JPH0417644Y2 - - Google Patents

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JPH0417644Y2
JPH0417644Y2 JP1986017491U JP1749186U JPH0417644Y2 JP H0417644 Y2 JPH0417644 Y2 JP H0417644Y2 JP 1986017491 U JP1986017491 U JP 1986017491U JP 1749186 U JP1749186 U JP 1749186U JP H0417644 Y2 JPH0417644 Y2 JP H0417644Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はバケツト本体がリヤバケツトとフロン
トバケツトとで構成され、フロントバケツトがリ
ヤバケツトに対して開閉するボトムダンプ式バケ
ツトに係り、特にフロントバケツトの連結部周り
の構造に関する。
〔従来の技術〕
従来のボトムダンプ式バケツトの構造を第9図
ないし第13図を参照して説明する。第9図およ
び第10図において、ボトムダンプ式バケツトB
は、リヤバケツト1とリヤバケツト1に対して回
動できるように支持されたフロントバケツト2と
から構成されている。リヤバケツト1の後面部に
は建設機械のフロントアタツチメントに取付ける
ためのブラケツト3が形成されており、上部側面
には軸受取付用ブラケツト4A,4Bが形成され
ており、この部分にはフロントバケツト2を支持
する支持ピン5が取付けられている。リヤバケツ
ト1の内部にはフロントバケツト2を支持ピン5
を支点として揺動させる開閉シリンダ6が設置さ
れている。
フロントバケツト2の側板7の上端側には内板
8および外板9が固設されており、その内板8、
外板9には支持ピン5に回転自在に支持されるボ
ス10が設けられている。すなわち、フロントバ
ケツト2はボス10でリヤバケツト1に支持され
ている。ボス10にはアーム11が一体に設けら
れており、そのアーム11の先端部には連結ピン
12が取付けられている。開閉シリンダ6のピス
トンロツド6aの先端部は回動可能に連結ピン1
2に連結されている。
開閉シリンダ6の短縮、伸長作動によりアーム
11が揺動し、フロントバケツト2は開閉する。
第12図の鎖線は、開閉シリンダ6の短縮により
フロントバケツト2が支持ピン5を中心として上
方(第9図において反時計方向)に回動した状態
を表わしている。
前記フロントバケツト2の連結部周りの構造を
第11図ないし第13図により詳細に説明する
と、内板8および外板9は側板7に溶接され、ボ
ス10は内板8、外板9に溶接され、アーム11
はボス10に溶接されている。また内板8と外板
9に前板13および後板14が溶接され、前板1
3、後板14はボス10にも溶接されている。ま
たアーム11には間材15が溶接されている。前
記内板8は第12図に示すようにプレスで曲げら
れている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述したボトムダンプ式バケツトにおいては、
フロントバケツト2の連結部を、内板8および外
板9、ボス10、アーム11、前板13および後
板14、間材15といつた多数の部材で構成し、
これらを溶接で接合しているので、次のような問
題がある。
(1) 溶接箇所が多いので、その溶接作業に多大の
労力と時間を要する。
(2) 溶接欠陥や作業のバラツキによる品質低下に
よつて、溶接部からクラツクが入り易く、信頼
性に欠ける。
(3) 各溶接部の応力を下げるために、各部材の肉
厚を厚くする必要があるが、そうすると連結部
周りの重量が重くなる、つまりバケツト全体の
重量増加を招くことになる。
(4) バケツトは掘削中に岩石等によつて非常に摩
耗し易いので、各部材を高張力鋼等で作り、耐
摩耗性および強度の向上を図るようにしている
が、これは溶接作業の際に余熱を必要とし、工
数の増加を招くことになる。
本考案は、前述した諸問題を解消できるボトム
ダンプ式バケツトを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案のボトムダ
ンプ式バケツトは、フロントバケツトの連結部を
構成するボス、前板、後板を含む外板部および内
板部、ならびにアーム部を鋳造により一体に成形
すると共に、前記の外板部および内板部の下方が
一体となつてフロントバケツトの側板の板厚と略
等しい厚さの継ぎ部を形成し、この継ぎ部が前記
側板と突き合わされて接合されていることを特徴
とする。
〔作用〕
本考案のボトムダンプ式バケツトは、前記の如
き構成よりなるので、溶接箇所が側板への接合部
分のみとなつて溶接作業の簡単化をはかると共
に、アーム部からの力の伝達が継ぎ部を介してフ
ロントバケツトの側板に滑らかに行なわれるの
で、溶接部からのクラツクの発生をなくすことが
できる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第4図
により説明する。第1図は本考案のボトムダンプ
式バケツトにおけるフロントバケツトを示す側面
図、第2図は第1図の連結部を拡大して示す正面
図、第3図は第2図の側面図、第4図は第3図の
−矢視断面図である。
これらの図において、2はフロントバケツト、
7はフロントバケツト2の側板、16はリヤバケ
ツトへの連結部を示す。前記連結部16は、ボス
17、前板20、後板21を含む内板部18およ
び外板部19、間板23を含むアーム部22によ
つて構成され、これらは鋳造により一体に成形さ
れている。前記の外板部19と内板部18は下方
において一体となつて継ぎ部24を形成してい
る。この継ぎ部24の厚みはフロントバケツトの
側板7の板厚と略等しくなつていて、該継ぎ部2
4と側板7とを突き合わせた状態で溶接ビート2
5により接合されている。また内板部18は、第
2図に示すように滑らかなR部26を形成して継
ぎ部24に至つている。また、第4図に示すよう
に、外板部19、内板部18、前板20、後板2
1によつて空洞27が形成され、かつ外板部19
および内板部18にそれぞれ鋳孔28が設けら
れ、鋳造時の中子(空洞27に相当)を支える支
持材の役目を果す。そして、鋳造完了後の空洞2
7内の鋳砂は鋳孔28から排出され、その後鋳孔
28にプレート29が溶接されて塞がれる。前記
間材23は、ボス17に近ずくに従つてその厚み
を増すように形成されている。
本考案のボトムダンプ式バケツトは、前記のよ
うに、フロントバケツト2の連結部16を構成す
るボス17、前板20、後板21を含め内板部1
8および外板部19、間板23を含むアーム部2
2が鋳造により一体成形され、その外板部と内板
部の下方が一体となつて継ぎ部24を形成し、溶
接部がこの継ぎ部24と側板7との接合部のみと
なるので、次のような効果を達成できる。
(イ) 溶接作業が簡単となる。
(ロ) 溶接欠陥や作業のバラツキによる品質低下を
招くことがなくなり、かつ、アーム部から側板
までの力の伝達が円滑に行なわれるので、溶接
部からのクラツクの発生がなくなる。
(ハ) 各部材の肉厚を厚くする必要がないので、連
結部16の重量増加を招くことがない。即ちバ
ケツト全体の重量を従来よりも軽量化できる。
(ニ) 連結部16を高張力鋼等で作つた場合でも、
溶接のための余熱は側板7との接合部だけでよ
いので、余熱工数を大巾に削減できる。
なお、本実施例において、前記鋳孔28を内板
部18および外板部19に設けたが、これはその
近傍のノーミナル応力が最も低い場所であるから
である。従つて、前記応力さえ無視すれば、鋳孔
28を前板20、後板21にそれぞれ設けてもよ
い。
第5図ないし第7図は本考案の他の実施例を示
し、第1の実施例との異なるのは、ボス17の外
板部19との連結部30を下方に伸ばし、ボス継
ぎ部31を形成する一方、前板20に肉盛部32
を設けた点にある。
この実施例においては、第6図に示すX−X線
における断面を第3図のY−Y線の断面よりも大
きくできて、側板7の応力を前記ボス継ぎ部31
を介してボス17に伝達させられるので、前記連
接部30への応力集中が起りにくくなり、より一
層信頼性の高い連結部が得られる。また、前板2
0に肉厚部32が設けられることにより、掘削時
に岩石が前板20に乗りにくくなる。その結果、
岩石を路盤にこぼしたり、ダンプトラツクに岩石
をぶつけたりすることが防止される。また前板2
0は常に岩石にたたかれたり、こすられたりする
が、前板20は前記肉盛部32により強度の向上
および岩石による耐摩耗性の向上が図られるの
で、耐久性が増す。なお、前記肉盛部32に代え
て、第8図に示すように前板20に凸部33を設
けても、前述と同様な効果を得ることができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、次のよう
な効果が得られる。
() 溶接箇所が従来に比べて大巾に少なくな
るので、溶接作業が簡単となる。
() 溶接欠陥や作業のバラツキによる品質低
下がなくなり、かつ、アーム部から側板までの
力の伝達が円滑に行なわれるので、溶接部から
のクラツクの発生をなくせる。
() 各部材の肉厚を厚くする必要がないの
で、連結部の重量増加を招くことはなくなり、
バケツト全体を従来よりも軽量化できる。
() 溶接箇所が少ないので、余熱工数を大巾
に減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示
し、第1図は本考案のボトムダンプ式バケツトに
おけるフロントバケツトを示す側面図、第2図は
第1図の連結部を拡大して示す正面図、第3図は
第2図の側面図、第4図は第3図の−矢視断
面図である。第5図ないし第7図は本考案の他の
実施例を示し、第5図はフロントバケツト連結部
の拡大正面図、第6図は第5図の側面図、第7図
は第6図の−矢視断面図、第8図は第7図の
変形例を示す断面図である。第9図は従来のボト
ムダンプ式バケツトの側面図、第10図はその正
面図、第11図は同じくフロントバケツト連結部
の拡大側面図、第12図は第11図の−
矢視断面図、第13図は同じく−矢視断
面図である。 1……リヤバケツト、2……フロントバケツ
ト、7……側板、16……連結部、17……ボ
ス、18……内板部、19……外板部、20……
前板、21……後板、22……アーム部、23…
…間材、24……継ぎ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 リヤバケツトと、フロントバケツトと、リヤ
    バケツト内に配設される開閉シリンダとを備
    え、前記リヤバケツトの上部側面にブラケツト
    を形成し、該ブラケツト部分にフロントバケツ
    トを支持する支持ピンを取付ける一方、フロン
    トバケツトの側板の上端部に外板および内板を
    設けると共に、外板と内板を前板および後板で
    連結し、かつ外板と内板に前記支持ピンを回動
    自在に支持するボスを固設し、そのボスにアー
    ムを設け、該アームの先端部を前記開閉シリン
    ダのロツドに連結し、開閉シリンダの伸縮動作
    によりフロントバケツトを前記支持ピンを支点
    として開閉させるようにして成るボトムダンプ
    式バケツトにおいて、前記ボス、前板、後板を
    含む外板部および内板部、ならびにアーム部を
    鋳造により一体に成形すると共に、前記の外板
    部および内板部の下方が一体となつてフロント
    バケツトの側板の板厚と略等しい厚さの継ぎ部
    を形成し、この継ぎ部が前記側板と突き合わさ
    れて接合されていることを特徴とするボトムダ
    ンプ式バケツト。 2 前記外板部と内板部に鋳孔を設け、その鋳孔
    にプレートを溶接して塞いだことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載のボトム
    ダンプ式バケツト。
JP1986017491U 1986-02-12 1986-02-12 Expired JPH0417644Y2 (ja)

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JPS62129456U JPS62129456U (ja) 1987-08-15
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6050257B2 (ja) * 1980-01-21 1985-11-07 株式会社東芝 冷凍装置

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