JPH10113569A - 横型粉砕ミル - Google Patents

横型粉砕ミル

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Publication number
JPH10113569A
JPH10113569A JP27227096A JP27227096A JPH10113569A JP H10113569 A JPH10113569 A JP H10113569A JP 27227096 A JP27227096 A JP 27227096A JP 27227096 A JP27227096 A JP 27227096A JP H10113569 A JPH10113569 A JP H10113569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mill
inner cylinder
cylinder
outer cylinder
ball
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27227096A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Nishizawa
賢二 西沢
Shinji Matsumoto
慎治 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH10113569A publication Critical patent/JPH10113569A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 横型粉砕ミルにおいて、製品を排出する目板
と回転する内筒の摩耗を低減させる。 【解決手段】 外筒5の内部で回転する内筒3によって
攪拌される粉砕ボール7によって原料を摩砕して、ミル
の外筒5の一端部に設けられた目板8の目開き9と目板
8と内筒3との間の間隙から排出する横型粉砕ミルにお
いて、目板8のミル内面側の面を、中心部から外周にか
けてミルの外側へ向って傾斜角θで傾斜させるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒子を乾式粉砕、
湿式粉砕する連続式の横型超微粉砕ミル等の横型粉砕ミ
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】図2に従来の横型超微粉砕ミルを示す。
原料1と流体2(乾式粉砕時は投入しない)は、投入口
16からミルの水平に配置された外筒5の内部に投入さ
れる。ミルの外筒5の内部に収容された粉砕ボール7
は、モータ14の駆動によって回転する外筒5と同心
に、かつ、水平に配置された内筒3の周方向に取り付け
られた内筒翼4によって攪拌される。ミルの外筒5の内
部に投入された原料1は、攪拌される粉砕ボール7で摩
砕されてミル下流に移動し、ミルの下流側端部に取付け
られ、内筒3が貫通する目板8の目開き9及び目板8と
内筒3の端部の間隙を通過し排出口10を介して製品排
出11となる。
【0003】ミルの外筒5の内面の周方向に取り付けて
ある外筒翼6は、粉砕ボール7とミル内に投入された原
料1との共廻り防止用として設けられている。
【0004】なお、13は内筒3を支持するグランドパ
ッキン、17は外筒5の目板8の反対側を閉鎖する入口
側フランジである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記横型超微粉砕ミル
における粉砕ボール7には、以下のような運動形態が発
生していると推察することができる。 (1)粉砕ボールの自転運動。 (2)周方向で内筒翼4と外筒翼6が同一線上にきた場
合粉砕ボールは非常に窮屈な状態となり分散しようとす
る。 (3)内筒3の表面を転動しようとする。
【0006】以上の現象がミル内部で発生しており、材
料への摩耗を考慮すると、平らな部分では少々摩耗は発
生するが致命的なレベルまでには達しない。しかし、内
筒3の両端部と目板8の下端及び外筒フランジ17の内
面下部の各コーナ部では、図3に示すように、粉砕ボー
ル7からの圧力がかかり粉砕ボール7の接点部から摩耗
15A,15Bが始まり最終的に、 (1)粉砕ボール7が目板8の下部と内筒3の端部に入
り込み運転不能に陥る。 (2)粉砕ボール7が破壊され粉々となって製品粉体に
混入しトラブル発生要因となる。 (3)摩耗箇所を短かいスパンで補修する必要がありメ
ンテナンス費用が莫大となる。 等の問題点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の問題点
を解決するためになされたものであって、ミルの外筒の
内部で回転する内筒によって攪拌される粉砕ボールによ
って原料を摩砕してミルの外筒の一端部に設けられた目
板の目開きと目板とミルの内筒との間の間隙から摩砕さ
れた材料を排出する横型粉砕ミルにおいて、前記目板の
ミル内面側の面を中心部から外周にかけてミルの外側へ
向って傾斜させたことを特徴とする。
【0008】本発明では、目板のミル内方側の面を前記
のように傾斜させているので、粉砕ボールによる集中応
力を外周部に分散させ、目板と内筒の摩耗速度を低減さ
せることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を、図1に
よって説明する。本実施の形態は、図2に示す従来装置
の目板と入口側フランジを以下説明するように構成した
ものであり、変更のない部分には同一の符号を付してそ
の説明を省略する。
【0010】即ち、本実施の形態では、目板8、及び入
口側フランジ17の内面に取付けられた入口側フランジ
ライナ12は、基本的には内筒3と同等品の材料で構成
されている。目板8は外筒5に取付けられた目板支持板
18にサラボルトによって固定されている。目板8のミ
ル内側の面は中心部から外周にかけてミルの外側に向っ
て傾斜させ、その傾斜角θは、10°〜30°の範囲と
する。
【0011】入口側フランジライナ12は、交換、取付
が容易なように周方向に2分割とし入口側フランジ17
にサラボルトで固定されている。また、入口側フランジ
17のミル内側の面は中心部から外周にかけてミル外側
に向って傾斜させ、その傾斜角θは目板8と同様10°
〜30°の範囲とする。
【0012】ミルのコーナ部の粉砕ボール7の1ケのボ
ールの接触点は、図3に示すように、内筒3と目板8の
下部の2点である。ここでは、粉砕ボール7の重量W、
他の粉砕ボール7からの圧力Pを受けPW・合成力が発
生する。粉砕ボール7はPWの方向へ移動しようとする
ために前記2点の接触点は更に出力側に進行する。ま
た、内筒3は常時回転しているので全周に摩耗が発生し
最終的には粉砕ボール7の大きさまで進行する。
【0013】本実施の形態では、粉砕ボール7から目板
8に受ける圧力を、目板8に傾斜角θをつけることによ
り目板8の外周方向へ圧力を分散し、摩耗速度を低減さ
せることができる。また、同様に入口側フランジ17の
内面に傾斜をつけた入口側フランジライナ12を取り付
け、入口側の摩耗速度も低減させることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、特許請求の範囲の請求項1に
記載された構成を具備し、目板と内筒との摩耗速度を低
減させることができる。従って、 (1)粉砕ボールの摺動部への噛み込みが無くなるため
にミルドリップ事故が発生しない。 (2)粉砕ボールの割れ、変形等が生じなくなるので、
ランニングコストの低減と動力、製品性状が安定する為
に長期間の連続運転が可能となり生産性向上につなが
る。 (3)点検、保守のインタバルが長くとれるためにメン
テナンス費用低減となる。 等の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の断面図である。
【図2】従来の横型超微粉砕ミルの断面図である。
【図3】図2のA部の拡大図である。
【符号の説明】
1 原料 2 流体 3 内筒 4 内筒翼 5 外筒 6 外筒翼 7 粉砕ボール 8 目板 9 目開き 10 排出口 11 製品排出 12 入口側フランジライナ 13 グランドパッキン 14 モータ 16 投入口 17 入口側フランジ 18 目板支持板 θ 傾斜角

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミルの外筒の内部で回転する内筒によっ
    て攪拌される粉砕ボールによって原料を摩砕してミルの
    外筒の一端部に設けられた目板の目開きと目板とミルの
    内筒との間の間隙から摩砕された材料を排出する横型粉
    砕ミルにおいて、前記目板のミル内面側の面を中心部か
    ら外周にかけてミルの外側へ向って傾斜させたことを特
    徴とする横型粉砕ミル。
JP27227096A 1996-10-15 1996-10-15 横型粉砕ミル Withdrawn JPH10113569A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27227096A JPH10113569A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 横型粉砕ミル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27227096A JPH10113569A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 横型粉砕ミル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10113569A true JPH10113569A (ja) 1998-05-06

Family

ID=17511517

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JP27227096A Withdrawn JPH10113569A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 横型粉砕ミル

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JP (1) JPH10113569A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105013572A (zh) * 2015-06-24 2015-11-04 太原钢铁(集团)有限公司 一种直径为10米的大型半自磨机加球方法
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040106