JPH04188770A - 薄膜トランジスタ - Google Patents

薄膜トランジスタ

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JPH04188770A
JPH04188770A JP31577490A JP31577490A JPH04188770A JP H04188770 A JPH04188770 A JP H04188770A JP 31577490 A JP31577490 A JP 31577490A JP 31577490 A JP31577490 A JP 31577490A JP H04188770 A JPH04188770 A JP H04188770A
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JP
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film
electrode
layer
gate
insulating film
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JP31577490A
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Hideo Naito
内藤 英雄
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薄膜トランジスタに関するものである。
〔従来の技術〕
薄膜トランジスタは一般にガラス基板上に形成されてお
り、この薄膜トランジスタは、ゲート電極と、ゲート絶
縁膜と、半導体層と、ソース、ドレイン電極とを積層し
て構成されている。この薄膜トランジスタには、逆スタ
ガー型、逆スタガ−型、スタガー型、コブラナー型のも
のがある。
この薄膜トランジスタのゲート電極およびソース、ドレ
イン電極の材料としては、一般に、Cr(クロム)、T
a(タンタル)、Mo(モリブデン)等の硬質金属が用
いられているが、これらの硬質金属は、電気的な抵抗値
が高いるため、この種の硬質金属でゲート電極およびソ
ース、ドレイン電極を形成したのでは、これら電極での
電圧降下が大きくなって、薄膜トランジスタの動作特性
(特に応答特性)が低下してしまう。
このため、従来から、上記ゲート電極およびソース1 
ドレイン電極を、Cr、Ta、Mo等の硬質金属膜と、
抵抗値の低いAll  (アルミニウム)膜との二層電
極とすることが考えられている。
第3図はゲート電極およびソース、ドレイン電極を硬質
金属膜と、l膜との二層電極とした従来の薄膜トランジ
スタの断面図であり、ここでは、逆スタガー型の薄膜ト
ランジスタを示している。
第3図において、1はガラスからなる基板であり、薄膜
トランジスタはこの基板1上に形成されている。この薄
膜トランジスタは、基板1上に形成されたゲート電極2
およびゲート配線(図示せず)と、このゲート電極2お
よびゲート配線を覆って基板1上に形成されたSi N
 (窒化シリコン)からなるゲート絶縁膜3と、このゲ
ート絶縁膜3の上に前記ゲート電極2と対向させて形成
されたa−St(アモルファス・シリコン)からなる半
導体層4と、この半導体層4の上に、n” −a−si
  (n型不純物をドープしたアモルファスシリコン)
からなるオーミックコンタクト層(以下コンタクト層と
いう)5を介して形成されたソース電極6およびドレイ
ン電極7とからなっており、上記ソース電極6およびド
レイン電極7はそれぞれ、ゲート絶縁膜3の上に形成さ
れたソース配線6Lおよびドレイン配線7Lにつながっ
ている。
なお、8は上記半導体層4のチャンネル領域の上に設け
られたブロッキング絶縁膜であり、このブロッキング絶
縁膜8もゲート絶縁膜3と同じSINで形成されている
そして、この薄膜トランジスタの下部電極であるゲート
電極2とゲート配線は、Allからなる下層膜2aの上
にCr等の硬質金属からなる上層膜2bを形成した二層
電極とされており、また上部電極であるソース、ドレイ
ン電極6.7はそれぞれ、その下層膜6a、7aを上記
コンタクト層5とのオーミックコンタクト性がよいCr
等の硬質金属で形成し、その上にAIからなる上層膜6
b。
7bを形成した二層電極とされている。なお、ソース配
線6Lとドレイン配線7Lは、ソース、ドレイン電極6
,7の上層膜6b、7bと同じAllで形成されており
、このソース、ドレイン6L。
7Lは、A、9膜のみの単層膜とされている。
この薄膜トランジスタにおいて、その下部電極であるゲ
ート電極2を、下層膜2aをA、Q膜とし、上層膜2b
をCr等の硬質金属膜とした構造としているのは、この
ゲート電極2の上層膜をAI膜とすると、このゲート電
極2を形成した後のゲート絶縁膜3の成膜時にゲート電
極2の表面(1膜の表面)にヒロックと呼ばれる突起が
発生して、ゲート絶縁膜3の絶縁破壊耐圧を低下させて
しまうためである。
すなわち、All膜はこれを数百度で熱処理すると、そ
の表面が荒れてヒロックを発生するという問題をもって
いる。そして、薄膜トランジスタのゲート絶縁膜(Sj
 N膜)3は、一般にプラズマCVD装置によって約2
50℃〜B50”Cの成膜温度で成膜されるため、上記
ゲート電極2の表面にAll膜が露出していると、ゲー
ト絶縁膜3の成膜時にAll膜の表面にヒロックが発生
して、このヒロックの影響でゲート絶縁膜3の絶縁破壊
耐圧が低下し、ゲート電極2と半導体層4およびソース
、ドレイン電極6,7との間が短絡してしまう。
そこで、従来の薄膜トランジスタでは、その下部電極で
あるゲート電極2を、All膜を下層膜2aとし、その
上にCr等の硬質金属からなる上層膜2bを形成した構
造としているのであり、このように1膜(下層膜)2a
の表面を硬質金属膜(上層膜)2bで覆っておけば、ゲ
ート絶縁膜3の成膜時にゲート電極2の表面にヒロック
が発生することはないから、ゲート絶縁膜3の絶縁破壊
耐圧を低下させてしまうことはない。
これは、第3図に示した逆スタガー型の薄膜トランジス
タに限らず、逆スタガ−型、スタガー型、コプラナー型
の薄膜トランジスタでも同様であり、これらの薄膜トラ
ンジスタにおいても、従来は、その下部電極(逆コブラ
ナー型薄膜トランジスタではゲート電極、スタガー型お
よびコブラナー型薄膜トランジスタではソース、ドレイ
ン電極)を、AI膜を下層膜2aとし、その上にCr等
の硬質金属からなる上層膜2bを形成した構造として、
ゲート絶縁膜の成膜時に下部電極の表面にヒロックか発
生する)を防止している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の薄膜トランジスタでは、その下部電
極の形成時に、AIからなる下層膜が大きくサイドエツ
チングされて、この下層膜の側面が上層膜(硬質金属膜
)の側縁より内側に凹入し、下部電極の側面の形状がオ
ーバーハング状態になってしまうという問題をもってい
た。
すなわち、第4図は、第3図に示した逆スタガー型薄膜
トランジスタの下部電極(ゲート電極)2の形成工程を
示しており、この下部電極2は、第4図(a)に示すよ
うに、基板1上に下部電極2の下層膜2aであるAp膜
と上層膜2bであるCr等の硬質金属膜とをスパッタ装
置等によって順次成膜した後、その上に、下部電極2お
よびその配線(ゲート配線)の形状に対応するパターン
にフォトレジスト層9を形成し、この後、上記フォトレ
ジスト層9をエツチングマスクとするエツチングを行な
って上層膜2bと下層膜2aとを第4図(b)に示すよ
うにバターニングする方法で形成されている。
この場合、上層膜2bと下層膜2aとのエツチングレー
トが同じであれば、上層膜2bと下層膜2aとは同じ形
状にバターニングされるが、Allからなる下層膜2a
は、Cr等の硬質金属からなる上層膜2bに比べてはる
かにエツチングされやすいため、バターニングされた下
層膜<AI膜)2aの側面が大きくサイドエツチングさ
れて上層膜(硬質金属膜)2bの側縁より内側に凹入し
、下部電極2の側面の形状か、第4図(b)に示したよ
うなオーバーハング状態になってしまう。これは、上層
膜2bと下層膜2aとを同じエツチング液により1工程
で連続エツチングした場合も、また上層膜2bのエツチ
ングと下層膜2aのエツチングとをエツチング液を変え
て2工程で行なった場合も同じであり、2工程でエツチ
ングした場合も、上層膜2bのエツチング時に下層IN
!2aの表面がある程度エツチングされ、バターニング
された上層膜2bの側縁部の下にもエツチング液か回り
込んで、この部分の下層膜2aの表面もエツチングされ
るため、次の下層膜2aのエツチングによりバターニン
グされた下層膜2aが、その側面を大きくサイドエツチ
ングされた状態になる。
そして、このように下部電極2の側面の形状かオーバー
ハング状態になると、この下部電極2の形成後に成膜さ
れるゲート絶縁膜3と下部電極2の側面(下層膜2aの
側面)との間に第3図に示すような空隙aができ、その
ために、ゲート絶縁膜3に上記空隙aからクラックが入
りやすくなって、薄膜トランジスタの信頼性が低下する
これは、逆コブラナー型、スタガー型、コプラナー型の
薄膜トランジスタでも同様であり、逆コブラナー型およ
びコブラナー型の薄膜トランジスタの場合は、下部電極
(逆コブラナー型薄膜トランジスタではゲート電極、コ
ブラナー型薄膜トランジスタではソース、ドレイン電極
)の形成後に成膜されるゲート絶縁膜と下部電極の側面
との間に空隙ができて上記ゲート絶縁膜にクラックが発
生し、スタガー型薄膜トランジスタの場合は、下部電極
(ソース、ドレイン電極)の形成後に成膜される半導体
層と下部電極の側面との間に空隙ができて上記半導体層
にクラックが発生する。
しかも、上記従来の薄膜トランジスタでは、その下部電
極の下層膜が、ガラス基板との密着性が悪いAfi膜で
あるため、下部電極か基板から剥離しやすいという問題
ももっていた。
本発明は上記のような実情にかんがみてなされたもので
あって、その目的とするところは、下部電極を、硬質金
属膜と低抵抗の金属膜との二層電極としたものでありな
がら、上記下部電極の形成後に成膜されるゲート絶縁膜
または半導体層と下部電極の側面との間に空隙ができる
のを防ぐとともに、薄膜トランジスタを形成するガラス
基板への下部電極の密着性も向上させ、しかも、下部電
極の形成後に成膜されるゲート絶縁膜の成膜時に上記下
部電極の表面にヒロックを発生させないようにして、こ
のヒロックによるゲート絶縁膜の絶縁破壊耐圧の低下を
防ぐことができる、薄膜トランジスタを提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の薄膜トランジスタは、ゲート電極とソース、ド
レイン電極とのうち下部の電極を、硬質金属からなる下
層膜とTi  (チタン)含有AIからなる上層膜との
二層電極としたことを特徴とするものである。
〔作用〕
すなわち、本発明は、ゲート電極とソース、ドレイン電
極とのうち、ゲート絶縁膜の成膜前に形成す6下部電極
を、硬質金属からなる下層膜の上に、AllにT1を含
有させたTf含有AIからなる上層膜を形成した二層電
極としたものであり、上記T1含有Allの膜は、純A
1!よりは僅かながら抵抗値が高いが、Cr、Ta、M
o等の硬質金属に比べればはるかに抵抗値が低い。
そして、本発明では、上記下部電極の下層膜を硬質金属
膜とし、上層膜をT1含有AI膜としているため、この
下部電極の形成時に大きくサイドエツチングされるのは
上層膜(Ti含有All膜)であり、したがって下部電
極の側面形状は上層膜の側面が下層膜の側縁より内側に
入り込んだ形状となるから、この下部電極の形成後に成
膜されるゲート絶縁膜または半導体層と下部電極の側面
との間に空隙ができることはない。また、上記下部電極
の下層膜を、ガラス基板に対する密着性がよい硬質金属
膜としているため、薄膜トランジスタを形成するガラス
基板へのY部電極の密着性も向上する。しかも、上記下
部電極の上層膜であるTi含有A11膜は、Tiを含ん
でいるため、純AIl膜に比べて熱処理時の膜表面の荒
れが小さく、したがって、下部電極の上層膜か低抵抗の
金属膜(Ti含有/l膜)であっても、ゲート絶縁膜の
成膜時に下部電極の表面にヒロックか発生することはな
い。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図および第2図を参照し
て説明する。
第1図は薄膜トランジスタの断面図であり、ここでは逆
スタガー型の薄膜トランジスタを示している。
第1図において、11はガラスからなる基板であり、薄
膜トランジスタはこの基板11上に形成されている。こ
の薄膜トランジスタは、基板11上に形成されたゲート
電極12およびゲート配線(図示せず)と、このゲート
電極12およびゲート配線を覆って基板11上に形成さ
れたSjNからなるゲート絶縁膜13と、このゲート絶
縁膜13の上に前記ゲート電極12と対向させて形成さ
れたa−Stからなる半導体層14と、この半導体層1
4の上に、n“−a−5iからなるオーミックコンタク
ト層(以下コンタクト層という)15を介して形成され
たソース電極16およびドレイン電極17とからなって
おり、上記ソース電極16およびドレイン電極17はそ
れぞれ、ゲート絶縁膜13の上に形成されたソース配線
16Lおよびドレイン配線17Lにつながっている。
18は上記半導体層14のチャンネル領域の上に設けら
れたブロッキング絶縁膜であり、このブロッキング絶縁
膜18もゲート絶縁膜13と同じSiNで形成されてい
る。
そして、この薄膜トランジスタのゲート電極12および
ゲート配線と、ソース、ドレイン電極16.17とは、
それぞれ、硬質金属膜と低抵抗金属膜との二層電極とさ
れており、この実施例では、下部電極であるゲート電極
12の下層膜12aをCrで形成し、上層膜12bを、
AllにTiを含有させたTi含有An)で形成してい
る。
なお、このTi含有AMのTi含有量は、ゲート絶縁膜
13の成膜温度に応じて決められている。
また、上部電極であるソース、ドレイン電極16゜17
の下層膜16a、17aは、上記コンタクト層15との
オーミックコンタクト性がよい硬質金属、例えばC「で
形成されており、上層膜16b。
17bはTi含有ANで形成されている。なお、ソース
配線16Lとドレイン配線17Lは、ソース、ドレイン
電極16.17の上層膜16b。
17bと同じT1含有Afiで形成されており、このソ
ース、ドレイン16L、17Lは、Ti含有Ai)膜の
みの単層膜とされている。
第2図は、上記薄膜トランジスタの下部電極であるゲー
ト電極12の形成工程を示しており、このゲート電極1
2は、第2図(a)に示すように、基板11上にゲート
電極12の下層膜12aであるTi含有All膜と上層
膜12bであるCr膜とをスパッタ装置等によって順次
成膜した後、その上に、ゲート電極12およびゲート配
線の形状に対応するパターンにフォトレジスト層19を
形成し、この後、上記フォトレジスト層19を汗ツチン
グマスクとするエツチングを行なって上層膜12bと下
層膜1.2 aとを第2図(b)に示すようにバターニ
ングする方法で形成する。なお、上記上層膜12bと下
層膜12aのエツチングは、同じエツチング液により1
工程で行なってもよいし、また上層膜12bのエツチン
グと下層膜12aのエツチングとをエツチング液を変え
て2工程で行なってもよい。
この場合、Ti金含有pからなる上層膜12bは、硬質
金属であるCrで形成されている下層膜12aに比べて
はるかにエツチングされやすいため、上層膜(Ti含有
All膜)12bの側面が大きくサイドエツチングされ
るから、バターニングされたゲート電極]2は、第2図
(b)に示したように、その上層膜1.2 bの側面が
下層膜(硬質金属膜)12aの側縁より内側に入り込ん
だ形状となる。
なお、上記薄膜トランジスタは、上記ゲート電極12お
よびゲート配線を形成した基板11上にSjNgからな
るゲート絶縁膜(Si N膜)13をプラズマCVD装
置により成膜し、その上に、半導体層(a−5114と
、ブロッキング絶縁膜(Si N膜)]8とを順次プラ
ズマCVD装置により成膜して、このブロッキング絶縁
膜]8をバターニングした後、コンタクト層(n”−a
−5j層)]5をプラズマCVD装置により成膜すると
ともに、その上にソース、ドレイン電極16゜17の下
層膜16a、1.7aとなるCr膜をスパッタ装置等に
より成膜して、この硬質金属膜と上記コンタクト層15
と半導体層]4とをトランジスタ素子形状にバターニン
グし、この後、ソース。
ドレイン電極16.17の上層膜16b、17bおよび
ソース、トレイン配線16L、1.7LとなるTi含有
Aρ膜をスパッタ装置等により成膜してこのTi含有A
I膜をバターニングするとともに、この後上記硬質金属
膜とコンタクト層15のソース、ドレイン電極16.1
7間の部分をエツチング除去して製造される。
すなわち、上記薄膜トランジスタは、ゲート電極12と
ソース、ドレイン電極16.17とのうち、ケート絶縁
膜13の成膜前に形成する下部電極であるケート電極1
2とその配線(ゲート配線)を、Crからなる下層膜1
2aの上に、AρにT】を含有させたTi金含有、Qか
らなる上層膜を形成した二層電極としたものであり、上
記Ti金含有、&の膜は、純AIよりは僅かながら抵抗
値が高いが、(r、Ta、Mo等の硬質金属に比べれば
はるかに抵抗値が低いから、ゲート電極12とゲート配
線の抵抗値を小さくすることができる。
これは、上部電極であるソース、ドレイン電極1.6.
17においても同様であり、このソース1ドレイン電極
16.17も、Crからなる下層膜1.6a、17aの
上にTi金含有pからなる上層膜16b、]、7bを形
成したものであるから、その抵抗値は小さいし、またソ
ース、トレイン配線1.6L、17LもTi含有1て形
成しているため、このソース、ドレイン配線16L、1
7Lの抵抗値も小さい。したがって、この薄膜トランジ
スタにおいても、ゲート電極12とゲート配線での電圧
降下および、ソース、ドレイン電極]6゜17とソース
、ドレイン配線16L、17Lでの電圧降下を小さくし
て、薄膜トランジスタの動作特性(特に応答特性)を向
上させることができる。
そして、上記薄膜トランジスタでは、下部電極であるゲ
ート電極12の下層膜12aを硬質金属膜(Cr膜)と
し、上層膜12bをTi含含有A1模膜しているため、
この下部電極12の形成時に大きくサイドエツチングさ
れるのは上層膜(Tf含有八へ膜)12bであり、した
かってゲート電極]2の側面形状は、上層膜12bの側
面が下層膜12aの側縁より内側に入り込んだ形状とな
るから、このケート電極12の形成後に成膜されるゲー
ト絶縁膜13は、第1図に示したようにゲート電極]2
の側面にもその全域にわたって密着する。したかって、
この薄膜トランジスタによれば、第3図に示した従来の
薄膜トランジスタのようにゲート電極の側面とケート絶
縁膜との間に空隙ができることはないから、上記空隙か
らゲート絶縁膜にクラックが入るという従来の薄膜トラ
ンジスタの欠点を解消することができる。
また、この薄膜トランジスタでは、ガラス基板11上に
形成されるゲート電極12およびゲート配線の下層膜1
2aを、ガラス基板11に対する密着性がよい硬質金属
膜(Cr膜)としているため、ガラス基板11へのゲー
ト電極12およびゲート配線の密着性も向上させて、こ
れらの剥離をなくすことかできる。
しかも、上記ゲート電極12の上層膜1.2 bである
Ti金含An)膜は、Tiを含んでいるため、純AIM
に比べて熱処理時の膜表面の荒れか小さく、したかって
、ゲート電極12の上層膜12bか低抵抗の金属膜(T
I含有AIl膜)であっても、ゲート絶縁膜13の成膜
時にゲート電極]2の表面、つまりTi含有1膜の表面
にヒロックが発生することはない。
このゲート電極12の上層膜12bであるTi含有1)
膜のTi含有量は、ゲート電極12の形成後にプラズマ
CVD装置により成膜されるゲート絶縁膜(Si N膜
)13の成膜温度に応じて選んでおけばよく、例えばゲ
ート絶縁膜13を250’〜270°の成膜温度で成膜
する場合は、Ti含有Ag膜のTi含有量を2.2wt
%(重量%)以上とし、ゲート絶縁膜13を350〜3
70℃の成膜温度で成膜する場合は、Ti含有Ag膜の
Ti含有量を4.’;)wt%以上とすれば、ゲート絶
縁膜ユ3の成膜時に、ゲート電極12およびゲート配線
の表面にヒロックか発生することはない。なお、半導体
層(a−3層層)14およびコンタクト層(n” −a
−S1層)15の成膜温度は約250℃であり、またブ
ロッキング絶縁膜(Si N膜)]8の成膜温度はゲー
ト絶縁膜13の成膜温度と同してよいから、上記Ti含
有Al膜のT1含有量は、ゲート絶縁膜13の成膜温度
に基ついて決定すればよい。
また、ソース、ドレイン電極16.17の上層膜16b
、17bおよびソース、ドレイン配線1.6L、1.7
LであるTi含有Ag膜のT】含有量は任意でよく、二
のTi含有Ag膜のT1含有量を少なくすれば、その抵
抗値をより小さくすることができるか、ソース、ドレイ
ン電極16゜]7およびその配線1.6L、1.7Lの
上にSiN膜等の保護絶縁膜を成膜する場合は、この保
護絶縁膜の成膜時にソース、ドレイン電極16.17お
よびソース、ドレイン配線16L、1’7Lの表面にヒ
ロックを発生させないようにするため、このTi含有A
g膜のTi含有量を、保護絶縁膜の成膜温度に応じて決
めるのが望ましい。
なお、上記実施例では、上部電極であるソース。
ドレイン電極16.17の上層膜16b、17bおよび
ソース、ドレイン配線16L、17LもTi金含A、Q
膜としているか、ソース、ドレイン電極16.17およ
びその配線16L、17Lの上に上記保護絶縁膜を形成
しない場合、あるいはこの保護絶縁膜の絶縁破壊耐圧を
問題としない場合は、ソース、ドレイン電極16.17
の上層膜16b、17bおよびその配線16L、17L
は、純A、9等の低抵抗金属で形成してもよい。
また、上記実施例では、ゲート電極12の下層&! 1
2 a + Crで形成しているか、この下層膜12a
は、Cr以外の硬質金属、例えばTa。
Mo等で形成してもよい。これはソース、ドレイン電極
16.17の下層膜16a、17aにおいても同様であ
る。
さらに、上記実施例の薄膜トランジスタは、逆スタガー
型のものであるか、本発明は、逆コブラナー型、スタガ
ー型、コプラナー型の薄膜トランジスタにも適用できる
。なお、逆コブラナー型およびコブラナー型の薄膜トラ
ンジスタの場合は、その下部電極(逆コブラナー型薄膜
トランジスタではケート電極、コプラナー型薄膜トラン
ジスタではソース、ドレイン電極)の形成後に成膜され
るのはケート絶縁膜であり、またスタガー型薄膜トラン
ジスタの場合は、下部電極(ソース、ドレイン電極)の
形成後に成膜されるのか半導体層であるいずれの場合も
、そのう下部電極を、Cr。
Ta、Mo等硬質金属からなる下層膜とTi金含A、Q
からなる上層膜との二層電極とすれば、下部電極の形成
後に成膜されるケート絶縁膜または半導体層と下部電極
の側面との間に空隙ができるのを防ぐことかできるし、
また薄膜トランジスタを形成するガラス基板への下部電
極の密着性も向上させ、しかも下部電極の形成後に成膜
されるゲート絶縁膜の成膜時に上記下部電極の表面にヒ
ロックか発生するもの防ぐことができる。
〔発明の効果〕
本発明の薄膜トランジスタは、ゲート電極とソース、ド
レイン電極とのうち下部の電極を、硬質金属からなる下
層膜とTi  (チタン)含有Allからなる上層膜と
の二層電極としたことを特徴とするものであるから、下
部電極を、硬質金属膜と低抵抗の金属膜との二層電極と
したものでありなから、上記下部電極の形成後に成膜さ
れるゲート絶縁膜または半導体層と下部電極の側面との
間に空隙ができるのを防ぐとともに、薄膜トランジスタ
を形成するガラス基板への下部電極の密着性も向上させ
、しかも、下部電極の形成後に成膜されるゲート絶縁膜
の成膜時に上記下部電極の表面にヒロックを発生させな
いようにして、このヒロックによるゲート絶縁膜の絶縁
破壊耐圧の低下を防くことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例を示す薄膜トラ
ンジスタの断面図およびその下部電極の形成工程図、第
3図および第4図は従来の薄膜トランジスタの断面図お
よびその下部電極の形成工程図である。 11・・・ガラス基板、12・・・ゲート電極(下部電
極)、12a・・・下層膜(硬質金属膜)、12b・・
・上層膜(Ti金含AI!膜)、13・・・ゲート絶縁
膜、]4・・・半導体層、15・・・コンタクト層、1
6・・・ソース電極、17・・・ドレイン電極、16a
、17a・・・下層膜(硬質金属膜) 、16b、17
b・・・上層膜(Ti金含Ap膜)、1.6L・・・ソ
ース配線、17L・・ドレイン配線、18・・・ブロッ
キング絶縁膜。 出願人 ゛カシオ計算機株式会社 一

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ガラス基板上に形成される薄膜トランジスタにおいて、
    ゲート電極と、ゲート絶縁膜と、半導体層と、ソース、
    ドレイン電極とを積層してなり、かつ前記ゲート電極と
    前記ソース、ドレイン電極とのうち下部の電極を、硬質
    金属からなる下層膜とTi含有Alからなる上層膜との
    二層電極としたことを特徴とする薄膜トランジスタ。
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