JPH0321749Y2 - - Google Patents

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JPH0321749Y2
JPH0321749Y2 JP1906587U JP1906587U JPH0321749Y2 JP H0321749 Y2 JPH0321749 Y2 JP H0321749Y2 JP 1906587 U JP1906587 U JP 1906587U JP 1906587 U JP1906587 U JP 1906587U JP H0321749 Y2 JPH0321749 Y2 JP H0321749Y2
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motor
speed
time
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rotation
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、回転する遠心脱水室をモータによつ
て駆動する脱水機に関する。
(ロ) 従来の技術 脱水機能を備えたドラム式洗濯機の一例が特開
昭60−246791号公報に開示されており、このもの
はドラムを駆動するモータを、インバータを用い
ることにより、増減速できるようにしてある。
しかし、脱水時には初速を下げて起動し、徐々
に高速化するにしても、高速化する際にドラム回
転数がモータ増速指令どおりに追随しているか否
かは判断していない。従つて、従来は徒らに増速
してモータでの異常発熱を生起させることがあつ
た。また、増速指令が全る負荷量に対して画一的
なので全体の脱水時間を負荷量に応じて適正化す
ることができなかつた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は、モータの異常発熱を防止すると共
に、負荷量に応じた脱水時間を得るようにしたも
のである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案による解決手段は、脱水室の回転数の検
出部と、駆動用のモータを増速すべく複数段の増
速信号を出力する増速制御部と、増速信号の出力
の度に検出回転数が基準値に到達するのを判別す
る比較部と、比較部出力の度に上記増速制御部か
ら次段の増速信号を出力させるモータ制御部と、
最終段の増速信号に基づく上記モータの回転時間
を所定時間だけ保持する時間保持部とを備えた構
成である。
(ホ) 作用 即ち、増速信号は初段から最終段まで複数用意
してあり、初段の信号に対応してモータ回転数が
追随した時に、次段の信号を出力してモータを増
速していく。この増速(加速)度合は負荷量によ
つて変化するので、最終段の増速信号が出力され
るまでの時間は変つている。しかし、最終段階で
は全る負荷量に対して所定時間だけは脱水作業を
行ない、脱水の仕上りを良くしている。
(ヘ) 実施例 図面に基づいて説明すると、第5図に於いて1
は横向きの有底円筒状の外槽2をスプリング3…
やダンパー4…によつて弾力的に支持したドライ
クリーニング機械の機枠である。5は外槽2内に
同軸的に且つ回転自在に取付けられた回転ドラム
で、洗濯、脱水(液)、乾燥の各処理室を兼ねて
いる。
6は回転ドラム5の回転軸に固着された大プー
リで、脱水モータ7の回転軸に固着された小プー
リ8にベルト9によつて架設してある。10は洗
濯モータであり、大小プーリ11,12及びベル
ト13によつて脱水モータ7の回転部分に連係さ
せてある。ここで、上記脱水モータ7及び洗濯モ
ータ10は誘導モータであるが、夫々周波数制御
され、その回転数を低速から高速まで連続的に変
化することができる。
14…は外槽2の後面外部に所定回転角毎に配
設されたスイツチ部材で、5個であれば72度、6
個であれば60度毎に設けてあり、5個以上が望ま
しい。15は各スイツチ部材14…に対応可能に
大プーリ6の外周部或いはアームに固着されたス
イツチの作動部材で、大プーリ6の回転に応じて
各々のスイツチ部材14…に対応していき且つス
イツチ部材をスイツチングさせる。斯るスイツチ
部材14…と作動部材15としては、フオトセン
サとしやへい板、リードスイツチと磁石、発振コ
イルと磁性体等が考えられる。
而して、斯るドライクリーニング機械はマイク
ロコンピユータ(以下マイコン)16によつて全
体の運転が制御されるものであり、このマイコン
16に係る制御ブロツク図を第1図で示す。同図
に開示する如くマイコン16には上記スイツチ部
材14…、洗濯方式の設定キー17、洗濯時のド
ラム回転数の設定キー18、スタートキー19、
ストツプキー20から入力することができる。設
定キー17によつて例えば回転ドラム5を左右に
振つてデリケートな衣類をたたかずに洗う所謂ス
イング洗いを設定することができる。また、設定
キー18によつて負荷量、種類に応じて洗濯モー
タ10の回転数を高、低2段に周波数制御にて切
替えることができる。
そして、マイコン16はROMに予め記憶して
いる運転プログラムを呼出し、各入力信号に応じ
て必要により変更し、この運転プログラムに基づ
いて洗濯モータ10及び脱水モータ7に夫々イン
バータ21,22を介して出力すると共に、表示
器23、ブザー24、その他のドライクリーニン
グ機械の出力系統25に出力する。
洗濯行程で回転ドラム5を左右に反転して洗濯
作業を実行するところを第2図のフローチヤート
にて示しており、ここではまず設定キー18の設
定信号に基づいて周波数設定が行なわれ、洗濯モ
ータ10を一方向に回転させる。マイコン16は
カウンタをクリアし、スイツチ部材14…のスイ
ツチング回数を回数検出部で調べ、スイツチング
の度にカウンタを1ずつ加算し、カウンタ内容が
2(スイツチ部材14が5個であれば144度、6
個であれば120度)と成るとドラム回転が良好と
判断し、予め設定されているドラムのON時間の
経過を洗濯行程時間の経過と共に調べ、ON時間
が経過すると、モータ10を停止する。予め定め
られたOFF時間が経過を洗濯行程時間の経過と
共に調べ、OFF時間が経過すると、洗濯モータ
10を逆転する。以後カウンタをクリアし、スイ
ツチ部材14…のスイツチング回数を回数検出部
で調べ、スイツチング回数をカウントして2と成
るとドラム回転良好とし、ON時間を経過後に停
止させ、OFF時間の経過後に洗濯モータ10を
再逆転する。以後斯る作業を洗濯行程時間が経過
するまで実行する。
一方、カウンタをクリアしてスイツチ部材14
…のスイツチング回数を調べる段階で、回数が2
回カウントされるまでに5秒経過すると、モータ
10を停止し、ドラム回転数の設定が低か否かを
調べる。低であれば、インバータ出力電圧Vと周
波数との比に徴して出力電圧Vを高とするか、
周波数を高としてモータ10を再起動する。こ
の再起動時にもスイツチ部材14…のスイツチン
グ回数は検出されており、カウンタが2と成れば
通常の反転作業を実行する。しかし、再起動時に
もカウンタが2と成らない場合、当初からドラム
回転数が高設定であるにも拘らずカウンタが2と
成らない場合は、マイコン16はモータ10の異
常、或いはベルト9,13のゆるみ等と判断し、
表示器23にてドラム回転不良を表示したり、同
時にブザー24を作動させる。
設定キー17によつてスイング洗いを指定した
洗濯行程は第3図のフローチヤートによつて示さ
れる。斯る作業はドラム反転のON時間を設定し
ていないところに特徴があり、モータ10はスイ
ツチ部材14…が2回スイツチングした時に停止
される。即ち、回転ドラム5をスイツチ部材14
…の2個分(5個であれば144度、6個であれば
120度と慣性回転分だけ回転して停止させ、これ
を左右に繰返し回転させる。このために回転ドラ
ム5内の衣類はかき上げられて落下するのではな
く、上昇しては滑り落ちると云う動作を繰返し、
損傷少く洗われるのである。尚、左右へのドラム
5の回転角は、カウンタの比較値(現在は2)を
変えることにより変更できるものである。
次に、脱水(液)行程に於ける脱水モータ7の
回転数制御について第4図のフローチヤートが示
している。ここではマイコン16は当初25Hzに該
当する信号をインバータ22に出力し、脱水モー
タ7を一方向の低速回転で起動する。そして、マ
イコン16はスイツチ部材14…のスイツチング
間隔を回転数検出部で調べ、これを定められた25
Hz対応の50r.p.mの基準値と比較して基準値に到
達するのを判別する。到達すると、75Hzに周波数
を変更して対応の150r.p.mの基準値と比較してい
き、以後基準値到達毎に100Hz(200r.p.m)、125
Hz(250r.p.m)、150Hz(300rpm)200Hz(400r.p.
m)と周波数を変更させるべく出力する。また、
インバータ22の出力電圧は25Hz段階では高く、
それ以後は低くする。こうして、脱水モータ7は
加速するが、この加速度合は回転ドラム5中の衣
類の量(負荷量)によつて変化している。そし
て、マイコン16は200Hz対応の信号をインバー
タ22に出力する時点で予め手動或いは自動で設
定された所定時間の経過を判別し、全る負荷量に
あつても最高速での遠心脱水作業を所定時間だけ
実行させている。
かくして、脱水(液)行程では負荷量に応じて
全体の行程時間が無駄無く自動的に変更されてい
く。
尚本実施例では複数のスイツチ部材14…と1
個の作動部材15の組合せで回転検出を行なつて
いるが、1個のスイツチ部材14(固定側)と複
数の作動部材15…(回転側、例えばプーリのア
ームに付設)との組合せでも回転検出を行なうこ
とができる。
(ト) 考案の効果 本考案に依れば、モータの増速信号に伴なう回
転数を都度検出するので、モータの異常発熱の発
生を抑制できると共に、増速(加速)度合の変化
によつて負荷量に応じた適切な脱水時間を確保で
き、極めて安全で効率の良い脱水機を提供できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるドラム式洗濯機の制御ブ
ロツク図、第2図乃至第4図は動作説明のための
フローチヤート、第5図は内部機構を示す背面図
である。 5……回転ドラム、6,8,11,12……プ
ーリ、9,13……ベルト、7……脱水モータ、
10……洗濯モータ、14……スイツチ部材、1
5……作動部材、16……マイコン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転する遠心脱水室をモータによつて駆動し、
    その回転数を検出できるものであつて、上記回転
    数の検出部と、上記モータを増速すべく複数段の
    増速信号を出力する増速制御部と、増速信号の出
    力の度に検出回転数が基準値に到達するのを判別
    する比較部と、比較部出力の度に上記増速制御部
    から次段の増速信号を出力させるモータ制御部
    と、最終段の脱速信号に基づく上記モータの回転
    時間を所定時間だけ保持する時間保持部とを備え
    たことを特徴とする脱水機。
JP1906587U 1987-02-12 1987-02-12 Expired JPH0321749Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1906587U JPH0321749Y2 (ja) 1987-02-12 1987-02-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1906587U JPH0321749Y2 (ja) 1987-02-12 1987-02-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63125983U JPS63125983U (ja) 1988-08-17
JPH0321749Y2 true JPH0321749Y2 (ja) 1991-05-13

Family

ID=30813323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1906587U Expired JPH0321749Y2 (ja) 1987-02-12 1987-02-12

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JPS63125983U (ja) 1988-08-17

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