JPH0419060B2 - - Google Patents

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JPH0419060B2
JPH0419060B2 JP59184929A JP18492984A JPH0419060B2 JP H0419060 B2 JPH0419060 B2 JP H0419060B2 JP 59184929 A JP59184929 A JP 59184929A JP 18492984 A JP18492984 A JP 18492984A JP H0419060 B2 JPH0419060 B2 JP H0419060B2
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JP
Japan
Prior art keywords
locking
seat
seat body
locking piece
locking device
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59184929A
Other languages
English (en)
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JPS6160366A (ja
Inventor
Katsuzo Nakada
Tsutomu Yoshida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ARUNA KOKI KK
HANKYU DENTETSU KK
Original Assignee
ARUNA KOKI KK
HANKYU DENTETSU KK
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Publication date
Application filed by ARUNA KOKI KK, HANKYU DENTETSU KK filed Critical ARUNA KOKI KK
Priority to JP18492984A priority Critical patent/JPS6160366A/ja
Publication of JPS6160366A publication Critical patent/JPS6160366A/ja
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は折たたみ可能な座席に関するもので、
鉄道車両における補助座席として利用される。
(従来技術) 鉄道車両においては、朝夕の通勤ラツシユ時と
その他の比較的空いている時との両方に対応する
ため、乗車ドア付近には折たたみ可能な補助座席
が設けられており、朝夕の通勤ラツシユ時には運
転席等からの遠隔操作で補助席を一斉に直立状態
に収納して乗降に支障をきたさないようにし、そ
の他の比較的空いている時には、乗客が自分で自
由に補助座席を引き出して利用するようにした補
助座席装置が、実公昭50−35456号に示されるよ
うに提案されている。
(発明が解決すべき問題点) しかし、この従来のものは補助座席が収納ばね
の作用で常に収納方向に付勢されており、補助座
席が前面に突出した使用状態では使用者の体重で
収納ばねの付勢力に抗してその使用状態を保持し
ているにすぎないため、使用者が補助座席を離れ
たときには、補助座席は使用者の体重から開放さ
れるため、収納ばねの付勢力によつて回動収納位
置に自動復帰してしまい、このため使用者はいち
いち補助座席を出し入れ操作して使用しなければ
ならず、その使用勝手が極めて悪く、また使用時
に収納ばねの付勢力が常に使用者にかかつている
ため、座りごごちも悪く不安定でもあるという難
点がある。
本発明は上述のような事情に鑑みて成されたも
ので、客の自由に利用できる状態と、できない状
態とを切り換えて、ラツシユ時における余計な混
雑をなくすると共に、使用勝手の良い補助座席を
提案することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、ほぼ鉛直方向に立設された壁体に座
席本体が枢着されており、該座席本体が前記壁体
内に収納された状態の収納位置と前記壁体の前面
に突出した状態の使用位置との間で回動可能に構
成されてなる座席において、前記座席本体をその
重力に抗して前記使用位置から前記収納位置へ向
い付勢する収納ばねと、前記壁体がわに設けられ
た係止部材及び前記座席本体がわに設けられた係
止片とからなる係止装置であつて前記使用位置に
おいて係止部材が係止片に係止して座席本体を保
持する係止装置と、該係止装置における前記係止
部材の係止片に対する係止力を解除する解除装置
と、前記座席本体を前記収納位置で施錠する施錠
装置とを有し、前記係止装置の係止部材は、座席
本体を前記収納ばねの付勢力に抗して前記使用位
置に保持しうる係止力で前記係止片に係止すると
共に、その係止力を上回る人力で前記座席本体を
前記収納位置がわへ回動させることによつて係止
片との係止を解除するように構成されており、前
記解除装置と前記施錠装置とは遠隔操作が可能で
あることを特徴とするものである。
(実施例) 以下、本発明を実施例により図面を参照しつつ
説明する。
第1図乃至第6図において、1は鉄道車両にお
いていわゆるボツクス型またはロマンスシート型
と呼ばれる本座席の端に設けられた壁体で、この
壁体1の裏面に背もたれ2が設けられ、これらの
内部の空間は収納部3となつている。壁体1のフ
レーム1aには案内路4が形成され、これに沿つ
て補助座席5の背もたれ6の背面にブラケツト6
aを介して取付けた案内支持用のローラ7が転動
するようになつている。なお、1個の壁体1に2
個の補助座席5が並んで設けられている。シート
座8はピン9によつてフレーム1aに枢着され、
第1図の実線で示す使用位置と一点鎖線で示す収
納位置との間約90゜が回動可能になつており、こ
のシート座8のブラケツト10の端部所要箇所に
設けられたピン11を介して背もたれ6と回動可
能に連結されている。6bは背もたれ6に取付け
られていて軸ピン11を支持する受け金である。
シート座8は、基板8aの上に布団8bが載せ
られるとともにその両側に前述のブラケツト10
が一体に連接されて成つている。12はピン9に
外嵌合して取付けられた収納ばねであつて、この
収納ばね12の一端はフレーム1aに、他端はブ
ラケツト10に設けた突設ピン10aに圧着し、
その弾性力によつてシート座8をその重力に抗し
て使用位置から収納位置へ向かつて付勢して収納
させるようになつている。基板8aの後方で両ブ
ラケツト10間に設けられたふさぎ板13は、使
用位置において背もたれ6の背面に当接し、軸ピ
ン11を中心とする背もたれ6とシート座8との
開き方向の回動が規制されて、シート座8に人が
座つたときにも使用位置で安定するようになつて
いる。
両補助座席5の間のフレーム1aには、ソレノ
イド14により上下に移動駆動可能な2個の係止
部材15が取付けられており、これがブラケツト
10に取付けた係止片16に係合し、係止装置1
7を構成している。
特に第4図及び第5図を参照して明らかなよう
に、係止部材15は、ハウジング18に設けた円
筒状の凹所18aに保持ばね19により付勢され
た鋼球20が嵌入し、ハウジング18にねじで取
付けた蓋板18bの穴からその一部が外方へ突出
して構成されている。この係止部材15,15
は、アーム21aが突設されたベース21に取付
けられており、ベース21の底面に取付けた2個
の丸棒22が、フレーム1aに固定された取付板
23に設けられたスライド軸受24によつて軸方
向スライド可能に支持されている。ソレノイド1
4は、ブラケツト25を介して取付板23に固定
され、そのプランジヤ14aがアーム21aに連
結されており、ソレノイド14に通電することに
よつてプランジヤ14aが上下往復駆動し、係止
部材15が移動駆動される。これによつて、第2
図で示すように鋼球20と係止片16との高さ位
置が同じであるときには、シート座8を使用位置
まで引き出すと係止片16が鋼球20を保持ばね
19に抗して一担押し込んだ後に係合し、収納ば
ね12の付勢力に抗して使用位置に係止させる。
シート座8を人の力で回動させると、係止片16
は鋼球20を押し込んで係合がはずれ、収納ばね
12の付勢力によつて収納位置まで回動する。ま
た人の力を加えずに、ソレノイド14に通電する
ことによつてプランジヤ14が上方へ移動し、こ
れによつて係止部材15が上方へ移動して鋼球2
0と係止片16との係合がはずれ、シート座8は
収納ばね12の付勢力によつて収納位置まで回動
する。なおこのときに、フレーム1aとブラケツ
ト10との間に取付けた緩衝シリンダ26によつ
て衝撃が吸収される。なお、27は収納位置にお
いてふさぎ板13が当接するゴム材よりなるスト
ツパーである。
補助座席5の真上でフレーム1bに固定された
取付板28には、シート座8の先端中央に設けた
孔8cに嵌入可能で下端部の前方側がテーパ面2
9aに形成されたロツク棒29が、ガイド筒28
aにガイドされて上下動可能に設けられており、
取付板28に設けられたピン30を中央に揺動可
能なレバー31の一端が、このロツク棒29にピ
ン32を介して連結され、レバー31の他端はソ
レノイド33のプランジヤ33aの下端面に当接
可能であつて、ロツク棒29は自重で下降するよ
うになつているとともに、ソレノイド33の作動
によつて下降不可能に規制される。これによつて
施錠装置34が構成されており、第1図で示すよ
うにロツク棒29が下降しているときには、シー
ト座8が一担収納位置に収納されるとロツク棒2
9が孔8c内に嵌入して施錠され、シート座8を
使用位置に引き出すことができず、ソレノイド3
3の作動によりプランジヤ33aがレバー31の
端部を押し下げると、ロツク棒29が上昇して孔
8cから抜け出し、解除される。なお、ロツク棒
29が下降した状態でシート座8が使用位置から
収納位置へ回動してくると、シート座8の前端部
がテーパ面29aに当接してロツク棒29を押し
上げ、その後施錠される。なお施錠状態では、壁
体1の前面上方中央に設けた表示灯35が点灯し
て補助座席5が使用不可能であることを知らせ
る。表示灯35は、人が座つている状態を図案化
した図形中にばつ印が表示されるようになつてい
る。また、これらソレノイド14,33及び表示
灯35は、図示しない制御盤に接続され、運転席
で集中的に制御できるようになつている。
次に、これら係止装置17及び施錠装置34の
作動タイミングについて説明する。
通常の場合は、補助座席5を乗客が自由に利用
できるようにしておくため、係止装置17はその
係止部材15と係止片16とが係合する状態に、
施錠装置34は解錠状態にしておく。そうすれ
ば、シート座8を収納ばね12の付勢力に抗して
引き出し、使用位置で係止装置17によつて安定
する。不要のときは、シート座8を上方へ回動さ
せると収納ばね12の付勢力で自動的に収納され
る。
ラツシユ時等で補助座席5の使用を禁止したい
場合は、電車が車庫から始発駅に入る前、または
折返し点で乗客が全部降りた後に、運転席からの
操作によつて、係止装置17をソレノイド14に
よつて係止部材15を移動して解除状態にする
と、シート座8は収納ばね12の付勢力によつて
収納されるので、ソレノイド33によつて施錠装
置34を作動させて施錠状態にする。これによつ
て、電車内の全ての補助座席5は収納されるとと
もに、乗客が引き出して使用することが不可能と
なり、表示灯35が使用不可能である旨を表示す
る。
このように、使用位置にある多数の補助座席5
を収納状態にするため作業員が全車内をいちいち
回つて作業をしなくても、運転席からごく簡単な
操作で短時間に全補助座席を収納させることがで
きるとともに、収納された補助座席は乗客の勝手
な使用を防止することができるので、ラツシユ時
の余計な混雑をなくすることができる。
上述の実施例において、ソレノイド14,33
は種々の形式のものを採用することができる。例
えばソレノイド14,33への通電によつてプラ
ンジヤ14a,33aがばね力に抗して吸収され
るもの、ロータリー形式のものを用いてソレノイ
ド14,33への通電ごとにプランジヤ14a,
33aが上方又は下方移動し、その状態が保持さ
れるものがある。またソレノイド14,33に代
えて空気圧シリンダを用いてもよい。係止装置1
7の解除と施錠装置34の施錠とは、同時に行つ
てもよく、若干ずれたタイミングで行つてもよ
い。係止装置17及び施錠装置34の構造は種々
変更することができる。
なおこの発明は、電車用の補助座席のみでな
く、劇場や競技場の座席にも応用することができ
る。
(効果) 本発明によると、補助座席を客の自由に利用で
きる状態とできない状態とに簡単に且つ迅速に切
換えることができ、補助座席を設けたことによる
ラツシユ時における余計な混雑をなくすることが
できる。係止装置の係止力を解除装置によつて解
除するようにしたので、運転席等からの遠隔操作
によつて全補助座席を収納状態にすることがで
き、作業員がいちいち収納のために車内を回る必
要がない。
使用者が補助座席を、その収納位置と使用位置
との間を自由に切替え使用することができるにも
かかわらず、補助座席を前面に突出させた使用状
態で使用者が補助座席から離れた場合に補助座席
は収納位置に復帰することなくその使用状態の位
置に保持させておくことが出来、使用者はいちい
ち補助座席の出し入れ操作を行う必要がなく、使
用勝手が極めて良く、また座りごこちも良く安定
している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の補助座席を示す一部断面側面
図、第2図は同背面図、第3図は第2図の−
線矢視断面部分図、第4図は係止装置の側面図、
第5図は係止部材の正面断面図、第6図は補助座
席の正面図である。 1……壁体、8……シート座(座席本体)、1
2……収納ばね、14……ソレノイド(解除装
置)、15……係止部材、16……係止片、17
……係止装置、18……ハウジング、19……保
持ばね、20……鋼球(係止具)、34……施錠
装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ほぼ鉛直方向に立設された壁体に座席本体が
    枢着されており、該座席本体が前記壁体内に収納
    された状態の収納位置と前記壁体の前面に突出し
    た状態の使用位置との間で回動可能に構成されて
    なる座席において、前記座席本体をその重力に抗
    して前記使用位置から前記収納位置へ向い付勢す
    る収納ばねと、前記壁体がわに設けられた係止部
    材及び前記座席本体がわに設けられた係止片とか
    らなる係止装置であつて前記使用位置において係
    止部材が係止片に係止して座席本体を保持する係
    止装置と、該係止装置における前記係止部材の係
    止片に対する係止力を解除する解除装置と、前記
    座席本体を前記収納位置で施錠する施錠装置とを
    有し、前記係止装置の係止部材は、座席本体を前
    記収納ばねの付勢力に抗して前記使用位置に保持
    しうる係止力で前記係止片に係止すると共に、そ
    の係止力を上回る人力で前記座席本体を前記収納
    位置がわへ回動させることによつて係止片との係
    止を解除するように構成されており、前記解除装
    置と前記施錠装置とは遠隔操作が可能であること
    を特徴とする座席。 2 前記係止装置の係止部材は、ハウジング内に
    設けられた保持ばねに付勢されて該ハウジングの
    外方へその一部が突出する球状の係止具を有し、
    該係止具が前記係止片に係合するように構成され
    てなる特許請求の範囲第1項記載の座席。 3 前記解除装置は、前記係止部材を前記係止片
    の移動方向とは直角方向に移動駆動するソレノイ
    ドである特許請求の範囲第1項記載の座席。
JP18492984A 1984-09-03 1984-09-03 座席 Granted JPS6160366A (ja)

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JP18492984A JPS6160366A (ja) 1984-09-03 1984-09-03 座席

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JPS6160366A JPS6160366A (ja) 1986-03-28
JPH0419060B2 true JPH0419060B2 (ja) 1992-03-30

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JP18492984A Granted JPS6160366A (ja) 1984-09-03 1984-09-03 座席

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3556763B2 (ja) * 1996-04-30 2004-08-25 シロキ工業株式会社 鉄道車両用収納式座席

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5035456U (ja) * 1973-08-02 1975-04-15

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5035456U (ja) * 1973-08-02 1975-04-15

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JPS6160366A (ja) 1986-03-28

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