JPH04187663A - 新規カチオン性モノマー及びその重合体 - Google Patents

新規カチオン性モノマー及びその重合体

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JPH04187663A
JPH04187663A JP31574990A JP31574990A JPH04187663A JP H04187663 A JPH04187663 A JP H04187663A JP 31574990 A JP31574990 A JP 31574990A JP 31574990 A JP31574990 A JP 31574990A JP H04187663 A JPH04187663 A JP H04187663A
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JP
Japan
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formula
compound expressed
polymer
cationic
alkyl
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Application number
JP31574990A
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English (en)
Inventor
Akimoto Nagamoto
明元 永本
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Kohjin Holdings Co Ltd
Kohjin Co
Original Assignee
Kohjin Holdings Co Ltd
Kohjin Co
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Publication date
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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規なカチオン性モノマー化合物、及びそれ
を重合して得られる新規カチオン性重合体に関するもの
であり、この重合体は製紙時の各種充填物の填料歩留向
上剤、抄紙時の濾水向上剤、白水の回収薬剤、繊維バル
ブの加工剤、汚泥の絶過助剤あるいは高分子凝集剤とし
て極めて有用なものである。又、分散剤として、例えは
樹脂の水への分散剤、化粧品組成物の水への分散剤、水
性ディスバージョン型塗料の分散剤、オイル添加剤への
利用、塗料組成としてアクリル系や、ウレタン系カチオ
ン電着塗料、水性焼付は塗料、その他アクリロニトリル
系樹脂、繊維の染色性改善、アニオン交換樹脂、導電性
ポリマー、水中コンクリート、高吸収性樹脂、増粘剤、
イオン交換膜、写真用媒染剤組成、写真フィルムの帯電
防止組成物ポリウレタン用の触媒、メラミン樹脂添加剤
組成、土壌の表層保護剤組成、医薬品のコーチインク剤
、感光性樹脂と広い分野で利用できるものである。
(従来の技術) 水溶性のカチオン性ポリマーは凝集剤、製紙用内添薬等
に広く利用されている。カチオン性ポリマーは一般にア
クリルアミドとカチオン性モノマーとを共重合するか、
若しくはポリアクリルアミドをポリマー反応によりカチ
オン化する事によって合成される。従来、共重合により
カチオン性ポリマーを合成する場合、カチオン性モノマ
ーとしてはジメチルアミンエチルメタクリレート及びそ
の4級塩か広く用いられてきた。しかし、最近になって
カチオン性モノマーの化学構造によって得られるカチオ
ン性ポリマーの性能に違いか生ずる事が明らかになって
きた事もあり、新しいカチオン性モノマー及びそれを用
いた新しいカチオン性ポリマーか数多く提案されている
。例えはジエチルアミノエチルアクリレート及びその4
級塩(特公昭58−15491号公報)、ジメチルアミ
ノプロピル(メタ)アクリルアミド及びその4級塩(特
公平2−29082号公報)、ポリアリルアミン(特開
平1−261406号公報)、ポリアリルアミン(特開
昭59−201811号公報)等がある。
(発明が解決しようとする課題) しかしなから、凝集剤、製紙用内添薬としてのカチオン
性ポリマーに対する市場の要求は増々厳しく、かつ細分
化されており、前記のカチオン性ポリマーてはこれらに
充分に対応する事か困難である。例えは、凝集剤の分野
では都市排水処理場の多糸路からの排水集中化により、
汚泥の濃度か変化し易く、かつ年々増加する排水量に刻
し汚泥滞留時間か短くなっている為、常に安定して凝集
・脱水性を発揮する事は困難になってきている。更に最
近では、凝集剤処理後の脱水ケーキを焼却処分する所か
多くなってきており、ケーキの含水率か直接、燃料コス
トにはね返る為、少じても脱水性能に優れたポリマーか
求められている。
(課題を解決する為の手段) 本発明者らは、前記の状況に鑑み、安定した凝集性及び
脱水性等を有する、新しいタイプのカチオン性モノマー
を原料とするカチオン性ポリマーを開発すへく検討を進
めた結果、一般式(1)で示さる新規なカチオン性モノ
マーを繰り返し単位として含む新規なカチオン性重合体
か安定した凝集性及び脱水性等を有することを見い出し
、本発明に到達したものである。
即ち本発明は一般式(I)で示さる新規カチオン性モノ
マー化合物 一般式(I) (式中R1、R2は各々独立に炭素数1〜4のアルキル
基、nはθ〜5の整数、X−はアニオンを表わす。 ) 及び一般式(I)で示される化合物を繰り返し単位とし
て含む新規なカチオン性重合体を要旨とするものである
このカチオン性モノマーは一般式(II)で示される化
合物とプロトン酸の混合物を溶媒中で反応させる事によ
り合成できる。
一般式(I[) 0 HR2 (式中、R1及びR2は各々独立に炭素数1〜2のアル
キル基を表わす。) プロトン酸はホウ酸より強い酸であれは何でもよいが、
強酸程反応が速く、一般には硫酸、塩酸が好ましい。一
般式(II)で示される化合物としては、ジエチルアミ
ノプロビルアクリルアミド、ジエチルアミノプロビルア
クリルアミド等か例示される。
一般式(1)て示さるカチオン性モノマーを繰り返し単
位として含む重合体は、例えは一般式(I)で示さる化
合物とアクリルアミド及び/又は一般式([[)で示さ
れる化合物とを水溶液中で通常の水溶性ラジカル重合開
始剤を用いて重合する事により合成される。
一般式(m) / (式中、R3及びR4は各々独立に炭素数1〜2のアル
キル基を、pは2〜4の整数を表わす。)重合体におけ
る一般式(I)で示される化合物の繰り返し単位の割合
は、目的とする用途・性能に応して任意に設定できるか
、汚泥脱水剤の用途には概ね一般式(1)で示さる化合
物を繰り返し単位として30重量%以上含むことか好ま
しい。
(実施例) 以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。
実施例1 温度計、攪拌機を付けた反応容器に、35重揶:%硫酸
4000重量部、p−メトキシフェノール9.1重量部
、シュウ酸ナトリウム2.3重量部を入れ、遮光攪拌下
、ジメチルアミノプロピルアクリルアミF’ 4066
重量部を20℃以下の温度に保ちつつ滴下した。滴下終
了後、50℃で12時間反応を行ない、反応液にイソプ
ロピルアルコール2000重量部を添加する事により、
白色沈澱物を得た。
得られた沈澱物をケルパーミェーションクロマトクラフ
ィーにより分画した所、6個のピークに分画された。そ
の中で最も大きなピークを分取し、FT−IR,+’=
c−NMR1’H−NMRスペクトルを測定した。
FT−IRスペクトルチャートを図1に、′3C−NM
Rスペクトルチャート及びその帰属を図2に、’H−N
MRスペクトルチャート及びその帰属を図3に示し・た
。図3の’H−NMRスペクトルチャートのピークaと
bの積分値比により、n=1の下記の式で示されるカチ
オン性モノマーか得られた事を確認した。
 H3 実施例2 実施例1て合成したカチオン性モノマー10gに純水1
0gを加え、5℃に冷却後、温度センサー、窒素導入管
及びカス排気口付50m13つロセバラブルフラスコに
入れ、遮光攪拌下、高純度窒素により系内を置換した。
次いで重合開始剤として、1重量%過硫酸アンモニウム
0.05m1.1重量%亜硫酸水素ナトリウム0.05
m1.1重量%2.2′−アゾヒス(2−アミジノプロ
パン)二塩酸塩0.1mlを添加し、窒素バブリングし
ながら重合を行なった。重合温度か最高値を記録した後
、4時間残反応を行ない、重合反応を終了した。
得られたポリマー0.2gをIN塩化ナトリウム水溶液
100m1に溶解し、キャノンフェンスケ型粘度計を用
いて、25℃に於ける極限粘度[ηコを求めた。得られ
たポリマーの極限粘度[η]は3.56であった。
実施例3 仕込みモノマーを、実施例1て合成したカチオン性モノ
マー5g、シメチルアミノブロビルアクリルアミト硫酸
塩(以下、DMAPAA−硫酸塩と称す)5g、アクリ
ルアミド5gに代えた以外は実施例2と同様にしてポリ
マーを合成した。
得られたポリマーの極限粘度[ηコは5.50であった
実施例4 固形分0.75重量%、pH6,8の下水消化汚泥20
0重量部に対し、実施例2て得られたポリマーの0.2
重量%水溶液を、汚泥純分に対してポリマーか0.5.
0.75.1.5重量%になる様に添加し、シャーテス
ターで30秒攪拌した後、C3T(キャピラリー・サク
ション・タイム)評価装置により汚泥の脱水速度を、又
簡易ヘルドブレス装置により、ケーキの含水率を測定し
た。結果を表1に示す。
実施例5 実施例2て得られたポリマーに代えて、実施例3て得ら
れたポリマーを用いた以外、実施例4と同様にして脱水
テストを行なった。結果を表1に示す。
比較例1〜4 本発明のモノマーに代え、DMAPAA  fa酸塩、
ジメチルアミノエチルアクリレート・塩化メチル4級塩
(以下、DMAEA−Qと称す)、ジメチルアミノエチ
ルメタクリレート・塩化メチル4級塩(以下、DMAE
MA−Qと称す)を用い表1に示す組成及び極限粘度の
ポリマーを合成し、実施例4と同様に脱水テストを行な
った。結果を表1に示した。
表1の結果より、本発明の新規なカチオン性ポリマーは
汚泥脱水剤として用いた場合、従来のカチオン性ポリマ
ーに比較して、極めて優れた脱水性能を示すことが明ら
かである。従来のカチオン性ポリマーでは汚泥に対して
最適添加量の前後では急激に凝集性能が低下するのに比
べて、本発明のカチオン性ポリマーは安定した凝集性能
を示している。換言すれば、汚泥濃度の変動に対しても
、有効に凝集性能を示す事を示唆している。本発明のカ
チオン性ポリマーが優れた汚泥脱水性を示すのは、側鎖
に複数のカチオン基とアミド基を有し、これか汚泥コロ
イドの荷電中和とアミドの水素結合による橋かけにバラ
ンスよく作用しているためと考えられる。
(発明の効果) 本発明の新規なカチオン性モノマーを用いた新規なポリ
マーは、例えば従来のカチオン性モノマーを用いたポリ
マーに比べて、汚泥の濃度変動に対して安定した良好な
凝集性能結果を与え、又ケーキ含水率を有効に低下させ
る事かできる事より、本発明のカチオン性モノマーを用
いたポリマーを凝集剤或は紙薬品として用いれば、安定
した優れた凝集・脱水性能を示すとともに、脱水ケーキ
の焼却燃料コストも大幅に低減させるものと期待される
【図面の簡単な説明】
図1は実施例1て得られた本発明のカチオン性モノマー
のFT−IRチャートであり、図2は同じ< 13C−
NMRスペクトル、図3は同じくIH−NMRスペクト
ルを示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I )で示される新規カチオン性モノマ
    ー化合物。 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1、R_2は各々独立に炭素数1〜4のアル
    キル基、nは0〜5の整数、X^−はアニオンを表わす
    。)
  2. (2)一般式( I )で示される化合物を繰り返し単位
    として含む、新規なカチオン性重合体。
JP31574990A 1990-11-22 1990-11-22 新規カチオン性モノマー及びその重合体 Pending JPH04187663A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003101935A1 (en) * 2002-06-04 2003-12-11 Rhodia Inc. Monomer compound comprising several cationic groups, process for making the same, and polymers comprising units deriving therefrom

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