JP3377603B2 - 残置ケーブル撤去装置 - Google Patents

残置ケーブル撤去装置

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JP3377603B2
JP3377603B2 JP15469694A JP15469694A JP3377603B2 JP 3377603 B2 JP3377603 B2 JP 3377603B2 JP 15469694 A JP15469694 A JP 15469694A JP 15469694 A JP15469694 A JP 15469694A JP 3377603 B2 JP3377603 B2 JP 3377603B2
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基之 古賀
徹 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下に埋設された管路
に挿通して敷設される通信用、電力用のケーブルで、途
中を切断して管路に残置される残置ケーブルの撤去装置
に関し、詳しくは、余長の無いケーブル端末に対する樹
脂注入方式の把持手段に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電信柱等で配線されていた通信
用,電力用等のケーブルを地下に埋設して都市の美観を
向上させる傾向にある。その方法として、地下にケーブ
ルより少し太い管路が埋設され、この管路中に所定の間
隔でマンホールが設けられる。マンホールは側壁に多数
の貫通孔が開けられ、この貫通孔にダクトを緊密に嵌合
して管路と接続される。そしてケーブルは管路内を挿通
してダクトから一旦マンホール内を露出して通り、再び
ダクトを介し管路内を挿通して敷設され、マンホールで
ケーブルの保守管理、増設等の作業を行うことが可能に
なっている。そして使用されなくなったケーブルは、簡
単に引き抜ける場合は引き抜いて撤去し、引き抜きが困
難な場合はマンホール内で邪魔にならないように切断さ
れ、管路内に放置するようにしていた。
【0003】ところで都市化が進む中で、ケーブルの地
下への移行の需要が高まる反面、地面を掘削して新しい
管路を埋設する工事が非常に困難になってきている。そ
こでケーブルが放置されている既設管路の再利用が改め
て見直されている。この場合に、残置ケーブルの端末が
マンホール内で長い余長を有する場合は、例えばケーブ
ル端末を直接ケーブル引き抜き手段に連結して容易にケ
ーブル撤去できる。しかしケーブル端末の余長はマンホ
ールの長さ分に限定され、マンホール自体もスペース的
に余り余裕が無いため、残置ケーブルがダクト入口付近
や管路側に入り込んで切断され、端末の余長が殆ど無い
ことがあり、この場合は必然的にケーブル端末を各別に
把持することが必要になる。
【0004】ここでケーブルは、多数本の線材を束ねて
一本の通線が形成され、さらに多数の通線がパラフィン
紙等で仕切られ木の年輪のように何層にもわかれて構成
されているため重量が非常に大きく、また管路中を引き
抜く際に管路との間に大きい摺動抵抗等がかかる。この
ため余長の無いケーブル端末を把持する場合は、その端
末をケーブル重量、摺動抵抗等に打ち勝つ大きい引き抜
き荷重で把持する必要があり、その引き抜き荷重は例え
ば数トンまたは数十トンになる。またこの場合のケーブ
ル端末はダクト側に入り込んでいるため、端末をその内
側から把持しなければならない。従って、余長の無い残
置ケーブルの撤去においてケーブル端末を把持する場合
は、マンホール内の簡単な作業で、ケーブル端末をその
内側から上述の例えば数十トンの引き抜き荷重で強固に
把持することが要求される。
【0005】従来、上記地下ケーブルの撤去に関して
は、例えば実開平2−114313号公報の先行技術が
ある。この先行技術において、断面花弁状の一対のグリ
ップローラ、ローラ相互の間隔を調整する調整棒、グリ
ップローラを回転駆動する油圧モータ等を備え、一対の
グリップローラでケーブルを把持しつつ引いて管路から
撤去することが示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記先行技
術のものにあっては、一対のグリップローラによりケー
ブルを把持しつつ引く構造であるから、ケーブルの端末
を最初にグリップする場合は、その端末が長い余長を有
する必要がある。このためケーブル端末の余長が無い場
合には、最初の引き抜きに適応できない。
【0007】本発明は、このような点に鑑み、余長の無
い残置ケーブルの端末をその内側から大きい引き抜き荷
重で把持して、確実にケーブル引き抜き撤去することが
できる残置ケーブル撤去装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、マンホールに連通する管路内に切断され
て放置されている残置ケーブルに対し、該残置ケーブル
端末部に撤去装置本体から突出する牽引用把持治具を差
し込みケーブル端末部を固定して管路から引き抜く残置
ケーブル撤去装置において、上記牽引用把持治具は、中
空ロッドの先端に尖鋭頭部と、ロッド基端に接着用樹脂
の注入手段とを備える共に、中空ロッドの外周にケーブ
ル抜止め用の係止粗面と、ロッド内部に注入された樹脂
の流出用小孔とを形成してなり、上記牽引用把持治具の
ロッド先端を残置ケーブルの端末部に差し込んだ状態で
ロッド内部に注入される接着用樹脂を小孔から所要領域
の残置ケーブル端末部に流出させ、樹脂の硬化によりロ
ッド外周と残置ケーブル端末部とを一体的に接着して残
置ケーブルの引抜力を強化するように構成してなること
を特徴とするものである。
【0009】また、牽引用把持治具には、残置ケーブル
の端末部に差し込まれるロッド基端部にテーパ状の拡径
部を形成し、該拡径部により小孔から流出される樹脂が
ロッドの基端側へ流出するのを阻止してなることを他の
特徴とするものである。
【0010】さらに、牽引用把持治具には、残置ケーブ
ルの端末部に差し込まれるロッド基端の露出部に、ロッ
ド外径より径が大きく残置ケーブル端末面を覆うように
圧接されるカップが設けられ、小孔から流出される樹脂
がロッド基端側へ流出するのを阻止してなることを他の
特徴とするものである。
【0011】またさらに、牽引用把持治具のロッド先端
に備える尖鋭頭部には、その頭部外周に、ロッド軸方向
に沿って残置ケーブルの端末部を複数列に切り分ける切
断部を備えてなることを他の特徴とするものである。
【0012】
【作用】上記構成に基づき、本発明では管路内に放置さ
れている残置ケーブルの端末部に牽引用把持治具を差し
込み、該牽引用把持治具よりケーブル端末部内に樹脂を
流出させることで、該樹脂の接着力で牽引用把持治具と
ケーブル端末部とを強固に一体化させ、合わせて牽引用
把持治具を構成する中空ロッドの外周に設けられたケー
ブル抜止め用の係止粗面により残置ケーブルの引抜力を
強化することができる。
【0013】また、牽引用把持治具の基端部にテーパ状
の拡径部を設けることで、ケーブル内に充満する樹脂が
該拡径部に阻まれてケーブルの端末面より外部に漏れる
ことを防止することができる。
【0014】さらに、牽引用把持治具の基端部に、残置
ケーブル端末面を覆うように圧接されるカップを設ける
ことで、ケーブル内に充満する樹脂がケーブルの端末面
より外部に漏れることを確実に防止することができる。
【0015】またさらに、牽引用把持治具のロッド先端
にロッド軸方向に沿って残置ケーブルの端末部を複数列
に切り分ける切断部を設けることで、ケーブル内の通線
を層分けして年輪状に配設されているパラフィン紙等を
切断することができ、樹脂が該パラフィン紙等の切断箇
所より流出して、ケーブル端末内略全域に行き渡るよう
になる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図3において、通信用、電力用等のケーブルの
地下敷設構造について説明する。先ず、道路等の地下に
ケーブルより少し太い管路1が長い距離埋設され、この
管路1中に所定の間隔でマンホール2が設けられる。マ
ンホール2は側壁2aに多数の貫通孔3が開けられ、こ
の貫通孔3にダクト4が嵌合して水平に突設され、この
ダクト4に管路1が接続される。そして通信用等のケー
ブル5は長い管路1内を挿通し、ダクト4から一旦マン
ホール2内を露出して通り、再びダクト4を介し管路1
内を挿通して敷設され、マンホール2でケーブル5の保
守管理、増設等の作業を行うことが可能になっている。
【0017】ケーブル5は、多数本の線材を束ねて1本
の通線6が形成され、さらに多数の通線6がパラフィン
紙5aで仕切られ木の年輪のように複数層に分けられ外
被7を被覆して所定の太さに構成される。また使用中の
ケーブル5の内部には不活性の窒素ガスを充填してその
ガス圧が付与され、ケーブル5内への漏水を防止し、ま
たは漏水を検知することが可能になっている。そしてケ
ーブル外径が例えば約70mmの場合は、内径が約80
mmの管路が使用され、管路1内にケーブル5が10m
m位のクリアランスを有して移動可能に挿通される。ま
た使用されなくなったケーブルの場合は、そのケーブル
がマンホール2の部分でも途中を切断して使用不能にさ
れ、このケーブルが残置ケーブル8となる。
【0018】残置ケーブル8は、マンホール2の内部を
露出して通過する領域の任意の箇所で切断して2分割さ
れる。この場合に、残置ケーブル8が例えば図示のよう
に左側のダクト口近傍で切断されると、右側の残置ケー
ブル8’は端末部がダクト4から出てマンホール2内に
長い余長を有して存在するため、この場合はケーブル端
末部を外側から簡単且つ強固にグリップして把持した
り、またはケーブル端末部を直接ケーブル引き抜き手段
等に連結することが可能になる。一方、左側の残置ケー
ブル8は端末部がダクト4内部に入ったままの余長の無
い状態になり、この場合は作業スペースがダクト4とケ
ーブル8の隙間とケーブル端末面に限定されるため、ケ
ーブル端末部に対してその端末面で把持するしかない。
【0019】本発明は、主として上記左側の余長の無い
残置ケーブル8の把持に適したものである。その方法と
して残置ケーブル撤去装置本体9から突出する牽引用把
持治具10を残置ケーブル8に差し込みケーブル端末部
を固定して管路から引き抜くようにする。ケーブル引き
抜き手段は、周知のように例えばモータ等の駆動源によ
りケーブルを大きい引張力で引張って巻取るように構成
されている。
【0020】次に本発明の樹脂注入方式の牽引用把持治
具10を図1を用いて詳しく説明する。図に示すよう
に、牽引用把持治具10は、樹脂の流出通路11を有す
る中空状のロッドで形成されている。牽引用把持治具1
0の先端には残置ケーブル8内に挿入しやすいように尖
鋭頭部12が設けられ、また該頭部12の外周には、図
1(b)に示すように牽引用把持治具10を残置ケーブ
ル8に挿入する際に該ケーブル8内のパラフィン紙を切
断するために切断刃12aが設けられている。また、牽
引用把持治具10には樹脂の流出用小孔13が設けら
れ、流出通路11に送り込まれた樹脂が該流出用小孔1
3より残置ケーブル8内に流出するようになっている。
さらに、牽引用把持治具10の外周には突起14aを設
けることで抜止め用の係止粗面14が形成され、該係止
粗面14にケーブル8の通線6が絡みつくことで抜止め
力が強化される。またさらに、牽引用把持治具10の基
端側にテーパ状の拡径部15、ネジ部16が形成されて
おり、該残置ケーブル8内に充填される樹脂が、該拡径
部15に阻まれて残置ケーブル8の端末面より外に漏れ
るのを防止すようにしている。
【0021】次に、図2を用いてこの実施例の作用につ
いて説明する。まず管路1内に残存する残置ケーブル8
の端末部に該ケーブル8が外周方向に膨らまないように
するためにケーブル8端末部の外周に円筒のカバー20
を配設する。そして残置ケーブル8の端末部に牽引用把
持治具10を差し込む。この場合に、ケーブル端末部に
予め所定の大きさの孔を明け、この孔に牽引用把持治具
10を挿入したり、または孔の無い状態で牽引用把持治
具10をハンマー等により打ち込んで差し込み、この
際、牽引用把持治具10は尖鋭頭部12によってケーブ
ル内部を比較的容易に進み、さらにはケーブル内部のパ
ラフィン紙5aを切断刃12aで切断しながら進む。そ
の後ケーブル8の端末面を覆うようにネジ孔を備えた有
底筒状カップ17を配設し、牽引用把持治具10のネジ
部16にナット18を螺合して締めつけることで、該カ
ップ17はケーブル8の端末面に圧接し、ケーブル8の
端末面を確実にシールする。
【0022】この時、残置ケーブル8の端末部は、外周
方向の膨らみをカバー20によって規制された状態で牽
引用把持治具10が挿入されているため、ケーブル8内
の通線6は圧縮され、通線6は牽引用把持治具10の係
止粗面14に確実に絡みついて、牽引用把持治具10は
ケーブル8内に強固に抜け止めされる。
【0023】次に、牽引用把持治具10の基端にポンプ
21を接続して駆動する。すると接着樹脂が、牽引用把
持治具10の流出通路11を通り小孔13から高圧でケ
ーブル端末部の内部に噴出する。この際、予めケーブル
8内を層分けしているパラフィン紙5aは切断刃12a
によって切断されているため、接着樹脂はその切断箇所
よりしみだし、ケーブル端末部の広範囲に亘って充填さ
れる。また、ケーブル8の端末面は牽引用把持治具10
の拡径部15またはカップ17によって確実にシールさ
れているため、ケーブル8内に充填されている接着樹脂
が端末面より外に漏れだすことはない。そして所定時間
経過後に接着樹脂が硬化すると、ケーブル端末部の略全
域で通線6同志、通線6と牽引用把持治具10の係止粗
面14等が一体的に樹脂接着され、この場合に多数本の
通線6が波形に屈曲することで引き抜き方向に対する接
着強度も大きくなる。
【0024】こうして残置ケーブル8の端末部と牽引用
把持治具10とは、樹脂接着で非常に大きい引き抜き荷
重を得るように一体化される。実験によると、例えば直
径25mmのケーブルにおいて3トン以上の引き抜き荷
重が得られた。
【0025】その後、牽引用把持治具10を残置ケーブ
ル撤去装置本体9に連結して、該撤去装置本体9を駆動
するとその引張力が大きい引き抜き荷重により残置ケー
ブル8に伝わる。このため残置ケーブル8が、その多大
な重量や摺動抵抗に抗し管路1の内部を移動してマンホ
ール2に引き抜かれ、こうして管路1から不使用の残置
ケーブル8が確実に撤去される。
【0026】尚、上述した実施例において、牽引用把持
治具10の外周に突起14aを設けることで抜止め用の
係止粗面14を形成すると説明したが、これに限らず、
溝を設けたり、旋盤等でキズをつけることで係止粗面1
4を形成してもよい。また、残置ケーブル8の端末部が
ダクト4の奥に入っている場合も、上述のような作業が
可能な限りは、同様に把持することができる。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る装
置では、管路内に放置されている残置ケーブルの端末部
に牽引用把持治具を差し込み、該牽引用把持治具よりケ
ーブル端末部内に樹脂を流出させることで、該樹脂の接
着力で牽引用把持治具とケーブル端末部とを強固に一体
化させ、合わせて牽引用把持治具を構成する中空ロッド
の外周に設けられたケーブル抜止め用の係止粗面により
残置ケーブルの引抜力を強化することができる構成であ
ることから、係止粗面による機械的な抜止め結合と樹脂
接着とで特に大きい引き抜き荷重が得られ、このため残
置ケーブルを確実に管路から引き抜いて撤去することが
できる。また長距離の残置ケーブルの撤去も可能にな
り、実用性が高い。その結果、残置ケーブルが残存する
管路の再利用が可能となり、新しい管路の敷設工事に比
べて、作業コストを大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】牽引用把持治具を示す側面図である。
【図2】本発明に係る残置ケーブル撤去装置の実施例を
示す断面図である。
【図3】マンホールでの残置ケーブル撤去の状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 管路 2 マンホール 3 貫通孔 4 ダクト 5 ケーブル 5a パラフィン紙 6 通線 7 外被 8 残置ケーブル 9 残置ケーブル撤去装置本体 10 牽引用把持治具 11 流出通路 12 尖鋭頭部 13 流出用小孔 14 係止粗面 15 拡径部 16 ネジ部 17 カップ 18 ナット 20 カバー 21 ポンプ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−120941(JP,A) 特開 平6−351133(JP,A) 特開 昭62−110010(JP,A) 特開 平2−276410(JP,A) 実開 平6−17312(JP,U) 実開 昭57−89319(JP,U) 実公 昭46−13617(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 1/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホールに連通する管路内に切断され
    て放置されている残置ケーブルに対し、該残置ケーブル
    端末部に撤去装置本体から突出する牽引用把持治具を差
    し込みケーブル端末部を固定して管路から引き抜く残置
    ケーブル撤去装置において、 上記牽引用把持治具は、中空ロッドの先端に尖鋭頭部
    と、ロッド基端に接着用樹脂の注入手段とを備える共
    に、中空ロッドの外周にケーブル抜止め用の係止粗面
    と、ロッド内部に注入された樹脂の流出用小孔とを形成
    してなり、 上記牽引用把持治具のロッド先端を残置ケーブルの端末
    部に差し込んだ状態でロッド内部に注入される接着用樹
    脂を小孔から所要領域の残置ケーブル端末部に流出さ
    せ、樹脂の硬化によりロッド外周と残置ケーブル端末部
    とを一体的に接着して残置ケーブルの引抜力を強化する
    ように構成してなることを特徴とする残置ケーブル撤去
    装置。
  2. 【請求項2】 牽引用把持治具には、残置ケーブルの端
    末部に差し込まれるロッド基端部にテーパ状の拡径部を
    形成し、該拡径部により小孔から流出される樹脂がロッ
    ドの基端側へ流出するのを阻止してなることを特徴とす
    る請求項1記載の残置ケーブル撤去装置。
  3. 【請求項3】 牽引用把持治具には、残置ケーブルの端
    末部に差し込まれるロッド基端の露出部に、ロッド外径
    より径が大きく残置ケーブル端末面を覆うように圧接さ
    れるカップが設けられ、小孔から流出される樹脂がロッ
    ド基端側へ流出するのを阻止してなることを特徴とする
    請求項1または2記載の残置ケーブル撤去装置。
  4. 【請求項4】 牽引用把持治具のロッド先端に備える尖
    鋭頭部には、その頭部外周に、ロッド軸方向に沿って残
    置ケーブルの端末部を複数列に切り分ける切断部を備え
    てなることを特徴とする請求項1ないし3記載の残置ケ
    ーブル撤去装置。
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