JPH04180065A - 表面保護材および表面保護層の形成法 - Google Patents

表面保護材および表面保護層の形成法

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JPH04180065A
JPH04180065A JP2310293A JP31029390A JPH04180065A JP H04180065 A JPH04180065 A JP H04180065A JP 2310293 A JP2310293 A JP 2310293A JP 31029390 A JP31029390 A JP 31029390A JP H04180065 A JPH04180065 A JP H04180065A
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JP
Japan
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acid
acrylate
epoxy
surface protection
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JP2310293A
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Hiroshi Kishiki
博志 岸木
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は表面保護材および表面保護層の形成法に関する
。さらに詳しくはカラーフィルターなどの表面保護材お
よびカラーフィルターの表面保護層の形成法に関する。
[従来の技術] 液晶表示素子などのカラーフィルターは、通常、染色法
、染料分散法、顔料分散法、印刷法および電着法などの
方法により製造されるが、一般には表面保護の目的およ
び/または染色法で製造される場合の防染の目的で、赤
、緑、青といった着色層上に、保護層を形成している。
従来、この表面保護材としてはアクリル系のエポキシ樹
脂が知られていた(例えば、特開昭fil−29213
04号公報)。
[発明が解決しようとする課題] 上記液晶表示素子などのカラーフィルターの製造におい
ては、シール部分の密着性、および実装端子部分におけ
る透明導電材料と回路基板部分の接続の信頼性向上のた
めカラーフィルタ一部分以外の保護膜を除去し、ガラス
表面上に保護膜を介さずに直接、該透明導電材料を形成
することが求められている。上記の保護材では、保護膜
の不要部分の除去にはドライエツチングが必要であるが
装置の大型化、生産性の低下などプロセス適応上問題が
あった。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記問題を解決するため鋭意検討した結
果、塗布後の活性エネルギー線照射および現像により不
要部分の除去が可能で、かつ、耐熱性、耐薬品性、透明
性など本用途に必要とされる各種特性にも優れた表面保
護材並びにカラーフィルターの表面保護層の形成法を見
いだし、本発明に到達した。すなわち本発明は、下記表
面保護材(I)〜(V)および表面保護層の形成法(Z
−1)、 (Z−2)により構成される。
表面保護材(I)ニゲリシジル(メタ)アクリレートを
構成単位として含有する重合体(イ)と不飽和カルボン
酸(ロ)との反応物(A −1) 、光重合性単量体(
B)および光重合開始剤(C)を組み合わせてなること
を特徴とする表面保護材。
表面保護材(■)ニゲリシジル(メタ)アクリレートを
構成単位として含有する重合体と不飽和カルボン酸との
反応物(A−1)、光重合性単量体(B)、光重合開始
剤(C)およびエポキシ硬化剤(D)を組み合わせてな
ることを特徴とする表面保護材。
表面保護材(■)ニゲリシジル(メタ)アクリレートを
構成単位として含有する重合体と不飽和カルボン酸との
反応物(A−1)、光重合性単量体(B)、光重合開始
剤(C)、エポキシ硬化剤(D)および分子中にエポキ
シ基を少な(とも2個有するエポキシ化合物(E)を組
み合わせてなることを特徴とする表面保護材。
表面保護材(■)ニゲリシジル(メタ)アクリレートを
構成単位として含有する重合体と不飽和カルボン酸との
反応物(A−1)と飽和または不飽和の多塩基酸無水物
(ハ)との反応物(A−2)、光重合性単量体(B)お
よび光重合開始剤(C)−を組み合わせてなることを特
徴とする表面保護材。
表面保護材(■): グリシジル(メタ)アクリレート
を構成単位として含有する重合体と不飽和カルボン酸と
の反応物と飽和または不飽和の多塩基酸無水物との反応
物(A−2)、光重合性単量体(B)、光重合開始剤(
C)、エポキシ硬化剤(D)および分子中にエポキシ基
を少なくとも2個有するエポキシ化合物(E)を組み合
わせてなることを特徴とする表面保護材。
表面保護層の形成法(Z−1):表面保護材(I)また
は(IV)を基数上に塗布後、所定部位のみに活性エネ
ルギー線を照射したものを、溶剤による現像処理により
未硬化部分を除去し、必要により活性エネルギー線の照
射および/または加熱処理することを特徴とする表面保
護層の形成法。
表面保護層の形成法(Z−2):表面保護材(II)、
(■)または(V)を基板上に塗布後、所定部位のみに
活性エネルギー線を照射したものを、溶剤による現像処
理により未硬化部分を除去した後、加熱処理することを
特徴とする表面保護層の形成法。
本発明に用いられる該グリシジル(メタ)アクリレート
を構成単位として含有する重合体(イ)としては、グリ
シジルメタクリレートおよび/またはグリシジルアクリ
レートの重合体、グリシジルメタクリレートおよび/ま
たはグリシジルアクリレートと1種または2種以上の他
のビニル単量体との共重合体などが挙げられる。この他
のビニル単量体の具体例としては、アクリル酸またはメ
タクリル酸のエステル(アクリル酸メチル、メタクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、ア
クリル酸ブチル、アクリル酸−n−ブチル、メタクリル
酸−n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル
酸−t−ブチル、ベンジルアクリレート、ベンジルメタ
クリレート、メタクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリ
ル酸フェニル、テトラフルオロプロピルアクリレートな
ど);ビニル基含有芳香族化合物(スチレン、p−ヒド
ロキシスチレン、p−アセトキシスチレン、α−メチル
スチレン、p−メチルスチレン、ビニルナフタレンなど
)ニアミド化合物(N−メチロールアクリルアミド、N
−メチロールメタクリルアミド、アクリルアミド、メタ
クリルアミドなど);並びに、アクリロニトリルが挙げ
られる。これらのうち現像性の制御の点から、アクリル
酸またはメタクリル酸のエステル、ビニル基含有芳香族
化合物が好ましい。
該重合体(イ)の重量平均分子量はポリスチレン換算で
1,000〜500,000が好ましく、より好ましく
は2,000−100,000である。
本発明に用いられる該不飽和カルボン酸(ロ)としては
、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、桂皮酸など
が挙げられる。これらのうち、アクリル酸またはメタク
リル酸が好ましい。
該反応物(A−1)として好ましいものの具体例として
は、ポリグリシジルメタクリレート/アクリル酸(酸当
量/エポキシ当量比=0.3〜1.05)、ポリグリシ
ジルメタクリレート/メタクリル酸(酸当量/エポキシ
当量比=0.3〜1.05L  グリシジルメタクリレ
ート−ベンジルアクリレート共重合体/アクリル酸(酸
当量/エポキシ当量比=0.3〜1.05) 、グリシ
ジルメタクリレート−(アクリル酸−n−ブチル)共重
合体/アクリル酸(酸当量/エポキシ当量比=0.3〜
1.05) 、ポリグリシジルメタクリレート/アクリ
ル酸(酸当量/エポキシ当量比=0.3〜1.05L 
 グリシジルメタクリレート−メタクリル酸メチル−ベ
ンジルアクリレート共重合体/アクリル酸(酸当量/エ
ポキシ当量比=0.3〜1.05) 、グリシジルメタ
クリレート−メタクリル酸メチル−(アクリル酸−n−
ブチル)共重合体/アクリル酸(酸当量/エポキシ当量
比=0.3〜1.05L  グリシジルメタクリレート
−メタクリル酸メチル−(α−メチルスチレン)共重合
体/アクリル酸(酸当量/エポキシ当量比=0.3〜1
.05)が挙げられる。
該反応物(A−1)の製法を例示すると、 (イ)と(
ロ)とを有機溶剤中で、触媒存在下、酸当量/エポキシ
当量比0.3〜1.05、好ましくは0.5〜1.05
の範囲で反応させることにより(A−1)を得ることが
できる。上記有機溶剤としては、例えばエステル化合物
(エチルセロソルブアセテート、メチルセロソルブアセ
テート、トリエチレングリコールジアクリレート、ノナ
エチレングリコールジアクリレートなど)、ケトン化合
物(シクロヘキサノン、メチルイソブチルケトンなど)
、芳香族化合物(トルエン、キシレンなど)、などを用
いることができる。また上記触媒としては、ホスフィン
化合物[トリフェニルホスフィン、トリシクロヘキシル
ホスフィン、 トリーn−へキシルホスフィン、トリス
(4−メチルフェニル)ホスフィンなど174級アンモ
ニウム塩化合物(塩化ベンジルトリメチルアンモニウム
、塩化ベンジルトリエチルアンモニウム、臭化テトラ−
n−プチルアンモニウムなど);3級アミン化合物(ト
リエチルアミン、  N、  N−ジメチルベンジルア
ミン、N、  N−ジメチルアニリン、ジアザビシクロ
オクタンなど);イミダゾール化合物(2−メチルイミ
ダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−
フェニルイミダゾールなど)などを用いることができる
この反応は通常、重合禁止剤(ハイドロキノン、ハイド
ロキノンモノメチルエーテルなど)の共存下で行われる
。また、反応条件としては、通常BO〜130℃、好ま
しくは70−120℃の反応温度において、通常0.5
〜30時間反応させる。
本発明に用いられる飽和または不飽和の多塩基酸無水物
(ハ)としては脂環族多塩基酸無水物(テトラヒドロ無
水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラ
ヒドロ無水フタル酸、メチルへキサヒドロ無水フタル酸
など)、芳香族多塩基酸無水物(無水フタル酸、無水ト
リメリド酸など)、脂肪族多塩基酸無水物(無水マレイ
ン酸、無水コハク酸、無水イタコン酸など)などが挙げ
られる。これらのうち脂環族多塩基酸無水物、無水フタ
ル酸および無水マレイン酸が好ましい。
該反応物(A−2)として好ましいものの具体例として
は、ポリグリシジルメタクリレート/アクリル酸/テト
ラヒドロ無水フタル酸(酸当量/エポキシ当量比=0.
3〜1.05、酸当量/水酸基当量比=0.2〜2.0
) 、ポリグリシジルメタクリレート/メタクリル酸/
テトラヒドロ無水フタル酸(酸当量/エポキシ当量比=
0.3〜1.05、酸当量/水酸基当量比=0.2〜2
.OL  ポリゾリンジルメタクリレート/アクリル酸
/メチルへキサヒドロ無水フタル酸(酸当量/エポキシ
当量比=0.3〜105、酸当量/水酸基当量比=0.
2〜2.0) 、ポリグリシジルアクリレート/アクリ
ル酸/ヘキサヒドロ無水フタル酸(酸当量/エポキシ当
量比=0.3〜1.05、酸当量/水酸基当量比=0.
2〜2.0) 、グリシジルメタクリレート−ベンジル
アクリレート共重合体/アクリル酸/ヘキサヒドロ無水
フタル酸(酸当量/エポキシ当量比=0.3〜1.05
.  酸当量/水酸基当量比=0.2〜2.0)、グリ
シジルメタクリレート−(メタクリル酸−n−ブチル)
共重合体/アクリル酸/テトラヒドロ無水フタル酸(酸
当量/エポキシ当量比=0.3〜1.05、酸当量/水
酸基当量比=0.2〜2.0)が挙げられる。
該反応物(A−2)の製法を例示すると(A −1)と
(ハ)を有機溶剤中で、触媒存在下、酸当量/水酸基当
量比0.2〜2.0、好ましくは0.5〜2.0の範囲
で反応させることにより(A −2)を得ることができ
る。上記冑機溶剤としてはエステル化合物(エチルセロ
ソルブアセテート、メチルセロソルブアセテート、トリ
エチレングリコールジアクリレート、ノナエチレングリ
コールジアクリレートなど)、ケトン化合物(シクロヘ
キサノン、メチルイソブチルケトンなど)、芳香族化合
物(トルエン、キシレンなど)、などを用いることがで
きる。また、上記触媒としては、前記の(A−1)合成
における触媒であるホスフィン化合物、4級アンモニウ
ム塩化合物、3級アミン化合物、イミダゾール化合物な
どを用いることができる。
この反応は通常、重合禁止剤()1イドロキノン、ハイ
ドロキノンモノメチルエーテルなど)の共存下で行われ
る。また、反応条件としては、通常60〜130℃、好
ましくは70〜120℃の反応温度において、通常0.
5〜30時間反応させる。
該反応物(A−2)は、該反応物(A−1)中の2級水
酸基が、さらに該酸無水物(ハ)と反応したものであり
、不飽和基とカルボキシル基を共に有する。
本発明において、該光重合性単量体(B)としては、例
えば、多価アルコール(トリエチレングリコール、テト
ラエチレングリコール、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、 トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトール、ネオペンチルグリコール、ジペンタエリス
リトール、 トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシア
ヌル酸なト)と(メタ)アクリル酸とのエステル;単官
能性単量体[単官能(メタ)アクリル酸エステル(2−
ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート、メトキシテトラエチレングリコールア
クリレート、シクロヘキシルアクリレート、ブトキシエ
チルアクリレート、ブチルアクリレート、ベンジルアク
リレート、フェノキシエチルアクリレートなど)、単官
能アミド化合物(N−メチロールアクリルアミド、N−
メチロールメタクリルアミド、アクリルアミド、メタク
リルアミドなど)などコ; トリグリシジルイソシアヌ
レートと(メタ)アクリレートとのエステル化反応生成
物[トリグリシジルイソシアヌレート/アクリル酸(l
/2のモル比)反応物、トリグリシジルイソシアヌレー
ト/アクリル酸(1/3のモル比)反応物などコが挙げ
られる。これらの単量体(B)は単独でも2種以上の組
合せでも用いることができる。
本発明において、該光重合開始剤(C)としては紫外線
、遠紫外線、電子線、可視光などの活性エネルギー線に
より不飽和化合物の重合を開始するいかなる開始剤も使
用できる。 (C)の具体例としては、ベンゾインまた
はそのアルキルエーテル類(ベンゾインイソブチルエー
テル、ベンゾインイソプロピルエーテルなど);アセト
フェノン類[2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセト
フェノン、2,2−ジェトキシアセトフェノン、1−ヒ
ドロキシシクロへキシルフェニルケトン、α−ヒドロキ
シ−2−メチルフェニルプロパノン、l−ヒドロキシ−
1−メチルエチル−(p−イソプロピルフェニル)ケト
ン、l−ヒドロキシ−!−メチルエチルー(p−ドデシ
ルフェニル)ケトン、1,1.1− )リクロロメチル
−(p−ブチルフェニル)ケトン、2−メチル−(4’
 −(メチルチオ)フェニル)−2−モルホリノ−1−
プロパノンなどコツチオキサントン類[チオキサントン
、2−エチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキ
サントン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジメチ
ルチオキサントン、2.4−ジエチルチオキサントン、
2,4−ジイソプロピルチオキサントンなどコニベンゾ
フェノン類ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ジ(p−
ジエチルアミノフェニル)ケトンなどコ; アントラキ
ノン類(2−メチルアントラキノン、2−エチルアント
ラキノン、2−t−ブチルアントラキノン、1−クロロ
アントラキノンなど); ジアルキルアミノ安息香酸エ
ステル類(p−ジメチルアミノ安息香酸エチル、p−ジ
エチルアミノ安息香酸エチルなど);トリハロメチル−
6−トリアジン類[2−(4−メトキシフェニル) −
4,8−ビス(トリクロロメチル)−S−)リアジン、
2−(4−メトキシナフチル)−4,8−ビス(トリク
ロロメチル)−6−トリアジン、2−(4−エトキシナ
フチル)−4゜6−ビス(トリクロロメチル)−S−)
リアジン、2−エトキシカルボニル−4−(4−エトキ
シナフチル)−8−)リクロロメチル−S−)リアジン
など];アクリジン類[9−7エニルアクリジン、9−
(p−メトキシフェニル)アクリジンなど]; フェナ
ジン類(9,10−ジメチルベンズフェナジンなど)な
どが挙げられる。これらの光重合開始剤(C)は単独で
も2種以上の組合せでも用いることができる。また、 
(C)と増感剤を併用してもよい。この増感剤としてト
リエタノールアミン、メチルジェタノールアミン、エチ
ルジェタノールアミン、2−(ジメチルアミノ)エチル
メタクリレート、2−(ジエチルアミノ)エチルメタク
リレート、2−(ジメチルアミノ)エチルアクリレート
、2−(ジエチルアミノ)エチルアクリレートなどが挙
げられる。
本発明において、該エポキシ硬化剤(D)としては、酸
無水物、ポリアミン、ポリフェノール、イミダゾール化
合物、3級アミン化合物、ジシアンジアミド、三フフ化
ホウ素−アミン錯体、ビグアニド化合物、有機酸ヒドラ
ジドなどが挙げられる。
酸無水物の具体例としては、芳香族酸無水物[無水フタ
ル酸、無水トリメリド酸、無水ピロメリト酸、ペンツフ
ェノンテトラカルボン酸、エチレングリコールビス(ア
ンヒドロトリメリテート)、グリセロールトリス(アン
ヒドロトリメリテート)などコニ脂環族酸無水物(無水
メチルナジック酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサ
ヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸
、メチルへキサヒドロ無水フタル酸、無水クロレンディ
ック酸、5−(2,5−ジオキソテトラヒドロフリル)
−3−メチル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカルボ
ン酸無水物など);脂肪族酸無水物(ドデシル無水コハ
ク酸など)などが挙げられる。ポリアミンの具体例とし
ては、例えば、芳香族ポリアミン(メタキシレンジアミ
ン、ジアミノジフユニルメタン、ジアミノジフェニルス
ルホン、m−フェニレンジアミンなど);脂環族ポリア
ミン[ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、ビス
(4−アミノ−3−メチルシクロヘキシル)メタン、3
,9−ビス(3−アミノプロピル) −2,4,8,1
0−テトラオキサスピロ(5,5)ウンデカンアダクト
、N−アミノエチルピペラジン、インホロンジアミン、
メンセンジアミンなどコ;脂肪族ポリアミン(ジエチル
アミノプロピルアミン、 トリエチレンテトラミン、ジ
エチレントリアミンなど): ポリアミドポリアミン;
並びに、これらのポリアミンの変性化合物(エポキシ化
合物付加ポリアミン、マイケル付加ポリアミン、マンニ
ッヒ付加ポリアミン、チオ尿素付加ポリアミン、ケトン
封鎖ポリアミン、エチレンオキサイド付加ポリアミン、
プロピレンオキサイド付加ポリアミンなど)が挙げられ
る。
ポリフェノールの具体例としては、フェノールノボラッ
ク、タレゾールノボラック、ポリビニルフェノールなど
が挙げられる。イミダゾール化合物の具体例としては、
イミダゾール化合物[2−メチルイミダソール、2−エ
チル−4−メチルイミダゾール、2−ウンデシルイミダ
ゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、2−フェニル
イミダゾール、l−ベンジル−2−メチルイミダゾール
、l−シアノエチル−2−メチルイミダゾール、l−シ
アノエチル−2−エチル−4−メチルイミダゾール、l
−シアンエチル−2−ウンデシルイミダゾール、2,4
−ジアミノ−6−(2−メチルイミダゾリル−(1))
−エチル−8−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−(
2−エチル−4−メチルイミダゾリル−(1))−エチ
ル−8−)リアジン、2,4−ジアミノ−6−(2−ウ
ンデシルイミダゾリル−(1))−エチル−8−トリア
ジン、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチ
ルイミダゾール、2−フェニル−4−ベンジル−5−ヒ
ドロキシメチルイミダゾール、2−フェニル−4,5−
ジヒドロキシメチルイミダソール、l−シアンエチル−
2−フェニル−4,5−ジ(シアノエトキシメチル)イ
ミダゾール、l−ドデシル−2−メチル−3−ベンジル
イミダゾリウムクロリド、1,3−ジベンジル−2−メ
チルイミダゾリウムクロリドなど];イミダゾール化合
物のカルボン酸塩(l−シアノエチル−2−ウンデシル
イミダゾリウム−トリメリテート、l−シアノエチル−
2−フェニルイミダゾリウム−トリメリテートなど);
イミダゾール化合物のイソシアヌル酸塩(2−メチルイ
ミダゾリウム−イソシアヌレート、2−フェニルイミダ
ゾリウム−イソシアヌレートなど);イミダゾール化合
物とモノあるいは多価フェノールとの塩(2−メチルイ
ミダゾールとアルキルフェノールとの塩、2−エチル−
4−メチルイミダゾールとアルキルフェノールとの塩な
ど); イミダゾール化合物とモノエポキシ化合物ある
いはエポキシ樹脂との付加物(2−メチルイミダゾール
とビスフェノールAジグリシジルエーテルとの付加物、
2−メチルイミダゾールとアルキルカルボン酸グリシジ
ルエーテルとの付加物など)などが挙げられる。3級ア
ミン化合物の具体例としては、ベンジルジメチルアミン
、2−(ジメチルアミノメチル)フェノール、2.4.
B−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノールなどが
挙げられる。三フッ化ホウ素−アミン錯体の具体例とし
ては、三フッ化ホウ素−モノエチルアミン錯体、三フッ
化ホウ素−ベンジルアミン錯体などが挙げられる。ビグ
アニド化合物の具体例としてはO−)リルビグアニド、
フェニルビグアニドなどが挙げられる。有機酸ヒドラジ
ド化合物の具体例としてはコハク酸ヒドラジド、アジピ
ン酸ヒドラジド、イソフタル酸ヒドラジドなどが挙げら
れる。これらのエポキシ硬化剤(E)のうち好ましいも
のは芳香族酸無水物、脂環族酸無水物、イミダゾール化
合物および芳香族ポリアミンである。これらのエポキシ
硬化剤は単独でも2種以上の組合せでも用いることがで
き、例えば、共融混合物としての利用も有用である。
本発明において該エポキシ化合物(E)としてはグリシ
ジルエステルエポキン化合物、グリシジルエーテルエポ
キシ化合物、脂環族エポキシ化合物、フッ化エポキシ化
合物、グリシジルアミンエポキシ化合物、ヒダントイン
エポキシ化合物、トリグリシジルイソシアヌレートなど
が挙げられる。
グリシジルエステルエポキシ化合物の具体例としては、
ヘキサヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、テトラヒ
ドロフタル酸ジグリシジルエステル、4−メチルテトラ
ヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、フタル酸ジグリ
シジルエステル、ダイマー酸グリシジルエステル、ジグ
リシジル−p−安息香酸などが挙げられる。グリシジル
エーテルエポキシ化合物の具体例としては、2,2−ビ
ス(4−グリシジルオキシシクロヘキシル)プロパン、
ビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノー
ルAアルキレンオキシド付加物ジグリシジルエーテル、
ビスフェノールFジグリシジルエーテル、ポリヒドロキ
シアルカンのグリシジルエーテル、ビスフェノールSジ
グリシジルエーテル、エチレングリコールジグリシジル
エーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリ
プロピレングリコールジグリシジルエーテル、シクロヘ
キサンジメタツールジグリシジルエーテルなどが挙げら
れる。脂環族エポキシ化合物の具体例としては、例えば
、2−(3,4−エポキシ)シクロヘキシル−5,1−
スピロ(3,4−エポキシ)シクロヘキシル−m−ジオ
キサン、ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘ
キシル)アジペート、3,4−エポキシシクロヘキシル
メチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレ
ート チルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘ
キサンカルボキシレート、4−ビニルシクロヘキセンジ
オキシド、1−(1’−メチル−1,2−エポキシエチ
ル) −3,4−エポキシ−3−メチルシクロヘキサン
などのシクロヘキセンオキサイド基を育する脂環族エポ
キシ化合物;ジ(7,8−エポキシトリチレングリコー
ルジ(7,8−エポキシトリシクロエボ午シトリシクロ
L4.3.1  .0コデカ−3−イル)−2’ 、3
’−エポキシプロビルエーテルなどのトリシクロデセン
オキサイド基を有する脂環族エポキシ化合物などが挙げ
られる。フッ化エポキシ化合物の具体例としては、ビス
フェノールへキサフルオロアセトンジグリシジルエーテ
ル、l、3−ビス(1−(2,3−エポキシプロパン)
−1−)リフルオロメチル−2,2,2−)リフルオロ
エチル1、4−ビス(1− (2.3−エポキシプロパ
ン)−1−トリフルオロメチル−2.2.2− )リフ
ルオロメチル)ベンゼン、4,4−ビス(2.3−エポ
キシプロポキシ)オクタフルオロビニニルなどが挙げら
れる。グリシジルアミンエポキシ化合物の具体例として
は、m−Np  N−ジグリシジルアミノフェニルグリ
シジルエーテル、N,  N−ジグリシジルアニリン、
N.  N−ジグリシジル−〇ートルイジン、N,  
N。
N’,N’−テトラグリシジル−4,4′ −ジアミノ
ジフェニルメタン、ジグリシジルトリブロモアニリンな
どが挙げられる。ヒダントインエポキシ化合物の具体例
としては、N.N’ −ジグリシジル−5,5−ジメチ
ルヒダントイン、l−(2.3−二ポキシプロピル) 
−3− (2− (2.3−エポキシプロピルオキシ)
プロピル)−5.5−ジメチルヒダントイン、N,N’
 −ジグリシジル−5−アミル−5−メチルヒダントイ
ン、N,N’ −ジグリシジル−5。
5−ペンタメチレンヒダントインなどが挙げられる。
これらのエポキシ化合物(E)のうち好ましいものはグ
リシジルエステルエポキシ化合物、グリシジルエーテル
エポキシ化合物、脂環族エポキシ化合物、トリグリシジ
ルイソシアヌレートである。
これらのエポキシ化合物(E)は単独でも2種以上の組
合せでも用いることができる。
本発明の表面保護材(I)は、該反応物(A−1) 1
00重量部に対し、該光重合性単量体(B)を通常20
〜400重量部、好ましくは30〜250重量部、該光
重合開始剤(C)を通常0.1〜30重量部、好ましく
は0.5〜20重量部の範囲で用いることが、耐熱性、
解像度などに優れた表面保護層を形成するうえで好まし
い。
本発明の表面保護材(II)は、該反応物(A−1) 
100重量部に対し、該光重合性単量体(B)を通常2
0〜400重量部、好ましくは30〜250重量部、該
光重合開始剤(C)を通常0.1〜40重量部、好まし
くは0.5〜30重量部、該エポキシ硬化剤(D)を通
常0.01〜200重量部、好ましくは0.1〜150
重量部の範囲で用いることが、耐熱性、解像度などに優
れた表面保護層を形成するうえで好ましい。
本発明の表面保護材(III)は、該反応物(A−1)
 100重量部に対し、該光重合性単量体(B)を通常
20〜400重量部、好ましくは30〜250重量部、
該光重合開始剤(C)を通常0.1〜40重量部、好ま
しくは0.5〜30重量部、該エポキシ硬化剤(D)を
通常0.01〜200重量部、好ましくは0.1−15
0重量部、該エポキシ化合物(E)を通常10〜300
重量部、好ましくは20〜250重量部の範囲で用いる
ことが、耐熱性、解像度などに優れた表面保護層を形成
するうえで好ましい。
本発明の表面保護材(IV)は、該反応物(A−2) 
100重量部に対し、該光重合性単量体(B)を通常2
0〜400重量部、好ましくは30〜250重量部、該
光重合開始剤(C)を通常0.1〜30重量部、好まし
くは0.5〜20重量部の範囲で用いることが、耐熱性
、解像度などに優れた表面保護層を形成するうえで好ま
しい。
本発明の表面保護材(V)は、該反応物(A−2) 1
00重量部に対し、該光重合性単量体(B)を通常20
〜400重量部、好ましくは30〜250重量部、該光
重合開始剤(C)を通常0.1〜40重量部、好ましく
は0.5〜30重量部、該エポキシ硬化剤(D)を通常
0.01〜200重量部、好ましくは0.1−150重
量部、該エポキシ化合物(E)を通常10〜300重量
部、好ましくは20〜250重量部の範囲で用いること
が、耐熱性、解像度などに優れた表面保護層を形成する
うえで好ましい。
本発明の表面保護材(I)〜(V)には、必要により、
 (F)シランカップリング剤[γ−グリシドキシプロ
ビルトリメトキシシラン、β−(3゜4−エポキシシク
ロヘキシル)エチルトリメトキシシランなどのエポキシ
基含有シランカップリング剤、ビニルトリメトキシシラ
ン、γ−メタリロキシプロビルトリメトキシシランなど
のビニル基含有シランカップリング剤、γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシランなどの7ミノ基含有シランカツ
プリング剤、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ンなどのメルカプト基含有シランカップリング剤などコ
; (G)チタネートカップリング剤(イソプロピルト
リイソステアロイルチタネート、イソプロピルイソステ
アロイルジアクリロイルチタネート、イソプロピルトリ
メタクリロイルチタネート、イソプロピルトリアクリロ
イルチタネート、ジイソプロピルイソステアロイル−4
−アミノベンゾイルチタネートなど);(H)ポリシロ
キサン(ポリフェニルメチルシロ牛サン、ポリエーテル
変性ポリシロキサンなど);  (J)酸化防止剤[2
,B−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノールなどのフ
ェノール系酸化防止剤、トリス(2,4−’)−t−ブ
チルフェニル)ホスファイトなどのリン系酸化防止剤、
ジラウリル−3,3′−チオジプロピオネートなどのイ
オウ系酸化防止剤などコ; (K)紫外線吸収剤(サリ
チル酸フェニル系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外
線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、シアノ
アクリレート系紫外線吸収剤、ベンゾエート系紫外線吸
収剤など);(L)活性剤[フッ素系界面活性剤(パー
フルオロアルキルスルホン酸アンモニウム塩、パーフル
オロアルキルスルホン酸アルカリ金属塩、パーフルオロ
アルキル4級アンモニウムヨウ化物、フッ素化アルキル
エステルなど)、シリコン系界面活性剤、炭化水素系界
面活性剤など];(M)熱重合M 止剤(ハイドロキノ
ン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、ピロガロール
、t−ブチルカテコール、フェノチアジンなど);(N
)密着性付与剤(ベンゾトリアゾール、5−アミノ−1
,3,4−チアジアゾール−2−チオール、5−メルカ
プト−IH−1,2,4−トリアゾールなど);(P)
アルカリ水溶液に可溶性であり、かつ水に不溶性である
高分子結合剤(アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸
、クロトン酸、無水マレイン酸からなる群より選ばれる
少な(とも1種の不飽和カルボン酸または酸無水物と、
ビニル単量体との共重合物など);アミノ樹脂(メラミ
ンーホルムアルデヒドアミノ樹脂、尿素樹脂、ベンゾグ
アナミン樹脂など)などを併用することができる。
本発明の表面保護材(I)〜(V)は各々を構成する成
分を、各々通常、溶剤中で均一に混合して使用する。こ
の溶剤としては、これらの成分を溶解し、かつ、反応し
ないものであれば特に限定されない。この溶剤の具体例
としてはエステル類(エチレングリフールモノエチルエ
ーテルアセテート、エチレングリフールモノエチルエー
テルアセテート、エチルアセテート、ブチルアセテート
、イソブチルイソブチレート、ジエチレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテルアセテートなど)、エーテル類(エチ
レングリコールジメチルエーテル、エチレングリコール
ジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエー
テル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ブチル
エーテル、ジイソアミルエーテル、ジエチレングリコー
ル、エチレングリコールモノメチルエーテルなト)、ケ
トン類(メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンな
ど)、ノ入ロゲン化炭化水類(l、2−エチレンジクロ
リド、ジクロロベンゼンなど)およびこれらの混合溶剤
が挙げられる。上記混合方法にはなんら制限は無く、全
構成成分を一度に溶剤に混合してもよく、また、必要に
応じて各成分1種または2種以上を同一または異種の溶
剤に別々に溶解して2種以上の溶液としたのちこれらの
溶液の混合により本発明の各表面保護材とすることもで
きる。
また溶剤中で混合する際の濃度は、特に限定されず、使
用目的および塗布方法により適宜選択されるが、通常l
O〜80重量%程度とすることが使用上好ましい。
また、無溶剤混合物とすることもでき、例えば、本発明
の各表面保護材の構成成分を加熱溶融状態、固体状態な
どで、充分に混合して用いることもできる。
本発明の表面保護層の形成法(Z−1)、 (Z−2)
において該基板としては、例えば、無機材料基板(ガラ
ス基板、シリコン基板、化合物半導体基板、金属基板な
ど)、有機樹脂基板(光透過性有機樹脂基板、顔料分散
有機樹脂基板など)、並びに、無機と有機材料の複合基
板(シリコン基板上に有機材料と無機材料を複合した基
板、ガラス基板上に有機材料と無機材料を複合した基板
など)が挙げられる。該基板の具体例としては、カラー
フィルター、その他、保護層の形成が求められる各種基
板が挙げられる。
カラーフィルターとしては、液晶表示素子、固体撮像素
子などの用途に通常使用されるカラーフィルターが挙げ
られ、通常、染色法、染料分散法、顔料分散法、印刷法
、電着法などの方法により製造されている。
本発明の各表面保護材を該基板上に槽布する方法を例示
すると、本発明の各表面保護材を、溶液状ないしは加熱
溶融などの状態で基体上に、スピンコード塗布、ロール
コート塗布、バーコーター塗布、スプレー塗布、印刷塗
布などの方法により、通常、塗布膜厚1mm以下となる
ように塗布する。
ただし、該基板がカラーフィルターをの場合は、塗布膜
厚は通常0.2〜IOμmである。
該形成法(Z−1)においてはこの塗膜に、例えば、フ
ォトマスクを用いたパターン露光、該活性エネルギー線
の走査による直接描画などの方法により該活性エネルギ
ー線に対する露光部分(該所定部位)と未露光部分が作
成され、かつ、露光部分にのみ選択的に硬化が進行する
。該活性エネルギー線としては、例えば紫外線、遠紫外
線、電子線、可視光が挙げられ、光源としては超高圧水
銀灯、高圧水銀灯、メタルハライドランプ、遠紫外線灯
、可視光レーザーなどを用いることができる。
未露光部分は、アルカリ水溶液(炭酸ナトリウムなどの
アルカリ金属炭酸塩、水酸化ナトリウムなどのアルカリ
金属水酸化物、テトラメチルアンモニウムハイドロキサ
イドなどの有機アルカリなどの塩基の水溶液)、を機溶
剤(トリクロロエチレン、パークロロエチレン、メチレ
ンクロライドなどの有機ハロゲン化合物、メチルイソブ
チルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類、エチル
セロソルブアセテートなどのエステル類など)などを用
いて現像することにより溶解除去されるので、該所定部
位のみの塗膜からなる表面保護層を形成することができ
る。この後、塗膜の硬化を更に完全なものとする必要が
ある場合は、上記に例示した活性エネルギー線の再照射
および/または加熱処理をしてもよい。加熱処理には、
循風炉、ホットプレート、赤外炉、遠赤外炉などを用い
ることができる。
該形成法(Z−2)においては、上記の形成法(Z −
1)と同様の方法により、塗布、露光、現像の操作によ
り該所定部位のみの塗膜からなる表面保護層をまず形成
する。次いで、通常80〜250℃の温度で、通常5分
〜120分間程度上記に例示した方法と同様にして加熱
処理し、硬化皮膜を熱重合と架橋によりさらに硬化させ
ることにより表面保護層を形成することができる。
このようにして形成された硬化膜は染料分散法、顔料分
散法、印刷法、電着法などの方法によりカラーフィルタ
ーを製造する場合には表面保護膜として、また、染色法
によりカラーフィルターを製造する場合には表面保護膜
および/または染色層の防染膜として利用できる。その
他、保護層の形成が求められる各種基板への利用により
、不要部分が除去された保護層を形成することができる
[実施例コ 以下、本発明を実施例により更に説明するが、本発明は
これに限定されない。
実施例1 ポリグリシジルメタクリレート/アクリル酸(重量平均
分子量約15.0001  ポリグリシジルメタクリレ
ートとアクリル酸の反応物、酸当量/エポキシ当量比=
0.8)(A−1a)40部、トリメチロールプロパン
トリアクリレート3部、ペンタエリスリトールトリアク
リレ−)15部、2,2−ジメトキシ−2−フェニルア
セトフェノン2部およびエチルセロソルブアセテート9
0部を均−溶解後0.2μmのフィルターで濾過し、本
発明の表面保護材を得た。
1.7μmの厚さを有するカラーフィルターパターンを
有するガラス基板上に上記表面保護材をスピンコードし
た後、80℃で10分間ベータして塗布膜厚2.0μm
の塗布膜を得た。次いでネガマスクを通して超高圧水銀
灯により5aOm j / c m”の露光を行った後
、トリクロロエチレンを用いて30℃で1分間スプレー
現像を行い、カラーフィルター上の露光部位のみに表面
保護層を形成した。得られた表面保護層の鉛筆硬度、テ
ープ剥離密着性および耐薬品性の評価結果を表−1に示
す。
実施例2 実施例1で用いた(A−1a)35部、2−ヒ)’0キ
シエチルアクリレート10部、ペンタエリスリトールト
リアクリレート8部、2−メチル−[4′−(メチルチ
オ)フェニルツー2−モルホリノ−1−プロパフフ2部
、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール2部、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン2部およびエチ
ルセロソルブアセテート90部を均−溶解後0.2μm
のフィルターで濾過し、本発明の表面保護材を得た。上
記表面保護材を用いて実施例1と同様に塗布、露光、現
像を行いカラーフィルター上の露光部位のみに表面保護
材層を形成した。これを150℃で30分間加熱処理し
表面保護層を形成した。得られた表面保護層の鉛筆硬度
、テープ剥離密着性および耐薬品性の評価結果を表−1
に示す。
実施例3 グリシジルメタクリレート−ベンジルアクリレート/ア
クリル酸(重量平均分子量約20,000、グリシジル
メタクリレートとベンジルアクリレートとの共重合体と
アクリル酸の反応物、酸当量/エポキシ当量比=1.0
)  (A−1b) 38部、ペンタエリスリトールト
リアクリレート12部、l−ヒドロキシシクロへキシル
フェニルケトン21B、3.4−エポキシシクロヘキシ
ルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシ
レート30部、無水トリメリド酸、γ−グリシドキシプ
ロビルトリメトキシシラン2部、ジエチレングリコール
ジメチルエーテル20部およびエチルセロソルブアセテ
ート110部を均−溶解後0.2μmのフィルターで濾
過し、本発明の表面保護材を得た。これを実施例2と同
様に評価した結果を表−1に示す。
実施例4 グリシジルメタクリレート−メタクリル酸メチルー(メ
タクリル酸−n−ブチル)/アクリル酸(重量平均分子
量約15,000、酸当量/エポキシ当量比=QJ) 
 (A−1c)41部、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート4部、トリグリシジルイソシアヌレート/アクリル
酸(l/3のモル比)反応物8部、l−ヒドロキシシク
ロへキシルフェニルケトン2部、ヘキサヒドロフタル酸
ジグリシジルエステル20部、2−フェニルイミダゾー
ル2部およびエチルセロソルブアセテート120部を均
一溶解後0.2μmのフィルターで濾過し、本発明の表
面保護材を得た。これを実施例2と同様に評価した結果
を表−1に示す。
実施例5 ポリグリシジルメタクリレート/アクリル酸/テトラヒ
ドロ無水フタル酸(重量平均分子量約15.000、ポ
リグリシジルメタクリレートとアクリル酸の反応物と、
テトラヒドロ無水フタル酸との反応物;酸当量/エポキ
シ当量比=1.0、酸当量/水酸基当量比=1.3) 
 (A−2a) 37部、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート5部、トリメチロールプロパントリアクリレート
10部、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェ
ノン2部およびエチルセロソルブアセテート80部を均
一溶解後0.2μmのフィルターで濾過し、本発明の表
面保護材を得た。1.7μmの厚さを有するカラーフィ
ルターパターンををするガラス基板上に上記表面保護材
をスピンコートシた後、80℃で10分間ベータして塗
布膜厚2、(Inの塗布膜を得た。次いでネガマスクを
通して超高圧水銀灯により500m j / c m2
の露光を行った後、1%炭酸ナトリウム水溶液を用いて
30℃で1分間スプレー現像を行い、カラーフィルター
上の露光部位のみに表面保護材層を形成した。これを1
50℃で30分間加熱処理し表面保護層を形成した。
得られた表面保護層の鉛筆硬度、テープ剥離密着性およ
び耐薬品性の評価結果を表−1に示す。
実施例6 ポリグリシジルメタクリレート/アクリル酸/ヘキサヒ
ドロ無水フタル酸(重量平均分子量約18.000、酸
当量/エポキシ当量比=1,0、酸当量/水酸基当量比
=1.4)  (A−2b) 40部、2−ヒドロキシ
エチルアクリレート10部、ペンタエリスリトヵ −シ
トリアクリレート8部、2−メチル−[4′−(メチル
チオ)フェニルツー2−モルホリノ−1−フ03フフ2
部、γ−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン2部
およびエチルセロソルブアセテート90部を均一溶解後
0.2μmのフィルターで濾過し、本発明の表面保護材
を得た。これを実施例5と同様に評価した結果を表−1
に示す。
実施例7 実施例5で用いた(A−2a)42部、トリメチロール
プロパントリアクリレート5部、ペンタエリスリトール
トリアクリレート5部、l−ヒドロキシシクロへキシル
フェニルケトン2部、ビス(3,4−エポキシシクロヘ
キシルメチル)アジペート30部、無水トリメリド酸5
部、ジエチレングリコールジメチルエーテル20部およ
びエチルセロソルブアセテ−)110部を均一溶解後0
.2μmのフィルターで濾過し、本発明の表面保護材を
得た。これを実施例5と同様に評価した結果を表−1に
示す。
実施例8 実施例6で用いた(A−2b)38部、2−ヒドロキシ
エチルアクリレート8部、トリグリシジルイソシアヌレ
ート/アクリル酸(l/3のモル比)反応物8部、2−
(4−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロ
メチル)−S−トリアジン2部、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシシクロヘキシル)プロパンジグリシジルエーテ
ル25部、2−フェニルイミダゾール2部、γ−グリシ
ドキシプロビルトリメトキシシラン2部およびエチルセ
ロソルブアセテート130部を均一溶解後0.2μmの
フィルターで濾過し、本発明の表面保護材を得た。これ
を実施例5と同様に評価した結果を表−1に示す。
実施例9 グリシジルメタクリレート−ベンジルアクリレート/ア
クリル酸/ヘキサヒドロ無水フタル酸(重量平均分子量
約16,000、酸当量/エポキシ当量比=1.0、酸
当量/水酸基当量比= IJ)(A−2c)40部、2
−ヒドロキシエチルアクリレート4部、トリメチロール
プロパントリアクリレート】0部、2−メチル−[4’
 −(メチルチオ)フェニルツー2−モルホリノ−1−
フ03フフ2部、3,4−エポキジシクロヘキシルメチ
ル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート
30部、I−ベンジル−2−メチルイミダゾール2餌、
γ−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン2部およ
びエチルセロソルブアセテート80部を均一溶解後0.
2μmのフィルターで濾過し、本発明の表面保護材を得
た。これを実施例5と同様に評価した結果を表−Iに示
す。
実施例10 実施例5で用いた(A−2a)45部、2−ヒFclキ
シエチルアクリレート1Ofj!5、ペンタエリスリト
ールトリアクリレート6部、1−ヒドロキシシクロへキ
シルフェニルケトン2部、無水トリメリド酸5部、ジエ
チレングリコールジメチルエーテル25部およびエチル
セロソルブアセテートsONを均一溶解した溶液と、l
、6−ヘキサンジオールジグリシジルx −fル25部
ヲエチルセロンルブアセテート25部に均一溶解した溶
液をさらに均一溶解して本発明の表面保護材を得た。こ
れを実施例5と同様に評価した結果を表−1に示す。
表−1 (注)評価方法: 鉛筆硬度 ;  JIS  K−5400テープ剥離;
  J I S  D−0202耐液性;C−35%塩
酸水溶液、40″Cx15分d−10%NaOH水溶液
、40″Cx1S分e−N−メチルピロリドン、室温×
2時間浸漬後の外観変化 0:変化無し [発明の効果コ 本発明の表面保護材を用いた本発明の方法により、ドラ
イエツチングなどの特殊な操作を用いることなく、通常
の現像操作により容易に不要部分が除去された保護層を
形成するととができる。この表面保護材および方法をカ
ラーフィルター保護膜層の形成に用いることにより、カ
ラーフィルタ一部分以外の保護膜を除去し、ガラス表面
上に保護膜を介さずに直接、該透明導電材料を形成する
ことができ、シール部分の密着性、および実装端子部分
における透明導電材料と回路基板部分の接続の信頼性な
どの向上した液晶表示素子とすることができる。また、
形成された保護膜は耐熱性、耐薬品性、透明性などの各
種特性にも優れている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、グリシジル(メタ)アクリレートを構成単位として
    含有する重合体(イ)と不飽和カルボン酸(ロ)との反
    応物(A−1)、光重合性単量体(B)および光重合開
    始剤(C)を組み合わせてなることを特徴とする表面保
    護材。 2、グリシジル(メタ)アクリレートを構成単位として
    含有する重合体と不飽和カルボン酸との反応物(A−1
    )、光重合性単量体(B)、光重合開始剤(C)および
    エポキシ硬化剤(D)を組み合わせてなることを特徴と
    する表面保護材。 3、グリシジル(メタ)アクリレートを構成単位として
    含有する重合体と不飽和カルボン酸との反応物(A−1
    )、光重合性単量体(B)、光重合開始剤(C)、エポ
    キシ硬化剤(D)および分子中にエポキシ基を少なくと
    も2個有するエポキシ化合物(E)を組み合わせてなる
    ことを特徴とする表面保護材。 4、グリシジル(メタ)アクリレートを構成単位として
    含有する重合体と不飽和カルボン酸との反応物(A−1
    )と飽和または不飽和の多塩基酸無水物(ハ)との反応
    物(A−2)、光重合性単量体(B)および光重合開始
    剤(C)を組み合わせてなることを特徴とする表面保護
    材。 5、グリシジル(メタ)アクリレートを構成単位として
    含有する重合体と不飽和カルボン酸との反応物と飽和ま
    たは不飽和の多塩基酸無水物との反応物(A−2)、光
    重合性単量体(B)、光重合開始剤(C)、エポキシ硬
    化剤(D)および分子中にエポキシ基を少なくとも2個
    有するエポキシ化合物(E)を組み合わせてなることを
    特徴とする表面保護材。 6、請求項1または4記載の表面保護材を基板上に塗布
    後、所定部位のみに活性エネルギー線を照射したものを
    、溶剤による現像処理により未硬化部分を除去し、必要
    により活性エネルギー線の照射および/または加熱処理
    することを特徴とする表面保護層の形成法。 7、請求項2、3または5記載の表面保護材を基板上に
    塗布後、所定部位のみに活性エネルギー線を照射したも
    のを、溶剤による現像処理により未硬化部分を除去した
    後、加熱処理することを特徴とする表面保護層の形成法
JP2310293A 1990-11-15 1990-11-15 表面保護材および表面保護層の形成法 Pending JPH04180065A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008069303A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Arakawa Chem Ind Co Ltd カール防止剤、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物およびフィルム基材
JP2015093905A (ja) * 2013-11-11 2015-05-18 日本カーバイド工業株式会社 熱硬化性樹脂組成物

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