JPH03259749A - 圧電型加速度センサ - Google Patents
圧電型加速度センサInfo
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- JPH03259749A JPH03259749A JP5835290A JP5835290A JPH03259749A JP H03259749 A JPH03259749 A JP H03259749A JP 5835290 A JP5835290 A JP 5835290A JP 5835290 A JP5835290 A JP 5835290A JP H03259749 A JPH03259749 A JP H03259749A
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Landscapes
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この発明は膜状圧電体を用いた圧電型加速度センサに係
り、特に焦電効果によるノイズ出力を低減したものに関
する。
り、特に焦電効果によるノイズ出力を低減したものに関
する。
「従来の技術」
圧電型加速度センサには、材料によって大別すれば、無
機・セラミックスの圧電体を加速度感知部に用いたもの
と、ポリマ系の圧電体を用いたものがある。
機・セラミックスの圧電体を加速度感知部に用いたもの
と、ポリマ系の圧電体を用いたものがある。
無機・セラミックス系のセンサは、精度か良く、使用可
能温度範囲が広い等の利点があるが、衝撃によって破壊
しやすく、小型化しにくい等の問題がある。これは、チ
タン酸ノルコン酸塩系セラミッり圧電体による加速度セ
ンサを例にして考えるに、感知部を焼結によって成形す
るために小型化が困難であるとともに、感知部の物性と
しての脆さが耐衝撃性を損なっていると考えられる。
能温度範囲が広い等の利点があるが、衝撃によって破壊
しやすく、小型化しにくい等の問題がある。これは、チ
タン酸ノルコン酸塩系セラミッり圧電体による加速度セ
ンサを例にして考えるに、感知部を焼結によって成形す
るために小型化が困難であるとともに、感知部の物性と
しての脆さが耐衝撃性を損なっていると考えられる。
〜方、ポリマ系のセンサは、公開された特許公報や一般
に市販されているセンサによれば、圧電性ポリマのシー
トのみならず、無機・セラミックス系圧電体の粉体をポ
リマ中に分散させた混和物のシートを用いたものであっ
て、耐衝撃性は改善されているが、必ずしも小型ではな
く、測定可能な周波数帯域が狭く、クロストークが悪く
、正味の出力感度が低い等の問題がある。
に市販されているセンサによれば、圧電性ポリマのシー
トのみならず、無機・セラミックス系圧電体の粉体をポ
リマ中に分散させた混和物のシートを用いたものであっ
て、耐衝撃性は改善されているが、必ずしも小型ではな
く、測定可能な周波数帯域が狭く、クロストークが悪く
、正味の出力感度が低い等の問題がある。
なお、面述した加速度センサの一例として、特開昭56
−10258号公報に開示されたものが知られている。
−10258号公報に開示されたものが知られている。
この加速度センサは第18図に示すように、圧電ポリマ
製の振動膜lをその周縁部で環状の枠体2に固定し、振
動膜Iの中心部の両面に慣性質量と(2て機能する荷重
体3を設(〕、枠体2を台座4に固定してなるものであ
る。
製の振動膜lをその周縁部で環状の枠体2に固定し、振
動膜Iの中心部の両面に慣性質量と(2て機能する荷重
体3を設(〕、枠体2を台座4に固定してなるものであ
る。
ところが、この構造の加速度センサにおいても、ポリマ
製の振動膜1の周辺を固定した振動膜構造であり、ポリ
マの弾性率が低いことに起因し、感知軸Gに直行する方
向の加速度も検出してしまうために、前述のようなりロ
ストークの問題などを生じる欠点がある。
製の振動膜1の周辺を固定した振動膜構造であり、ポリ
マの弾性率が低いことに起因し、感知軸Gに直行する方
向の加速度も検出してしまうために、前述のようなりロ
ストークの問題などを生じる欠点がある。
−1−述のように圧電型加速度センサの性能は、圧電体
の材質およびセンサの構造と深くかかわっていると考え
られる。
の材質およびセンサの構造と深くかかわっていると考え
られる。
そこで本発明者らは、以」二のような従来のセンサの欠
点を解消するために、被測定物に剛に取り付けられる台
座と、この台座の感知軸に垂直な測定面に固着された膜
状圧電体と、この膜状圧電体」−に固着され、慣性質量
部として作用する剛体からなる荷重体を具備したことを
特徴とするセンサを案出し、先に特願平]−11325
5号として特許出願している。
点を解消するために、被測定物に剛に取り付けられる台
座と、この台座の感知軸に垂直な測定面に固着された膜
状圧電体と、この膜状圧電体」−に固着され、慣性質量
部として作用する剛体からなる荷重体を具備したことを
特徴とするセンサを案出し、先に特願平]−11325
5号として特許出願している。
かかるセンサは、構造が極めて簡弔であり、感知軸方向
に直交する方向の加速度が加わった時のノイズ出力が極
めて小さく、しかも、測定可能な周波数帯域が広いなど
の利点を有している。
に直交する方向の加速度が加わった時のノイズ出力が極
めて小さく、しかも、測定可能な周波数帯域が広いなど
の利点を有している。
「発明が解決しようとする課題」
し2かしながら、この新しいタイプのセンサにおいても
以4τのような不都合の解決が必要であった。。
以4τのような不都合の解決が必要であった。。
前記構造のセンサは、温度の変動によって膜状圧電体に
部分的に温度変化を生じると、この温度分布に起因する
焦電効果によって余分な電気出力を生じ、これがノイズ
出力となるので、周囲の温度変化が激(2い場所での使
用は困難であ−た。
部分的に温度変化を生じると、この温度分布に起因する
焦電効果によって余分な電気出力を生じ、これがノイズ
出力となるので、周囲の温度変化が激(2い場所での使
用は困難であ−た。
また、焦電効果によるノイズ出力は、周波数成分ど(7
ては低周波数側にあるので、バイパスフィルタを使用す
ることによ−、てカットすることもできろか、そうする
と、低周波数側の加速度も測定できなくム゛ろという不
都合かあった。
ては低周波数側にあるので、バイパスフィルタを使用す
ることによ−、てカットすることもできろか、そうする
と、低周波数側の加速度も測定できなくム゛ろという不
都合かあった。
そこで、本発明者らは、この焦電効果によろノイズ出力
低減策として、特願平]、−190824号、および、
特願平] −、229807号において特J′1出願を
行っている。
低減策として、特願平]、−190824号、および、
特願平] −、229807号において特J′1出願を
行っている。
これらの特許出願においては、分極方向が互L)に逆方
向の膜状圧電体を積層してなるバイモルフニー、レメン
)・を圧電体ブロック内に組み込み、膜状圧電体の厚さ
方向の温度変化を生じた場合、分極方向の異なる膜状圧
電体どうしの士の余分な起電力を打ち消すことによって
焦電効果によるノイズ出力の問題を解消したものであっ
た。
向の膜状圧電体を積層してなるバイモルフニー、レメン
)・を圧電体ブロック内に組み込み、膜状圧電体の厚さ
方向の温度変化を生じた場合、分極方向の異なる膜状圧
電体どうしの士の余分な起電力を打ち消すことによって
焦電効果によるノイズ出力の問題を解消したものであっ
た。
ところか、前記構造の加速度センサは、圧電体内部の温
度分布、例えば、検知部のどちらか−・面側から熱伝導
によって温度変化を生じた場合は有効であるが、設置雰
囲気全体の急激な温度変化に対しては効果が期待できな
い。よって、現状では、加速度センサのパッケージ等で
頑強に熱絶縁を施し、一方向のみからの熱伝達によって
のり検知部の温度変化が生じるように設計し、製造する
必要があった。
度分布、例えば、検知部のどちらか−・面側から熱伝導
によって温度変化を生じた場合は有効であるが、設置雰
囲気全体の急激な温度変化に対しては効果が期待できな
い。よって、現状では、加速度センサのパッケージ等で
頑強に熱絶縁を施し、一方向のみからの熱伝達によって
のり検知部の温度変化が生じるように設計し、製造する
必要があった。
本発明は前記課題を解決するためになされたもので、焦
電効果によるノイズ出力を低減することができ、温度変
化の激しい環境において使用することができろ圧電型加
速度センサを提供することを目的とする。
電効果によるノイズ出力を低減することができ、温度変
化の激しい環境において使用することができろ圧電型加
速度センサを提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」
請求項■に記載の発明は前記課題を解決するために、被
測定物に剛に取り(=l−1:]られる台座と、この台
座の測定面に固着され電極を備えた膜状圧電体と、航記
膜状圧電体上に固着され慣性質量部として作用する剛体
からなる荷重体とを有する検知部を備え、前記検知部の
側方に検知部に近接させて前記膜状圧電体と同−材料製
で同一厚さの膜状圧電体からなる補償用圧電体を設け、
前記膜状圧電体の出力と補償用圧電体の出力をそれぞれ
インピーダンス変換して両者の出力差をセンサ出力とす
るインピーダンス変換回路を備えてなるものである。
測定物に剛に取り(=l−1:]られる台座と、この台
座の測定面に固着され電極を備えた膜状圧電体と、航記
膜状圧電体上に固着され慣性質量部として作用する剛体
からなる荷重体とを有する検知部を備え、前記検知部の
側方に検知部に近接させて前記膜状圧電体と同−材料製
で同一厚さの膜状圧電体からなる補償用圧電体を設け、
前記膜状圧電体の出力と補償用圧電体の出力をそれぞれ
インピーダンス変換して両者の出力差をセンサ出力とす
るインピーダンス変換回路を備えてなるものである。
請求項2に記載の発明は前記課題を解決するために、検
知部の膜状圧電体電気出力用インピーダンス変換回路と
補償用圧電体電気出力用インピーダンス変換回路とを具
備し、検知部用インピーダンス変換回路の利得を9Δ、
補償用圧電体用インピーダンス変換回路の利得をgB、
検知部の膜状圧電体の圧電定数をdΔ、厚さをtΔ、補
償用圧電体の圧電定数をd+3、厚さをtBとした場合
、0.95yBd+:+ t+3≦9AdΔLΔ≦]、
、059BdBtBなる関係を有することを特徴とする
ものである。
知部の膜状圧電体電気出力用インピーダンス変換回路と
補償用圧電体電気出力用インピーダンス変換回路とを具
備し、検知部用インピーダンス変換回路の利得を9Δ、
補償用圧電体用インピーダンス変換回路の利得をgB、
検知部の膜状圧電体の圧電定数をdΔ、厚さをtΔ、補
償用圧電体の圧電定数をd+3、厚さをtBとした場合
、0.95yBd+:+ t+3≦9AdΔLΔ≦]、
、059BdBtBなる関係を有することを特徴とする
ものである。
以下、この発明の詳細な説明する。
第1図と第2図は、この発明のセンサの一例を示すもの
で、基板IO上に、台座11と膜状圧電体I3と荷重体
14が積層されて検知部ハが構成されている。
で、基板IO上に、台座11と膜状圧電体I3と荷重体
14が積層されて検知部ハが構成されている。
前記台座11はセンサの基体をなし、被測定物に基板1
0を介して剛に取りトjけられるもので、十分な剛性を
有する材料、例えば、鋼、黄銅、アルミニウムなどから
作られている。また、台座IIをなす飼料の弾性率(J
後述の膜状圧電体のそれ以−にとされ、台座11の厚さ
は膜状圧電体の数倍であることが望ましい。この例の台
座IIは板状に形成されているが、台座Ifの形状はこ
れに限られるものではなく、直方体状、円柱状などの形
状でもよい。
0を介して剛に取りトjけられるもので、十分な剛性を
有する材料、例えば、鋼、黄銅、アルミニウムなどから
作られている。また、台座IIをなす飼料の弾性率(J
後述の膜状圧電体のそれ以−にとされ、台座11の厚さ
は膜状圧電体の数倍であることが望ましい。この例の台
座IIは板状に形成されているが、台座Ifの形状はこ
れに限られるものではなく、直方体状、円柱状などの形
状でもよい。
この台座11の一つの表面(」−面)は、平坦かつ平滑
な測定面となっている。この測定面は、このセンサの加
速度の感知軸Gに対して正確に垂直とされた垂直面であ
る必要がある。
な測定面となっている。この測定面は、このセンサの加
速度の感知軸Gに対して正確に垂直とされた垂直面であ
る必要がある。
ア
この台座IIの測定面」二には接着層を介して膜状圧電
体I3が台座1.1に対して一体に強固に固着されてい
る。
体I3が台座1.1に対して一体に強固に固着されてい
る。
この実施例の膜状圧電体I3は、圧電性を有する材料か
らなる厚さ10〜200μmのフィルム状のものであっ
て、その厚さが十分に均一でかっ全体が十分に均質なも
のが用いられる。圧電性を有する材料としては、ポリフ
ッ化ビニリデン、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニ
ル、ポリ塩化ビニル、ナイロン11やポリメタフェニレ
ンイソフタラミドなどのナイロン、テトラフロロエチレ
ン、トリフロロエチレン、フッ化ビニルなどとフッ化ビ
ニリデンとの共重合体、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、安息香酸ビニルなどとソアン化ビニリデンとの共重
合体、ポリフッ化ビニリデンとポリカーボネイトとのブ
レンドポリマー、ポリフッ化ビニリデンとポリフッ化ビ
ニルとのブレンドポリマー等のポリマー系のほかに、チ
タン酸金属塩、チタン酸ジルコン酸金属塩等の圧電材料
の粉末をポリマーに添加、分散したものなどが用いられ
る。
らなる厚さ10〜200μmのフィルム状のものであっ
て、その厚さが十分に均一でかっ全体が十分に均質なも
のが用いられる。圧電性を有する材料としては、ポリフ
ッ化ビニリデン、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニ
ル、ポリ塩化ビニル、ナイロン11やポリメタフェニレ
ンイソフタラミドなどのナイロン、テトラフロロエチレ
ン、トリフロロエチレン、フッ化ビニルなどとフッ化ビ
ニリデンとの共重合体、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、安息香酸ビニルなどとソアン化ビニリデンとの共重
合体、ポリフッ化ビニリデンとポリカーボネイトとのブ
レンドポリマー、ポリフッ化ビニリデンとポリフッ化ビ
ニルとのブレンドポリマー等のポリマー系のほかに、チ
タン酸金属塩、チタン酸ジルコン酸金属塩等の圧電材料
の粉末をポリマーに添加、分散したものなどが用いられ
る。
この膜状圧電体13の上面(表面)と下面(裏面)には
、電気出力取出用のアルミニウム箔などからなる電極層
が設置られている。そして、この膜状圧電体I3と台座
11との固着は、エボギシ系接着剤などの硬化型の接着
剤を用いて行イつれる。
、電気出力取出用のアルミニウム箔などからなる電極層
が設置られている。そして、この膜状圧電体I3と台座
11との固着は、エボギシ系接着剤などの硬化型の接着
剤を用いて行イつれる。
このような膜状圧電体13の上には、慣性質量部として
機能する剛体からなる荷重体I4が接着層を介して一体
に固着されている。この荷重体14は加速度を受けて変
位し膜状圧電体13に歪みまたは応ツノを生ぜしめるも
ので、その重量はセンサの単位加速度当たりの電気的出
力に関係するため、特に限定されることはないが、膜状
圧電体I3にクリープを生じせしめない範囲とされる。
機能する剛体からなる荷重体I4が接着層を介して一体
に固着されている。この荷重体14は加速度を受けて変
位し膜状圧電体13に歪みまたは応ツノを生ぜしめるも
ので、その重量はセンサの単位加速度当たりの電気的出
力に関係するため、特に限定されることはないが、膜状
圧電体I3にクリープを生じせしめない範囲とされる。
荷重体14と膜状圧電体I3の固着は、台座11と膜状
圧電体13の固着と同様である。なお、この実施例の荷
重体14は、」二部荷重体14aと下部荷重体+4bと
からなる2重構造になっているが、一体構造でも差し支
えない。
圧電体13の固着と同様である。なお、この実施例の荷
重体14は、」二部荷重体14aと下部荷重体+4bと
からなる2重構造になっているが、一体構造でも差し支
えない。
一方、基板IOのF而であって検知部Aの台座11の側
方には、前記膜状圧電体13と同−相月てあって、同一
厚さの膜状圧電体からなる補償用圧電体15が接着され
ている。この補償用圧電体15を固着する位置は、検知
部になるべく近い部分であることが好ましく、できれば
5mm以内が好ましい。
方には、前記膜状圧電体13と同−相月てあって、同一
厚さの膜状圧電体からなる補償用圧電体15が接着され
ている。この補償用圧電体15を固着する位置は、検知
部になるべく近い部分であることが好ましく、できれば
5mm以内が好ましい。
第2図は、膜状圧電体13と補償用圧電体I5からの電
気出力を得るための回路の一例を示すもので、この回路
は、膜状圧電体13の出力と補償用圧電体15の出力を
それぞれインピーダンス変換して両前の出力の差を出力
するためのものである。即ち、膜状圧電体13の一方の
電極を引き出し線16によって出力用のF E T I
7のゲー)・に接続するとともに、補償用圧電体I5
の−・方の電極を引き出し線18によって出力用のFE
Tl9のゲートに接続し、出力用1)ETI7,19は
各々)・レイン接地としてインピーダンス変換回路とし
たもので、引き出し線20.21によって円圧電体の出
力差が取り出されるようになっている。
気出力を得るための回路の一例を示すもので、この回路
は、膜状圧電体13の出力と補償用圧電体15の出力を
それぞれインピーダンス変換して両前の出力の差を出力
するためのものである。即ち、膜状圧電体13の一方の
電極を引き出し線16によって出力用のF E T I
7のゲー)・に接続するとともに、補償用圧電体I5
の−・方の電極を引き出し線18によって出力用のFE
Tl9のゲートに接続し、出力用1)ETI7,19は
各々)・レイン接地としてインピーダンス変換回路とし
たもので、引き出し線20.21によって円圧電体の出
力差が取り出されるようになっている。
Gお、22.23はP E T用の電源電圧線、242
5(J抵抗を示している。
5(J抵抗を示している。
一方、前記膜状圧電体I3にあっては、その平面形状が
クロスト−りを低減する上で重要である。
クロスト−りを低減する上で重要である。
この発明にお(〕るクロスト−りとは、センサの感知輔
G方向の加速度を受けた時の出力P1と、感知軸Gに直
交する方向の加速度を受けた時の出力P2との比P、/
I)、で表されるものである。
G方向の加速度を受けた時の出力P1と、感知軸Gに直
交する方向の加速度を受けた時の出力P2との比P、/
I)、で表されるものである。
まず、膜状圧電体13の平面形状が、台座11の測定面
に平行な面において感知軸Gを対称の中心とする点対称
でなければならない。第1図に示す例では長方形となっ
ているが、これ以外に」−記条件を満たず平面形状とし
ては、例えば第3図ないし第8図に示すようなものがあ
る。第3図は平行四辺形、第4図は円形、第5図は楕円
、第6図は正六角形、第7図はへ角形、第8図は円環形
である。これらの図において符号G Llいずれも感知
軸Gを示す。これらの平面形状はすべて感知軸Gを対称
の中心とする点対称となっている。勿論、これら以外の
平面形状でも上記条件を満たせば採用可能である。
に平行な面において感知軸Gを対称の中心とする点対称
でなければならない。第1図に示す例では長方形となっ
ているが、これ以外に」−記条件を満たず平面形状とし
ては、例えば第3図ないし第8図に示すようなものがあ
る。第3図は平行四辺形、第4図は円形、第5図は楕円
、第6図は正六角形、第7図はへ角形、第8図は円環形
である。これらの図において符号G Llいずれも感知
軸Gを示す。これらの平面形状はすべて感知軸Gを対称
の中心とする点対称となっている。勿論、これら以外の
平面形状でも上記条件を満たせば採用可能である。
また、前記荷重体I4については、その立体形1
状がクロスト−りを低減するうえで重要である。
まず、荷重体14の膜状圧電体13と接1−ろ而(以下
、底面とごう。)は感知軸Gに対して正確に垂直であり
、かつ底面の平面形状が感知軸Gを対称の中心とする線
対称である必要がある。よって、この条件を満たす形状
としては先の膜状圧電体I3の平面形状と同様に例えば
第3図ないし第8図に示すものが採用できろ。ただし、
膜状圧電体13と荷重体14との組め合わせにおいて、
荷jR体14の底面の平面形状と膜状圧電体I3の平面
形状とは必4″シも同一形状である必要はなく、例えば
膜状圧電体I3の平面形状が正方形で、荷重体I4の底
面の平面形状が円形の組み合わせであ−)でもよく、後
述するように感知軸Gを同じくすればかまイー)ない。
、底面とごう。)は感知軸Gに対して正確に垂直であり
、かつ底面の平面形状が感知軸Gを対称の中心とする線
対称である必要がある。よって、この条件を満たす形状
としては先の膜状圧電体I3の平面形状と同様に例えば
第3図ないし第8図に示すものが採用できろ。ただし、
膜状圧電体13と荷重体14との組め合わせにおいて、
荷jR体14の底面の平面形状と膜状圧電体I3の平面
形状とは必4″シも同一形状である必要はなく、例えば
膜状圧電体I3の平面形状が正方形で、荷重体I4の底
面の平面形状が円形の組み合わせであ−)でもよく、後
述するように感知軸Gを同じくすればかまイー)ない。
にた、同時に荷重体14は、感知軸Gを通り、底面に垂
直な無数の平面で断面した時にすべての断面について感
知軸Gを対称軸とする線対称である必要がある。この線
対称の条件を満た4゛ものとU2ては、第9図ないし第
15図に示すものがある。
直な無数の平面で断面した時にすべての断面について感
知軸Gを対称軸とする線対称である必要がある。この線
対称の条件を満た4゛ものとU2ては、第9図ないし第
15図に示すものがある。
2
第9図に示したものは板状であり、第10図のものは柱
状、第11図は錐状、第12図のものは球を平面で切り
取ったもの、第13図のものは楕円体を平面で切り取っ
たもの、第14図のものは柱状の内部に空間を形成した
もの、第15図のものは柱体と板体とを組み合イつせた
ものである。これらの図において、符号Sは底面を示し
、Gは感知軸と一致する対称軸である。この線対称の条
件を満たず荷重体14の重心は感知軸G上に位置するこ
七になる。
状、第11図は錐状、第12図のものは球を平面で切り
取ったもの、第13図のものは楕円体を平面で切り取っ
たもの、第14図のものは柱状の内部に空間を形成した
もの、第15図のものは柱体と板体とを組み合イつせた
ものである。これらの図において、符号Sは底面を示し
、Gは感知軸と一致する対称軸である。この線対称の条
件を満たず荷重体14の重心は感知軸G上に位置するこ
七になる。
また、荷重体I4は、その全体が同質の飼料からなるも
のの他に、異なる月別からなる複合相で形成することも
できるが、この場合には、それぞれの月別が強固に固着
し、全体として剛体とみなしうるちのであることが必要
であり、それぞれが加速度を受(Jて別の変位を起こす
ものであってはならない。
のの他に、異なる月別からなる複合相で形成することも
できるが、この場合には、それぞれの月別が強固に固着
し、全体として剛体とみなしうるちのであることが必要
であり、それぞれが加速度を受(Jて別の変位を起こす
ものであってはならない。
そして、このような条件、すなわち対称性を有する荷重
体14はその対称軸を膜状圧電体13の対称中心に一致
させて、言い換えれば感知軸G上に膜状圧電体13の対
称中心と荷重体14の対称軸とを一致させて配置され、
固着されている。
体14はその対称軸を膜状圧電体13の対称中心に一致
させて、言い換えれば感知軸G上に膜状圧電体13の対
称中心と荷重体14の対称軸とを一致させて配置され、
固着されている。
次に萌記加速度センザの作用について説明する。
前記構成のセンサは台座11を基板10を介して被測定
物に取りイ=f C1で用いられ、その感知軸G方向に
加速度が作用すると、荷重体14が膜状圧電体13に加
速度に応じた荷重を負荷し、この負荷に応した歪の発生
に基づいて膜状圧電体13の表面側の電極と裏面側の電
極に電位差を生じる。
物に取りイ=f C1で用いられ、その感知軸G方向に
加速度が作用すると、荷重体14が膜状圧電体13に加
速度に応じた荷重を負荷し、この負荷に応した歪の発生
に基づいて膜状圧電体13の表面側の電極と裏面側の電
極に電位差を生じる。
ここで、膜状圧電体I3は、加速度検知部Aにあり、」
−に荷重体14を有しているので、加速度に応じた電位
差が得られるが、補償用圧電体15には荷重が乗ってい
ないので、加速度を与えても電位差を生じろことはない
。従って加速度に応じた電位差を測定することにより加
速度の大きさを測定することができる。
−に荷重体14を有しているので、加速度に応じた電位
差が得られるが、補償用圧電体15には荷重が乗ってい
ないので、加速度を与えても電位差を生じろことはない
。従って加速度に応じた電位差を測定することにより加
速度の大きさを測定することができる。
しかし、加速度センサの設置環境において、加速度を勾
えなくとも、急激な温度変化を与えると、焦電効果によ
って膜状圧電体13と補償用圧電体15の双方に出力を
生じる。
えなくとも、急激な温度変化を与えると、焦電効果によ
って膜状圧電体13と補償用圧電体15の双方に出力を
生じる。
この上うな焦電効果が生じた際のインピーダンス変換後
の各圧電体■3からの出力(VA)と圧電体15からの
出力(VB)は、膜状圧電体I3の圧電定数をdA 、
厚さをtA、回路の利得を7八とし、補償用圧電体I5
の圧電定数をdn、厚さをtB、回路の利得を9Bとす
ると、それぞれ、VA =に−dA−tΔ−9A
(K 定数)V B=に−dB−tB−gB で表される。従って、 0.959 Bd B t B≦gAdAtA≦1..
05gBdBtBなる関係が成立していれば、焦電効果
による出力は、従来より95%以」二減少することにな
る。
の各圧電体■3からの出力(VA)と圧電体15からの
出力(VB)は、膜状圧電体I3の圧電定数をdA 、
厚さをtA、回路の利得を7八とし、補償用圧電体I5
の圧電定数をdn、厚さをtB、回路の利得を9Bとす
ると、それぞれ、VA =に−dA−tΔ−9A
(K 定数)V B=に−dB−tB−gB で表される。従って、 0.959 Bd B t B≦gAdAtA≦1..
05gBdBtBなる関係が成立していれば、焦電効果
による出力は、従来より95%以」二減少することにな
る。
ただし、以トの説明は、圧電体] 3.15が同様の温
度変化を受けた場合に適用できることであるので、圧電
体13.15は同一空間内(同一パッケージ内など)に
、しかも、近接させた距離(好ましくは5mm以内)に
設置することが望ましい。従って例えば、同一圧電体の
電極を2分割し、片方に荷重体を載せ、他方に荷重体を
載せないで補償用圧電体として構成することも可能であ
る。
度変化を受けた場合に適用できることであるので、圧電
体13.15は同一空間内(同一パッケージ内など)に
、しかも、近接させた距離(好ましくは5mm以内)に
設置することが望ましい。従って例えば、同一圧電体の
電極を2分割し、片方に荷重体を載せ、他方に荷重体を
載せないで補償用圧電体として構成することも可能であ
る。
5
一方、焦電効果と加速度が両方作用した場合の前記構成
のセンサ全体の出力(Vout)il、l、検知部への
出力をVΔ′とすると、 Vout=VA −VB v7t、 =Vg +V、A (Vg;加速度による圧電体I3の出力)(VA :焦
電効果による圧電体13の出力)で表される。
のセンサ全体の出力(Vout)il、l、検知部への
出力をVΔ′とすると、 Vout=VA −VB v7t、 =Vg +V、A (Vg;加速度による圧電体I3の出力)(VA :焦
電効果による圧電体13の出力)で表される。
従って、従来に比べ、焦電出力は、
(VA −V B)/VA I X I 00 ≦5
(%)までに減少する。
(%)までに減少する。
また、第2図に示す電気回路からの出力(V out)
は差動型なので、それぞれのインピーダンス変換部のオ
フセットも打ち消し合うので、見掛()」二オフセット
電圧を減少させることができる利点がある。
は差動型なので、それぞれのインピーダンス変換部のオ
フセットも打ち消し合うので、見掛()」二オフセット
電圧を減少させることができる利点がある。
一方、以上の構成のセンサにあっては、台座11と膜状
圧電体13と荷重体14とを単に積層したものであり、
圧電体13に形成する電極層も一般の成膜プロセスなど
を適用できるので、構造が6 簡単で製造が容易となり、小型化も可能となる。
圧電体13と荷重体14とを単に積層したものであり、
圧電体13に形成する電極層も一般の成膜プロセスなど
を適用できるので、構造が6 簡単で製造が容易となり、小型化も可能となる。
また、膜状圧電体13の平面形状が感知軸Gを対称中心
とする点対称であり、荷重体I4の底面の平面形状が感
知軸Gを対称中心とする点対称であり、同時に荷重体1
4の立体形状が感知軸Gを通る平面においてずべて感知
軸Gを対称軸とする線対称であるので、クロストークが
微かである。
とする点対称であり、荷重体I4の底面の平面形状が感
知軸Gを対称中心とする点対称であり、同時に荷重体1
4の立体形状が感知軸Gを通る平面においてずべて感知
軸Gを対称軸とする線対称であるので、クロストークが
微かである。
一般に、センサにその感知軸方向以外の方向の加速度が
加わった場合、ベク)・生分解の法則によって感知軸に
直交する少なくとも二つ方向の成分と感知軸方向の成分
とに分けられる。この感知軸に直交する方向の成分は、
荷重体14の重心に作用し、重心を中心とする曲げモー
メントが荷重体14に働くことになる。このため、膜状
圧電体13の−・部には圧縮力が作用し、残部には引張
力が作用することになる。膜状圧電体13には、圧縮力
と引張力とで反対符号の電荷を生じ、膜状圧電体13の
電極から生じる電位に差異を生じるが、前記反対符号の
電荷量が等し1:lれば、発生する電位(J変動しない
。
加わった場合、ベク)・生分解の法則によって感知軸に
直交する少なくとも二つ方向の成分と感知軸方向の成分
とに分けられる。この感知軸に直交する方向の成分は、
荷重体14の重心に作用し、重心を中心とする曲げモー
メントが荷重体14に働くことになる。このため、膜状
圧電体13の−・部には圧縮力が作用し、残部には引張
力が作用することになる。膜状圧電体13には、圧縮力
と引張力とで反対符号の電荷を生じ、膜状圧電体13の
電極から生じる電位に差異を生じるが、前記反対符号の
電荷量が等し1:lれば、発生する電位(J変動しない
。
したがって、膜状圧電体13に互いに大きさが等しい圧
縮力と引張力とが作用ずれば、膜状圧電体I3からの出
力変動はゼロになり、感知軸方向以外の方向の加速度を
検出しなくなる。
縮力と引張力とが作用ずれば、膜状圧電体I3からの出
力変動はゼロになり、感知軸方向以外の方向の加速度を
検出しなくなる。
この発明では、膜状圧電体I3および荷重体I4のそれ
ぞれの形状に、上述のような対称性を持たせていること
から、感知軸G方向以外の加速度が加わっても膜状圧電
体I3には等しい大きさの圧縮力と引張力とが作用する
ことになって、膜状圧電体13からの出力変動がなく、
クロストークが極めて小さいものとなる。このようにク
ロストークを少なくするには、分割電極を感知軸Gを対
称の中心とする点対称配置することが好ましい。
ぞれの形状に、上述のような対称性を持たせていること
から、感知軸G方向以外の加速度が加わっても膜状圧電
体I3には等しい大きさの圧縮力と引張力とが作用する
ことになって、膜状圧電体13からの出力変動がなく、
クロストークが極めて小さいものとなる。このようにク
ロストークを少なくするには、分割電極を感知軸Gを対
称の中心とする点対称配置することが好ましい。
また、このセンサは、その測定可能周波数の上限が高く
、測定可能周波数帯域が広いものとなる。
、測定可能周波数帯域が広いものとなる。
この種のセンサの測定可能周波数の上限はセンサの共振
周波数によって定まる。この発明でのセンサの共振周波
数は、その構造から台座IIと荷重体14との間に存在
するもの、ずなわち膜状圧電体I3、接着層、電極層の
弾性率を荷重体14の質量で除した値に比例するため、
従来の振動模型のセンサの共振周波数に比べて2桁以上
高くなり、キロヘルツオーダーとなる。ただし、接着層
の弾性率が低くなると共振周波数が低下するので、留意
すべきである。
周波数によって定まる。この発明でのセンサの共振周波
数は、その構造から台座IIと荷重体14との間に存在
するもの、ずなわち膜状圧電体I3、接着層、電極層の
弾性率を荷重体14の質量で除した値に比例するため、
従来の振動模型のセンサの共振周波数に比べて2桁以上
高くなり、キロヘルツオーダーとなる。ただし、接着層
の弾性率が低くなると共振周波数が低下するので、留意
すべきである。
このため、膜状圧電体■3と台座11および荷重体14
との固着に接着剤を用いるものでは、接着剤層の弾性率
をEA、厚さをtAとし、膜状圧電体13の弾性率をE
p1厚さをtpとしたとき、次の式で表される関係を高
定する必要がある。
との固着に接着剤を用いるものでは、接着剤層の弾性率
をEA、厚さをtAとし、膜状圧電体13の弾性率をE
p1厚さをtpとしたとき、次の式で表される関係を高
定する必要がある。
(EA/lΔ) /(Ep/l p)≧0.1この式の
意味するところは、加速度によって荷重体I4に生じた
力が接着層によって吸収緩和されることなく膜状圧電体
13に伝わるための条件であり、上式の値が01未満と
なると接着層による吸収緩和が無視できなくなり、上述
のよ・うに共振周波数が低下し、測定可能周波数帯域を
狭めることなる。
意味するところは、加速度によって荷重体I4に生じた
力が接着層によって吸収緩和されることなく膜状圧電体
13に伝わるための条件であり、上式の値が01未満と
なると接着層による吸収緩和が無視できなくなり、上述
のよ・うに共振周波数が低下し、測定可能周波数帯域を
狭めることなる。
なお、上式における接着層の厚さは、台座IIと荷重体
I4との間の存在するすべての接着層の9 厚さの合計を言う。また、接着剤の種類が異なり、弾性
率も異なる場合には、それぞれの接着層での弾性率と厚
ざの比を求め、これを合計して上式に代入ずればよい。
I4との間の存在するすべての接着層の9 厚さの合計を言う。また、接着剤の種類が異なり、弾性
率も異なる場合には、それぞれの接着層での弾性率と厚
ざの比を求め、これを合計して上式に代入ずればよい。
したがって、接着剤としてはエポキン系、フェノール系
、ノアノアクリレート系などの硬化型で、弾性率の高い
ものを選択すべきであり、ゴム系などの粘着型は不適切
である。また、導電性接着剤を用いることもできる。
、ノアノアクリレート系などの硬化型で、弾性率の高い
ものを選択すべきであり、ゴム系などの粘着型は不適切
である。また、導電性接着剤を用いることもできる。
なお、前記実施例においては、膜状圧電体13として単
層のものを用いたが、膜状圧電体13は多層構造のもの
でも差し支えない。また、第16図に示すように、極性
の異なる膜状圧電体3031を中間電極32を介して積
層し、積層された膜状圧電体30.31の上下両面に端
部電極33ヲ形成してなるバイモルフエレメント35を
形成して、膜状圧電体13の代わりにこのバイモルフエ
レメント35を用いてム良い。
層のものを用いたが、膜状圧電体13は多層構造のもの
でも差し支えない。また、第16図に示すように、極性
の異なる膜状圧電体3031を中間電極32を介して積
層し、積層された膜状圧電体30.31の上下両面に端
部電極33ヲ形成してなるバイモルフエレメント35を
形成して、膜状圧電体13の代わりにこのバイモルフエ
レメント35を用いてム良い。
「実施例」
第1図に示す構成の加速度センサにおいて、膜0
状圧電体の圧電フィルムとして、厚さ110μm1縦5
mm、 横5 mmのP V D P圧電フィルムを
用いた。
mm、 横5 mmのP V D P圧電フィルムを
用いた。
この圧電フィルムの」三下両面に(J、Cu/Ni電極
が形成されている。また、台座として、FRP製の厚さ
]、5mm、縦5 mm、横5mmのものを用いるとと
もに、荷重体として、F RP製の荷重体(前記台座と
同一寸法)と真ちゅう製の厚さ4mm、縦5mm、横5
mmのものを用いた。
が形成されている。また、台座として、FRP製の厚さ
]、5mm、縦5 mm、横5mmのものを用いるとと
もに、荷重体として、F RP製の荷重体(前記台座と
同一寸法)と真ちゅう製の厚さ4mm、縦5mm、横5
mmのものを用いた。
一方、補償用圧電体として、厚さ110メzm。
縦2mm、横2 mm(7) P V D F圧電フィ
ルムを用いた。
ルムを用いた。
この圧電フィルムの上下両面には、Cu/Ni電極が形
成されている。また、出力用1”ETの電源電圧を9V
に設定し、検知部と補償用圧電体との距離を1mmとし
た。
成されている。また、出力用1”ETの電源電圧を9V
に設定し、検知部と補償用圧電体との距離を1mmとし
た。
前記膜状圧電体と補償用圧電体の電極から引き出した出
力線を第2図に示すような電気回路に接続してなる加速
度センサを構成し、後述する試験に供した。なお、この
加速度センサにおいては、dΔLΔ9p、=0.98d
stB@Bなる関係が得られている。
力線を第2図に示すような電気回路に接続してなる加速
度センサを構成し、後述する試験に供した。なお、この
加速度センサにおいては、dΔLΔ9p、=0.98d
stB@Bなる関係が得られている。
[比較例11
膜状圧電体と台座と荷重体について前記実施例1に使用
したものと同等のものを使用し、膜状圧電体を第17図
に示す回路に接続して構成した加速度センサを構成し、
後述する試験に供した。第17図に示す電気回路は、実
施例1の加速度センサの構成において、補償用圧電体と
補償用圧電体のインピーダンス変換回路とを省略した構
成のものである。なお、この加速度センサにおいては、
dΔtA’iA= I 、20dstBgBなる関係が
得られている。
したものと同等のものを使用し、膜状圧電体を第17図
に示す回路に接続して構成した加速度センサを構成し、
後述する試験に供した。第17図に示す電気回路は、実
施例1の加速度センサの構成において、補償用圧電体と
補償用圧電体のインピーダンス変換回路とを省略した構
成のものである。なお、この加速度センサにおいては、
dΔtA’iA= I 、20dstBgBなる関係が
得られている。
[比較例2」
膜状圧電体として、厚さ55μm、縦5 mm、横5m
mのPVDF圧電フィルムを2枚積層したバイモルフエ
レメントを使用し、その他の構成は比較例1と同等のセ
ンサを構成し、試験に供した。
mのPVDF圧電フィルムを2枚積層したバイモルフエ
レメントを使用し、その他の構成は比較例1と同等のセ
ンサを構成し、試験に供した。
以上の実施例および比較例1.2の各加速度センサにつ
いて、加振周波数80 T−1z、加速度IGの正弦波
連続加振試験を行い、試験雰囲気温度を以下の第1表の
よ・うに変化させた場合の出力について、室温での出力
を1とした場合の相対値を測定した。なお、第1表に示
す試験温度は、20°C(室温)から1分間加熱して7
0℃まで温度上昇させた後、70℃で1分間保持し、そ
の後室温で徐冷した場合の時間毎の温度を示している。
いて、加振周波数80 T−1z、加速度IGの正弦波
連続加振試験を行い、試験雰囲気温度を以下の第1表の
よ・うに変化させた場合の出力について、室温での出力
を1とした場合の相対値を測定した。なお、第1表に示
す試験温度は、20°C(室温)から1分間加熱して7
0℃まで温度上昇させた後、70℃で1分間保持し、そ
の後室温で徐冷した場合の時間毎の温度を示している。
第 1 表
第1表に示す結果から、急激な温度変化を受けた場合、
本発明の加速度センサは比較例1.2の加速度センサよ
りも出力の誤差が少ないことが明3 らかになり、焦電効果によるノイズ出力を大幅に低減で
きろことが明らかになった。
本発明の加速度センサは比較例1.2の加速度センサよ
りも出力の誤差が少ないことが明3 らかになり、焦電効果によるノイズ出力を大幅に低減で
きろことが明らかになった。
「発明の効果」
以上説明したように請求項1に記載した発明は、加速度
を検出する膜状圧電体の他に補償用圧電体を検出部近傍
に備え、両者の出力をインピーダンス変換(〜で出力差
をセンサ出力とすることより加速度を検出できるように
したので、環境温度の急激な変化が生じても、焦電効果
によるノイズ出力を大幅に少なくすることができ、加速
度の測定精度を向」二させることができる。
を検出する膜状圧電体の他に補償用圧電体を検出部近傍
に備え、両者の出力をインピーダンス変換(〜で出力差
をセンサ出力とすることより加速度を検出できるように
したので、環境温度の急激な変化が生じても、焦電効果
によるノイズ出力を大幅に少なくすることができ、加速
度の測定精度を向」二させることができる。
また、この発明のセンサは台座と膜状圧電体と荷重体を
積層して固着したものであるので、構造が簡単で小型化
も容易にてきる。更に、クロストークが極めて少なく、
測定1丁能周波数帯域が広く、測定用途に合致した設計
が容易で設計の自由度が大きいなどの効果がある。
積層して固着したものであるので、構造が簡単で小型化
も容易にてきる。更に、クロストークが極めて少なく、
測定1丁能周波数帯域が広く、測定用途に合致した設計
が容易で設計の自由度が大きいなどの効果がある。
第1図と第2図は本発明の一実施例を示すもので、第1
図は斜視図、第2図は回路図、第3図な4 いし第8図はそれぞれ膜状圧電体の平面形状の変形例を
示す図、第9図ないし第15図はそれぞれ荷重体の断面
形状の変形例を示す図、第16図はバイモルフエレメン
トを示す断面図、第17図は比較例1の加速度センサの
電気回路を示す図、第18図は従来の加速度センサを示
す断面図である。
図は斜視図、第2図は回路図、第3図な4 いし第8図はそれぞれ膜状圧電体の平面形状の変形例を
示す図、第9図ないし第15図はそれぞれ荷重体の断面
形状の変形例を示す図、第16図はバイモルフエレメン
トを示す断面図、第17図は比較例1の加速度センサの
電気回路を示す図、第18図は従来の加速度センサを示
す断面図である。
Claims (2)
- (1)被測定物に剛に取り付けられる台座と、この台座
の測定面に固着され電極を備えた膜状圧電体と、前記膜
状圧電体上に固着され慣性質量部として作用する剛体か
らなる荷重体とを有する検知部を備え、前記検知部の側
方に検知部に近接させて前記膜状圧電体と同一材料製で
同一厚さの膜状圧電体からなる補償用圧電体を設け、前
記膜状圧電体の出力と補償用圧電体の出力をそれぞれイ
ンピーダンス変換して両者の出力差をセンサ出力とする
インピーダンス変換回路を備えてなることを特徴とする
圧電型加速度センサ。 - (2)検知部の膜状圧電体電気出力用のインピーダンス
変換回路と、補償用圧電体電気出力用のインピーダンス
変換回路とを具備し、検知部用インピーダンス変換回路
の利得をg_A、補償用圧電体用インピーダンス変換回
路の利得をg_B、検知部の膜状圧電体の圧電定数をd
_A、厚さをt_A、補償用圧電体の圧電定数をd_B
、厚さをt_Bとした場合、0.95g_Bd_Bt_
B≦g_Ad_At_A≦1.05_gBd_Bt_B
なる関係を有することを特徴とする請求項1記載の圧電
型加速度センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5835290A JPH03259749A (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | 圧電型加速度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5835290A JPH03259749A (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | 圧電型加速度センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03259749A true JPH03259749A (ja) | 1991-11-19 |
Family
ID=13081930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5835290A Pending JPH03259749A (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | 圧電型加速度センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03259749A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015026700A (ja) * | 2013-07-25 | 2015-02-05 | 株式会社クリエイティブ テクノロジー | センサ一体型吸着チャック及び処理装置 |
-
1990
- 1990-03-09 JP JP5835290A patent/JPH03259749A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015026700A (ja) * | 2013-07-25 | 2015-02-05 | 株式会社クリエイティブ テクノロジー | センサ一体型吸着チャック及び処理装置 |
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