JPH0320672A - 圧電型加速度センサ - Google Patents

圧電型加速度センサ

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JPH0320672A
JPH0320672A JP15602089A JP15602089A JPH0320672A JP H0320672 A JPH0320672 A JP H0320672A JP 15602089 A JP15602089 A JP 15602089A JP 15602089 A JP15602089 A JP 15602089A JP H0320672 A JPH0320672 A JP H0320672A
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JP
Japan
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piezoelectric
film
divided
sensing axis
electrodes
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Application number
JP15602089A
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English (en)
Inventor
Takayuki Imai
隆之 今井
Shiro Nakayama
中山 四郎
Satoshi Kunimura
國村 智
Katsuhiko Takahashi
克彦 高橋
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は模状圧電体を用いた圧電型加速度センサに係
り、特に大型にすることなく電気出力を向上させたもの
に関する。
〔従来の技術〕
従来の圧電型加速度センサ(以下、センサと略記する。
)の一例として、第22図に示すものが知られている。
このセンサは特開昭56−10258号公報に開示され
たもので、圧電性ボリマーなどの圧電材料からなる円板
状の振動膜1をその周縁部で環状の枠体2Jこ固定し、
振動膜Iの中心の両面に慣性質量として機能する荷重体
3を設け、枠体2を台座4に固定したものである。
そして、このセンサでは、振動膜lの膜面に直交し、荷
重体3の中心を通る軸が加速度の感知軸Gとなっている
このようなセンサでは、その台座4を披測定物に取り付
けることにより、被測定物の感知軸G方向の加速度変化
を検知することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このセンサにあっては、感知軸G方向に
直交ケる方向の加速度が加わった際にも、荷重体3がそ
の方向に変位し、振動膜lに歪が生じて電気的出力が生
じてしまう欠点があった。
また、構造が複雑で、製造が面倒である不都合もあり、
測定可能な周波数帯域が狭く、その変更も困難である欠
点もあった。
このような従来のセンサの欠点を解消するため、本発明
者等は、被測定物に剛に取り付けられる台座と、この台
座の感知軸に垂直な測定面に固着された膜状圧電体と、
この膜状圧電体上に固着され、慣性質量部として作用す
る剛体からなる荷重体から構成され、膜状圧電体の平面
形状が、前記測定面に平行な面において感知軸を対称の
中心とする点対称であり、荷重体は、それの膜状圧電体
に接する面の平面形状が感知軸を対称の中心とする点対
称であり、かつ感知軸を通り、測定面に垂直な無数の平
面で断面した時、すべての断面について感知軸を対称軸
とする線対称としたことを特@ノ・するセンサを案出し
、先に特許出願している。
かかるセンサは、構造が極めて簡単であり、感知軸方向
に直交する方向の加速度が加わった時のノイズ出力が極
めて小さく、しかも測定可能な周波数帯域が広いなどの
利点を有している。
しかしながら、この新しいタイプのセンザにおいても以
下のような不都合の解決が必要であった。
前記構造のセンサの電気出力は、感知部にかかる圧力に
比例するので、電気出力を壜大させるためには、荷重体
を大きくする必要がある。ところが、前記荷重体を大き
くすることは、センサの大型化につながるので好ましく
ない.,また、荷重体を大きくすると、荷重体の高さが
高くなるので、横方向(感知軸に直角な方向)の加速度
をも検知してしまう不具合を生じる問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
請求項lに記載の発明は前記課題を解決するために、被
測定物に剛に取り付けられる台座と、この台座の感知軸
に垂直な測定面に固着された膜状圧電体と、この膜状圧
電体の両面に形威された電極と、前記膜状圧電体上に固
着され、慣性質量部として作用する剛体からなる荷重体
を有し、膜状圧電体の平面形状が、前記測定面に平行な
面において感知軸を対称の中心とする点対称であり、荷
重体は、それの膜状圧電体に接する面の平面形伏が感知
軸を対称の中心とする点対称であり、かつ感知軸を通り
、前記測定面に垂直な無数の平面で断面した時、すべて
の断面について感知軸を対称軸とする線対称である一方
、膜状圧電体の両面の電極を各々複数の分割電極に分割
し、各分割電極を電気的に直列接続してなるものである
請求項2に記載の発明は前記課題を解決するために、請
求項l記載の圧電型加速度センサにおいて、膜状圧電体
が台座および荷重体に接着剤により固着され、その接着
層の厚さをt A s弾性率をEAとし、膜状圧電体の
厚さをt p,弾性率をEpとして、(FA /L A
 ) / (Ep/t p)≧O Iなる関係を満足さ
せたものである。
以下、この発明を詳しく説明する。
第1図ないし第4図は、この発明のセンサの−・例を示
すもので、図中符号1lは直方体状の台I・yである。
この台座11はセンサの基体をなし、被測定物に剛に取
り付けられるもので、十分な剛性を有する材料、例えば
、鋼、黄銅、アルミニウムなどから作られている。また
、台座tiをなす材料の弾性率は後述の膜状圧電体のそ
れ以上とされ、.台座11の厚さは膜状圧電体の数倍で
あることが望ましい。この例の台座l1は直方体状に形
成されているが、台座11の形状はこれに限られるもの
ではなく、板状、円柱状などの形状でもよい。
この台座l1の一つの表面は、平坦かつ平滑な測定面l
2となっている。この測定面l2は、このセンサの加速
度の感知軸Gに対して正確に垂直とされた垂直面である
必要がある。
この台座l!の測定面l2上には接着層12aを介して
膜状圧電体l3が台座11に対して一体に強固に固着さ
れている。
膜状圧電体l3は、圧電性を有する材料からなる厚ざl
O〜100μ鴎のフィルム状のものであって、その厚さ
が十分に均一でかつ全体が十分に均質なものが用いられ
る。圧電性を有する材料としては、ボリフッ化ビニリデ
ン、ポリ塩化ビニリデン、ボリフッ化ビニル、ポリ塩化
ビニル、ナイロンitやポリメタフェニレンイソフタラ
ミドなどのナイロン、テトラフ口口エチレン、トリフロ
ロエチレン、フッ化ビニルなどとフッ化ビニリデンとの
共重合体、酢酸ビニル、ブロピオン酸ビニル、安息香酸
ビニルなどとシアン化ビニリデンとの共重合体、ボリフ
ッ化ビニリデンとボリカーボネイトとのブレンドボリマ
ー、ボリフッ化ビニリデンとボリフッ化ビニルとのブレ
ンドボリマー等のボリマー系のほかに、チタン酸金属塩
、チタン酸ノルコン酸金属塩等、の圧電材料の粉末をボ
リマーに添加、分散したものなどが用いられる。
この膜状圧電体l3の上面(表面)には、電気出力取出
用のアルミニウム箔などからなる電極層l3aが設けら
れるとともに、膜状圧電体l3の底面(裏面)にも同様
の電極層13bが設けられている。そして、この膜状圧
電体13と台座l!との固着は、エボキシ系接着剤など
の硬化型の接着剤を用いて行われる。
前記電極層13aと電極層13bはこの例では正方形状
の4つの分割電極から構成されている。電極層13aは
、電極層13aを表面側から見た第3図(a)に示すよ
うに、分割電極A,B,C,Dの4つに分割され、電極
層13bは、電極層13bを裏面側から見た第3図(b
)に示すように、分割電極A゜B’,C’.D’の4つ
に分割されている。なお、電極層13a.13bにおい
ては、第4図に示すように、分割電極Aの下方に分割電
極A゜が、分割電極Bの下方に分割電極B゛が、分割電
極Cの下方に分割電極層C“が、分割電極Dの下方に分
割電極層D′がそれぞれ設けられ、各分割電極はそれぞ
れ電気的に直列に接続されている。
前記各分割電極を直列接続するには、例えば、分割電極
Aと分割電極B゜を結線し、分割電極Bと分割電極C゜
を結線し、分割電極Cと分割電極D゛を結線すれば良く
、電気信号の出力線は分割電極A゛と分割電極Dに接続
すれば良い。この直列接続時の接続順序は前記の順序に
限らず、他の順序でも良い。更に、各分割電極を結線す
るには、膜状圧電体l3の側面に真空蒸着などの成膜法
で導電膜を形成するなどの手段を行えば良い。
なお、前記の例では4つの分割電極をいずれも直列接続
したが、分割電極のうち2つあるいは3つを直列接続し
ても良い。
また、各分割電極を構戊する材料と形状、および形戚手
段は特に制限されない。更に、電極層l3a,13bの
分割数はいくつであっても良いし、各分割電極の形状と
面積は同一である必要もない。
一方、前記膜状圧電体13にあっては、その平面形状が
クロストークを低減する上で重要である。
この発明におけるクロストークとは、センナの感知軸G
方向の加速度を受けた時の出力P1と、感知軸Gに直交
する方向の加速度を受けた時の出力P,との比p t 
/ p 1で表されるものである。
まず、膜状圧電体l3の平面形状か、測定面12に平行
な而において感知軸Gを対称の中心とする点対称でなけ
ればならない。第l図と第4図に示す例では長方形とな
っているが、これ以外に」二記条件を満たす平面形状と
しては、例えば第5図ないし第lO図に示すようなもの
がある。第5図は平行四辺形、第6図は円形、第7図は
楕円、第8図は正六角形、第9図は八角形、第lO図は
円環形である。これらの図において符号Gはいずれも感
知軸Gを示す。これらの平面形状はすべて感知軸Gを対
称の中心とする点対称となっている。
勿論、これら以外の平面形状でも上記条件を満たせば採
用可能である。
このような膜状圧電体l3の上には、慣性質量部として
機能する剛体からなる荷重体l4が接着層14aを介し
て一体に固着されている。この荷重体l4は加速度を受
けて変位し膜状圧電体l3ζこ歪みまたは応力を生ぜし
めるもので、そのM量けセンサの単位加速度当たりの電
気的出力に関係tるため、特に限定されることはないが
、模状圧電体l3にクリープを生じせしめない範囲とさ
れる。荷重体l4と膜状圧電体l3の固着は、台座1l
と膜状圧電体13の固着と同様である。
また、この荷重体i4については、その立体形状がクロ
ストークを低減するうえで重要である。
まず、荷重体l4の膜状圧電体l3と接する而(以下、
底面と言う。)は感知軸Gに対して正確に垂直であり、
かつ底面の平面形状が感知軸Gを対称の中心とする線対
称である必要がある。よって、この条件を満たす形状と
しては先の膜状圧電体l3の平面形状と同様に例えば第
5図ないし第lO図Iこ示すものが採用できる。ただし
、膜状圧電体l3と荷重体14との組み合わせにおいて
、荷重体14の底面の平面形状と膜状圧電体l3の平面
形状とは必ずしも同一形状である必要はなく、例えば膜
状圧電体l3の平面形状が正方形で、荷重体l4の底面
の平面形状が円形の組み合わせであってもよく、後述す
るように感知軸Gを同じくすればかまわない。
また、同時に荷重体!4は、感知I!IIGを通り、底
面に垂直な無数の平面で断面した時にすべての断面につ
いて感知軸Gを対称軸とする線対称である必要がある。
この線対称の条件を満たすものとしては、第11図ない
し第17図に示すものがある。第11図に示したものは
板状であり、第12図のものは柱状、第13図は錐状、
第14図のものは球を平面で切り取ったもの、第15図
のものは楕円体を平面で切り取ったもの、第16図のも
のは柱状の内部に空間を形成したもの、第17図のもの
は柱体と板体とを組み合わせたものである。
これらの図において、符号Sは底面を示し、Gは感知軸
と一致する対称軸である。この線対称の条件を満たす荷
重体14の重心は感知軸G上に位置することになる。
また、荷重体l4は、その全体が同質の材料からなるも
のの他に、異なる材料からなる複合材で形或することも
できるが、この場合には、それぞれの材料が強固に固着
し、全体として剛体とみなしうるちのであることが必要
であり、それぞれが加速度を受けて別の変位を起こすも
のであってはならない。
そして、このような条件、すなわち対称性を有する荷重
体l4はその対称軸を膜状圧電体l3の対称中心に一致
させて、言い換えれば感知軸G上に膜状圧電体!3の対
称中心と荷重体!4の対称軸とを一致させて配置され、
固着されている。
このようなセンサはその台座11を被測定物に取り付け
て用いられ、その感知軸G方向に加速度が作用すると、
荷重体l4が膜状圧電体13に加速度に応じた荷重を負
荷し、この負荷に応じた歪の発生に基づいて膜状圧電体
l3の表面側と裏面側に電位差を生じる。この場合、膜
状圧電体l3の分割電極Aと分割電極A゛、分割?!極
Bと分割電極B゜、分割電極Cと分割電tic’、分割
電極Dと分割電極D゜のいずれにも電位差が生じ、これ
らが直列接続されているので、各電位差は4倍に増幅さ
れて出力される。従って電極Ml 3 aと電極層13
bを分割して各分割電極を直列接続することで、荷重体
14の質量を増加させることなく電気出力を増大させる
ことができる。
この構成のセンサjこあっては、台座1lと膜状圧電体
l3と荷重体l4とを単に積層したものであり、圧電体
13に形成する電極13a,13bも一般の成膜プロセ
スなどを適用できるので、構造が簡単で製造が容易とな
り、小型化も可能となる。
また、膜状圧電体l3の平面形状が感知軸Gを対称中心
とする点対称であり、荷重体l4の底面の平面形状が感
知軸Gを対称中心とする点対称であり、同時に荷重体1
4の立体形状が感知軸Gを通る平面においてすべて感知
袖Gを対称軸とする線対称であるので、クロストークが
微かである。
一般に、センサにその感知軸方向以外の方向の加速度が
加わった場合、ベクトル分解の法則によー)て感知軸に
直交する少なくとも二つ方向の成分と感知軸方向のrK
分とに分けられる。この感知軸に直交する方向の戒分は
、荷電体l4の重心に作用し、重心を中心とする曲げモ
ーメントが荷重体l4に働くことになる。このため、膜
状圧電体l3の一部には圧縮力が作用し、残部には引張
力が作用することになる。膜状圧電体l3には、圧縮力
と引張力とで反対符号の電荷を生じ、各分割電極から生
じる電位に差異を生じるが、前記反対符号の電荷量が等
しければ、各分割電極から発生する電位の合計値は変動
しない。したがって、膜状圧電体13に互いに大きさが
等しい圧縮力と引張力とが作用すれば、膜状圧電体+3
からの出力変動はゼロになり、感知軸方向以外の方向の
加速度を検出しなくなる。
この発明では、膜状圧電体l3および荷重体【4のそれ
ぞれの形状に、上述のような対称性を持たせていること
から、感知軸G方向以外の加速度が加わっても膜状圧電
体l3には等しい大きさの圧縮力と引張力とが作用する
ことになって、膜状圧電体13からの出力変動がなく、
クロストークが極めて小さいものとなる。このようにク
ロストークを少なくするには、分割電極を感知軸Gを対
称の中心とする点対称配置することが好ましい。
また、このセンサは、その測定可能周波数の上限が高く
、測定可能周波数帯域が広いものとなる。
この種のセンサの測定可能周波数の上限はセンナの共振
周波数によって定まる。この発明でのセンサの共振周波
数は、その構造から台座Ifと荷重体!4との間に存在
するもの、すなわち膜状圧電体13、接着層12a,1
4a,電極層13a,13bの弾性率を荷重体14の質
量で除した値に比例するため、従来の振動模型のセンザ
の共振周波数に比べて2桁以上高くなり、キロヘルツの
オーダーとなる。但し、接着剤層の弾性率が低くなると
共振周波数が低下するので、留意すべきである。
このため、膜状圧電体13と台座1lおよび荷重体l4
との固着に接着剤を用いるものでは、接着剤層の弾性率
をEA,厚さをtAとし、膜状圧電体13の弾性率をE
p1厚さをtpとしたとき、次の式で表される関係を満
足する必要がある。
(EA /L A ) /(Ep/t p)≧0.1こ
の式の意味するところは、加速度によって荷重体l4に
生じた力が接着層12a.14aによって吸収緩和され
ることなく膜状圧電体13に伝わるための条件であり、
上式の値が0.1未満となると接着層12a.l4aに
よる吸収緩和が無視できなくなり、上述のように共振周
波数が低下し、測定可能周波数帯域を狭めることなる。
なお、上式における接着層の厚さは、台座11と荷重体
▲4との間の存在するすべての接着層の厚さの合計を言
う。また、接着剤の1類が異なり、弾性率ら異なる場合
には、それぞれの接着層での弾性率と厚さの比を求め、
これを合計して上式に代入すればよい。
したがって、接着剤としてはエボキシ系、フェノール系
、シアノアクリレート系などの硬化型で、弾性率の高い
ものを選択すべきであり、ゴム系などの粘着型は不適切
である。また、導電性接着剤を用いることもできる。
また、このセンサにあっては、膜状圧電体l3の両面に
形成した電極層13a..l3bを複数に分割し、それ
ぞれを直列接続した構造を有しているために、検知出力
が大きくなる。すなわち、第2図と第3図に示すように
電極を分割し、直列接続を行えば、それぞれの分割電極
か同一の圧電特性を有していれば、出力取り出し電極間
に発生する電圧は、!枚の時に比べて4倍となる。
以下、具体例を示して作用効果を明確にする。
(比較例l) 厚さ5I11mのアルミニウム板を台座とし、このアル
ミニウム板に厚さ100μta,  1辺10+smの
正方形状の圧電シートをエポキシ系接着剤にて接着した
。圧電シートには、ボリフッ化ビニリデンフイルムを用
い、その表裏面にアルミニウム蒸着電極層を形成したも
のを用いた。さらにこの圧電シートの上に、底面がlO
ffiIl1の正方形状であって高さが12Illl1
質量10gの黄銅製の荷重体を圧電シートの対称軸と荷
重の対称軸が一致するようにエボキシ系接着剤で接着し
た。以上の構成の加速度センサを比較例lとする。
(比較例2) 前記比較例lの構造において、荷重体の高さと質量を2
倍とした加速度センサを比較例2とする。
(比較例3) 前記比較例lの構造において、荷重体の高さと質量を4
倍とした加速度センサを比較例3とする。
(実施例l) 前記比較例lと同等の構造を採用するとともに、圧電体
に形成したアルミニウム蒸着電極層を複数の分割電極に
分割形成したものを実施例1.2.3とする。
実施例lの分割電極は、第18図と第19図に示す分割
電[iE,Fと分割電極E“,F′のように−ヒf各2
分割した構戊とした。
実施例2の分割電極は、第3図(a)と第3図(b)に
示す各々正方形状の分割電極A ,B ,C ,Dと分
割電4fiA’,B’,C’.D’のように上下各4分
割した構成とした。
実施例3の分割電極は、第20図と第21図に示す各々
2等辺三角形状の分割電極1 ,J ,K,Lト分割電
極1 ’,J ’,K’,L’のように上下各4分割し
た構成とした。
また、各分割電極の接続状態と信号出力線の弓出位置は
、以下の第i表に示すように設定した。
第l表 各実施例および比較例の加速度センサについて、出力を
インピーダンス変換回路に接続して電圧として出力させ
た。そして、主感知軸方向にIGの加速度を加えた場合
のIGあたりのセンサ出力とクロストーク(主感知軸と
直交する方向でIGの加速度を加えた場合の出力と主感
知軸IG出力との比)を測定した。その結果を第2表に
示す。
(以下、余白) 第2表 第2表に示す結果から明らかなように、実施例1 ,2
 .3の加速度センサは、電極を分割していない加速度
センサに比較すると、荷重体の質量を大きくすることな
く、また、クロストークを悪化させることなく出力を2
倍あるいは4倍に向上させ得ることが判明した。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明のセンサは、台座と膜状圧
電体と電極と荷重体を固着してなるものであるので、構
造が簡単で小型化を計ることが容易にできる。更に、電
極を複数に分割し、各分割電極を直列接続しているので
、出力電圧を大きくすることができ、検出感度が向上す
る。また、クロストークが極めて少なく、測定可能周波
数帯域が広く、測定用途に合致した設計が容易で設計の
自由度が大きいなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの発明の一実施例を示すもので
、第1図は加速度センナの側面図、第2図は加速度セン
サの一郎を破断した斜視図、第3図(a)は膜状圧電体
の平面図、第3図(b)は膜状圧電体の底面図、第4図
(よ膜状圧電体の斜蜆図、節5図ないし第lO図はいず
れもこの発明で用いられる膜状圧電体の平面形状の例を
示す図、第11図ないし第l7図はいずれもこの発明で
用いられる荷重体の立体形状を示す断面図、第18図は
実施例2で用いた膜状圧電体の平面図、第l9図は実施
例2で用いlこ膜状圧電体の底面図、第20図は実施例
3で用いた膜状圧電体の平面図、第21図は実施例3で
用いた分割電極の底面図、第22図は従来の加速度セン
サの一構造例を示す概略構成図である。 第2図 11・・・台座、l2・・・測定而、12a・・・接着
層、13・・・膜状圧電体、13a,13b・・・電極
層、l4・・荷重体、l4a・・・接着層、G・・・感
知軸、A ,A’B,B’,C,C’,DSD’・・・
分割電極。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被測定物に剛に取り付けられる台座と、この台座
    の感知軸に垂直な測定面に固着された膜状圧電体と、こ
    の膜状圧電体の両面に形成された電極と、前記膜状圧電
    体上に固着され、慣性質量部として作用する剛体からな
    る荷重体を有し、膜状圧電体の平面形状が、前記測定面
    に平行な面において感知軸を対称の中心とする点対称で
    あり、 荷重体は、それの膜状圧電体に接する面の平面形状が感
    知軸を対称の中心とする点対称であり、かつ感知軸を通
    り、前記測定面に垂直な無数の平面で断面した時、すべ
    ての断面について感知軸を対称軸とする線対称である一
    方、 膜状圧電体の両面の電極が各々複数の分割電極に分割さ
    れ、各分割電極が電気的に直列接続されてなることを特
    徴とする圧電型加速度センサ。
  2. (2)請求項1記載の圧電型加速度センサにおいて、膜
    状圧電体が台座および荷重体に接着剤により固着され、
    その接着層の厚さをtA、弾性率をEAとし、膜状圧電
    体の厚さををtP、弾性率をEPとして、下式の関係を
    満足することを特徴とする圧電型加速度センサ。 (EA/tA)/(EP/tP)≧0.1
JP15602089A 1989-06-19 1989-06-19 圧電型加速度センサ Pending JPH0320672A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19509179A1 (de) * 1994-03-15 1995-09-28 Fujitsu Ltd Beschleunigungssensor, der ein piezoelektrisches Element verwendet

Cited By (3)

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