JP3649545B2 - 横型超微粉砕ミルの摩耗防止方法 - Google Patents
横型超微粉砕ミルの摩耗防止方法 Download PDFInfo
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粒子を乾式、湿式粉砕する連続式の横型超微粉砕ミルの摩耗防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来の横型超微粉砕ミルの構成図、図3はそのA部の拡大詳細図である。図2において、原料1と液体2(乾式の場合は使用しない)は投入口16からミル内部に投入される。内筒3内には多数の粉砕ボール7が充填されており、この粉砕ボール7はモータ12の駆動によってグランドパッキン13を介して回転する内筒3の周方向に取付けられた内筒翼4によって攪拌される。
【0003】
ミル内部に投入された原料1は攪拌される粉砕ボール7で摩砕され、ミル下流に移動し、端部に固定の目板8における目開き9、目板8と内筒3端部の間隙9aを通過し、排出口17を通って製品10として排出される。
【0004】
外筒5の内面の周方向に取付けてある外筒翼6は粉砕ボール7とミル内に投入された原料1との共廻り防止用として取付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述の横型超微粉砕ミルの粉砕ボール7には次のような運動形態が発生していると推察される。
【0006】
(1)粉砕ボール7が自転運動する。
(2)内筒が回転して周方向で内筒翼4と外筒翼6とが同一線上にきた場合、翼間では粉砕ボール7は非常に窮屈な状態となり、内筒翼4の両側に分散する。
【0007】
(3)内筒3の表面を転動する。
以上の(1)乃至(3)のような運動がミル内部で発生しており、機側への摩耗は平坦な部分では少々発生するものの、運転の支障となる致命的なレベルまでは達しない。しかし、内筒3の両端部と目板8の下部及び外筒フランジ19の内面下部コーナ部は、図3に示すように粉砕ボール7からの圧力(W)、他の粉砕ボール7からの圧力(P)がかかり、PW の方向へ移動しようとし、粉砕ボール7の接点部から摩耗14,15が始まり、最終的に次のような状態となる。
【0008】
▲1▼ 粉砕ボール7が図3に示すように合成力(PW )により目板8の下部と内筒3の端部の摩耗部分14,15内に入り込み、運転不能に陥る。
【0009】
▲2▼ 粉砕ボール7が破壊され、粉々となって製品粉体に混入し、トラブルの発生要因となる。
【0010】
▲3▼ 摩耗箇所を短いスパンで補修する必要があり、メインテナンス費用が莫大となる。
【0011】
そこで、本発明は上記の▲1▼,▲2▼,▲3▼の問題点を解消し、ミル内部の摺動部での粉砕ボール7のかみ込みを防止し、摩耗によるトラブルをなくし、粉砕ボールの割れや変形が生じなくして長期連続運転が可能で、かつ製品精度も向上し、メインテナンス費用も低減できる横型超微粉砕ミルの摩耗防止方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そのため、本発明は上記の課題を解決するために、次の手段を提供する。
【0013】
横型の円筒形状で一方の側面に入口側フランジを、他方の側面に粉砕物を排出する目板を有する外筒と、同外筒内で外筒の軸心を中心として回転する円筒と、前記外筒と内筒間に挿入された多数の粉砕ボールとを備え、同外筒と内筒間に投入した原料を前記粉砕ボールで摩砕して前記目板より排出する横型超微粉砕ミルの摩耗防止方法であって、前記目板及び入口側フランジをそれぞれ前記内筒の両端に取り付け、同内筒と一体して回転させ、摺動部の摩耗を低減させることを特徴とする横型超微粉砕ミルの摩耗防止方法。
【0014】
本発明の摩耗防止方法では、最も摩耗が著しく進行するコーナ部で常時回転している部分と静止している部分を改良し、両者共常時回転させるようにしてコーナ部での粉砕ボールの転動レベルを低下させ、この部分の摩耗を低減させるものである。即ち、外筒の一方の側面の入口側フランジと、他方の側面の目板を内筒と一体的に回転するようにした。これにより粉砕ボールが側面コーナ部で転動してコーナ部で摩擦するのが軽減され、粉砕ボールが摩耗箇所にかみ込んで粉々となって製品に混入することもなくなり、横型超微粉砕ミルの信頼性が著しく向上するようになった。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基いて具体的に説明する。図1は本発明の実施の一形態に係る横型超微粉砕ミルの摩耗防止方法を適用する装置の構成図である。図1における基本的構成と運転方法は従来のものと同じであるので詳しい説明は省略するが、本発明の特徴は、符号11,18,20,21の部分にあり、これら特徴点を有したミルの摩耗防止方法にある。以下にこれらの特徴につき詳しく説明する。
【0016】
図1において、11はミル外筒5の入口側フランジ19に近接して設けられた入口側フランジライナで入口側フランジと同じ機能を有する。21は他方の回転目板であり、入口側フランジライナ11と回転目板21とは内筒3の両側にそれぞれ溶接で固定され、内筒3と共に一体的に回転する。これらライナ11と回転目板21の材質は内筒3と同等の材料を使用し、回転目板21には従来と同じく目開き9が設けられている。
【0017】
入口側の外筒6の入口側フランジライナ11に近接した端部周囲には、フランジ支持20が取付けられ、内筒3と一体となって回転するフランジライナ11の周囲とは一定のクリアランスを保ってフランジライナ11が回転可能としている。なお、このクリアランスは回転円板21の目開き9と同寸法とする。
【0018】
又、回転目板21の周囲では、外筒6の周囲に目板支持18を取付け、入口側フランジライナ11と同様に回転目板21とは一定のクリアランスを保って回転目板21が回転可能となっている。なお、このクリアランスも目板9と同一寸法とし、粉砕された製品の排出を目開き9と同様に行うようにしている。
【0019】
粉砕ボール7による摩耗については図3により既に説明したが、本発明の摩耗低減の効果を説明するため、再度詳しく補足する。図3において、コーナ部の粉砕ボール7の1個のボールの接触点は内筒3と目板8下部の2点である。粉砕ボール7の重量をW、他の粉砕ボール7からの圧力をPとすると、これらの両方を受け、粉砕ボール7は合成力PW を受け、PW の方向へ移動しようとする。そのため、上記2点の接触点は更に出口側に進行する。
【0020】
従来では内筒3は常時回転しており、これに対し目板8は静止しているため粉砕ボール7は転がりながら全周に摩耗14,15が発生し、最終的にはこの摩耗14,15は粉砕ボール7の大きさにまで進行する。
【0021】
上記のような粉砕ボール7による摩耗を低減させるためには、粉砕ボール7の運動形態を変えることができない。そこで、本発明の実施の形態においては、最も摩耗が著しく進行するコーナ部で常時回転している内筒3と常時静止している目板8及び入口側フランジ19とを改良し、入口側にフランジライナ11と出口側に回転目板21とを設け、両者を内筒3の両端に固定して一体的に回転させることにより、コーナ部での粉砕ボール7の転動運動レベルを低下させ、摩耗を低減させるようにしたものである。
【0022】
上記のように、本実施の形態においては、前述のような構成でミルを運転するので、ミル内部のコーナ部での粉砕ボール7の転動運動を軽減し、摩耗の低減がなされ、粉砕ボール7がこの摩耗箇所に入り込んで粉々となって製品に混入されることも防止される。又、このためにメインテナンスの費用が低減され、横型超微粉砕ミルの信頼性が著しく向上するものである。
【0023】
【発明の効果】
以上、具体的に説明したように、本発明は、横型の円筒形状で一方の側面に入口側フランジを、他方の側面に粉砕物を排出する目板を有する外筒と、同外筒内で外筒の軸心を中心として回転する円筒と、前記外筒と内筒間に挿入された多数の粉砕ボールとを備え、円外筒と内筒間に投入した原料を前記粉砕ボールで摩砕して前記目板より排出する横型超微粉砕ミルの摩耗防止方法であって、前記目板及び入口側フランジをそれぞれ前記内筒の両端に取り付け、同内筒と一体して回転させ、摺動部の摩耗を低減させることを特徴としているので目板と入口側フランジとが内筒と一体的に回転し、次のような効果を有する。
【0024】
(1)粉砕ボールの摺動部への噛み込みが無くなるためにミルトリップの大事故が発生しない。
【0025】
(2)粉砕ボールの割れ、変形等が生じなくなるのでランニングコストの低減と動力、製品性状が安定するために長期間の連続運転が可能となり生産性向上につながる。
【0026】
(3)点検、保守のインタバルが長くなるためメインテナンス費用が大幅に低減する。
【0027】
(4)目板が回転するので粉砕ボールが目開きへのはまり込みが低減出来る。
(5)目板8が回転しているので排出時のスラリへの抵抗が増加する。これによって低粘度スラリのホールド率低下による性能低下も解消出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る横型超微粉砕ミルの摩耗防止方法を適用するミルの構成図である。
【図2】従来の横型超微粉砕ミルの構成図である。
【図3】図2に示すA部拡大詳細図である。
【符号の説明】
1 原料
3 内筒
4 内筒翼
5 外筒
6 外筒翼
7 粉砕ボール
9 目開き
10 製品
11 入口側フランジライナ
16 投入口
17 排出口
18 目板支持
19 入口側フランジ
20 フランジ支持
21 回転目板
【発明の属する技術分野】
本発明は、粒子を乾式、湿式粉砕する連続式の横型超微粉砕ミルの摩耗防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来の横型超微粉砕ミルの構成図、図3はそのA部の拡大詳細図である。図2において、原料1と液体2(乾式の場合は使用しない)は投入口16からミル内部に投入される。内筒3内には多数の粉砕ボール7が充填されており、この粉砕ボール7はモータ12の駆動によってグランドパッキン13を介して回転する内筒3の周方向に取付けられた内筒翼4によって攪拌される。
【0003】
ミル内部に投入された原料1は攪拌される粉砕ボール7で摩砕され、ミル下流に移動し、端部に固定の目板8における目開き9、目板8と内筒3端部の間隙9aを通過し、排出口17を通って製品10として排出される。
【0004】
外筒5の内面の周方向に取付けてある外筒翼6は粉砕ボール7とミル内に投入された原料1との共廻り防止用として取付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述の横型超微粉砕ミルの粉砕ボール7には次のような運動形態が発生していると推察される。
【0006】
(1)粉砕ボール7が自転運動する。
(2)内筒が回転して周方向で内筒翼4と外筒翼6とが同一線上にきた場合、翼間では粉砕ボール7は非常に窮屈な状態となり、内筒翼4の両側に分散する。
【0007】
(3)内筒3の表面を転動する。
以上の(1)乃至(3)のような運動がミル内部で発生しており、機側への摩耗は平坦な部分では少々発生するものの、運転の支障となる致命的なレベルまでは達しない。しかし、内筒3の両端部と目板8の下部及び外筒フランジ19の内面下部コーナ部は、図3に示すように粉砕ボール7からの圧力(W)、他の粉砕ボール7からの圧力(P)がかかり、PW の方向へ移動しようとし、粉砕ボール7の接点部から摩耗14,15が始まり、最終的に次のような状態となる。
【0008】
▲1▼ 粉砕ボール7が図3に示すように合成力(PW )により目板8の下部と内筒3の端部の摩耗部分14,15内に入り込み、運転不能に陥る。
【0009】
▲2▼ 粉砕ボール7が破壊され、粉々となって製品粉体に混入し、トラブルの発生要因となる。
【0010】
▲3▼ 摩耗箇所を短いスパンで補修する必要があり、メインテナンス費用が莫大となる。
【0011】
そこで、本発明は上記の▲1▼,▲2▼,▲3▼の問題点を解消し、ミル内部の摺動部での粉砕ボール7のかみ込みを防止し、摩耗によるトラブルをなくし、粉砕ボールの割れや変形が生じなくして長期連続運転が可能で、かつ製品精度も向上し、メインテナンス費用も低減できる横型超微粉砕ミルの摩耗防止方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そのため、本発明は上記の課題を解決するために、次の手段を提供する。
【0013】
横型の円筒形状で一方の側面に入口側フランジを、他方の側面に粉砕物を排出する目板を有する外筒と、同外筒内で外筒の軸心を中心として回転する円筒と、前記外筒と内筒間に挿入された多数の粉砕ボールとを備え、同外筒と内筒間に投入した原料を前記粉砕ボールで摩砕して前記目板より排出する横型超微粉砕ミルの摩耗防止方法であって、前記目板及び入口側フランジをそれぞれ前記内筒の両端に取り付け、同内筒と一体して回転させ、摺動部の摩耗を低減させることを特徴とする横型超微粉砕ミルの摩耗防止方法。
【0014】
本発明の摩耗防止方法では、最も摩耗が著しく進行するコーナ部で常時回転している部分と静止している部分を改良し、両者共常時回転させるようにしてコーナ部での粉砕ボールの転動レベルを低下させ、この部分の摩耗を低減させるものである。即ち、外筒の一方の側面の入口側フランジと、他方の側面の目板を内筒と一体的に回転するようにした。これにより粉砕ボールが側面コーナ部で転動してコーナ部で摩擦するのが軽減され、粉砕ボールが摩耗箇所にかみ込んで粉々となって製品に混入することもなくなり、横型超微粉砕ミルの信頼性が著しく向上するようになった。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基いて具体的に説明する。図1は本発明の実施の一形態に係る横型超微粉砕ミルの摩耗防止方法を適用する装置の構成図である。図1における基本的構成と運転方法は従来のものと同じであるので詳しい説明は省略するが、本発明の特徴は、符号11,18,20,21の部分にあり、これら特徴点を有したミルの摩耗防止方法にある。以下にこれらの特徴につき詳しく説明する。
【0016】
図1において、11はミル外筒5の入口側フランジ19に近接して設けられた入口側フランジライナで入口側フランジと同じ機能を有する。21は他方の回転目板であり、入口側フランジライナ11と回転目板21とは内筒3の両側にそれぞれ溶接で固定され、内筒3と共に一体的に回転する。これらライナ11と回転目板21の材質は内筒3と同等の材料を使用し、回転目板21には従来と同じく目開き9が設けられている。
【0017】
入口側の外筒6の入口側フランジライナ11に近接した端部周囲には、フランジ支持20が取付けられ、内筒3と一体となって回転するフランジライナ11の周囲とは一定のクリアランスを保ってフランジライナ11が回転可能としている。なお、このクリアランスは回転円板21の目開き9と同寸法とする。
【0018】
又、回転目板21の周囲では、外筒6の周囲に目板支持18を取付け、入口側フランジライナ11と同様に回転目板21とは一定のクリアランスを保って回転目板21が回転可能となっている。なお、このクリアランスも目板9と同一寸法とし、粉砕された製品の排出を目開き9と同様に行うようにしている。
【0019】
粉砕ボール7による摩耗については図3により既に説明したが、本発明の摩耗低減の効果を説明するため、再度詳しく補足する。図3において、コーナ部の粉砕ボール7の1個のボールの接触点は内筒3と目板8下部の2点である。粉砕ボール7の重量をW、他の粉砕ボール7からの圧力をPとすると、これらの両方を受け、粉砕ボール7は合成力PW を受け、PW の方向へ移動しようとする。そのため、上記2点の接触点は更に出口側に進行する。
【0020】
従来では内筒3は常時回転しており、これに対し目板8は静止しているため粉砕ボール7は転がりながら全周に摩耗14,15が発生し、最終的にはこの摩耗14,15は粉砕ボール7の大きさにまで進行する。
【0021】
上記のような粉砕ボール7による摩耗を低減させるためには、粉砕ボール7の運動形態を変えることができない。そこで、本発明の実施の形態においては、最も摩耗が著しく進行するコーナ部で常時回転している内筒3と常時静止している目板8及び入口側フランジ19とを改良し、入口側にフランジライナ11と出口側に回転目板21とを設け、両者を内筒3の両端に固定して一体的に回転させることにより、コーナ部での粉砕ボール7の転動運動レベルを低下させ、摩耗を低減させるようにしたものである。
【0022】
上記のように、本実施の形態においては、前述のような構成でミルを運転するので、ミル内部のコーナ部での粉砕ボール7の転動運動を軽減し、摩耗の低減がなされ、粉砕ボール7がこの摩耗箇所に入り込んで粉々となって製品に混入されることも防止される。又、このためにメインテナンスの費用が低減され、横型超微粉砕ミルの信頼性が著しく向上するものである。
【0023】
【発明の効果】
以上、具体的に説明したように、本発明は、横型の円筒形状で一方の側面に入口側フランジを、他方の側面に粉砕物を排出する目板を有する外筒と、同外筒内で外筒の軸心を中心として回転する円筒と、前記外筒と内筒間に挿入された多数の粉砕ボールとを備え、円外筒と内筒間に投入した原料を前記粉砕ボールで摩砕して前記目板より排出する横型超微粉砕ミルの摩耗防止方法であって、前記目板及び入口側フランジをそれぞれ前記内筒の両端に取り付け、同内筒と一体して回転させ、摺動部の摩耗を低減させることを特徴としているので目板と入口側フランジとが内筒と一体的に回転し、次のような効果を有する。
【0024】
(1)粉砕ボールの摺動部への噛み込みが無くなるためにミルトリップの大事故が発生しない。
【0025】
(2)粉砕ボールの割れ、変形等が生じなくなるのでランニングコストの低減と動力、製品性状が安定するために長期間の連続運転が可能となり生産性向上につながる。
【0026】
(3)点検、保守のインタバルが長くなるためメインテナンス費用が大幅に低減する。
【0027】
(4)目板が回転するので粉砕ボールが目開きへのはまり込みが低減出来る。
(5)目板8が回転しているので排出時のスラリへの抵抗が増加する。これによって低粘度スラリのホールド率低下による性能低下も解消出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る横型超微粉砕ミルの摩耗防止方法を適用するミルの構成図である。
【図2】従来の横型超微粉砕ミルの構成図である。
【図3】図2に示すA部拡大詳細図である。
【符号の説明】
1 原料
3 内筒
4 内筒翼
5 外筒
6 外筒翼
7 粉砕ボール
9 目開き
10 製品
11 入口側フランジライナ
16 投入口
17 排出口
18 目板支持
19 入口側フランジ
20 フランジ支持
21 回転目板
Claims (1)
- 横型の円筒形状で一方の側面に入口側フランジを、他方の側面に粉砕物を排出する目板を有する外筒と、同外筒内で外筒の軸心を中心として回転する円筒と、前記外筒と内筒間に挿入された多数の粉砕ボールとを備え、同外筒と内筒間に投入した原料を前記粉砕ボールで摩砕して前記目板より排出する横型超微粉砕ミルの摩耗防止方法であって、前記目板及び入口側フランジをそれぞれ前記内筒の両端に取り付け、同内筒と一体して回転させ、摺動部の摩耗を低減させることを特徴とする横型超微粉砕ミルの摩耗防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04072197A JP3649545B2 (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 横型超微粉砕ミルの摩耗防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04072197A JP3649545B2 (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 横型超微粉砕ミルの摩耗防止方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10235214A JPH10235214A (ja) | 1998-09-08 |
JP3649545B2 true JP3649545B2 (ja) | 2005-05-18 |
Family
ID=12588473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04072197A Expired - Fee Related JP3649545B2 (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 横型超微粉砕ミルの摩耗防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3649545B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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CN108435342A (zh) * | 2018-03-29 | 2018-08-24 | 广东鼎科技有限公司 | 防涨磨连续球磨机及一种筛板 |
KR102438827B1 (ko) * | 2021-02-22 | 2022-08-31 | 황익현 | 아스팔트 칩 제조장치와 아스팔트 칩 제조방법, 그리고 이를 이용해 제조된 아스팔트 칩 및 아스팔트 혼합물 |
CN116586155B (zh) * | 2023-05-23 | 2023-11-21 | 东莞市红树林新能源有限公司 | 一种电容锂电池的固体电解质材料制备设备及制备方法 |
-
1997
- 1997-02-25 JP JP04072197A patent/JP3649545B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10235214A (ja) | 1998-09-08 |
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