JPH04193021A - 保護継電器 - Google Patents

保護継電器

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JPH04193021A
JPH04193021A JP2321893A JP32189390A JPH04193021A JP H04193021 A JPH04193021 A JP H04193021A JP 2321893 A JP2321893 A JP 2321893A JP 32189390 A JP32189390 A JP 32189390A JP H04193021 A JPH04193021 A JP H04193021A
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Koji Maeda
耕二 前田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は電力系統を保護する保護継電器に関するもの
である。
【従来の技術】
第3図は、例えばV電気協同研究、第41巻。 第4号、ディジタルリレーaP45の第4−1−3表の
方式、積形Cに示された従来のディジタル演算形電力方
向継電器のアルゴリズムを説明するための波形図である
。 電力方向を得る演算原理式として玉揚の表には(1)式
が示されている。 1■1・l11cosθ=VLllll、l+Vm−:
11m−3但し、+?1 、I!I;電圧、電流の振巾
値θ;雷電圧電流の位相差 1m、Vn;時刻mの時の電流、電圧のディジタルデー
タ 1m−3+Vm−3;時刻mより3サンプル前の電流。 電圧のディジタルデータ 更に、ここではサンプリング時間巾βを電気角で30″
の場合について示しており、時刻mの電流、電圧の内積
値と、これより電気角90’隔った時点の電流、電圧の
内積の和を得るものである。 今、継電器への人力電気量を第3図に示す様に、1(t
) −1pS l n (ωo t)−−一−−−−−
−−−−−−−(2)v(t) =ν、5in(ωot
+θ)−−−−−−−−−−(3)とし、時刻m時点に
おける角周波数ω。、の値をαとすれば、各サンプル値
は次式で与えられる。 1lI= I、s in a−−一−−−〜−−−−−
−−−−(4)vlI−■、、5in(α+θ)−−−
−−−−−(5)さらに、m−に時点におけるサンプル
値は、次式で与えられることになる。 im−y−rpsin((X−にβ)−−−−−−−−
−−−(6)vlI−1=Vpsin(α−にβ+θ)
 、−−−−−m−−−−−−(7)但し、IpV、;
電流、電圧の振中値。 β;サンプリング時間巾 θ;電圧と電流の位相差 に;に=1.2.3・・・ である。ここで(1)式の右辺に着Hすると(8)式が
判明する。 1lllvlIl+1lN−3νll−3=Ipsin
a −Vpsin(α+θ)+Ipsin(α−3β)
Vpsin(α−3β+θ)=IpVp(sinasi
n(α+θ)+5in(α−3β)sin(α−3β+
θ))=Ipν、 (sinasin(cr+θ)+C
O3αcos (α+θ)) =IpV、 cosθ−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−一−−−−−(8)即ち、データの3サンプル
分の隔たりは電気角90°の隔たりということになる。
【発明が解決しようとする課題】
従来の保護継電器は、以上のように構成されているので
、r系統周波数は常に一定として扱うものであり、ディ
ジタル・リレーとして成立させるためには50Hz、 
 60Hz等の周波数に対応してサンプリング時間巾β
を正確に定める必要がある」の前提のもとに演算原理式
が構成されている。 このため、系統の周波数変動に対しては(8)式%式%
() の前提が崩れてしまい等号が成立しなくなって演算原理
上、保護能力的に無視し得ない影響を受ける他、周波数
によってサンプリング時間巾βを変えないと誤差が大と
なって実用的でなくなるという課題があった。 更には、系統周波数に従属してサンプリング時間巾βを
30°の倍数に設定する必要があり、(8)式の場合、
電力方向リレーとしてを効な演算結果を得るためには、
電気角で90° (60)+2の場合には4.167m
5.50Hzの場合には5m5)相当の時間が必要(処
理装置の処理に要する時間はこれを無視しである。)で
あり、従来の演算原理では、これ以上に検出時間を短縮
するのは困難で、高速度動作に対して限界がある等の課
題があった。 この発明は、上記の様な課題を解消するためになされた
もので、周波数変動による特性変化を改善すると共に、
扱う周波数によってサンプリング時間巾βを変えること
なく、すなわち50Hz、60Hz共用形の演算処理回
路で対応が可能な保護継電器を得ることを目的とする。 また、水力発電機の起動時のように周波数が緩やかに変
化する系への対応、あるいは系統周波数に従属しないで
サンプリング時間巾を設定し得る(例えば、高速動作が
可能なディジタル演算形電力方向継電器のアルゴリズム
)保護継電器を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
請求項(1)記載の発明に係る保護継電器は、電力系統
の電圧及び電流データをサンプリングして電気量データ
の一時的保管手段に格納する。その格納したデータサン
プリング値を用いて演算するための系統保護の加算演算
式を求め、その加算演算式は第1の加数と第2の加数と
で構成する。具体的には電圧の振中値の2乗を被乗数と
したサンプリングタイム条件式からなる第1の電気量を
電圧の振中値の2乗の2倍を被乗数とするサンプリング
タイム条件式からなる第2の電気量で除算する。 その除算した値に電圧、電流の振中値の位相差を掛算し
た第1の加数と、その電圧、電流の振中値の位相差の2
分の1を第2の加数を加算して電力方向成分を求める。 この時、サンプリングタイム条件式が零以外の時に四則
演算手段で演算して判定量導出部より判定結果を出力す
るようにしたものである。 また、請求項(2)記載の発明に係る保護継電器は、請
求項(1)と同様の電流、ii電気量データ一時的保管
手段を有し、系統保護の演算式を求めて四則演算手段に
かける。具体的な演算は、電気量データの一時的保管手
段へのサンプリングデータ取り込み順序及び演算処理を
第1の電圧データサンプリング式と第2の電圧データサ
ンプリング式及び第1の電流、電圧サンプリング式を乗
して行われる。 その乗じた値に第2の電流、電圧サンプリング式を加算
する如く規定し、前記第1及び第2の電圧データサンプ
リング式が零でないことを条件に演算して判定量導出部
より判定結果を出力するようにしたものである。
【作用】
請求項(1)記載の発明における処理は、電流、電圧の
サンプリングデータの積置を導出し、これを電流、電圧
の位相差に関連する成分、第2調波に関連する成分、サ
ンプリング時間巾に関連する成分とし、そのうち第2調
波とサンプリング時間中に関連する成分を除去する如く
サンプリングデータの入力順序を制御し四則演算手段で
処理して判定量導出部より結果を出力する。かくして、
サンプリング時間巾は、系統周波数に対する従属性から
解放される。また、請求項(2)記載の発明における演
算処理は、請求項(1)記載の判定量導出を行うための
データ取り込み順序と四則演算手段の他の実施例と異な
るアルゴリズムを提示したもので、検出時間が短縮され
る。
【発明の実施例】
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図において、1はディジタル量化された電流データの配
分路、2は電圧データの配分路、3〜5は電流データの
一時的保管室、6〜8は電圧データの一時的保管室(3
〜8を電気量データの一時的保管手段と呼称する。)、
9,11.16は減算回路、10,13.15.22は
加算回路、12.13;  14,17.20は乗算回
路、1B。 19.21は除算回路(9〜22は四則演算(手段)回
路と呼ぶ。・)、23は判定量導出部である。 次に動作について説明する。まず電流、電圧データの配
分路1.2には夫々ディジタルデータ列”’Ill+l
+llI+1m−1+”””・。V+s+++Vm+V
m−1”’がサンプリング時間々隔βおきに流れており
、電流、電圧データの一時的保管室3〜8には、夫々1
1114111111111−1 + Vm++ + 
Vm + Vm−+が保管されているものとする。 この保管室のデータの出し入れは、別の制御系(図示せ
ず)により制御されている。例えば最新データとして、
電流データ111+gが電流データ配分路lに現われる
と(勿論、これと同期して、電圧データ配分路2にも電
圧データV□2が現われていることはいうまでもない。 )保管室3では、データ1111+ 1がクリアされ、
データ111+2を収納する。 同時に保管室4ではデータ11がクリアされ、データi
□1を収納する。保管室5では、ll*−1がクリアさ
れデータ11を収納する。 この時、保管室3〜5のデータのクリア、収納電圧デー
タの一時的保管室6〜8εこついても完全に電流データ
の一時的保管室と同様′の動作を行なう。 即ち、vl、2が電圧データの一時的保管室6に収納さ
れた時、電圧データの一時的保管室7,8には夫々V1
g+++ν□が収納されることになる。 減算回路9は、電流データの一時的保管室3゜5からの
出力を夫々入力してIn−+−1m++を出力している
。 加算回路10は、電圧データの一時的保管室6゜8から
の出力を夫々入力して、ν、。、+シ、、−1を出力し
ている。 減算回路11は電圧データの一時的保管室6゜8からの
出力を夫々入力して、Vffi++−Vm−1を出力し
ている。 乗算回路12は電圧データの一時的保管室7からの出力
を入力して、2vmを出力している。 乗算回路13は、電流データの一時的保管室4及び電圧
データの一時的保管室7の出力を夫々入力して1ffl
v、を出力している。 乗算回路14は、減算回路9,11の出力を夫々入力し
て、(In−11ffi。1)(シ6,1−シ1−1)
を出力している。 加算回路15は、加算回路10及び乗算回路12の出力
を夫々入力してVffi+++2シフ+ジロー1を出力
している。 減算回路16は、加算回路10及び乗算回路12の出力
を夫々入力してVm++−2Vm−Vm−+を出力して
いる。 VII+1 +2Vm+Vm−1≠Oとする。)除算回
路19は、減算回路16及び乗算回路12乗算回路17
は、乗算回路14及び除算回路18からの出力を夫々入
力として 一一力元−(1N1−I−1ll。I) (Vffi+
I−Vffi−1)νm+ ! + 2vll+vl1
1−1を出力している。 乗算回路20は、乗算回路17及び除算回路19からの
出力を夫々入力として (L−1−1m−1) (VII++−Vm−+)を出
力している。 除算回路2Iは、乗算回路2oの出方を入力して (1m−1−1m++) (V+a++Vm−+)を出
力している。 加算回路22は除算回路21、乗算回路13の出力を夫
々入力して、下記を出方している。 (Im−+−1□+) (V+H1−ジロー+)+1@
VII判定量導出部23は、加算回路22の処理結果1
、V、cosθを導出している。 これの判定規準は図示していないが、 ■、シpcosθ≧0    ・−四−・−四一・−四
・(1o)を満足した時、方向リレーとして接点を閉じ
る如く構成されている。 この考え方は、理論的には、第2図に示す通り説明され
る。 この時、分母を構成するcos2β−1≠Oが肝要であ
り、常にvlll+1±2vヨ+ν、、≠Oとなる様に
予測制御する等の方策が必要である事は言を待たない。 ここで、実施例に適用した電流8電圧のデータサンプリ
ング式及び関連式を次の様に定義する。 (Vm−1±2vm+v、−、≠0;電圧データサンプ
リング条件式、 (1m−1−1+s++) (Vm++−V+s−+)
 ;第1の電流、電圧サンプリング式、 i、v         ;第2の電流、電圧サンプリ
ング式、 cos2β−1≠0    ;サンプリングタイム条件
式、νp2(cos 2β−1);第1の電気量、2V
p”(cos2β−1);第2の電気量、lpV、co
s θ    ;電流、電圧振巾の位相差、第1図で述
べた通り、この発明では、従来リレーのように「不変周
波数の正弦波であれば、サンプリング時間巾を電気角3
0°にとり、3サンプル前(又は、後)のデータを使え
ば、そのデータは、現在のデータよりも90°前(又は
後)のデータであり、前者をsin成分とすれば、後者
はcos成分となる。jの前提によらない演算原理とす
るため、具体的な実施例として入力データの取り込み順
序を規定する四則演算回路を示した。 従って、この発明によれば、サンプリング時間中を、系
統周波数に無関係に設定することが可能となるため、5
0Hz、  60Hzで、サンプリング時間巾を共用化
することが可能となる他、処理装置の処理能力が向上す
れば、する程、サンプリング時間中を短く設定し得るこ
とになる。 具体的にはm−1〜m+1までの3サンプル・データ(
従来リレーはm = m + 3までの4サンプル・デ
ータ)であり、lサンプル・データの少ない分、事故検
出に要する時間は少ない。 サンプリング時間中を縮めて行けば更に高速度動作が可
能となる。 また、この3サンプル・データの間系統の周波数かは\
一定と見做し得る程度の周波数変動率であれば、即ち、
水力発電機が起動して、定格周波数になる迄の間の保護
にも適用できる。 また1、この発明は、時限協調が従来リレーに比べて容
易になる。即ち、従来リレーは、タンプ値。 抑制スプリング、接点間隔等で電源端から負荷端までの
間に設置されたリレーの時限協調をとっているが、この
発明では、負荷側程、サンプリング時間巾を短く、電源
端側程サンプリング時間巾を長く設定することにより、
事故時には、各端をは\同一の電流が貫通して事故点に
向って流れるため、同一原理のリレーで確実に時限協調
がはかれることになる。 この時、併せて、演算結果の照合回数を電源端側程多く
する等の配慮をすれば信頼度向上にも資する。 更に、この発明はインピーダンスリレーへの応用も可能
である。
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、請求項(1)では電流
、電圧のデータサンプリング値を用いて判定量を導出す
る系統保護の演算式を求め、その演算式の構成に当って
は第2調波に関連した成分とサンプリング時間巾に関連
した成分を除去し、その演算式が第1の加数と第2の加
数の加算式で示される如くサンプリングデータの入力を
制御し四則演算手段で処理して判定量を出力するので、
周波数変動による特性への影響が改善され、50Hz。 60Hzのいずれに対してもサンプリング時間巾を共用
することが可能になると共に、検出時間の高速化を図る
ことができる。また、時限協調の取り易いリレーが得ら
れる効果がある。また、請求項(2)記載の発明によれ
ば、請求項(1)記載の判定量導出のためのデータ取り
込み順序、及び演算処理に基くアルゴリズムに代って別
のアルゴリズムによる四則演算手段を示したもので、請
求項(1)の効果と併せて巾広い用途に適用することが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による保護継電器のブロッ
ク図、第2図はこの発明の原理式展開図、第3図は従来
のディジタルリレーのアルゴリズムを説明するための波
形図である。 図において、1は電流データの配分路、2は電圧データ
の配分路、3〜5は電流データの一時的保管室、6〜8
は電圧データの一時的保管室、3〜8は電気量データの
一時的保管手段、9〜22は四則演算(手段)回路、2
3は判定量導出部である。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電力系統の電圧、電流を検出した電気量データ及
    び電流データを所定のサンプリング時間巾でサンプリン
    グして一時保管する電気量データの一時的保管手段と、
    前記両一時的保管手段に格納された電気量のサンプリン
    グ値を用いて系統保護の演算式を求め、該演算式が第1
    の加数と第2の加数を加算して構成され、これを処理す
    る四則演算手段と、前記電力系統の電流の振巾値と電圧
    の振巾値の3乗を被乗数としたサンプリングタイム条件
    式からなる第1の電気量を電圧の振巾値の2乗の2倍を
    被乗数とするサンプリングタイム条件式からなる第2の
    電気量で除し、その除した値に電圧、電流の振巾値の位
    相差を掛算した第1の加数と、前記電圧、電流の振巾値
    の位相差の2分の1を第2の加数として電力方向成分を
    求め、前記サンプリングタイム条件式が零以外の条件で
    判定結果を出力する判定量導出部とを備えた保護継電器
  2. (2)電力系統の電圧、電流を検出した電気量データを
    所定のサンプリング時間巾でサンプリングして一時保管
    する電気量データの一時的保管手段と、前記一時的保管
    手段に格納された電流、電圧のサンプリング値を用いて
    系統保護の演算式を求め四則演算手段と、前記電気量デ
    ータの一時的保管手段へのサンプリングデータ取り込み
    順序及び演算処理を第1の電圧データサンプリング式と
    第2の電圧データサンプリング式及び第1の電流、電圧
    サンプリング式を乗じて得た値に第2の電流、電圧サン
    プリング式を加算する如く規定し、前記第1及び第2の
    電圧データサンプリング式が零でないことを条件に演算
    して判定する判定量導出部とを備えた保護継電器。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63188775A (ja) * 1987-02-02 1988-08-04 Hitachi Ltd 実効値及び電力検出方式

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63188775A (ja) * 1987-02-02 1988-08-04 Hitachi Ltd 実効値及び電力検出方式

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