JPH04178925A

JPH04178925A - トラック交差信号生成手段

Info

Publication number: JPH04178925A
Application number: JP30783490A
Authority: JP
Inventors: Akihiro Gomi; 晃宏五味
Original assignee: Seiko Epson Corp
Current assignee: Seiko Epson Corp
Priority date: 1990-11-14
Filing date: 1990-11-14
Publication date: 1992-06-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は光ディスク装置のトラック間移動制御中に使用
する、トラック交差信号の生成方法に関する。

［従来の技術１光ディスク装置において、レーザ光の焦点をあるトラッ
クから所望のトラックに移動させるトラック間移動（以
下シークと略す）は、従来第２図に示すトラック間移動
制御回路で制御されていた。

すなわち、レーザ光源を含む光ヘッドｌか６トラツクを
レーザ光スポットが横切る際に発生する信号を速度検出
手段３が受は取り、この信号に基づいて速度信号を出力
し、同様に目標速度検出手段２も先ヘッド１からの出力
信号から通過した１へラック数を計数し、目標速度を出
力し、速度謬差信号検出手段４で速度誤差信号を作り、
この信号に応じて駆動アンプ５で駆動モークロを駆動し
、光ヘッドｌを目標の速度に制御していた。

［発明が解決しようとする課題１しかし、従来の制御方法では以下のような問題点があっ
た。ディスク上にはプリピットと呼ばれる、トラックア
ドレス、セクタアドレス、セクタ位置、基準クロックな
どを凹凸の形で、ディスク製造時にあらかじめ記録した
部分が存在する。プリピットをレーザの焦点が通過する
と光ヘッドから速度検出手段へ出力される信号が大きく
乱され、速度検出手段では正しく速度を検出することが
できない。

この様子を第３図で説明する。第３図は速度検出手段３
の中で、トラックエラー信号が波形整形される様子を示
している。速度検出手段３に入力されたトラックエラー
信号（ａ）は、トラックとレーザスポットとの相対速度
によって生ずる交差ｃ以下トラッククロスと略す）を表
わす周期の長い正弦波状の波形と、プリピットによって
生ずる周期の短い鋭いパルスとから成っている６速度検
出手段内でトラックエラー信号は波形整形されるが、こ
のときプリピットの影響がなく、トラッククロスによる
信号（以下トラッククロス信号と略す）だけが得られた
理想的な波形は同図（ｂ）に示した波形である。しかし
、実際には同図（Ｃ）に示す如く、プリピットによって
周期の短い余分なパルスが発生してしまう。速度検出手
段はパルスの周期からレーザスポットの移動速度を求め
るので、上記の余分なパルスのために誤った速度信号を
速度誤差検出手段に出力してしまう。そのため、駆動モ
ータは誤った誤差信号によって制御される。駆動信号が
乱れるために、シークの速度が正しく制御できなくなり
、制御が不安定になったり、瞬時にシークの方向が逆転
してしまい暴走するなどの問題が生じていた。

一方、別の問題点もプリピットによって発生する。目標
速度発生手段は、第３図（ｃ）の１周期を１トラツクク
ロスと認識して、シークすべき残りトラック数をトラッ
ククロスの数だけ減らして行き、残りトラック数に応じ
た目標速度を発生する。ところが（Ｃ）のようにプリピ
ットによって誤ったパルスが発生すると、トラッククロ
スの数を誤るので、正しい目標速度を発生することがで
きない、さらに、残りトラック数を正しく計数できない
ので、誤ったトラックな目標トラックと間違えてシーク
してしまい、正しいトラックヘシークをすることが不可
能となってしまう。

本発明は以上のようにプリピット部分をレーザ光焦点が
通過することで、検出速度・目は速度共に正確に求めら
れないために速度制御が乱れたり、誤って目（票トラッ
クでないトラ・ンクにシークしたりすることを防止する
ために、新しい１−ラックエラー信号の処理方法を提供
することを目的とする。

［課題を解決するための手段］本発明のトラック交差信号生成手段は、光ディスク装置
で、情報を記録再生ずるためのレーザ光の焦点を、情報
の検索、レーザ光焦点位置の初期化などの目的のために
、あるトラック上から別のトラック上に移動させるトラ
ック間移動制御中のトラック交差信号生成手段において
、現在に至るまでの生成されたトラック交差信号と入力
信号の位相差または時間差と、前記現在に至るまでの過
去の生成されたトラック交差信号の周期から、次の一周
期のトラック交差信号の周期を求め、この周期に基づい
て、入力信号の入力を許可する期間を生成・設定し、前
記期間に入力した入力信号をトラック交差信号と認識し
、生成トラック交差信号とすることを特徴とする。

［作　用］本発明は以上の手段を有するので、過去のトラッククロ
ス信号出力の周期と、現在までのトラッククロス信号出
力と入力信号の位相差によって、新しいトラッククロス
信号出力の周期を決定する。これは、過去のトラックク
ロス信号出力の周期から、次のトラッククロス信号周期
を決めることになり、入力信号周期の変化に対してロー
パスフィルタを通過した後のトラッククロス信号を生成
することに相当し、プリピット信号の混入によって生ず
る高い周波数の周期変動成分を取り除いたトラッククロ
ス信号を生成することができる。さらに、上記のように
して生成したトラッククロス信号周期に基づいて、入力
信号の入力を許可する期間を生成し、この期間内の入力
信号のみを正しいトラッククロス信号として出力し、期
間以外の入力信号は、誤った信号として出力を禁止する
。また、入力許可期間内に入力信号が無い場合には新た
に信号を生成し付加して出力する。以上により、入力許
可期間内には必ず生成トラッククロス信号を出力し、人
力許可期間以外ではトラッククロス信号を出力しないの
で、プリピット信号の影響がない正しい周期と正しい数
のトラッククロス信号を出力する。

〔実　施　例〕

本発明の実施例を図面を用いて説明する。第１図は本発
明のトラッククロス信号発生手段のブロック図である６
本実施例では入力信号として、トラックエラー信号を使
用している。

これ以外にも、光ヘッドの中の光検出器群に入射する光
量な光電変換し、それらのうちの１つあるいはいくつか
を加算して得られる、トラッククロスに対応して値が大
小変化する信号であれば、いずれも全く同様に使用する
ことができる。

トラックエラー信号は既に述べたように、シーク中は正
弦波状になり、波形整形回路７によってほぼ周期的なデ
ジタル信号になる６時間差検出手段８では、トラックク
ロス信号生成回路の出力として波形発生回路ＡＩ２で発
生したトラッククロス出力信号の立ち上がりエツジと波
形整形されたトラックエラー信号の立ち上がりエツジの
時間の差を、クロックパルス発生回路１３から発生する
クロックパルスの数として検出する。−例として、トラ
ッククロスの周期が４ｕＳ、で波形整形されたトラック
エラー信号がトラッククロス出力信号より位相にして９
０°　（すなわち時間にして１、　ｕ　Ｓ　）進んでお
り、クロックパルスの周ｊｍ　Ｆｌが２０Ｍ）Ｉｚだと
すると１時間差検出手段８のカウンタでは２０個のパル
スを計数する。この２０という数はデジタル乗算器９に
よって定数計数６０を乗しられ、デジタル加算器１０に
入力する。−方、ラッチ回路］５には、前回の立ち上が
りエツジにおける時間差検出手段８の結果が保存されて
いて、この結果はデジタル乗算器１６で定数係数を乗し
らね加算器に加えられる。またう・ンチ回路１７には、
前回のトラッククロック信号周期に相当するクロックパ
ルス数が保存されている。−例として、前回のトラック
クロス信号の一周期が３１ＪＳだとすると、６０が保存
されている。ラッチ回路１７の内容も加算器１０に加算
される。したがって、今回及び前回の立ち上がりエツジ
の時間差に相当するクロックパルス計数値をｅ。、ｅｌ
とし、今回のトラッククロス信号周期に相当するクロッ
クパルス計数値をｕｌとすると、加算器ＩＯは結果的にｂｏ　ｅｏ　＋ｂ＋　ｅ＋　＋ｕ＋　”　・　（１，）
式を値として出力する。カウンタ８では、トラッククロ
ス信号の立ち上がりエツジからの経過時間に相当するク
ロックパルス数を計数しており、この出力と加算器１０
の出力がデジタル比較器１１に入力され、両者の値が等
しくなった瞬間に波形発生回路ＡＩ２に波形切り換え指
令を送る。波形切り換え指令が入力されると波形発生回
路ＡＩ２は出力信号をＨｉｇｈレベルに移す。以上のよ
うに、（１）式によって今回の１−ラッククロス信号の
周期を決定し、制御卸する。

波形発生回路ＡＩ２の出力信号の立ち上がりエツジでカ
ウンタ１４が０にリセットされ新しい立ち上がりエツジ
からの経過時間が計測され始めると共に、シーケンス制
御回路１８が起動され、ラッチ命令がラッチ回路１５お
よび１７に出力されて、ラッチ回路１５には今回の時間
差に相当したクロックパルス数００が１呆存されｅｌと
なり、ラッチ回路１７には今回のトラッククロス周期に
相当するクロックパルス数がラッチされてｕｌ　となり
、共に次の波形発生回路Ａの出力信号の立ち上がりの後
に次の出力信号周期を決定するために使用される。

また、（１）式の係数す。、ｂｌは（１）式がローパス
フィルタの特性を表わすように決定されているので、入
力するトラックエラー信号にプリピット信号が混入し１
時間差検出検出手段２に第３図（Ｃ）に示すようなプリ
ピット信号に起因する高い周波数成分の周期変化があっ
ても、波形発生回路Ａの出力はほとんど反応せず、第３
図（ｄ）に示すような本来のトラッククロツタ成分のみ
を含む信号が得られる。

波形発生回路Ａ１２の出力波形の立ち上がりエツジを検
出すると、ウィンドウ発生回路Ａ１９は、トラッククロ
ス周期に相当するラッチ回路１７の計数値を基に入力信
号の入力を許可する期間（以下ウィンドウと略す）を計
算し設定する。−例として第３図（ｅ）に示すようにト
ラッククロスパルスの立ち上がりから４分の１周期の後
ウィンドウが開き、４分の３周期の後ウィンドウが閉し
るように設計されている場合の回路の動作について説明
する。トラッククロス周期が４ａＳ、クロック周波数が
２０ＭＨｚであると、ラッチ回路１７には一周期分のク
ロックパルス数にほぼ等しい、８０前後の値がラッチさ
れている。４分の１周期（＝１μＳ）はパルス数にして
約２０．また４分の３周期（＝３ＬＩＳ）は約６０であ
る。ウィンドウ発生回路Ａは、波形発生回路ＡＩ２の出
力の立ち上がりエツジから４分の１周期後、すなわちク
ロックパルスを計数するカウンタ１４の出力が２０にな
ったときに、ウィンドウ出力をＨ１ｇｈレベルにしてウ
ィンドウを開く。同様に４分の３周期後に相当する、カ
ウンタ出力が６ｏに達した時点で、ウィンドウ出力をＬ
ｏｗレベルに落とし、ウィンドウを閉じる。ＡＮＤ回路
Ａ２０では、ウィンドウが開いて出力がＨｉｇｈレベル
となっている期間に、波形整形回路出力の立ち下がりエ
ツジが生じた場合のみ、出力パルスをＯＲ回路Ａ２１に
出力する。また、ウィンドウが閉じている期間内に立ち
上がりエツジが生じても、パルスは出力しない。一方、
ウィンドウが開いている期間内に立ち下がりエツジが１
つも検出されない場合は、パルス欠は検出回路Ａ２２で
パルスが１間欠は落ちたと検出され、検出パルスがパル
ス発生回路Ａ２３に送られる。するとパルス発生回路Ａ
は１パルスＯＲ回路Ａに出力する。以上一連の動作によ
って、パルス発生回路Ａは、ウィンドウが開いている期
間に立ち下がりエツジが検出されない場合のみウィンド
ウが閉じると同時に１パルスＯＲ回路Ａにパルスを出力
し、またＯＲ回Ｗ８Ａはトラッククロス１周期中にＡＮ
Ｄ回路Ａとパルス発生回路Ａの必ずどちらか一方からの
み１パルス入力されることになる。従って余分なパルス
やパルス欠けがあっても必ずｌパルスのみ入力される。

この入カバルスと同時にＯＲ回路Ａ２１から波形発生回
路Ｂ２９にパルスが送られ、これと同時に波形発生口Ｄ
Ｂ出力は立ち下がる。

ウィンドウ発生口ＤＢ２４からＯＲ回路８２６に至るま
での回路は同様な動作を波形整形回路７出力の立ち上が
りエツジに対して行ない、トラッククロス１周期中に必
ず１パルスだけを波形発生回路Ｂ２９に送り、同回路出
力を立ち上げる。

このように波形発生回路Ｂにはプリピット信号に関係な
くトラッククロス１周期中に必ず１つずつの立ち上がり
および立ち下がりパルス出力が入力するので、出力波形
もプリピット信号の混入に乱されることなく、トラック
クロス１周期に１周期の変化をする信号となる１本回路
は波形発生回路Ｂ出力を生成されたトラッククロス信号
として最終的に出力する。

［発明の効果１以上述べたように本発明によれば、入力信号に含まれる
周期変化の高周波成分を取り除き１本来のトラッククロ
スのみに対応したトラッククロス信号を取り出すことが
できる。また内部にウィンドウ発生回路を持ち、ウィン
ドウが開いている期間の入力信号のみ正しい入力信号と
して出力し、ウィンドウが閉じている期間の入力信号は
誤った入力信号と認識して出力を禁止し、さらに波形が
欠けたためにウィンドウが開いている期間に人力信号が
入らない場合には、波形１周期分を生成して付加するた
め、プリピット信号等で余分な波形が混入している入力
信号に対しても、波形が欠けてトラッククロス情報が失
われた入力信号に対しても、１トラツククロスにつき必
ず１周期の波形をトラッククロス信号出力として生成し
出力することができる。これらの改良により、トラック
クロス周期とシーク速度、および交差トラック数を正確
に検出することが可能になり、目標トラック上に正確に
しかも安定にシークすることが可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のトラック交差信号生成手段の構成を示
す概略図、第２図はシーク制御回路の構成を示すブロッ
ク図、第３図はシーク中にトラッククロスに対応して得
られる波形を示す図である。以上出願人　セイコーエプソン株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

（１）光ディスク装置で、情報を記録再生するためのレ
ーザ光の焦点を、情報の検索、レーザ光焦点位置の初期
化などの目的のために、あるトラック上から別のトラッ
ク上に移動させるトラック間移動制御中のトラック交差
信号生成手段において、現在に至るまでの生成されたト
ラック交差信号と入力信号の位相差または時間差と、前
記現在に至るまでの過去の生成されたトラック交差信号
の周期から、次の１周期のトラック交差信号の周期を求
め、この周期に基づいて、入力信号の入力を許可する期
間を生成・設定し、前記期間に入力した入力信号をトラ
ック交差信号と認識し、生成トラック交差信号とするこ
とを特徴とするトラック交差信号生成手段。
（２）請求項１記載の入力信号として、トラックエラー
信号を使用することを特徴とするトラック交差信号生成
手段。
（３）請求項１記載の入力信号として、光ヘッド内の光
検出器群に入射する光量を光電変換した後の、１個また
は２個以上の信号の和信号を使用することを特徴とする
トラック交差信号生成手段。
（４）光ディスク装置で、情報を記録再生するためのレ
ーザ光の焦点を、情報の検索、レーザ光焦点位置の初期
化などの目的のために、あるトラック上から別のトラッ
ク上に移動させるトラック間移動制御中のトラック交差
信号生成手段において、現在に至るまでの生成されたト
ラック交差信号と入力信号の位相差または時間差と、前
記現在に至るまでの過去の生成されたトラック交差信号
の周期から、次の一周期のトラック交差信号の周期を求
め、この周期に基づいて、入力信号の入力を許可する期
間を生成・設定し、前記期間に入力した入力信号をトラ
ック交差信号と認識し、生成トラック交差信号とし、前
記期間に入力信号が入力しない場合には、信号を生成し
付加し、生成トラック交差信号とすることを特徴とする
トラック交差信号生成手段。
（５）請求項４記載の入力信号として、トラックエラー
信号を使用することを特徴とするトラック交差信号生成
手段。
（６）請求項４記載の入力信号として、光ヘッド内の光
検出器群に入射する光量を光電変換した後の、１個また
は２個以上の信号の和信号を使用することを特徴とする
トラック交差信号生成手段。
（７）光ディスク装置で、情報を記録再生するためのレ
ーザ光の焦点を、情報の検索、レーザ光焦点位置の初期
化などの目的のために、あるトラック上から別のトラッ
ク上に移動させるトラック間移動制御中のトラック交差
信号生成手段において、現在に至るまでの生成されたト
ラック交差信号と入力信号の位相差または時間差と、前
記現在に至るまでの過去の生成されたトラック交差信号
の周期から、次の一周期のトラック交差信号の周期を求
め、この周期に基づいて、入力信号の入力を許可する期
間を生成・設定し、前記期間に入力した入力信号をトラ
ック交差信号と認識し、生成トラック交差信号とし、前
記期間以外に入力信号が入力した場合には、トラック交
差信号の生成をしないことを特徴とするトラック交差信
号生成手段。
（８）請求項７記載の入力信号として、トラックエラー
信号を使用することを特徴とするトラック交差信号生成
手段。
（９）請求項７記載の入力信号として、光ヘッド内の光
検出器群に入射する光量を光電変換した後の、１個また
は２個以上の信号の和信号を使用することを特徴とする
トラック交差信号生成手段。