JPH0418873Y2 - - Google Patents

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JPH0418873Y2
JPH0418873Y2 JP1985005165U JP516585U JPH0418873Y2 JP H0418873 Y2 JPH0418873 Y2 JP H0418873Y2 JP 1985005165 U JP1985005165 U JP 1985005165U JP 516585 U JP516585 U JP 516585U JP H0418873 Y2 JPH0418873 Y2 JP H0418873Y2
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folded
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welded
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JP1985005165U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば書類等を差し込んで収納させ
る簡易型フアイルや本等のカバーに使用される樹
脂製構造体に関する。
(従来の技術) この種の樹脂製構造体として例えばフアイルに
おいては、第6図に示すように、対向された樹脂
製シートa,bの熱溶着すべき辺部a′,b′を、金
型で加圧すると共に加熱して熱溶着させるのが一
般的である。
ところが、このような熱溶着構造によると、フ
アイルの内部cに書類等を差し込んだり引き出し
たりするときは、熱溶着の辺部a′,b′、殊に開口
側端部a″,b″に、剥離しようとする力Pが作用す
るため、この熱溶着辺部a′,b′がすぐに剥離して
しまい、耐久性及び信頼性の面において著しく欠
けると共に、このような熱溶着構造によると、規
格化された縦、横寸法の範囲内に熱溶着した付け
根代dが存在するので、その分フアイル等の収納
スペースが狭小化してしまうという問題があつ
た。
(考案の目的) 本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、熱溶着部分の幅
を一定に整えて体裁を良好にすると共に熱溶着部
分の溶着強度を強化して耐久性に富み、しかも収
納スペースが狭小化しないフアイル等の樹脂製構
造体を提供することにある。
(考案の構成) 本考案に係るフアイル等の樹脂製構造体は、上
記目的を達成するために、2つ折りされて対向す
る樹脂シートから成る外面側シート部と内面側シ
ート部の、前記外面側シート部の前記2つ折り部
と直交する下側辺部に、内面側シート部の下側辺
部より突出する辺部を設け、この辺部を内面側シ
ート部の表面に折り返して重合し、その重合部を
全幅にわたつて熱溶着すると同時に、折り返した
前記辺部の上縁を溶断して直交する2辺を閉じ、
かつ、両シート部の前記2つ折り部と反対の開口
側寄りの前記熱溶着部を、陥没部と隆起部とを交
互に有する凹凸形状で、その陥没部の上縁が前記
溶断された辺部の上縁まで達する強圧着による熱
溶着部とするものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図〜第4図を参
照して説明する。
この実施例では本考案をフアイルに適用した場
合を示しており、ここにフアイル1はポリプロピ
レン等の透明または着色を施した半透明で横長方
形状の樹脂製シートであり、その長手方向中央部
を2つ折りして外面側のシート部1aに、内面側
のシート部1bを対向させると共に外面側のシー
ト部1aの下側辺部2を内面側のシート部1bの
下側辺部3に重合して熱溶着することにより、上
側及び一側に形成された開口4,5から書類等を
差し込み内部に収納させることができるように構
成している。
前記外面側のシート部1aの開口5側上端部に
は、略方形状の切り欠き6を形成していて、この
切り欠き6の個所から指で一方のシート部1aと
他方のシート部1bを離反させることにより書類
の差し込み及び引き出しを容易に行えるようにし
ており、また切り欠き6に対向する他方のシート
部1bの内面に見出し10を貼着することによ
り、内部に収納した書類の検索を容易に行えるよ
うに構成している。
このようなフアイル1において、前記外面側の
シート部1aの下側辺部2を内面側のシート部1
bの下側辺部3に熱溶着させるに際しては、第2
図に示すように外面側の辺部2を内面側の辺部3
より突出させ、その突出させた外面側の辺部2を
第3図に示すように内面側の辺部3側に折り返し
て重合する。そして、重合した辺部2,3の前記
開口5側に対向する位置にのみ複数の凸部7a…
を有する金型7で、重合部の全長に亘り、加圧す
ると共に超音波等で加熱して、折り返されたシー
ト部1aの辺部2の上端縁を、前記金型7に設け
た刃部7bにより熱溶断してその折り返し幅を整
えると同時に第4図に示すように開口5側の熱溶
着部分に陥没部2aと隆起部2bとを交互に有す
る凹凸形状の強圧着の熱溶着Aを施し、またその
他の部分2cには通常の平面的な熱溶着Bを施す
のである。
(考案の作用、効果) しかして、斯かる構成によれば、開口5から書
類等の収納物を出し入れする際、外面側のシート
部1aと内面側のシート部1bを離隔させても、
外面側のシート部1aの辺部2は折り返されてい
るので、その離隔力Pは直接的に熱溶着部分A,
Bに作用することなく、前記折り返し部分に主と
して作用して、熱溶着部分A,Bを防護できる。
また、物を出し入れする際に、最も剥離力が作用
する熱溶着部分Aにおいて、凹凸形状となした溶
着力を高めるための強圧着による陥没部2a…が
形成されているので、この部分の熱溶着強度も向
上し、これが、前記折り返しの構成と相俟つて、
熱溶着部分全体の剥離力に対する強度が強化され
る。
また、外面側の辺部2を内面側の辺部3より突
出させ、これを折り返して内面側の辺部1bに熱
溶着させる構成であるので、内部スペースは折り
返し部分まで全て使用できて内部スペースを有効
に使用することができる。
また、溶着強度を高めるため凹凸形状となした
熱溶着部分は、書類等を出し入れする開口5側端
部だけに形成しているので、強圧着によつて生じ
る波状変形が目立つ惧れもなく、体裁がすこぶる
良好となり、さらに陥没部2aの上縁が、熔断さ
れた辺部2の上縁2dに達するような形状にした
ので、その陥没部2aたる強溶着部が内面側の辺
部2bに対しその上縁2dまで確実に強溶着され
て、剥離力を防止する上で極めて良好であると共
に、デザイン的にも優れる。
なお、本考案は、前記実施例のようにフアイル
だけに適用されるものではなく、例えば第5図に
示すようなフアイルや本のカバーなど、熱溶着し
て物を出し入れすべき樹脂製構造体全てについて
適用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は概略斜視図、第2図は一方の辺部の
折り返し前の要部斜視図、第3図は一方の辺部の
折り返し後の正面図、第4図は完成状態の要部斜
視図であり、第5図は本考案を他のフアイルに適
用した場合を示す概略斜視図、第6図は従来例を
示す要部斜視図である。 1……樹脂製シート、2……一方の辺部、2a
……陥没部、2b……隆起部、2d……一方の辺
部の縁、3……他方の辺部、5……開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2つ折りされて対向する樹脂シートから成る外
    面側シート部と内面側シート部の、前記外面側シ
    ート部の前記2つ折り部と直交する下側辺部に、
    内面側シート部の下側辺部より突出する辺部を設
    け、この辺部を内面側シート部の表面に折り返し
    て重合し、その重合部を全幅にわたつて熱溶着す
    ると同時に、折り返した前記辺部の上縁を溶断し
    て直交する2辺を閉じ、かつ、両シート部の前記
    2つ折り部と反対の開口側寄りの前記熱溶着部
    を、陥没部と隆起部とを交互に有する凹凸形状
    で、その陥没部の上縁が前記溶断された辺部の上
    縁まで達する強圧着による熱溶着部としたことを
    特徴とするフアイル等の樹脂構造体。
JP1985005165U 1985-01-17 1985-01-17 Expired JPH0418873Y2 (ja)

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JP1985005165U JPH0418873Y2 (ja) 1985-01-17 1985-01-17

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JP1985005165U JPH0418873Y2 (ja) 1985-01-17 1985-01-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5842499A (ja) * 1981-09-04 1983-03-11 ナカバヤシ株式会社 アルバム台紙の製法

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JPS61130474U (ja) 1986-08-15

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