JPH0417792B2 - - Google Patents

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JPH0417792B2
JPH0417792B2 JP58233910A JP23391083A JPH0417792B2 JP H0417792 B2 JPH0417792 B2 JP H0417792B2 JP 58233910 A JP58233910 A JP 58233910A JP 23391083 A JP23391083 A JP 23391083A JP H0417792 B2 JPH0417792 B2 JP H0417792B2
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Haruo Sukai
Yasuhiro Mizuochi
Hiroshi Sasaki
Yasuaki Nakazato
Hidetoshi Yasuhara
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Kita Denshi Corp
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Publication date
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Publication of JPS60125508A publication Critical patent/JPS60125508A/ja
Publication of JPH0417792B2 publication Critical patent/JPH0417792B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F33/00Indicating, counting, warning, control or safety devices
    • B41F33/0036Devices for scanning or checking the printed matter for quality control

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は多種多様な印刷物の印刷不良を検出す
ることができる印刷エラー検出装置に関するもの
である。
従来の技術 印刷エラーの検出装置において、一般的に印刷
面の反射光の状態を電気的な信号に変換し、これ
を検出すべき紙面の電気信号と比較して良否の判
定を下している。そして、つぎのような装置が提
案されている。
1 紙面の数点に対応してそれぞれ光学的なセン
サーを設けておき判定にあたつては紙面もセン
サーも静止した状態で信号を取るスタテイツク
な装置。
2 テレビカメラのように印刷面の全体像をとる
スタテイツクな装置。
3 センサー又は紙面を動かして紙面の一定のゾ
ーン内の反射光の変化を信号として取り出すダ
イナミツクな装置。
発明が解決しようとする課題 このような従来の装置では、比較回路を動作さ
せるときにセンサーの感度にかなりの巾をもたせ
なければならず、印刷物の種類によつては検出感
度が不足して、判定できないものが出てくる。
また、センサーに対する印刷面のレベルのズレ
や、同一レベルでの左右・前後のズレによつて、
良好な印刷面であるにもかかわらず印刷エラーと
判定してしまうことがあつた。印刷面に照射する
光の光軸や光量のバラツキによるセンサーの出力
への影響を補正する必要があつた。
発明の目的 そこで本発明はこのような不都合を極力少なく
して印刷物の種類に応じて柔軟性をもたせるとと
もに検出能力を増大させることを目的とするもの
である。
課題を解決するための手段 本発明の印刷エラー検出装置は、発光素子から
印刷面に光を照射し、その反射光を受光素子で受
けて電気信号に変換して印刷面の良否を検出する
印刷エラー検出装置において、外部からの光を遮
断する材料で作られた細長いフレームに前記発光
素子用の丸棒状レンズと前記受光素子用の丸棒状
レンズを設け、前記丸棒状レンズに沿つて前記丸
棒状レンズを近接させてそれぞれ前記発光素子を
設けるとともに前記受光素子を設け、前記発光素
子から印刷面に光を照射しかつ印刷面からの反射
光をオーバーラツプした形で前記受光素子が受光
するようにし、検査印刷面から得た電気信号と標
準印刷面から得た電気信号とを比較し、その比較
結果が所定のアロワンス設定値を超えたときにエ
ラーと判定し、その判定結果を利用して印刷面の
良否を検出する構成にし、しかも前記発光素子と
して無指向性の発光ダイオードを使用した印刷エ
ラー検出装置を特徴とする。
実施例 さて、まず本発明の印刷エラー検出装置を簡単
に説明すると、印刷面の全体を検出するように印
刷面全体に多数の測定ポイントをたとえば碁盤の
目のようにつくる。その際、多数の受光素子を印
刷面の全幅を横切るように並べるとともに、印刷
面を移動させて各受光素子の出す連続するアナロ
グ電気信号を時分割してデジタル電気信号に変換
し、多数の測定ポイントに対応するデジタル電気
信号を得る。
各測定ポイントにおいては各受光素子は印刷面
から反射光を丸棒状レンスを通して受光するの
で、互にオーバーラツプした形で各受光素子は受
光する。オーバーラツプの程度は受光素子の配置
間隔、丸棒状レンズの形状、時分割の仕方その他
により調節できる。
各測定ポイントでの対比を簡単に E1−E1′=0 (E1は1つのポイントで測定された標準印刷
面の信号、E1′は検出印刷面の信号を示す)と行
なつたのでは、わずかな印刷面のムラ、測定ポイ
ントの誤差、測定ポイントのズレ等により、すべ
て印刷不良と判定する恐れがある。このため E1−E1′<±M とする。Mは同一測定ポイントにおける反射光量
測定やインク濃度変化等において発生すると思わ
れるアロワンス(許容誤差)である。このアロワ
ンスMを越えた所ではじめてエラーポイントであ
るという判定を下すようにする。
このようなアロワンスMとしては、検出幅アロ
ワンス、インク濃度アロワンス、ポイント限度ア
ロワンス、エラー限度アロワンス、濃度感度アロ
ワンスなどがあり、印刷の種類等に応じて複数の
アロワンスを別個に(又は一括して)予め任意の
アロワンス設定値に設定する。アロワンス設定を
自動化することもできる。
印刷の種類によつては、さらに、エラーポイン
トとなつたポイントを集計し、全測定ポイントの
数に対するエラーポイントの総数の比つまり不良
比率(これは全測定ポイント中のエラーポイト数
として処理してもよい)を求める。そして、それ
が予め設定しておいた不良比率設定値を越えたと
ころで、検出印刷面が印刷エラーであるという判
定を下す。
印刷の種類によつては、検出精度を高くするた
めにエラーポイントが1つでも出れば印刷エラー
と判定すべきときもある。一般的には不良比率は
0.1〜100パーセントの間で任意に設定する。
なお、真黒レベルや真白レベル、印刷物のサイ
ズ等を予め設定できるようにすると、便利であ
る。
以下、図面を参照して、こ発明の好適な実施例
を詳細に説明する。
まずセンサーの発光素子と受光素子の部分から
説明すると、第1図に示すように、印刷面検出セ
ンサー10は、センサー部10aと、その両側に
設けられていて検出幅を調節するための可動パネ
ル部10bと、センサー10aの全体に沿つて設
けられていてセンサー部10aにエアをあてて空
冷することにより温度を一定に保つようにするた
めのブロアダクト10cと、そこにエアコネクタ
10dを介してエアを供給するためのチユーブ1
0eと、ドライブユニツト10fと、支持アーム
10gを備えている。
第1B図に示すように、前述のセンサー部10
aは外部からの光を遮断する材料で作られた細長
いフレーム11を有し、その中央上方部に大きな
矩形状の開口11aが形成されていて、そこに透
明な板Gが取りつけてある。この板Gは透明アク
リルや透明ガラスで作るのが好ましい。板Gの外
面は乱反射形状にし、板Gの内面は鏡面仕上げに
する。
もちろんフレーム11は他の種々の形状に構成
してもよい。
丸棒状レンズ13は透明アクリル又はガラスで
製造し、鏡面仕上にするのが望ましい。丸棒状レ
ンズ13は、典型的には断面が円形である。状況
に応じて、丸棒状レンズ13の断面形状はだ円、
たまご形、半円形等にすることもできる。
受光素子18に対する丸棒状レンズ13は主と
して視野調節用のものであり、発光素子21に対
する丸棒状レンズ13は主としてレベル調節用の
ものである。したがつて、受光素子18用の丸棒
状レンズと発光素子21用の丸棒状レンズを互い
に違う断面形状にすることもできる。
サポート14は図示例では直方体のブロツクで
あり、3つの貴通孔14aが形成してあり、それ
らの中に丸棒状レンズ13が通してある。それに
よりサポート14は3本の丸棒状レンズ13を支
持している。
プリントボード20は基板の一例であり、通常
の電気回路基板が採用できる。プリントボード2
0の中央部には複数の受光素子18が一定の間隔
で一列に固定してある。
例えば、これらの受光素子18は10〜20mmの距
離毎に配置する。そのような配置にすれば、分解
能が高い。それよりも狭い間隔で受光素子を配置
することもできるが、その場合は分解能があまり
向上しないにもかかわらず不必要にコスト高にな
る可能性がある。もちろん、測定する印刷面の種
類によつて、検出ミスあるいは判別ミスの生じる
確率は変化するものであり、一概に断定すること
はできない。
フレーム11は全長を一体に構成して、プリン
トボード20を小さなユニツトを複数組み合わせ
てつくるようにすると、とくに検出幅について汎
用性が増す。
また、フレームその他を全体的にユニツト化し
て、複数のユニツトを連結することによりセンサ
ーの長さを可変にすることもできる。その場合は
各ユニツトの互換性が生じる。
受光素子18はホトダイオードを採用すること
ができる。ホトダイオードは増幅器を内蔵してい
るので、検出信号のノイズに強い特徴があり、さ
らにフラツト形式であると、設置容積を最小限に
できるというメリツトがある。
それらの受光素子18の各々の両側の等しい距
離にそれぞれ発光素子21を対にして配置する。
図示例では、1つの受光素子18にそれぞれ4つ
の発光素子21が配置してある。発光素子21は
発光ダイオードで構成するので、設置スペースを
節約するために図示例のようにフラツト型の発光
ダイオードで、外側に電球やレンズのないものに
するのが望ましい。
さらに、発光素子21は光軸や光量のバラツキ
を少なくするために無指向性の発光ダイオードを
使用する。また発光ダイオードは耐久性と安定性
にすぐれている。
発光素子21は黄緑色にすると、検出できる印
刷面の色が多くなり、実用的メリツトが増える。
プリントボード20には必要な電気配線が設け
られており、受光素子18,発光素子21,抵抗
(図示せず)等が電気的に接続されている。プリ
ントボード20の下側のスペースには必要に応じ
て種々の配線をすることができる。
各受光素子18はIC増幅器を一体的に組み込
んだものを採用して、ノイズが入る前に各受光素
子18ごとに電気信号を増幅させるのが好まし
い。
センサー10には温度補償機構を設けるのが好
ましい。
つぎは、前述のようなセンサー10により得ら
れた電気信号をどのように処理して印刷エラーを
判定するかについて具体的に説明する。
第4図において、センサー10を固定して印刷
面Aを矢印Bの方向に移動させる。(逆にセンサ
ー10を移動させて印刷面Aを静止させることも
出来る。本発明はいずれでもよく、本明細書でい
う印刷面Aの移動とはその両態様を含み、センサ
ー10に対する相対的なものをいう)。センサー
10は印刷面全幅にわたつて多数の発光・受光素
子を有するが、図面では1対の素子だけを示して
いる。
すると、印刷面Aの全幅を横切つてセンサー1
0が配置してあるので、多数の発光素子21およ
び受光素子18が印刷面Aの巾全体にわたつて存
在することになり、第11図に例示するように、
印刷面Aの全体にわたつて碁盤の目のように多数
の測定ポイント(画素)が配置されることにな
る。なお、実際には測定ポイントは反射光の特性
から当然上下左右に相当な巾をもつて互いにオー
バーラツプしている。
図の簡略化のために、第4図には1つの受光素
子18のみが示してあり、第11図にはそれに対
応して一連の測定ポイントからなる1つのゾーン
がハツチングで示してある。
さて印刷面Aの移動に伴つて、受光素子18の
とらえる印刷面Aの印刷内容(すなわち受光量)
が変化する。つまり、各受光素子18には、印刷
内容に応じた受光量の変化が現われる。その受光
量は受光素子18によりアナログ電気信号に変換
される。このアナログ電気信号は増巾器Dで増幅
された後にA/DコンバーターEに入り、そこで
デジタル電気信号に変換される。A/Dコンバー
ターEはクロツク回路Q(又はエンコーダ)から
の信号により一定時間でサンプリングする。つま
り時分割するのである。そのため印刷面Aの移動
を一定速度にしておくと、次々に印刷面Aの移動
方向に沿つて一定間隔毎の測定ポイントのデジタ
ル電気信号が出力する。
第5図は、そのように印刷面Aを移動させて印
刷面Aの前端から後端までを1つの受光素子18
により測定したときの1つのゾーン(第11図の
ハツチング部分に相当する)のアナログ電気信号
とデジタル電気信号の一例を示す。
このようなデジタル電気信号を第1メモリーF
に記憶させる。標準となる印刷面Aを入れてやれ
ば、第1メモリーFには標準となる印刷面Aのデ
ジタル電気信号が記憶される。
次に対比判定する印刷面Aを移動させて得られ
たデジタル電気信号を第2メモリーCに入れる。
また、デジタル電気信号をすぐメモリーFおよ
びCに送らずに、A/DコンバーターEから濃淡
感度補正器Pに送り、そこで濃淡感度を補正して
から第1メモリーFと第2メモリーCに記憶させ
ることもできる。
濃淡感度補正器Pにおいては、センサー10に
よる入力値の比較と人間の視覚による比較とのズ
レを補正するものであり、印刷物の材質(紙、金
属等)の違いや画面形状その他の濃淡構成の相違
に対応させるべく、目的用途により多数の補正特
性を任意に設定できるようにするものである。
第13図を参照して、濃淡感度補正器Pについ
て説明する。たて軸が黒白レベル(つまり受光
量)を示し、よこ軸が電気信号(この例では電
圧)を示す。線Rは受光素子18の濃淡感度特性
(これは理想的なものであり、実際には誤差があ
る)を示しており、黒白レベルと電圧とが正比例
であり、直線になつている。しかし、人間の濃淡
感度特性は印刷の種類その他により変化するの
で、受光素子18の濃淡感度特性と相違するのが
普通である。そこで、例えば補正曲線S1〜S4
のように濃淡感度特性を補正するために濃淡感度
補正器Pを設けるのである。補正曲線S3を例に
とつて説明すると、T1とT2の間では受光素子
18の感度特性の線Rにプラスの補正を行い、T
2とT3の間ではマイナスの補正を行つて、黒白
レベルの中間領域において濃淡の違いがより大き
な電圧差として現われるようにしている。つまり
補正曲線S3は中間の濃淡領域において高感度で
印刷不良を検出するのに適しているのである。
補正曲線S1及びS4はそれぞれ黒及び白に近
い濃淡領域で高感度で印刷不良を検出するのに適
している。補正曲線S2は黒及び白の両方に近い
濃淡領域で高感度で印刷不良を検出するのに適し
ている。
さて、第1メモリーFと第2メモリーCの対応
する各デジタル電気信号を取り出して演算回路H
に入れる。この演算回路Hは第1メモリーFと第
2メモリーCの対応する各デジタル電気信号の差
の絶対値を電圧の差として取り出す。この電圧の
差は、印刷内容に応じてあらかじめ任意のアロワ
ンスを設定したアロワンス設定器からのアロワ
ンス設定値に基づいて比較回路Jで比較され、第
1メモリーFのデジタル電気信号と第2メモリー
Cのデジタル電気信号との差がアロワンス設定値
以上であればエラーポイントと判定する。エラー
ポイントと判定したときは不良という結果のみを
カウンタKに入れる。良の場合はカウントしな
い。
設定するアロワンスとしては、検出巾アロワン
ス、インク濃度アロワンス、ポイント限度アロワ
ンス、エラー限度アロワンスその他がある。
検出巾アロワンスについては、基準値の上下に
アロワンスを設定するものであり、その上下の設
定値を越えたときエラーポイントと判定する。
インク濃度アロワンスは、インク濃度の変化に
対するアロワンスである。とくに基準値を更新し
ていくときは、所望の濃度限界を越えた印刷があ
らわれる可能性があるので、検出巾アロワンスと
は独立してインク濃度アロワンスを設定するのが
望ましい。
ポイント限度アロワンスは、センサー10に対
する印刷面Aの前後方向のズレのアロワンスであ
る。このポイント限度アロワンスは印刷物の送り
機構の精度が低いときに設定するものである。ポ
イント限度アロワンスの設定値が多きいと、検出
判定が甘くなる。
エラー限度アロワンスは、センサー10に対す
る印刷面Aの左右(横)方向のズレのアロワンス
である。これは、とくに検出精度との関係で設定
値を決める。
たとえば、第12図に示すように、基準値の電
気信号200の上下に検出巾アロワンスを設定し
て検出巾アロワンス設定値の電気信号201,2
02を設定し、これとは独立して上下にインク濃
度アロワンス設定値の電気信号203,204を
設定する。このあと、印刷面を検出して、測定し
て得られた電気信号205が、測定ポイントSE
で検出巾アロワンス設定値202を、測定ポイン
トSGでインク濃度アロワンス設定値204をそ
れぞれ越えておれば、いずれの場合もエラーポイ
ントを出す。
たとえば、真黒レベルと真白レベルとの間を
256段階に分けて、第1メモリーFの内容と第2
メモリーCの内容を対比して差を求める。
このような操作を第1メモリーF及び第2メモ
リーCに記憶される全デジタル電気信号について
順序をそろえて、印刷面Aの始端から終端まで1
番目どうし、2番目どうし、3番目どうし、とい
うように対比していつてm番目(最後の測定ポイ
ント)まで行う。そしてエラーポイントの数をカ
ウンタKでカウントしていく。
第1メモリーF及び第2メモリーCの内容が全
部対比され終つた時に、カウンタKのデータは演
算回路Lに入る。そして測定ポイント全体の数
(m個)とカウンタKの実際のカウント数との百
分比を算出する。
あらかじめ判定基準とする百分比を不良比率設
定機Uにより設定しておき、演算回路Lの演算結
果とそのように予め設定しておいた百分比(不良
比率)とを比較して、最終的に印刷面全体につい
て印刷が不良であるかどうかを判定するのであ
る。
不良比率設定器Uでは、エラーポイントのカウ
ントが1以上の値をすべて設定できるようにして
もよいが、通常、不良比率は0.1〜100%の範囲内
で任意に設定するようにする。
この発明にあつては、印刷面Aの移動方向を横
ぎつて印刷面Aの全巾にわたつて配置した多数の
受光素子18の各々について前述のごとき対比判
定を行なうものである。
第6〜10図を参照して、この発明のさらに別
の実施例を説明する。
第6図において、縦軸は、印刷面の黒白レベル
すなわち反射光量を示す。線Xが真白の印刷面の
レベルを示し、線Yが真黒の印刷面のレベルを示
す。また、イ,ロ,ハ…トは、エンコーダ84
(第12〜13図)による1つの受光素子18に
よる印刷面Aの移動方向に沿つた一連の複数の測
定ポイントの位置を示している。各受光素子18
について同様の測定ポイントがとられるので、印
刷面Aの全体にわたつて多数の測定ポイントがオ
ーバーラツプした形で一定間隔で縦横に第11図
に示すように分布することになる。
説明の便宜から1つの受光素子18についての
み説明すれば、第6図において、信号100は標
準印刷面のアナログ電気信号を示し、信号100
aは信号100にレベルアロワンスM′を加えた
アナログ電気信号であり、信号100bは信号1
00からレベルアロワンスM′を引いたアナログ
電気信号である。検出印刷面を測定して、既述の
対比判定を行つて、信号100aと信号100b
の間に測定ポイントが入らなければ、エラーポイ
ントであると判断される。
さて、検出印刷面が良好な印刷であるにもかか
わらず、印刷面の材質の違い等により反射光量が
違つてきて、エラーポイントと判定してしまう場
合がある。このような判別ミスを避けるために、
E1′に修正レベルαを加算あるいは減算して E1−(E1′±α)<±M としてから対比を行い、反射光量の違いを修正し
て判定を下す。
例えば、検出印刷面Aの紙質が暗い場合は仮に
印刷内容がまつたく同一であつても、紙質に影響
されて検出印刷面の信号101は全体的に線Yに
近づく。このままで信号101を信号100と対
比したのでは検出印刷面は印刷エラーと判定され
る可能性があるので、信号101に修正レベルα
を加えて信号101′にしてから対比する。
このようなレベルアロワンスは主として紙質、
印刷ムラ、センサードリフトに対応するものであ
るが、次に説明するポイントアロワンスは主とし
てエンコーダ84(第9〜10図)と印刷面Aと
のズレに対応するためのものである。
ある1つの測定ポイントの検出幅アロワンスに
ついて言えば、レベルアロワンスは、たて方向の
アロワンス(許容値)であり、ポイントアロワン
スは、よこ方向のアロワンス(許容値)である。
仮にレベルアロワンスとポイントアロワンスを
まつたく同じ値に設定したならば、許容範囲は基
準値を中心として正方形になる。もちろん、レベ
ルアロワンスとポイントアロワンスとは、たがい
に独立させることができる。その場合、両者はち
がつた値になることもある。そのときは、長方形
の許容範囲となる。
さて、レベルアロワンスのみ(第6図)、又は
レベルアロワンスとポイントアロワンスの組み合
わせ(第7図)のいずれの場合も、サンプルした
データがプラス又はマイナスのアロワンス設定値
を越えればエラーポイントとする。そして次の方
法のいずれか(または両方)で印刷エラーを判定
する。
判定方法(1)…全測定ポイント中、エラーポイン
トの数が設定値(これは不良比率設定値に相当す
る)を越えた場合に印刷エラーと判定する。
判定方法(2)…まずエラーポイントが連続した個
所をエラーブロツクとし、次の計算値が不良比率
設定値を越えた場合を印刷エラーと判定する。
L+S/P Lはエラーブロツクのピーク値 Sはエラーブロツクのレベルの総和 Pはエラーブロツクのエラーポイント数 つぎは、第9図を参照して、本発明装置のさら
に具体的な実施例について説明する。
センサー10は、すでに説明したような構成で
No.1…No.nの受光素子18を備えている。
センサー10は各発光素子21からの光を印刷
面Aに反射させ、その反射光を各受光素子18に
より受光してアナログ電気量に変換するように作
られている。
各受光素子18の出力は、増幅器72で増幅さ
れる。増幅器72はノイズ等の混入を防止するた
めに、インピーダンス変換を行うバツフアーアン
プが望ましい。
増幅されたアナログ電気信号は、ADコンバー
ター71に送られる。ADコンバータ71以降の
諸部材は各受光素子18ごとに設けた方が検出ス
ピードの観点から望ましいが、低速印刷等の場合
は、マルチプレクサー79を設けて併用すること
もできる。
ADコンバーター71は計測時間コントローラ
ー82の計測パルスに応答して、アナログ電気信
号をサンプリングしてデジタル電気信号に変換す
る。その計測時間コントローラー82はスタータ
ー83からの信号パルスによつて作動する。スタ
ーター83は印刷機械の動力軸等に取りつけられ
ていて、印刷を開始すると同時に信号パルスを発
生するようになつている。サンプリングはエンコ
ーダー84からのパルスにより時分割の形で行な
われる。エンコーダー84は印刷機械の動力軸に
とりつけることができる。
ADコンバーター71において、アナログ信号
はデジタル信号に変換され、そのデジタル信号は
濃淡感度補正器73に送られ、そこで、第16図
を参照してすでに説明したように濃淡の感度補正
が行なわれ、さらにメモリーコントローラー74
の指示に従つて、記憶回路75へ測定ポイント別
に記憶される。
記憶回路75は、その役割から大きく標準メモ
リー75aと検出メモリー75bに分けることが
できる。標準メモリー75aと検出メモリー75
bは機能的に何ら差はない。標準メモリー75a
には標準印刷面の情報を記憶し、検出メモリー7
5bには検出印刷面の情報を記憶する。
メモリー75bの内容は、演算器81でメモリ
ー75aの内容と対比されて、アロワンス設定値
以上の差があるものはエラーポイントとして判定
される。すなわち、メモリー75aの標準印刷面
第1番目の測定ポイントの情報(以下E1)が演
算器81に導き出される。続いてメモリー75b
内の検出印刷面の第1番目の測定ポイントの情報
(以下E1′)が演算器81に導きだされる。そし
て、演算器81で、 (E1−E1′)の絶対値<M の判定により、E1′が不良ポイントであるかど
うかの判定をする。
アロワンスMの設定値のうち、検出巾アロワン
スの設定値は検出巾アロワンス設定器90で任意
に設定される。この場合、レベルアロワンスとポ
イントアロワンスを同じ値にしてもよいが、両者
は別の値にしてもよい。
インク濃度アロワンスの設定値はインク濃度ア
ロワンス設定器92により任意に設定される。
エラーポイント信号がでた場合は、直ちに印刷
面の印刷不良と判定することもできるが、判定に
柔軟性をもたせるには、演算器81から不良率検
出器51へ1個のパルスを送る。不良率検出器5
1ではそのパルス数をカウントする。
次に、標準印刷面の第2番目の測定ポイントの
情報(E2)と検出印刷面の第2番目の測定ポイ
ントの情報(E2′)が同じように対比されて、
E2′がエラーポイント信号がどうか判別される。
この動作を全ての測定ポイントについて行な
う。
このようにして全測定ポイントについて対比し
終わつたときに、不良率検出器51にはエラーポ
イント信号の数が記憶されている。印刷が不良で
あるかどうかの判定はエラーポイント信号の数が
全測定ポイントの数に対してどのくらいの割合で
あるかによつて判別される。換言すれば、全ポイ
ント中にエラーポイントの数がどれだけあるかに
よつて判別される。
不良比率設定器42によつて、エラーポイント
信号の全測定ポイントの数に対する割合すなわち
不良比率を任意に設定する。例えば、不良比率設
定器42を0.2%に設定した場合、全測定ポイン
トを1000点とすれば、2点がエラーポイント数の
限界となる。この2点の情報が不良率設定器42
から不良率検出器51に送られる。そして、そこ
でエラーポイント信号の数と不良率設定器42か
ら送られてきた情報とが対比される。
また、通常は、印刷不良の判定結果を表示器
(図示せず)に表示したり、警報器(図示せず)
で警報したりする。必要ならば、不良と判定され
た印刷物を自動的に排出するようにもできる。
インク濃度アロワンス設定器92におけるイン
ク濃度アロワンス設定値の設定、検出巾アロワン
ス設定器90における検出巾アロワンス設定値の
設定及び不良率設定器42における不良率の設定
を自動的に行うこともできる。
また、第10図に示すように、不良率設定器4
2と不良率検出器51を省略して、その代りに前
述の(L+S/P)の値を計算する演算器50を
別に設けて、前記判定方法(2)を行うようにしても
よい。演算器50を除けば、第10図の実施例は
第9図の実施例と同じ構成になつている。
高速回転の印刷機に対応させるためには、各測
定ポイントでのサンプリング時間は極力、短かく
しなければならないが、前述のアロワンス(許容
値)を全ポイントについてメモリに記憶しておく
と、各ポイントではサンプル、対比及び判定の処
理が迅速になり、処理スピードが向上する。
発明の効果 以上の説明からも明らかなように、本発明によ
れば、多量の印刷物の全品を全面にわたり自動的
に検査することが可能となる。これは印刷業界に
とつて画期的なことである。
本発明は発光素子として無指向性の発光ダイオ
ードを使用しているので、発光素子から丸棒状レ
ンズを通して印刷面に光を照射することによつて
光軸や光量のバラツキを少なくできる。また、印
刷面からの反射光を丸棒状レンズを通して受光素
子で受光して、前記反射光を互いにオーバーラツ
プした形で前記受光素子が受光するので、センサ
ーに対する印刷面のレベルのズレに関しても、同
一レベルでの左右・前後のズレに関しても、相当
な許容度を持つことができる。従つて、本発明に
よれば、印刷の種類に応じて精度の高い良否判定
が可能となる。
さらに、本発明によれば、検出巾アロワンス設
定値を設定するので、大きく設定すれば、小さな
エラーポイントが検出しにくくなり、逆に小さく
設定すれば、印刷精度の変化に追従できなくなる
が、印刷精度とのかね合いで設定することがで
き、実際上、大きなメリツトが得られる。
また、本発明によれば、印刷ラインにそのまま
組みこんで、印刷スピードに合わせて印刷物の全
品を検査するのが容易である。
なお、インライン・リアルタイム処理だけでな
く、オフライン・バツチ処理も可能である。
【図面の簡単な説明】
第1A図は、本発明による印刷面検出センサー
の外観を示した斜視図である。第1B図は、本発
明による印刷面検出センサーの一部の概略を示す
平面図である。第2図は、第1図のX−X線に沿
つた断面図である。第3図は、第1図のY−Y線
に沿つた断面図である。第4図は、本発明装置の
原理を説明するためのブロツク図である。第5図
は、検出信号の流れと各検出ポイントのレベルを
示す波形図である。第6図は、本発明の印刷エラ
ー検出装置の原理の説明図である。第7図は、基
準値とレベルアロワンス及びポイントアロワンス
の関係を示す図である。第8図は、エラーブロツ
クを示す図である。第9図および第10図は、そ
れぞれ本発明の印刷エラー検出装置の別の実施例
を示すブロツクダイアグラムである。第11図
は、印刷面、受光素子および測定ポイントの関係
を示す図である。第12図は、基準値、インク濃
度アロワンス及び検出幅アロワンスの相互関係を
示す説明図である。第13図は、濃淡感度補正の
原理を示す図である。 10…センサー、11…フレーム、12…ホル
ダー、13…棒状レンズ、14,15,17…サ
ポート、16…ベース、18…受光素子、20…
プリントボード、21…発光素子、72…増幅
器、73…ADコンバーター、74…メモリーコ
ントローラー、75a…標準メモリー、75b…
検出メモリー、84…エンコーダー、42…不良
率設定器、50…演算器、51…不良率検出器、
A…印刷面、D…増幅器、E…A/Dコンバータ
ー、F…第1メモリー、C…第2メモリー、H…
演算回路、I…アロワンス設定器、J…比較回
路、K…カウンタ、L…演算回路、P…濃淡感度
補正器、Q…クロツク回路、U…不良比率設定
器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 発光素子から印刷面に光を照射し、その反射
    光を受光素子で受けて電気信号に変換して印刷面
    の良否を検出する印刷エラー検出装置において、
    外部からの光を遮断する材料で作られた細長いフ
    レームに前記発光素子用の丸棒状レンズと前記受
    光素子用の丸棒状レンズを設け、前記丸棒状レン
    ズに沿つて前記丸棒状レンズを近接させてそれぞ
    れ前記発光素子を設けるとともに前記受光素子を
    設け、前記発光素子から印刷面に光を照射しかつ
    印刷面からの反射光を互いにオーバーラツプした
    形で前記受光素子が受光するようにし、検査印刷
    面から得た電気信号と標準印刷面から得た電気信
    号とを比較し、その比較結果が所定のアロワンス
    設定値を超えたときにエラーと判定し、その判定
    結果を利用して印刷面の良否を検出する構成に
    し、しかも前記発光素子として無指向性の発光ダ
    イオードを使用した印刷エラー検出装置。
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JP5724996B2 (ja) * 2012-12-06 2015-05-27 コニカミノルタ株式会社 画像処理方法、画像形成装置及び画像形成システム
WO2015016216A1 (ja) * 2013-07-29 2015-02-05 京セラ株式会社 受発光素子およびこれを用いたセンサ装置

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JPS5530668A (en) * 1978-08-26 1980-03-04 Kita Denshi:Kk Recognizing apparatus of printed matter
JPS5849262A (ja) * 1981-09-18 1983-03-23 Dainippon Printing Co Ltd 走行印刷物の検査方法

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