JPH04179276A - 加速度センサの製造方法 - Google Patents

加速度センサの製造方法

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JPH04179276A
JPH04179276A JP30756890A JP30756890A JPH04179276A JP H04179276 A JPH04179276 A JP H04179276A JP 30756890 A JP30756890 A JP 30756890A JP 30756890 A JP30756890 A JP 30756890A JP H04179276 A JPH04179276 A JP H04179276A
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JP
Japan
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sensing
bonded
acceleration sensor
electrode foils
adhesive
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Pending
Application number
JP30756890A
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English (en)
Inventor
Satoshi Kunimura
國村 智
Shiro Nakayama
中山 四郎
Katsuhiko Takahashi
克彦 高橋
Takayuki Imai
隆之 今井
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、加速度センサの製造方法に関し、特に横方
向からの衝撃に対する耐久性を向上させる加速度センサ
の製造方法に関するものである。
【従来の技術】
本願発明者等は、小型で高性能な圧電型加速度センサに
おいて、検知部にフッ素系などの圧電プラスチックフィ
ルムを用いた圧縮タイプの圧電型加速度センサを既?こ
提案している。 これらの圧電型加速度センサにおいては、通常膜状圧電
体の両面に接着剤によ〜て電極箔を固定し、その両側に
支持板を固着して感知部とし、その感知部の片面に荷重
体を配し、もう片面を台座上に固着して検知部としてい
る。
【発明が解決しようとする課題】
この圧電型加速度センサを製造する際に、各部の接着剤
には、主にエポキシ系(ヂバガイギー社製アラルダイト
等)が用いられるが、膜状圧電体は通常PVDF等のフ
ッ素樹脂が使用される為、電極箔と膜状圧電体の接着性
は必ずしも十分ではなかった。特に、横方向からの耐衝
撃性が劣るものであった。 本発明は前記課題を解決するためになされたもので、膜
状圧電体と電極箔間の接着層に熱処理を施すことで、耐
衝撃性の優れた圧電型加速度センサを製造することを目
的とする。
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するために、被測定物に剛に取
り付けられる台座と感知部と荷重体から構成され、前記
感知部が膜状圧電体と電極箔と支持板からなる加速度セ
ンサの製造方法において、膜状圧電体の両面に接着剤で
電極箔を固着し、この後に80℃で12時間以上の熱処
理を施し、さらに前記両電極箔の外側面に支持板を固着
して面記感知部を得ることを特徴とする加速度センサの
製造方法である。
【作m ] 本発明の製造方法は、加速度センサに組み込まれる感知
部の製造工程において、膜状圧電体の両面に接着剤で金
属からなる電極箔を接着固着した後に、80℃で12時
間以上の熱処理を施すものである。その後、その両面に
支持板を接着固着して感知部を製造する。 この熱処理は、膜状圧電体の硬化反応を完全に終了させ
るとともに、接着時にかかる応力を解放する作用がある
。 【実施例】 第1図は本発明の−・実施例を示すものである。 圧電型加速度センサ30は、被測定物に取り付けられる
センサのヘースであるとともに振動伝達体である台座I
と、加速度または振動の感知軸Gに直角方向の台座1の
測定面に密着固定された感知部6よ、その」二面に密着
固定された荷重体4とを存するものである。 上記の台座1は、被測定物からの振動をほとんど吸収す
ることなく伝達することができる十分な剛性を存する材
料、例えば、鋼、黄銅、硬質アルミニウム合金等からな
る。 また、台座1をなす材料の弾性率は後述の膜状圧電体3
のそれ以上とされ、台座1の厚さは膜状圧電体3の数倍
であることが望ましい。 また、図示の実施例では、台座1の形状は直方体のもの
が示されているが、これに限られろことなく、板状、円
柱状等でもよい。 この台座1の一つの表面(」−而)は、平坦かつ平滑な
測定面となっている。この測定面は、このセ=4〜 ンサの加速度の感知軸Gに対して正確に垂直とされた垂
直面であることが必要である。 この台座1の測定面」二には接着層を介して感知部6が
台座Iに対して一体に強固に固着されている。 この実施例の感知部6は、圧電性を有する材料からなる
厚さ10〜500μ肩の膜状圧電体3と、その両面に固
着される電極箔5と、さらにその両側面に固着されろ支
持板2からなる。 膜状圧電体3は、その厚さが十分に均一でかつ全体が十
分に均質なムので、その材料としては、圧電性をaする
ポリフッ化ビニリデン、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ
化ビニル、ポリ塩化ビニル、ナイロン11やポリメタフ
ェニレンイソフタラミF゛などのナイロン、テトラフa
aエヂレン、トリフロロエヂレン、フッ化ビニルなどと
フッ化ビニリデンとの共重合体、酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニル、安息香酸ビニルなどとシアン化ビニリデン
との共重合体、ポリフッ化ビニリデンとポリカーボネイ
!・とのブレンドポリマー、ポリフッ化ピニルデンとポ
リフッ化ビニルとのブレンドポリマー等が用いられる。 この膜状圧電体3の両面には、出力取り出し用のアルミ
ニウム箔や銅箔などからなる電極箔5が設けられる。 さらに、この電極箔5の両側面にエボキン樹脂  ゛等
からなる支持板2が固着されろ。 これら膜状圧電体3と電極箔5の間、電極箔5と支持板
2の間、さらに支持板2と台座1との間(即ち、感知部
6と台座1間)の各々の密着固定は、エポキシ系接着剤
などの硬化型の接着剤を用いて行なイっれる。 荷重体4は加速度を受けて変位し感知部6に歪または応
力を生ぜしめるもので、その質重はセンサの単位加速度
当たりの電気的出力に関係するため、特に限定されるこ
とはないが、感知部6にクリープを生ぜしめない範囲と
される。 荷重体4と感知部6の固着は、台座1と感知部6の固着
と同様である。 この荷重体4は、台座1と同様?こ、被+111定物か
らの振動をできるたけ吸収しない材料、例えば金属でも
比較的硬質な鋼、黄銅、硬質アルミニウム合金等が用い
られる。 またその形状は、図示の実施例では直方体状のものであ
るが、これは角柱状、円柱状、截頭錐体等、その立体形
状に格別の制限はないが、感知部6に接する而に、偏心
することなく均一に荷重が掛けられるものであることか
望ましい。 一方、nη紀感知部6にあっては、その平面形状がクロ
ストークを低減する上て重要である。 この発明におけるクロストークとは、センサの感知軸G
方向の加速度を受けた時の出力P1と感知軸Gに直交す
る方向の加速度を受()た時の出力P、との比P2/P
、で表されろものである。 感知部6の全体としての平面形状は、台座1の測定面に
平行な而において感知軸Gを対称の中心とする点対称で
なければならない。 さらに、01」記荷重体4についても、その立体形状が
クロストークを低減する上で重要である。 まず、荷重体4の感知部6と接する而(以下、底面と言
う)は感知軸Gに対して正確に垂直であり、かつ底面の
平面形状が感知軸Gを対称の中心とする線対称である必
要がある。ただし、感知部6と荷重体4の組み合わせは
感知軸Gを同しくすればよい。 また、同時に荷重体4は、感知軸Gを通り、底面に垂直
な無数の平面で断面したときに全ての断面について感知
軸Gを対称軸とする線対称である必要がある。 こうした対称性を存した荷重体4はその対称軸を感知部
6の対称中心に一致させて、言いかえれば、感知軸G」
〕に感知部6の対称中心と荷重体4の対称中心とを−・
致さ且で配置され、固着され−ごいる。 一般に、加速度センサにその感知軸方向以外の方向の加
速度が加わった場合、ベクトル分解の法則ににって感知
軸に直交する少なくとも二つの方向の成分と感知軸方向
の成分とに分けられろ。この感知軸に直交する方向の成
分は、荷重体4の重心に作用し、重心を中心とする曲げ
モーメントが荷重体4に働くことになる。このため、感
知部6の一部には圧縮力が作用し、残部には引張力が作
用することになる。感知部6には、圧縮力と引張力とで
反対符号の電荷を生じ、感知部6の電極から生じる電位
に差異を生じるが、前記反対符号の電荷fttが等しζ
ノれば、発生オろ電位は変動しない。 従って、感知部6に互いに大きさが等しい圧縮力と引張
力が作用すれば、感知部6からの出力変動はゼロになり
、感知軸G方向以外の方向の加速度を検出しなくなる。 この発明では、感知部6および荷重体4のそれぞれの形
状に、上述のような対称性をもたせていることから、感
知軸G方向以外の加速度が加わっても感知部6には等し
い大きさの圧縮力と引張力とが作用することになって、
感知部6からの出力変動がなく、クロストークが極めて
小さいものとなる。 ところで、この種の加速度センサの測定可能周波数の上
限は加速度センサの共振周波数によって定まる。この発
明での加速度センサの共振周波数は、その構造から台座
1と荷重体4七の間に存在するもの、すなわち感知部6
、接着層等の弾性率を荷重体4の質量で除した値に比例
するため、従来の振動模型の加速度センサの共振周波数
に比へて2桁以−1−高くなり、キ[7ヘルツオーダー
となる。 よって、この圧電型加速度センサは、その測定可能周波
数のJ二lt5!が高く、測定可能周波数帯域が広いも
のとなる。たたし、接着層の弾性率か低くなると共振周
波数が低下するので、留意ずべきである。 このため、感知部6と台座1および荷重体4との固着に
接着剤を用いろものでは、接着剤の弾性率をEA、厚さ
をtAとし、感知部6の弾性率をEp1厚さをtpとし
たとき、次の式で表される関係を満足する必要がある。 (E A / tA)/ (E p/ tp)≧01こ
の式の意味するところは、加速度によってA重体4に生
じた力が接着層にJ:って吸収緩和されることなく感知
部6に伝イっるたぬの条件であり、」二式の値が0.1
未満となると接着層による吸収緩和が無視てきなくなり
、−1:述のよう?こ共振周波数が低下し、測定可能周
波数帯域を狭めることになる。 尚、」−式における接着層の厚さは、台座1と荷iR体
4きの間に(j在」′ろ仝ての接着層の厚さの合計をい
う。また、接着剤の種類が異なり、弾性率も異なる場合
には、それぞれの接着層での弾性率とηさの比を求め、
これを合計して上式に代入ずればよい。 従って、接着剤としてはエボキン系、フェノール系、シ
アノアクリレート系などの硬化型で、弾性率の高いもの
を選択すべきであり、ゴム系などの粘着型は不適切であ
る。また、導電性接着剤を用いることもてきる。 以上の構成の圧電型加速度センサ30を本発明の製造方
法に沿って製造する。 膜状圧電体3の両面に接着剤7こよって金属からなる電
極箔5を接着する。この後に80℃で12時間以」−の
熱処理を施す。 その後、支持板2を前記両電極箔5の膜状圧電休3の接
着されていない外(1111而?こ接着剤で固着して感
知部6を得ろ。。 さらに、この感知部6の片面に荷重体4を接着し、感知
部6のもう一方の片面に台座1を接4”41−i1定し
て圧電型加速度センサ30をiυる。、(製造例および
試験例) 5x5mm角のP V D I”膜状圧電体3の両面に
、)′ラルダイト接着剤を用いて5 X 5m+nlJ
、30 μm厚の銅箔を電極箔として接着する。そして
、この試14を二80℃の熱処理を施す3、 その後、この両面に、5 mmX 5 m!+ 、 I
 、 Omm+j’1のガラス繊維強化エボキソ板から
なる支t1J板2を同じ接着剤で固着させて感知部6と
し、その片面に真鍮製の重さ0.8gの荷重体4を接着
し、iJう片面にアルミブロックからなる台座Iを接着
固着し、圧電型加速度センサ30を得た。 こうして得ら才する圧電型加速度センサにおいて、熱処
理時間を第1表に表示される5〜48時間内の各時間で
得られる圧電型加速度センサに、その横方向から100
OGの衝撃を加え、破壊されろまでの衝撃回数を測定し
た。 尚、比較例として、熱処理時間を12時間未満で製造し
た圧電型加速度センサを併記した。 結果を第1表に示す。 第1表 第1表から、熱処理時間M 12時間以上の本発明例の
圧電型加速度センサの耐衝撃性は抜群に優れていること
か明白である。
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、加速度センサの感知部を
製造する際に、膜状圧電体の両面に電極箔を接着固着し
、この後に80℃で12時間以1−の熱処理を施すもの
で、容易に耐衝撃性、特に横からの耐衝撃性を極めて高
めたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造方法によって得られる圧電型加速
度センサである1、 l・・・・・・台座、 2・・・・・・支持板、 3・・・・・・膜状圧電体、 4・・・・・・荷重体、 5・・・・・・電極箔、 6・・・・・・感知部、 30・・・・・・圧電型加速度センサ、G・・・・・・
感知軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  被測定物に剛に取り付けられる台座と感知部と荷重体
    から構成され、前記感知部が膜状圧電体と電極箔と支持
    板からなる加速度センサの製造方法において、膜状圧電
    体の両面に接着剤で電極箔を固着し、この後に80℃で
    12時間以上の熱処理を施し、さらに前記両電極箔の外
    側面に支持板を固着して前記感知部を得ることを特徴と
    する加速度センサの製造方法。
JP30756890A 1990-11-14 1990-11-14 加速度センサの製造方法 Pending JPH04179276A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008513633A (ja) * 2004-09-20 2008-05-01 ドイチュ・バーン・アーゲー ポイント、交差あるいは渡り線付交差ならびにレール継ぎ目および鉄道車輌による線路の不均質性の診断および状態の監視

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008513633A (ja) * 2004-09-20 2008-05-01 ドイチュ・バーン・アーゲー ポイント、交差あるいは渡り線付交差ならびにレール継ぎ目および鉄道車輌による線路の不均質性の診断および状態の監視
JP4707715B2 (ja) * 2004-09-20 2011-06-22 ドイチュ・バーン・アーゲー 鉄道車輌を用いた、ポイント、交差あるいは渡り線付交差、ならびにレール継ぎ目および線路の不均質性の診断および状態の監視

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