JPH041778Y2 - - Google Patents

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JPH041778Y2
JPH041778Y2 JP17897285U JP17897285U JPH041778Y2 JP H041778 Y2 JPH041778 Y2 JP H041778Y2 JP 17897285 U JP17897285 U JP 17897285U JP 17897285 U JP17897285 U JP 17897285U JP H041778 Y2 JPH041778 Y2 JP H041778Y2
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JP
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belt
pulley
shaft
threshing device
handling
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JP17897285U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ベルト式脱穀装置に関する。
〔従来の技術〕
一般にベルト式脱穀装置は、ベルトの張力が均
一であり、巻回位置が正確であり、ベルトとプー
リとの接触面にワラ屑等が挾つたりすることも無
く、従つてベルトは所定の経路で周回するという
前提を基にして構成されているため、ベルトを巻
回してあるプーリは、回動のみ可能で軸心方向に
は摺動しない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが実際は、長年の使用によつてベルトの
張力が不均一になつたり、ベルトを巻回する際に
僅かなズレがあつたり、或いはワラ屑等が挾るこ
とによつてベルトが不規則な運動をして所定の経
路から逸脱しようとする。そして、この力がプー
リを介して軸に伝達され、スラスト荷重となつて
ベアリングの摩耗を早めたり、損傷の原因とな
る。これらの問題を解決する方法として大型のベ
アリングを用いたり、スラスト荷重に強いベアリ
ングを使用する方法があるが、いずれもコスト高
になつたり、装置が大型化するなど満足のいくも
のではなかつた。
本考案はかかる実情に着目してプーリに簡単な
改良を加えることを以て、プーリの軸芯部分に加
わる不当な力を排除して、耐久性を向上させるこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案の特徴構成
は、プーリを軸に対してスラスト移動動自在にす
るとともに、同一軸心上の回転部材の間にプーリ
及び扱きベルトの端縁を側板に接触させないよう
にプーリのスラスト移動を規制する当たり部材を
設けてあることにあり、次のような作用・効果を
奏する。
〔作用〕
スラスト荷重が振動的、脈動的に加わつたとし
ても、プーリのスラスト移動によつて一定範囲内
のスラスト荷重は吸収されてしまい、軸やベアリ
ングの負担が減少する。そして、もし振動や脈動
が大き過ぎてプーリや扱きベルトが側板が接触し
そうになつても、当り部材がスラスト移動を一定
の範囲内に規制接解が回避される。この当り部材
は、回転部材間に介装されていために、プーリに
制動力を加えることなくプーリのスラスト移動の
規制を行えるのである。
〔考案の効果〕
その結果、プーリをスラスト移動自在にすると
いう簡単な改良を以て、スラスト荷重を減少させ
て軸やベアリングの耐久性を向上させることが可
能となつた。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第5図に示すように、脱穀フイートチエーン1
で横倒れ姿勢で挟持搬送される穀稈の搬送通路3
を扱室2の下部に形成するとともに、この搬送通
路3の上側に外周面に扱歯4が突設された扱きベ
ルトを横架巻回し、この扱きベルト5の下側での
扱歯先端軌跡に沿つて受網6を架設し、コンバイ
ン等に搭載されて使用される脱穀装置を構成す
る。
前記扱きベルト5は、第3図に示すように株元
側の駆動プーリ9と穂先側の従動プーリ10とに
わたつて巻回され、その下面が穀稈穂先に向うよ
うに回転駆動される。前記扱歯4は、第1図に示
すように扱き作用を徐々に強めていくように、脱
穀フイードチエーン1搬送方向下手側のもの程高
いものに形成してあり、また、フイードチエーン
1終端方向に脱穀処理物を運ぶように、扱きベル
ト5進行方向に対して傾斜する状態に並べて取付
けられている。
前記駆動プーリ9は、ラジアルベアリング(図
示せず)で側板12に軸支された駆動軸13に嵌
着されていて、前記従動プーリ10は、駆動軸1
3と同様の方法で軸支された従動軸14にスラス
ト移動可能に嵌合されている。具体的嵌合方法
は、第2図に示すように従動プーリ10のボス部
に切欠されたキー溝10aと、従動軸14にその
軸心方向に形成されたキー14aとの嵌合であ
る。従動プーリ10は、スラスト移動は自在であ
るが、回転方向には規制されているので回転しな
がらスラスト移動が行える。尚、前記従動プーリ
10、ラジアルベアリング11、及び従動軸14
とで回転部材を構成している。
前記扱きベルト5とプーリ9,10は、第4図
に示す如く、プーリ9,10外周面に形成の突条
9a,10aと、扱きベルト5内周面に形成の凹
溝5aとによつて係合されており、穂先遅れの穀
稈に扱き作用を与えた時に扱きベルト5がプーリ
9,10に対して軸芯方向にズレ動くことを阻止
すべく構成されている。
従動軸14の両端部、即ち従動プーリ10のボ
ス端面と側板12との間部分には、当り部材の一
例である円筒状のカラー15が外嵌されている。
前記カラー15の幅l1は、従動プーリ10が正規
の位置にある場合において、側板12と従動プー
リ10との間隔l2よりも短く、且つ、従動プーリ
10のボス端面の出代l3より長くとられている。
そのため従動プーリ10が極端にスラスト移動す
ると扱きベルト5や従動プーリ10が側板12に
接触する前にカラー15が、従動プーリ10のボ
ス端面とラジアルベアリング11のインナーレス
11a間に挾つてスラスト移動が規制されて接触
が回避される。尚、カラー15は、従動プーリ1
0に固着されていても同様な作用をする。
扱室2の天板16の内側面には、扱室2内の処
理物を搬送方向に送るために、3枚の送り板17
を斜め方向に設けてある。更に扱歯4が搬送方向
上手側程低くなつているのを利用して上手側の送
り板17を高くして全体の送り作用をより効果的
にしてある。
〔別実施例〕
本考案を実施するに第6図で示すように従動軸
14に当り突起18を設けて従動プーリ10の動
きを規制してもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るベルト式脱穀訴追の実施例
を示し、第1図は縦断側面図、第2図は要部の拡
大図、第3図は概略背面図、第4図はプーリ断面
の拡大図であり、第5図は脱穀装置の全体側面図
である。第6図は別実施例の要部拡大図である。 2……扱室、5……扱きベルト、9,10……
プーリ、11……ベアリング、11a……インナ
ーレース、12……側板、13,14……軸、1
5……当り部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 扱室2を構成する側板12に一対の軸13,
    14をベアリング11を介して回動自在に支持
    するとともに、前記軸13,14に外嵌してあ
    る一対のプーリ9,10に扱きベルト5を巻回
    したベルト式脱穀装置において、前記プーリ1
    0を軸14に対してスラスト移動自在にすると
    ともに、同一軸心上の回転部材の間にプーリ1
    0及び扱きベルト5の端縁を側板12に接触さ
    せないようにプーリ10のスラスト移動を規制
    する当たり部材15を設けてあるベルト式脱穀
    装置。 前記回転部材がブーリ10のボス端面とベア
    リング11のインナーレース11aであるとこ
    ろの実用新案登録請求の範囲第項に記載のベ
    ルト式脱穀装置。 前記回転部材がプーリ10のボス端面と軸1
    4であるところの実用新案登録請求の範囲第
    項に記載のベルト式脱穀装置。 前記当たり部材15が軸14に外嵌するカラ
    ーであるところの実用新案登録請求の範囲第
    、項に記載のベルト式脱穀装置。
JP17897285U 1985-11-20 1985-11-20 Expired JPH041778Y2 (ja)

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JP17897285U JPH041778Y2 (ja) 1985-11-20 1985-11-20

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JPS6286851U JPS6286851U (ja) 1987-06-03
JPH041778Y2 true JPH041778Y2 (ja) 1992-01-22

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