JPH0418021Y2 - - Google Patents

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JPH0418021Y2
JPH0418021Y2 JP8914083U JP8914083U JPH0418021Y2 JP H0418021 Y2 JPH0418021 Y2 JP H0418021Y2 JP 8914083 U JP8914083 U JP 8914083U JP 8914083 U JP8914083 U JP 8914083U JP H0418021 Y2 JPH0418021 Y2 JP H0418021Y2
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power supply
voltage
regulator
power
circuit
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JP8914083U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電子機器に対して定電圧特性をも
つた直流電圧を供給する電源回路に関するもので
ある。
〔背景技術とその問題点〕
定電圧特性をもたせた電源回路として電源ライ
ンにパワートランジスタを挿入したいわゆるシリ
ーズレギユレータは、回路設計が比較的容易であ
り安定性にすぐれたものがあるので各種電子回路
の電源回路として多用されている。
第1図はかゝるシリーズレギユレータの基本的
な回路を示したもので、BDは整流回路、REGは
電源ラインに対してパワートランジスタが直列に
接続されているレギユレータ、RLは電子回路に
おける負荷抵抗を示す。なお、Cは平滑用のコン
デンサである。
この電源回路はよく知られているように、負荷
抵抗RLの直流電圧EとレギユレータREG内の基
準電圧を比較し、負荷に供給される電圧が一定と
なるようにレギユレータREGを制御するもので
あるが、そのためレギユレータREGには、整流
回路BDから供給される電圧をeとすると、(e
−E)×i(負荷電流)のパワーが消費されること
になる。
したがつて、レギユレータREGを構成してい
るパワートランジスタには、前記消費パワーによ
る発熱に耐えられるものを使用する必要があり、
放熱手段が問題となると同時に、大容量のパワー
トランジスタが必要となるという欠点がある。
そこで、レギユレータREGに対して点線で示
すように抵抗rを接続し、負荷電流iの一部をこ
の抵抗rに分流して、レギユレータREGの消費
電力を軽減させる方法が考えられる。
この場合は電源回路のレギユレーシヨンが若干
悪くなるが、レギユレータREGのパワートラン
ジスタにおける損失が軽くなり、放熱対策も簡易
化することができる。
しかしながら、シリーズレギユレータでは整流
された電圧eと負荷に供給される出力電圧Eは本
質的にe>Eとならざるを得ないから、この場合
でも、P=(e−E)×iの電力損失が発生し、特
に交流電圧、負荷電流iの変動が大きい場合はレ
ギユレーシヨンを良くするために前記電力損失P
を大きく設定するので、電源効率が悪いものにな
るという問題がある。
〔考案の目的〕
この考案は、かゝる問題点を改善するためにな
されたもので、レギユレータで消費される電力を
有効に利用し、電源回路の放熱対策を容易にする
と共に、電源回路の効率を改善するものである。
〔考案の概要〕
この考案は、上記の目的を達成するため、第1
のレギユレータを電源ラインのグランド側に設
け、この第1のレギユレータに対して並列に第2
のレギユレータと負荷を接続し、第1のレギユレ
ータで消費される電力の一部を電子機器の他の電
源に流用し、電源回路の効率を高めると共にレギ
ユレータの放熱が容易となるようにする。
〔実施例〕
通常、直流電圧で動作する電子機器(テレビ、
アンプ等)は殆んど半導体化されている点から
正・負の電源が要求される。この考案は、かゝる
点に着目してなされたもので、第2図はこの考案
の基本的な一実施例を示す。
この図において、BD1はダイオードブリツジか
らなる整流回路、REG1は第1の電源回路を構成
するレギユレータ、REG2は第2の電源回路を構
成するレギユレータ、RL1及びRL2は第1、第2
の電源回路の負荷抵抗で、第1の電源回路の出力
電圧E1は+極性、第2の電源回路の出力電圧E2
は−極性である。そして、第1の電源回路は例え
ばテレビの場合は水平・垂直出力トランジスタ等
の供給電源(以下高圧電源という)、第2の電源
回路は増幅関係等の供給電源(以下低圧電源)と
なるものである。
この実施例では高圧電源側の負荷抵抗RL1に流
れる電流をi1、低圧電源側の負荷抵抗RL2を流れ
る電流をi2とすると、i1>i2となる場合に有効で
ある。
すなわち、今、高圧電源側の出力電圧に120V、
低圧電源側の出力電圧に−12Vが要求される場合
は、整流回路BD1の整流電圧eを150Vに設定す
ると、第1のレギユレータREG1では約30Vの電
圧降下が必要である。そして、第2のレギユレー
タREG2において18Vの電圧降下を与えればよい。
この時、第1のレギユレータREG1にはi1−i2
i3なる電流が流れることになるが、従来の回路で
は、高圧電源側の負荷電流i1×30Vがそのまま電
力損失になつていたのに比較し、この考案の場合
は(i1−i2)×30Vが電力損失となる。
ところで、第2の電源回路全体ではi2×30Vの
電力が消費されることになるが、第2のレギユレ
ータREG2における電力損失は(i2×18V)とな
り、負荷抵抗RL2で消費される電力i2×12Vは有
効に利用されているので損失にはならない。した
がつて、結局、この考案の電源回路では整流回路
BD1の整流電圧e(150V)が同一の時には、従来
の電源回路、すなわち第2の電源回路が構成され
ていない電源回路に比較してP=i2×12の電力が
有効に使用できたことになる。
低圧電源側の負荷電力を増加するほど有効電力
が増加することになるが、有効電力が増加すると
電圧変動に対してレギユレータが悪くなるので、
負荷側が要求する出力電圧(E1,E2)により適
当な整流電圧eを設定することになる。
第3図はこの考案の他の実施例を示す電源回路
で、BD2は低圧電源側の整流回路、REG21
REG22はそれぞれ低圧電源側の正、及び負出力電
圧(+E2,−E2)に定電圧特性をもたせる第2、
第3のレギユレータ、ICは前記第2、第3のレ
ギユレータREG21,REG22を制御する公知のIC回
路(トラツキング制御用)である。
なお、D1,D2は低圧電源の供給電圧を選択す
るダイオードで他の符号は第2図と同一部分を示
す。
この回路の動作は、第2図の電源回路とほぼ同
様であり、例えば第1のレギユレータREG1の電
圧降下(ドロツプ電圧)が大きい時は、低圧電源
側の第3のレギユレータREG22にはダイオード
D1を介して前記ドロツプ電圧が供給され、負荷
抵抗RL22には−E2の一定の出力電圧(−12V)が
供給される。
しかしながら、交流入力電圧等が低下し、整流
回路BD1の電圧e1が低下すると、レギユレーシヨ
ンが悪くなるので、この時はダイオードD2が導
通し、第3のレギユレータREG22には整流回路
BD2の電圧e2が供給されるようになる。
すなわち、この場合はダイオードD1は不導通
となり第1の電源回路と、第2の電源回路は独立
したものになる。したがつて、この回路では第1
のレギユレータREG1のドロツプ電圧の大きい時
のみ、第1のレギユレータREG1の消費電力が第
2の電源回路の負出力回路に有効に利用されるよ
うになるので、第1の整流回路BD1で整流された
電圧e1が低くなつた場合でもレギユレーシヨンを
損うことがなくなる。
又、低圧電源側には正、負の出力電圧+E2,−
E2が得られるので、電子回路の電源として利用
範囲の広いものにすることができる。
なお、上述した実施例では高圧電源側が正電圧
の場合について説明したが、これが負電圧となる
場合は低圧電源側に正電圧を有効電力として供給
できるようになる。
又、レギユレータ回路としては基準電圧源と、
パワートランジスタから構成される公知のシリー
ズ形のレギユレータであれば、どのような種類の
ものについてもこの発明の電源回路は採用できる
ことはいうまでもない。
〔考案の効果〕 以上説明したように、この考案の電源回路はレ
ギユレータ内で消費される電力を第2の電源回路
に供給し有効に利用するように構成したので、レ
ギユレータ回路の放熱対策が容易となり、最大許
容損失の小さな出力トランジスタの使用も可能に
なるという利点がある。特に、低圧電源が要求さ
れる電子機器の電源回路として優れた効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電源回路を説明するためのブロ
ツク図、第2図はこの考案の一実施例を示す電源
回路のブロツク図、第3図はこの考案の他の実施
例を示すブロツク図である。 図中、BD1は整流回路、REG1は第1のレギユ
レータ、REG2は第2のレギユレータ、RL1,RL2
は負荷抵抗である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1のレギユレータ回路を電源ラインのグラン
    ド側に設けた第1の電源回路に対し、前記第1の
    レギユレータ回路に並例に接続した第2のレギユ
    レータ回路と負荷抵抗により第2の電源回路を構
    成することを特徴とする電源回路。
JP8914083U 1983-06-13 1983-06-13 電源回路 Granted JPS60621U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8914083U JPS60621U (ja) 1983-06-13 1983-06-13 電源回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8914083U JPS60621U (ja) 1983-06-13 1983-06-13 電源回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60621U JPS60621U (ja) 1985-01-07
JPH0418021Y2 true JPH0418021Y2 (ja) 1992-04-22

Family

ID=30219038

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8914083U Granted JPS60621U (ja) 1983-06-13 1983-06-13 電源回路

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JPS60621U (ja) 1985-01-07

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