JPH04176494A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、横軸型のドラムを低速或るいは高速で回転さ
せて洗濯行程、脱水行程を行うと共に、その後に低速回
転でほぐし行程を行うドラム式洗濯機に関する。

（ロ）従来の技術 この種のドラム式洗濯機は、低速での洗濯及びすすぎを
行う間にドラム内の衣類がもつれるので、−脱水してほ
ぐれやすいときに、３０秒程度低速で回転するというほ
ぐし行程を行い、最終的な衣類の取り出しの際に取り出
しやすくしている（特公昭６３−２５７９７号公報参照
）。

（ハ）発明が解決しようとする課題 しかし、この一定な低速でのほぐし行程では、そのとき
の衣類の量（負荷量）によってほぐれ具合が異なる。即
ち、定格より少量では、その設定回転数が高いと、衣類
がドラム内壁に付着しやすく、定格でも、その設定回転
数が低いと、ドラム内中央の衣類が動きにくく、むしろ
もつれを助長する。

本発明は、ほぐし行程での回転数と負荷量との関係がほ
ぐし効果に影響することに着目し、負荷量に応じて回転
数を調整して、ほぐし効果を向上せんとするものである
。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明による解決手段は、一連の行程を行うためのドラ
ムを駆動するモータと、このモータの回転数を調節して
上記ドラムの回転を低速から高速まで変化させる変速装
置と、負荷量を検知する負荷量検知装置と、ほぐし行程
におけるドラムの低速での回転数を検知負荷量に応じて
設定して上記変速装置に指示する制御手段とを備えた構
成である。

（ホ）作　用 負荷量を、洗濯、すすぎ行程での設定水位への注水時間
や、その行程でのドラム駆動モータの電流値の変化によ
って検知する。この検知結果に基づいて、制御手段は、
細かく分類してほぐし行程での回転数を決める。または
、少ない、半分、８分どおり、はぼ定格といった数段階
に分類してほぐし行程での回転数を決める。そして、イ
ンバータ回路等による駆動モータの変速装置に回転数を
指示する。かくして、最終段階のほぐし行程では、負荷
量に適応した低速回転が実行され、ドラム内の衣類はほ
ぐされて取り出される。

（へ）実施例 図面に基づいて説明すると、第３図で示すように、業務
用のドラム式洗濯機は、フレーム１内に外槽２をスプリ
ングやアブソーバ−によって弾力的に吊り下げ、保持し
、この外槽２内には横軸型の回転ドラム３を回転自在に
支持している。外槽２は、給水弁４を介して給水され、
排水弁５を介して排水され、給蒸弁６を介して蒸気を下
部から供給水中に供給させて加熱せしめる。

回転ドラム３は、インバータ制御により回転数が可挺の
モータ７、プーリ、ベルトで駆動される。

供給水位は、ドラム３の回転中心までの水位を最高（１
０度）とし、これを１０分割して以下９度、８度・・・
１度と設定されると共に、半導体圧力センサ等からなる
水位検知装置８で検知される。また、供給水の流量は流
量検知装置９で、供給水や洗濯水の水温はサーミスタ等
からなる水温検知装置１０でそれぞれ検知される。

各行程におけるドラム３の回転数は、発光、受光素子か
らなるスイッチや、リードスイッチで代表される回転検
知装置１１で測定され、外槽２の異常振動は振動スイッ
チ１２で検知され、モータ７の出力電流は電流検知装置
１３で検知される。

この洗濯機は、マイクロコンピュータからなる制御手段
１４によって運転を制御されるものであり、そのブロッ
ク図が第２図に示されている。制御手段１４は、キーボ
ード１５のプログラム選定キーによって運転プログラム
を選定し、且つスタートキーによって運転を開始させ、
運転中に水位検知装置８、流量検知装置９、水温検知装
置１０、回転検知装置１１、振動スイッチ１２及び電流
検知装置１３からの信号を入力し、ドラム３内の衣類の
量（負荷量）を検知しつつ駆動モータ７の変速装置１６
、給水弁４、排水弁５、給蒸弁６、行程表示や終了報知
のための表示／報知装置１７等に制御信号を出力して運
転を制御していく。

このために、制御手段１４ではタイマ、判別部、演算部
、カウンタ等が構成される。

次に、運転の各操作及び動作について、第１図のフロー
チャートに基づいて説明する。電源投入により、まず初
期設定がなされ、運転のための基本データが読み込まれ
る。プログラム選定キーが操作され、スタートキーが操
作されると、洗濯行程が設定水位への給水から開始する
。

この洗濯行程では、まず給水弁４を開放して給水し、給
蒸弁６を開放して蒸気を吹き込んで温水化する。適宜、
洗剤を投入する。水位、水温が設定どおりとなるのを水
位検知装置８、水温検知装置１０が検知すれば、各弁４
．６を閉じてドラム３を低速で反転させる。すすぎ行程
は、この洗濯行程での洗剤投入がないものである。脱水
行程は、洗濯行程後の中間脱水、すすぎ行程後の最終脱
水に分かれ、排水後にドラム３を一方向に高速回転させ
るものである。ほぐし行程は、最終脱水後にドラム３を
負荷量に応じて決められた所定の低速で反転させるもの
である。

負荷量は、洗濯行程に先たつ最初の給水時に、水位１度
だけ給水してドラム３を回転させ、この時のモータ７へ
の出力電流を電流検知装置１３で検知し、これを制御手
段１４で電流基準値と比較して検知する。成るいは、洗
濯行程の給水時に、設定水位までの給水量を流量検知装
置９での検知流量と制御手段１４のタイマでの給水時間
で演算し、これを制御手段１４で給水量基準値と比較し
て検知する。即ち、前者では電流検知装置１３及び制御
手段１４が、後者では流量検知装置９及び制御手段１４
が、それぞれ負荷量検知装置を主に構成するのである。

制御手段１４は、いずれの場合も、負荷量を細かく、成
るいは段階的に判別し、例えば負荷量が定格の１／４以
下、１／２以下、３／４以下、３／４以上の４段階を判
別する。そして、制御手段１４は、最終脱水後のほぐし
行程で、３秒左回転−２秒停止−３秒右回転−２秒停止
のサイクルを３回実行させるが、このときのドラム３の
回転数を判別した段階に応じて設定する。即ち、判別負
荷量１／４以下では３０　ｒ、ｐ、ｍ、、１／２以下で
は３５　ｒ、ｐ、ｍ、、３／４以下では４０　ｒ、ｐ、
ｍ、、３／４以上では４５　ｒ、ｐ、ｍ、と設定する。

かくして、このほぐし行程では、制御手段１４は、イン
バータ回路等による変速装置１６に設定回転数を指示し
、回転検知装置１１で指示回転数を監視しつつ、変速装
置１６によりモータ７を駆動してドラム３の回転数を設
定回転数に一致させていく。この結果、このほぐし行程
では、負荷量に適応した回転数の間欠的反転が実行され
、ドラム内の衣類はほぼ確実にほぐされて取り出される
ことになる。

（ト）発明の効果 本発明によれば、最終脱水このほぐし行程を負荷量に応
じて適正化したので、ほぐし効果が向上し、衣類の取り
出し、その後の乾燥等の作業を容易にでき、使用性能が
きわめて良いドラム式洗濯機を提供できるものである

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）（ロ）（ハ）は本発明によるドラム式洗濯
機の動作説明のためのフローチャート、第２図は制御ブ
ロック図、第３図は内部機構図である。 ３・・・ドラム、７　・・・モータ、８・・・・水位検
知装置、９・・・・流量検知装置、１１・・・・回転検
知装置、１３・・・・電流検知装置、１４・・・・制御
手段、１６　・・変速装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）横軸型のドラムを低速或るいは高速で回転させて
   洗濯行程、脱水行程を行うと共に、その後に低速回転で
   ほぐし行程を行うドラム式洗濯機において、上記ドラム
   を駆動するモータと、このモータの回転数を調節して上
   記ドラムの回転を低速から高速まで変化させる変速装置
   と、負荷量を検知する負荷量検知装置と、上記ほぐし行
   程におけるドラムの低速での回転数を検知負荷量に応じ
   て設定して上記変速装置に指示する制御手段とからなる
   ドラム式洗濯機。