JP3502182B2 - 非破壊検査測定装置 - Google Patents

非破壊検査測定装置

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JP3502182B2 JP05896095A JP5896095A JP3502182B2 JP 3502182 B2 JP3502182 B2 JP 3502182B2 JP 05896095 A JP05896095 A JP 05896095A JP 5896095 A JP5896095 A JP 5896095A JP 3502182 B2 JP3502182 B2 JP 3502182B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物体の内部構造を非破壊
的に検査する非破壊検査測定装置に関し、更に詳しく
は、X線を用いて非破壊検査を正確に行うことが可能な
非破壊検査測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】物体の内部構造を非破壊的に検査,測定
する装置として各種の放射線撮影装置が知られている。
特に、X線を利用した装置が医療や工業の分野で広く用
いられている。これらは、いわゆるX線写真と呼ばれる
もので、X線のもつ強い透過性を利用し、これを被験物
に照射し、透過したX線の強度分布を蛍光体や写真フィ
ルムを使って検出している。
【0003】ここで得られたものは物体内部のX線に対
する2次元的な影絵であり、すなわちX線の吸収率の変
化を表している。内部構造の2次元的な変化だけでな
く、3次元的な変化を調べたいという要求のもとにX線
CT(Computer Tomography )装置も考案されている。
【0004】現在、医療の分野で広く用いられているX
線CTは物体内のX線に対する吸収係数の空間的分布を
求め、それを画像化することによって物体の断面像を非
破壊的に再生するものである。
【0005】この断面像再生のために必要とされるデー
タは、物体に入射したX線と物体を透過したX線の強度
を、入射方向を180°にわたって変化させて測定した
データである。そして、吸収係数の分布はこの測定デー
タから数値計算を用いて得られる。
【0006】しかし、吸収係数を求めて断面像を再生す
るという方法では、異なる物質でも吸収係数の値の差が
小さい場合には、物質の違いが分かり難くなるという欠
点がある。
【0007】一方、上に述べた吸収係数による断面像再
生法に対して、屈折率による断面像再生法が光の波長領
域で広く使用されている。これは、光波干渉法と呼ばれ
る測定方法である。この光波干渉法では、物体内部の光
に対する屈折率の空間的分布を求め、それを画像化する
ことにより物体の断面像を非破壊的に再生するものであ
る。
【0008】すなわち、屈折率が空間的に変化する測定
対象物を通過して来た光波と参照する光波とを干渉さ
せ、得られた干渉図形から物体を通過した際の光路長分
布をデータとして得て、このデータから数値計算を用い
て屈折率分布を再生するようにしている。
【0009】このような測定方法によれば、異物質間の
吸収係数の値の差が小さい場合であっても大きなコント
ラストをもって物質内部の構造を測定することができ
る。この光波干渉法をX線領域を含む放射線領域にまで
拡張することが可能性として考えられる。例えば、X線
領域でこのような干渉法を用いることにより、X線吸収
係数の差が小さく明瞭な断面像が得られない場合にも良
質の画像を得られる可能性がある。
【0010】実際に、生体を構成しているC,N,Oな
どの軽元素を含む物体では、吸収によるコントラストは
つきにくいが、干渉法によるコントラストはつきやすい
ことが分かっている。また、屈折率は密度に関係するの
で、物質の種類が同じであっても密度が変化していれば
密度変化を画像として非破壊的に得ることも可能である
ことが予想される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような光
波干渉法にも実現時に2つの欠点を有している。1つ
は、物体を通過した光波と参照光波とが別々の光路を通
るため、光路中の空気の揺らぎ、熱膨張による光路長の
変化、振動などの外乱が測定データに大きく影響すると
いうことである。もう1つは、数値計算を行う際にノイ
ズが強調される恐れがあるということである。
【0012】このような干渉法を用いた装置をX線領域
に適用しようとすれば、同じ問題が生じ、更にX線の波
長が短いだけにこれらの条件は更に厳しくなる。更に、
X線の場合にはレーザ光のようなコヒーレンスの良い光
源が無く、普通のX線源から得られるX線のコヒーレン
ス長は10μmオーダーと極めて短い。そのために、光
路長分布を測定する方法では光路差が大きくなり過ぎる
ことにより、X線が干渉しなくなるという可能性もあ
る。
【0013】図5はこの従来のX線を使用した干渉計を
上方から見た構成図であり、X線の経路と被験物の位置
とを示している。また、図6はX線を使用した従来の干
渉計の構成を示す斜視図である。
【0014】これらの図において、第1の平行平面板
1,第2の平行平面板2,第3の平行平面板3が配置さ
れている。尚、第1,第2,第3の平行平面板1〜3は
共に高純度のシリコン単結晶から切り出された結晶板で
あり、各平行平面板の厚みは全て等しく作られている。
また、第1の平行平面板1と第2の平行平面板2との間
隔d1 と、第2の平行平面板2と第3の平行平面板3と
の間隔d2 とは等しくなるように配置されている。
【0015】そして、所定の角度(ブラッグ角)で第1
の平行平面板1に入射するX線X1 は、ブラッグ反射に
より透過波X2 と回折波X3 とに分かれる。そして、透
過波X2 と回折波X3 とは、第2の平行平面板2に入射
して、再びブラッグ反射を起して、それぞれ回折波X4
と回折波X5 とになる。ここで、回折波X4 は被験物4
を透過する。そして、間隔d1 とd2 とを等しく配置し
ているので、回折波X4 と回折波X5 とは第3の平行平
面板3を通過した後に重なり合って干渉する。
【0016】このような干渉計は光波領域ではマッハツ
ェンダー型の干渉計と呼ばれ、屈折率の測定,位相差顕
微鏡,格子定数の絶対測定等の研究がなされている。し
かし、このX線を使ったマッハツェンダー型の干渉計で
はシリコンの単結晶の大きさに限りがあるため、干渉計
自体の大きさが限られる。従って、大きな試料を光路中
に配置することが困難になる。
【0017】また、光路長の測定を高精度で行う方法と
しては、位相シフト法なる測定方法が存在している。こ
の位相シフト法を用いて干渉縞を測定する時に、このマ
ッハツェンダー型の干渉計では第2と第3の平行平面板
の間で干渉計を切断して2つのブロックに分け、第3の
平行平面板3が乗ったブロックをもう1つのブロックに
対して逆格子ベクトルの向きに10ppmの精度で相対
的に移動させるという方法を用いる。
【0018】しかし、このマッハツェンダー型の干渉計
では、ブロック間の角度や位置ずれに対して非常に敏感
である。従って、ブロック間の角度や位置の調整を非常
に高精度に行わなければならず、又、振動に対する許容
度も非常に狭いという特性を有している。
【0019】そして、大きな試料を測定するために、第
2と第3の平行平面板の間隔を広げることで、安定性が
更に低下するようになる。また、2系統の光路が離れて
いるために、温度,湿度,振動,空気のゆらぎ等の影響
が異なる量で作用することになり、安定した測定を行う
ことが極めて困難である。
【0020】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、第1の目的は、X線などの放射線に対す
る吸収係数の値が小さい場合でも大きなコントラストを
持つ感度の高い非破壊検査測定装置を実現することであ
る。
【0021】また、第2の目的は、空気のゆらぎ、熱膨
張、振動などの各種外乱に対して影響を受けることの少
ない安定した非破壊検査測定装置を実現することであ
る。また、第3の目的は、大型の被験物の測定も可能な
非破壊検査測定装置を実現することである。
【0022】また、第4の目的は、雑音が少なく計算処
理が容易な非破壊検査測定装置を実現することである。
また、第5の目的は、コヒーレンス長の短い線源の使用
を可能にする非破壊検査測定装置を実現することであ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】本件出願の発明者は、従
来のマッハツェンダー型の干渉計をX線領域で使用した
場合の欠点を改良すべく鋭意研究を行った結果、X線領
域に適した干渉計の新たな構成を見出して本発明を完成
させたものである。
【0024】すなわち、課題を解決する手段である本発
明の骨子とするところは、以下の(1)に示したもので
ある。 (1)前記した課題を解決する第1の手段は、同一の回
折格子定数を持ち、厚みが等しい4枚の平行平面板をそ
れぞれ平行に配置すると共に、第2の平行平面板と第3
の平行平面板との間に被験物を配置し、第1の平行平面
板にブラッグ角にてX線を入射し、第1の平行平面板を
透過し第2の平行平面板で回折されたX線と第1の平行
平面板で回折され第2の平行平面板を透過したX線を共
に被験物に入射せしめ、被験物を透過した後、第3の平
行平面板を透過し第4の平行平面板で回折されたX線と
第3の平行平面板で回折され第4の平行平面板を透過し
たX線との干渉を検出器によって検出することにより被
験物の内部検査測定を行うことを特徴とする非破壊検査
測定装置である。
【0025】そして、課題を解決する手段である本発明
としては、具体的には以下の(2)〜(13)に示した
ようなものも含まれる。 (2)前記した課題を解決する第2の手段は、第1の平
行平面板と第2の平行平面板との間隔が、第3の平行平
面板と第4の平行平面板との間隔と等しいことを特徴と
する上記(1)記載の非破壊検査測定装置である。
【0026】(3)前記した課題を解決する第3の手段
は、第1の平行平面板と第2の平行平面板とが一体とし
て構成され、かつ、第3の平行平面板と第4の平行平面
板とが一体として構成されたことを特徴とする上記
(2)記載の非破壊検査測定装置である。
【0027】(4)前記した課題を解決する第4の手段
は、第1の平行平面板,第2の平行平面板,第3の平行
平面板及び第4の平行平面板が一体として構成されたこ
とを特徴とする上記(1)記載の非破壊検査測定装置で
ある。
【0028】(5)前記した課題を解決する第5の手段
は、被験物を平行平面板に対して相対的に移動させるこ
とによって、被験物の内部検査を行うことを特徴とする
上記(1)記載の非破壊検査測定装置である。
【0029】尚、ここで移動とは、直線的な移動,回転
方向の移動といった各種の移動が含まれる。 (6)前記した課題を解決する第6の手段は、被験物を
平行平面板に対して相対的に移動させることによって、
被験物の内部検査を行うことを特徴とする上記(2)記
載の非破壊検査測定装置である。
【0030】尚、ここで移動とは、直線的な移動,回転
方向の移動といった各種の移動が含まれる。 (7)前記した課題を解決する第7の手段は、第1乃至
第4の平行平面板を被験物に対して相対的に移動せしめ
ることによって被験物の内部検査を行うことを特徴とす
る上記(1)記載の非破壊検査測定装置である。
【0031】尚、ここで移動とは、直線的な移動,回転
方向の移動といった各種の移動が含まれる。 (8)前記した課題を解決する第8の手段は、第1乃至
第4の平行平面板を被験物に対して相対的に移動せしめ
ることによって被験物の内部検査を行うことを特徴とす
る上記(2)記載の非破壊検査測定装置である。
【0032】尚、ここで移動とは、直線的な移動,回転
方向の移動といった各種の移動が含まれる。 (9)前記した課題を解決する第9の手段は、第1の平
行平面板及び第2の平行平面板、若しくは、第3の平行
平面板及び第4の平行平面板の少なくとも一組につい
て、それぞれ相対的に移動を行うことによって被験物の
内部検査を行うことを特徴とする上記(2)記載の非破
壊検査測定装置である。
【0033】尚、ここで移動とは、直線的な移動,回転
方向の移動といった各種の移動が含まれる。 (10)前記した課題を解決する第10の手段は、第1
の平行平面板と第2の平行平面板との間隔dが、第2の
平行平面板と第3の平行平面板との間隔Dより小さくな
るように構成されたことを特徴とする上記(2)記載の
非破壊検査測定装置である。
【0034】(11)前記した課題を解決する第11の
手段は、第1の平行平面板と第2の平行平面板との間隔
dと、第2の平行平面板と第3の平行平面板との間隔D
とについて、 d<D/100 となるように構成されたことを特徴とする上記(10)
記載の非破壊検査測定装置である。
【0035】(12)前記した課題を解決する第12の
手段は、平行平面板がシリコンFZ単結晶で構成された
ことを特徴とする上記(1)記載の非破壊検査測定装置
である。このシリコンFZ単結晶としては、高純度で欠
陥の非常に少ないものが好ましい。
【0036】(13)前記した課題を解決する第13の
手段は、平行平面板のそれぞれの厚みが1mm以下である
ことを特徴とする上記(1)記載の非破壊検査測定装置
である。
【0037】
【作用】
(1)課題を解決する第1の手段において、同一の回折
格子定数を持ち、厚みが等しい4枚の平行平面板をそれ
ぞれ平行に配置すると共に、第2の平行平面板と第3の
平行平面板との間に被験物を配置し、第1の平行平面板
にブラッグ角にてX線を入射し、第1の平行平面板を透
過し第2の平行平面板で回折されたX線と第1の平行平
面板で回折され第2の平行平面板を透過したX線を共に
被験物に入射せしめ、被験物を透過した後、第3の平行
平面板を透過し第4の平行平面板で回折されたX線と第
3の平行平面板で回折され第4の平行平面板を透過した
X線との干渉を検出器によって検出することにより被験
物の内部検査測定を行う。
【0038】(2)課題を解決する第2の手段におい
て、第1の平行平面板と第2の平行平面板との間隔が、
第3の平行平面板と第4の平行平面板との間隔と等しい
ため、第4の平行平面板から出力される時点で2本のX
線が一致するようになる。
【0039】(3)前記した課題を解決する第3の手段
では、第1の平行平面板と第2の平行平面板とが一体と
して構成され、かつ、第3の平行平面板と第4の平行平
面板とが一体として構成されているため、平行平面板間
の間隔を精度良く設定することができる。
【0040】(4)前記した課題を解決する第4の手段
では、第1の平行平面板,第2の平行平面板,第3の平
行平面板及び第4の平行平面板が一体として構成されて
いるため、平行平面板間の全ての間隔を精度良く設定す
ることができる。
【0041】(5)前記した課題を解決する第5の手段
では、上記(1)の装置において、被験物を平行平面板
に対して相対的に移動(直線的な移動や回転移動)させ
ることによって、被験物の全体の内部検査を行うことが
可能になる。
【0042】(6)前記した課題を解決する第6の手段
では、上記(2)の装置において、被験物を平行平面板
に対して相対的に移動(直線的な移動や回転移動)させ
ることによって、被験物の全体の内部検査を行うことが
可能になる。
【0043】(7)前記した課題を解決する第7の手段
では、上記(1)記載の装置において、第1乃至第4の
平行平面板を被験物に対して相対的に移動(直線的な移
動や回転移動)せしめることによって被験物の全体の内
部検査を行うことが可能になる。
【0044】(8)前記した課題を解決する第8の手段
では、上記(2)記載の装置において、第1乃至第4の
平行平面板を被験物に対して相対的に移動(直線的な移
動や回転移動)せしめることによって被験物の全体の内
部検査を行うことが可能になる。
【0045】(9)前記した課題を解決する第9の手段
では、上記(2)記載の装置において、第1の平行平面
板及び第2の平行平面板、若しくは、第3の平行平面板
及び第4の平行平面板の少なくとも一組について、それ
ぞれ相対的に移動(直線的な移動や回転移動)を行うこ
とによって被験物の全体の内部検査を行うことが可能に
なる。
【0046】(10)前記した課題を解決する第10の
手段では、上記(2)記載の装置において、第1の平行
平面板と第2の平行平面板との間隔dが、第2の平行平
面板と第3の平行平面板との間隔Dより小さくなるよう
に構成することで、被検体の全体の精度の良い測定が可
能になる。
【0047】(11)前記した課題を解決する第11の
手段では、上記(10)の装置において、第1の平行平
面板と第2の平行平面板との間隔dと、第2の平行平面
板と第3の平行平面板との間隔Dとについて、d<D/
100となるよう構成することで、被検体の全体の精度
の良い測定が可能になる。
【0048】(12)前記した課題を解決する第12の
手段では、上記(1)の装置において、平行平面板がシ
リコンFZ単結晶で構成されたことで精度の良い測定が
可能になる。
【0049】(13)前記した課題を解決する第13の
手段では、上記(1)の装置において、平行平面板のそ
れぞれの厚みを1mm以下とすることで、精度の良い測定
が可能になる。
【0050】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。 <非破壊検査測定装置の構成(1)>図1は本発明の一
実施例の非破壊検査測定装置の構成を上面から見た状態
を示す構成図であり、図2は斜め上方から見た状態を示
す斜視図である。
【0051】高純度で欠陥の少ない単結晶シリコンのブ
ロック10上に、同じ単結晶シリコンで一体に構成され
た第1の平行平面板11、第2の平行平面板12、第3
の平行平面板13、第4の平行平面板14が作られてい
る。そして、これらの第1〜第4の平行平面板11〜1
4はそれぞれ等しい回折格子定数と厚みとを有するよう
に構成されている。ここで、第1の平行平面板11と第
2の平行平面板12との間隔をd3 、第2の平行平面板
12と第3の平行平面板13との間隔をd4 、第3の平
行平面板13と第4の平行平面板14との間隔をd5 と
する。そして、これらの間隔の関係は、d3 =d5 ≪
d4 となっている。
【0052】そして、第2の平行平面板12と第3の平
行平面板13との間隔d4 内に、被験物15を配置す
る。また、第4の平行平面板14から出力された放射線
を検出器16で検出するように構成されている。この検
出器として、放射線にX線を用いる場合には、X線フィ
ルムやシンチレーションカウンタ等が用いられる。ま
た、X線以外の放射線を用いる場合には、適した検出器
を用いれば良い。尚、以下の説明ではX線を用いた場合
によって説明を行う。
【0053】<非破壊検査測定装置の動作(1)>ここ
で、以上のような構成の非破壊検査測定装置の動作につ
いて説明する。この非破壊検査測定装置にX線Y1 をブ
ラッグ角で入射させると、ブラッグ反射によってX線は
第1の平行平面板11と第2の平行平面板12とを通過
した後、異なる位置を平行に進行する2つの波Y2 ,Y
3 になる。
【0054】この2つの波Y2 ,Y3 は第3の平行平面
板13と第4の平行平面板14とを通過した後、再び重
なり合ってY4 となって干渉を生じる。この2つの波Y
2 ,Y3 の平行に進行する際の間隔は第1の平行平面板
11と第2の平行平面板12との間隔d3 によって決定
される。このY2 とY3 との間隔を小さくして、被験物
15を2つの波Y2 ,Y3 が通過するように設定するこ
とで、被験物15中のわずかにずれた位置を通過したX
線Y2 ,Y3 について、その位置の密度の違いに基づく
干渉をY4 から検出することができる。従って、この非
破壊検査測定装置は、一種のシアリング干渉計として動
作することになる。
【0055】測定の際には、以下のような方法が考えら
れる。 被験物を第2の平行平面板12及び第3の平行平面板
13の間で相対的に直線的に微小移動させたり、回転的
に微小移動させたりすることで行う。
【0056】全ての平行平面板を被験物及び検出器
(または、被験物若しくは検出器の何れか一方)に対し
て相対的に直線的に微小移動させたり、回転的に微小移
動させたりすることで行う。
【0057】第1の平行平面板11及び第2の平行平
面板12あるいは第3の平行平面板13及び第4の平行
平面板14を被験物及び検出器(または、被験物若しく
は検出器の何れか一方)に対して相対的に、直線的に微
小移動させたり、回転的に微小移動させたりすることで
行う。
【0058】以上の〜の何れの方法によっても正確
な測定が行える。以上のように、被験物の微妙にずれた
位置の密度の違いで生じる透過X線の干渉を用いること
で、吸収の違いが小さい場合であってもコントラストの
大きい測定を行うことができる。
【0059】また、被検体を透過する2経路のX線の位
置が極めて近いため、光路中の空気の揺らぎ、熱膨張に
よる光路長の変化、振動などの外乱が測定データに影響
することはほとんどなくなる。同様にして、2光路の位
置が近いため、ノイズも同じ様に作用するため、干渉し
た結果からノイズの影響が相殺されることになる。
【0060】また、d3 =d5 ≪d4 としたことで、大
きな試料を測定することも可能になっている。そして、
2光路の光路差が小さいために、X線等の波長の短い放
射線であっても充分な干渉が得られるようになるので、
コヒーレンス長の短い線源の使用が可能になる。
【0061】実験の結果、第1及び第2の平行平面板の
間隔(第3及び第4の平行平面板の間隔)を1mm以下に
したときに良好な結果が得られた。実験では500μm
として更に良好な結果を得た。
【0062】また、第1及び第2の平行平面板の間隔d
3 (第3及び第4の平行平面板の間隔d5 )と、第2及
び第3の平行平面板の間隔d4 とを比較して、d3 はd
4 より小さく設定することが望ましく、更に好ましくは
d3 <d4 /100を満たす条件でそれぞれの間隔を定
めれば良い。
【0063】すなわち、d6 (=d8 )をd,d7 をD
とした場合に、望ましくはd<D,更に望ましくはd<
D/100の関係を満たせば良い。 <非破壊検査測定装置の構成(2)>図3は本発明の一
実施例の非破壊検査測定装置の構成を上面から見た状態
を示す構成図であり、図4は斜め上方から見た状態を示
す斜視図である。
【0064】高純度で欠陥の少ない単結晶シリコンのブ
ロック10a上に、同じ単結晶シリコンで一体構成され
た第1の平行平面板11、第2の平行平面板12が作ら
れている。また、高純度で欠陥の少ない単結晶シリコン
のブロック10b上に、同じ単結晶シリコンで一体構成
された第3の平行平面板13、第4の平行平面板14が
作られている。
【0065】そして、これらの第1〜第4の平行平面板
11〜14はそれぞれ等しい回折格子定数と厚みとを有
するように構成されている。ここで、第1の平行平面板
11と第2の平行平面板12との間隔をd6 、第3の平
行平面板13と第4の平行平面板14との間隔をd7 と
する。そして、これらの間隔の関係は、d6 =d7 とな
っている。また、第2の平行平面板12と第3の平行平
面板13との間隔は、被験物を配置できるように、d6
,d7 より大きく設定されている。そして、ブロック
10aと10bとは一定間隔を隔てて平行に配置されて
いる。
【0066】また、第4の平行平面板14から出力され
たX線を検出器16で検出するように構成されている。
この検出器として、放射線にX線を用いる場合には、X
線フィルムやシンチレーションカウンタ等が用いられ
る。
【0067】この場合、ブロック10aとブロック10
bとは元々別体のものであっても、また、一体のブロッ
クを10aと10bとに切断しても構わない。この場
合、第1の平行平面板11と第2の平行平面板12との
間隔d6 及び第3の平行平面板13と第4の平行平面板
14との間隔d7 を十分小さくとっておけば、2つのブ
ロック10a,10bの角度や位置の調整の精度を低く
することができる。
【0068】この構成では、2つのブロック10a,1
0bの間の距離を大きくとることができるため、大きな
被験物を検査,測定することが可能になっている。更
に、高精度測定を行うための位相シフト法を利用する際
に、位相シフト用の第3の物体を挿入するために充分な
間隔を持たせることも可能である。
【0069】<非破壊検査測定装置の動作(2)>ここ
で、以上のような構成の非破壊検査測定装置の動作につ
いて説明する。この非破壊検査測定装置にX線Y1 をブ
ラッグ角で入射させると、ブラッグ反射によってX線は
第1の平行平面板11と第2の平行平面板12とを通過
した後、異なる位置を平行に進行する2つの波Y2 ,Y
3 になる。
【0070】この2つの波Y2 ,Y3 は第3の平行平面
板13と第4の平行平面板14とを通過した後、再び重
なり合ってY4 となって干渉を生じる。この2つの波Y
2 ,Y3 の平行に進行する際の間隔は第1の平行平面板
11と第2の平行平面板12との間隔d3 によって決定
される。このY2 とY3 との間隔を小さくして、被験物
15を2つの波Y2 ,Y3 が通過するように設定するこ
とで、被験物15中のわずかにずれた位置を通過したX
線Y2 ,Y3 について、その位置の密度の違いに基づく
干渉をY4 から検出することができる。従って、この非
破壊検査測定装置も、一種のシアリング干渉計として動
作することになる。
【0071】測定の際には、以下のような方法が考えら
れる。 被験物を第2の平行平面板12及び第3の平行平面板
13の間で相対的に直線的に微小移動させたり、回転的
に微小移動させたりすることで行う。
【0072】全ての平行平面板を被験物及び検出器
(または、被験物若しくは検出器の何れか一方)に対し
て相対的に直線的に微小移動させたり、回転的に微小移
動させたりすることで行う。
【0073】第1の平行平面板11及び第2の平行平
面板12あるいは第3の平行平面板13及び第4の平行
平面板14を被験物及び検出器(または、被験物若しく
は検出器の何れか一方)に対して相対的に、直線的に微
小移動させたり、回転的に微小移動させたりすることで
行う。
【0074】以上の〜の何れの方法によっても正確
な測定が行える。以上のように、被験物の微妙にずれた
位置の密度の違いで生じる透過X線の干渉を用いること
で、吸収の違いが小さい場合であってもコントラストの
大きい測定を行うことができる。
【0075】また、被検体を透過する2経路のX線の位
置が極めて近いため、光路中の空気の揺らぎ、熱膨張に
よる光路長の変化、振動などの外乱が測定データに影響
することはほとんどなくなる。同様にして、2光路の位
置が近いため、ノイズも同じ様に作用するため、干渉し
た結果からノイズの影響が相殺されることになる。
【0076】そして、2光路の光路差が小さいために、
X線等の波長の短い放射線であっても充分な干渉が得ら
れるようになるので、コヒーレンス長の短い線源の使用
が可能になる。
【0077】また、ブロックを2つに分割したことで、
大きな試料を測定することも可能になっている。そし
て、2つのブロックの相対的な角度ずれにも強いことが
確認されており、調整が極めて楽になっている。
【0078】実験の結果、第1及び第2の平行平面板の
間隔(第3及び第4の平行平面板の間隔)を1mm以下に
したときに良好な結果が得られた。実験では500μm
として更に良好な結果を得た。
【0079】また、第1及び第2の平行平面板の間隔d
6 (第3及び第4の平行平面板の間隔d8 )と、第2及
び第3の平行平面板の間隔d7 とを比較して、d6 はd
7 より小さく設定することが望ましく、更に好ましくは
d6 <d7 /100を満たす条件でそれぞれの間隔を定
めれば良い。
【0080】すなわち、d6 (=d8 )をd,d7 をD
とした場合に、望ましくはd<D,更に望ましくはd<
D/100の関係を満たせば良い。 <非破壊検査測定装置の作製方法>以上説明した非破壊
検査測定装置のそれぞれの平行平面板11〜14は目的
に応じて種々の結晶板が利用可能であるが、価格,手
法,純度,欠陥の観点から、シリコン単結晶が一番適し
ている。
【0081】この場合のシリコン単結晶の精製法として
はCZ(Crochralski )法とFZ(Floating Zone )法
があるが、FZ法を用いて精製された結晶(FZ結晶)
の方が純度や欠陥の点で優れている。
【0082】また、シリコン単結晶から平行平面板を製
作するには以下の手順による。 まず、最初にブラッグ反射を利用して結晶の方位をダ
イヤモンドブレードの刃を用いて、平行平面板の間とな
る部分の溝を掘る。
【0083】切削が終了したら、平行平面板群の全体
を洗浄して表面に付着している有機物を除去する。 切削で生じた加工変質層での結晶の乱れや歪みを取り
除くために、エッチングを行う。エッチングはHF:H
NO3 =1:19の溶液に40分程度浸漬して行う。こ
のエッチングにより表面層が約100μm削られる。
【0084】<その他好ましい例>また、以上説明した
非破壊検査測定装置は、生体内部の非破壊検査,工業部
品の非破壊検査,形状や応力の測定など広く使用するこ
とが可能である。
【0085】また、以上の説明では、放射線としてX線
を用いることを前提として説明して来たが、X線以外で
あっても波長や特性の近い各種放射線を用いることが可
能である。この場合、検出器16も使用する放射線の特
性に合わせたものとする。
【0086】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、同一の回
折格子定数を持ち、厚みが等しい4枚の平行平面板をそ
れぞれ平行に配置すると共に、第2の平行平面板と第3
の平行平面板との間に被験物を配置し、第1の平行平面
板にブラッグ角にてX線を入射し、第1の平行平面板を
透過し第2の平行平面板で回折されたX線と第1の平行
平面板で回折され第2の平行平面板を透過したX線を共
に被験物に入射せしめ、被験物を透過した後、第3の平
行平面板を透過し第4の平行平面板で回折されたX線と
第3の平行平面板で回折され第4の平行平面板を透過し
たX線との干渉を検出器によって検出する非破壊検査測
定装置によれば、放射線に対する吸収係数の値が小さい
場合でも大きなコントラストを持つ感度の高い非破壊検
査測定装置を実現することができる。
【0087】また、以上の本発明によれば、空気のゆら
ぎ、熱膨張、振動などの各種外乱に対して影響を受ける
ことの少なく、雑音が少なく計算処理が容易な非破壊検
査測定装置を実現できる。また、大型の被験物の測定も
可能であり、コヒーレンス長の短い線源の使用を可能な
非破壊検査測定装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す構成図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す斜視図である。
【図5】従来の測定装置を示す構成図である。
【図6】従来の測定装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ブロック 11 第1の平行平面板 12 第2の平行平面板 13 第3の平行平面板 14 第4の平行平面板 15 被験物 16 検出器

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の回折格子定数を持ち、厚みが等し
    い4枚の平行平面板をそれぞれ平行に配置すると共に、 第2の平行平面板と第3の平行平面板との間に被験物を
    配置し、 第1の平行平面板にブラッグ角にてX線を入射し、 第1の平行平面板を透過し第2の平行平面板で回折され
    たX線と第1の平行平面板で回折され第2の平行平面板
    を透過したX線を共に被験物に入射せしめ、 被験物を透過した後、第3の平行平面板を透過し第4の
    平行平面板で回折されたX線と第3の平行平面板で回折
    され第4の平行平面板を透過したX線との干渉を検出器
    によって検出することにより被験物の内部検査測定を行
    うことを特徴とする非破壊検査測定装置。
  2. 【請求項2】 第1の平行平面板と第2の平行平面板と
    の間隔が、第3の平行平面板と第4の平行平面板との間
    隔と等しいことを特徴とする請求項1記載の非破壊検査
    測定装置。
  3. 【請求項3】 第1の平行平面板と第2の平行平面板と
    が一体として構成され、かつ、第3の平行平面板と第4
    の平行平面板とが一体として構成されたことを特徴とす
    る請求項2記載の非破壊検査測定装置。
  4. 【請求項4】 第1の平行平面板,第2の平行平面板,
    第3の平行平面板及び第4の平行平面板が一体として構
    成されたことを特徴とする請求項1記載の非破壊検査測
    定装置。
  5. 【請求項5】 被験物を平行平面板に対して相対的に移
    動させることによって、被験物の内部検査を行うことを
    特徴とする請求項1記載の非破壊検査測定装置。
  6. 【請求項6】 被験物を平行平面板に対して相対的に移
    動させることによって、被験物の内部検査を行うことを
    特徴とする請求項2記載の非破壊検査測定装置。
  7. 【請求項7】 第1乃至第4の平行平面板を被験物に対
    して相対的に移動せしめることによって被験物の内部検
    査を行うことを特徴とする請求項1記載の非破壊検査測
    定装置。
  8. 【請求項8】 第1乃至第4の平行平面板を被験物に対
    して相対的に移動せしめることによって被験物の内部検
    査を行うことを特徴とする請求項2記載の非破壊検査測
    定装置。
  9. 【請求項9】 第1の平行平面板及び第2の平行平面
    板、若しくは、第3の平行平面板及び第4の平行平面板
    の少なくとも一組について、それぞれ相対的に移動を行
    うことによって被験物の内部検査を行うことを特徴とす
    る請求項2記載の非破壊検査測定装置。
  10. 【請求項10】 第1の平行平面板と第2の平行平面板
    との間隔dが、第2の平行平面板と第3の平行平面板と
    の間隔Dより小さくなるように構成されたことを特徴と
    する請求項2記載の非破壊検査測定装置。
  11. 【請求項11】 第1の平行平面板と第2の平行平面板
    との間隔dと、第2の平行平面板と第3の平行平面板と
    の間隔Dとについて、 d<D/100 となるように構成されたことを特徴とする請求項10記
    載の非破壊検査測定装置。
  12. 【請求項12】 平行平面板がシリコンFZ単結晶で構
    成されたことを特徴とする請求項1記載の非破壊検査測
    定装置。
  13. 【請求項13】 平行平面板のそれぞれの厚みが1mm以
    下であることを特徴とする請求項1記載の非破壊検査測
    定装置。
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