JPH04178000A - サラウンド・システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はサラウンド・システムに関し、特に、オーディ
オ・システムにおいて利用されるサラウド・システムに
関する。

〔従来の技術〕

従来、この種のサラウンド・システムにおいては、左右
を定位させるための２チヤネルの他に、背後に置かれる
１チヤネル以上のスピーカから遅延された音を出力する
ことにより、後方からの反射音を再現することにより、
サラウンド効果が実現されている。

第３図は、その−例を示すプロ・７り図であり、左側チ
ャネル音声信号の入力端子５５および右側チャネル音声
信号の入力端子５６に対応して、それぞれ左側チャネル
および右側チャネルの各音声信号に対する低域通過フィ
ルタ３６および４０と、遅延器３７および４１と、左側
前方スピーカ３５および左側後方スピーカ３８と、右側
前方スピーカ３９および右側後方スピーカ４２とを備え
て構成される。

第３図において、左右両側の各ソースからの音声信号は
、それぞれ入力端子５５および５６より入力され、これ
ら各チャネルの一方の音声信号は、それぞれ直接に左側
前方スピーカ３５および右側前方スピーカ３９に送られ
、もう一方の音声信号は、それぞれ低域通過フィルタ３
６および４ｏにおいて、高域側の音声信号において問題
となる２信号間のクロストーク、ならびに後方のスピー
カにおいて問題となる音声型を避けるために、高域側の
周波数成分が低減され、低域側の周波数成分が抽出され
て、遅延器３７および４１において所定の遅延時間を与
えられ、対応する左側後方スピーカ３８および右側後方
スピーカ４２に人力されて、サラウンド効果が実現され
ている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来のサラウンド−システムにおいては、左右
定位を実現するために２チヤネルの音声出力系統と、後
方反射を再現するために、少なくとも１チヤネル、また
は、それ以上の音声出力系統を必要としており、このた
め、合計して、少なくとも３チヤネルの音源が必要とな
るため、例えば、ヘッドフォン・ステレオ機器などのよ
うに、２チヤネルの音源しか得られないオーディオ・シ
ステムにおいては、サラウンド効果を実現することがで
きないという欠点がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のサラウンド・システムは、左右両側の音声信号
チャネルに対応して、それぞれのチャネルにおいて、そ
れぞれの原音声信号の高域成分を抽出する高域通過フィ
ルタと、前記高域通過フィルタから出力される音声信号
を所定時間遅延させて出力する遅延器と、前記遅延器か
ら出力される音声信号と、前記原音声信号に直接対応し
て出力される音声信号と、を加算して出力する加算器と
、を備えて構成される。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。第１図
は、本発明の第１の実施例を示すブロック図である。第
１図に示されるように、本実施例は、左右前チャネルの
音声信号の入力端子５１および５２に対応して、それぞ
れ高域通過フィルタ１および５と、遅延器２および６と
、加算器３および７と、左側スピーカ４および右側スピ
ーカ８とを備えて構成される。

第１図において、左側チャネルにおいては、入力端子５
１から入力される左側チャネルの音声信号は、その内の
一方の音声信号は直接加算器３に入力され、また、他方
の音声信号は、高域通過フィルタ１および遅延器２を経
由して加算器３に入力される。加算器３においては、上
記の直接入力の音声信号と、高域通過フィルタ］および
遅延器２を経由して入力される音声信号とが加算されて
、「直接音」および「反響音」に対応する合成音声信号
が生成され、左側スピーカ４を介して音声に変換されて
出力される。上記の左側チャネルの回路構成要素におけ
る動作は、入力端子５２がら入力される右側チャネルの
音声信号に対応する回路構成要素についても全く同様で
あり、加算器７がらは、右側チャネルにおける「直接音
」および「反響音」に対応する加算音声信号が出力され
、右側スピーカ８に入力されて音声に変換されて出力さ
れる。

次に、本発明の第２の実施例について説明する。第２図
は、第２の実施例を示すブロック図である。第２図に示
されるように、本実施例は、左側チャネルの音声信号の
入力端子５３に対応して、低域通過フィルタ９および１
４と、高域通過フィルタ１１と、乗算器１０．１３．１
７．１８および２ｏと、遅延器】２および１６と、加算
器１５および】９と、左側スピーカ２１と、を備え、ま
た、右側チャネルの音声信号の入力端子５４に対応して
、低域通過フィルタ２２および２７と、高域通過フィル
タ２４と、乗算器２３．２６．３０．３１および３３と
、遅延器・２５および２９と、加算器２８および３２と
、右側スピーカ３４と、を備えて構成される。

第２図において、左側のチャネルについては、入力端子
５３から入力される左側チャネルの音声信号は、低域通
過フィルタ９を経由して３分割されて、その内の第１の
音声信号は直接乗算器１ｏを介して加算器１９に送られ
、第２の音声信号は高域適過フィルタ１１、遅延器Ｉ２
および乗算器１３を経由して加算器１９に入力され、更
に、第３の音声信号は低域通過フィルタ１４を経由して
加算器１５に入力される。

入力端子５３から入力される前記音声信号は、低域通過
フィルタ９において高調波歪が除去されるが、前記第１
の音声信号は乗算器１ｏにおいて所定数値が乗ぜられ、
加算器Ｉ９において、他の第２および第３の音声信号と
加算されて合成され、所謂「直接音」を形成する音声信
号として乗算器２ｏに入力される。

前記第２の音声信号は高域通過フィルタ１１において高
域成分が取出され、遅延器１２において所定の遅延時間
が与えられて乗算器１３に入力され、乗算器１３におい
て所定数値が乗ぜられて加算器１９に入力され、他の音
声信号と合成されて、所謂「初期反射音」を形成する音
声信号として乗算器２ｏに入力される。

また、前記第３の音声信号は低域フィルタ１４において
低域成分が取出されて加算器１５に入力され、加算器１
５において、遅延器１６および乗算器１７を介して出力
される帰還音声信号と加算されて、遅延器１６において
所定の遅延時間が与えられ、乗算器１８において所定数
値が乗ぜられて加算器１９に入力され、他の音声信号と
合成されて、所謂「後部残響音」を形成する音声信号と
し乗算器２０に入力される。

乗算器２０においては、加算器Ｉ９から出力される前記
第１、第２および第３の音声信号の加算音声信号に所定
数値が乗ぜられて、前記「直接音」、「初期反射音」お
よび「後部残響音」に対応する合成音声信号が出力され
、左側スピーカ２１に入力されて音声に変換されて出力
される。

上記の左側チャネルの回路構成要素における動作は、入
力端子５４から入力される右側チャネルの音声信号に対
応する回路構成要素についても全く同様であり、乗算器
３３からは、前記右側チャネルの音声信号に対応する「
直接音」、「初期反射音」および「後部残響音」に対応
する合成音声信号が出力され、右側スピーカ３４に入力
されて音声に変換されて出力される。

かくして、二つの音源のみに対応するサラウンド・シス
テムが構成される。

〔発明の効果〕

以上、詳細に説明したように、本発明は、左右両側チャ
ネルにおいて、それぞれ原音声信号に直接対応して出力
される音声信号と、前記原音声信号が高域通過フィルタ
および遅延器を含む回路を経由して出力される音声信号
と、を加算して合成し、それぞれ「直接音Ｊおよび「反
射音Ｊに対応する音声を出力することにより、３チヤネ
ル以上のサラウンド・システムに対応する、２チヤネル
のサラウンド・システムを実現することができるという
効果がある。

【図面の簡単な説明】 第１図および第２図は、本発明の第１および第２の実施
例を示すブロック図、第３図は従来例を示すブロック図
である。 図において、１，５，１１．２４・・・・・・高域通過
フルタ、２　、６　、１２．１６．２５．２９．３７．
４１・・・・・・遅延器、３　、７　、１５．１９．２
８．３２・・・・・・加算器、４゜２１・・・・・・左
側スピーカ、８，３３−・−・−・右側スピーカ、９　
、１４．２２．２７．３６．４０・・・・・・低域通過
フィルタ、１０、１３．１７．１ｇ、　２０．２３．２
６．３１．３３・・・−・・乗算器、３５・・・−・左
側前方スピーカ、３８・・・・・・左側後方スピーカ、
３９−・・・・・右側前方スピーカ、４２・・・・−・
右側後方スピーカ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 左右両側の音声信号チャネルに対応して、それぞれのチ
   ャネルにおいて、それぞれの原音声信号の高域成分を抽
   出する高域通過フィルタと、前記高域通過フィルタから
   出力される音声信号を所定時間遅延させて出力する遅延
   器と、前記遅延器から出力される音声信号と、前記原音
   声信号に直接対応して出力される音声信号と、を加算し
   て出力する加算器と、を備えることを特徴とするサラウ
   ンド・システム。