JPH0418989A - 有機性排水の処理方法 - Google Patents
有機性排水の処理方法Info
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- JPH0418989A JPH0418989A JP2124839A JP12483990A JPH0418989A JP H0418989 A JPH0418989 A JP H0418989A JP 2124839 A JP2124839 A JP 2124839A JP 12483990 A JP12483990 A JP 12483990A JP H0418989 A JPH0418989 A JP H0418989A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、生活排水や有機性産業排水などの有機性排水
の処理方法に関する。
の処理方法に関する。
従来の技術
従来の有機性排水の処理プロセスは、通常、最初沈殿池
による第1段階の固液分離処理と、活性汚泥曝気槽、散
水ろ床9回転円板槽などによる第2段階の好気性生物処
理と、最終沈殿池による第3段階の固液分離処理とによ
って成り立っている。
による第1段階の固液分離処理と、活性汚泥曝気槽、散
水ろ床9回転円板槽などによる第2段階の好気性生物処
理と、最終沈殿池による第3段階の固液分離処理とによ
って成り立っている。
そして、第1段階および第3段階の固液分離処理で生成
した余剰汚泥は、そのままか、メタン発酵後に個別また
は合併して薬剤凝集させ、脱水装置にかけて脱水してい
る。また従来、汚泥脱水を行う場合は、砂ろ過乾燥装置
、重力ろ過装置、連続真空ろ過装置、圧搾ろ過装置、連
続遠心分離装置などが使われている。
した余剰汚泥は、そのままか、メタン発酵後に個別また
は合併して薬剤凝集させ、脱水装置にかけて脱水してい
る。また従来、汚泥脱水を行う場合は、砂ろ過乾燥装置
、重力ろ過装置、連続真空ろ過装置、圧搾ろ過装置、連
続遠心分離装置などが使われている。
発明が解決しようとする課題
これらの装置の内、砂ろ過装置以外は設備が高価であり
、運転、管理も比較的複雑である。しかも凝集剤を加え
たり、電力を使ってもその脱水ケーキの水分はせいぜい
80〜87%にしかならず、そのろ液はメインの排水処
理システムに返送して処理することになる。このため、
一般に下水処理では維持管理の経費と手数の半分はその
汚泥の脱水に費やされるとみられている。
、運転、管理も比較的複雑である。しかも凝集剤を加え
たり、電力を使ってもその脱水ケーキの水分はせいぜい
80〜87%にしかならず、そのろ液はメインの排水処
理システムに返送して処理することになる。このため、
一般に下水処理では維持管理の経費と手数の半分はその
汚泥の脱水に費やされるとみられている。
一方、小規模な施設では汚泥脱水まで行うと面倒である
ので、沈殿分離汚泥(水分98〜99%)を貯留してお
いてタンク車で搬出し、各地の施設の汚泥と一緒にして
脱水するようにしている。このためその汚泥処理の委託
費は高額にならざるをえない。その場合、排出汚泥を簡
単に高濃度にできれば、汚泥貯留槽が小さくてすみ、そ
の委託費を節減できることになる。
ので、沈殿分離汚泥(水分98〜99%)を貯留してお
いてタンク車で搬出し、各地の施設の汚泥と一緒にして
脱水するようにしている。このためその汚泥処理の委託
費は高額にならざるをえない。その場合、排出汚泥を簡
単に高濃度にできれば、汚泥貯留槽が小さくてすみ、そ
の委託費を節減できることになる。
したがって、排水処理の規模の大小にかかわらず、簡単
な装置と手数で汚泥脱水のできるシステムの開発が望ま
れている。特に凝集剤を添加せずにその濃縮や脱水が可
能になれば排水処理のシステム全体が著しく簡素化でき
ることになる。
な装置と手数で汚泥脱水のできるシステムの開発が望ま
れている。特に凝集剤を添加せずにその濃縮や脱水が可
能になれば排水処理のシステム全体が著しく簡素化でき
ることになる。
そこで本発明は、凝集剤を用いることなしに、脱水ケー
キの水分を大幅に低下させることかできるようにするこ
とを目的とする。
キの水分を大幅に低下させることかできるようにするこ
とを目的とする。
課題を解決するための手段
上記目的を達成するため本発明は、有機性排水を第1の
固液分離装置と回転円板槽と第2の固液分離装置とにこ
の順序で通して排水処理を行うに際し、前記第1の固液
分離装置としてウェッジワイヤー・ドラムスクリーンを
用い、前記第2の固液分離装置として沈殿槽を用い、か
つこの第2の固液分離装置で発生した余剰汚泥を、流入
排水と一緒に前記第1の固液分離装置へ送入することを
特徴とする。
固液分離装置と回転円板槽と第2の固液分離装置とにこ
の順序で通して排水処理を行うに際し、前記第1の固液
分離装置としてウェッジワイヤー・ドラムスクリーンを
用い、前記第2の固液分離装置として沈殿槽を用い、か
つこの第2の固液分離装置で発生した余剰汚泥を、流入
排水と一緒に前記第1の固液分離装置へ送入することを
特徴とする。
作用
発明者らは先に最初沈殿槽に当たる固液分離を簡素化す
るための装置を検討して、環状のウェッジワイヤーを1
00ミクロン程度の微小間隔で配列したドラムスクリー
ン(周速度3m/min以下)に固定ブラシと回転ブラ
シを装着し、ドラムスクリーンを30分程度の間隔て正
逆反転することによつで、メンテナンスフリーで固液分
離することのできる装置(下水の場合の浮遊物質除去率
は約30%)の開発に成功した。このような装置は、特
願平1−96956号に開示された。
るための装置を検討して、環状のウェッジワイヤーを1
00ミクロン程度の微小間隔で配列したドラムスクリー
ン(周速度3m/min以下)に固定ブラシと回転ブラ
シを装着し、ドラムスクリーンを30分程度の間隔て正
逆反転することによつで、メンテナンスフリーで固液分
離することのできる装置(下水の場合の浮遊物質除去率
は約30%)の開発に成功した。このような装置は、特
願平1−96956号に開示された。
このようにウェッジワイヤー・ドラムスクリーンを固液
分離装置として用いると、100ミクロン以上の粒度の
浮遊物なら効率よく分離できるので、それによって通常
の排水処理時に排出される余剰活性汚泥、散水ろ床汚泥
、消化汚泥などを固液分離することの可能性を検討した
。それらは特定の条件で薬剤凝集を行わない限り分離効
率は低くて、実用化は困難とみられたが、回転円板法で
排出された汚泥だけは薬剤凝集なしでもその装置で浮遊
物質の40〜50%が分離できることが判明した。これ
は、回転円板法では、その円板上に生成しかつ剥離した
生物膜の汚泥は粒度の大きい薄膜状のものが多いためで
あると考えられる。有機性排水の好気性生物処理には種
々な方法があるが、それに回転円板法を採用することに
よって、余剰汚泥を無薬注で前記のドラムスクリーンに
かければ、効率よく分離し、水分87%前後の塊状のケ
ーキにまで脱水できることを明らかにすることができた
。
分離装置として用いると、100ミクロン以上の粒度の
浮遊物なら効率よく分離できるので、それによって通常
の排水処理時に排出される余剰活性汚泥、散水ろ床汚泥
、消化汚泥などを固液分離することの可能性を検討した
。それらは特定の条件で薬剤凝集を行わない限り分離効
率は低くて、実用化は困難とみられたが、回転円板法で
排出された汚泥だけは薬剤凝集なしでもその装置で浮遊
物質の40〜50%が分離できることが判明した。これ
は、回転円板法では、その円板上に生成しかつ剥離した
生物膜の汚泥は粒度の大きい薄膜状のものが多いためで
あると考えられる。有機性排水の好気性生物処理には種
々な方法があるが、それに回転円板法を採用することに
よって、余剰汚泥を無薬注で前記のドラムスクリーンに
かければ、効率よく分離し、水分87%前後の塊状のケ
ーキにまで脱水できることを明らかにすることができた
。
そこで、排水処理システムをいっそう簡素化するために
、流入、ドラムスクリーン、回転円板槽。
、流入、ドラムスクリーン、回転円板槽。
沈殿槽、放流のプロセスからなるシステムを採用し、そ
の沈殿槽で分離された汚泥を流入排水と一緒にドラムス
クリーンに送入することを試みた。
の沈殿槽で分離された汚泥を流入排水と一緒にドラムス
クリーンに送入することを試みた。
すると、それによってその全システムから排出される浮
遊物をひとつのドラムスクリーンによって水分87%前
後の塊状に濃縮、脱水できることを確認することができ
た。
遊物をひとつのドラムスクリーンによって水分87%前
後の塊状に濃縮、脱水できることを確認することができ
た。
したがって本発明によれば、次のような特徴を発揮する
ことができる。
ことができる。
(1)流入排水中の浮遊物と回転円板処理時の余剰汚泥
中の浮遊物とを同じウェッジワイヤー・ドラムスクリー
ンで、凝集剤を添加せずに、ふるい分けて脱水すること
ができる。
中の浮遊物とを同じウェッジワイヤー・ドラムスクリー
ンで、凝集剤を添加せずに、ふるい分けて脱水すること
ができる。
(2)通常、流入排水は水量が大きいが、浮遊物質濃度
が比較的低く、反対に余剰汚泥は水量は少ないが、浮遊
物質濃度が高い。ウエッジワイヤm−スクリーンの大き
さ(有効ふるい面積)は主として負荷水量によって決ま
るので、最初沈殿槽に代替させるために設けるドラムス
クリーンの大きさは、それに余剰汚泥を返送、混合して
も、その返送量に見合うだけわずかに大きくするだけで
充分である。
が比較的低く、反対に余剰汚泥は水量は少ないが、浮遊
物質濃度が高い。ウエッジワイヤm−スクリーンの大き
さ(有効ふるい面積)は主として負荷水量によって決ま
るので、最初沈殿槽に代替させるために設けるドラムス
クリーンの大きさは、それに余剰汚泥を返送、混合して
も、その返送量に見合うだけわずかに大きくするだけで
充分である。
(3)流入排水と余剰汚泥とを混合し、空気に充分接触
する状態でドラムスクリーンにかけることによって、流
入排水を単独でドラムスクリーンにかけるよりもよく浮
遊物質が除去され、BODの一部も吸着減少することに
なる。
する状態でドラムスクリーンにかけることによって、流
入排水を単独でドラムスクリーンにかけるよりもよく浮
遊物質が除去され、BODの一部も吸着減少することに
なる。
それによって、そのシステム全体での排水処理効率を向
上させることができる。
上させることができる。
(4)通常、活性汚泥法などでの余剰汚泥は、生物凝集
していても細かく解体しやすく、そのままではドラムス
クリーンにかけて分離することは困難であり、それを実
施しようとすると、どうしても凝集などの付加操作を要
する。
していても細かく解体しやすく、そのままではドラムス
クリーンにかけて分離することは困難であり、それを実
施しようとすると、どうしても凝集などの付加操作を要
する。
回転円板法での余剰汚泥は生物膜が剥片状に剥離したも
ので、粒度が比較的大きく、凝集などの操作を加えなく
てもドラムスクリーンで分離しやすい。そのドラムスク
リーンで捕捉できなかったような細かい粒子は回転円板
槽で生物膜に吸着されやすく、やがてドラムスクリーン
で容易に分離できるような粒度のものになって、再度汚
泥になるとみられる。
ので、粒度が比較的大きく、凝集などの操作を加えなく
てもドラムスクリーンで分離しやすい。そのドラムスク
リーンで捕捉できなかったような細かい粒子は回転円板
槽で生物膜に吸着されやすく、やがてドラムスクリーン
で容易に分離できるような粒度のものになって、再度汚
泥になるとみられる。
(5)ドラムスクリーンを通常の最初沈殿槽がわりのふ
るい分けだけの場合よりもやや長くすると、スクリーン
内に残って塊状となった脱水ケーキより水分が減少し、
水分85%前後にまで脱水することができる。
るい分けだけの場合よりもやや長くすると、スクリーン
内に残って塊状となった脱水ケーキより水分が減少し、
水分85%前後にまで脱水することができる。
(6)本発明の方法によれば必要な装置が簡単で、安価
である。したがって、従来は汚泥脱水装置が設置しにく
かった合併処理浄化槽、小規模経営の家畜飼養基、排水
量の少ない食品工場などの小規模排水処理施設にも、容
易に採用することができる。
である。したがって、従来は汚泥脱水装置が設置しにく
かった合併処理浄化槽、小規模経営の家畜飼養基、排水
量の少ない食品工場などの小規模排水処理施設にも、容
易に採用することができる。
(7)ドラムスクリーンを回転円板のデッドスペースに
あたる軸周辺部分に組み込み、流出液を回転円板槽に送
入する装置にして(特開昭62−201694号公報参
照)、本発明の方法を採用すると、余剰汚泥は塊状に脱
水され、汚泥の貯留槽や脱水装置か不要になって、処理
装置全体がいっそうコンパクトなものになる。
あたる軸周辺部分に組み込み、流出液を回転円板槽に送
入する装置にして(特開昭62−201694号公報参
照)、本発明の方法を採用すると、余剰汚泥は塊状に脱
水され、汚泥の貯留槽や脱水装置か不要になって、処理
装置全体がいっそうコンパクトなものになる。
それは合併処理浄化槽のような小規模施設に適したもの
になるとみられる。
になるとみられる。
(8)下水終末処理施設のような比較的大規模な排水処
理施設でも本発明の方法は当然有効であり、そこで生じ
る水分85〜90%の脱水ケーキをさらに低水分に脱水
し、焼却や高温熔融することが望まれる。そのような脱
水には、ケーキ量が少なくなっているので、加熱してス
クリュープレスにかけ、水分50〜60%程度にする方
法が適しているとみられる。その脱水には凝集剤(特に
無機凝集剤)を加えていないので、脱水ケーキのカロリ
ーは高い。
理施設でも本発明の方法は当然有効であり、そこで生じ
る水分85〜90%の脱水ケーキをさらに低水分に脱水
し、焼却や高温熔融することが望まれる。そのような脱
水には、ケーキ量が少なくなっているので、加熱してス
クリュープレスにかけ、水分50〜60%程度にする方
法が適しているとみられる。その脱水には凝集剤(特に
無機凝集剤)を加えていないので、脱水ケーキのカロリ
ーは高い。
実施例
以下、本発明の具体的な実施例について説明する。
[実施例1 合併処理浄化槽に適用した場合]BOD約
200mg /’ A’ 、浮遊物誓約137mg 7
’(!の生活排水約10m’/日(50人槽)を本発明
の方法で処理した。そのときの条件は次のとおりであっ
た。
200mg /’ A’ 、浮遊物誓約137mg 7
’(!の生活排水約10m’/日(50人槽)を本発明
の方法で処理した。そのときの条件は次のとおりであっ
た。
すなわち第3図に示すように、径30anの環状のウェ
ッジワイヤー1を、有効口開き2か100 ミクロンに
なるように間隔をおいて複数並べ、サポートロッド3で
互いに固定することにより長さ120−の円筒状のウェ
ッジワイヤー・ドラムスクリーン4を形成した。またド
ラムスクリーン4の入口から奥行き90anの位置に高
さlQmmの環状塩5を設けた。第2図に示すように、
このドラムスクリーン4の内部上辺にナイロン製固定ブ
ラシ6を設置するとともに、その外部上面側にナイロン
製回転ブラシ7を設置した。このドラムスクリーン4を
ローラ8で水平方向に支持し、これを周速度02m/m
in、約2+pmで30分ごとに正逆反転するように回
転させた。
ッジワイヤー1を、有効口開き2か100 ミクロンに
なるように間隔をおいて複数並べ、サポートロッド3で
互いに固定することにより長さ120−の円筒状のウェ
ッジワイヤー・ドラムスクリーン4を形成した。またド
ラムスクリーン4の入口から奥行き90anの位置に高
さlQmmの環状塩5を設けた。第2図に示すように、
このドラムスクリーン4の内部上辺にナイロン製固定ブ
ラシ6を設置するとともに、その外部上面側にナイロン
製回転ブラシ7を設置した。このドラムスクリーン4を
ローラ8で水平方向に支持し、これを周速度02m/m
in、約2+pmで30分ごとに正逆反転するように回
転させた。
このドラムスクリーン4を、第1図に示すように、回転
円板体9の軸心部分に設けたパンチ穴あきの円筒10の
中に挿入するように配置し、流入排水1.1の流入管1
2をドラムスクリーン4の入口に開口させた。円筒10
の外周には、外径6m、内径0.5m、厚さ3anの低
発泡ポリスチレン製のドーナツ型回転円板13を3cm
の間隔をおいて15枚固定した。このような回転円板体
9を、径6.5mの半割り円筒で作った回転円板槽14
にセットした(有効面積約675 rrD。
円板体9の軸心部分に設けたパンチ穴あきの円筒10の
中に挿入するように配置し、流入排水1.1の流入管1
2をドラムスクリーン4の入口に開口させた。円筒10
の外周には、外径6m、内径0.5m、厚さ3anの低
発泡ポリスチレン製のドーナツ型回転円板13を3cm
の間隔をおいて15枚固定した。このような回転円板体
9を、径6.5mの半割り円筒で作った回転円板槽14
にセットした(有効面積約675 rrD。
ドラムスクリーン4に流入排水11と回転円板処理によ
り生じた余剰汚泥15とを一緒に、できるだけ均等に送
入し、固液分離と脱水とを行った。そのろ液16は回転
円板槽14へ流入させ、塊状の脱水ケーキ17はドラム
スクリーン4の末端から排出させ、受は篭に集めた。
り生じた余剰汚泥15とを一緒に、できるだけ均等に送
入し、固液分離と脱水とを行った。そのろ液16は回転
円板槽14へ流入させ、塊状の脱水ケーキ17はドラム
スクリーン4の末端から排出させ、受は篭に集めた。
回転円板槽14で生物処理された排水18を容積1dの
コーン型の沈殿槽19で沈殿させ、剥離した生物膜を主
とする汚泥を分離し、上澄水20はオーバーフローさせ
、消毒して放流した。その余剰汚泥15は前述のように
流入排水11と一緒にドラムスクリーン4にかけて脱水
した。
コーン型の沈殿槽19で沈殿させ、剥離した生物膜を主
とする汚泥を分離し、上澄水20はオーバーフローさせ
、消毒して放流した。その余剰汚泥15は前述のように
流入排水11と一緒にドラムスクリーン4にかけて脱水
した。
このようなシステムでの処理水は水質はBOD15+B
/ 1以下、浮遊物質30口g//以下であり、ドラム
スクリーン4からの排出汚泥量は約12.6kg7日、
その水分は約87%であった。
/ 1以下、浮遊物質30口g//以下であり、ドラム
スクリーン4からの排出汚泥量は約12.6kg7日、
その水分は約87%であった。
第4図は、上記のシステムで処理を行った場合のSS収
支図を示す。
支図を示す。
[実施例2 畜舎汚水処理に適用した場合]肥育豚50
O頭を飼養している豚舎で、ホロ出しによって糞の約6
7%を豚舎内で分離(分離糞約1000kg/日、水分
約85%)し、その残りの糞と尿とを約40d/日の希
釈水(約20倍希釈)で洗い出し、その汚水を本発明の
システムで処理した。その汚水のBODは約500mg
/ II 、浮遊物質的250mg/lであった。そ
の処理条件は次のとおりであった。
O頭を飼養している豚舎で、ホロ出しによって糞の約6
7%を豚舎内で分離(分離糞約1000kg/日、水分
約85%)し、その残りの糞と尿とを約40d/日の希
釈水(約20倍希釈)で洗い出し、その汚水を本発明の
システムで処理した。その汚水のBODは約500mg
/ II 、浮遊物質的250mg/lであった。そ
の処理条件は次のとおりであった。
径40an、有効目開き100 ミクロン、長さ2QQ
an(奥行き160 anの位置に高さ10mmの環
状層を設けたも))、周速度0.25m/min 、
25分おきに正逆反転するようにしたウェッジワイヤー
・ドラムスクリーンに、汚水貯槽からポンプで汚水を毎
時約2mづつ定量的に送入した。その汚水貯槽には最終
沈殿槽で分離された汚泥を返送し、この返送された汚泥
が汚水と一緒にドラムスクリーンに送られるようにして
、固液分離と脱水を行った。
an(奥行き160 anの位置に高さ10mmの環
状層を設けたも))、周速度0.25m/min 、
25分おきに正逆反転するようにしたウェッジワイヤー
・ドラムスクリーンに、汚水貯槽からポンプで汚水を毎
時約2mづつ定量的に送入した。その汚水貯槽には最終
沈殿槽で分離された汚泥を返送し、この返送された汚泥
が汚水と一緒にドラムスクリーンに送られるようにして
、固液分離と脱水を行った。
ドラムスクリーンは回転円板槽よりやや高い位置に設け
、ろ液は自然流下で回転円板槽に流入するようにした。
、ろ液は自然流下で回転円板槽に流入するようにした。
回転円板は径6m、厚さ10−の塩化ビニル製で3an
の間隔をおいて40枚を軸に固定し、その装置を径6,
5mの半割り円筒で作った回転円板槽に半径の85%が
浸漬するようにセットし、2rpmの速度で回転させて
生物処理した。
の間隔をおいて40枚を軸に固定し、その装置を径6,
5mの半割り円筒で作った回転円板槽に半径の85%が
浸漬するようにセットし、2rpmの速度で回転させて
生物処理した。
回転円板槽の流出水は容積的5dのコーン状の沈殿槽で
沈殿させ、上澄水はオーバーフローさせ、消毒して放流
し、分離汚泥は前記のように汚水貯槽に返送して、汚水
と一緒にろ過および脱水した。
沈殿させ、上澄水はオーバーフローさせ、消毒して放流
し、分離汚泥は前記のように汚水貯槽に返送して、汚水
と一緒にろ過および脱水した。
その処理水はB OD Hmg/ 1以下、浮遊物質7
0mg/l以下であり、ドラムスクリーンからの排出汚
泥量は約700 kg/日(水分約88%)であった。
0mg/l以下であり、ドラムスクリーンからの排出汚
泥量は約700 kg/日(水分約88%)であった。
その脱水汚泥とボロ出しの糞と発酵後の堆肥とを混ぜて
堆肥発酵させ、農地に還元するようにした。
堆肥発酵させ、農地に還元するようにした。
発明の効果
以上述へたように本発明によると、回転円板法による有
機性処理排水の処理システムにウェッジワイヤー・ドラ
ムスクリーンを導入し、最終沈殿槽での分離汚泥を返送
して流入排水と一緒に前記スクリーンに送入するという
簡単な手段だけによって、処理のためのイニシャルコス
トおよびランニングコストを著しく削減することができ
るとともに、運転操作も容易なものとすることかできる
。
機性処理排水の処理システムにウェッジワイヤー・ドラ
ムスクリーンを導入し、最終沈殿槽での分離汚泥を返送
して流入排水と一緒に前記スクリーンに送入するという
簡単な手段だけによって、処理のためのイニシャルコス
トおよびランニングコストを著しく削減することができ
るとともに、運転操作も容易なものとすることかできる
。
したがって本発明によると、以下のような効果が得られ
る。
る。
(l 余剰汚泥のふるい分は脱水までを含めた有機性排
水処理をコンパクトな装置で行うことができる。その配
置を工夫すれば、最初沈殿槽や汚泥脱水装置を従来どお
り設ける施設に比して、所要敷地を30%以上節減する
ことができる。
水処理をコンパクトな装置で行うことができる。その配
置を工夫すれば、最初沈殿槽や汚泥脱水装置を従来どお
り設ける施設に比して、所要敷地を30%以上節減する
ことができる。
(2)最初沈殿と余剰汚泥脱水とを兼ねて、簡単なウェ
ッジワイヤー・ドラムスクリーンを設置するだけでよく
、その施設費は安価である。
ッジワイヤー・ドラムスクリーンを設置するだけでよく
、その施設費は安価である。
最初沈殿槽や汚泥脱水装置を設けた回転円板処理施設の
施設費に比して、30%以上の節減か可能であるとみら
れる。
施設費に比して、30%以上の節減か可能であるとみら
れる。
(3)排水の汲み上げなどのためのポンプを別として、
その脱水までを含めた排水処理の全システムを1〜2台
の電動機による低速回転だけで達成することかでき、処
理のための消費電力も著しく節減することができる。
その脱水までを含めた排水処理の全システムを1〜2台
の電動機による低速回転だけで達成することかでき、処
理のための消費電力も著しく節減することができる。
(4)通常の排水処理システムと異なって、汚泥脱水の
ために凝集剤の添加を必要としないので、そのための経
費と手数が節減できる。
ために凝集剤の添加を必要としないので、そのための経
費と手数が節減できる。
(5)(1)〜(4)のように簡素化しているにもかか
わらず、ふるい分は脱水汚泥の水分を85〜87%する
ことができ、薬剤凝集してフィルタープレスで加圧脱水
する場合よりはやや多いが、通常の機械脱水を行った場
合に近いものにすることができる。
わらず、ふるい分は脱水汚泥の水分を85〜87%する
ことができ、薬剤凝集してフィルタープレスで加圧脱水
する場合よりはやや多いが、通常の機械脱水を行った場
合に近いものにすることができる。
(6)小規模な排水処理施設では余剰汚泥の貯留、排出
、処理委託に要していた経費が著しく削減でき、大規模
な排水処理施設でも余剰汚泥の処理工程が削減されるう
えに、焼却や溶融処理か容易に行えるようになる。
、処理委託に要していた経費が著しく削減でき、大規模
な排水処理施設でも余剰汚泥の処理工程が削減されるう
えに、焼却や溶融処理か容易に行えるようになる。
第1図は本発明の方法を実施するための有機性排水の処
理装置の一例の概略構成図、第2図は第1図におけるド
ラムスクリーンを拡大して示す斜視図、第3図は第2図
におけるドラムスクリーンの断面図、第4図は本発明の
方法を実施したときのSS収支図である。 4・・・ウェッジワイヤー・ドラムスクリーン、9・・
・回転円板体、11・・・流入排水、14・・・回転円
板槽、15・・・余剰汚泥、17・・・脱水ケーキ。 代理人 森 本 義 弘 第f図 第7図 第3図 17 玲乙東ケーキ
理装置の一例の概略構成図、第2図は第1図におけるド
ラムスクリーンを拡大して示す斜視図、第3図は第2図
におけるドラムスクリーンの断面図、第4図は本発明の
方法を実施したときのSS収支図である。 4・・・ウェッジワイヤー・ドラムスクリーン、9・・
・回転円板体、11・・・流入排水、14・・・回転円
板槽、15・・・余剰汚泥、17・・・脱水ケーキ。 代理人 森 本 義 弘 第f図 第7図 第3図 17 玲乙東ケーキ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、有機性排水を第1の固液分離装置と回転円板槽と第
2の固液分離装置とにこの順序で通して排水処理を行う
に際し、前記第1の固液分離装置としてウェッジワイヤ
ー・ドラムスクリーンを用い、前記第2の固液分離装置
として沈殿槽を用い、かつこの第2の固液分離装置で発
生した余剰汚泥を、流入排水と一緒に前記第1の固液分
離装置へ送入することを特徴とする有機性排水の処理方
法。 2、第1の固液分離装置として、スクリーン内面に対し
軸心方向に一様な接触面を形成するワイパーと、スクリ
ーン外面に接して少なくとも毛先の径がスクリーンの微
小間隔よりも小に形成された剛性のある繊維状体からな
る回転ブラシとを有するウェッジワイヤー・ドラムスク
リーンを用いることを特徴とする請求項1記載の有機性
排水の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2124839A JPH0418989A (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 有機性排水の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2124839A JPH0418989A (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 有機性排水の処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0418989A true JPH0418989A (ja) | 1992-01-23 |
Family
ID=14895369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2124839A Pending JPH0418989A (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 有機性排水の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0418989A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105330108A (zh) * | 2015-11-23 | 2016-02-17 | 广西博世科环保科技股份有限公司 | 利用厌氧-接触氧化生物膜反应器处理生活污水方法及处理装置 |
CN105712590A (zh) * | 2016-05-04 | 2016-06-29 | 四川格瑞斯环境科技有限公司 | 一种二级综合生化反应池 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5528488B2 (ja) * | 1974-04-30 | 1980-07-28 | ||
JPS5539173B2 (ja) * | 1975-02-27 | 1980-10-08 | ||
JPS5939166A (ja) * | 1982-08-27 | 1984-03-03 | Ricoh Co Ltd | フアクシミリ装置 |
JPS6115792A (ja) * | 1984-06-22 | 1986-01-23 | エンビレックス・インコーポレーテッド | 廃水処理方法及び装置 |
JPS6255886A (ja) * | 1985-09-03 | 1987-03-11 | 石川島播磨重工業株式会社 | 熱間等方圧プレスにおける抵抗加熱ヒ−タ− |
JPS62201694A (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-05 | Matsushita Electric Works Ltd | 回転円板型排水処理装置 |
-
1990
- 1990-05-14 JP JP2124839A patent/JPH0418989A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105330108A (zh) * | 2015-11-23 | 2016-02-17 | 广西博世科环保科技股份有限公司 | 利用厌氧-接触氧化生物膜反应器处理生活污水方法及处理装置 |
CN105330108B (zh) * | 2015-11-23 | 2018-11-30 | 广西博世科环保科技股份有限公司 | 利用厌氧-接触氧化生物膜反应器处理生活污水方法及处理装置 |
CN105712590A (zh) * | 2016-05-04 | 2016-06-29 | 四川格瑞斯环境科技有限公司 | 一种二级综合生化反应池 |
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