JPH0418757Y2 - - Google Patents

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JPH0418757Y2
JPH0418757Y2 JP16756486U JP16756486U JPH0418757Y2 JP H0418757 Y2 JPH0418757 Y2 JP H0418757Y2 JP 16756486 U JP16756486 U JP 16756486U JP 16756486 U JP16756486 U JP 16756486U JP H0418757 Y2 JPH0418757 Y2 JP H0418757Y2
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socket
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rotation
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ボルトやナツトのような締結部材を
自動で締め付ける際に用いられる締結部材の回り
止め装置に関する。
(従来の技術) 一般に各種装置を組立てる工程においては、ボ
ルトやナツトの締付けはナツトランナなどを用い
て自動的に行われる。
これを第3図で略述すると、部品1と部品2を
ボルト3、ナツト4で締付け組立てる場合は、こ
れを正規の位置関係に組立てた仮組立て体5を回
り止め装置6に取付ける。この回り止め装置6は
板状の基台7にソケツト体8,8を立設固定し、
それの上端部にはナツト4と同様な形状の凹所か
らなるソケツト部9が設けられている。そして、
このソケツト部9にナツト4を嵌めた後、仮組立
て体5を取付け、ボルト3を供給して自動ねじ締
め機により締付け、組立を完了するようになつて
いる。この際、ソケツト体8によりナツト4は回
転を阻止されているので十分締付けられるが、共
回りする力を受けるため、ナツト4とソケツト部
9とはいわゆる強固に喰い付いた状態となつて、
組立て体5aを回り止め装置6から取外せない。
流れ作業においては、速やかに取外し、取付け
を行うため高圧発生装置10と油圧シリンダ11
からなる取外し装置12を併設し、油圧により除
去することがなされている。しかし、このように
強引に突出する方式はソケツト部9が著しく摩耗
し、損傷を受ける不都合があり、設備保全上問題
が多かつた。
上述した「喰い付き」の問題を解決する装置と
して、実開昭56−98576号公報に記載された考案
が知られている。これを第4図で説明すると、1
6は主桿で、これの両端部にはボルトの頭部には
まる一対のソケツト17,18が回転可能に取付
けられている。これらソケツト17,18にはリ
ンクプレート19,20の一端が固着されてい
て、さらにこれらの他端には主桿16と平行な副
桿21が回転自在に取付けられており、主桿1
6,副桿21、一対のリンクプレート19,20
で平行リンクが構成されている。またリンクプレ
ート19,20の間に、これらと平行なレバー2
2が主桿16と副桿21とに回転自在に取付けら
れている。23はストツパで、主桿16に固設さ
れている。
そして組立てられる部品に挿通した図示しない
ボルトの頭部をソケツト17,18にはめ込み、
ボルトにはめ込んだ図示しないナツトを、同様に
図示しないナツトランナにより回転させて、締付
けて組立てる。
さて、ナツトの回転によりボルトが共回りし、
ソケツト17,18とゝもにリンクプレート1
9,20が回転し、副桿21は平行移動してスト
ツパ23に当接する。これによりソケツト17,
18は拘束され、ボルトは共回りを止め、ナツト
だけが回転して締付け作業が完了する。この場合
は、ソケツトが2個なので、2個のナツトを同時
に締付けることができ、複数個のソケツトを設け
ることにより多数のナツトを同時に締付けること
ができると記載されている。また、締付け完了後
は、レバー22をナツトの締付け方向に揺動させ
ると、ボルトの頭部とソケツトとの喰い付きが解
除され、容易にソケツトからボルトを抜くことが
できると記載されている。
上記の従来例によれば、レバーの揺動によりソ
ケツトをボルトから離脱できると記載されている
が、締付け完了時には、ソケツト、リンクプレー
ト、主桿、副桿などはボルトの回転力によりすべ
てロツクされた状態となり、結局回り止め具全体
を揺動させて取外しが行われることになり、ボル
トが2個程度なら問題はないが、多数のボルトを
同時に締付けた場合には取外しは極めて困難とな
り、流れ作業などには適用できない不都合があ
る。
(考案が解決しようとする問題点) 上述したように、締結部材の自動締付けにおい
ては、締結部材とソケツトとの間に喰い付き現象
が起こり、両者を外すために高圧を用いると、ソ
ケツトの損傷が起こる不都合がある。また、複数
個のソケツトを平行リンクなどで同時に回り止め
する装置は、少数の締結部材の場合は、取外しが
できるが、多数の場合は取外し困難となる不都合
がある。
本考案は上述の不都合を除去するためになされ
たもので、複数個の締結部材を同時に回り止めし
て締付けることが出来、しかもソケツトを傷める
ことなく容易に、迅速に取外しができる締結部材
の回り止め装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段と作用) 上記目的を達成するため本考案は、基台と、一
端部にソケツト部を有し他端部側で基台に回転自
在に支持され、且つ回転を阻止するための被係合
部をもつたソケツト体と、これら被係合部が夫々
遊嵌する複数個の係合部を有して回転可能に支持
されたストツパリング体と、上記基台に設けられ
てストツパリング体の固定、釈放をする固定手段
とを具備した締結部材の回り止め装置である。
そして、固定したストツパリング体でソケツト
体を拘束して締付けをした後、ストツパリング体
を釈放して回転自在にすることにより、各ソケツ
ト体も個々に回転自在となり、ソケツト部と締結
部材との間の喰い付きを除去するようにしたもの
である。
(実施例) 以下、本考案の詳細を第1図および第2図を参
照しながら一実施例により説明する。
31は基台で、支持体32と後述する種々な部
材を取付ける取付け板体33とからなつている。
この取付け板体33上のほゞ中央部に、センタ
リング機構35が取付けられている。これは締付
けられるべき部品組立体36の位置決めを容易に
する機構で、上端部をテーパに形成された心出し
体37で部品組立体36の中心を心出し体37の
中心軸線37aと一致させてセンタリングするよ
うになつている。
次に、このセンタリング機構35を囲んで、中
心軸線37aに対して等配に12個のソケツト体4
2が取付けられていて、これらで回り止め機構4
3が構成されている。このソケツト体42は、上
端部に六角ナツト44が嵌つて係合するソケツト
部45が形成され、且つ下端部に側方に張出した
扇形の被係合部46をもつた円筒部材47と、こ
の円筒部材47の下端にねじ込み固定されるとゝ
もに、取付け板体33に回転自在にはまつた軸部
48をもつた軸部材49とからなつている。そし
て12個は全て同一の構成であり、その配置は部品
組立体36の締結位置に対応しており、被係合部
46が後述する係合状態でない場合は回転自在に
立設されている。また上端部のソケツト部45の
開口部には、ワツシヤを受入れるワツシヤ凹部5
0が形成されている。
次に、ソケツト体42からなる回り止め機構4
3の外側を囲んで、ストツパリング体55が設け
られている。これは断面角形の環状部材からなつ
ていて半径方向に沿い、かつ下面を開口した溝か
らなる係合部56が等配に12個設けられている。
これらの係合部56には、上述した被係合部46
が夫々挿入遊嵌されて、ソケツト体42の回転角
度が制限され、挿入間隙で許される範囲となる。
またストツパリング体55の内径は、12個のソケ
ツト体42の外接円とほゞ同じで、これらに内側
から案内されて中心軸線37aを中心に回転自在
になつている。さらにまた長孔57が円周方向に
沿つて設けられていて、詳細は後述する。
次にストツパリング体55を固定、釈放する固
定釈放機構61につき説明する。これは支持板体
32に取付けられたブロツク体62と、一端部が
ストツパリング55の上面に固定され、他端部が
長孔63を介してボルトからなる制御体64で固
定された回動レバー65と、支持板体32に固定
されたブラケツト66と回動レバー65との間に
張られた引張りばねからなる復帰ばね体67と、
長孔57を通つて取付け板体33に取付けられた
規制ピン68などから構成されている。そして制
御体64を締付けると、ストツパリング体55は
固定され、これを弛めると長孔63によりストツ
パリング体55は長孔63の範囲内は回転自在と
なる。また規制ピン68は鍔部によりストツパリ
ング55の不所望な浮上がりを防止している。そ
して復帰ばね体67は常にストツパリング体55
を反時計方向に回動させる作用をしている。
次に、上述の実施例の各部の作用につき説明す
る。最初はソケツト部45,45にナツト44は
挿入されておらず、制御体64は弛められてい
て、復帰ばね体67の作用により、ストツパリン
グ体55は長孔63の許す範囲で反時計方向に回
転しており、ソケツト体42,42はその位置で
挿入間隙により若干回転できる。これが初期状態
である。
そして、ナツト44,44を各ソケツト部4
5,45に挿入し、制御体64を締付けてストツ
パリング体55を固定する。次に、部品組立体3
6を所定の位置に固定し、ボルト70を供給して
図示しない自動締付け装置によりボルト70,7
0を回転する。これによりソケツト体42,42
はそれぞれ共回りにより回転し、被係合部46,
46が係合部56に当り、回転が阻止されるが、
ボルト70,70は回転され締付けが完了する。
このときは各ソケツト部45,45とナツト4
4,44とは、前述した喰い付いた状態となつて
いて、ストツパリング体55は時計方向(右回
り)の回転力が与えられている。
次に制御体64を弛めると、ストツパリング体
55は直ちに時計方向(右回り)に若干回転し、
その結果各ソケツト体42,42は係合が解か
れ、回転自在となり、喰い付きは除かれる。そし
て、部品組立体36を除去すると、復帰ばね体6
7の引張り力により回動レバー65は長孔63の
許容範囲で反時計方向に回転して停止し、初期状
態に戻る。なお、本実施例においては、ソケツト
体を同一円周上に設けたが、これに限定されず、
中心からの位置が異なつてもよく、その際はスト
ツプリング体の回転を案内する手段を別途設けれ
ばよい。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案の締結部材の回り
止め装置は、締付け完了後、ソケツトをそれぞれ
別個に回転自在に釈放するので、直ちに喰い付き
は除かれ、ソケツトから締結部材を容易に取除く
ことができる。従つてソケツトの損傷なども極め
て少なく、保守も容易となると同時に、締付ける
個数に制限はない等の諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の平面図、第2図は
第1図の−線に沿つた断面図、第3図は従来
例を説明するための構成図、第4図は他の従来例
の正面図である。 31……基台、32……支持体、33……取付
け板体、35……センタリング機構、37……心
出し体、42……ソケツト体、43……回り止め
機構、44……ナツト、45……ソケツト部、4
6……被係合部、47……円筒部材、49……軸
部材、50……凹部、55……ストツパリング
体、56……係合部、57……長孔、61……固
定釈放機構、70……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基台と、一端部にボルトの頭部又はナツトを受
    入れ係合するソケツト部を有し他端部側で上記基
    台に回転自在に支持され且つ上記回転を阻止する
    ための被係合部を有する複数個のソケツト体と、
    上記被係合部が夫々遊嵌する複数個の係合部を有
    し且つ基台に回転自在に支持されたストツパリン
    グ体と、上記基台に設けられて上記ストツパリン
    グ体の固定、釈放をする固定釈放機構とを具備し
    た締結部材の回り止め装置。
JP16756486U 1986-10-31 1986-10-31 Expired JPH0418757Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16756486U JPH0418757Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16756486U JPH0418757Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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Publication Number Publication Date
JPS6374224U JPS6374224U (ja) 1988-05-18
JPH0418757Y2 true JPH0418757Y2 (ja) 1992-04-27

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ID=31099611

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JP16756486U Expired JPH0418757Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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