JPH0417507A - 電力ケーブルの管路への引入装置 - Google Patents

電力ケーブルの管路への引入装置

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JPH0417507A
JPH0417507A JP2118071A JP11807190A JPH0417507A JP H0417507 A JPH0417507 A JP H0417507A JP 2118071 A JP2118071 A JP 2118071A JP 11807190 A JP11807190 A JP 11807190A JP H0417507 A JPH0417507 A JP H0417507A
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conduit
water
wire
pipe
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JP2118071A
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Inventor
Mitsuo Matsui
松井 三男
Yoshiyuki Suzuki
良之 鈴木
Hiroshige Masuda
増田 浩重
Toshio Yamazaki
敏夫 山崎
Hisato Niimura
新村 寿人
Yasuyuki Otani
大谷 康幸
Akihito Sakai
酒井 彰人
Sueo Kojima
小島 末雄
Akihiko Yokoyama
明彦 横山
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Chubu Electric Power Co Inc
Toenec Corp
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Toenec Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、横方向に延設された管路に電力ケーブルを引
入れるための装置に係り、詳しくは電力ケーブルに浮力
を与えるとともに、管路内面との間の摩擦係数を低減し
、摩擦力を減少させて引入れを容易にすることができる
電力ケーブルの管路への引入装置に関する。
(従来の技術) 従来、例えば2つのマンホール間に地中埋設された管路
に電力ケーブルを引入れる場合、入線側のマンホールに
おいて電力ケーブルの先端部にウィンチ装置のワイヤー
を接続し、そのワイヤーを電力ケーブル引き出し側のマ
ンホール上部に配置されたウィンチ装置の駆動力で巻き
取ることにより電力ケーブルを管路に引入れる手段が採
用されている。しかしながら、一般に電力ケーブルの重
量が大きいため、管路の内径面と電力ケーブルの外周面
との間に生じる摩擦力が大きく、そのため管路に電力ケ
ーブルを引入れるためのウィンチ装置は大きな出力を必
要とするものであった。そして、近年、電力需要の増加
に伴い次第に電力ケーブルの重量が大きくなる一方、建
設費の低減化等のため、マンホールの数を少なくして管
路を長くする傾向にあるため、電力ケーブルを管路に引
入れるためのウィンチ装置の出力を更に大きくすること
が必要になってきた。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の電力ケーブルの管路への引入手段の場合、電
力ケーブルの重量化と管路の長延化傾向により、電力ケ
ーブルを管路に引入れるための力を強くする必要がある
が、電力ケーブルを引入れるための力を強くするに従っ
て電力ケーブルの心線部、及び被覆部に伸び、あるいは
傷等が生じ、電力ケーブルの特性に悪影響を与えること
があるという問題があった。
そこで本発明では、電力ケーブルを引入れる管路内部に
水等の液体を注入することによって電力ケーブルに浮力
を与えるとともに、管路内面との間の摩擦係数を低減し
、電力ケーブルと管路内面との間に生じる摩擦力を減少
させることによって電力ケーブルに無理な力を加えなく
ても電力ケーブルを容易に引入れできるようにすること
を解決すべき技術的課題とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題解決のための技術的手段は、予め配設された管
路の一端部から電力ケーブルを引き込み、ウィンチ装置
のワイヤーを巻き取ることにより、その電力ケーブルを
管路に引入れるための装置において、前記電力ケーブル
に対して浮力を与えるとともに、管路内面との間の摩擦
係数を低減することによって、前記電力ケーブルの前記
管路の内径面に対する摩擦力を減少させるための液体を
収容し、且つその液体を前記管路の内部に供給できるよ
うに形成された液体供給手段と、前記管路の内径部を摺
動できるように形成され、且つ一方の端部には前記管路
に引入れられる電力ケーブルの先端部か接続されるとと
もに他方の端部には前記ウィンチ装置のワイヤー先端部
か接続され、前記液体供給手段から前記管路の電力ケー
ブル在線部分に供給された前記液体を前記ワイヤー接続
側に漏水させないように形成された管内止水栓と、前記
管路の電力ケーブルを入線する側の端部に取り付けられ
、前記液体供給手段から供給された前記液体を前記管路
の電力ケーブル在線部分に注入するための注入口が形成
されるとともに、前記電力ケーブルの先端部と前記ウィ
ンチ装置のワイヤー先端部とが接続された状態の前記管
内止水栓を通して前記管路の内径部に装着できるように
形成され、且つ前記注入口から注入された前記液体が前
記管路の電力ケーブル引き入れ側から漏水しないように
止水した状態で前記電力ケーブルを前記管路に送り出し
できるように形成された注水側止水手段とを備えた構成
にすることである。
(作用) 上記構成の電力ケーブルの管路への引入装置によれば、
ウィンチ装置のワイヤー先端部を前記管路の電力ケーブ
ル引き出し側から挿入し、管路の反対側端部に取り付け
られた注水側止水手段から引き出した状態で、そのワイ
ヤー先端部と電力ケーブルの先端部とをそれぞれ前記管
内止水栓に接続する。そしてウィンチ装置のワイヤー先
端部と電力ケーブルの先端部とを接続した状態の管内止
水栓を、ウィンチ装置を駆動させることにより、注水側
止水手段を通して管路の電カケ−プル入線側端部に装着
する。
上記状態において、液体供給手段から前記注入口を介し
て電力ケーブル在線部分に前記液体を注入する。その結
果、注水側止水手段から前記管内止水栓までの電力ケー
ブル在線部分は前記液体により満たされ、電力ケーブル
に浮力が与えられる。
電力ケーブルに浮力が与えられ、管路内面との間の摩擦
係数が低減されると、管路内径面と電力ケーブル外周面
との間に生じる摩擦力が減少する。
電力ケーブルの摩擦力が減少された状態でウィンチ装置
の駆動によりワイヤーが巻き取られると、管内止水栓が
電力ケーブル引き出し方向に移動され、電力ケーブルの
引入れが進行する。そして継続的に管路内に液体供給手
段からの液体が注入される。
このようにしてウィンチ装置を駆動し、ワイヤーを巻き
取って管内止水栓を電力ケーブル引き出し方向に移動さ
せると同時に液体供給手段からの液体を注入することに
より電力ケーブルに浮力を与えるとともに、前記管路内
面との間の摩擦係数を低減することにより、管路内径面
と電力ケーブル外周面との間に生じる摩擦力を減少させ
ると、電力ケーブルに無理な引張力を加えなくても容易
に電力ケーブルを管路に引入れることができる。
尚、液体供給手段からの液体は電力ケーブルに浮力を与
えるとともに、管路内面との間の摩擦係数を低減するこ
とによって、電力ケーブルと管路内径面との間に生じる
摩擦力を減少させる一方、種の潤滑剤として作用し、電
力ケーブルの管路に対する引入作業を助けるものである
(実施例) 次に、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図は、電力ケーブルの管路への引入装置の全体的な
構成を示した断面図である。
第1図に示すように、地中に設置されたマンホル1とマ
ンホール2の間には電力ケーブル3が引入れられる管路
4が水平状に埋設されている。
管路4は鉄、硬化ビニール、あるいはクラスファイバな
どで形成されており、その両端部はそれぞれマンホール
lとマンホール2に開口されている。
そして第1図は、マンホールl側から電力ケーブル3を
引き込み、マンホール2側から電力ケーブル3を引き出
すための電力ケーブル管路への引入作業の途中状態を示
したものである。ウィンチ車5に搭載されたウィンチ装
置6は、その装置6のワイヤー7を巻き取ることにより
電力ケーブル3を管路4に引き込み、そして管路4のマ
ンホール2側端部から引き出すための引張力を出力する
ものである。
マンホール1の地上面には管路4に引入れられる電力ケ
ーブル3を巻いたケーブルトラム8か設置されている。
このケーブルトラム8は支持装置9に回転できるように
装着されており、ウィンチ装置6の駆動によりワイヤー
7が巻き取られて電力ケーブル3に引張力が加えられる
と回転し、電力ケーブル3を送り出すようになっている
。また、管路4の内部にある管内止水栓10は、管路4
の内径部に摺動可能に装着され、一方の端部には電力ケ
ーブル3の先端部が接続されるとともに他方の端部には
ウィンチ装置6のワイヤ−7先端部が接続されている。
また、管路4のマンホール1側端部には注水側止水治具
11が接続されている。
この注水側止水治具11には、前記ケーブルドラム8か
ら繰り出された電力ケーブル3を通し、注水側止水治具
11を通して管路4に導くためのケーブル導入管12が
接続されている。このケーブル導入管12は、屈曲可能
で容易に潰れないサクションパイプ状に形成され、上端
部が地表上に延出されている。また、注水側止水治具1
1には、注入口11Aが設けられており、この注入口1
1Aにはホース状の注入管13が接続されている。
そして、この注入管13の上端部は、地表上に設置され
た水槽14の給水口14Aに接続されている。この水槽
14には、管路4の内部空間は勿論、ケーブル導入管1
2、及び注入管13を満たして余りある容量の水が貯え
られており、高低差を利用して管路4に水を自然注入す
るようになっている。
前記管内止水栓10は、水槽14から管路4の電力用ケ
ーブル在線部分に注水された水をワイヤー7側に漏水さ
せないように水密状に形成され、管路4の電力ケーブル
在線部分を水で満たすことにより、電力ケーブル3に浮
力を与えるとともに前記管路内面との間の摩擦係数を低
減することによって、管路4の内周面との間に生じる摩
擦力を減らすようにするものである。
一方、前記注水側止水治具11と同様に形成された止水
治具15が、管路4のマンホール2側端部に取り付けら
れている。この止水治具15には前記ケーブル導入管I
2と同様の材質で形成された透明の管16が接続され、
電力ケーブル3の七人作業中、電力ケーブル3、ワイヤ
ー7の通過を目視することができるようになっている。
また、管16には中継接続管17の一端部が接続される
一方、中継接続管17の他端部には軟質の管18の一端
部か接続されている。この管18は、前記管内止水栓1
0が中継接続管I7を通過したあと電力ケーブル3に浮
力を与′えている水がマンホル2内に溢れ出さないよう
に保水するために取り付けられるもので、マンホール2
の長さ寸法に合わせて長さを変えるため、軟質のものか
用いられる。この軟質の管18の端部には、前記ワイヤ
ー7を通すための穴を中心部に明けたワイヤー用止水金
具19が接続されている。
前記止水治具15には空気排出口15Aか設けられてお
り、その空気排出口15Aには前記管内止水栓IOの移
動に伴って管路4の内径部から押し出された空気を大気
中に放出させるためと・管内止水栓10から漏れた水を
マンホール2内に溢れ出させないようにするための排気
管20が接続されている。尚、マンホール2に取り付け
られたリール21、及びリール22には前記ワイヤー7
が掛けられ、ワイヤー7の移動方向を転換するためのも
のである。
第2図は前記管内止水栓10を詳細に示した側面図であ
る。
管内止水栓10は、管路4に装着され、ワイヤー7によ
り引張され、移動される過程で、前記水槽14から注水
管13を介して管路4に注水された水をワイヤー7側に
漏水させないような構成になっている。第2図に示すよ
うに、管内止水栓10は、中心軸31の両端部にそれぞ
れアイナツト32.33が取り付けられている。また、
中心軸31の中央部には円筒状のドラム34が取り付け
られている。このドラム34の左右には、はぼ円錐形状
を成す止水板35.36が中心軸31に固定されている
。第3図は止水板35.36を正面方向から見た外観図
であり、第4図は第3図のAA矢視断面図である。上記
止水板35,36は、第4図に示すように、ゴム板41
と42を重ねた状態で両端面を円錐形状に成形された鉄
板43と44により挟持されたもので、直径の大きなゴ
ム板41の外周部は管路4の内径面に接触し、管路4に
注水された水をワイヤー7側に漏水させないようになっ
ている。尚、前記アイナツト32には電力ケーブル3の
先端部が接続される一方、アイナツト33にはウィンチ
装置6のワイヤ−7先端部が接続される。
第5図は前記注水側止水治具11と前記止水治具15の
側面断面図であり、第6図はその正面図である。 前述
したように注水側止水治具11はマンホール1側の管路
4端部に取り付けられるもので、止水治具15はマンホ
ール2側の管路4端部に取り付けられるものである。注
水側止水治具11及び止水治具15はほぼ同一構成にな
っているため、ここでは注水側止水治具11について説
明する。 注水側止水治具11を管路4端部に取り付け
るためにマンホール1の壁部に結合部材51か装着され
ており、その内径部に注水側止水治具11の筒状端部が
挿入され、結合されるようになっている。そして、注水
側止水治具IIを介して水槽14から管路4の内部空間
に前記水が注水されたとき、その水かマンホール1に漏
れないようにするため、注水側止水治具11の筒部52
の外周部にゴム輪53が回装されている。このゴム輪5
3をマンホール1の壁面に押しつけ、漏水防止効果を上
げるために筒部52の外周部には鋼材(SS41等)で
形成された押し輪54か摺動可能に通されている。この
押し輪54を押圧するため、筒部52の外周部に固定さ
れたフランジ状の円板55には、均等の円周角度間隔で
複数本のボルト56か螺入されており、それぞれのボル
ト56を回すことにより、ボルト56を押し輪54方向
に螺進させ、押し輪54を押圧してゴム輪53をマンホ
ール1の壁面に押しつけるようになっている。また筒部
52には前記注入口11A(止水治具15の場合は空気
排出口15Aに相当する)か設けられており、この注入
口11Aには前述したように注入管13が接続される。
また、筒部52の端部にはフランジ57が筒部52と一
体的に形成されている。このフランジ57は、前記ケー
ブル導入管12と注水側止水治具11とを接続するとき
、ケーブル導入管12の接続端部に取り付けられた図示
しないフランジとボルトにより結合されるものである。
第7図は前記ワイヤー用止水金具19の側面断面図、第
8図はワイヤー用止水金具19を正面方向から見た外観
図である。
第7図において、ワイヤー用止水金具19の筒部6Iの
端部には前記軟質の管I8か接続されるものである。ま
た、筒部61の反対端部にはフランジ62が一体的に形
成されており、このフランジ62には、中心部から外周
にかけて半径長さに図示していない一本の切れ目を入れ
た円板状のゴムパツキン63を介して半割り型の外側フ
ランジ64が接合される。尚、ゴムパツキン63の外形
形状は、はぼ外側フランジ64の外形形状に等しく形成
されている。フランジ62に半割り型の外側フランジ6
4を接合する場合には、図示していない複数のボルトを
複数のボルト穴75に挿入し、それぞれをナツトで締め
っけるものである。上記ゴムパツキン63には、2枚の
ゴムパツキン65A、65Bが重ねられた状態で接合さ
れる。2枚のゴムパツキン65A、65Bはそれぞれ半
割り型になっており、その重合わせの状態は、マンホル
2に対する漏水を少なくするため、それぞれノコムハッ
キン65A、65Bの半割り境界面を一致させないよう
な状態で重ね合わせられる。更にゴムパツキン65Bに
は半円形の2枚の押すえ板66.67を接合し、この押
さえ板66.67をボルト68,69,70.71及び
ナツト68A、69A、70A、71Aで締めっけるこ
とにより、ゴムパツキン63にゴムパツキン65Aを圧
接するようになっている。
前記半割り型の外側フランジ64とゴムパツキン63と
半割り型のゴムパツキン65A、65Bそれぞれの中心
部には前記ワイヤー7を通すための穴か明けられている
。この穴に関して、外側フランジ64とゴムパツキン6
5A、65Bそれぞれの中心穴の直径は前記ワイヤー7
の直径のほぼ等しく、ゴムパツキン63の中心穴の直径
は、ワイヤー7の直径よりやや小さくなっている。そし
てゴムパツキン63及びゴムパツキン65A、65Bの
中心穴の周面とワイヤー7の外周面との接触を密にして
この接触部からの漏水を少なくするようにしている。尚
、半円形の2枚の押さえ板66.67の中心穴はワイヤ
ー7の直径よりやや大きい直径になっている。
また、ゴムパツキン63に前記−本の切れ口を入れるこ
と、外側フランジ64、ゴムパツキン65A、65Bそ
れぞれを半割り型に形成すること、及び押さえ板66.
67を半円形に形成する理由は、前記ワイヤー7の先端
をワイヤー用止水金具19の中心穴に通すとき、ワイヤ
ー7の先端部に取り付けられた接続具等がワイヤー7の
直径より太いため、この接続具等をワイヤー用止水金具
19に通すために必要であるからである。
以上のように構成された電力ケーブルの管路への引入装
置において、管路4に電力ケーブル3を引入れるとき、
最初、ウィンチ装置6のワイヤ〜7の先端をワイヤー用
止水金具19から入れ、管18、中継接続管17、管1
6、止水治具15、管路4、注水側止水治具11、ケー
ブル導入管12を通してケーブルドラム8の近くまで引
き出す。
そして管内止水栓10のアイナツト32に電力ケーブル
3の先端部を接続する一方、管内止水栓10のアイナツ
ト33にワイヤー7の先端部を接続する。この状態でウ
ィンチ装置6を駆動させて管内止水栓10を管路4のマ
ンホール1側端部まで引き込む。管内止水栓10がこの
位置まで引き入れられた状態で、水槽14から注水を開
始する。
水槽14からの注水が第1図に示すようにケーブル導入
管12の上端近くまで給水されたとき、ウィンチ装置6
を駆動し、ワイヤー7を巻き取って管内止水栓10をマ
ンホール2方向に移動させる。
管内止水栓lOのマンホール2方向移動に伴って水槽1
4から自然放水状態で管路4内に注水されるため、管路
4内部が満水状態になり、電力ケーブル3に浮力が与え
られるとともに、管路4内周面との間の摩擦係数を低減
し、管路4内周面と電力ケーブル3との間に生じる摩擦
力が減少する。
尚、水槽14から自然放水状態で管路4内に注水された
水は上述のように電力ケーブル3に浮力を与えるととも
に、一種の潤滑剤の役割を持つものである。
このようにして管内止水栓10をマンホール2方向に移
動させることを継続することにより、管内止水栓10を
マンホール2側のワイヤー用止水金具19まで移動させ
る。尚、この管内止水栓10の移動過程で管路4の内部
空気が排気管20を介して大気に放出されるため、管内
止水栓10が空気抵抗を受けて移動を妨げられることは
極めて少ない。
管内止水栓10がワイヤー用止水金具19まで移動した
とき、ワイヤー用止水金具19を取り外し、ワイヤー7
を管内止水栓lOから取り外すとともに、水槽4から注
水された水をマンホール2の図示していない枡に排出さ
せ、更に電力ケーブル3の先端部を管内止水栓10から
取り外す。そのあとマンホール2の止水治具15と透明
の管16と中継接続管17と軟質の管18とを取り外す
更にそのあと、電力ケーブル3をケーブルドラム8側で
切断したあと、マンホール1側の注水側止水治具11と
ケーブル導入管12、及び注入管13を取り外すことに
よって引入作業を完了する。
第9図は、2径間以上の管路に連続して電力ケーブル3
を引入れる場合の実施例を示したものである。
この実施例の場合は、前記第1の実施例と同様に、マン
ホールl側からマンホール2側に電力ケーブル3を引入
れるものであるが、マンホール1とマンホール2の間に
中間マンホール101が存在し、その中間マンホール1
01を通過させるように電力ケーブル3を通すための作
業手段を示したものである。
第9図に示すように、電力ケーブル3を通過させるため
に中間マンホール101において、前記実施例において
用いた注水側止水治具11とほぼ同様に形成された中間
マンホール用止水治具1゜2.103を管路4の開口部
に押し込み接続したあと、前述同様の漏水防止処置をし
、更に前記実施例において用いたケーブル導入管12と
同様の材質で形成された中間マンホール用ケーブル導入
管104のそれぞれの端部を中間マンホール用止水治具
102,103にフランジ接続したものである。尚、こ
の実施例における電力ケーブル引大作業は、前記実施例
と同様であるため、その説明を省略する。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、電力ケーブルを引入れる
ための管路内部に水等の液体を注入し、電力ケーブルに
浮力を与えるとともに管路内面との間の摩擦係数を低減
することによって、電力ケーブルと管路内面との間に生
じる摩擦力を減少させた状態で電力ケーブルに引張力を
かけるようにしたため、電力ケーブルに対して、その電
力ケーブルの特性を劣化させるような無理な力を印加し
ない状態で電力ケーブルを管路に引入れることができる
という効果かある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の全体的な構成を示した断
面図、第2図は管内止水栓の側面図、第3図は管内止水
栓正面図、第4図は部分断面図、第5図は注水側止水治
具、及び止水治具の側面断面図、第6図は注水側止水治
具、及び止水治具の正面図、第7図はワイヤー用止水金
具の側面断面図、第8図はワイヤー用止水金具の正面図
、第9図は他の実施例の全体的な構成を示した断面図で
ある。 l:マンホール 2:マンホール 3:電力ケーブル 4:管路 5:ウィンチ車 6:ウィンチ装置 7:ワイヤ 8:ケーブルドラム lO:管内止水栓 11:注水側止水治具 12:ケーブル導入管 13:注入管 14:水槽 15:止水治具 16:管 17:中継接続管 18:管 19:ワイヤ 20:排気管 用止水金具

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  予め配設された管路の一端部から電力ケーブルを引き
    込み、ウインチ装置のワイヤーを巻き取ることにより、
    その電力ケーブルを前記管路に引入れるための装置にお
    いて、 前記電力ケーブルに対して浮力を与えるとともに、前記
    管路内面との間の摩擦係数を低減することによって前記
    電力ケーブルの前記管路の内径面に対する摩擦力を減少
    させるための液体を収容し、且つその液体を前記管路の
    内部に供給できるように構成された液体供給手段と、 前記管路の内径部を摺動できるように形成され、且つ、
    一方の端部には前記管路に引入れられる電力ケーブルの
    先端部が接続されるとともに他方の端部には前記ウイン
    チ装置のワイヤー先端部が接続され、前記液体供給手段
    から前記管路の電力ケーブル在線部分に供給された前記
    液体を前記ワイヤー接続側に漏水させないように形成さ
    れた管内止水栓と、 前記管路の電力ケーブルを入線する側の端部に取り付け
    られ、前記液体供給手段から供給された前記液体を前記
    管路の電力ケーブル在線部分に注入するための注入口が
    形成されるとともに前記電力ケーブルの先端部と前記ウ
    インチ装置のワイヤー先端部とが接続された状態の前記
    管内止水栓を通して前記管路の内径部に装着できるよう
    に形成され、且つ前記注入口から注入された前記液体が
    前記管路の電力ケーブル引き入れ側から漏水しないよう
    に止水した状態で前記電力ケーブルを前記管路に送り出
    しできるように形成された注水側止水手段とを備えたこ
    とを特徴とする電力ケーブルの管路への引入装置。
JP2118071A 1990-05-08 1990-05-08 電力ケーブルの管路への引入装置 Pending JPH0417507A (ja)

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