作業が
繁雑になつてしまうものであつた。さらに、すで
にダクト5に装着されている挿入式温度検出器1
に取り付けなければならないような場合等におい
ては、一旦挿入式温度検出器1を取りはずしてこ
の放射熱遮断ダクト4を装着しなければならず、
さらにその取付作業は繁雑さを極めるものであつ
た。
ト5に取付けるためには、ダクト5に放射熱遮断
用仕切板4aを挿入できるような大きな貫通孔5
aを開設しなければならず、また支持板4bとダ
クト5との気密性を保持するためにガスケツト材
の追加等を施さなければならなかつた。また、こ
の放射熱遮断ダクト4をダクト5に取付けるため
には支持板4bの4隅の取付用孔4eより取付ボ
ルトを挿入し締結しなければならず、取付作業が
繁雑になつてしまうものであつた。さらに、すで
にダクト5に装着されている挿入式温度検出器1
に取り付けなければならないような場合等におい
ては、一旦挿入式温度検出器1を取りはずしてこ
の放射熱遮断ダクト4を装着しなければならず、
さらにその取付作業は繁雑さを極めるものであつ
た。
本考案はこのような点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、補強対策等を施す
ことなく簡単な構造で安価に振動、騒音等を抑制
すると共に、挿入式温度検出器等の被支持物への
取付けを堅固にそして容易に可能とする放射熱遮
断ダクトを提供することにある。
で、その目的とするところは、補強対策等を施す
ことなく簡単な構造で安価に振動、騒音等を抑制
すると共に、挿入式温度検出器等の被支持物への
取付けを堅固にそして容易に可能とする放射熱遮
断ダクトを提供することにある。
このような目的を達成するために本考案は、流
通気体に対面してこの流通気体を導入可能とする
第1の開口部およびこの導入される流通気体を進
行方向に対して略直角に流出せしめる第2の開口
部を有する筒状の遮断ダクトの端部開口に、装着
すべき挿入式温度検出器の感温パイプの外径より
も大きい内径の中空部を有する嵌合部材を嵌入し
て放射熱遮断ダクトを形成したものである。
通気体に対面してこの流通気体を導入可能とする
第1の開口部およびこの導入される流通気体を進
行方向に対して略直角に流出せしめる第2の開口
部を有する筒状の遮断ダクトの端部開口に、装着
すべき挿入式温度検出器の感温パイプの外径より
も大きい内径の中空部を有する嵌合部材を嵌入し
て放射熱遮断ダクトを形成したものである。
したがつてこの考案によれば、嵌合部材の中空
部を介して挿入式温度検出器の感温パイプに装着
すれば、空調制御装置における流通気体の温度検
出に際して、第1の開口部から流通気体が導入さ
れ、この導入された流通気体が進行方向に対して
略直角に第2の開口部より流出するものとなり、
流体抵抗の増大と脈動とを抑制すると共に、感温
パイプへの取付けを堅固にそして容易に行うこと
が可能となる。
部を介して挿入式温度検出器の感温パイプに装着
すれば、空調制御装置における流通気体の温度検
出に際して、第1の開口部から流通気体が導入さ
れ、この導入された流通気体が進行方向に対して
略直角に第2の開口部より流出するものとなり、
流体抵抗の増大と脈動とを抑制すると共に、感温
パイプへの取付けを堅固にそして容易に行うこと
が可能となる。
以下、本考案に係る放射熱遮断ダクトを詳細に
説明する。第1図はこの放射熱遮断ダクトの一実
施例を示す正面図である。この放射熱遮断ダクト
6は断熱性に優れる合成樹脂材よりなる円筒状の
遮断ダクト7と、この遮断ダクト7の両端開口に
嵌入された嵌合部材としてのステンレス鋼材より
なるブツシユ8とで構成されており、遮断ダクト
7の外周面には流通気体を導入することのできる
第1の開口部としての長孔状の開口7aと、第2
図に平面図を、第3図に第1図の−線断面図
を示す様に開口7aより導入される流通気体を進
行方向に対して略直角に上下に流出させることの
できる第2の開口部としてのスリツト状の開口7
bおよび7cとが夫々所定ピツチで複数個開設さ
れている。このスリツト状の開口7bおよび7c
の開口面積は同一となつており、開口7bおよび
7cの全合計開口面積は長孔状の開口7aの全開
口面積よりも小さくなるように形成されている。
一方、遮断ダクト7の両端開口に嵌入されるブツ
シユ8は第4図にその外観斜視図を示す様に円筒
状の略中央に第5図に示す様な棒状の挿入式温度
検出器9の感温パイプ9aの外径よりも若干大き
い内径の中空部8aを有し、遮断ダクト7に圧入
された後、第6図(第1図の−線断面図)に
示す様にこのブツシユ8の外周面と遮断ダクト7
の外周面とを貫通して対向する位置に2組のタツ
プ加工の施された取付ネジ部6aが形成されてい
る。また、このようにして形成された放射熱遮断
ダクト6の全長は第5図に示す挿入式温度検出
器9の感温パイプ9aの先端から螺合部材9bま
での距離Lに略等しく形成されている。
説明する。第1図はこの放射熱遮断ダクトの一実
施例を示す正面図である。この放射熱遮断ダクト
6は断熱性に優れる合成樹脂材よりなる円筒状の
遮断ダクト7と、この遮断ダクト7の両端開口に
嵌入された嵌合部材としてのステンレス鋼材より
なるブツシユ8とで構成されており、遮断ダクト
7の外周面には流通気体を導入することのできる
第1の開口部としての長孔状の開口7aと、第2
図に平面図を、第3図に第1図の−線断面図
を示す様に開口7aより導入される流通気体を進
行方向に対して略直角に上下に流出させることの
できる第2の開口部としてのスリツト状の開口7
bおよび7cとが夫々所定ピツチで複数個開設さ
れている。このスリツト状の開口7bおよび7c
の開口面積は同一となつており、開口7bおよび
7cの全合計開口面積は長孔状の開口7aの全開
口面積よりも小さくなるように形成されている。
一方、遮断ダクト7の両端開口に嵌入されるブツ
シユ8は第4図にその外観斜視図を示す様に円筒
状の略中央に第5図に示す様な棒状の挿入式温度
検出器9の感温パイプ9aの外径よりも若干大き
い内径の中空部8aを有し、遮断ダクト7に圧入
された後、第6図(第1図の−線断面図)に
示す様にこのブツシユ8の外周面と遮断ダクト7
の外周面とを貫通して対向する位置に2組のタツ
プ加工の施された取付ネジ部6aが形成されてい
る。また、このようにして形成された放射熱遮断
ダクト6の全長は第5図に示す挿入式温度検出
器9の感温パイプ9aの先端から螺合部材9bま
での距離Lに略等しく形成されている。
以下、このようにして形成された本考案の放射
熱遮断ダクト6の装着方法および動作について説
明する。すなわち、この放射熱遮断ダクト6を第
5図に示す様な挿入式温度検出器9の感温パイプ
9aの先端からブツシユ8の中空部8aを介して
挿入し、螺合部材9bに当接するまで押し込んで
(第7図)、放射熱遮断ダクト6の両端に形成され
た取付ネジ部6aに取付ネジ10を挿入螺着し、
放射熱遮断ダクト6を挿入式温度検出器9の感温
パイプ9aに固定する。このとき、放射熱遮断ダ
クト6は合成樹脂材より形成されているが、ステ
ンレス鋼材よりなるブツシユ8を介して感温パイ
プ9aへの固定がなされるので堅固な組み付けが
可能となる。また、この取付ネジ10をゆるめれ
ば挿入式温度検出器9に対する放射熱遮断ダクト
6の開口7a〜7cの位置を自由に選定すること
ができる。
熱遮断ダクト6の装着方法および動作について説
明する。すなわち、この放射熱遮断ダクト6を第
5図に示す様な挿入式温度検出器9の感温パイプ
9aの先端からブツシユ8の中空部8aを介して
挿入し、螺合部材9bに当接するまで押し込んで
(第7図)、放射熱遮断ダクト6の両端に形成され
た取付ネジ部6aに取付ネジ10を挿入螺着し、
放射熱遮断ダクト6を挿入式温度検出器9の感温
パイプ9aに固定する。このとき、放射熱遮断ダ
クト6は合成樹脂材より形成されているが、ステ
ンレス鋼材よりなるブツシユ8を介して感温パイ
プ9aへの固定がなされるので堅固な組み付けが
可能となる。また、この取付ネジ10をゆるめれ
ば挿入式温度検出器9に対する放射熱遮断ダクト
6の開口7a〜7cの位置を自由に選定すること
ができる。
しかして、放射熱遮断ダクト6の装着された挿
入式温度検出器9は従来と同様に第8図の様に風
上側に設置された冷却用熱交換器2と風下側に設
置された加熱用熱交換器3との間に長孔状の開口
7aを冷却用熱交換器2に対面させて配置され使
用される。この放射熱遮断ダクト6の装着された
挿入式温度検出器9のダクト5への固定はダクト
5に開設されタツプ加工の施された貫通孔に挿入
式温度検出器9の螺合部材9bを螺合させて行
う。したがつて、従来のように大きな貫通孔を開
設せずともよく、ガスケツト材等を追加しての取
付ボルトによる締結作業を行なわなくてもよい。
さらに、すでにダクト5に装着されている挿入式
温度検出器9にこの放射熱遮断ダクト6を装着す
るような場合は挿入式温度検出器9を従来のよう
に一旦取りはずさなくともよく、挿入式温度検出
器9の感温パイプ9aの先端から挿着し、開口7
a〜7cの位置を選んで両端の取付ネジ部6aに
取付ネジ10を挿入螺着すれば、感温パイプ9a
とブツシユ8とで堅固な固定ができ放射熱遮断ダ
クト付きの挿入式温度検出器とすることができ
る。
入式温度検出器9は従来と同様に第8図の様に風
上側に設置された冷却用熱交換器2と風下側に設
置された加熱用熱交換器3との間に長孔状の開口
7aを冷却用熱交換器2に対面させて配置され使
用される。この放射熱遮断ダクト6の装着された
挿入式温度検出器9のダクト5への固定はダクト
5に開設されタツプ加工の施された貫通孔に挿入
式温度検出器9の螺合部材9bを螺合させて行
う。したがつて、従来のように大きな貫通孔を開
設せずともよく、ガスケツト材等を追加しての取
付ボルトによる締結作業を行なわなくてもよい。
さらに、すでにダクト5に装着されている挿入式
温度検出器9にこの放射熱遮断ダクト6を装着す
るような場合は挿入式温度検出器9を従来のよう
に一旦取りはずさなくともよく、挿入式温度検出
器9の感温パイプ9aの先端から挿着し、開口7
a〜7cの位置を選んで両端の取付ネジ部6aに
取付ネジ10を挿入螺着すれば、感温パイプ9a
とブツシユ8とで堅固な固定ができ放射熱遮断ダ
クト付きの挿入式温度検出器とすることができ
る。
さて、このように配置された状態で、例えば除
湿冷房をさせるために冷却用熱交換器2と加熱用
熱交換器3とを作動させると、冷却用熱交換器2
を通過し除湿冷却された流通気体は、第9図に示
すように遮断ダクト7の前縁部7dに当接し外周
表面に沿つて流れるものと、遮断ダクト7の前面
の開口7aから導入されるものとに分かれる。開
口7aから導入された流通気体は挿入式温度検出
器9の感温パイプ9aに接触し測温された後、導
入される流通気体の進行方向に対して略直角に遮
断ダクト7の外周面に開設された開口7bおよび
7cより流出する。この時、開口7bおよび7c
の全合計開口面積は開口7aの全開口面積よりも
小さくなるように形成されているので、開口7b
および7cより流出する測温された流通気体の速
度は導入される流通気体の速度に比して高速とな
る。この結果、遮断ダクト7の外周表面に沿つて
流れる流通気体の境界層を遮断ダクト7の後縁部
7eよりも前方上流位置で強制的にはく離させる
ことができ、放射熱遮断ダクト6の流通抵抗が小
さくなると共に流体抵抗の脈動が抑制される。
湿冷房をさせるために冷却用熱交換器2と加熱用
熱交換器3とを作動させると、冷却用熱交換器2
を通過し除湿冷却された流通気体は、第9図に示
すように遮断ダクト7の前縁部7dに当接し外周
表面に沿つて流れるものと、遮断ダクト7の前面
の開口7aから導入されるものとに分かれる。開
口7aから導入された流通気体は挿入式温度検出
器9の感温パイプ9aに接触し測温された後、導
入される流通気体の進行方向に対して略直角に遮
断ダクト7の外周面に開設された開口7bおよび
7cより流出する。この時、開口7bおよび7c
の全合計開口面積は開口7aの全開口面積よりも
小さくなるように形成されているので、開口7b
および7cより流出する測温された流通気体の速
度は導入される流通気体の速度に比して高速とな
る。この結果、遮断ダクト7の外周表面に沿つて
流れる流通気体の境界層を遮断ダクト7の後縁部
7eよりも前方上流位置で強制的にはく離させる
ことができ、放射熱遮断ダクト6の流通抵抗が小
さくなると共に流体抵抗の脈動が抑制される。
例えば、第10図のように前面の開口7aに対
向して後面に開口7fを開設した様な場合は、遮
断ダクト7の外周表面に沿つて流れる流通気体の
境界層は遮断ダクト7の後縁部7eではく離する
ため流通抵抗が大きくなる。また、このような場
合は流体抵抗が脈動的になり易く振動、騒音等を
生じ易くなり、大流量時等においては損傷事故に
継がる虞れがある。さらに、遮断ダクト7の後縁
部7eに開口7fがあるため、加熱用熱交換器3
からの放射熱の影響を直接受けてしまうという欠
点がある。
向して後面に開口7fを開設した様な場合は、遮
断ダクト7の外周表面に沿つて流れる流通気体の
境界層は遮断ダクト7の後縁部7eではく離する
ため流通抵抗が大きくなる。また、このような場
合は流体抵抗が脈動的になり易く振動、騒音等を
生じ易くなり、大流量時等においては損傷事故に
継がる虞れがある。さらに、遮断ダクト7の後縁
部7eに開口7fがあるため、加熱用熱交換器3
からの放射熱の影響を直接受けてしまうという欠
点がある。
したがつて、第9図のような遮断ダクト7にす
ることにより流体抵抗を小さくすると共に流体抵
抗の脈動も抑制することができ、振動、騒音等を
抑えることができる。さらに、後縁部7eは確実
に遮熱されているので測温する流通気体に加熱用
熱交換器3の放射熱の影響を与えることはなく、
冷却用熱交換器2によつて除湿冷却された流通気
体のみの正確な測温が可能となる。また、振動、
騒音等を補強対策を施すことなく簡単な構造で抑
制することができるので安価な放射熱遮断ダクト
とすることができる。
ることにより流体抵抗を小さくすると共に流体抵
抗の脈動も抑制することができ、振動、騒音等を
抑えることができる。さらに、後縁部7eは確実
に遮熱されているので測温する流通気体に加熱用
熱交換器3の放射熱の影響を与えることはなく、
冷却用熱交換器2によつて除湿冷却された流通気
体のみの正確な測温が可能となる。また、振動、
騒音等を補強対策を施すことなく簡単な構造で抑
制することができるので安価な放射熱遮断ダクト
とすることができる。
尚、本実施例においては、特に空調制御装置に
おける除湿冷房時を例にとつて説明したが、除湿
冷房時に限るものではない。
おける除湿冷房時を例にとつて説明したが、除湿
冷房時に限るものではない。
さらに、本実施例において遮断ダクト7の材質
は断熱性に優れた合成樹脂材としたが、これに限
定されるものではなく、また形状も円筒状とした
が円筒に限るものでないことはいうまでもない。
は断熱性に優れた合成樹脂材としたが、これに限
定されるものではなく、また形状も円筒状とした
が円筒に限るものでないことはいうまでもない。
また、このような放射熱遮断ダクト6は挿入式
温度検出器9のオプシヨン部品として別個に生産
あるいは手配することができるので、空調制御装
置において挿入式温度検出器が多数存在する場合
においては放射熱を遮断したい箇所にのみ装着が
可能となり、しかも装着の採否にかかわらず温度
検出器9の取付けは一律の工事を行つておくのみ
でよい。
温度検出器9のオプシヨン部品として別個に生産
あるいは手配することができるので、空調制御装
置において挿入式温度検出器が多数存在する場合
においては放射熱を遮断したい箇所にのみ装着が
可能となり、しかも装着の採否にかかわらず温度
検出器9の取付けは一律の工事を行つておくのみ
でよい。
以上説明したように本考案による放射熱遮断ダ
クトによると、流通気体に対面してこの流通気体
を導入可能とする第1の開口部およびこの導入さ
れる流通気体を進行方向に対して略直角に流出せ
しめる第2の開口部を有する筒状の遮断ダクトの
端部開口に、装着すべき挿入式温度検出器の感温
パイプの外径よりも大きい内径の中空部を有する
嵌合部材を嵌入して放射熱遮断ダクトを形成した
ので、空調制御装置における流通気体の温度検出
に際して、第1の開口部から導入される流通気体
を第2の開口部より略直角に流出させることがで
き、流体抵抗の増大および脈動を抑制して振動、
騒音等を抑えると共に、挿入式温度検出器による
流通気体の正確な測温を可能とする。
クトによると、流通気体に対面してこの流通気体
を導入可能とする第1の開口部およびこの導入さ
れる流通気体を進行方向に対して略直角に流出せ
しめる第2の開口部を有する筒状の遮断ダクトの
端部開口に、装着すべき挿入式温度検出器の感温
パイプの外径よりも大きい内径の中空部を有する
嵌合部材を嵌入して放射熱遮断ダクトを形成した
ので、空調制御装置における流通気体の温度検出
に際して、第1の開口部から導入される流通気体
を第2の開口部より略直角に流出させることがで
き、流体抵抗の増大および脈動を抑制して振動、
騒音等を抑えると共に、挿入式温度検出器による
流通気体の正確な測温を可能とする。
また、振動、騒音等を抑制するために補強対策
等をとる必要がないので、挿入式温度検出器の感
温パイプに装着して、そのトータルコストをダウ
ンさせることができる。
等をとる必要がないので、挿入式温度検出器の感
温パイプに装着して、そのトータルコストをダウ
ンさせることができる。
さらに、嵌合部材が遮断ダクトの端部開口に嵌
入されているので、挿入式温度検出器の感温パイ
プへの取付けを堅固に行うことが可能となる等数
多くの優れた効果を奏する。
入されているので、挿入式温度検出器の感温パイ
プへの取付けを堅固に行うことが可能となる等数
多くの優れた効果を奏する。
第1図は本考案に係る放射熱遮断ダクトの一実
施例を示す正面図、第2図はこの放射熱遮断ダク
トの平面図、第3図は第1図の−線断面図、
第4図はこの放射熱遮断ダクトに用いるブツシユ
の外観斜視図、第5図はこの放射熱遮断ダクトを
装着する挿入式温度検出器を示す正面図、第6図
はこの放射熱遮断ダクトの両端に形成する取付ネ
ジ部を示す断面図、第7図はこの放射熱遮断ダク
トを挿入式温度検出器に装着した状態を示す正面
図、第8図はこの放射熱遮断ダクトを装着した挿
入式温度検出器を冷却用熱交換器と加熱用熱交換
器との間に設置した状態を示す概略平面図、第9
図はこの放射熱遮断ダクトに導入する流通気体の
流れを示す概略断面図、第10図は放射熱遮断ダ
クトの後縁部に開口を設けた場合の流通気体の流
れを示す概略断面図、第11図は従来の挿入式温
度検出器の設置状態を示す概略平面図、第12図
は従来の放射熱遮断ダクトを示す外観斜視図、第
13図はこの放射熱遮断ダクトを挿入式温度検出
器に装着し設置した状態を示す概略断面図であ
る。 6……放射熱遮断ダクト、7……遮断ダクト、
7a……第1の開口部、7b,7c……第2の開
口部、8……ブツシユ、9……挿入式温度検出
器、9a……感温パイプ。
施例を示す正面図、第2図はこの放射熱遮断ダク
トの平面図、第3図は第1図の−線断面図、
第4図はこの放射熱遮断ダクトに用いるブツシユ
の外観斜視図、第5図はこの放射熱遮断ダクトを
装着する挿入式温度検出器を示す正面図、第6図
はこの放射熱遮断ダクトの両端に形成する取付ネ
ジ部を示す断面図、第7図はこの放射熱遮断ダク
トを挿入式温度検出器に装着した状態を示す正面
図、第8図はこの放射熱遮断ダクトを装着した挿
入式温度検出器を冷却用熱交換器と加熱用熱交換
器との間に設置した状態を示す概略平面図、第9
図はこの放射熱遮断ダクトに導入する流通気体の
流れを示す概略断面図、第10図は放射熱遮断ダ
クトの後縁部に開口を設けた場合の流通気体の流
れを示す概略断面図、第11図は従来の挿入式温
度検出器の設置状態を示す概略平面図、第12図
は従来の放射熱遮断ダクトを示す外観斜視図、第
13図はこの放射熱遮断ダクトを挿入式温度検出
器に装着し設置した状態を示す概略断面図であ
る。 6……放射熱遮断ダクト、7……遮断ダクト、
7a……第1の開口部、7b,7c……第2の開
口部、8……ブツシユ、9……挿入式温度検出
器、9a……感温パイプ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 空調制御装置における流通気体の温度検出に用
いる放射熱遮断ダクトであつて、 流通気体に対面してこの流通気体を導入可能と
する第1の開口部およびこの導入される流通気体
を進行方向に対して略直角に流出せしめる第2の
開口部を有する筒状の遮断ダクトと、 この遮断ダクトの端部開口に嵌入されると共に
装着すべき挿入式温度検出器の感温パイプの外径
よりも大きい内径の中空部を有する嵌合部材とを
具備した放射熱遮断ダクト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14590384U JPH0419486Y2 (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14590384U JPH0419486Y2 (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6163640U JPS6163640U (ja) | 1986-04-30 |
JPH0419486Y2 true JPH0419486Y2 (ja) | 1992-05-01 |
Family
ID=30704154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14590384U Expired JPH0419486Y2 (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0419486Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11175187B2 (en) | 2018-08-06 | 2021-11-16 | Unison Industries, Llc | Air temperature sensor having a bushing |
US11624662B2 (en) | 2018-08-06 | 2023-04-11 | Unison Industries, Llc | Exhaust gas temperature sensor |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10197454B2 (en) * | 2016-09-30 | 2019-02-05 | General Electric Company | Exhaust gas temperature sensing probe assembly |
-
1984
- 1984-09-28 JP JP14590384U patent/JPH0419486Y2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11175187B2 (en) | 2018-08-06 | 2021-11-16 | Unison Industries, Llc | Air temperature sensor having a bushing |
US11624662B2 (en) | 2018-08-06 | 2023-04-11 | Unison Industries, Llc | Exhaust gas temperature sensor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6163640U (ja) | 1986-04-30 |
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