JPH0220504Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0220504Y2 JPH0220504Y2 JP1985052675U JP5267585U JPH0220504Y2 JP H0220504 Y2 JPH0220504 Y2 JP H0220504Y2 JP 1985052675 U JP1985052675 U JP 1985052675U JP 5267585 U JP5267585 U JP 5267585U JP H0220504 Y2 JPH0220504 Y2 JP H0220504Y2
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- lining
- rivet
- band
- bracket
- hoop
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- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 239000010949 copper Substances 0.000 claims description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
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Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は遊星歯車機構を有する自動変速機等に
採用されるバンドブレーキのブレーキバンドに関
する。
採用されるバンドブレーキのブレーキバンドに関
する。
(従来技術)
回転中のドラムの外周面に圧接してドラムに制
動力を与えるブレーキバンドは、従来から薄い銅
板製のバンドフープの外周面にブラケツトをリベ
ツテイングにより固定し、バンドフープの内周面
に薄いライニングを接着した構造を有する。上記
ブラケツトはブレーキバンドに対し制動操作力を
加える部材であり、このブラケツトをバンドフー
プにリベツテイングすると、リベツトの頭部がバ
ンドフープの内面に突出し、その上に平坦なライ
ニングを接着すると、ライニングは局部的に変形
し、リベツト凸部によりライニングが内方へ突出
し、その周囲や隣接リベツト間の接続部に亀裂が
生じ易い。しかも最近バンドブレーキの耐久性向
上の要望が強く、それに対応したライニングが開
発されてきているが、材料的に硬質化の傾向にあ
り、従来の接着法ではライニングがいつそう割れ
易くなる。
動力を与えるブレーキバンドは、従来から薄い銅
板製のバンドフープの外周面にブラケツトをリベ
ツテイングにより固定し、バンドフープの内周面
に薄いライニングを接着した構造を有する。上記
ブラケツトはブレーキバンドに対し制動操作力を
加える部材であり、このブラケツトをバンドフー
プにリベツテイングすると、リベツトの頭部がバ
ンドフープの内面に突出し、その上に平坦なライ
ニングを接着すると、ライニングは局部的に変形
し、リベツト凸部によりライニングが内方へ突出
し、その周囲や隣接リベツト間の接続部に亀裂が
生じ易い。しかも最近バンドブレーキの耐久性向
上の要望が強く、それに対応したライニングが開
発されてきているが、材料的に硬質化の傾向にあ
り、従来の接着法ではライニングがいつそう割れ
易くなる。
(考案の目的)
本考案はリベツト頭部が突出したバンドフープ
の内面に、硬質のライニングを接着した場合に
も、リベツト近傍のライニングに割れが発生せ
ず、しかもリベツト頭部と接着されるライニング
部分を有効摩擦面とすることを目的としている。
の内面に、硬質のライニングを接着した場合に
も、リベツト近傍のライニングに割れが発生せ
ず、しかもリベツト頭部と接着されるライニング
部分を有効摩擦面とすることを目的としている。
(考案の構成)
本考案は薄いばね銅板製バンドフープの両端外
周面にブラケツトをリベツテイングにより固定
し、バンドフープの内周面に薄いライニングを接
着したブレーキバンドにおいて、リベツトの凸部
に対応する位置のライニングの接着面に予め凹部
を設け、この凹部の底面にリベツトの頂面を接着
させたことを特徴とするブレーキバンドである。
周面にブラケツトをリベツテイングにより固定
し、バンドフープの内周面に薄いライニングを接
着したブレーキバンドにおいて、リベツトの凸部
に対応する位置のライニングの接着面に予め凹部
を設け、この凹部の底面にリベツトの頂面を接着
させたことを特徴とするブレーキバンドである。
(実施例)
第1図はライニング接着後の断面図で、ブレー
キバンドの正面を示す第2図の−断面の一部
に対応している。第1図、第2図において1はバ
ンドフープ、2はブラケツト、3はライニングで
ある。バンドフープ1は薄いばね鋼板製で、両端
部外周面に厚肉鋼板製のブラケツト2がリベツト
4により固定されている。リベツト4はブラケツ
ト2の素材を半抜き加工(いぼ出し)することに
より4′で示す凸部を形成し、この凸部4′をバン
ドフープ1の孔5に通し、バンドフープ1側から
めることによりリベツト凸部4aを形成すると
同時にバンドフープ1とブラケツト2を締着して
いる。リベツト凸部(頭部)4aの頂面6はバン
ドフープ1と平行な環状平坦面に仕上げられてい
る。ライニング3は接着面7においてバンドフー
プ1に接着されており、リベツト4に対応する部
分に予め浅い円形の凹部8が形成されており、ラ
イニング3をバンドフープ1に接着した時、同時
に凹部8の底面をリベツト凸部頂面6に接着して
いる。9はリベツト凸部4aの周囲に形成された
環状の隙間、10はリベツトめ時にリベツト凸
部4aの中央部に形成された凹部である。又第2
図において12はブレーキバンドの一方のブラケ
ツト2を支持する部材、13は他方のブラケツト
2に矢印Aで示すブレーキ操作力を加えるプツシ
ユロツドである。又第3図は第2図の矢視部分
図、第4図は第3図に示すライニング単体の−
断面図である。
キバンドの正面を示す第2図の−断面の一部
に対応している。第1図、第2図において1はバ
ンドフープ、2はブラケツト、3はライニングで
ある。バンドフープ1は薄いばね鋼板製で、両端
部外周面に厚肉鋼板製のブラケツト2がリベツト
4により固定されている。リベツト4はブラケツ
ト2の素材を半抜き加工(いぼ出し)することに
より4′で示す凸部を形成し、この凸部4′をバン
ドフープ1の孔5に通し、バンドフープ1側から
めることによりリベツト凸部4aを形成すると
同時にバンドフープ1とブラケツト2を締着して
いる。リベツト凸部(頭部)4aの頂面6はバン
ドフープ1と平行な環状平坦面に仕上げられてい
る。ライニング3は接着面7においてバンドフー
プ1に接着されており、リベツト4に対応する部
分に予め浅い円形の凹部8が形成されており、ラ
イニング3をバンドフープ1に接着した時、同時
に凹部8の底面をリベツト凸部頂面6に接着して
いる。9はリベツト凸部4aの周囲に形成された
環状の隙間、10はリベツトめ時にリベツト凸
部4aの中央部に形成された凹部である。又第2
図において12はブレーキバンドの一方のブラケ
ツト2を支持する部材、13は他方のブラケツト
2に矢印Aで示すブレーキ操作力を加えるプツシ
ユロツドである。又第3図は第2図の矢視部分
図、第4図は第3図に示すライニング単体の−
断面図である。
第1図において孔5から突出したリベツト凸部
4aの高さHは、例えば0.3mmであり、一方ライ
ニング3の外周面に予め形成される凹部8の深さ
hは、例えば0.25〜0.3mmである。
4aの高さHは、例えば0.3mmであり、一方ライ
ニング3の外周面に予め形成される凹部8の深さ
hは、例えば0.25〜0.3mmである。
(考案の効果)
本考案によると、ライニングを製造する時又は
ライニング製造後に、リベツト凸部4aに対応す
る位置(外周面)を予め凹形状(凹部8)に成形
しておき、この凹部8によりリベツト凸部4aを
逃げるようにしたので、ライニング3として硬質
材料のものを採用した場合にも、リベツト4に対
応する部分のライニング3に亀裂や局部的な張出
しが発生せず、耐久性が向上する。しかも凸部頂
面6がライニング凹部8の底面に接着されている
ので、リベツト凸部4aで支持されたライニング
3の薄肉部分も摩擦面として有効に作用し、摩擦
面積の減少を可及的に防止し得る利点がある。リ
ベツト凸部頂面6と凹部8の底面を接着している
ので、ライニング薄肉部3aの強度が増し、他の
部分と同様に摩擦材として長期間作用する利点が
ある。
ライニング製造後に、リベツト凸部4aに対応す
る位置(外周面)を予め凹形状(凹部8)に成形
しておき、この凹部8によりリベツト凸部4aを
逃げるようにしたので、ライニング3として硬質
材料のものを採用した場合にも、リベツト4に対
応する部分のライニング3に亀裂や局部的な張出
しが発生せず、耐久性が向上する。しかも凸部頂
面6がライニング凹部8の底面に接着されている
ので、リベツト凸部4aで支持されたライニング
3の薄肉部分も摩擦面として有効に作用し、摩擦
面積の減少を可及的に防止し得る利点がある。リ
ベツト凸部頂面6と凹部8の底面を接着している
ので、ライニング薄肉部3aの強度が増し、他の
部分と同様に摩擦材として長期間作用する利点が
ある。
第1図は横断面部分図、第2図は本考案を適用
したブレーキバンドの正面図、第3図は第2図の
矢視部分図、第4図はブレーキライニング単体
の第3図−断面図である。1……バンドフー
プ、2……ブラケツト、3……ライニング、4…
…リベツト、4a……凸部、6……頂面、8……
凹部。
したブレーキバンドの正面図、第3図は第2図の
矢視部分図、第4図はブレーキライニング単体
の第3図−断面図である。1……バンドフー
プ、2……ブラケツト、3……ライニング、4…
…リベツト、4a……凸部、6……頂面、8……
凹部。
Claims (1)
- 本考案は薄いばね銅板製バンドフープの両端外
周面にブラケツトをリベツテイングにより固定
し、バンドフープの内周面に薄いライニングを接
着したブレーキバンドにおいて、リベツトの凸部
に対応する位置のライニングの接着面に予め凹部
を設け、この凹部の底面にリベツトの頂面を接着
させたことを特徴とするブレーキバンドである。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985052675U JPH0220504Y2 (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985052675U JPH0220504Y2 (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61168336U JPS61168336U (ja) | 1986-10-18 |
JPH0220504Y2 true JPH0220504Y2 (ja) | 1990-06-05 |
Family
ID=30572840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985052675U Expired JPH0220504Y2 (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0220504Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5744123U (ja) * | 1980-08-25 | 1982-03-11 | ||
JPS5916581U (ja) * | 1982-07-22 | 1984-02-01 | 木場 静子 | 洗濯カゴの吊具 |
-
1985
- 1985-04-08 JP JP1985052675U patent/JPH0220504Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5744123U (ja) * | 1980-08-25 | 1982-03-11 | ||
JPS5916581U (ja) * | 1982-07-22 | 1984-02-01 | 木場 静子 | 洗濯カゴの吊具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61168336U (ja) | 1986-10-18 |
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