JPH04175644A - 格子定数測定装置 - Google Patents

格子定数測定装置

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JPH04175644A
JPH04175644A JP2302397A JP30239790A JPH04175644A JP H04175644 A JPH04175644 A JP H04175644A JP 2302397 A JP2302397 A JP 2302397A JP 30239790 A JP30239790 A JP 30239790A JP H04175644 A JPH04175644 A JP H04175644A
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JP
Japan
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crystal
monochromator
crystals
lattice constant
ray beam
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Pending
Application number
JP2302397A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Ishiba
石場 努
Seiichi Isomae
誠一 磯前
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野〕 本発明は格子定数測定装置及び格子定数測定方法に関す
るもので、モノクロメータにより単色化されたX線ビー
ムを標準結晶と試料結晶に同時に照射し、両者の回折ピ
ークの角度差から格子定数の相対値を高精度に測定する
方法及び装置に関する。 [従来の技術] 半導体の技術分野において、半導体素子の電気的特性を
改善するため、半導体結晶の格子定数を正確に測定する
技術が重要になっている。、格子定数a、の測定は通常
X線回折法を用いて行なわれる。単結晶にX線を照射す
ると、特定の方向に強いX線が散乱される。単結晶に入
射されるX線ビームとその強い散乱ビーム(回折ビーム
)の間の再度を20 (θをブラッグ角という)とする
と、結晶の格子面間隔dと、ブラッグ角θ及び回折ビー
ムの波長λとの間には、よく知られたブラッグの法則2
dsinθ;λが成り立つ。格子定数a。 は格子面間隔dに一定の定数を乗じたものとして与えら
れる。従って、ブラッグ角θを測定することによって、
格子定数a、を求めることができる。 従来の装置の概略を第5図に示す。従来の装置は特開昭
49−3677号公報に記載されているように、X!I
I lから発生したX線ビームを2方向に分割するスリ
ット2.3を有し、該スリットによって2方向に分割さ
れたX線ビームそれぞれを反射させるモノクロメータ4
,5と、該モノクロメータ4.5によって反射された、
それぞれのX線ビーケ6,7が同一の回転台上に固定さ
れた標準結晶8と試料結晶9の単結晶によって回折条件
を満し得る方向に計数管10.11を配置させた単結晶
の格子定数測定装置となっている。しかし、この格子定
数測定の基本は二結晶法の平行配置を応用したものであ
る。X線ビームに対するモノクロメータ4と試料結晶9
、あるいは標準結晶8には一定のX線結晶学的拘束があ
る。例えば、(1)試料結晶9とモノクロメータ4、あ
るいは5の格子定数がほぼ等しいこと、(2)試料結晶
9とモノクロメータ4,5の回折格子面は等しい、(3
)モノクロメータ4による回折X線ビーム6とモノクロ
メータ5による回折X線ビーム7は試料結晶9上の回転
中心で交叉する必要がある、などである。 以上のX線結晶学的拘束から、従来法は試料結晶の種類
、あるいは結晶の測定回折面に大きな制約を受ける。結
晶によっては測定できないものもあり、格子定数測定装
置としての汎用性に欠けている。
【発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は単結晶の格子定数測定装置において、X
線源と試料結晶間に4個の結晶からなるモノクロメータ
を配置し、これによって入射X線ビームの波長分散をΔ
λ/λ=〜1O−6程度にし、かつ、4個の結晶の内、
少なくとも1つを非対称反射のモノクロメータにするこ
とにより、単色化されたXJ!ビームの平行性と、物理
的ビーム幅を大きくすることにより、従来法の欠点であ
る光学系における結晶学的制約を排除することにある。 従って、本発明は、あらゆる結晶(結晶面)の単結晶の
格子定数をΔd/dで〜10−°の高精度で測定しつる
格子定数測定装置を提供することにある。 〔課題を解決するための手段J 本発明は従来法の欠点を排除するため、入射X線ビーム
として、4個の結晶面がらなり、その内1つは非対称反
射面を利用するモノクロメータを採用することにより、
高精度の格子定数測定を可能にした。 【作用〕 本発明の格子定数測定装置を構成するモノクロメータは
4個の結晶面が並行配置されたものであり、その内、1
個は非対称反射の結晶で構成されたものである。このモ
ノクロメータによって、波長の分散効果が除かれ、上記
試料結晶と標準結晶を照射するX線ビーム自体の波長分
散(Δλ/λ。 λはX線ビームの中心波長、Δλは半値幅の帯域)を1
0−a程度に小さくすることができる。また、モノクロ
メータ自体によってX線ビームの波長分散を小さくして
いるので、試料結晶の種類、結晶面の位置によらず、得
られる回折強度曲線のピーク半値幅は0.2〜2秒程度
と成り、高精度の格子定数測定(精度二〜10−”)が
可能となる。また、本発明の測定装置では試料結晶の前
に、上記、モノクロメータによる単色化されたX線ビー
ムを利用するため、前記、従来、公知技術における結晶
学的拘束が除かれる。 〔実施例〕 本発明の一実施例を第1図、第2図に示す。X線源12
から発生したX線はスリット13により制限され、モノ
クロメータ14に入射する。モノクロメータ14は第1
結晶15.第2結晶】6゜第3結晶17、及び第4結晶
18とがら成り、それぞれの結晶は結晶工学的に完全に
平行な、二結晶平行配置の1個の単結晶ブロックをチャ
ンネルカットした結晶を用いている。第1結晶15.第
2結晶16.第3結晶17の結晶面は例えばSi(44
0)、あるいは、Ge(440)などを使用する。また
、第4結晶は例えばS i  (440)非対称反射の
結晶とする。これらのモノクロメータ14を使用するこ
とにより、X線ビーム19は充分な単色化が実施され、
波長の分散Δλ/λは10−“どなる。また、X線ビー
ムの線幅も広くなる。 モノクロメータ14によって単色化されたX線ビーム1
9はスリット20によりビーム径が制限されたゴニオメ
ータ21上に固定された試料結晶22および標準結晶2
3に同時照射し、それぞれから回折されたX線は計数管
24に検出される。 本発明では第1図に示した光学系での測定をA測測定と
呼ぶことにする。 次に入射X線側の光学系は第1図と同じで、ゴ。 ニオメータ2.1上の結晶の向きをω方向に約100゜
回転し、第2図に示したB側の測定を行なう。ゴニオメ
ータωの回転により、第1図と第2図の試料結晶22に
対するX線の入射方向は逆になる。 第3図は試料結晶22近傍を拡大した図である。 A測測定における試料結晶22からの回折線O+S標準
結晶23からの回折線を01Rとする(第3図〜(a)
)。また、B測測定においても第3図−(b)に示す如
く、試料結晶22からの回折線θs S T標準結晶2
3からのものをθJとする。このとき、計数管24の位
置は第3図−(a)と(b)ではゴニオメータ21の回
転角ω方向に約180°異なっているものとする。これ
らの光学系によって得られた回折強度曲線の様子を第4
図に示す。以上の測定結果から(1)、(2)式が得ら
れる。 ΔSI=θ+ 3 19 + n =α−Δθ   −
(1)ΔS2=θ、S−θ1B=a+Δθ   ・(2
)但し、αは試料結晶22と標準結晶23の回折面にお
ける両者の平行からの角度ずれ、八〇は試料結晶22と
標準結晶23の格子定数の差によるブラッグ角の角度差
である。従って、(1)と(2)式の差を求めることに
より、(3)、(4)式を求めることができる。 Δθ=(ΔS2−ΔS 1) /2    ・・・(3
)Δd/d、=−coto、・△θ      ・・・
(4)ここで、△d=d−d、、d、は標準結晶の格子
面間、dは試料結晶の格子面間隔、θ、はX線の波長λ
に対する標準結晶のブラッグ角である。 すなわち、第1図、第2図に示した光学系において、A
側、B側の測定データθ、n、0.Sおよびe 、R,
+9 、Sのピーク間隔を求めることにより、   7
(3)、(4)式から試料結晶の標準結晶に対する相対
格子定数(Δd/d、)を高精度に求めることができる
。 [発明の効果] 本発明によれば、4個の結晶(面)からなるモノクロメ
ータにより、波長分散のよい(−10−°)入射X線ビ
ームを得ることができ、それによる回折強度曲線の半値
幅は0.2〜2秒オーダとなる。 また、本性は標準結晶と試料結晶に対し、A側。 B側の逆方向入射を採用していることから、測定による
各種誤差は相殺され、高精度((Δd/dで10−’)
な測定が実施される。 更に、本発明の特徴は上記に述べたように、入射X線ビ
ームとして、4結晶によるモノクロメータを使用してい
ることから、分析試料(結晶)の結晶種、あるいは、結
晶の面方位によって、モノクロメータの交換など、光学
系の変更は全く必要がなく、実験の効率を大幅に向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のA測測定系の実験配置図、第4図は本
発明のB測測定系の実験配置図、第3図は本発明の一実
施例の試料結晶付近の拡大図、第4図は本発明で得られ
る回折強度曲線の模式図、第5図は従来法の格子定数測
定装置の概略図である。 12・・・X線源、13・・・スリット、15・・・モ
ノクロメータの第1結晶、16・・・第2結晶、17・
・・第3結晶、18・・・第4結晶、19・・・単色化
された線ビーム、21・・・ゴニオメータ、22・・・
試料結晶。 23・・・標準結晶、24・・・計数管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、X線源から発生するX線ビームを単色化するモノク
    ロメータと回転試料台を有し、上記モノクロメータによ
    って単色化されたX線ビームを上記回転試料台に固定さ
    れた少なくとも2個の単結晶に対し照射したときの回折
    ビームを計測する手段とを有する格子定数測定装置にお
    いて、上記モノクロメータは少なくとも4個の結晶面か
    らなる反射面をもち、その内、少なくとも1つは非対称
    反射になる結晶を配置して構成されことを特徴とする格
    子定数測定装置。 2、モノクロメータから反射された波長分散の小さいX
    線ビームを用いて、上記、請求範囲に示した測定装置の
    具備する複数個の単結晶のうち、少なくとも1つを標準
    結晶とし、その標準結晶に対し、Xビームを正、負、二
    方向から入射し、それぞれの入射方向について標準結晶
    と他の試料結晶との回折角の差を求めることによって、
    試料結晶の格子定数の変化(相対値)を測定する方法。
JP2302397A 1990-11-09 1990-11-09 格子定数測定装置 Pending JPH04175644A (ja)

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