JPH04193355A - 竪型粉砕機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野Ｊ 本発明は１回転テーブルと粉砕ローラとの協働により、
石灰石や高炉スラグ、セメント原料などの原料を粉砕す
る竪型粉砕機に関するものである。

［従来の技術］ 石灰石や高炉スラグ、セメント原料などの原料を細かく
粉砕し粉体とする粉砕機の一種として、第４図に示すよ
うに、回転テーブルと粉砕ローラとを備えた竪型粉砕機
１が広く用いられている。

この種の粉砕機は、円筒状ケーシング１ａの下部におい
てモータ２Ａにより減速機２で駆動されて低速回転する
円盤状の回転テーブル３Ａと、その上面外周部を円周方
向へ等分する箇所に油圧などで圧接されて従動回転する
複数個の粉砕ローラ４とを備えている。　　　　　　− 粉砕ローラ４はケーシング１ａに軸６によって揺動自在
に軸支されたアーム５とアーム７を介して油圧シリンダ
９のピストンロッド１０に連結されており、油圧シリン
ダ９を作動させることにより、粉砕ローラ４を回転テー
ブル３Ａ上に押圧して原料への粉砕圧力を与えている。

３Ｂは回転テーブル３Ａの外周縁に設けられ原料層圧を
調整するダムリング、１４は回転テーブル３Ａ周囲のガ
ス吹上用の環状空間通路、１５は熱風吹上通路、１３は
羽根１３Ａにより粉砕された原料を分級する回転セパレ
ータ、１６はガスと共に製品を取り出す排出口、１７は
原料投入シュートである。

このような竪型粉砕機において、回転テーブル３Ａの中
央部へ原料投入シュート１７で供給された原料は、回転
テーブル３Ａの回転によりテーブル半径方向の遠心力を
受けて回転テーブル３Ａ上を滑るときに回転テーブル３
Ａにより回転方向の力を受け、回転テーブル３Ａとの間
で滑って回転テーブル３Ａの回転数よりいくらか遅い回
転を行なう。以上２つの力、すなわち、半径方向と回転
方向の力とが合成され、原料は回転テーブル３Ａ上を渦
巻状の軌跡を描いて回転テーブル３Ａの外周部へ移動す
る。この外周部には、ローラが圧接されて回転している
ので、渦巻線を描いた原料は粉砕ローラ４と回転テーブ
ル３Ａとの間ヘローラ軸方向とある角度をなす方向から
進入して噛み込まれて粉砕される。

一方、ケーシング１ａの基部にはダク日こよって空気、
あるいは熱風などのガスが導かれており、このガスが回
転テーブル３Ａの外周面とケーシングの内周面との間の
環状空間通路１４から吹き上がることにより、粉砕され
た微粉体はガスに同伴されてケーシング１ａ内を上昇し
、上部に位置するセパレータ１３０羽根１３Ａにより分
級作用を受け、所定粒度の製品はガスと共に排出口１６
から排出され次の工程へ送られる。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のごとき従来の竪型粉砕機において、たとえば高炉
スラグなどを粉砕する場合、高炉スラグに水分が混じっ
ているとき高炉スラグは自硬性があり、これが原料投入
シュートを経由して竪型粉砕機内へ入るときに、竪型粉
砕機内を流れる乾燥熱源である熱風ガスに昇温された原
料投入シュートの内面に付着して固結し、次第に発達し
てシュート内通路を狭くしたり閉塞せしめて、原料の円
滑な供給を阻害する。

本発明の竪型粉砕機は、こうした原料投入シュート内面
に付着の原料を除去し、内面を清浄な状態に保持するた
めの原料投入シュートを具備したものである。

［課題を解決するための手段］ 上記の課題を解決するために、本発明の竪型粉砕機は、 回転テーブルの外周部上面に複数個の回転自在な粉砕ロ
ーラを配置し、回転テーブル中央部直上に垂下する原料
投入シュートを経由して供給した原料を粉砕ローラに所
定の粉砕圧力を与えて回転テーブル上面と粉砕ローラ周
面との間で粉砕する竪型粉砕機において、該原料投入シ
ュートは、上下一対の円環状のフランジ間に軸方向に並
列し外周で接触する一対の円筒と該円筒外周に軸方向に
並列接触するカッタとを複数個交互に配設して構成され
、該カッタを上下フランジ間で固設するとともに、各々
の該一対の円筒を互いに逆方向に回転自在に該上下フラ
ンジに軸承し、該円筒の回転駆動手段を備えた構成とし
たものである。

［作用］ 本発明における竪型粉砕機の原料投入シュートは、一対
の円筒とカッタとを交互に配列し、円形としたものであ
り、カッタを静止させ、カッタに接する両側の円筒を回
転させるので円筒に付着した付着物はカッタに削ぎ落と
されて下方へ落下し円筒外周面は絶えず清浄に保持され
る。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図〜第３図は本発明の実施例に係り、第１図は竪型
粉砕機の要部縦断面図、第２図は第１図■−■視の平面
図、第３図は原料投入シュートの展開側面図である。

図において、１００は原料投入シュートを示し、上下の
フランジ１３０ａ、１３０ｂ間に配列された一対の円管
１１０，１１０と軸方向に伸びる板状のカッタ１２０と
を交互に円形に配設して形成されている。そして、カッ
タ１２０は上下フランジ１３０ａ、１３０ｂ間に固定も
しくは取換え可能に配設され、円管１１０は回転軸１１
０ａを介してフランジ上面または下面に配設された軸受
１３０ｃ、１３０ｄで軸承され、フランジ１３０ａの上
方に配列した歯車１４０，１４０、チェノホイル１５０
，１５０、チェノホイル１６０．１６０を介して互いに
連動し、電動機１８０の軸端のチェノホイル１８０ａ、
チエン１７０ａおよびチェノホイル１７０を介して、す
べての円管１１０が、たとえば、第２図に示すように、
一対の円管１１０，１１０が逆方向に回転するよう駆動
される。すなわち、第３図に示すように、歯車１４０，
１４０の噛み合いは逆回転の伝動を行ない、チェノホイ
ル１５０，１５０およびチェノホイル１６０，１６０の
噛み合いは順回転の伝動を行なう。

以上のようにして、電動機１８０を駆動することにより
、円管１１０の外周面に付着した付着物は回転により、
静止のカッタ１２０の端部の刃先により除去脱落され、
円管１１０外周面は清掃される。

円筒１１０は通常のガス管や丸鋼を使用し、カッタ１２
０は平鋼板または硬質のプラスチック板、または硬質で
耐摩耗性のあるゴム板を使用する。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の竪型粉砕機における原料
投入シュートは、一対の逆方向に回転自在な円筒と静止
のカッタとを交互に円形に配列したものであるから、運
転中任意に円管の回転駆動手段を用いて回転駆動して円
管外周を清浄に保持することができる。したがって、原
料の正常な供給を維持できる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明の実施例を示し、第１図は竪型
粉砕機の要部拡大縦断面図、第２図は第１図■−■視の
平面図、第３図は原料投入シュートの展開側面図、第４
図は従来の実施例を示す全体縦断面図である。 １・・・・・二・・・竪型粉砕機、　　　２・・・・・
・・・・減速機、３Ａ・・・・・・回転テーブル、　４
・・・・・・・・・粉砕ローラ、５・・・・・・・・・
アーム、　　　　　６・・・・・・・・・軸、７・・・
・・・・・・アーム、 ８・・・・・・・・・軸受ハウジング、８ａ・・・・・
・軸受、１７・・・・・・−・・原料投入シュート（従
来）、１００・・・・・・原料投入シュート（本発明）
、１１０・・・・・・円管、　　　　　１１０ａ・・・
回転軸、１２０・・・・・・カッタ、 １３０ａ、１３０ｂ・・・フランジ、 １３０ｃ、１３０ｄ−、−軸受、 １４０・・・・・・歯車、 １５０．１６０，１７０・・・チェノホイル、１７０ａ
・・・チェノ、　　　　１８０・・・・・・電動機、１
８０ａ・・・チェノホイル。 特許出願人　　宇部興産株式会社 第１図 第２図 第３図 ＩＪ（ＪＯ 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転テーブルの外周部上面に複数個の回転自在な
   粉砕ローラを配置し、回転テーブル中央部直上に垂下す
   る原料投入シュートを経由して供給した原料を粉砕ロー
   ラに所定の粉砕圧力を与えて回転テーブル上面と粉砕ロ
   ーラ周面との間で粉砕する竪型粉砕機において、 該原料投入シュートは、上下一対の円環状のフランジ間
   に軸方向に並列し外周で接触する一対の円筒と該円筒外
   周に軸方向に並列接触するカッタとを複数個交互に配設
   して構成され、 該カッタを上下フランジ間で固設するとともに、 各々の該一対の円筒を互いに逆方向に回転自在に該上下
   フランジに軸承し、該円筒の回転駆動手段を備えた ことを特徴とする竪型粉砕機。