JPH03242555A - 圧電型加速度センサ - Google Patents

圧電型加速度センサ

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JPH03242555A
JPH03242555A JP3873390A JP3873390A JPH03242555A JP H03242555 A JPH03242555 A JP H03242555A JP 3873390 A JP3873390 A JP 3873390A JP 3873390 A JP3873390 A JP 3873390A JP H03242555 A JPH03242555 A JP H03242555A
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JP
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piezoelectric body
piezoelectric
sensor
film
membrane
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Application number
JP3873390A
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English (en)
Inventor
Takayuki Imai
隆之 今井
Shiro Nakayama
中山 四郎
Satoshi Kunimura
國村 智
Katsuhiko Takahashi
克彦 高橋
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は膜状圧電体を用いた圧電型加速度センサに係
り、特に焦電効果による出力変動を低減したものに関す
る。
「従来の技術」 圧電型加速度センサには、材料によって大別すれば、無
機・セラミックスの圧電体を加速度感知部に用いたもの
と、ポリマ系の圧電体を用いた乙のがある。
無機・セラミックス系のセンサは、精度が良く、使用可
能温度範囲が広い等の利点があるが、衝撃によって破壊
しやすく、小型化しにくい等の問題がある。これは、チ
タン酸ジルコン酸塩系セラミック圧電体による加速度セ
ンサを例にして考えるに、感知部を焼結によって成形す
るために小型化か困難であるとともに、感知部の物性と
しての脆さか耐衝撃性を損なっていると考えられる。
一方、ポリマ系のセンサは、公開された特許公報や一般
に市販されているセンサによれば、圧型性ポリマのシー
トのみならず、無機・セラミックス系圧電体の粉体をポ
リマ中に分散させた混和物のンートを用いたしのであっ
て、耐衝撃性は改善されているか、必ずしら小型ではな
く、測定可能な周波数帯域か狭く、クロストークが悪く
、正味の出力感度か低い等の問題がある。
なお、前述した加速度センサの一例として、特開昭56
−10258号公報に(jlJ示されたものが知られて
いる。この加速度センサは第18図に示すように、圧型
ポリマ製の振動膜lをその周縁部で環状の枠体2に固定
し、振動膜lの中心部の両面に慣姓質Crtとして機能
オろ荷重体3を設け、枠体2を台座4に固定してなるも
のである。
ところが、この構造の加速度センサにおいてら、ポリマ
製の振動膜lの周辺を固定した振動膜構造てあり、ポリ
マの伸性率か低いことに起因し、感知輔Gに直行する方
向の加速度ら検出してしまうために、i+のよ一′]ム
クロストークの問題などを生しろ欠点かある。
上述のように圧型型加速度センサの性能は、圧電体の材
質わよびセンサの構造と深くかかわっていると考えられ
る。
そこで本発明者らは、以上のような従来のセンサの欠点
を解消するために、被測定物に剛に取り付けられる台座
と、この台座の感知軸に垂直な測定面に固着された膜状
圧717体と、この膜状圧電体上に固着され、慣性質請
部として作用する剛体からなる荷重体を具備したことを
特徴とするセンサを案出し、先に特願平1−11325
5号として特許出願している。
かかるセンサは、構造が極めて簡単であり、感知軸方向
に直交する方向の加速度が加わった時のノイズ出ツノか
極めて小さく、しかも、測定可能な周波数・;;F域が
広いなとの利点を有している。
「発明か解決しようとずろ課題」 しかしながら、この新しいタイプのセンサにおいてら以
下の上うな不都合の解決が必要であった。
前記構造のセンサは、温度の変動によって膜状圧電体に
部分的に温度変化を生じると、この温度分布に起因する
焦電効果によって余分な重置出力を生じ、これがノイズ
出力となるのて、周囲の温度変化が激しい場所での使用
は困難てあった。
また、焦電効果によるノイズ出力は、周波数成分として
は低周波数側にあるので、バイパスフィルタを使用ずろ
ことによってカットすることらできるが、そうすると、
低周波数側の加速度ら測定できム<厄るという不都合が
あった。
そこで、本発明者らは、この焦電効果によるノイズ出力
低減策として、特願平1−190824号、わよブ、特
願平1−229807号において特許出願を行っている
これあの特許出願においては、分極方向が互い7二逆ゾ
向・)膜状圧電体を積層してはるパイモルフエレメント
を、’]Em体ブロック内に組み込み、膜状1:、主体
、)ダ5方向の温度変化を也しf二場合、分限方向6)
INなる膜状圧7G体とうし二)二の余分な起電力を打
ちd’l tことによって焦電効果による7ノイズ出力
の問題を解消しに〇のであった。
ところが、iq記槽構造加速度センサは、圧電体内部の
温度分布、例えば、検知部のどちらか一面側から熱伝導
によって温度変化を生じた場合は有効であるが、白熱電
溶直下など、急激な温度変化を伴う場所においては、そ
の温度変動に応じて出カレヘルが大きく変動してしまう
不具合があった。
よって、現状では、加速度センサのパッケージ等で頑強
に熱絶縁を施し、一方向のみからの熟伝達によってのみ
検知部の温度変化か生しろように設計し、製造する必要
かあった。
本発明は前記課題を解決するためになされたしので、焦
電効果によるノイズ出力を低減することかでき、温度変
化の激しい環境において使用することができる圧電型加
速度センサを提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 請求項1に記載の発明は前記課題を解決ずろため1こ、
被測定物に剛に取り付けられる台座と、この台座のρす
定面に固着され電極を備えた膜状圧電体と、前記膜状圧
電体上に固着され慣性質量部として作用する剛体からな
る荷重体とを有する検知部を備え、前記検知部の側方に
検知部に近接さ0“て前記膜状圧電体と同一材料製の補
償用圧電体を設け、膜状圧電体の上下両面とM@用正圧
電体上下両面に設けられた電極面積をほぼ同一に形成し
、膜状圧電体と補償用圧電体の極層の異なる電極どうし
を配線により接続し、これらをそれぞれ第1^己線、第
2配線として前記第1配線と第2配線を出力取出線とし
てなるものである。
以下、この発明の詳細な説明する。
第1図と第2図は、この発明のセンサの一例を示すもの
で、台座II上に、膜状圧電体I3と荷重体14が情層
されて検知部Aが構成されている。
+’+ii記介座11はセンサのJ、(体をなし、被測
定物に剛に取り付けられるもので、十分な剛性を有する
IオjLI@Iえば、鋼、黄釘1L アルミニウムへと
゛から作られている。また、台座11をなす(オ料の蝉
性串(よ後述の膜状圧電体のそれ以−1−とされ、台座
I+の厚さ(よ膜状圧電体の数倍であることが望ましい
。この例の台l111は直方体状に形1戊されているが
、台座11の形状はこれに限られるものでは広く、板状
、円柱状などの形状でもよい。
この台座IIの一つの表面(上面)は、平坦かつ平滑な
測定面とむっでいる。この測定面は、このセンサの加速
度の感知l[11Gに対して正確に垂直とされた垂同面
である必要がある。
この台座11の測定面上には接着層を介して膜状圧電体
13が台座11に対して一体に強固に固着されている。
この実施例の膜状圧電体I3は、圧電性を有する材料か
らなる厚さ10−100μmのフィルム状のものてあっ
て、その厚さが十分に均一でかつ全体か十分に均質なも
のが用いられる。
庄和性を存する材料としては、ポリフッ化ビニリデン、
ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリ塩化ビニ
ル、ナイロン11やポリメタフェニレンイソフタラミド
などのナイロン、テトラフロロエチレン、トリフロロエ
チレン、フッ化ビニルなどとフン化ビニリデンとの共重
合体、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニ
ルなどとシアン化ヒニリデンとの共重合体、ポリフッ化
ビニリデンとポリカーボネイトとのブレンドポリマ、ポ
リフッ化ビニリデンとポリフッ化ビニルとのブレンドポ
リマー等のポリマー系のほかに、チタン酸金属塩、チタ
ン酸ジルコン酸金属塩等の圧型材料の粉末をポリマーに
添加、分散したものなどが用いられる。
この膜状圧電体I3の上面(表面)と下面(裏面)には
、電気出力取出用のアルミニウム箔などからノSる?1
1i 極層が設けられている。そして、この膜状+1:
 rb体13と台座11との固着は、エポキシ系接n剤
tjとの硬化型の接着剤を用いて行われる。
この上−)ム膜状圧市体I3の」二には、慣性質量部と
して機能′4−る剛体からなる荷重体I4が接着11ツ
を介して一体に固着されている。この荷重体11はり1
1律度全受けて変位し膜状圧l週休13に歪みj: /
二:よ応力を生ぜしめるものて、その重πはセン→ト、
)中1:x IJ11速度当fこりの電気的出力に関係
するため、特に限定さ乙ることはないが、膜状圧電体1
3にクリープを生しせしめない範囲とされろ。荷IR体
1・1と膜状圧電体13の固着は、台座IIと膜状圧電
体13の固着と同様である。
与、台+4’: l Iの上面であって検知部Aの膜状
「r::”−1ζ13の側方には、前記膜状圧電体13
と同一(イ料かつ同一厚さであって、はぼ同一面積の膜
状圧電体からなる補償用圧電体15が接着されている。
なお、膜状圧電体I3の面積とほぼ同一とは、膜状圧電
体I3の面積と補償用圧電体15の面積の差で±5%以
内のものを言う。面積差が±5%以上であると発生した
電荷が補正しきれずに出力が発生してしまうために好ま
しくない。
湘償用圧電体I5を固着する位置は、検知部Aになるべ
く近い部分であることが好ましく、できれば5mm以内
が好ましい。
第2図は、膜状圧電体13と補償用圧電体I5からの電
気出力を得るための結線構造の一例を示すしので、この
結線構造は、膜状圧電体13の出力の余分な部分と補償
用圧電体I5の出力の余分な部分を打ち消し合わせて解
消するためのらのである。
即ち、この例では、膜状圧電体13の分極方向と補償用
圧電体I5の分極方向とをいずれら第2図に示すように
上向きとしであるので、膜状圧電体I3の上面側の電極
と補償用圧電体I5の底面側の71i極を第1配線16
て結線し、膜状圧電体I3の底面側の電極と補償用圧電
体I5の上面側の電極とを第2配線17で接続し、第1
配線I6と第2配線17とからセンサの出力を取り出す
ように構成されている。
一方、前記膜状圧電体I3にあっては、その平面形状が
クロストークを低減する上で重要である。
この発明におけるクロストークとは、センサの感知軸G
方向の加速度を受けた時の出力P1と、感知軸Gに直交
する方向の加速度を受けた時の出力P、との比P、/P
、で表されるものである。
まず、膜状圧電体13の下面形状が、台座11の測定面
に平行な面において感知軸Gを対称の中心とする点対称
でなければならない。第1図に示す例では長方形となっ
ているか、これ以外に上記条件を満たす平面形状として
は、例えば第3図ないし第8図に示すようなものがある
。第3図は平行四辺形、第4図は円形、第5図は楕円、
第6図は正六角形、第7図はへrfl形、第8図は円環
形である。これらの図において符号Gはいずれも感知軸
Gを示す。これらの平面形状はすべて感知軸Gを対称の
中心とする点対称となっている。勿論、これら以外の平
面形状てし上記条件を満たせ“ば採用可能である。
また、前記荷重体I4については、その立体形状がタロ
ストークを低減4″るうえて重要である。
まず、荷重体I4の膜状圧電体I3と接する而(以下、
底面と言う。)は感知軸Gに対して正確に垂直であり、
かつ底面の平面形状が感知軸Gを対称の中心とする線対
称である必要がある。よって、この条件を満たす形状と
しては先の膜状圧電体13の平面形状と同様に例えば第
3図ないし第8図に示すものが採用できる。たたし、膜
状圧電体13と荷重体14どの組み合わせに心いて、荷
重体14の底面の平面形状と膜状圧電体13の平面形状
と(よ必ずしも同一形状である必要はむく、例えば膜状
圧電体13の平面形状が正方彩て、荷重体14の底面の
平面形状が円形の組み合イつせであってもよく、後述す
るように感知軸Gを同じく。
セればかよりない。
また、同時に荷重体14は、感知軸Gを通り、底面に垂
直な無数の平面で断面した時にすへての断面について感
知軸Gを対称軸とする線対称である必要がある。この線
対称の条件を満たすものとしては、第9図ないし第15
図に示すものがある。
第9図に示したしのは板状であり、第1O図のものは柱
状、第11図は錐状、第12図のものは球を平面で切り
取ったもの、第13図のものは楕円体を平面て切り取っ
たもの、第14図のものは柱状の内部に空間を形成した
乙の、第15図のものは柱体と板体とを組み合わせたし
のである。これらの図によ5いて、符号Sは底面を示し
、Gは感知軸と一致する対称軸である。この線対称の条
件を満たす荷重体l、1の屯心は感知軸G上に(−L 
+Frすることになる。
また、荷重体I4は、その全体が同質の材料か与なる乙
のの他に、異なる材料からなる複合材で形成することら
できろが、この場合には、それぞれの材料が強固に固着
し、全体として剛体とみなしうるちのであることが必要
であり、それぞれが加速度を受(チて別の変位を起こす
乙のであってはならない。
そして、このような条件、すなわち対称性を行する荷重
体14はその対称軸を膜状圧電体13の対称中心に一致
させて、言い換えれば感知軸G七に膜状圧電体13の対
称中心と6:エ重体14の対称軸とを一致さU−て配置
され、固着されている。
次に前記構成の加速度センサの作用について説明する。
前記構成のセンサは台座11を被測定物に取り付けて用
いられ、その感知軸G方向に加速度か作用すると、荷重
体14が膜状圧電体I3に加速度に応した荷重を負荷し
、この負荷に応じた歪の発生に基づいて膜状圧電体13
の表面側の電体と裏面側の電極に氾(1差を生じろ。こ
こで、膜払圧lト体13は、加速度検知部Aにあり、−
ヒに4;j重体I4を有しているので、加速度に応じた
主位差か得られるが、補償用圧電体15に(よ荷重か乗
っていないので、加速度を与えても雷位差を生じること
はない。従って配線16.17間において、電泣差を測
定することにより加速度の大きさを測定することかでき
る。
しかし、加速度センサの設置環境において、加速度を与
えなくと乙、9激む温度変化を与えると、フf1電効果
によって膜状圧電体13と補償用圧電体15の双方に出
力を生しろ。
この時の膜状圧電体13の重置出力とMi ft’を用
圧電体15の1■気出力は、圧電体13.15か同一材
料で構成されて面積もほぼ同等であるので、同一の温度
変動心よび同一の応力状態の変位に対して同一のrU 
/:iを発生し、これらが打ち消し合うことにより電圧
出力は0とむろ。
たたし、以−Lの説明は、圧電体13.15が同+頁の
温度変化を受けた場合に適用てきることてあろのて、圧
電体13.15は同一空間内(同一パノケーノ内むど)
に、しかし、近接させた距M(好ましくは5mm以内)
に設置することが望ましい。従って例えば、同−圧電体
の′電極を2分割し、片方に6:1重体を載せ、他方に
6ζj重体を載せないで補償用圧電体として構成するこ
とら可能である。
また、両正電体13.15の作動出力をセンサ出力とし
ているために、台座11が変形するなどの原因によって
コモンモードノイズ出力を生じても、それらのノイズ出
力を相殺することでノイズ出力の値を小さくすることが
できる。
一方、以上の構成のセンサにあっては、台座llと膜状
圧電体13と荷重体14とを単に積層したしのであり、
圧電体13に形成する電極層も一般の成膜プロセスなど
を適用できるので、構造か簡囃て製造が容易となり、小
型化も可能となる。
また、膜状圧電体I3の平面形状が感知軸Gを対称中心
とする点対称であり、荷重体14の底面の平面形状が感
知軸Gを対称中心とする点対称であり、同時に荷重体1
4の立体形状が感知軸Gを通る平面においてすべて感知
軸Gを対称軸とする線対称であるのて、クロストークが
微かである。
一般に、センサにその感知軸方向以外の方向の加速度か
加わった場合、ベクトル分解の法則によって感知軸に直
交する少なくとも二つ方向の成分と感知軸方向の成分と
に分けられる。この感知軸に直交4−る方向の成分は、
荷重体I4の重心に作用し、重心を中心とする由(げモ
ーメントか荷重体14に働くことになる。このため、膜
状圧電体I3の−r’l<には圧縮力か作用し、残部に
は引張力が作In−4−ろことにへる。膜状圧電体I3
には、圧縮力と引張力とて反対符号の電荷を生し、膜状
圧電体13の電極h\ら生しる重(立に差兄を生じるが
、iFi記反χ↑符むの電荷ffi+1が等し]すれば
、3市極から発’J:、、する電(I′Lの合計11I
iiよ変動しない。
しf二か−・=、膜状圧電体13に互いに大きさが等し
L)「1:、縮力と引張力とか作用すれば、膜状圧型(
k l 3力\コ)、)出力変動はゼロになり、感知軸
方向11斗+)7) l:11 、’:”)加速度を検
出しなくなる。
こ、)発明て:よ、膜状圧電体13および荷重体II 
Q”)そnぞ乙の形状に、上述のような対称性を持7=
 Nていることか・〕、t、q %口重G方向以外の加
速度か、1川ハってt、)膜状圧電体13には等しい大
きさの「五節ゴノと引張力とか作用することにむって、
膜状T主t4,13からの出力変動が′なく、クロスト
ーク几・\L:1j^て小さい乙のとべる。このように
クロスト−りを少なくするには、分割電極を感知軸Gを
対称の中心とする点対称配置することが好ましい。
また、このセンサは、その測定可能周波数の上限が高く
、測定可能周波数帯域が広いものとなる。
この種のセンサの測定可能周波数の上限はセンサの共振
周波数によって定まる。
この発明でのセンサの共振周波数は、その構造から台座
IIと荷重体14との間に存在するもの、すなわち膜状
圧電体I3、接着層、電極層の弾性率を荷重体I4の質
量で除した値に比例するため、従来の振動膜型のセンサ
の共振周波数に比べて2桁以上高くなり、キロヘルツの
オーダーとなる。
(4し、接着剤層の弾性率が低くなると共振周波数か低
下オるのて、留意すべきである。
このため、膜状圧電体I3と台座IIおよび荷重体14
との固着に接着剤を用いるものでは、接着剤層の弾性率
をEA、厚さをtAとし、膜状圧電体13の弾性率をE
p1厚さをtpとしたとき、次の式で表される関係を満
足する必要がある。
(E A / LA)/ (E p/ tp)≧0.1
この式の意味するところは、加速度によって荷重体14
に生じた力が接着層によって吸収緩和されろことなく膜
状圧電体13に伝わるための条件であり、上式の値か0
.1未満となると接着層による吸収緩和が無視てきなく
なり、上述のように共振周波数が低下し、測定可能周波
数帯域を挟めることなる。
なお、上式における接着層の厚さは、台座11ト荷重体
I4との間の存在するすべての接着層の厚さの合計を言
う。また、接着剤の種類が異なり、弾性率も異なる場合
には、それぞれの接着層での弾性率と厚さの比を求め、
これを合計して上式に代入すれば上い。
したがって、接着剤としてはエボキノ系、フェノール系
、シアノアクリレート系などの硬化型で、弾性率の高い
ものを選択すべきであり、ゴム系などの粘着型は不適切
である。また、導電性接着剤を用いることらできる。
なお、前記実施例においては、膜状圧電体13として単
層のものを用いたが、膜状圧電体13は多層構造のもの
でら差し支えない。また、第16図に示すように、極性
の異なる膜状圧電体30゜31を中間電極32を介して
積層し、積層された膜状圧電体30.31の上下両面に
端部電極33を形1戊してなるバイモルフエレメント3
5を形成して、膜状圧電体13の代Aつりにこのバイモ
ルフエレメント35を用いてら良い。
一方、第17図は、本発明のセンサの結線構造の池の例
を示すしので、この例では、膜状圧電体13の分極方向
と補償用圧電体I5の分極方向が逆方1;目に向いてい
る場合の配線例である。この例で(よ、膜状圧電体I3
の底面側のTL杯と補償用圧rli体15の底面側の電
極とが第1配線20で結線され、膜状圧電体I3の上面
側の電極とhli In用圧7匠体I5のL面側の電極
とが第2配線21て接続されて構成されている。
この例の構造においてら、先の例で説明した場合と同様
に、焦電効果によって膜状圧電体13に生じた7G荷と
補償用圧用圧電体15じた電荷か互いに打ら/1コシあ
う結果、焦電効果による余分な出力変動は生しむい。
「実施例1」 厚さ5mmのアルミニウム板を台座とし、これの上面に
、厚さ100μmで縦10mm5横10mmの正方形状
の2枚のPVDF圧電フィルムを互いに21離間させた
状態でエボキ/系接着剤で接着した。これらの圧電フィ
ルムの上下両面には、Cu/NiTi極が形成されてい
る。また、2枚のPVDF圧電フィルムのうちの1枚の
上に、質ff1l。
gの荷it体をエボキノ系接着剤で固着してセンサを構
成した。なお、このセンサの構造ては、第2図に示す結
線構造を採用した。
「実施例2゜ 実施例1と同等の圧電フィルムを用いてセンサを構成し
、結′lQ構造については第17図に示す構造を採用し
た。
「実施例32 実施例1の構造において、荷重体を載せない方の圧電フ
ィルムを厚さ50μm、平面形状がlOloXlOのも
のを使用してセンサを構成した。
「比較例IJ 厚さ5mmのアルミニウム板上に1辺10mmの正方形
状のP V D Fフィルムを固着し、更にその上に出
力10gの荷重体を接着し、このPVDF’フィルムの
両面から出力を取り出ず構造のセンサを構 成 し )
こ 。
「比較例2」 実施例1と同等の構成で荷重体を載せない方のPVDF
フィルムとして平面形状が1辺5mmの正方形のものを
用いてセンサを構成した。
以上の構造を採用した6例のセンサについて、以下のよ
うな測定試験を行った。
(1)基本出力測定試験 インピーダンス変換回路を介してIGあたりのセンサの
店本山ツノを71tt+定した。(ピーク(li′1)
(2)温度変動に対する出力変化試験 インピーダンス変換回路およびセンサをナイロン6製の
パッケージに組み込み、熱風を吹き付けてセンザL傍の
温度がI ’C上昇した時にどれたけ出力の変動が起こ
るかを測定した。
以Hの試験結果を第1表に示す。
第  1  表 第1表に示す結果から、本発明のセンサは温度変化に応
した出ツノ変動を小さくすることがてきることが明らか
になった。また、比較例2のセンサにあ。ては、2枚の
庄和フィルムの厚さが異なり、同等の鴇衝撃に対する焦
市出力が異なるために、第17図に示す結線構造を採用
しても出力変動か生じている。
「発明の効果」 以上説明したように本発明(よ、加速度を検出する膜状
圧電体の他にこの膜状圧電体と同一材料製でほぼ同一面
積のNli償用圧用圧電体出部近傍に備え、両者の電荷
出力を打ち消し合うように配線しているので、環境温度
の急激な変化が生じても、)1;電効果によるノイズ出
ツノを大幅に少なくすることがてき、加速度の測定精度
を向上させることができる。
また、加速度以外の原因による円圧電体の電荷を打ち消
し合うようにしてセンサ出力とするために、1.+j、
度変動以外のフモンモードノイズ、例えば、子−7座の
変形により生じるノイズ出力を小さくすることができる
効果がある。
更に、この発明のセンサは台座と膜状圧電体と6:r電
体を積層して固着したものであるので、構造が簡rP、
で小型化ら容易にできる。更に、クロストークが極めて
少なく、測定可能周波数帯域が広く、測定用途に合致し
た設計が容易で設計の自由度が大きいなどの効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本発明の一実施例を示すもので、第1
図は斜視図、第2図は圧電体の結線図、第3図紅いし第
8図はそれぞれ膜状圧電体の平面形状の変形例を示す図
、第9図ないし第15図はそれぞれ荷車体の断面形状の
変形例を示す図、第16図はバイモルフエレメントを示
す断面図、第17図は本発明の加速度センサの他の例の
結線図、第18図は従来の加速度センサを示す断面図で
あ第1図 4・\ 検知部、II・・・台座、I3・・・膜状圧電
体、1.1・6:j重体、15・・補対用圧電体、G 
−感知軸、16.20  第1配線、17.21・・第
2配線。 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 被測定物に剛に取り付けられる台座と、この台座の測定
    面に固着され電極を備えた膜状圧電体と、前記膜状圧電
    体上に固着され慣性質量部として作用する剛体からなる
    荷重体とを有する検知部を備え、前記検知部の側方に検
    知部に近接させて前記膜状圧電体と同一材料製の補償用
    圧電体を設け、膜状圧電体の上下両面と補償用圧電体の
    上下両面に設けられた電極面積をほぼ同一に形成し、膜
    状圧電体と補償用圧電体の極性の異なる電極どうしを配
    線により接続し、これらをそれぞれ第1配線、第2配線
    として前記第1配線と第2配線を出力取出線としてなる
    ことを特徴とする圧電型加速度センサ。
JP3873390A 1990-02-20 1990-02-20 圧電型加速度センサ Pending JPH03242555A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993013426A1 (en) * 1991-12-23 1993-07-08 Elf Atochem North America Inc. Multi-mode accelerometer

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993013426A1 (en) * 1991-12-23 1993-07-08 Elf Atochem North America Inc. Multi-mode accelerometer
US5452612A (en) * 1991-12-23 1995-09-26 The Whitaker Corporation Multi-mode accelerometer

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