JPH0417874Y2 - - Google Patents

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JPH0417874Y2
JPH0417874Y2 JP1987020978U JP2097887U JPH0417874Y2 JP H0417874 Y2 JPH0417874 Y2 JP H0417874Y2 JP 1987020978 U JP1987020978 U JP 1987020978U JP 2097887 U JP2097887 U JP 2097887U JP H0417874 Y2 JPH0417874 Y2 JP H0417874Y2
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JP
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rim
lining
adhesive
circumferential surface
brake shoe
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JP1987020978U
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案はドラムブレーキに用いられるブレーキ
シユーアツセンブリに関し、特に、そのライニン
グをシユーリム外周面に接着する技術に関するも
のである。
従来技術 帯板状かつ円弧状のシユーリムと、そのシユー
リムの外周面に接着剤を介して押圧されることに
よりシユーリム外周面に接着されたライニングと
を備えたドラムブレーキ用ブレーキシユーアツセ
ンブリが知られている。
考案が解決すべき問題点 しかしながら、シユーリムに対するライニング
の接着過程においては、接着剤のシユーリム外周
面上において内側に位置する部分とライニングあ
るいはシユーリムとの間に、接着剤から発生する
ガスやエア等が閉じ込められる場合があり、その
閉じ込められた気体の存在によつて接着面積が局
部的に減少してライニングの接着強度が充分に得
られなくなる場合があつた。
問題点を解決するための手段 本考案は以上の事情を背景にして為されたもの
であつて、その要旨とするところは、前記のよう
なドラムブレーキ用ブレーキシユーアツセンブリ
において、互いに接着される前記ライニングの内
周面および前記シユーリムの外周面の少なくとも
一方に、それらライニングおよびシユーリムの接
着状態において少なくとも一端部において外部に
開口し、前記接着剤のシユーリム外周面上におい
て内側に位置する部分に存在する気体を前記ライ
ニングの接着過程において外部へ逃がす溝を設け
たことにある。
作用および考案の効果 このように構成されたブレーキシユーアツセン
ブリによれば、前記接着剤の前記シユーリム外周
面上において内側に位置する部分に存在する気体
が閉じ込められることなく前記ライニングの接着
過程において前記通路を通つて外部へ逃がされる
ので、前記気体の存在に基づくライニングの接着
強度の低下を効果的に防止し得る。
実施例 以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
第1図および第2図は本考案が適用されたドラ
ムブレーキ用のブレーキシユーアツセンブリ10
を示す図である。ブレーキシユーアツセンブリ1
0は、帯板状かつ円弧状のシユーリム12および
そのシユーリム12の内周面に突設されたシユー
ウエブ14から成るブレーキシユー本体16と、
そのブレーキシユー本体16(シユーリム12)
の外周面に固着されたライニング18とから構成
されている。ライニング18の内周面には、第1
図および第3図に示すように、長手方向に延び且
つ両端において開口する所定深さの溝20が本実
施例においては三本設けられており、ライニング
18は専ら溝20が設けられていない内周面にお
いてシユーリム12の外周面に接着剤22によつ
て接着されている。
かかるブレーキシユーアツセンブリ10は、た
とえば以下のようにして製造されたものである。
先ず、第4図に示すように、ライニング18の前
記溝20が設けられていない内周面にゴムを主成
分とする比較的粘性の高い接着剤22を長手方向
に沿つてそれぞれ塗布する。次いで、ライニング
18とブレーキシユー16とを接着剤22を挟ん
だ状態で所定の押圧手段により押圧してその接着
剤22を押し潰すとともにその状態で所定の条件
にて加熱することにより、ライニング18がシユ
ーリム12の外周面に接着されて第1図に示すブ
レーキシユーアツセンブリ10を得る。かかる接
着過程においては、通常から所定のガスが発生す
るとともに、接着剤22、接着剤22とライニン
グ18あるいはシユーリム12との間にエア等が
介在させられる場合がある。この場合において、
接着剤22のシユーリム12外周面上において内
側に位置する部分に存在する気体は、両端部にお
いて外部に開口する溝20を通つて効果的に外部
に逃がされることとなる。なお、第1図において
接着剤22の厚さは便宜上実際より厚く描かれて
いる。このことは、後述の第5図においても同様
である。
このように、本実施例のブレーキシユーアツセ
ンブリ10においては、ライニング18の接着過
程において、接着剤22のシユーリム12外周面
上において内側に位置する部分に存在する気体
が、接着剤22とライニング18あるいはシユー
リム12との間に閉じ込められることなく、溝2
0を通つて外部へ逃がされるので、接着面積が充
分に得られる。それ故、前記気体の存在に基づく
ライニング18の接着強度の低下が効果的に防止
される。
なお、前述の実施例においては、溝20がシユ
ーリム12の長手方向に設けられているが、幅方
向に設けられていても良い。この場合において
は、シユーリム12幅方向に接着剤が塗布される
こととなる。
また、前述の実施例においては、ゴムを主成分
とする接着剤22が使用されているが、その他の
接着剤を使用した場合においても本考案の効果を
得ることが可能である。
また、前述の実施例においては、ライニング1
8に溝20が設けられているが、たとえば第5図
に示すように、シユーリム12の外周面に前記溝
20に相当する溝30を設けても良いし、あるい
は、それら溝20および30の両方をライニング
18およびシユーリム12の互いに対向する位置
にそれぞれ設けても良い。
その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲に
おいて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図のブレーキシユーアツセンブリ
の幅方向の断面の要部を示す拡大図である。第2
図は本考案が適用されたブレーキシユーアツセン
ブリの正面図である。第3図は第2図のライニン
グをブレーキシユー本体側から見た図である。第
4図は第2図のブレーキシユーアツセンブリの製
造方法の一例を説明するための図であつて、第1
図に対応する図である。第5図は本考案の他の例
の要部を示す図であつて、第1図に相当する図で
ある。 10……ブレーキシユーアツセンブリ、12…
…シユーリム、18……ライニング、20,30
……溝、22……接着剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 円弧状に曲成された帯板状のシユーリムと、該
    シユーリムの外周面に接着剤を介して押圧される
    ことにより該シユーリム外周面に接着されたライ
    ニングとを備えたドラムブレーキ用ブレーキシユ
    ーアツセンブリにおいて、 互いに接着される前記ライニングの内周面およ
    び前記シユーリムの外周面の少なくとも一方に、
    該ライニングおよびシユーリムの接着状態におい
    て少なくとも一端部において外部に開口し、前記
    接着剤の該シユーリム外周面上において内側に位
    置する部分に存在する気体を前記ライニングの接
    着過程において外部へ逃がす溝を設けたことを特
    徴とするドラムブレーキ用ブレーキシユーアツセ
    ンブリ。
JP1987020978U 1987-02-16 1987-02-16 Expired JPH0417874Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987020978U JPH0417874Y2 (ja) 1987-02-16 1987-02-16

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JP1987020978U JPH0417874Y2 (ja) 1987-02-16 1987-02-16

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JPS63128330U JPS63128330U (ja) 1988-08-22
JPH0417874Y2 true JPH0417874Y2 (ja) 1992-04-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6166231U (ja) * 1984-10-05 1986-05-07

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