JPH04176716A - タイヤ滑り止め装置 - Google Patents

タイヤ滑り止め装置

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Publication number
JPH04176716A
JPH04176716A JP30556590A JP30556590A JPH04176716A JP H04176716 A JPH04176716 A JP H04176716A JP 30556590 A JP30556590 A JP 30556590A JP 30556590 A JP30556590 A JP 30556590A JP H04176716 A JPH04176716 A JP H04176716A
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JP
Japan
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tire
arm
base
side wall
ground contact
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Application number
JP30556590A
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English (en)
Inventor
Kazuo Tsuchiya
土屋 和男
Hidekatsu Kamiyama
神山 英克
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は雪積路等を走行する車両のタイヤに装着される
タイヤ滑り止め装置に関する。
〔従来技術〕
近年、タイヤへの着脱が容易に行えるスパイグータイプ
と称されるタイヤ滑り止め装置がある。
第8図に示すように、このタイヤ滑り止め装置100の
構成部品であるタイヤ滑り止め本体102は、タイヤ1
08の車体取付側と反対側に配置された円形のサポート
リング104の外周部から複数のアーム106が放射状
に配置されている。
第9図に示すように、サポートリング104はこれらの
アーム106の破損を防ぐためディスク部112及びベ
ースプレート113によって形成された環状溝114に
遊嵌されて取り付けられている。このため、サポートリ
ング104はタイヤ108の半径方向に沿った方向(矢
印A、B方向)へ移動可能であると共に、タイヤ108
の幅方向に沿った方向(矢印■、0方向)へも移動でき
る。
また、これらのアーム106は、基部106Aがサポー
トリング104からタイヤ108の側壁部に沿って円弧
状に湾曲しており、折曲部106Bでタイヤ108の車
体取付側(矢印1方向)に折曲され、接地部106Cが
長手軸線をタイヤ108のトレッド面108Aの幅方向
に沿って配置される構成となっている。
ところで、タイヤ108には車重が加わっているためタ
イヤ108の軸線から路面120に接地しているトレッ
ド面108Aまでの距離は、路面120に接地していな
いトレッド面108Aまでの距離に比べて短くなる。こ
のため、接地部106Cがタイヤ108と路面120と
の間に挟まれると、第10図に示すようにサポートリン
グ104は半径方向上方(矢印入方向)へ移動される。
さらに、接地されたアーム106は基部106Aがタイ
ヤ108の側壁部から離間する方向へ凸に変形すると共
に、サポートリング104をタイヤ108の側壁部10
8Bから離間する方向(矢印0方向)へ押圧させてディ
スク部112側に移動させる。さらにタイヤ108が回
転されて隣接する次のアーム106が接地する際には、
サポートリング104がタイヤ108の側壁部108B
から離間する方向へ移動されているため次のアーム10
6の接地部106Cはトレッド面108Aを覆う割合が
少なくなる。さらに、次のアーム106が接地した場合
には、前述したように基部106Aがタイヤ108の側
壁部から離間する方向に凸に変形すると共に、サポート
リング104をディスク部112側に押圧させる。この
ように、タイヤ108の回転時にはサポートリング10
4は常にタイヤ108の側壁部から離間する方向に移動
されるので接地部106Cがトレッド面108Aを有効
に覆うことができず、積雪路等に対するグリップ力が低
下する。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記事実を考慮し、車両走行時においてアーム
の接地部がタイヤのトレッド面に対して有効に配置され
るタイヤ滑り止め装置を得ることが課題である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、タイヤの車体取付側と反対に位置し車輪のホ
イールに取り付けられたベースに遊嵌されて取付られる
取付部と、前記取付部に設けられ前記タイヤの回転中心
に対して放射方向に配設された基部と、前記タイヤのト
レッド面に配置され前記基部に折曲部を介して連結され
た接地部とを備えたアームが複数個設けられたタイヤ滑
り止め装置において、前記接地部が路面に接地された際
に、前記取付部を前記タイヤの側壁部方向へ押圧させる
ように前記基部が前記タイヤの側壁部方向へ凸に屈曲変
形することを特徴としている。
〔作用〕
上記構成の本発明では、車輪が回転されるとベース、取
付部及びアームが車輪と共に回転され、各アームの接地
部が順次タイヤに踏まれる。
アームが回転され、アームの接地部が路面に接地される
と基部がタイヤの側壁部方向へ凸に屈曲変形する。ここ
で、取付部はベースに遊嵌されて取付られており、ベー
スに対してタイヤの半径方向に沿った方向及びタイヤの
幅方向へ移動できるため、基部がタイヤの側壁部方向へ
凸に屈曲変形すると変形された基部によって取付部がタ
イヤの側壁部方向へ押圧され移動する。車輪が回転され
て次のアームが接地する際には、前のアームにおって取
付部がタイヤの側壁部方向へ移動されているので次のア
ームの接地部はトレッド面を有効に覆うことができる。
さらに、車輪が回転されて次のアームが接地する際にも
、同様にして取付部がタイヤの側壁部方向へ移動されて
いるのでアームの接地部がトレッド面を有効に覆うこと
ができる。
このように、車輪の回転にともなって各アームが順次変
形されて取付部をタイヤの側壁部方向へ押圧して取付部
をタイヤの側壁部方向へ移動させているのでアームの接
地部はトレッド面に対して本発明の実施例を第1図乃至
第4図(B)にしたがって説明する。
第1図に示す如く、タイヤ滑り止め装置10は予め車輪
68のディスクホイール70に取り付けられるベースプ
レート16と、このベースプレート16に取り付けられ
るロック本体12と、ベースプレート16とロック本体
12とに挟持される滑り止め本体14を備えている。こ
れらの材料の具体例としては、熱可塑性エストラマー、
ポリエチレン、熱可塑性ポリウレタン等の熱可塑性プラ
スチックや、FRP (繊維強化プラスチック)、熱硬
化性ポリウレタン等の熱硬化性プラスチックが上げられ
る。
第1図に示す如く、車輪68のディスクホイール70に
は前記ベースプレート16がセットボルト72によって
取り付けられている。このセットボルト72は第3図に
示す如く、図示されない車軸から突設されたボルト82
に固着された専用ホイールナツト84に螺合されている
ロック本体12は円板状のディスク部18及びロック部
20とから形成されている。第2図に示す如く、ディス
ク部18の軸心部には透孔22が軸方向(矢印I、0方
向)へ貫通形成され、ディスク部18のベースプレート
16側の一端面18Aは平面状に形成されている。これ
に対しディスク部18の反ベースプレート16側の他端
面18Bは軸心部に近づくほど前記一端面18Aと離間
するように形成されている。また、ディスク818の他
端面18Bの軸心部には、透孔22と同軸的に凹部24
が形成されると共に、凹部24の外側には凹部24と同
軸でリング状の溝部26が形成されている。
この溝部26には筒状部28の脚部28Aが配設されて
いる。また、筒状部28の反ベースプレート16側(矢
印○方向側)に形成された頂板部28Bには、頂板部2
8Bの直径よりも大径に形成された把持体30がねじ3
2を介して固着されている。前記把持体30及び筒状部
28の頂板部28Bの軸心部には同軸上に透孔34.3
6がそれぞれ形成されている。この透孔34の直径は透
孔36の直径より大径に形成されている。
前記透孔22.34.36にはロック部20が挿入され
ている。このロック部20は断面形状T字状の係止部3
8とロック突起部40とから形成されている。係止部3
8の一端にある拡径部は筒状部28の頂板部28Bに当
接してディスク部18方向への抜は止めとされると共に
他端はロック突起部40に長ねじ42を介して固着され
ている。
ロック突起部40の筒状部40Aには外周に圧縮コイル
ばね44が巻装されている。この圧縮コイルばね44の
一端は前記ディスク部18の一端面18Aに形成された
凹部18Cに当接され、他端はロック突起部40の軸直
角方向に延設されたフランジ部46に当接されロック突
起部40をベースプレート方向(第2図矢印1方向)へ
付勢している。
第3図に示す如く、前記フランジ部46は放射方向へ4
個延出形成されている。また、第2図及び第3図に示す
如く、ディスク部18の一端面18Aには略円柱状の突
起部48がボルト50及びナツト52を介して固着され
ている。第2図に示す如く、この突起部48は後述する
滑り止め本体14のサポートリング56の透孔60に挿
入されている。第3図に示す如く、この突起部48は中
空でロック突起部40が貫通すると共に、前記フランジ
部46が収納される溝部54がフランジ部46に対応し
て放射方向に4個形成されている。
この溝部54の一方の立上面54Aには突起部48の円
周方向の一方向に係止溝55が形成されてフランジ部4
6が収容できる。
一方、ベースプレート16の中央部には軸方向に透孔7
4が形成され、この透孔74の内周面からは突起部48
に設けられた係止溝55に挿入される係合片76が4個
半径方向内側に向けて突出形成されている。また、ベー
スプレート16には長円状のボルト貫通孔78が複数形
成されている。
ベースプレート16のディスク部18側には円形のフラ
ンジ部80が一体形成されている。フランジ部80の外
径はディスク部18の外径と略同−寸法に形成されてお
り、このフランジ部80とディスク部18とによって後
述するサポートリング56を挟持する。
第11!Iに示す如く、滑り止め本体14は円板状のサ
ポートリング56及びこのサポートリング56から放射
状に延びた8本のアーム58から構成されている。サポ
ートリング56の外径はディスク部18の外径より大径
に形成されており、第2図に示す如くサポートリング5
6の厚さ寸法Tはディスク部18の一端面18Aとフラ
ンジ部80の一端面80Aとの間隔寸法Sよりも若干短
くなっている。また、サポートリング56の軸心部には
透孔60が形成されており、この透孔60の直径は前記
ディスク部18に固着された突起部48の直径よりかな
り大径に形成されている(第2図参照)。したがって、
サポートリング56はロック本体12及びベースプレー
ト16に対して半径方向上下方向(第2図矢印A、B方
向)へ一定量移動可能であると共に、軸線に沿った方向
(第2図矢印I、0方向)へも一定量移動可能である。
第1図に示す如く、アーム58は幅及び肉厚がほぼ一定
の板状に形成されている。このアーム58は基部58A
がサポートリング56のタイヤ69側にリベット62を
介して取り付けられており、このリベット62を中心と
して第1図矢印C方向へ一定範囲揺動可能となっている
。また、アーム58は基部58Aの先端に連結された折
曲部58Bで矢印1方向に折曲され、接地部58Cがタ
イヤ69の幅方向に沿うようにトレンド面69Aに位置
されている。
第4図(A)に示す如く、折曲部58Bは基部58Aの
サポー) IJソング6との取付位置に対して反タイヤ
69方向(矢印O方向)へ寸法したけずれて位置されて
いる。また、基部58Aはサポートリング56との取付
位置から折曲部58Bにかけての長手方向断面が、反タ
イヤ69側が凹んだ略円弧状に形成されている。
一方、接地部58Cの反タイヤ69側にはスパイクビン
64が複数個突設されており、接地B58Cのタイヤ6
9側には突起体66が複数個突設されている。
次に上記実施例のタイヤ滑り止め装置10の装着及び作
用について説明する。
タイヤ滑り止め装置10を使用するには、先ずベースプ
レート16をディスクホイール70に取り付ける。第1
図及び第2図に示す如く、ベースプレート16のボルト
貫通孔78にセットボルト72を挿入してセットボルト
72を専用ホイールナツト84に締め付けることにより
ベースプレート16をディスクホイール70に固着する
次いで、ベースプレート16に滑り止め本体14を取り
付ける。この際、タイヤ69は車両の重量で押しつぶさ
れて広い面積に渡って接地されているので、8本のアー
ム58のうちタイヤ69の接地面を挟んで互いにとなり
合う2本のアーム58は、そのままではトレッド面の所
定位置に接地R58Cが配置されにくい。そこで、前記
2本のアーム58をリベット62を支点として互いに離
間する方向へ揺動させ、トレッド面69Aの所定の位置
から周方向へずれた位置へ配置する。次に、作業者は滑
り止め本体14をタイヤ69の車両幅方向内側へ押すこ
とにより、滑り止め本体14のアーム58をタイヤ69
に配設させる。
次に、ロック本体12を把持してロック本体12をベー
スプレート16に連結させて、ロック部20のフランジ
部46をベースプレート16の係合片76に対応させる
。この状態で、ロック本体12を押圧すると、前言己フ
ランジ部46は係合片76に押圧され、フランジ部46
は圧縮コイルばね44の付勢力に抗してベースプレート
16方向へ移動する。
次に、係合片76が係止溝55と対応する位置まできた
ら、ロック本体12を第3図反時計回り方向(第1図矢
印C方向)に回せばベースプレート16の係合片76は
突起部48に形成された係止溝55に挿入される。この
状態ではフランジ部46が圧縮コイルばね44の付勢力
により元の位置に戻るた約、係合片76は前記フランジ
部46によって係止溝55から退出することを完全に阻
止される。したがって、ロック本体12はベースプレー
ト16と固着状態となりタイヤ滑り止約装置10の装着
作業は完了される。
車両の走行により車輪68が回転されると、揺動された
前記2本のアーム58が、自然と前記と逆方向へ揺動さ
れて所定の位置に配置される。この状態のサポートリン
グ56は、透孔60の直径寸法から突起部48の外径寸
法を減じた寸法距離分だけ半径方向へ遊動して回転され
る。また、ア−ム58はその接地部58Cのタイヤ69
側に突起体66が形成されているためタイヤ69のトレ
ッド面69Aとの摩擦力が大で、車輪68と共に回転さ
れる。
タイヤ69には車両の重量がかかっているたt、タイヤ
69の軸線から路面65までの距離はタイヤ69の軸線
から路面65に接地していないトレッド面69Aまでの
距離に比べて短い。したがって、接地部58Cがタイヤ
69と路面65との間に挟まれると、サポートリング5
6が半径方向内方へ向かって移動され、接地されたアー
ム58は基部58Aが第4図(B)に示すようにタイヤ
69の側壁部に向かって凸状に屈曲すると共に、基部5
8Aにはタイヤ69の側壁部へ向かう方向(矢印1方向
)への力が作用する。これによって、サポートリング5
6はタイヤ69の側壁部側に移動される。したがって、
タイヤ69が回転されて隣接する次のアーム58が接地
する際には、サポートリング56がタイヤ69の側壁部
側に移動されているので、次のアーム58の接地部58
Cはタイヤ69のトレッド面69Aに対して有効に配置
され、接地部58Cが路面65に接地した際には有効な
グリップ力が得られる。さらに、タイヤ69が回転され
ると同様にして次のアーム58の接地部58Cもタイヤ
69のトレッド面69Aに有効に配置される。
したがって、車両走行時にはアーム120の接地部12
0Cがトレッド面69Aを有効に覆うので車両の積雪路
等の走行性能が向上される。
また、タイヤ69が回転された場合には、アーム58の
接地部58Cに遠心力が作用して接地部58Cの先端が
タイヤ69のトレッド面69Aから浮き上がろうとする
。ところが、このアーム58は折曲部58Bが基部58
Aのサポートリング56との取付位置に対して反タイヤ
69方向へ寸法りだけずれて位置され、さらに基部58
Aがサポートリング56との取付位置から折曲部58B
にかけて反タイヤ69側が凹んだ円弧状に形成されてい
るため、基部58Aが遠心力によってタイヤ69の半径
方向外方に沿って引っ張られ直線状に変形され、これに
よって接地部58Cにはトレッド面69Aに接近させる
力が作用して接地部58Cの遠心力による浮き上がりが
抑えられる。このため、タイヤ69の回転時において接
地部58Cがタイヤ69のトレッド面69Aから浮き上
がる量が少なく、タイヤ69の高速回転時においても接
地部58Cが車両に当接する恐れが少ない。
さらに、サポートリング56がロック本体12をタイヤ
69から離間する方向へ押圧することがないので、ロッ
ク本体12に無理な力が作用せず耐久性が向上する。
〔第2実施例〕 第5図には本発明に係るタイヤ滑り止め装置IOの第2
実施例が示されている。なお、第1実施例と共通する部
分については同一番号を付し、この構成の説明は省略す
る。
第2実施例は、サポートリング56にタイヤ69の側壁
部に沿った従来と同様な形状のアーム120が取り付け
られており、このアーム120の基部120Aの長手中
間部の反タイヤ69側に補助アーム122がリベット1
24によって固着されている。この補助アーム122は
先端部122Aの位置がアーム120のサポートリング
56への取付位置よりも反タイヤ69方向側へ偏位され
ており、また、アーム120の接地部120Cよりもタ
イヤ69の半径方向外側に位置されている。
さらに、この補助アーム122は反タイヤ69側が凹ん
だ略円弧状に形成されている。また、先端部122Aに
は路面65との摩擦力を増やすためにスパイクピン12
4が固着されている。
アーム120がタイヤ69と共に回転された際には、補
助アーム122の先端部122Aが接地部120Cより
も先に路面65に接地して補助アーム122が路面65
によってタイヤ69の軸線に向かって押圧される。これ
によって、補助アーム122がタイヤ69側に屈曲して
アーム120をタイヤ69側に移動させると共にサポー
トリング56もタイヤ69側に移動させる。したがって
、接地部120Cはトレッド面69Aに対して有効に配
置されてタイヤ69に踏まれる。
タイヤ69が回転されて次のアーム120が接地する際
には、サポートリング56がタイヤ69側に移動されて
いるため次のアーム120の接地部120Cもトレッド
面69Aに対して有効に配置されてタイヤ69に踏まれ
る。
この場合でも、車両走行時にはアーム120の接地部1
20Cがトレッド面69Aを有効に覆うので車両の積雪
路等の走行性能が向上される。
〔第3実施例〕 第6図には本発明に係るタイヤ滑り止必装置10の第3
実施例が示されている。なお、第1実施例と共通する部
分については同一番号を付し、この構成の説明は省略す
る。
このアーム130は第2実施例に示されたアーム120
に補助アーム132を一体的に形成したものである。こ
のアーム130においても第2実施例と同様に、車両走
行時にはアーム120の接地部120Cがトレッド面6
9Aに対して最適に配置されるので積雪路等の走行性能
が向上する。
〔第4実施例〕 第7図(A)及び第7図(B)には本発明に係るタイヤ
滑り止め装置10の第4実施例が示されている。第4実
施例のアーム134はI[134Aのボス部134Dが
リベット62でサポートリング56へ固定されている。
基部134Aの形状は第1実施例のアーム58とは異な
り、サポートリング56への取付側(第7図(A)、(
B)紙面上方側)に近い長手路上半分はタイヤ69の側
壁側(第7図(A)、(B)矢印■方向側)へ長手方向
が凸に湾曲していると共に、幅方向もタイヤ69の側壁
側へ凸に湾曲している。このため、基部134Aの長手
方向をタイヤ69の側壁側へ凸に湾曲させただけのもの
に比較してさらに屈曲し易い構造となっている。
一方、基部134Aの路面65に近い長手略下半分はタ
イヤ69の側壁側とは反対側(第7図(A)、(B)矢
印0方向側)へ長手方向が凸に湾曲していると共に、幅
方向もタイヤ69の側壁側とは反対側へ凸に湾曲してお
り、路面65側(第7図(A)、(B)紙面下方側)に
は折曲部134Bを介して接地部134Cが連結されて
いる。この接地部134Cの長手はタイヤ69の幅方向
(第7図(A)矢印I、0方向)に対して車両前進走行
時のタイヤ690回転方向(第7図(A)矢印り方向)
とは反対側へ所定の角度(第7図(A)角度θ)傾斜さ
れている。
このアーム134も第1実施例のアーム58と同様にタ
イヤ69が回転されて接地部134Cがタイヤ69と路
面65との間に挟まれると、基部134Aの長手方向路
上半分がタイヤ69の側壁部に向かって凸状に屈曲する
ため、基部134Aにタイヤ69の側壁部へ向かう方向
(第7図(A)(B)矢印■方向)への力が作用して、
第1実施例のアーム58と同様にサポートリング5Bを
タイヤ69の側壁部側に移動することができる。したが
って、この場合においてもアーム134の接地部134
Cがタイヤ69のトレッド面69Aに対して有効に配置
され、接地部134cが路面65に接地した際に有効な
グリップ力が得られる。
なお、基部134Aのタイヤ69の側壁側(第7図(A
)、(B)矢印■方向側)へ凸に湾曲している部分の肉
厚を薄く形成して屈曲し易く構成してもよく、タイヤ6
9の側壁側へ凸に湾曲している部分に柔軟な材料を用い
て屈曲し易く構成してもよい。
また、第1実施例ではアーム58の基部58Aの長手は
反タイヤ69側が凹んだ円弧状に形成されているが本発
明はこれに限らず、アーム58がタイヤ69に踏まれた
際に基部58Aがタイヤ69側に向かって凸に変形すれ
ばよく、基部58Aの長手は直線状に形成されていても
よい。
なお、第1実施例では接地部58Cの長手方向をトレッ
ド面69Aの幅方向に沿って配置する構成としたが、本
発明はこれに限らず接地部58Cの長手方向をトレッド
面69Aの幅方向に対して傾斜して配置する構成として
もよい。
〔発明の効果〕
以上説明した如く、本発明に係るタイヤ滑り止め装置で
は、車両走行時においてアームの接地部がタイヤのトレ
ッド面に有効に配置されることができ、積雪路当におい
て高い走行性が得られる優れた効果を有する。
滑り止め装置の第1実施例を示し、第1図はタイヤ滑り
止め装置の分解斜視図、第2図はロック本体、ベースプ
レート及びロック本体の軸線に沿った断面図、第3図は
ベースプレート及びロック本体を車両内側から見た斜視
図、第4図(A)はタイヤ滑り止め装置及びタイヤをタ
イヤの径方向から見た一部断面図、第4図(B)はアー
ムの接地部がタイヤに踏まれた状態を示すタイヤ滑り止
装置及びタイヤをタイヤの径方向から見た一部断面図、
第5図は本発明の第2実施例に係るタイヤ滑り止め装置
のアーム及びアーム近傍の断面図、第6図は本発明の第
3実施例に係るタイヤ滑り止め装置のアーム及びアーム
近傍の断面図、第7図(A)は本発明の第4実施例に係
るタイヤ滑り止約装置のアーム及びアーム近傍の斜視図
、第7図(B)は本発明の第4実施例に係るタイヤ滑り
止約装置のアーム及びアーム近傍の側面図、第8図は従
来のタイヤ滑り止め装置を示す斜視図、第9図は従来の
タイヤ滑り止め装置のアーム近傍を示す断面図、第10
図は従来のタイヤ滑り止め装置のアームがタイヤに踏ま
れた状態を示すアーム及びアーム近傍を示す断面図であ
る。
10・・・・タイヤ滑り止め装置、 16・・・・ベースプレート (ベース)、56・・・
・サポートリング(取付部)、58・・・・アーム、 58A・・・基部、 58B・・・折曲部、 58C・・・接地部、 69・・・・タイヤ、 69A・・・トレッド面、 120・・・アーム、 120A・・基部、 120C・・接地部、 130・・・アーム、 134・・・アーム、 134A・・基部、 134B・・折曲部、 134C・・接地部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タイヤの車体取付側と反対に位置し車輪のホィー
    ルに取り付けられたベースに遊嵌されて取付られる取付
    部と、前記取付部に設けられ前記タイヤの回転中心に対
    して放射方向に配設された基部と、前記タイヤのトレツ
    ド面に配置され前記基部に折曲部を介して連結された接
    地部とを備えたアームが複数個設けられたタイヤ滑り止
    め装置において、 前記接地部が路面に接地された際に、前記取付部を前記
    タイヤの側壁部方向へ押圧させるように前記基部が前記
    タイヤの側壁部方向へ凸に屈曲変形することを特徴とす
    るタイヤ滑り止め装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016033746A1 (zh) * 2014-09-01 2016-03-10 北京路安驰车轮有限公司 一种能提高安全性能的卡车防滑装置

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