JPH04193708A - 多孔質シリカゲル及びその製造方法 - Google Patents

多孔質シリカゲル及びその製造方法

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JPH04193708A
JPH04193708A JP32188590A JP32188590A JPH04193708A JP H04193708 A JPH04193708 A JP H04193708A JP 32188590 A JP32188590 A JP 32188590A JP 32188590 A JP32188590 A JP 32188590A JP H04193708 A JPH04193708 A JP H04193708A
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JP
Japan
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silica gel
porous silica
silicon alkoxide
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specific surface
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JP32188590A
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English (en)
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Takashi Maekawa
前川 尚
Tomokatsu Katagiri
知克 片桐
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Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多孔質シリカゲル及びその製造方法に関し、
詳しくは、液体クロマトグラフィー等の充填剤、分子貯
蔵剤、触媒担体として有効な多孔質シリカゲル及びその
製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来より、大きな比表面積等を有する多孔質シリカゲル
及びその製造方法として、以下の方法が知られている。
すなわち、ケイ酸ナトリウム溶液をガス状炭酸ガスでゲ
ル化させ熟成したのち、更に硫酸で処理した後噴霧乾燥
することにより、300〜1,  000rrl’/g
の比表面積で0.5〜1.25cnr/gの細孔容積の
シリカゲルを得る方法(特公昭43−7゜012号公報
)や、アルカリ金属ケイ酸塩水溶液と鉱酸とを反応させ
てpH9,6〜lO19のシ14カヒドロゾルを作製し
たのちゲル化させ、更に鉱酸と反応させ酸性シリカゲル
スラリーとし噴霧乾燥する方法(特公昭47−3.44
6号公報)等である。
しかしながら、これらの方法では、ガス状炭酸ガスを使
用することから、反応の制御が容易でなく、得られるシ
リカゲルの物性をコントロールすることが困難であった
り、また、出発原料がアルカリ金属ケイ酸塩水溶液であ
り、一般的に、これらには種々の金属不純物を含むため
、高純度化の操作が煩雑になり限界がある。そのため最
終的に得られるシリカゲル中にもこれらの不純物が若干
含有され高純度品を製造することは難しい。これらの方
法で得られるものは、液体クロマトグラフィー用充填剤
として利用する場合、含有されている金属不純物のため
に極性物質のピークチーリンク゛が生したり、塩基性物
質が吸着し易くなり、目的物質の回収率や純度が悪くな
る等の問題点がある。また、これらの方法で得られるも
のは、触媒担体として利用する場合、含有されている金
属不純物のために副反応が起こり昂くなり、目的生成物
の収率や純度が悪くなる。
また、酸及び水の存在下でシリコンアルコキシドの加水
分解を行う際に、アミド類又はアミン類を添加すること
により、高比表面積を有するシリカゲルを製造する方法
が知られている(特開平2−1.1.1,616号公報
)。しかしながら、この方法では、細孔容積が0.67
ci/g程度と小さく、また、細孔径についての記述が
なく、比表面積の値と細孔容積の値から細孔径が小さい
ものと考えられるので、分離剤等に用いるときに分子サ
イズの小さな物に限定される等分離にあまり有効でない
また、テトラエチルオルソシリケート、エタノール、ア
ミド類に酸触媒を含んだ水を混合することにより多孔質
シリカゲルを製造する方法が知られている(日本セラミ
ックス協会、第2回状期シンポジウム講演予稿集第33
0頁)。しかしながら、この方法で得られるもので80
〜120人程度の細孔径を有するものは、比表面積が小
さいので、触媒担体や吸着分離剤として用いた場合、接
触面積が小さく、回収率や収率が悪くなる等の問題点が
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで、本発明者らは、これら従来技術が有する問題を
解決し、550〜1,000m/gの範囲の比表面積、
1.0〜2,0cm7gの範囲の細孔容積、80〜12
0人の範囲の平均細孔径を有し、かつ、高純度の多孔質
シリカゲルを効率良く安定的に製造することができる方
法を開発すべく鋭意研究を行った結果、N、N−ジメチ
ルホルムアミド(以下、DMFと称する)溶媒中でシリ
コンアルコキシドを加水分解することにより、所望の多
孔質シリカゲルを効率良く安定的に製造することができ
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
従って、本発明の目的は、550〜1,000、、l 
/ gの範囲の比表面積、1 、 0〜2 、  Oc
m / gの範囲の細孔容積、80〜120人の範囲の
平均細孔径を有し、かつ、高純度の多孔質シリカゲル及
びその製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、シリコンア・ルコキシドをN、N
−ジメチルホルムアミドのみからなる溶媒中で加水分解
して得られた比表面積550〜1,000 m / g
、細孔容積1. 0〜2. 0cnl″/g、平均細孔
径70〜120人であることを特徴とする高純度多孔質
シリカゲル及びその製造方法である。
以下、本発明の多孔質シリカゲルの製造方法について具
体的に説明する。
本発明において使用できるシリコンアルコキシドとして
は、テトラメチルオルソシリケート(以下、TMO8と
表す)、テ、トラエチルオルソシリケート等を使用する
ことができるが、TMO3が最も好ましい。TMO3以
外のシリコンアルキシドを用いると、加水分解速度が遅
く生産効率が悪くなる。
本発明において、加水分解に使用する水は、シリコンア
ルコキシド1モルに対して2〜20モルの範囲、より好
ましくは4〜15モルの範囲である。水の使用量が2モ
ルに満たない場合は加水分解反応が完結せず、20モル
より多いとTMOS濃度が薄くなりすぎて、重合速度が
遅くなるために生産効率上好ましくない。
また、本発明において使用されるDMFの添加量は、シ
リコンアルコキシド1モルに対して0゜5〜20モルの
範囲、より好ましくは、1〜15モルの範囲である。D
MFの添加量が0.5モルに満たない場合は、無添加の
ものに比べ比表面積等の物性に大きな違いがみられない
。20モルより多くても比表面積等の物性は、20モル
以下に比べ殆ど違いがみられないので、生産効率上好ま
しくない。
本発明の加水分解反応は、溶媒中でシリコンアルコキシ
ドと水を混合し均一に撹拌することによって行うことが
できるが、混合順序は特に制限される物ではなくシリコ
ンアルコキシドと水を混合、撹拌し、ある程度加水分解
反応が進んだところでDMFを添加しても構わない。加
水分解反応の触媒は特に必要ではないが、反応速度を調
整する為に添加しても構わない。反応が完結した後、乾
燥して多孔質シリカゲルを得ることがrきる。シリカゲ
ルの比表面積等の物性はDMFの添加量を適宜選択する
ことにより制御することができる。例えば、DMFの添
加量を多くすると比表面積、細孔容積、平均細孔径とも
大きくすることができる。
また、加水分解反応温度は0°C〜沸点温度、より好ま
しくは10〜50℃の範囲である。
〔実施例〕
以下、実施例に基づいて、本発明の詳細な説明する。
実施例1〜6 TMO8Iモルに対し、水10モルを反応容器に仕込み
、加水分解反応により透明、均質なゾルが生成した後D
MFを第1表に示す割合で添加し30℃でゲル化させた
後、200℃で乾燥して多孔質シリカゲルを得た。得ら
れた多孔質シリカゲルの細孔分布と比表面積を窒素吸着
により測定した。結果を第1表に示す。
比較例1〜3 TMO8Iモルに対し、水10モルと有機溶媒及びアノ
−コール溶媒を第1表に示す割合で反応容器に仕込み6
0°Cでゲル化させた後、200℃で乾燥してシリカゲ
ルを得た。得られたシリカゲルの細孔分布と比表面積を
窒素吸着により測定した。
結果を第1表に示す。いずれの場合も高比表面積でかつ
細孔容積、細孔径の大きなシリカゲルは得られなかった
これらのシリカゲルのあるものは、接触面積が小さいの
で液体クロマトグラフィー等の充填剤等に用いるのは不
適当であり、また、あるものは細孔径、細孔容積が小さ
いので、液体クロマトグラフィー等の充填剤等として用
いる場合分子サイズの小さな物に限定され不適当である
〔発明の効果〕
本発明方法によれば、550〜1. 000m1gの範
囲の比表面積、1 、 0〜2 、  Octl / 
gの範囲の細孔容積、80〜120人の範囲の平均細孔
径を有し、かつ高純度の多孔質シリカゲルを効率良く安
定的に製造することができる。このような多孔質シリカ
ゲルは、液体クロマトグラフィー等の充填剤、分子貯蔵
剤、触媒担体として特に有用である。
特許出j願人   新旧鐵化学株式会社代理・人 弁理
士成瀬 勝夫 (外2名)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シリコンアルコキシドをN、N−ジメチルホルム
    アミドのみからなる溶媒中で加水分解して得られた比表
    面積550〜1,000m^2/g、細孔容積1.0〜
    2.0cm^3/g、平均細孔径70〜120Åである
    ことを特徴とする高純度多孔質シリカゲル。
  2. (2)シリコンアルコキシドを溶媒中で加水分解するこ
    とにより多孔質シリカゲルを製造する方法において、溶
    媒がN、N−ジメチルホルムアミドであることを特徴と
    する多孔質シリカゲルの製造方法。
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