JPH0419140Y2 - - Google Patents

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JPH0419140Y2
JPH0419140Y2 JP11657287U JP11657287U JPH0419140Y2 JP H0419140 Y2 JPH0419140 Y2 JP H0419140Y2 JP 11657287 U JP11657287 U JP 11657287U JP 11657287 U JP11657287 U JP 11657287U JP H0419140 Y2 JPH0419140 Y2 JP H0419140Y2
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eaves gutter
water
drop
pipe
water collector
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は軒樋よりの雨水を竪樋などに流下排水
する軒樋の落し口に関するものである。
(従来技術と問題点) 軒樋より雨水を流下させるには軒樋の落水孔よ
り流下した雨水を集水器に集め、これを下端の落
水筒より竪樋やエルボに導いて地上に排水するも
のである。
この時、軒樋より多量の雨水が流下すると集水
器の落水筒だけでは排水しきれず集水器内部に溢
水して軒樋を載置した切込み部分から外部に漏れ
てしまうことがあつた。
これは軒樋底面の落水孔が集水器の落水筒より
大きい場合に多量の降雨があると発生するもの
で、すなわち軒樋の落水孔は施工現場で穿孔する
ため適した大きさにするのは困難であり通常は集
水器の落水筒より大きくなりやすく、このため多
量の雨水が軒樋に流入すると落水孔からは排水で
きるが、落水筒では十分に排水できず集水器の切
込み部分などから溢れてしまうものであつた。
特に近年では住宅の洋風化などに伴なつて集水
器もあまり目立たないように小形のものとなり集
水器の容量も少なくなつているため上記傾向はよ
り顕著に現われるものであつた。
又、施工技術の面より軒樋の落水孔と集水器の
落水筒の中心が一致しないことがあり、このよう
な時は軒樋から落下する雨水は集水器の落水筒よ
りずれた位置に落下することになり、このため雨
水が軒樋の切込みから外部に漏れる原因となつ
た。
(考案の目的) 本考案は上記したような問題点を解決するため
に考案したものであり、落しパイプを軒樋底面に
取り付け、多量の雨水が軒樋に流入しても集水器
が溢水する恐れもなく、又正確な位置に落水でき
る軒樋落し口を提供するものである。
(考案の構成) 以下本考案を添付図面である一実施例に基づい
て説明する。
第1図は落し口の分解斜視図を示すが、軒樋
1、落しパイプ2及び集水器3より構成され、そ
れぞれの部品は銅板などの金属薄板を折曲形成し
て製作される。
角形の軒樋1の底面11には落水孔13が穿設
され上端には角形の耳部12が設けられ、落しパ
イプ2は軒樋の底面11に当接するつば部21よ
り下方に排水筒22が垂設され、該排水筒22に
は切込み24を入れて折曲片23が相対向して2
箇所設けられている。
又、軒樋1を載置する集水器3の側面35には
軒樋の外形々状をした切込み32を有し、下部の
底面34には略角筒状の落水筒31が垂設され、
又、前後の上部には軒樋1を載置して固定するた
めの舌片33が複数個立設されている。
この時、落水孔13、排水筒22及び落水筒3
1の大きさを横断面積で比較すると、落水孔13
が最も大きく、次に落水筒31となり、排水筒2
2は最も小さくなつている。
すなわち、排水筒22から排水される雨水は落
水筒31で確実に全部が排水されるものであり、
又落水孔13は排水筒22より大径となつている
ため排水筒22は水平方向に移動が可能となるた
め落水筒31の中心位置にまで容易に移動して施
工でき、第3図は排水筒22を落水孔13の中央
に位置した時の側面断面を示し、第4図は排水筒
22を右方向によせた時の側面断面を示す。
施工するに際しては軒樋1の底面11の落水孔
13に落しパイプ2の排水筒22を落し込み、つ
ば部21を底面11の上面側に当接するが、排水
筒22より落水孔13は大きく遊嵌されるように
落し込んであるため落しパイプ2は水平方向に移
動可能であり、集水器3の位置が多少ずれた場合
でも落しパイプを左右に移動して第5図の側面断
面図に示すように落水筒31の真上に位置させる
ことができる。
又、この時落しパイプ2の取付位置が定まつた
らつば部21の下面側や周囲を接着剤などでシー
ルすれば水漏れの恐れもなく、その後排水筒22
を切欠いて設けた折曲片23を外方に折曲して第
2図の斜視図に示す如く固定するものである。
その後、集水器3を軒樋1の外形に下方より当
接し、舌片33を折曲し、軒樋1の耳部12を巻
くようにして固定すれば第6図の斜視図に示す如
く施工が完成するものである。
(考案の効果) 上述したように本考案に係る軒樋の落し口は、
軒樋底面の落水孔に落し込んだ落しパイプが左右
に多少移動可能であるため集水器との位置が調整
でき、集水器と落しパイプを垂直線上に施工でき
るため排水効率もよく、水漏れなどの恐れも少な
いものである。
又、落しパイプの排水筒は集水器の落水筒より
小径となつているため横断面積が少ないため軒樋
より排水された雨水は集水器により確実に排水で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例に係り、第1図は落し
口の分解斜視図、第2図は軒樋に落しパイプを取
り付けた時の斜視図、第3図及び第4図は軒樋の
底面に落しパイプを取り付けた時の側面断面図、
第5図は軒樋の底面に落しパイプと集水器を取り
付けた時の要部の側面断面図、第6図は施工の完
成した時の斜視図である。 1……軒樋、11……底面、12……耳部、1
3……落水孔、2……落しパイプ、21……つば
部、22……排水筒、23……折曲片、24……
切込み、3……集水器、31……落水筒、32…
…切込み、33……舌片、34……底面、35…
…側面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側面に軒樋を載置する切込みを有し、下方に落
    水筒を設けた集水器に軒樋を載置してなる落し口
    に於いて、軒樋の底面に穿設したやや大き目の落
    水孔に、軒樋の内面側より、周囲につば部を有す
    る排水筒を遊嵌して落し込み、該排水筒の横断面
    積が、上記落水筒の横断面積より小さく形成して
    なる軒樋の落し口。
JP11657287U 1987-07-28 1987-07-28 Expired JPH0419140Y2 (ja)

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JP11657287U JPH0419140Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28

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JP11657287U JPH0419140Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28

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Publication Number Publication Date
JPS6424225U JPS6424225U (ja) 1989-02-09
JPH0419140Y2 true JPH0419140Y2 (ja) 1992-04-30

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JP5828066B2 (ja) * 2010-12-21 2015-12-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 雨樋構造

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JPS6424225U (ja) 1989-02-09

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