JPH04186238A - 手巻きカメラ用巻戻し装置 - Google Patents

手巻きカメラ用巻戻し装置

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JPH04186238A
JPH04186238A JP31629690A JP31629690A JPH04186238A JP H04186238 A JPH04186238 A JP H04186238A JP 31629690 A JP31629690 A JP 31629690A JP 31629690 A JP31629690 A JP 31629690A JP H04186238 A JPH04186238 A JP H04186238A
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fork
film
cartridge
knob
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Kunio Kawamura
河村 邦夫
Hiroyuki Okada
浩幸 岡田
Sadafusa Tsuji
辻 完房
Katsuaki Chigasaki
千ケ崎 勝章
Michihiro Iwata
岩田 道広
Shuji Izumi
泉 修二
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の 本発明は、手巻きカメラ用巻戻し装置に関するものであ
る。更に詳しくは、巻戻しノブを手動で回転させてフィ
ルムの巻戻しを行なう手巻きカメラに、フィルム未使用
状態と巻戻し完了後のフィルム使用済み状態とで異なる
所定の回転位相位置に設定される巻取軸が設けられたフ
ィルムカートリッジを用いる場合に適用される巻戻し装
置に関するものである。
支末立1夏 本出願人は、特開平2−114248号において、フィ
ルムを巻き取る巻取軸と、フィルム出入口を有しかつ上
記巻取軸に巻き取られたフィルムを遮光状態で収容する
ケースとを備えたフィルムカートリッジにおいて、フィ
ルム未使用状態で上記巻取軸が所定位相位置に設定され
たことを特徴とするフィルムカートリッジ及びそれを使
用するカメラを提案した。
これによれば、未使用のフィルムカートリッジの巻取軸
及びフィルムカートリッジ装填前のカメラのフォークは
いずれも所定の回転位相位置に設定されているため、カ
メラへのフィルムカートリッジの装填作業を迅速に行な
うことができ、誤作動や故障を効果的に防止することが
できる。
また、上記特開平2−114248号で開示されている
カートリッジでは、フィルム取扱いの便宜上、フィルム
未使用状態においてもフィルムのリーダー部がケース内
に巻き込まれた構成としている。そして、フィルム装填
は、カメラの送出駆動部でカートリッジ内からリーダ一
部をカメラ側の巻取軸まで送り出し、係止させることに
より行なわれる。
従って、リーダ一部を引き出し、フィルム長さ調節作業
を行なう必要がないので、装填作業が極めて簡単になる
従来より一般に知られているフィルムカートリッジでは
、未使用状態でケース外にフィルムのリーダ一部が出た
状態にある。このリーダ一部を所定の長さだけ引き出し
てカメラ側の巻取軸に係止させることにより、フィルム
装填が行なわれる。
そして、撮影終了後、フィルムはケース内にすべて巻き
込まれる。従って、フィルムのリーダ一部がケース外に
出ているか否かによって、未使用のカートリッジか使用
済みのカートリッジかの判断を行なうことができる。
ところが、上記特開平2−114248号で開示されて
いるカートリッジでは上記の如く未使用、使用済みのい
ずれの場合であっても、フィルムのリーダ一部はすべて
ケース内に巻き取られた状態となっているので、フィル
ムのリーダ一部によって、上記未使用又は使用済みの判
断を行なうことはできない。
そこで、上記特開平2−114248号等のようなカー
トリッジでは、カートリッジ巻取軸の停止位置によって
、カートリッジの使用状l!!(未使用、使用済等)を
表示すると共にカメラへ伝達するようになっている(特
開平2−114248号公報等参照)。つまり、未使用
状態での上記巻取軸の回転位相位置と使用済み状態での
巻取軸の回転位相位置とが異なるように設定することに
より、カートリッジの状態の判断を可能にし、更にフォ
ークが未使用状態での巻取軸の回転位相位置とのみ係合
しつるようにフォークの回転位相位置を対応させておく
ことにより、使用済みカートリッジの再使用を防止して
いる。
巻取軸の回転位相位置は、例えば第5図に示されている
カートリッジ(10)のようにして表示される。このカ
ートリッジ(10)内には、巻取軸(20)が設けられ
ている。巻取軸(20)は、カメラ側に設けられている
駆動部のフォーク(図示せず)と係合して回動じつるよ
うに構成されている。巻取軸(20)を矢印(Iil)
方向に回転させると、フィルム出入口(12)からフィ
ルムが送り出される(矢印m3)。逆に、巻取軸(20
)を矢印(m2)方向に回転させると、フィルム出入口
(20)から出ていたフィルムがケース(11)内に巻
き戻される(矢印ma)。
日が  しよ゛とする モーター巻上げカメラにおいては、次の動作をカメラ側
の制御により行なうことができる。
まず、フィルム巻戻し完了後、巻取軸を所定の回転位相
位置で停止させる。そして、操作者がフィルムカートリ
ッジを収納室から取り出すと、巻取軸がロック部材等に
より固定され、フィルム未使用状態での巻取軸の回転位
相位置と対応する位置までフォークを回転させる。
このようなカメラ側の制御により、フィルム未使用状態
と巻戻し完了後のフィルム使用済み状態とで異なる所定
の回転位相位置に巻取軸を設定することが可能である。
よって、前記表示により未使用又は使用済みの判断を行
なうことができ、更に使用済みのフィルムカートリッジ
を装填しようとしても回転位相位置が対応していないた
め装填することができない。従って、操作が誤っている
ことに気付き、二重露光が防止される。
しかし、手巻きカメラではカメラの操作者が巻戻しノブ
を回転させることによりフィルムの巻戻しを行なう。従
って、上記モーター巻上げカメラと同様の動作を操作者
が行なわなければならないので、操作が煩雑になるとい
う問題がある。
つまり、フィルム巻戻し完了後に巻取軸を所定の回転位
相位置で停止させることによりフィルムカートリッジに
使用済みの表示を行なわせることはできても、フィルム
取り出し後のフォークはフィルム使用済み状態に対応す
る回転位相位置にあるため、この状態では未使用のフィ
ルムカートリッジを新たに装填することはできない。従
って、フィルム未使用状態での巻取軸の回転位相位置と
係合する位置までフォークを回転させなければならない
のである。
フォークの回転制御を行なう専用の機構を設けることに
よりこの問題を解決することはできるが、コスト的にも
スペース的にも大きな負担となる。
そこで、本発明はこのような問題を解決し、簡単な操作
で確実にフォークの回転制御を行なうことができる手巻
きカメラ用巻戻し装置を提供することを目的とする。
るための 上記目的を達成するため本発明では、 フィルム未使用状態と巻戻し完了後のフィルム使用済み
状態とで異なる所定の回転位相位置に設定されるフィル
ムカートリッジの巻取軸と係合するフォークと、 該フォークを回転させる巻戻しノブと、該フィルムカー
トリッジが収納されるカメラの収納室の蓋の開動作に連
動して前記フィルムカートリッジの巻取軸を前記フィル
ム使用済み状態での所定の回転位相位置で固定する巻取
軸固定手段と、 前記収納室からのフィルムカートリッジの取り出し動作
に連動して前記フィルム未使用状態での巻取軸の所定の
回転位相位置と対応する回転位相位置まで前記フォーク
を回転させる初期設定部材と、 を具備することを特徴としている。
一1 このような構成によれば、 前記巻取軸固定手段によりフィルムカートリッジの巻取
軸はフィルム使用済み状態での所定の回転位相位置で固
定されるが、フィルムカートリッジが取り出されると、
前記初期設定部材によりフォークがフィルム未使用状態
での巻取軸の所定の回転位相位置と対応する回転位相位
置まで回転する6 その結果、使用済み状態のフィルム
カートリッジの巻取軸は、回転後のフォークと対応しな
い回転位相位置にあるため係合しえなくなる。
炎1乳 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
本実施例は、第1図に示すように主として、蓋開閉つま
み(30)と連動する第1アーム(40)、  第2ア
ーム(50)及びロック解除ビン(60)並びにフォー
クリセットレバー(45)、  フォーク(70)、 
 制御リング(80)及び巻戻しノブ(90)から成っ
ている。
第1アーム(40)は、蓋開閉つまみ(30)を矢印(
Ml)方向にスライドさせると、矢印(M4)方向に移
動し、蓋開閉つまみ(30)を矢印(Ml)方向にスラ
イドさせると、矢印(Ms)方向に移動する。
第2アーム(50)は、蓋開閉つまみ(30)を矢印(
Ml)方向にスライドさせると、矢印(Ms)方向に移
動し、蓋開閉つまみ(30)を矢印(Ml)方向にスラ
イドさせると、矢印(M7)方向に移動する。第2アー
ム(50)は、第3図に示すように支持部(53)、 
 可動部(54)、  可動部(54)を支持部(53
)に軸支する軸(55)。
支持部(53)に対し一体に固定されているストッパ(
56)及び可動部(54)を矢印(M7)方向に付勢す
るバネ(52)から成っている。可動部(54)は軸(
55)を中心として矢印(R2)方向には回動じつるが
、その反対方向にはストッパ(56)によって回動が阻
止される。
ロック解除ビン(60)は、蓋開閉つまみ(30)と連
動又は一体のカム(図示せず)に先端が当接していて、
蓋開閉つまみ(30)を矢印(Ml)方向にスライドさ
せると退避し、蓋開閉つまみ(30)を矢印(Ml)方
向にスライドさせると突出する。
フォークリセットレバー(45)は、バネ(47)で矢
印(Ms)方向に付勢されているとともに、長孔(42
)に嵌合しているガイド(43)により矢印(MS)、
 (MS)方向に移動しつるように構成されている。ま
た、フォークリセットレバー(45)は第1アーム(4
0)と当接しつるように配されているため、第1アーム
(40)が矢印(M4)方向に移動すれば、フォークリ
セットレバー(45)も第1アーム(40)に当接した
状態で付勢方向(矢印M5方向)に移動する。
フォーク(70)は、前記巻取軸(20)の保合部に対
して所定の回転位相位置においてのみ対応して、係合し
つる形状になっている。
制御リング(80)は、前記フォーク(70)を中心と
した円形状の周壁部(87)を有している。周壁部(8
7)の一部には切欠(85)が設けられており、また周
壁部(87)上にはフォークリセットレバー(45)と
当接可能な所定位置に1本のビン(82)が設けられて
いる。
巻戻しノブ(90)は、第4図(a)に示されているよ
うに、カメラ本体(130)の底部に設けられている。
そして、操作者が取手(95)を持って回転させること
ができるようになっている。また、巻戻しノブ(90)
には合マーク(92a)が設けられている。巻戻しノブ
(90)を回転させることにより、合マーク(92a)
とカメラ本体(130)底部の巻戻しノブ(90)近傍
に設けられている合マーク(92b)とを一致させるこ
とができる。
尚、上記フォーク(70)及び制御リング(80)は、
巻戻しノブ(90)と連動しており、一体となって回転
可能となっている。
本実施例は第4図(a)、 (b)に示すような手巻き
カメラに適用可能である。この手巻きカメラは、次のよ
うにして使用される。
まず、蓋開閉つまみ(30)をスライドさせて、第4図
(b)に示すように蓋(100)を開ける。蓋開閉つま
み(30)は、第1図に示すようにバネ(36)で矢印
(M、)方向に付勢されており、この付勢力に抗してス
ライドさせる(矢印M2方向)と、蓋(100)のロッ
ク(図示せず)が解除され、第4図(b)のように開放
される。そして、スライドにより蓋開閉つまみ(30)
のつまみロック爪(32)が、カメラ本体(130)内
に設けられているボディ側型(34)に係止される。
蓋(100)によって閉鎖されていたカメラ本体(13
0)内には、収納室(図示せず)が設けられている。
収納室の底部には、第1図に示されているようなフォー
ク(70)及び制御リング(80)が設けられている。
第5図に示すカートリッジ(10)を収納室内に入れ蓋
(100)を閉じると、ボディ側型(34)とつまみロ
ック爪(32)との係止が外れ、バネ(36)の付勢力
により蓋開閉つまみ(30)がスライドして(矢印M1
方向)元の位置に復帰する(第4図(a))。
上述したように、フォーク(70)は巻戻しノブ(90
)と一体となって回転可能となっている。従って、巻戻
しノブ(90)を回転させることによってフォーク(7
0)と係合している前記巻取軸(20)を回転させるこ
とができる。一方、この手巻きカメラでは、巻戻しノブ
(90)が巻上げノブ(110)に連動して回転するよ
うに構成されている。従って、巻上げノブ(110)を
回転させることによって、カートリッジ(10)のフィ
ルム出入口(12)からフィルムをカメラ本体(130
)の巻上軸(図示せず)に送ることができる。
尚、巻上げノブ(110)は操作者によって回転させる
ことができる円板状になっているが、第4図(a)中で
は、その一部分のみが示されている。また、巻上げ軸は
巻上げノブ(110)と連動し一体に回転するようにな
っている。一方、前記巻戻しノブ(90)は巻上げノブ
(110)と連動するが、回転速度については巻上げノ
ブ(110)よりも遅くなっている。従って、フィルム
の先端が巻上軸に到達し巻上軸の回転によってフィルム
が巻き上げられるようになると、遊星ギア等により巻取
軸(20)は空回り状態となるように構成されている。
フィルムカウンタ(図示せず)等を見ながら、巻上ノブ
(110)を回転させてフィルムを巻上げ、1コマ目の
フィルムに対する撮影状態とする。 撮影は、レリーズ
釦(120)による露光とレリーズ後の巻上ノブ(11
0)による巻上げにより行なう。フィルムをすべて使用
したら、巻戻ノブ(90)を反転させてケース(11)
(第5図)内にフィルムを巻戻す。
フィルム巻戻し完了後(このときケース(11)内にフ
ィルムが全て巻き込まれた状態にある)、収納室からの
カートリッジ(10)の取り出し操作によシハ本実施例
の巻戻し装置は、第2図(a)〜第2図(e)に示され
ているように動作する。尚、第2図(a)〜第2図(e
)では、各部の動作を示しており、カートリッジ(10
)の装填状態やカートリッジ(10)に対する位置関係
については図中省略する。
第2図(a)は、フィルム巻戻し完了後、まだ収納室(
図示せず)内にカートリッジ(10)(第5図)が装填
された状態での各部の状態を示している。
上述したように、巻戻しノブ(90)とカメラ本体(1
30)(第4図(a))とには、巻戻しノブ(90)が
所定の回転位相位置にあるとき一致する合マーク(92
a)、 (92b)が設けられている。つまり、巻戻し
ノブ(90)を回転させて、巻戻しノブ(90)の合マ
ーク(92a)とカメラ本体(130)の合マーク(9
2b)とを一致させると、巻戻しノブ(90)と一体に
回転する制御リング(80)の切欠(85)が第2アー
ム(50)に対向する。
ここで、フォーク(70)も制御リング(80)と共に
巻戻しノブ(90)と一体に回転するので、フォーク(
70)と係合している巻取軸(20)もフォーク(70
)と対応する回転位相位置まで回転することになる。
尚、本実施例に適用されるカートリッジ(10)は、カ
ートリッジ(10)単独の状態においてはロック部材(
図示せず)により巻取軸(20)がロックされている。
しかし、収納室に装填されると突出状態のロック解除ビ
ン(60)によりロックが解除され、巻取軸(20)は
回動自在となる。
また、切欠(85)が第2アーム(50)に対向してい
るので、蓋開閉つまみ(30)を矢印(M2)方向にス
ライドさせることができる。もし、前記合マーク(92
a) 、 (92b)が一致していなければ、制御リン
グ(80)の周壁部(87)と当接してしまうので、蓋
開閉つまみ(30)をスライドさせることはできない。
第2図(b)は、第2図(a)の状態から蓋開閉つまみ
(30)を矢印(M2)方向にスライドさせている途中
の各部の状態を示している。
第2図(a)の状態において、蓋開閉つまみ(30)を
矢印(シ)方向にスライドさせると、突出状態のロック
解除ビン(60)が退避し、巻取軸(20)がロック状
態となる。その結果、カートリッジ(10)内の巻取軸
(20)が固定され、回転しえなくなるため、巻取軸(
20)と一体に回転するフォーク(70)、制御リング
(80)及び巻戻しノブ(90)もロック状態となる。
それと同時に、第1アーム(40)が矢印(M4)方向
に移動し、第2アーム(50)が切欠(85)内へ移動
する(矢印M8方向)。第2図(a)の状態から第2図
(b)の状態(フォークリセットレバー(45)がビン
(82)と当接した状1りまでは、蓋開閉つまみ(30
)の移動と共にフォークリセットレバー(45)もバネ
(47)の付勢力により移動する(矢印M5方向)。
第2図(C)は、蓋開閉つまみ(30)のスライド(矢
印M2方向)が完了し、つまみロック爪(32)がボデ
ィ側型(34)に係合したときの各部の状態を示してい
る。
第2図(b)の状態から更に蓋開閉つまみ(30)をス
ライドさせ第1アーム(40)が移動しても、巻取軸(
20)がロック状態にあるので、フォークリセットレバ
ー(45)はビン(82)で係止された状態で停止する
。一方、第2アーム(50)は切欠(85)内を通過し
、フォーク(70)及びカートリッジ(10)と肩壁部
(87)との間で停止する。ここで、カートリッジ(1
0)は、第2アーム(50)が周壁部(87)内で停止
するまでの移動に影響を与えないような構成となってい
る。
例えば、巻取軸(20)がフォーク(70)と係合して
いる状態で、カートリッジ(10)の底面と制御リング
(80)との間を第2アーム(50)が移動するように
してもよい。また、周壁部(87)を巻戻しノブ(90
)側に向くように制御リング(80)を配し、第2アー
ム(50)が巻戻しノブ(90)側で移動するような構
成としてもよい。
第2図(d)は、開放した蓋(100)(第4図(b)
)からカートリッジ(10)を取り出したときの各部の
状態を示している。
第2図(c)の状態ではバネ(47)で矢印(M5)方
向に付勢されているフォークリセットレバー(45)が
ビン(82)で係止された状態で停止しているため、カ
ートリッジ(10)を取り出すと、停止している第1ア
ーム(40)と当接するまでフォークリセットレバー(
45)が移動する。このときフォークリセットレバー(
45)と当接しているビン(82)が、フォークリセッ
トレバー(45)によって押されて移動する。ビン(8
2)の移動に伴って、制御リング(SO)、フォーク(
70)及び巻戻しノブ(90)が矢印(R8)方向に一
体となって回転する。
回転後のフォーク(70)の回転位相位置が、フィルム
未使用状態の巻取軸(20)の回転位相位置と対応する
。つまり、第2図(d)の状態においてのみ収納室に未
使用カートリッジ(10)を装填し、蓋(100)を閉
じることができる。ところで、カートリッジ(10)の
ケース(11)はカメラ本体(130)の収納室に対し
て所定の向きにおいてのみ装填可能な形状となっている
。従って、カートリッジ(1o)を収納室に入れたとき
、第2図(d)に示されているフォーク(70)に対し
てのみ未使用のカートリッジ(10)の巻取軸(20)
が保合可能となるように、第1アーム(4o)の停止位
置が設定されているのである。その結果、第2図(d)
の状態で使用済みのカートリッジ(10)(例えば、第
2図(c)の状態で収納室がら取り出したもの)の装填
を行なおうとしても、フォーク(7o)の回転位相位置
が対応せず前記係合部にフォーク(70)が係合しない
ので、蓋(100)を閉じることができない。
第2図(e)は、蓋(100)(第4図(a)(b))
を閉じたときの各部の状態を示している。このとき、空
の収納室に未使用状態のカートリッジ(10)が装填さ
れていてもよく、収納室が空の状態のままであってもよ
い。
第2図(d)の状態において蓋(100)を閉じると、
第1図に示すボディ側型(34)とつまみロック爪(3
2)との係止が外れ、バネ(36)の付勢力により蓋開
閉つまみ(30)がスライドして(矢印M1方向)元の
位置に復帰する(第4図(a))。蓋開閉つまみ(30
)のスライドに連動して第1アーム(40)が矢印(M
3)方向に移動し、第2アーム(50)は矢印(M7)
方向に移動する。
ここで、第1アーム(40)に加えられている付勢力(
バネ(36)による矢印(M、)方向への付勢力)は、
フォークリセットレバー(45)に加えられている付勢
力(バネ(47)による矢印(M5)方向への付勢力)
よりも大きい組合せとしである。従って、第1アーム(
40)の移動に伴ってフォークリセットレバー(45)
が矢印(M6)方向へ移動する。その結果、フォークリ
セットレバー(45)の移動によって、ビン(82)が
フォークリセットレバー(45)と当接しえなくなるの
で、制御リング(80)及び制御リング(80)と連動
する各構成は自由に回動可能となる。
一方、第2アーム(50)は切欠(85)と対向してい
ないので、可動部(54) (第3図)が周壁部(87
)に当接してもバネ(52)の付勢力に抗して支持部(
53)を移動させることにより、可動部(54)に軸(
55)を中心とした矢印(R2)方向の回動を行なわせ
ることができる。可動部(54)の回動により可動部(
54)の先端が周壁部(87)を乗り越えると、バネ(
52)の付勢力により可動部(54)はストッパ(56
)に当接する元の位置に復帰する。更に、蓋開閉つまみ
(30)のスライドに連動してロック解除ビン(60)
が突出状態に復帰する。
新たに未使用のカートリッジ(10)の装填を行なった
場合、前述したように巻上ノブ(110)(第4図(a
))でフィルムを巻き上げて撮影を行なうことができる
一方、収納室が空の状態で蓋(100)を閉じた場合、
再び蓋(100)を開けるためには、上記したように合
マーク(92a)と(92b)とを合わせ、蓋開閉つま
み(30)をスライドさせる(矢印M2方向)必要があ
る。このときロック解除ビン(60)が退避するが、カ
ートリッジ(10)は収納室に装填されていないので、
第2図(C)の状態を経ずに各部は動作する。つまり、
フォークリセットレバー(45)は、矢印(M4)方向
へ移動する第1アーム(40)に当接した状態のまま、
第2図(b)の状態から第2図(d)の状態へと動作す
ることになる。
且1λ炊還。
以上説明した通り本発明の手巻きカメラ用巻戻し装置に
よれば、 フィルム未使用状態と巻戻し完了後のフィルム使用済み
状態とで異なる所定の回転位相位置に設定されるフィル
ムカートリッジの巻取軸と係合するフォークと、 該フォークを回転させる巻戻しノブと、該フィルムカー
トリッジが収納されるカメラの収納室の蓋の開動作に連
動して前記フィルムカートリッジの巻取軸を前記フィル
ム使用済み状態での所定の回転位相位置で固定する巻取
軸固定手段と、 前記収納室からのフィルムカートリッジの取り出し動作
に連動して前記フィルム未使用状態での巻取軸の所定の
回転位相位置と対応する回転位相位置まで前記フォーク
を回転させる初期設定部材と、 を具備する構成となっているので、 フィルム未使用状態での巻取軸の回転位相位置と係合す
る位置までフォークを回転させるという操作を操作者が
行なう必要はなく、簡単な操作で確実にフォークの回転
制御を行なうことができる。
その結果、使用済みのフィルムカートリッジをカメラに
装填してしまうといった誤った操作を行なうことがなく
なるため、手巻きカメラにおいても二重露光を防止する
ことが可能になる。尚、コスト的にもスペース的にも負
担が小さいという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の要部構成を示す概略斜視図
、第2図はその各部の動作を説明するための模式図、第
3図は第2アームの要部を示す外観斜視図である。 第4図は本発明に適用可能なカメラの収納室の蓋の開閉
動作を示す外観斜視図である。 第5図は本発明に適用可能なフィルムカートリッジの具
体例を示す外観斜視図である。 (10)・・・カートリッジ。 (11)・・・ケース。 (12)・・・フィルム出入口。 (20)・・・巻取軸。 (30)・・・蓋開閉つまみ。 (32)・・・つまみロック爪。 (34)・・・ボディ側型。 (36)・・・バネ。 (40)・・・第1アーム。 (42)・・・長孔。 (43)・・・ガイド。 (45)・・・フォークリセットレバー。 (47)・・・バネ。 (50)・・・第2アーム。 (52)・・・バネ。 (53)・・・支持部。 (54)・・・可動部。 (55)・・・軸。 (56)・・・ストッパ。 (60)・・・ロック解除ビン。 (70)・・・フォーク。 (80)・・・制御リング。 (82)・・・ビン。 (85)・・・切欠。 (87)・・・周壁部。 (90)・・・巻戻しノブ。 (95)・・・取手。 (92a)(92bl・・合マーク。 (100)・・・蓋。 (110)・・・巻上ノブ。 (120)・・・レリーズ釦。 (130)・・・カメラ本体。 出願人  ミノルタカメラ株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フィルム未使用状態と巻戻し完了後のフィルム使
    用済み状態とで異なる所定の回転位相位置に設定される
    フィルムカートリッジの巻取軸と係合するフォークと、 該フォークを回転させる巻戻しノブと、 該フィルムカートリッジが収納されるカメラの収納室の
    蓋の開動作に連動して前記フィルムカートリッジの巻取
    軸を前記フィルム使用済み状態での所定の回転位相位置
    で固定する巻取軸固定手段と、 前記収納室からのフィルムカートリッジの取り出し動作
    に連動して前記フィルム未使用状態での巻取軸の所定の
    回転位相位置と対応する回転位相位置まで前記フォーク
    を回転させる初期設定部材と、 を具備することを特徴とする手巻きカメラ用巻戻し装置
JP2316296A 1990-11-20 1990-11-20 手巻きカメラ用巻戻し装置 Expired - Fee Related JP2993109B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8686337B2 (en) 2009-09-29 2014-04-01 Sony Corporation Solid-state imaging device, solid-state imaging device manufacturing method, electronic device, and lens array

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