JPH0541741Y2 - - Google Patents

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JPH0541741Y2
JPH0541741Y2 JP5429288U JP5429288U JPH0541741Y2 JP H0541741 Y2 JPH0541741 Y2 JP H0541741Y2 JP 5429288 U JP5429288 U JP 5429288U JP 5429288 U JP5429288 U JP 5429288U JP H0541741 Y2 JPH0541741 Y2 JP H0541741Y2
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pachinko
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、パチンコ島台からのアウト球を、球
磨兼用揚送機により揚送の間に研磨するパチンコ
球研磨装置に係り、特に駆動機に作用する過負荷
を防止する構造に関する。
〔従来の技術〕
一般に、パチンコ島台の各パチンコ機から回収
されたアウト球は、手垢等で汚れていて球詰まり
等の原因になるため、これを常時あるいは定期的
に研磨する必要がある。そこで従来は、パチンコ
球揚送装置を兼ねるパチンコ球研磨装置を用い、
アウト球の揚送の間に研磨する方法を採つてい
る。
第4図は従来のこの種のパチンコ球研磨装置を
示すもので、図中、符号1は多数のパチンコ機2
と2台に1台の割合でパチンコ機2間に介装され
た台間玉貸機3とを備えたパチンコ島台であり、
このパチンコ島台1の各パチンコ機2から排出さ
れたアウト球は、パチンコ機2下方の島台下部空
間4の一箇所に集められるようになつている。そ
してこのアウト球は、球磨兼用揚送機5により研
磨されつつ島台上部空間6まで揚送された後、再
び各パチンコ機2に分配されるようになつてい
る。
前記球磨兼用揚送機5は、第4図および第5図
に示すようにパチンコ島台1の両側のパチンコ機
2の間を通して島台上下の空間4,6を結ぶ筒体
5aと、この筒体5a内に配される可撓性を有し
た螺旋状フイーダ5bとを備えており、前記アウ
ト球は、ポリエチレン樹脂あるいはポリアミド樹
脂製の小片からなる研磨材とともに筒体5a内に
投入され、螺旋状フイーダ5bの駆動で揚送され
る間に、研磨材に接触して研磨されるようになつ
ている。そして、筒体5aの上端部まで揚送され
たパチンコ球および研磨材は、分離器7により分
離された後、パチンコ球は各パチンコ機2に送ら
れるとともに、研磨材は筒体5aの下端部に再び
戻されるようになつている。なお、第4図および
第5図において、符号8は各台間玉貸機3から回
収したコイルを搬送するコイル搬送路である。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記従来のパチンコ球研磨装置において、球磨
兼用揚送機5の螺旋状フイーダ5bは、その上下
いずれかの端部(第4図においては下端部)に配
したモータ9で回転駆動されるが、従来はモータ
9と螺旋状フイーダ5bとを直結しているため、
回転に伴なう螺旋状フイーダ5bの芯ずれにより
モータ9に無理な力が加わり、モータ9が焼付い
てしまうという問題があつた。
本考案は、かかる現況に鑑みなされたもので、
モータ等の駆動機に加わる過負荷を防止し、アウ
ト球を安定して揚送、研磨することができるパチ
ンコ球研磨装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前記目的を達成する手段として、螺
旋状フイーダの上端部に、軸受を介し固定側に回
転可能に支持された従動軸を連結するとともに、
この従動軸の上端部に、駆動機の出力軸に取付け
られた駆動スプロケツトと軸心を同一にして近接
対向する従動スプロケツトを取付け、かつこれら
両スプロケツトをダブルチエーンを介して連動連
結するようにしたことを特徴とする。
〔作用〕
本考案に係るパチンコ球研磨装置において、駆
動機の回転力は、その出力軸に取付けた駆動スプ
ロケツトを介してダブルチエーンに伝達され、さ
らに従動スプロケツトを介して従動軸に伝達され
る。そして最終的には螺旋状フイーダに伝達され
て螺旋状フイーダが回転駆動される。
ところで、螺旋状フイーダには、その回転に伴
ない芯ずれが生じ、これに伴ない従動軸および従
動スプロケツトも、多少ではあるがその軸心がず
れることになる。ところが、従動軸は駆動機の出
力軸に直結されてはおらず、両スプロケツトおよ
びダブルチエーンを介して連動連結されており、
両スプロケツト間に多少の芯ずれがあつても、無
理なく力を伝達できる構造になつているので、駆
動機に過負荷が作用するのを効果的に防止でき
る。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第3図
を参照して説明する。
第1図は、本考案に係るパチンコ球研磨装置の
上端部の構成を示すもので、図中、符号5は球磨
兼用揚送機であり、この球磨兼用揚送機5は、筒
体5aと、この筒体5a内に配された可撓性を有
する螺旋状フイーダ5bとを備えている。
前記螺旋状フイーダ5bの上端部には、第1図
に示すように連結金具10が加絞め固定されてお
り、この連結金具10は、球磨兼用揚送機5の支
持固定枠11に軸受12を介し回転可能に支持し
た従動軸13の下端部に、ノツクピン14を介し
て連結されている。そして螺旋状フイーダ5b
は、この従動軸13と一体となつて回転するよう
になつている。
前記従動軸13の上端部には、第2図に示すよ
うに従動スプロケツト15が取付けられており、
この従動スプロケツト15は、後述するモータ9
の出力軸16に取付けた駆動スプロケツト17に
ダブルチエーン18を介して駆動連結されてい
る。
すなわち、前記支持固定枠11の上端部には、
第1図に示すようなモータ9が設置されており、
その出力軸16の下端部には、第2図に示すよう
に駆動スプロケツト17が取付けられている。こ
の駆動スプロケツト17は、第2図に示すように
前記従動スプロケツト15の直上位置に軸心を同
一にして対向配置されており、これら両スプロケ
ツト15,17には、ダブルチエーン18が巻掛
けられて両スプロケツト15,17が連動するよ
うになつている。
前記ダブルチエーン18は、第1図ないし第3
図に示すように上側ローラチエーン18aと下側
ローラチエーン18bとをその間にスペーサ19
を挟んで通しピン20で一体に連結した構造をな
しており、上側ローラチエーン18aは駆動スプ
ロケツト17に、また下側ローラチエーン18b
は従動スプロケツト15にそれぞれ巻掛けられる
ようになつている。そしてこれにより、両スプロ
ケツト15,17がダブルチエーン18を介して
連動連結されるようになつている。
前記各ローラチエーン18a,18bは、第3
図に示すように前記通しピン20により順次連結
されるローラリンクプレート21およびピンリン
クプレート22と、通しピン20のローラリンク
プレート21挿通部に装着されたブシユ23と、
このブシユ23に装着されたローラ24とからそ
れぞれ構成されており、前記駆動スプロケツト1
7から上側ローラチエーン18aに伝えられた力
は、各通しピン20を介して下側ローラチエーン
18bに伝えられ、さらにこの下側ローラチエー
ン18bに噛合する従動スプロケツト15に伝え
られるようになつている。
一方、前記球磨兼用揚送機5の筒体5a上端部
には、第1図に示すように揚送されてきたアウト
球25と研磨材26とを排出する排出口27が設
けられており、この排出口27には、アウト球2
5と研磨材26とを分離する分離器7が接続され
ている。
この分離器7は、第1図に示すように研磨材2
6捕集用のホツパ28を備えており、このホツパ
28の上面には、前記排出口27から下り勾配に
傾斜する簀子29が設置され、その上面側をアウ
ト球25および研磨材26が転動するよになつて
いる。この簀子29は、アウト球25の大きさよ
りも狭く研磨材26の大きさよりも広い間隔で細
木を多数並設して構成されており、簀子29上を
転動するアウト球25および研磨材26を、その
大きさにより篩い分けできるようになつている。
そして、分離されたアウト球25は、図示しない
各パチンコ機に分配されるとともに、ホツパ28
に捕集された研磨材26は、戻し管30を介し筒
体5aの下端部に戻されるようになつている。
前記簀子29の上方位置には、第1図に示すよ
うに簀子29上を転動するアウト球25および研
磨材26の量を均して平均化する均し板31、お
よび前記排出口27から排出されるアウト球25
および研磨材26の量が設定地を超えた際に揺動
板32を介して作動する非常停止スイツチ33が
それぞれ設けられており、非常停止スイツチ33
の作動により、前記モータ9が非常停止するよう
になつている。
一方、前記ホツパ28内には、第1図に示すよ
うに上面に網板34を張設した塵芥捕捉箱35が
設置されており、この塵芥捕捉箱35は、吸引管
36を介し図示しない吸塵機に接続されている。
そして、吸塵機を起動することにより塵芥捕捉箱
35内が負圧となり、これにより、研磨材26と
ともにホツパ28内に落下してきた塵芥が、網板
34を介して捕捉箱35に捕捉され、さらに吸引
管36を介して吸塵機に捕集されるようになつて
いる。
次に、本実施例の作用について説明する。
モータ9を起動すると、その出力軸16に取付
けられた駆動スプロケツト15に伝えられ、従動
スプロケツト15が駆動スプロケツト17と同速
で回転駆動される。
従動スプロケツト15が回転すると、これと一
体の従動軸13が回転するとともに、従動軸13
の回転力は、ノツクピン14および連結金具10
を介して螺旋状フイーダ5bに伝達され、螺旋状
フイーダ5bが筒体5a内で回転する。これによ
り、アウト球25および研磨材26が揚送される
とともに、揚送の間に研磨材26がアウト球25
に何回も接触し、アウト球25の研磨がなされ
る。
筒体5aの上端部で揚送されてきたアウト球2
5および研磨材26は、排出口27から排出され
て分離器7に導びかれ、ここでアウト球25と研
磨材26とが分離される。そしてアウト球25
は、図示してよい各パチンコ機に分配されるとと
もに、研磨材26は、戻し管30を介して筒体5
aの下端部に導びかれ、循環使用される。
ところで、螺旋状フイーダ5bは、筒体5a内
に自由に移動できる状態で配置され、その上端に
伝えられる回転力で回転する構造になつているの
で、アウト球25の揚送量にバラ付きがある等の
場合には、螺旋状フイーダ5bが芯ずれした状態
で回転することになる。そして、螺旋状フイーダ
5bに芯ずれが生じると、従動軸13も芯ずれし
た状態で回転することになる。
ここで、従動軸13とモータ9の出力軸16と
が直結されている場合には、モータ9の出力軸1
6にも芯ずれが生じ、モータ9に過負荷がかかつ
て焼付きが生じるおそれがある。
ところが本実施例では、従動軸13と出力軸1
6とを、スプロケツト15,17およびこれらに
亘つて巻き掛けられるダブルチエーン18を介し
て連動連結しているので、モータ9に過負荷がか
かるおそれがない。
すなわち、各スプロケツト15,17とダブル
チエーン18との間には、その構造上一定のクリ
マランスが形成される。このため、従動スプロケ
ツト15に芯ずれが生じても、そのずれはダブル
チエーン18により吸収され、駆動スプロケツト
17の回転力が無理なく従動スプロケツト15に
伝えられる。したがつて、モータ9に過負荷がか
かつて焼付きが生じるといつた不具合が全くな
い。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、駆動軸の出力軸
に取付けられた駆動スプロケツトと、従動軸の上
端部に取付けられた従動スプロケツトとを、ダブ
ルチエーンを介して連動連結するとともに、前記
従動軸に螺旋状フイーダの上端部を連結するよう
にしているので、螺旋状フイーダに芯ずれが生じ
ても、これをダブルチエーンで吸収して駆動機に
加わる過負荷を防止することができる。このた
め、アウト球の揚送、研磨を安定させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すパチンコ球研
磨装置の要部構成図、第2図はダブルチエーン部
分の構造を示す拡大断面図、第3図はダブルチエ
ーンの部分拡大断面図、第4図は従来のパチンコ
球研磨装置を示す構成図、第5図は第4図の−
線断面図である。 1……パチンコ島台、2……パチンコ機、4…
…島台下部空間、5……球磨兼用揚送機、5a…
…筒体、5b……螺旋状フイーダ、6……島台上
部空間、9……モータ、11……支持固定枠、1
2……軸受、13……従動軸、15……従動スプ
ロケツト、16……出力軸、17……駆動スプロ
ケツト、18……ダブルチエーン、18a……上
側ローラチエーン、18b……下側ローラチエー
ン、25……アウト球、26……研磨材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パチンコ島台の各パチンコ機から回収されパチ
    ンコ島台の下部空間に集められたアウト球を、筒
    体とこの筒体内に配した可撓性を有する螺旋状フ
    イーダとを備えた球磨兼用揚送機を介してパチン
    コ島台の上部空間まで揚送し、揚送したアウト球
    を、各パチンコ機に分配するパチンコ球研磨装置
    において、前記螺旋状フイーダの上端部に、軸受
    を介し固定側に回転可能に支持された従動軸を連
    結するとともに、この従動軸の上端部に、駆動機
    の出力軸に取付けられた駆動スプロケツトと軸心
    を同一にして近接対向する従動スプロケツトを取
    付け、かつこれら両スプロケツトを、ダブルチエ
    ーンを介して連動連結したことを特徴とするパチ
    ンコ球研磨装置。
JP5429288U 1988-04-22 1988-04-22 Expired - Lifetime JPH0541741Y2 (ja)

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JP5429288U JPH0541741Y2 (ja) 1988-04-22 1988-04-22

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JPH01157793U JPH01157793U (ja) 1989-10-31
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