JPH04191705A - 光ファイバケーブルの余長収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 光ファイバケーブルの余長収納装置に関し、光装置の配
線あるいは撤去工事をし易くすることを目的とし、 合成樹脂材の一体成型品であってほぼ四角形の底板と上
蓋とを片側で開閉しコ字形に折り畳みするケースからな
り、前記上蓋には光ファイバケーブルの巻き付け外径を
規制する外側片をコ字形折曲部を除（縁端３辺にそれぞ
れ突出し根元で立ち上げ折り曲げ可能に設け、前記底板
には上蓋の外側片に対応しその先端に備える係合部を挿
入係止するスリントを穿設し且つ光ファイバケーブルの
巻き付け内径を規制するように少なくとも対向する一対
の内側片を切り起こし折り曲げ可能に設けて構成する。

［産業上の利用分野〕 本発明は光ファイバケーブルの余長収納装置にに関する
。

近年の光伝送装置などの光装置は各種データ伝送の高速
、大容量化が要求されている。なお、データ媒体として
の光ファイバケーブルはそれ自体が持つ性質上、無理な
折り曲げ、引っ張りなどに対し非常に弱いため必ず余長
をとってその余長を収納する余長収納装置を設けること
が要望されている。

〔従来の技術］ 従来の光ファイバケーブルの余長収納装置は第７図の斜
視図に示すように、光伝送装置の筐体側壁２０の外面上
（または内部）に直に設けられており、第８図の斜視図
に示す挿通した光ファイバケーブルの飛び出しを防ぐ爪
２１ａ−１を有したコ字形溝２１ａと取付足２１ｂとを
備えるケーブルホルダ２１を用い、筐体側壁２０の光フ
ァイバケーブル１０をループ状に巻く円上に４分割する
丸孔２０ａを穿設し、それぞれの丸孔２０ａにケーブル
ホルダ２１の取付足２１ｂを挿入・係着し構成されてい
る。

余長の光ファイバケーブル１０は、この４つのケーブル
ホルダ２１にループ状に巻き付け収納している。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、このような上記構造によれば、光ファイ
バケーブルを受けるケーブルホルダは４個で構成され、
それらを外壁に取り付けるための孔加工は面倒であり、
また光ファイバケーブルが複数本ある場合は入出力の識
別がつかなくなる問題や、更にまた光ファイバケーブル
を撤去する際、逆に爪が邪魔して簡単に取り出すことが
できないとか、撤去した光ファイバケーブルがとくにガ
ードもなく外部に放置された恰好になって損傷し易いな
ど、光伝送装置の配線あるいは撤去工事に際し支障があ
るといった問題があった。

上記問題点に鑑み、本発明は光装置の配線あるいは撤去
工事に際し、光ファイバケーブルの余長収納装置をし易
くすることのできる光ファイバケーブルの余長収納装置
を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本発明の光ファイバケーブ
ルの余長収納装置においては、合成樹脂材の一体成型品
であってほぼ四角形の底板と上蓋とを片側で開閉しコ字
形に折り畳みするケースからなり、前記上蓋には光ファ
イバケーブルの巻き付け外径を規制する外側片をコ字形
折曲部を除く縁端３辺にそれぞれ突出し根元で立ち上げ
折り曲げ可能に設け、前記底板には上蓋の外側片に対応
しその先端に備える係合部を挿入係止するスリントを穿
設し且つ光ファイバケーブルの巻き付け内径を規制する
ように少なくとも対向する一対の内側片を切り起こし折
り曲げ可能に設けて構成する。

また、さらに上記底板の内側片には光ファイバケーブル
の巻き付け方向に沿う両端部を底板から切り離し円周方
向に弾性を有して折り曲げ光ファイバケーブルの巻き付
け張力を吸収する緩衝部を設ける。

また、さらに前記上蓋または底板の縁端部の一部に切り
取り可能な識別表示片を突出して設ける。

（作用） 底板と上蓋とを片側で開閉しコ字形に折り畳みできるケ
ースにし上蓋に光ファイバケーブルの巻き付け外径を規
制する外側片を、底板に内径を規制する内側片を設けて
構成することにより、上蓋を開いて上方から光ファイバ
ケーブルを内側片の外側に沿ってループ状に巻き付けた
後、上蓋を閉じることにより光ファイバケーブル自体の
弾性による復元力で拡がる外径を外側片で規制し、ケー
ス内に安全、コンパクトに収納することができる。

光ファイバケーブルを光装置から撤去する際にケースご
と脱着できて保管などの管理がし易くなる。

光ファイバケーブルをケースから取り出す際は、上蓋を
開けるだけでワンタンチでループ状態のまま取り出すこ
とができる。

また、さらに内側片に緩衝部を設けた場合は、巻き付け
た光ファイバケーブルに何らかの張力が掛かっても緩衝
部の弾性変形により吸収し光ファイバケーブルの損傷を
防止することができる。

また、さらにケースに切り取り可能な識別表示片を設け
た場合は、それらを切り取って光ファイバケーブルに取
り付けることにより、誤配線を未然に防止することがで
きる。

〔実施例〕

以下図面に示した実施例に基づいて本発明の要旨を詳細
に説明する。

第１図の斜視図及び第２図のその展開平面図に示すよう
に、光ファイバケーブルの余長収納装置は、はぼ四角形
の上蓋１と底板２とを片側で開閉し口字形に折り畳みす
るように合成樹脂材で一体成型したケースで構成する。

第２図に示した口字形に折り畳む折り曲げ線（点線）に
は折り曲げがし易いように第３図の要部側断面図に示す
くぼみ３を入れる。（以下、折り線にはこのくぼみを入
れる） そして、上蓋１には光ファイバケーブルの巻き付け外径
を規制する外側片１ａを口字形折曲部を除く縁端３辺に
それぞれ突出し設ける。この外側片１ａは根元で立ち上
げ折り曲げできるように折り曲げ線にくぼみ３（第２図
の展開平面図参照）を入れ、外側片１ａの先端には後述
の底板２のスリット２ａに挿入しスリｙ）２ａの縁に保
合する切欠き１８〜２を入れた係合部１ａ−１を設ける
。

底板２には上蓋工の外側片１ａに対応しその先端に備え
る係合部１８−１を挿入係止するスリット２ａを穿設し
且つ光ファイバケーブルの巻き付け内径を規制するよう
に少なくとも対向する一対の内側片２ｂを切り起こし折
り曲げ可能に設ける。この内側片２ｂにも根元で立ち上
げ折り曲げできるように折り曲げ線にくぼみ３（第２図
の展開平面図参照）を入れておく。なお、本実施例では
底板２がねし止めできるように内側片２ｂの内側に取付
孔２ｃを穿設しているが、両面接着テープを用いて固着
してもよい。

また本実施例では、さらに底板２の内側片２ｂには光フ
ァイバケーブルの巻き付け方向に沿う両端部を、切り込
み４（第２図の展開平面図参照）を入れて底板２から切
り離し巻き付け方向に円周方向に弾性を有して（樹脂素
材自体の弾性を利用する）折り曲げ、光ファイバケーブ
ルの巻き付け張力を吸収する緩衝部２ｂ−１を設ける。

また本実施例では第２図の展開平面図に示すように、さ
らに上蓋１（または底板２でもよい）の縁端部（上辺）
に切り取り（折り取り）可能なミシン目５を入れた識別
表示片１ｂを突出して設ける。

識別表示片１ｂの両側には光ファイバケーブルを押通す
る丸孔１ｂ−１を穿設し光ファイバケーブルを通す切れ
目１ｂ−２を端面から丸孔１ｂ−１４こ向かって入れる
。識別表示片１ｂの厚さは容易に湾曲できるように上蓋
Ｉの厚さより薄くする。

光ファイバケーブルを余長収納装置に巻き付けるときは
、第４図の斜視図に示すように上蓋１を矢印Ａ方向に開
けて光ファイバケーブル１０を内側片２ｂにループにし
ながら巻いていき、始端、終端を外側に導出し手で保持
した状態で、上蓋１を逆方向に閉し、係合部１ａ−１を
スリット２ａに係止した後、光ファイバケーブル１０を
手放す。そのとき、光ファイバケーブル１０はそれ自体
の弾性による復元力で拡がり外側片１ａに規制され自然
の巻き径に保持される。なお、光ファイバケーブルＩＯ
を巻き付ける前に上蓋１から切り取った識別表示片１ｂ
に光ファイバケーブル１０の区別、即ち０ＵＴＩ、０Ｕ
Ｔ２．ＩＮＩ、ＩＮ２など略号を記入し、光ファイバケ
ーブル１０に挿着しておく。

第５図の斜視図は、上蓋を閉した光ファイバケーブルの
収納後の状態を示す。

つぎに、余長収納装置の応用例を第６図の斜視図を用い
て説明する。

図は小形の光伝送装置１１であるが、上ケース１１ａは
図示しない光伝送回路を収納し光コネクタ１１ａ−１を
備え、下ケースＩｌｂは光ファイバケーブル１０を巻い
た図示しない余長収納装置をケースごと収納し光ファイ
バケーブル１０の一端をコネクタ接続し、他端を図示し
ない外部光装置に接続するように構成している。

このように、光ファイバケーブルの余長収納装置を底板
と上蓋とを片側で開閉しコ字形に折り畳みできるケース
に構成し上蓋に光ファイバケーブルの巻き付け外径を規
制する外側片と、底板に内径を規制する内側片とを設は
合成樹脂材で一体成型することにより、上蓋を開けて光
ファイバケーブルを内側片の外側に沿ってループ状に巻
き付けることができ、その状態で上蓋を閉じて係合部を
スリットに係止することにより光ファイバケーブルの巻
き外径を外側片で規制し、ケース内に安全、コンパクト
に収納することができる。

また、光ファイバケーブルを光装置から撤去する際には
１つのケースに収納された形になっているため、ケース
ごと脱着・保管ができ損傷の恐れなく保管が容易になる
。光装置などへの取り付けも、取付ねじまたは両面接着
テープなどで簡単に取り付けることができる。あるいは
、第６図のように光伝送装置の筐体内に一体して収める
こともできる。

また、光ファイバケーブルをケースから取り出す際は、
上蓋を開けるだけでワンタンチでループ状態のまま取り
出すことができる。

また、さらに内側片に緩衝部を設けた場合は、巻き付け
た光ファイバケーブルに何らかの張力が掛かっても緩衝
部の弾性変形により緩衝部の差し渡し径が縮んで緩衝吸
収し光ファイバケーブルの断線や損傷などを防止するこ
とができる。

また、さらにケースに切り取り可能な識別表示片を設け
た場合は、それらを切り取って光ファイバケーブルに取
り付けることにより、誤配線を未然に防止することがで
きる。

〔発明の効果〕

以上、詳述したように本発明によれば、光ファイバケー
ブルの余長をケースに巻き付け収納した余長収納装置を
用いることにより、光装置への光ファイバケーブルの配
線あるいは撤去工事が容易になり、作業性を向上するこ
とができるとともに光装置を小形コンパクトに構成する
ことができるといった産業上極めて有用な効果を発揮す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による一実施例の斜視図、第２図は第１
図の展開平面図、 第３図は折り曲げ線に設けるくぼみの要部側断面図、 第４図は光ファイバケーブルの収納前の状態を示す斜視
図、 第５図は光ファイバケーブルの収納後の状態を示す斜視
図、 第６図は本発明の応用例を示す光伝送装置の斜視図、 第７図は従来技術による斜視図、 第８図は第７図のケーブルホルダの斜視図、である。 図において、 １は上蓋、 １ａは外側片、 １ａ−１は係合部、 １ｂは識別表示片、 ２は底板、 ２ａはスリット、 ２ｂは内側片、 ２ｂ−１は緩衝部、 ｌＯは光ファイバケーブルをそれぞれ示す。 折り曲げ線に設けるくぼみの要部側断面図１３　　図 第　　４　　Ｄｇ 光ファイバケーブルの収納後の状態を示す斜視図第５図 光伝送装置■ ケーブルホルダ乙 第７図のケーブルホルダの斜視図 第８図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 〔１〕合成樹脂材の一体成型品であってほぼ四角形の底
   板（２）と上蓋（１）とを片側で開閉しコ字形に折り畳
   みするケースからなり、前記上蓋（１）には光ファイバ
   ケーブル（１０）の巻き付け外径を規制する外側片（１
   ａ）をコ字形折曲部を除く縁端３辺にそれぞれ突出し根
   元で立ち上げ折り曲げ可能に設け、前記底板（２）には
   上蓋（１）の外側片（１ａ）に対応しその先端に備える
   係合部（１ａ−１）を挿入係止するスリット（２ａ）を
   穿設し且つ光ファイバケーブル（１０）の巻き付け内径
   を規制するように少なくとも対向する一対の内側片（２
   ｂ）を切り起こし折り曲げ可能に設けて構成することを
   特徴とする光ファイバケーブルの余長収納装置。 〔２〕請求項１記載の底板（２）の内側片（２ｂ）には
   光ファイバケーブル（１０）の巻き付け方向に沿う両端
   部を底板（２）から切り離し円周方向に弾性を有して折
   り曲げ光ファイバケーブル（１０）の巻き付け張力を吸
   収する緩衝部（２ｂ−１）を設けることを特徴とする光
   ファイバケーブルの余長収納装置。 〔３〕請求項１記載の上蓋（１）または底板（２）の縁
   端部の一部に切り取り可能な識別表示片（１ｂ）を突出
   して設けることを特徴とする光ファイバケーブルの余長
   収納装置。