JPH04185779A

JPH04185779A - 帯電防止性化粧シートの製造方法

Info

Publication number: JPH04185779A
Application number: JP2312847A
Authority: JP
Inventors: Kazuyoshi Nakayama; 中山　和良; Koji Asano; 浩治朝野
Original assignee: CI Kasei Co Ltd
Current assignee: CI Kasei Co Ltd
Priority date: 1990-11-20
Filing date: 1990-11-20
Publication date: 1992-07-02
Anticipated expiration: 2013-10-27
Also published as: JP2816250B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、合成樹脂シート（フィルム）の表面に導電性
塗料を塗布してなる帯電防止性化粧シートの製造方法に
関するものである。

（往来の技術）近年、帯電防止性を要求される製品分野は極めて広くな
ってきている。例えば、医薬品、化粧品、食品顎の包装
、包装機のカベ−、クリーシルーム、手術室の塵埃防止
のカーテン、シート顎、精３機＠類の包装、半導体関係
の包装などである。こうした目的のため、酸化錫を主成
分とする導電性微粉末を用いた透明導電性塗料が種々開
発さと（例えば特公昭６３−１３４６３号公報）でいる
。一方前記塗料の改良品として、酸化チタン、酸化亜鉛
、１ｍＭバリウム等に酸化錫を主成分とする導電性物質
をコーテングじたものも開発されている。

（発明が解決しようとする課８）前記透明導電性塗料は透明ではあるが、アンチモン又Ｂ
′ｉインジウムを含もことにより、その塗膜は暗青色を
帯びるものになるため、特にイヒ粧材等に用いた時、基
材の色調を少なからず変化させるものであり、とりわけ
明色の化粧材に用いた時、その色調変化が著しいもので
あった。一方、その改良品はその色調変化はかなり改善
されているが、粒径の増大に伴い、その塗膜の透明度が
低下するため、光沢等表面性変化が著しいという欠点が
あった・本発明；才前記４電性塗料を用い、従来技術に伴う問題
点を解決しようとするものであり、色調変化が特に小さ
いと同時に、光沢等表面性変化も小さい帯電防止性化粧
シートを得ることを目的としている。

（課題を解決するための手段）次に、上記の課題を解決するための、本願の第１及び第
２の発明を説明する。

本願の第１の発明は、連通した細溝のグラビアセルと独
立した土手とからなるグラビア印刷版（以下逆グラビア
印刷版と言う）で、線数が１００緋／インチ以下で１ｏ
＆９／インチ以上、好ましくは７０線／インチ以下で３
０線／インチ以上の印刷版で４電″性塗月を印刷したこ
とを特徴とする帯電防止性化粧シートの製造方法であり
、図１に本発明の製法に用いる逆グラビア印刷版を、図
２にそれによって印刷した時の導電性塗膜の状態図を示
した。

図中、１は逆グラビア印刷版の溝状セル部、２は土手部
である。また、３は逆グラビアＥＤ刷版によって印刷さ
れた印刷部、４は未印刷部である。

第２の発明は、上記の方法で導電性塗料を印刷した後、
４電性塗膜に熱プレス又は熱ロールブＬスを施すことを
特徴としている。

本願の第１及び第２の発明において使用される導電性塗
料は、酸化錫を主成分とした導電性物質を酸化チタン、
酸化亜鉛、硫酸バリウム等（但し、屈折率が下記の透明
樹脂に最も近い点で硫酸バリウムが好ましい。）にコー
ティングしたものと、−３分に塗料として使用されてい
る樹脂、例えばアクリル系、ビニル系、ポリエステル系
、ウレタン系等の樹脂及び溶剤とからなるものが好まし
く、本発明のシート基材に用いられる合成樹脂としては
、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ＡＢＳ樹脂
、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等があげられる。又
、シート基材の表面状態は鏡面でも良いが、絞付でも良
く、導電性塗料塗布後のシートを熱プレス等により、鏡
面又は種々の絞模様にすることもできる。

本発明における熱プレス等の時の温度は導電性塗料のベ
インダー樹脂の軟化温度以上である必要がある。

上記により、作成された帯電防止性フィルムは熱又はド
ライラミネートにより、化粧シートに使用すると、化粧
シートの色調を殆ど変えずに帯電防止性を付与する事が
可能となる。更には４電性塗籾塗布後にアクリルポリオ
ール系塗料等透明塗料をオーバーコートした後、熱プレ
ス等を施すことも可能であり、これにより帯電防止性を
維持した状態でシート表面に耐熱性、耐汚染性、塗料密
着性等の性能を付与することが可能となる。

（作　用）本発明の帯電防止性イヒ粧シートは、導電性塗料を部分
的に多数の細線を組合せた模様に印刷するものであり、
更に、その細線は通常のグラビア印刷の如く多数の点の
集合とするのではなく、安定した線状に印刷できる逆グ
ラビア臼刷によるものであり、帯電防止力果をより効果
的にしつつ、化粧シート基材の色調変化も小さいものと
なるのである。更に、熟ブレス等により、導電性塗料中
に分散する高濃度の無機微粒子によるシート表面での光
の乱反射を完全に防止したものであるため、化粧シート
の色調変化と光沢等表面性変化を同時に解決したもので
ある。

また１００緋／インチ以上ではへ夕状になり、目的とす
る細線構造は得られず、１０線／インチｌｕ下では塗料
の泳ぎを生じるため、印刷上問題が起る。

（実施例）以上実施例により、本発明を更に詳細に説明する。

ここで用いた導電性塗料は固形分濃度Ｊ８％のアクリル
系透明塗料ハニロン１３０１　　（ハニー化成）３７０
部に対して導電性硫酸バリウムＴｙｐｅＴＶ（三井金［
）］、００部を、ボルルミルにより、４８時間分散させ
、固形分濃度２７％（内導電粉濃度６０％）の導電塗料
（１）を得た。

下記実施例では前記４電性塗料（１）を更にＭＥＫで希
釈し、フォードカップ粘度１４秒の導電性塗料（２）と
し、それを実施例に用いた。

実施例　１゜前記導電性塗料（２）を厚さ］　００ＬＬの半硬質透明
塩化ビニルフィルムに連通した細溝のグラビアセルと独
立した土手とからなるグラビア印刷版で線数が５０線／
インチ、線比１：４、版深２０ｕの印刷版で、前記導電
性塗料（２）を印刷した。

実施例　２゜実施例１　で印刷されたフィルムを更に１．８０℃で一
分間フィルムの厚さが変わらないように、熱ブしスした
。

比較例　１実施例に用いた半硬質透明塩化ビニルフィルムを１８０
℃で一分間フィルムの厚さが変わらないよう、熱プレス
した。

比較例　２゜前記導電性塗料（２）を厚さ１．　ＯＯｕの半硬質透明
塩化ビニルフィルムに逼常のグラビア印刷版（線数が１
５０線／インチ、版深２０１Ｊ、　）でベタ印刷をした
。

（ａ）表面固有抵抗：ハイレジスタンスメータ（横用ヒ
ューレットパッカード）により測定した。

（ｂ）初期電圧：スタチックオネストメータ（シシド商
会）により、１０ｋｖＥＩ］１０１ｉＪ王を与えた時の
試料に発生する初期電圧を測定した。

（ｃ）　　　　価　：ヘーズコンピューター（スガ試験
機）によって測定した。

（ｄ）基材色再現性：実施例により得られた、帯電防止
性塩化ビニルシートを化粧シートにラミネートした後、
シートの色調の再現性を肉眼により判定した。

良好とは基材の色調を良く再現している状態であり、不
良とは基材の色調変化の度合いが大きいことを示してい
る。

（発明の効果）以上の説明から分かるように、本発明の方法によって製
造さねた帯電防止性化粧シートは、色調変化と表面性変
化を同時に解決したものである。

【図面の簡単な説明】

図１は、本発明の製造方法に用いる印刷版の４５倍顕微
鏡拡大図である。図２は、同上印刷版によって印刷された導Ｔ４性塗膜の
同上拡大図である。１・・・セル部、２・・・土手部、３・・・印刷部、４
・・・未印刷部。特許出願人　　シーアイ化成株式会社代理人・弁理士　　西　　村　　教　　光手続補正書平成　　年　　月　　日

Claims

【特許請求の範囲】１、連通した細溝のグラビアセルと独立した土手とから
なるグラビア印刷版で、線数が１００線／インチ以下で
１０線／インチ以上、好ましくは７０線／インチ以下で
３０線／インチ以上の印刷版で導電性塗料を印刷したこ
とを特徴とする帯電防止性化粧シートの製造方法。２、導電性塗料を印刷した後、該導電性塗膜上に熱プレ
ス又は熱ロールプレスを施すことを特徴とする請求項１
記載の帯電防止性化粧シートの製造方法。