JPH04127821A - 保護継電器 - Google Patents

保護継電器

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JPH04127821A
JPH04127821A JP2248002A JP24800290A JPH04127821A JP H04127821 A JPH04127821 A JP H04127821A JP 2248002 A JP2248002 A JP 2248002A JP 24800290 A JP24800290 A JP 24800290A JP H04127821 A JPH04127821 A JP H04127821A
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耕二 前田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は電力系統を保護する保護継電器に関するもの
である。
【従来の技術】
第7図は、例えば「電気協同研究、第41巻第4号、デ
ィジタルリレーJP45の第4−1=3表の方式、積形
Cに示された従来のディジタル演算形電力方向継電器の
アルゴリズムを説明するための図である。 電力方向を得る演算原理式として、1掲の表には下式が
示されている。 Vllllcosθ=Vc1+s +Vl+1−1°l
m−3−・〜・・・・・・(1) ここで、右辺の13はサンプリング時点mより3サンプ
ル前の時点のデータで30″サンプリングの場合を示し
、電気角で90°隔った前時刻のデータであることを示
している。 式(1)の電力方向リレーとしての動作原理について説
明する。 今、継電器への入力電気量を第7図のように表すと(2
) 、 (3)式が得られる。 1(t)=■、5in(ω。1) −−−−−−−−〜
−−−−〜−−−−−−−−−−〜−(2)ν(t)=
νpsin(ω、1+θ)−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−(3)ここで、サンプリングm時点
におけるω。tの値をαとすれば各サンプル値は i、=I、sinα−・−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(4)ν、 =V、5in(α+θ) −−−−−一−
−−−−−−−−−−−−−−−−−m−−−−(5)
で与えられ、m−に時点におけるサンプル値はL−b=
Ipsin(α−にβ)−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−−−(6)v、、=V、5i
n(cr−にβ+θ) −−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−(7)で与えられる。 但し、β:サンプリング時間(間隔)巾θ:1を流を基
準とした時の電圧の進み角に:に=1.2.3・・・で
ある。 ここで式(1)の右辺に着目すると下記となる。 Vllm +V@−:pHl−3 =V、5in(α+θ)・I、5incr+Vpsin
(α−3β+θ)4,5in(cr−3β)=VpIp
 (sin(α+θ)sinα+5in(α+θ−90
’  )sin(α−90° ))=VpI、 (si
n(α+θ)sincr+cos (α彰θ) cos
α) =V、Ipcos  θ−−−−−−−−−−−−−−
−−−−(8)この演算原理は、系統周波数とサンプリ
ング時間巾βとが常に一定の関係にあり、かつm時点の
サンプリング値が正弦(sin)成分の一部であれば、
これより規定サンプル前(前述の説明では90゜隔った
データを意味している。)のサンプリング値は余弦(c
os)成分で表すことができることを拠り所にして構築
されるものである。 従って、50Hz系統ではサンプリング時間巾はβ、。 であり、60Hz系統ではβ6oとしてサンプリング時
間巾βの厳密な管理が必要である。
【発明が解決しようとする課題】
従来の保護継電器は以上のように構成されているので、
系統周波数は常に一定であり、−船釣なディジタル・リ
レーとして成立させるためには周波数50Hz、  6
0Hzに対応してサンプリング時間巾βを正確に定める
必要があるとの前提のもとに演算原理式が構成されてい
る。 このため、系統の周波数変動に対しては、式(8)%式
%) の前提が崩れてしまい等号が成立しなくなり、演算原理
上、誤差が大となって保護能力的に無視し得ない影響を
受ける他、周波数50Hz、  60Hzではサンプリ
ング時間巾βを変えなければならないという課題があっ
た。 更には、系統周波数に従属して、サンプリング時間巾β
を30°の倍数に設定する必要があり、式(8)の場合
、電力方向リレーとして有効な演算結果を得るためには
、電気角で90° (60Hzベースでは4.161w
l5. 50Hzヘースでは5m5)相当の時間が必要
(処理装置の処理に要する時間はこれを無視しである)
であり、従来の演算原理では、これ以上に検出時間を短
縮することは困難であり、高速度動作に対しては、限界
に近いという課題があった。 この発明は、上記のような課題を解消するためになされ
たもので、周波数変動による特性変化(誤差)を改善す
ると共に、事故検出対象の系の周波数変動に対しても高
精度の判定結果が得られ、周波数50Hz、  60H
z共用形の演算処理を行うことができる保護継電器を得
ることを目的とする。 更に、水力発電機の起動時の様に、周波数がゆっくりと
変動する系への通用や系統周波数に従属しないサンプリ
ング時間巾を設定し得る。更には、高速度動作の可能な
保護継電器を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
この発明に係る保護継電器は、電力系統の電圧データ及
び電流データを所定のサンプリング時間巾でサンプリン
グし、量子化して一時保管する電流及び電圧データの一
時的保管室と、そのデータの一時的保管室に格納された
電流、電圧のサンプリング値の演算順序を規定して、演
算処理する演算回路により第1の電気量及び第2の電気
量を求める四則演算回路と、前記第1の電気量を求める
電流と電圧の振巾値の積の2乗値を被乗数とする第1の
余弦演算式を前記第2の電気量を求める電流と電圧の振
巾値の積を被乗数とする第2の余弦演算式で除して得た
電力方向成分が零より大か否かを判定し方向判定信号を
出力する判定量導出部とを設けたものである。
【作用】
この発明における保護継電器は、電力系統の電流、電圧
サンプリングデータの積置を算出して第1、第2の電気
量を得、該電気量の3つの成分、すなわち、電流、電圧
の位相差(θ)に関連する成分と第2調波に関する成分
(2α)、及びサンプリング時間巾(β)に関連する成
分のうち、サンプリング時間巾と第2調波に関連する成
分を位相差成分から除去して電流・電圧の位相差に関す
る成分のみとなるよう入力サンプリングデータの順序を
制御するので、周波数変動に対して誤差を伴わない特性
が得られる。
【発明の実施例】
以下、この発明の一実施例を図について説明する。最初
に第1図を参照してこの発明の原理について説明する。 図において、1はディジタル化された電流データの配分
路、2は電圧データの配分路、3〜5は夫々電流データ
の一時的保管室、6〜8は夫々電圧データの一時的保管
室、9は第1のデータ流通路、10〜14は夫々所定時
刻の電流、電圧データの内積値を得る乗算回路、15は
第2のデータ流通路、16.18は加算回路、17.1
7−1は乗算回路、19.20は第1の消去回路、21
は第2の消去回路、22は判定量導出部である。 電流、電圧データの配分路1.2には夫々ディジタル・
データ列・・・・・・1m+1+111 1+++。1
・・・・・・及び・・・・・・Vlj−1+ ”II 
+  vlj。1・・・・・・が、常に一定のサンプリ
ング時間巾β(本発明では従来のディジタル・リレーの
ように、系統周波数に従属して電気角30°又はその倍
数に規定する必要はない。)おきに流れており電流、電
圧データの一時的保管室3〜5.6〜8には、今、夫々
1.−1+1s。 1 @41 )  Va−II Va 1  Vl@*
1が保管されているものとする。このデータの一時的保
管室3〜8のデータの出し入れは別の制御系(図示せず
)により制御されている。例えば、最新データとして電
流データ11.2がデータ配分路1に現われると(勿論
、これと同期してデータ配分路2にも■7.2が現われ
ていることはいうまでもない。)、データの一時的保管
室3ではデータi#−1がクリアされ、データi、を収
納する。同時にデータの一時的保管室4ではデータi、
がクリアされデータ1 @+Iを収納する。同時にデー
タの一時的保管室5ではデータi5゜1がクリアされデ
ータi、、2を収納する。このときデータの一時的保管
室3〜5のデータのクリアや収納は別の制御系によって
制御される。電圧データの一時的保管室6〜8の動作に
ついても全く電流データの一時的保管室と同様の動作を
行なう。 乗算回路10〜14には、データ流通路9を経由してデ
ータの一時的保管室3〜8からのデータを用いて夫々積
置1 *i Vls+I l  1 va+Iv、−。 111 Va +  III−I Vlll r  1
+*−+  Vm−+を導出し、サンプリング時間巾β
の間(データ1*+! +  Vva+tを保管室5.
8に収納するまでの間)保管される。 次のサンプリング時間巾βでは夫々の乗算回路にデータ
mの代りにデータm+1を代入したデータが保管される
(即ち、m+1−m+2+m −m+1+m−1−”t
aとなる)。次に加算回路16.18は、第2のデータ
流通路15経出で、乗算回路10,1113.14の出
力を集めて夫々1イ。1 vい+1+111−1 v、
−、及び1eel V ll−1II m−+ V N
+Iを導出して出力している。また、乗算回路17は第
2のデータ流通路15経出で、乗算回路12の出力を入
力して、21ヵV、を出力し、乗算回路17−1は乗算
回路17の出力を入力として21lIV、 cos 2
βを導出している。ここでcos2βは既知の定数であ
る。第1の消去回路19は加算回路16と乗算回路17
−1の出力を夫々入力として2i+a V、 Co52
β−(f@*1  V11+1 +111−I  Vl
l−1)を演算している。この演算は物理的には入力電
気量の内積により生ずる第2調波成分を除去するための
操作である。 消去回路20は加算回路18と乗算回路17の出力を夫
々入力として21 vavs   (11141v、−
1+ 1 m−+ Va。、)を演算しており、物理的
には第1の消去回路19と同様入力電気量の第2調波成
分を消去したことになる。 第2の消去回路21は第1の消去回路19,2の出力を
夫々入力としてIpV、cos θを演算して導出して
いる。この事は数式的には下記により説明される。 第1の消去回路19から入力した電気量が変形されて(
移項して)、サンプリング時間の2倍の余弦量の式とし
て示されたものとすると(9−1)式を得る(但し、2
1.vII−1,Vpcosθ≠0とする)。 同様に消去回路20からの電気量が変形されて(移項し
て)サンプリング時間の2倍の余弦量の式として示され
たものとすると(9−2)式を得る(但し、I、V、c
osθ≠0とする)。 上記(9−IL (9−2)式からサンプリング時間巾
βの成分cos 2βを消去することが出来、電力方向
成分子pVpcos θを導出することが出来る。 第2の消去回路21の出力は、判定量導出部22に導出
される。以上は、本発明の演算原理について述べたもの
であるが、理論的には下式により明らかである。 即ち、加算回路16,18、乗算回路17は夫々下記の
電気量、即ち、電流、電圧の位相差に関連する成分、第
2高調波に関連する成分、サンプリング時間巾に関連す
る成分を算出している。 まず、加算回路16は、 1m++V+e*+Lls−IVe−1=1.ν、 (
sin(α+β)sin (α+β+θ)+ 5in(
cr−β)sin(α−β+θ))=i4pvp(co
sθ−cos (2tx +2β+θ)+ cosθ−
cos (2α−2β+θ))=I、Vp(cosθ−
cos (2rx+θ)cos2β)乗算回路17は、 2Lvn−21pV、sinαsin (cx+θ)=
IpV、(cosθ−cos(2α十θ))   −−
−−−−(11)また、加算回路(18)は 1m++V*−++1lI−1vs+++−LVp (
sin(cr+β)  5in(α−β+θ〕+5in
(α−β)sin(α+β+θ))−ir、v、 (c
os(2β−θ)−cos(2α+θ)÷ cos(2
β+θ)−cos(2α十θ))=IpV、 (cos
2βcosθ−cos (2(X十〇))を夫々導出し
た事になる。 式(10)と(11)及び(11)と(12)から第2
調波の余弦成分cos(2α+θ)を消去しているのが
夫々第1の消去回路19.20である。 即ち、第1の消去回路19は、 2f、v、c052β−(i+s*+V@+++L−+
ν1.)=IpV、cosθ(cos2β〜1)消去回
路20は 2isVm−(L++Va−++L−+Vs*+)= 
IpVpcosθ(1−cos2β)を夫々導出してい
る。 上記、式(13)と(14)からサンプリング時間巾β
の成分cos 2βを消去して電力方向成分子、vpc
os θ を求めているのが第2の消去回路(21)で
ある。 即ち、弐(13)、(14)から夫々にcos 2βを
導出すると(但し、21 +++Vs−IpVpcos
θ≠0とする)、・−・−・ (15) 及び(但し、I、 V、 cos θ≠0とする)、を
得る。 式(工5)と(工6)からIpVpcos θについて
まとめると(但し、4iaν5へ(i、、。IV@+1
+1□1V#−1)(1*++V*−++i、−+Vs
++)≠0とする)、IpVpcosθ− m−−−・−一一〜−一〜−−−−(17)を得る。 この式(17)の右辺の演算を実行すれば、既に述べた
如〈従来のディジタル・リレーが前提としていた拠りと
ころを用いずに、電力方向成分が得られ、かつ、周波数
50Hz、  60Hzに無関係に電力方向成分を得る
ことができる。即ち、本発明の主旨は、電流、電圧のサ
ンプリング値の内積値を得て、これ等のサンプリング値
を所要回路を用いて式(17)右辺の分子を演算して第
1の電気量として(IpVp)2(cosθ−cos 
(2(X+θ))cosθ(1−cos2β)を導出し
、また、分母を演算して第2の電気量IpVp (co
sθ−cos (2(X+θ)) (1−cos2β)
(但し、I、Vp(cosθ−cos (2α+θ) 
) (1−cos2 B )≠0とする) を導出し、前記第1の電気量を第2の電気量で除して得
た電力方向成分1pVpcos θを得る如くするもの
である。 以上の説明では、各演算式中の分母が零にならない場合
について述べているが、分母が零となる場合には、演算
結果を棄てる等、別途処理を行なうことは云う迄もない
。 ここで、 (cosθ−cos (2α+θ月cosθ(1−co
s2β)を第1の余弦演算式、 (cosθ−cos (2α+θ月(1−CO52β)
(但し、 (cosθ−cos (2α+θ)) (1
−cos2β)≠0とする) を第2の余弦演算式と呼ぶ、すなわち、これら余弦演算
式は、電流、電圧に関する成分からサンプリング時間巾
(β)に関する成分と第2調波に関する成分(2α)を
除去して電流、電圧の位相差(θ)に関連する成分のみ
とするように入力サンプリングデータの順序を制御した
結果である。 次に、この発明の一実施例を第2図を参照して以下に説
明する。 図は電力方向リレーの演算処理回路の構成を示すブロッ
ク図で、前記式(17)の右辺の具体的な回路例である
。 動作の詳細な説明に入る前に数式上の説明を行後述する
如く、 (但し、I、 V、 (cosθ−CO3(2(x+θ
) l (1−cos2β)≠0とする) の形を導くような電流、電圧のディジタル・データの規
定は、式(18)の左辺に示した関係のみではないこと
は明らかである。 即ち、式(18)の3式目の関係式に到達する電流。 電圧のサンプリング・データの関係であれば、悉くこの
発明の主旨に合致したものとなることはいうまでもない
。 式(18)は、電流、電圧のサンプリング値を、その左
辺に示した関係で処理をすれば、式(18)の4式目に
示す電力方向成分1pVpcosθを得る。これの正、
負、零を判断させれば、電力方向リレーしかも従来形の
電力方向リレーと同等のリレーが得られることはいうま
でもない。 図中、第1図と同一符号は、夫々間−又は相当部分を示
す。第2図において、15−1は、第2のデータ流通路
、25は乗算回路、26は加算回路、27.28は減算
回路、29は乗算回路、30は除算回路である。 乗算回路10〜14には前述したように電流。 電圧の内積値を導出して、夫々11H1v、、、 +i
 fill v、、 +  Is Vs 、  1m−
+ Vm++ +  1m−+Vs−1が保管されてお
り、乗算回路25は、第2のデータ流通路15−1を経
由し乗算回路12の出力を入力として、41mV+eを
出力として導出している。加算回路26は、加算回路1
6.18の出力を夫々入力として (11I++Vs+++1+a−+V+1−+)+(1
m++VII−+ +1m−+V+**+)を出力とし
て導出している。減算回路27は、乗算回路25と加算
回路26の出力を夫々入力として4111Vlll−(
(Lm。、Vイ+1+is−+V+−+) +(im、
+V□liい−IV@++) )を導出している。 減算回路28は、乗算回路17と加算回路18の出力を
夫々入力として21@V@−(1@*1V@−1+14
−IVII+1)を導出している。また、乗算回路29
は、乗算回路17と減算回路28の出力を夫々人力とし
て2LV* (21*Vs−(1m++V*−++1+
++−+Vm++) )を導出している。除算回路30
は減算回路27、乗算回路29の出力を夫々入力とし を導出している。 分母が零となる場合は、第1図の動作原理で述べたと同
様の処理が必要である。 判定量導出部22には、式(18)に示した結果が得ら
れたことになる。 これの判定基準は図示はしていないが、前述した説明の
通り 1、 V、cosθ≧0、−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−− (19)を満足
したとき、方向リレーの出力接点を閉しる如く構成され
ている。 なお、上記は、式(18)を中心にこの発明の具体的実
施例について述べたが、下記演算式であってもよく、上
記実施例と同様の効果を奏する。すなわち、 即ち、式(20)の左辺に示す電流、電圧サンプリング
値の関係であっても、その3式目は式(18)の3式目
と同じ結果となっている。 なお、第3図は式(20)左辺の具体的回路例を示して
おり、図中第1図、第2図と同一符号は夫々間−又は相
当部分を示している。 図において、9−1は第1のデータ流通路、15−2は
第2のデータ流通路、35.36は減算回路、37は乗
算回路、38.39は減算回路、40は乗算回路、41
は除算回路である。 減算回路35は、第1のデータの流通路9−1経由、デ
ータの一時的保管室、3,5の出力を夫々入力としてi
、。I   lm−1を導出して出力している。 減算回路36は、データ流通路9−1経由データの一時
的保管室6.8の出力を夫々入力としてv、+、−V、
−,を導出して出力している。 乗算回路37は、第2のデータ流通路15−2経由減算
回路35.36の出力を夫々入力として(tm。+  
I+s−+)  (Vs。I  Vll−1)を導出し
て出力している。 減算回路38は、減算回路28、乗算回路37の出力を
夫々入力として、21@V、(1@+1VB+1+Im
−+V+*−+) +(1ms+−1+m−1)(V+
a++−Vn++)を導出して出力している。 減算回路39は、加算回路38、減算回路28の出力を
夫々入力として2 (2i、v、−(i、。IV+++
。141m−tV*−+) ) + (1+e*+−1
m−+)(V*++−ν、1)を導出して出力している
。 乗算回路40は、乗算回路17、加算回路38の出力を
夫々入力として、2LaVs (21sVs−(1,+
+V@+1+1m−1シm−+)+(1m++−1m−
1) (V+++I−V+e−1) )を導出して出力
している。 除算回路41は、加算回路39、乗算回路40の出力を
夫々入力として、 (但し、2 (2LVs−(1**+V**++1m−
+Vs−t)) +(1111411、−〇(Vlll
−Vll−1)≠0とする)を導出して出力している。 判定導出部22には、式(20)に示した結果が得られ
ることになる。 式(20)は、式(18)の分母、分子を夫々下記の通
り変形したものと見做しても良い。 1m++vm+++1m−+Vs−++1m++Vll
−++Im−+VII+”−((++**+−1+*−
+)(V+*++−シm−+)−2(1m++V+*i
++1m−+V+y1−◆1シーー1++、−、+V−
争夏”−((1+e+1−1s−1)(V+s+1−シ
mm−1)−(1++Vs+1+1+*−IVm分母が
零となる場合は、第1図の動作原理で述べたと同様の処
理が必要である。 この場合の判定基準も弐(19)と同じである。 次に、第4図には式(18)の他の変形実施例を示す。 ここに示した電流、電圧サンプリング値の関係は式(2
1)に示す通りである。 即ち、式(21)の左辺に示す電流、電圧サンプリング
値の関係であっても、その3式目は式(18)(20)
の3式目と同じ結果となっている。 図中、第1〜3図と同一符号は夫々間−又は相等部分を
示す第4図において、9−2は第1のデータ流通路、1
5−3は第2のデータ流通路、45.46は加算回路、
47は乗算回路、48は加算回路、49.51は減算回
路、50は乗算回路、52は除算回路である。 加算回路45は第1のデータ流通路9−2経由、データ
の一時的保管室3,5からの出力を夫り入力としてi、
。、+i、、を導出して出力している。 加算回路46は、第1のデータ流通経路9−2経由、デ
ータの一時的保管室6.8からの出力を夫々入力として
V□、 1 + V @ −rを導出して出力している
。 乗算回路47は、第2のデータ流通路15−3経由、加
算回路45.46の出力を夫々人力として(111+1
 +I m−+) (V 1141 + V 5−1)
を導出して出力している。 加算回路48は、加算回路16、乗算回路17の出力を
夫々人力として(+n。1v□、+i□〜1シ、−1)
+2iMv、を導出して出力している。 減算回路49は、乗算回路47、加算回路48の出力を
夫々人力として、(tm。r +1+e−+) (V+
s−++VIR−1)−((Im−+Va−++1+w
−++Vm−+)+21nVj )を導出して出力して
いる。 乗算回路50は、乗算回路17、減算回路49の出力を
夫々入力として2++eVj(1+++。111M−+
)(v#。 +ν、−,)−((iい。lVI%。141m−IVa
−1)+21nVj ] を導出して出力している。 減算回路51は、乗算回路25.47の出力を夫々入力
として(+++++uVs−+) (V@*1+V@−
+)−41@V@を導出して出力している。 また、除算回路52は、乗算回路50、減算回路5工の
出力を夫々人力として を導出して出力している。 判定量導出部22には、式(21)に示した結果が得ら
れたことになる。式(21)は式(18)の分母、分子
を夫々下記の通り変形したものと見做して良い。 (ip+IVB+++1lm−1v+−υ+(111+
lV@−1+1m−1νい。1)=(i□I+1m−1
)(シ□1+シm−1)1111+1V11−1+11
1−IVIII+=(le++ +1+a−+)(V1
601+VI&−+)−(Im++Vm+++L++−
IVIll−1)分母が零となる場合は、第1図の動作
原理で述べたと同様の処理が必要である。この場合の判
定基準も式 (19)と同じである。 また、第5図には式(18)の他の変形実施例を示して
いる。 ここでの電流、電圧サンプリング値の関係は式(22)
に示す通りである。 即ち、式(22)の左辺に示す電流、電圧サンプリング
値の関係であっても、その3弐目は式(18) 。 (20)、 (21)の3弐目と同し結果になっている
。 図中、第1〜4図と同一符号は夫々間−又は相等部分を
示す第5図において、9−3は第1のデータ流通路、1
5−4は第2のデータ流通路、55は減算回路、56は
乗算回路、57.58は減算回路、59は除算回路であ
る。減算回路55は乗算回路17、加算回路18の出力
を夫々入力として2LVa−(1s+IVい−+”s5
−1v。、)を導出して出力している。 乗算回路56は、乗算回路17、減算回路55の出力を
夫々入力として、2LaVs (2imvs−(tイ、
。 シs−++is−+Vs++) )を導出して出力して
いる。 減算回路57は、乗算回路37、減算回路55の出力を
夫々入力として=(is。、−iヨー〇(ν、。I−V
fi−1)+ (2isVs−(1m++V+++++
+l+s−+Vm−1)lを導出して出力している。 減算回路58は、減算回路55.57の出力を夫々人力
として−(1s+1−1m−1)(V、+I−Vs−1
)+2 (21mV+s(im++V、1+1+L−+
Vm−+) )を導出して出力している。 除算回路59は、乗算回路56、減算回路58の出力を
夫々入力として (但し、2 (2inVm−(++s++Vn−+++
n−+vm++)) −(lH+11+++−1) (
V*+l−Vm−1)≠0とする)を導出して出力して
いる。 判定量導出部22には、式(22)に示した結果が得ら
れる。 式(22)は、その分母を、式(18)の分母を下記の
通り変形したものと見做してもよい。 2 (21mVm−(1m++V*−++1+s−+V
m++))−(1,+I−1.−1) (Vw++I−
Vm−1)=41aVm−((L+lV、+1+1+*
−IVn−1)+(i@BIV+e−++1m−+Vm
J  )分母が零となる場合には第1図、動作原理で述
べたと同様の処理が必要である。 この場合の判定基準も式(19)と同じである。 また、第6図には式(18)の他の変形実施例を示す。 ここでの電流、電圧サンプリング値の関係は式4式% 即ち、式(23)の左辺に示す電流、電圧サンプリング
値の関係であっても、その3式目は式(I8)(20)
〜(22)の3式目と同じ結果になっている。 図中、第1図〜第5図と同一符号は夫々間−又は相等部
分を示す第6図において、9−4は第1のデータ流通路
、15−5は第2のデータ流通路、60は除算回路であ
る。 除算回路60は、乗算回路29、減算回路51の出力を
夫々入力として、 (但し、(i、。l+111−1)(Vs。I+Vm−
IL41+*V@ ≠0とする) を導出して出力している。 式(23)は、その分母を、式(18)の分母を下記の
通り変形したものと見做しても良い。 (1m+++1m−+) (Vm++ +vm−+)−
4LeV11=(L++Vs+++im−+Vs−+)
+(i+a*1Vs−++L−+Vm++) −Ljm
vs・−((L++Vs+++1m−+シ、−1)+(
1m++V*−++1m−+Vs++)−41*VJ 
(23−1)可能で その1 発明のデー βをcos 2β・ が可能である。 一般化して、式( する)で置換すると 式(23)は、k=oの場合に相当する。 さて、その2は、式(23)に於いて、mを変化させて
も、本発明のデータの制御手順に従えば、その3式目の
βをcos21β(lは、整数とする)としても、電力
方向成分を得ることが可能である。 −齢化して、各添数字にlを付して示すが、iイ V、
については、添字!とは無関係とすることが必要である
。 式(23)は f=1の場合に相当する。 これは、式(23)の3式目が が示されていたのが、lとすると が得られることを示す。 この、2種類の変化形は、第Iの実施例のみについてあ
てはまるものではなく、全実施例についてあてはまるこ
とは云う迄もない。 なお、上記実施例は、第2図で述べた通り、従来リレー
の様にr不変周波数の正弦波であれば、サンプリング時
間巾βを電気角30°にとり、3サンプリング前(又は
、後)のデータを使えば、そのデータは、現在のデータ
よりも90’前(又は後)のデータであり、前者を正弦
(sin )成分とすれば、後者は余弦(cos)成分
となる1の前提によらない演算原理とするため入力デー
タの取り込み順序を規定する手段について示した。 従って、この発明によれば、サンプリング時間巾βを、
系統周波数に無関係に設定することが可能となるため、
周波数50Hz、  60Hzで、サンプリング時間巾
βを共用化することが可能上なる他、処理装置の処理能
力が向上すれば、する程、サンプリング時間巾βを短く
設定し得ることになる。 具体的に、この発明で、電力方向リレーとして解を得る
ためには、m−1−m+1迄の3サンプル・データ(従
来リレーはm−m+3までの4サンプル・データ)であ
り、1サンプルデータ少ない分、事故検出に要する時間
は短縮される。また、サンプリング時間巾βを縮めて行
けば、更に高速度動作が可能となる。 更には、この3サンプル・データの間、系統の周波数を
はヌ一定と見なし得る程度の周波数変動であれば、即ち
、水力発電機が起動して、定格周波数になる迄の間の保
護にも適用可能となる。 また、この発明の付随した効果としては、時限協調が従
来リレーに比べて容易になることである。 即ち、従来リレーは、夕・ンプ値、抑制スプリング、接
点間隔等で電源端から負荷端迄の時限協調をとっている
が、この発明では、負荷側程、サンプリング時間巾βを
短かく電源端側程サンプリング時間巾βを長く設定すれ
ば、事故時には、各端をは一同一の源流が貫通して事故
点に向って流れるため、同一原理のリレーで確実に時限
協調がはかれることになる。 この時、あわせて、演算結果の照合回数を電源端何程多
くする等、配慮すれば信転度向上にも資する。 更に、この発明の考え方は、インピーダンス・リレーへ
応用してもよ(、上記実施例と同様の効果を奏する。 【発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、電流、!圧のサンプリ
ング値を用いて所要関係式を満す四則演算回路により第
1の電気量と第2の電気量を求め、前記第1の電気量を
第2の電気量で除算して得た電力方向成分が零より大か
否かを判定するように回路構成したので、周波数変動に
も無関係な特性が得られ、50Hz、  60Hzサン
プリング時間巾を共用化した継電器となし得る。また、
時限協調に優れ、高速動作可能なリレーが得られる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の詳細な説明するための回路構成ブロ
ック図、第2図はこの発明の一実施例を示す回路ブロッ
ク図、第3図ないし第6図はこの発明の他の実施例を示
す回路ブロック図、第7図は従来の電力方向継電器のア
ルゴリズムを説明する波形図である。 図において、3〜5は電流データの一時的保管室、6〜
8は電圧データの一時的保管室、10〜14は乗算回路
、16.18は加算回路、28は減算回路、22は判定
量導出部である。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 電力系統の電圧、電流を検出した電圧データ及び電流デ
    ータを所定のサンプリング時間巾でサンプリングし量子
    化して、一時保管する電流データの一時的保管室及び電
    圧データの一時的保管室と、前記一時的保管室に格納さ
    れた電流、電圧のサンプリング値を用いて系統保護の所
    要関係式を求め、該所要関係式を満足する第1の電気量
    及び第2の電気量を出力する四則演算回路と、前記第1
    の電気量を求める電流と電圧の振巾値の積の2乗値を被
    除数とする第1の余弦演算式を前記第2の電気量を求め
    る電流と電圧の振巾値の積を除数とする第2の余弦演算
    式で除して得た電力方向成分が零より大か否かを判定し
    結果を出力する判定量導出部とを備えた保護継電器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63188775A (ja) * 1987-02-02 1988-08-04 Hitachi Ltd 実効値及び電力検出方式

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