JPH04193874A - ナフトピラン誘導体及び抗菌剤 - Google Patents

ナフトピラン誘導体及び抗菌剤

Info

Publication number
JPH04193874A
JPH04193874A JP32201190A JP32201190A JPH04193874A JP H04193874 A JPH04193874 A JP H04193874A JP 32201190 A JP32201190 A JP 32201190A JP 32201190 A JP32201190 A JP 32201190A JP H04193874 A JPH04193874 A JP H04193874A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
naphthopyran
antimicrobial agent
expressed
agricultural
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32201190A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Akatsuka
赤塚 伊己
Osamu Kodama
治 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumiai Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kumiai Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kumiai Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kumiai Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP32201190A priority Critical patent/JPH04193874A/ja
Publication of JPH04193874A publication Critical patent/JPH04193874A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Pyrane Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はナフトピラン誘導体及び該化合物を有効成分と
して含有する抗菌剤に関するものである。
(従来の技術) リナカンサス ナスタス(RhinacanLhus 
nasuLus)は中国南部やインドに広く生息する潅
木で、植物体中の成分として、葉と花からフラボノイド
、根からナフトキノン等が分離されている(Phyto
−chemistry vol、27.No、12,3
787−3788)が、それらの生理活性については十
分明らかにされていない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の課題は、リナカンサス ナスタス抽出物中に存
在する新規な抗菌物質及び該化合物を有効成分として含
有する抗菌剤を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本発明者は、リナカンサス ナスラス茎葉部抽出物につ
いて、いもち病菌胞子発芽阻止力を指標に抗菌物質の探
索を行なった結果、強い抗菌活性を示す下記ナフトピラ
ン系物質が存在することを見出し、該物質を単離後その
構造を決定し、新規物質であることを確認すると共に、
該物質の抗菌活性を明らかにして本発明を完成させたも
のである。
即ち、本発明は式 (以後本発明化合物と称す。)にて表されるナフトピラ
ン誘導体及び該化合物を有効成分として含有する抗菌剤
である。
新規な本発明化合物は、リナカンサス ナスタスをアル
コール系、エステル系、エーテル系、アセトン系或はニ
トリル系等の有機溶媒を用いて抽出することにより効率
よく組成物として得られる。
精製は化合物の分離、精製で一般的に用いられるカラム
グロマトグラフイー、薄層クロマトグラフィー、再結晶
等により行なうことができる。
このようにして得られる本発明化合物は、藻菌類、子嚢
菌類、担子菌類、不完全菌類等の糸状菌及び細菌に抗菌
作用を有する。
抗菌作用を有する糸状菌の例としては、ピリキュラリア
 オリゼ(Pyricularia oryzae) 
、リゾクトニア ソラニ(RbizocLonia 5
olani ) 、アルタナリア マリ (Alter
naria mali) 、フザリウム オキシスポラ
ム(Fusarjum 匹F2二旺) 、フィトフィト
ラ キャブシン(ハ■皿h1.hora 」巴旦)、ア
スペルギルス オリゼ(As er 1llus or
yzae )等を挙げることができる。
また、細菌としては、キャンディダ アルビカンス(C
andida albicans) 、バチルス ズブ
チルス(Bacillus 5ubtilis) 、ス
タフィロコッカスアウレウス(Staphylococ
cus aureus )等を挙げることができる。
本発明化合物を農園芸用殺菌剤として使用する場合には
、その目的に応じて有効成分を適当な剤形に製剤して使
用することが望ましい。即ち、有効成分を農薬の製剤化
に際し一般的に使用される不活性な液体または固体の担
体で希釈し、必要に応じて界面活性剤、分散剤または他
の補助剤を加え、粉剤、水和剤、乳剤、粒剤等の製剤形
態で使用する。
本発明化合物を医薬用抗菌剤として使用する場合には、
経口的あるいは非経口的にそのままあるいは種々の投与
単位形態で投与することができる。
その剤型としては、錠剤、糖衣錠、フィルム錠、カプセ
ル、トローチ、乳剤、顆粒剤、散剤等の固型製剤、坐剤
、塗布剤、軟膏等の半固型製剤、注射剤、シロップ剤、
吸入剤、乳剤、懸濁剤等の液状製剤を挙げることができ
る。
以下に実施例及び製剤例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、実施例及び製剤例は拳法に限定されるものでは
ない。
実施例1 単離法 リナカンサス ナスタスの茎葉部の乾燥粉末IKgに7
0%メタノールを加え5時間浸透した後、遠心(100
0xg、10分)によりメタノール抽出液を集め、ロー
タリーエバポレーターによりメタノールを減圧除去した
。残渣をエーテル抽出し、エーテルを濃縮乾固させた後
、少量のメタノールに溶解した。次に20倍量の蒸留水
を加え、ボンヒエルートC1,カラムに吸着させ、吸着
物を80%メタノールで溶出し濃縮乾固後、残渣を少量
のメタノールに溶解して逆層T L Cプレート(Wh
atman PLKC18F 20X20cm)に塗布
し、メタノール・水=8+2(容量)で展開した。Rf
値0゜58付近のバンドをかき取り、酢酸エチルに溶解
し、順層T L Cプレート (W h a t m 
a n P I、K5F 20X20cm)に塗布後、
ベンゼン:酢酸エテル−3:1 (容量)で展開した。
Rf値0.65の黄色バンドをかき取り、酢酸エチルに
より抽出し、濃縮乾固後、少量のクロロホルムに溶解し
HP 1.、 Cによる精製を行なった。カラムは旧b
er Lichrosorb 5i60 (lOX25
0mm)を用い、イソプロビルアルコール二〇−ヘキサ
ン−5・95(容量)で展開し、保持時間12.5分に
融点151℃の黄色の抗菌物質4mgを得た。
本物質は赤外部吸収スペクトラムで、1698cm−’
及び1647cm−璽こカルボニル基に特有のピークが
認められた。また、紫外部及び可視部吸収スペクトラム
を測定した結果、255 n m、333.5重m、4
27nmに極大吸収が認められ、ナフトピラン系化合物
であることが示唆された。また、カーボン核磁気共鳴ス
ペクトルにおいて炭素数15個が観測され、高分解能マ
ススペクトルよりM+242  C,j(、、O,が観
測されたことから分子式C、、H、40,が判明した。
更にプロトン核磁気共鳴スペクトルより本物質の化学構
造式を前述の通り決定した。
プロトン及びカーボン核磁気共鳴スペクトルの各データ
を以下に示す。
プロトン核磁気共鳴スペクトル (400Ml+z、 CDCl、、 ppm)カッコ内
はプロトン数と分枝及び帰属を示す。帰属に際して使用
した各原子の番号は以下のように定義した。
1.04−1.08  (6H,s、Cl−1,−14
,CH,−15)2.35         (2H,
s、Cl−1,−11)3.99     (2H,s
、Cll、−13)7.50−7.54  (IH,m
、Ct(−7)7.64−7.68  (IH,m、C
l−6)7.80−7.83  (+11.d、CI(
−5)8.07−8.09  (IH,d、C11−8
)カーボン(”C)核磁気共鳴スペクトル(125MI
Iz、 CDC1,、ppm)カッコ内は帰属を示す。
帰属に際して使用した各原子の番号は前記と同様である
24.9 (14,15) 、 28.1 (+2) 
、 32.1 (++) 、 77.3(+3) 、 
113.4 (3) 、 124.2 (5) 、 1
28.8 (8)、130.0 (9) 、 130.
8 (7) 、 132.0 (10) 、134.9
(6) 、162.1 (2) 、 +79.I (4
) 、 179.7 (1)実施例2 抗菌力試験 本発明化合物をメタノールに溶解後、]、 OOOpp
mになるよう水で希釈した。希釈液は濾紙(直径8mm
、東洋濾紙■)に浸漬し風乾後、被検菌を入れた寒天培
地上に静置した。24時間培養後に形成される阻止円の
大きさを測定し、抗菌力を判定した。判定は、阻止円の
大きさが10mm以下を士、10〜20mmを+、20
 m m以]−を++とした。結果を第1表に示した。
実施例3 イネいもち病予防効果試験 直径9cmの白磁製針に水稲種子(品種、愛知旭)を2
0粒づつ播種し、温室内で3〜4週間育成した。第4葉
展開後の幼苗に製剤例2に準じて調製した水和剤を、有
効成分濃度が500ppmになるように水で希釈し、1
鉢当たりloml散布した。風乾後、いもち病菌(ビリ
キュラリアオリゼ)の胞子懸濁液を噴霧接種し、25℃
の温室内に入れた。接種5F−1後に病斑を数え、下記
a11重に従い防除価を算出した。
無処理区の病斑数 本発明化合物は100%の防除価を示した。
製剤例1 粉剤 本発明化合物5重量部、珪藻上5重lJ(部、クレー9
3重量部を均一に混合粉砕して粉剤とした。
製剤例2 水和剤 本発明化合物50重量部、珪藻上45重tj1. Ff
ll、ジナフチルメタンジスルホン酸ナトリウム2重量
部、リグニンスルホン酸ナトリウム3重量部を均・に混
合粉砕して水和剤とした。
製剤例3 乳剤 本発明化合物30重?部、シクロへキサノン20重量部
、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル11重
量部、アルキルベンゼンスルホン酸カルシウム4重量部
、メチルナフタリン35重量部を混合撹拌して乳剤とし
た。
製剤例4 軟膏剤 本発明化合物1重ffi部、セバシン酸ジエチル5重量
部を「1水薬局法のポリエチレン軟膏94重量部と均一
に混合して1%軟膏剤を得た。
(発明の効果) 」1述の試験結果からも明らかな通り、本発明化合物は
農園芸用殺菌剤及び医薬用抗菌剤として有用である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ にて表されるナフトピラン誘導体
  2. (2)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ にて表されるナフトピラン誘導体を含有する抗菌剤。
JP32201190A 1990-11-26 1990-11-26 ナフトピラン誘導体及び抗菌剤 Pending JPH04193874A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32201190A JPH04193874A (ja) 1990-11-26 1990-11-26 ナフトピラン誘導体及び抗菌剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32201190A JPH04193874A (ja) 1990-11-26 1990-11-26 ナフトピラン誘導体及び抗菌剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04193874A true JPH04193874A (ja) 1992-07-13

Family

ID=18138926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32201190A Pending JPH04193874A (ja) 1990-11-26 1990-11-26 ナフトピラン誘導体及び抗菌剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04193874A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100521841B1 (ko) * 2001-01-15 2005-10-17 재단법인서울대학교산학협력재단 새로운 오르토-나프토피라노퀴논 유도체 및 이를 포함하는항균 및 항진균제

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100521841B1 (ko) * 2001-01-15 2005-10-17 재단법인서울대학교산학협력재단 새로운 오르토-나프토피라노퀴논 유도체 및 이를 포함하는항균 및 항진균제

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3546813A (en) Fungicidal compositions
DE2560591C2 (ja)
KR880001047B1 (ko) 프로피닐아미노 이속사졸 유도체의 제조방법
US3856969A (en) Kasugamycin as a plant disease preventive agent
JPS5910321B2 (ja) 有害微生物防除剤及びその製法
US3336186A (en) Method of combating insects and acarids with certain phenyl-carbamate derivatives
DE69727385T2 (de) Benzophenanthridinalkaloid-enthaltende pestizide
JPH04193874A (ja) ナフトピラン誘導体及び抗菌剤
CA1098031A (en) Miticidal compositions comprising antibiotic k-41
IL24814A (en) N',n'-disubstituted-thiono carbamyl thiolo-imides and process for their preparation
US3186905A (en) Bactericidal and fungicidal dichloronitro-quinoxalines
JP4017697B2 (ja) 新規抗菌活性物質及びこれを含有する植物病害防除剤
JPH06234694A (ja) ナフトキノン誘導体及び殺菌剤
JPH04504266A (ja) 殺菌性3―イミノ―1,4―オキサチイン
GB2078521A (en) Herbicidal composition and its use for inhibiting growth of weeds
JPS61200901A (ja) 除草剤
US3690861A (en) Method for killing meristematic buds
KR100832746B1 (ko) 폴리아세틸렌계 화합물 또는 이를 포함하는 엉겅퀴 뿌리추출물을 함유하는 식물병 방제용 조성물 및 이를 이용한식물병 방제방법
JPS62142102A (ja) 作物病害防除剤
JPS60214706A (ja) 土壌病害防除剤
JPS58140058A (ja) シクロヘキセン−3,5−ジオン誘導体,その製法及びこれを含む除草剤
JPS6120273B2 (ja)
US3574751A (en) 2,3,4,5,6-pentachlorobenzylidenamine derivatives
JPS6058759B2 (ja) テトラゾロおよびトリアゾロベンゾチアジン類とその製法ならびに用途
JPH029876A (ja) 除草及び植物生長調整作用を有するキノリン及びピリンジン化合物