JPH04181202A - カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物 - Google Patents

カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物

Info

Publication number
JPH04181202A
JPH04181202A JP2308721A JP30872190A JPH04181202A JP H04181202 A JPH04181202 A JP H04181202A JP 2308721 A JP2308721 A JP 2308721A JP 30872190 A JP30872190 A JP 30872190A JP H04181202 A JPH04181202 A JP H04181202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
colored resin
solvent component
resin composition
color filter
solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2308721A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Takao
高尾 英昭
Kazuya Ishiwatari
和也 石渡
Tatsuo Murata
辰雄 村田
Noriyuki Nakai
法行 中井
Naoya Nishida
直哉 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2308721A priority Critical patent/JPH04181202A/ja
Publication of JPH04181202A publication Critical patent/JPH04181202A/ja
Priority to US08/246,559 priority patent/US5721089A/en
Priority to US08/475,532 priority patent/US5721077A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Filters (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カラーフィルターを形成する際に用いる感光
性着色樹脂組成物に関するもので、特にカラー撮像素子
やカラーセンサー及びカラーデイスプレィなどの微細色
分解用として好適なカラーフィルターを形成する感光性
着色樹脂組成物に関するものである。
[従来の技術] 従来、カラーフィルターとしては、基板上にゼラチン、
カゼイン、グリユーあるいはポリビニルアルコールなど
の親水性高分子物質からなる媒染層を設け、その媒染層
を色素で染色して着色層を形成する染色カラーフィルタ
ーが知られている。
このような染色法では、使用可能な染料が多くフィルタ
ーとして要求される分光特性への対応が比較的容易であ
るが、媒染層の染色工程に、染料を溶解させた染色洛中
に媒染層を浸漬するというコントロールの難しい湿式1
程を採用しており、また各色毎に防染用の中間層を設け
るといった複雑な工程を有するため歩留りが悪いといっ
た欠点を有している。また染色可能な色素の耐熱性が1
50℃程度以下と比較的低く、該フィルターに熱的処理
を必要とする場合には、使用が困難である上、染色膜自
体の耐熱性、耐光性等の信頼性が劣るといった欠点も有
している。
これに対し、従来、ある種の着色材が透明樹脂中に分散
されてなる着色樹脂を用いたカラーフィルターが知られ
ている。
例えば、特開昭58−46325号公報、特開昭60−
78401号公報、特開昭60−184202号公報、
特開昭60−184203号公報、特開昭60−184
204号公報、特開昭60−184205号公報等に示
されている様に、ポリアミド樹脂またはポリイミド樹脂
等のポリアミノ系樹脂に着色材を混合した着色樹脂膜を
特徴とするカラーフィルターによれば、該ポリアミノ系
樹脂自体は、耐熱性、耐光性等の特性に優れたものであ
るが、非感光性樹脂であるためカラーフィルターのパタ
ーン形成には、微細パターンに不利な印刷による方法、
あるいは着色樹脂膜上にレジストによるマスクを設けた
後に、該着色樹脂膜をエツチングするという製造工程の
煩雑な方法をとらなければならなかった。
近年感光性を有するポリイミド樹脂を用いた着色剤が知
られてきたが、この樹脂はポリイミド前駆体型であり、
イミド化の為に通常300℃以上の熱硬化が必要であっ
た。
一方、特開昭57−16407号公報、特開昭57−7
4707号公報、特開昭60−129707号公報等に
示されている様に、感光性樹脂に着色材を混合した着色
樹脂膜を特徴とするカラーフィルターによれば、カラー
フィルターの製造方法にとっては一般的なフォトリソ工
程のみで微細パターン化でき、工程の簡素化は可能とな
るが、該感光性樹脂として一般に用いられているものは
、樹脂膜材と感光性硬化剤とを混合してつくらねばなら
ない煩雑なものや、耐熱性、耐光性等の特性に充分満足
い(ものではなかった。
これに対し、本出願人は、既に特開昭62−21890
2号公報により、耐熱性の感光性ポリアミド樹脂あるい
はポリイミド樹脂及び色素、添加剤、溶剤等からなる感
光性着色樹脂組成物を用い、簡便な製造プロセスにより
微細パターンを形成することができ、さらに機械的特性
をはじめ、耐熱性、耐光性、耐溶剤性等の諸性性の優れ
たカラーフィルターを提供できることを示した。
一般に、芳香族系のポリアミド樹脂あるいはポリイミド
樹脂には、その溶解性の観点から、溶剤には塩基性の極
性溶媒が用いられている。従って、これらの樹脂を使用
したカラーフィルター用感光性着色樹脂組成物において
も、溶剤として、通常は極性溶媒をその構成要素として
いる。
しかし、この様な溶媒系からなるカラーフィルター用感
光性着色樹脂組成物では、基板上にコーティングする際
のレベリング性(平坦性)あるいは、コーティング時の
色素の濃淡ムラの発生等の点でコーティング品位上、十
分満足できるものではなかった。特に、近年、カラーフ
ィルターを形成する基板の大版化傾向、及び生産性を向
上させる為に使用するロールコータ−や印刷機等のイン
キを転写によりコーティングする方法の使用により、こ
れらのコーティング品位上の問題は顕著になってきてい
る。
また、これらのコーティング品位が悪いことは、単にデ
バイスの性能を悪化させるのみならず、感光性着色樹脂
組成物を用いたカラーフィルターの形成時にも、コーテ
ィングムラからカラーフィルターの欠陥の発生等に結び
つき、歩留りにも大きく影響を及ぼす為、重要な問題と
なってきている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、上述の従来例の持つ欠点を解消せしめ
、コーティング時にコーティング品位の優れた塗膜を形
成することができ、簡便な製造プロセスにより欠陥の少
ない微細パターンを形成することができるカラーフィル
ター用感光性着色樹脂組成物を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 即ち、本発明は、分子内に感光基を有する芳香族系のポ
リアミド樹脂またはポリイミド樹脂2色素、添加剤およ
び溶剤とを主成分とするカラーフィルター用感光性着色
樹脂組成物において、該溶剤が単独で樹脂を溶解可能な
第1の溶剤成分と、第1の溶剤成分より表面張力が小さ
(、単独では樹脂を溶解不可能な第2の溶剤成分とから
なリ、かつその配合比率において、第1の溶剤成分含有
量〉第2の溶剤成分含有量なる関係を有することを特徴
とするカラーフィルター用感光性着色樹脂組成物である
本発明によれば、表面張力の小さい第2の溶剤成分が、
樹脂の溶解性及び、その他感光性着色樹脂組成物として
の諸性性にほとんど影響を及ぼさない範囲で混合されて
いることにより、コーティング時のレベリング性及び、
色素の濃淡むら等の発生をなくし、コーティング品位の
優れたカラーフィルターを形成することができる。
本発明においける分子内に感光基を有する芳香族系のポ
リアミド樹脂またはポリイミド樹脂としては、 200
℃以下にて硬化膜の得られるもので、特に、可視光波長
域(400〜700nm )で特定の光吸収特性を持た
ないもの(光透過率で90%程度以上のもの)が好まし
い。この観点からは、特に芳香族系のポリアミド樹脂が
好ましい。
また、本発明における感光性を有する基としては、以下
に示す様な感光性の炭化水素不飽和基をもつ芳香族鎖で
あれば良く、例えば、 (1)安息香酸エステル類 (式中R1はCHX=CY−COO−Z−1Xは−H又
は−CaHs、Yは−H又は−CH3、Zは−又はエチ
ル基又はグリシジル基を示す) (2)ベンジルアクリレート類 (式中Yは−H又はCH3を示す) (3)ジフェニルエーテル類 (式中R2はCHX=CY−CONH−1CH2=CY
−COO−(CH2) 2−OCO又はCH2=CY−
Coo−CH2−を1ヶ以上含むもの、X、Yは前記と
同じ基を示す) (4)カルコン類及びその他化合物鎖 (式中R3はH−、アルキル基、アルコシキ基を示す) 等が挙げられる。
これ等の基を分子内に持つ芳香族系のポリアミド樹脂及
びポリイミド樹脂の具体例を示すと、リソコートPA−
1000(宇部興産■製)、リソコートPI−300,
リソコートPI−400(宇部興産■製)等が挙げられ
る。
一般にフォトリソ工程で用いられる感光性樹脂は、その
化学構造によって差はあるものの、機械的特性をはじめ
耐熱性、耐光性、耐溶剤性等の耐久性に優れたものは少
ない。これに対し、上記本発明の感光性ポリアミノ系樹
脂は、化学構造的にも、これらの耐久性に優れた樹脂系
であり、これらを用いて形成したカラーフィルターの耐
久性も非常に良好なものとなる。
本発明において、溶剤成分としては、主に樹脂を溶解さ
せる機能を有する第1の溶剤成分と、主にコーティング
品位を改善させる機能をもつ第2の溶剤成分とからなる
第1の溶剤成分としては、単独で樹脂を溶解することが
可能なもの、例えばN−メチル−2−ピロリドン(表面
張力y =41 (dyne/cm) (25℃);“
溶剤ハンドブック”■講談社サイエンティフィック) 
、 N、N−ジメチルホルムアミド(γ=35.2(2
5℃)(25℃) ) 、 N、N−ジメチルアセトア
ミド(γ=32.4 (30℃))、ジメチルスルホキ
シド(γ:42.9 (25℃))、ヘキサメチルホス
ホルアミド(γ=33.8 (20℃))等が挙げられ
る。
第2の溶剤成分としては、単体では樹脂を溶解すること
が著しく難しいもので表面張力が小さく、かつ第1の溶
剤成分を含む感光性着色樹脂組成物との混和性の良いも
のから選ばれる。例えば、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル(:3メチルセロソルブ、表面張力y = 
31.8 (dyne/cm)(14,9℃))、エチ
レングリコールモノエチルエーテル(3エチルセロソル
ブ、γ=28.2 (25℃))、エチレングリコール
モノエチルエーテルアセテート(3エチルセロソルブア
セテート、γ;31.8 (25℃))、エチレングリ
コールモノブチルエーテル(#ブチルセロソルブ、γ=
27.4 (25℃))、ジアセトンアルコール(γ=
31.0 (20℃))、ジエチレングリコールモノエ
チルエーテル(−3エチルカルピトール、γ=31.8
 (25℃))、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ルに8+ジグライム、γ=29.5 (25℃))等が
挙げられる。
これらの第1及び第2の溶剤成分の設定に際しては、第
1の溶剤成分の表面張力〉第2の溶剤成分の表面張力、
さらに第1の溶剤成分の使用量〉第2の溶剤成分の使用
量なる範囲より適当な組み合わせを選択する。
第1の溶剤成分よりも表面張力の大きな溶剤を第2の溶
剤成分に加えた場合には、コーティング品位の改善に結
びつかないし、又、第2の溶剤成分比率を高めていくと
、樹脂に対する溶解性が劣り、感光性着色樹脂としての
特性にも影響を及ぼし、安定性の悪い材料となる。
本発明における色素としては、有機顔料、無機顔料、染
料等のうち所望の分光特性を得られるものであれば、特
に限定されるものではない。この場合、各材料を単体で
用いることも、これらのうちのいくつかの混合物として
用いることもできる。ただし、染料を用いた場合には、
染料自体の耐久性により、カラーフィルターの性能が支
配されてしまうが、上記本発明の樹脂系を用いれば、通
常の染色カラーフィルターに比べ性能の優れたものが形
成可能である。従って、カラーフィルターの色特性及び
諸性能から勘案すると有機顔料が着色材料として最も好
ましい。
有機顔料としては、溶性アゾ系、不溶性アゾ系、縮合ア
ゾ系等のアゾ系顔料をはじめ、フタロシアニン系顔料、
そしてインジゴ系、アントラキノン系、ペリレン系、ペ
リノン系、ジオキサジン系、キナクリドン系、イソイン
ドリノン系、フタロン系、メチン・アゾメチン系、その
他金属錯体系を含む縮合多環系顔料、あるいはこれらの
うちのいくつかの混合物が用いられる。
本発明における添加剤としては、例えば光化学反応を促
進させる為に用いる通常の光重合開始剤あるいは増感剤
、硬化反応の暗反応を防ぐ為に用いる通常の熱重合防止
剤、有機顔料を均一に分散させる為に用いる通常の分散
剤や、基板との密着性を高める為に用いる通常のカップ
リング剤等が用いられる。
本発明のカラーフィルター用感光性着色樹脂組成物中に
おける各成分の配合割合は、分子内に感光基を有する芳
香族系のポリアミド樹脂またはポリイミド樹脂100重
量部に対して、色素は10〜100重量部、好ましくは
30〜90重量部の範囲であり、添加剤は1〜40@g
部、好ましくは5〜30重量部の範囲で、また溶剤は1
000〜2000重量部、好ましくは1200〜180
0重量部の範囲が望ましい。
本発明において、感光性着色樹脂組成物を調製する方法
は、第1の溶剤成分に溶解させた感光性ポリアミド樹脂
又はポリイミド樹脂溶液に所望の分光特性を有する色素
を樹脂に対して10〜100wt%程度の割合で配合し
、超音波、三本ロールあるいはボールミル等により充分
に分散させた後、フィルターにて、好ましくはlpm以
上の粒径の大きいものを除去する。次いで、第2の溶剤
成分及び添加剤類を加え、さらに異物を除去して調製す
る。なお、場合によっては、第2の溶剤成分のみをコー
ティングの直前に加える方法をとってもよい。この場合
には、樹脂の溶解性に不利な第2の溶剤成分が、保存状
態の感光性着色樹脂組成物中に混在していないので、安
定性の観点からより好ましい。
本発明の感光性着色樹脂組成物によるカラーフィルター
の形成は、該感光性着色樹脂組成物をスピンナー、ロー
ルコータ−9印刷機等のコーティング装置により、例え
ば、ガラス板、透明樹脂板、樹脂フィルム、あるいはブ
ラウン管表示面、撮像管の受光面、CCD、 BBD、
 C4D、 BASIS等の固体撮像素子が形成された
ウェハー、薄膜半導体を用いた密着型イメージセンサ−
1液晶デイスプレー面、カラー電子写真用感光体等の基
板上に塗布し、フォトリソ工程によりパターン状に形成
され、その層厚は所望とする分光特性に応じて決定され
るが、通常は0.5〜5pm程度、好ましくは、1〜2
涛m程度が望ましい。
なお、上記のカラーフィルターは、それ自体充分な耐久
性を有する良好な材料で構成されているが、特に、より
各種の環境条件から、着色樹脂層を保護するためには、
着色樹脂層表面に、ポリアミド、ポリイミド、ポリウレ
タン、ポリカーボネート、シリコン系等の有機樹脂やS
i3N4. SiO□。
sio、 Ai)zoa、 TazO3等の無機膜をス
ピンコード。
ロールコート、印刷等の塗布法で、あるいは蒸着法によ
って、保護層として設けることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の感光性着色樹脂組成
物を用いた代表的なカラーフィルターの形成法を説明す
る。
第1図は、カラーフィルターの形成法を説明する工程図
である。まず、第1図(a)に示すごとく、所望の分光
特性を有する色素を所定量配合したポリアミド樹脂また
はポリイミド樹脂(N−メチル−2−ピロリドン(NM
P)/エチルセロソルブアセテート溶液)を用い、第1
色目の着色樹脂膜2を所定の基板1上に、ロールコータ
−を用い、所定の膜厚になるように塗布形成し、適当な
温度条件下でプリベークを行なう。次いで、第1図(b
)に示すごと(、感光性着色樹脂の感度を有する光(例
えば、高圧水銀灯等)で、形成しようとするパターンに
対応した所定のパターン形状を有するフォトマスク3を
介して着色樹脂膜を露光し、パターン部の光硬化を行な
う。
そして第1図(c)のごとく光硬化部分2aを有した着
色樹脂膜2を、未露光部分のみを溶解する溶剤(例えば
、N−メチル−2−ピロリドン系溶剤等を主成分とする
もの)にて超音波現像した後、リンス処理(例えば、イ
ソプロピルアルコール等)を行なう。次いで、ボストベ
ーク処理を行ない、第1図(d)のごとき本発明のパタ
ーン状着色樹脂層4を得ることができる。
なお、2色以上からなるカラーフィルターを形成する場
合には、更に必要に応じて、すなわち用いられるフィル
ターの色の数に応じて、第1図(a)から第1図(d)
までの工程を、各色に対応した色素を分散させた着色樹
脂液をそれぞれ用いて繰り返して行ない、例えば、第1
図(e)に示した様な異なる色のパターン状着色樹脂層
4,5及び6の3色からなるカラーフィルターを形成す
ることができる。
また、本発明のカラーフィルターは、第1図(f)に示
すようにフィルター上部に、先に挙げたような材料から
形成した保護層7を有しているものであっても良い。
[実施例] 以下に本発明の実施例を示す。
実施例I N−メチル−2−ピロリドン(NMP)に先め分散処理
を施した青色色素[ヘリオゲン ブルー (Helio
gen Blue ) L7080  (商品名、BA
SF社製、C,1,No、74160 ) ]溶液(色
素含有量@ 10wt%)に、感光性ポリアミド樹脂溶
液[PA−1000(商品名、宇部興産社製、ポリマー
分′=F10wt%、溶剤=N−メチルー2−ピロリド
ン]を顔料:樹脂=1:2の重量比率になる様に配合し
、充分超音波分散を行なった。得られた溶液にエチルセ
ロソルブアセテート(ECA)をNMP: ECA =
 4 : 1の重量比率になる様に配合し、青色カラー
フィルター用感光性着色樹脂組成物を得た。
この着色樹脂組成物を用い、ロールコータ−により、ガ
ラス基板上に1.5Ij、mの膜厚でコーティングを行
ない、80℃、10分間のプリベークを実施した。
得られたコーテイング膜は、表面上の著しい凹凸や、色
素の濃淡ムラ等のほとんど目立たないコーティング品位
の優れたものであった。
実施例2 青色色素の代わりに、緑色色素である[リオノール グ
リーン(Lionol Green) 6YK (fl
i品名、東洋インキ社製、C,1,No、74265 
) ]を用いる以外は、実施例1と同様にしてコーテイ
ング膜を得た。得られたコーテイング膜は、表面上の著
しい凹凸や色素の濃淡ムラ等のほとんど目立たないコー
ティング品位の優れたものであった。
実施例3 青色色素の代わりに、赤色色素である[イルガジン レ
ッド(Irgazin Red ) BPT  (商品
名、チバガイギ−(Ciba −Geigy )社製、
C,1,No、71127 ) ]を用いる以外は、実
施例1と同様にしてコーテイング膜を得た。得られたコ
ーテイング膜は、表面上の著しい凹凸や、色素の濃淡ム
ラ等のほとんど目立たないコーティング品位の優れたも
のであった。
実施例4 エチルセロソルブアセテートの代わりにブチルセロソル
ブをNMP ニブチルセロソルブ=9=1に配合する以
外は、実施例1と同様に、青色カラーフィルター用感光
性着色樹脂組成物を得た。
この着色樹脂組成物を用い、配向膜用印刷機を利用して
コーティングを実施した。
得られたコーテイング膜は、表面上の著しい凹凸や、色
素の濃淡ムラ等のほとんど目立たないコーティング品位
の優れたものであった。
実施例5 実施例1で得た青色カラーフィルター用感光性着色樹脂
組成物、実施例2で得た緑色カラーフィルター用感光性
着色樹脂組成物及び、実施例3で得た赤色カラーフィル
ター用感光性着色樹月1rffi成物をそれぞれ用い、
3色カラーフィルターを以下の様に形成した。
すなわち、まず、青色感光性着色樹脂組成物を用いて、
印刷法にてガラス基板上に1.5un膜厚のコーティン
グを行ない、80℃で10分間のプリベークを実施した
。次に、形成しようとするパターン形状に対応したパタ
ーンマスクを介して高圧水銀灯にて露光した。露光終了
後、該着色樹脂膜の未露光部のみを溶解する専用現像液
(N−メチル−2−ピロリドンを主成分とする現像液)
にて超音波を使用して現像し、専用リンス液(イソプロ
ピルアルコールを主成分とするリンス液)で処理した後
、200℃、30分間のボストベークを行い、パターン
形状を有した青色着色樹脂膜を形成した。
なお、現像時にコーティングのムラから発生する様な、
欠陥は全(生じなかった。
続いて、青色着色パターンの形成されたガラス基板上に
、第2色目として緑色感光性着色樹脂組成物を用いる以
外は、上記と同様に緑色着色パターンを基板上の所定の
位置に形成した。
さらに、この様にして青色及び緑色パターンの形成され
ている基板上に、第3色目として赤色感光性着色樹脂組
成物を用いる以外は上記と同様に赤色着色パターンを基
板上の所定の位置に形成し、R(赤)、G(緑)、B(
青)の3色ストライブの着色パターンを得た。
このようにして形成された3色カラーフィルターの分光
特性を第2図に示す。
得られたカラーフィルターは、色特性のバラツキも小さ
く、表面上の粗れや凹凸も少ない上、コーティングのム
ラから発生する様な欠陥等のない品質の優れたものであ
った。
比較例1 エチルセロソルブアセテートを全(用いなかった以外は
、実施例1と同様にしてコーテイング膜を得た。得られ
たコーテイング膜は、色素の濃淡ムラの目立つものであ
り、コーティング品位の劣ったものであった。
比較例2 実施例1において、NMF) : ECAの比率をl:
1にした以外は同様にしてコーテイング膜を得た。
得られたコーテイング膜は、品位の悪いものであるばか
りでなく、感光性着色樹脂組成物自体、不安定な材料に
なってしまった。
比較例3 エチルセロソルブアセテートを全く用いなかった以外は
、実施例5と同様にして3色ストライブのカラーフィル
ターを得た。得られたカラーフィルターは、色特性のバ
ラツキが大きく、又色素の濃淡ムラの目立つものであっ
た。さらに、コーティングのムラが原因となって、バタ
ーニング時に発生したと考えられる剥離、現像残り等の
欠陥も生じていた。この様に、実施例5に比べ、品質の
劣るものであった。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、表面張力の小さ
い、レベリング性の良い第2の溶剤成分をカラーフィル
ター用感光性着色樹脂組成物中に配合していることによ
り、特にインキを転写してコーティングする様な方式の
塗布時にコーティング品位の優れた塗膜を形成できる。
また、これにより、コーティングのムラから発生するよ
うなカラーフィルターの欠陥を削減でき、合わせて、生
産性の良いカラーフィルターを提供すること力≦可能と
なった。
さらに、この第2の溶剤成分は、樹脂を溶解させている
第1の溶剤成分の量より少ない配合に設定している為、
感光性着色樹脂組成物のもつ基本特性や安定佐等に大き
な影響を及ぼすことはない。
従って、機械的強度にも優れ、かつ、耐熱性、耐光性、
耐溶剤性等の諸性性に優れた微細パターンを有するカラ
ーフィルターが、簡便に作製できる着色樹脂組成物を用
い、フォトリソのみの簡便な製造工程により作製するこ
とが可能となった。
すなわち、性能の良好なカラーフィルターを必要とする
広範囲な各種デバイスへの適用が可能となり、諸性性の
優れたカラーデバイスを作製することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(f)は本発明のカラーフィルター用感
光性着色樹脂組成物を用いたカラーフィルターの形成法
を説明するための工程図、第2図は実施例5に於いて得
られたカラーフィルターの分光透過率を示すグラフであ
る。 に基板 2:着色樹脂膜 2a:光硬化部分 3:フォトマスク 4.5.6:パターン状着色樹脂層 7:保護層 8:赤色着色樹脂層の分光特性 9:緑色着色樹脂層の分光特性 10:青色着色樹脂層の分光特性

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  分子内に感光基を有する芳香族系のポリアミド樹脂ま
    たはポリイミド樹脂、色素および溶剤とを主成分とする
    カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物において、該
    溶剤が単独で樹脂を溶解可能な第1の溶剤成分と、第1
    の溶剤成分より表面張力が小さく、単独では樹脂を溶解
    不可能な第2の溶剤成分とからなり、かつその配合比率
    において、第1の溶剤成分含有量>第2の溶剤成分含有
    量なる関係を有することを特徴とするカラーフィルター
    用感光性着色樹脂組成物。
JP2308721A 1990-11-16 1990-11-16 カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物 Pending JPH04181202A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2308721A JPH04181202A (ja) 1990-11-16 1990-11-16 カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物
US08/246,559 US5721089A (en) 1990-11-16 1994-05-19 Photosensitive material, color filter and liquid crystal device having the color filter
US08/475,532 US5721077A (en) 1990-11-16 1995-06-07 Process for producing a color filter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2308721A JPH04181202A (ja) 1990-11-16 1990-11-16 カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04181202A true JPH04181202A (ja) 1992-06-29

Family

ID=17984486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2308721A Pending JPH04181202A (ja) 1990-11-16 1990-11-16 カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04181202A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004302245A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Nippon Steel Chem Co Ltd カラーフィルター用レジスト材料及びカラーフィルター
JP2007328062A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Dainippon Printing Co Ltd カラーフィルター用インクジェットインク及びその製造方法、カラーフィルターの製造方法、並びに液晶表示装置の製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02176603A (ja) * 1988-12-28 1990-07-09 Canon Inc カラーフィルタの製造方法
JPH02287304A (ja) * 1989-04-28 1990-11-27 Ube Ind Ltd 多層カラーフィルターおよびその製法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02176603A (ja) * 1988-12-28 1990-07-09 Canon Inc カラーフィルタの製造方法
JPH02287304A (ja) * 1989-04-28 1990-11-27 Ube Ind Ltd 多層カラーフィルターおよびその製法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004302245A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Nippon Steel Chem Co Ltd カラーフィルター用レジスト材料及びカラーフィルター
JP2007328062A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Dainippon Printing Co Ltd カラーフィルター用インクジェットインク及びその製造方法、カラーフィルターの製造方法、並びに液晶表示装置の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2861391B2 (ja) 「液晶表示素子用樹脂ブラックマトリックス」
JP2739315B2 (ja) カラーフィルターおよびカラー液晶素子
US4917471A (en) Liquid crystal device
JP2552391B2 (ja) 遮光膜およびその製造方法
TWI431421B (zh) 彩色濾光片用著色組成物、使用它之彩色濾光片、及液晶顯示裝置
JPS60237403A (ja) カラ−フィルタ−およびその製造方法
JP2004346218A (ja) 着色組成物、カラーフィルタの製造方法およびブラックマトリックス基板の製造方法
JPH0812292B2 (ja) 耐熱性カラーフィルターおよびその製造方法
JP4443848B2 (ja) カラーフィルター用レジスト材料及びカラーフィルター
JPH0885712A (ja) カラーフィルタ用感光性組成物、カラーフィルタおよびその製造方法
JPS60247603A (ja) カラ−フイルタ−
JP3228139B2 (ja) 液晶表示素子用カラーフィルタ及びその製造方法
US5721089A (en) Photosensitive material, color filter and liquid crystal device having the color filter
JPS60237441A (ja) 着色画像の形成法
JPH08295820A (ja) カラーフィルター用顔料分散液
JPS6078401A (ja) 色フイルタおよびその製造方法
JPH04181202A (ja) カラーフィルター用感光性着色樹脂組成物
JP2001059906A (ja) カラーフィルター用緑色顔料分散物
JPH0534514A (ja) カラーフイルター用組成物溶液及びカラーフイルター
JP2013097355A (ja) 感光性樹脂組成物、カラーフィルタ及びカラーフィルタの製造方法
JP2003121632A (ja) 液晶表示装置用カラーフィルターおよびその製造方法ならびにそれを用いたカラー液晶表示装置
JP2787679B2 (ja) カラーフイルター
JP2668782B2 (ja) 着色パターンの製法
JPH01130102A (ja) 塗膜の染色法
TW571177B (en) Coloring composition and color filter, electrode substrate, and liquid crystal display device using the same