JPH0417436Y2 - - Google Patents

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JPH0417436Y2
JPH0417436Y2 JP1986057275U JP5727586U JPH0417436Y2 JP H0417436 Y2 JPH0417436 Y2 JP H0417436Y2 JP 1986057275 U JP1986057275 U JP 1986057275U JP 5727586 U JP5727586 U JP 5727586U JP H0417436 Y2 JPH0417436 Y2 JP H0417436Y2
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JP
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latch
handle
container
insertion hole
axial direction
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JP1986057275U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、コンテナの位置決め具に関するも
のである。
〔従来の技術〕
一般に、多数のコンテナを船舶輸送する場合、
多段に積み重ねたコンテナの各段におけるコンテ
ナ相互間に位置決め具を配置してコンテナの横移
動および上方向の移動を防止し、コンテナ積み重
ね後に、上段のコンテナとデツキに取付けたデツ
キ金具との間にターンバツクルによつて緊締し得
る固縛具をかけ渡して上段のコンテナを固定する
ようにしている。
上記位置決め具の従来技術として、本件出願人
が既に出願した実公昭59−27357号に示されたも
のがある。この位置決め具は、扁平なスペーサ部
材の上下面に挿入軸部を形成し、その挿入軸部の
少なくとも一方に側面で開口するラツチ挿入孔を
設け、そのラツチ挿入孔にスライド可能に設けた
ラツチをスプリングで押し、ラツチ挿入孔から突
出するラツチの先端部に挿入軸部の軸方向に傾斜
する案内面を設けてある。
上記位置決め具においては、吊り下げられたコ
ンテナの下面隅部の係合孔に挿入軸部を挿入して
係合せしめ、そのコンテナを先に積み込まれたコ
ンテナ上に積み重ねる作業によつてラツチを有す
る挿入軸部を下段のコンテナ上面の係合孔に挿入
することにより、上記ラツチの先端の案内面が係
合孔の内周面に接触してラツチがラツチ挿入孔に
没入し、ラツチが係合孔を通過すると、スプリン
グの張力によりラツチが前進して係合孔を有する
面板の下面に係合するため、上下のコンテナをき
わめて容易に結合することができるという利点が
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記位置決め具においては、上下の
コンテナを結合する状態において、ラツチを後退
移動させるL字形の操作ハンドルが上下コンテナ
間より側方に突出し、そのハンドルは、位置決め
具に対して回転可能に支持されて軸方向には非可
動であるため、上段コンテナを固縛具で緊締する
際に、固縛具がハンドルに当接するかけ渡しであ
ると、固縛具が変形し、直線方向に緊締すること
ができないという不都合がある。
そこで、この考案は上記の不都合を解消し、上
段コンテナを固定する固縛具が位置決め具のハン
ドルに当接するかけ渡しであつても、その固縛具
を直線方向に緊締することができるようにした位
置決め具を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この考案は、ラ
ツチの後退移動用のハンドルを軸方向に押込み可
能に支持し、そのハンドルをスプリングによつて
外方向に押圧した構成としたのである。
〔作用〕
上記の構成から成る位置決め具によつて上下の
コンテナを結合し、上段のコンテナを固縛具の緊
締によつて固定する際に、その固縛具がハンドル
に当接する状態であると、上記固縛具の緊締の
際、その固縛具との当接によつてハンドルが軸方
向に押し込まれる。このため、固縛具を直線方向
に緊締することができる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図乃至第4図に示すように、扁平なスペー
サ部材1の上下面には上部挿入軸部2および下部
挿入軸部3が設けられ、上部挿入軸部2の二組の
対角隅部のうち、一方の対角隅部には傾斜面4が
形成され、また、他方の対角隅部における上部に
側方に張り出す係合片5が設けられている。
上記下部挿入軸部3は、下端が細くなり、その
下部挿入軸部3に側面で開口するラツチ挿入孔6
が形成されている。ラツチ挿入孔6には、ラツチ
7がスライド可能に組込まれ、かつそのラツチ7
を外方向に押すスプリング8が収納されている。
上記ラツチ7のラツチ挿入孔6から外方に突出
する先端部には、下部挿入軸部3の軸方向に傾斜
する案内面9が形成され、また、ラツチ7の上面
には突出部10が設けられている。
前記スペーサ部材1には、ラツチ挿入孔6に連
通してハンドル挿入孔11が設けられている。こ
のハンドル挿入孔11の軸芯は、ラツチ7のスラ
イド方向に対して交差し、そのハンドル挿入孔1
1に棒状のハンドル12が挿入されて回転可能
に、かつ軸方向に押し込み可能に支持されてい
る。また、ハンドル挿入孔11には、スプリング
13が組込まれ、そのスプリング13の弾力は、
前記ハンドル12を外方向に押し出すように作用
している。
上記ハンドル12のハンドル挿入孔11から外
側に突出する端部は横方向に屈曲し、また、ハン
ドル挿入孔11内に位置する端部には係合片14
が設けられ、その係合片14は前記ラツチ7の突
出部10と係合している。
このため、ハンドル12を回転すると、係合片
14によつて突出部10が押され、ラツチ7が後
退してラツチ収納孔6の内部に没入する。
実施例で示すコンテナ位置決め具は上記の構造
から成り、このコンテナ位置決め具によつて位置
決めされるコンテナの角隅部には、第6図に示す
ように、箱状のコーナ金具20が取付けられ、そ
のコーナ金具20の三つの面板21に係合孔22
が設けられている。
いま、岸壁や船体上において吊り下げたコンテ
ナAの下面隅部の係合孔22に上部挿入軸2を挿
入し、スペーサ部材1の上面がコーナ金具20の
下面に当接する状態において、位置決め具の全体
を回動すると、係合片5が面板21の上面に係合
し、コンテナAの下面に位置決め具を取付けるこ
とができる。そこで、そのコンテナAを吊り下げ
て先に積み込まれたコンテナAの上に重ねる作業
によつて、下部挿入軸部3を下段コンテナAの上
面隅部の係合孔22に挿入すると、上記係合孔2
2の内周にラツチ7の案内面9が当接するため、
ラツチ7がラツチ挿入孔6の内部に向けて後退移
動する。上記ラツチ7が係合孔22を通過する
と、スプリング8の弾力によりラツチ7が外方向
に移動してラツチ7の先端部が第6図に示すよう
に、面板21の下面に係合し、上下のコンテナA
を互いに結合することができる。
上記のようにして複数のコンテナAを単に積み
重ねた構成であると、搬送時に、上段のコンテナ
が落下するおそれがあるため、通常、コンテナの
積み重ね後に、第5図に示すように、上段のコン
テナAの係合孔22とデツキ等のコンテナ支持面
に取付けられたデツキ金具(係留具を含む)との
間に棒状の固縛具23をかけ渡し、その固縛具2
3をターンバツクル24の回動によつて緊張させ
るようにしている。このとき、固縛具23がコン
テナ位置決め具のハンドル12に当接する場合が
あり、その当接状態の固縛具23をターンバツク
ル24の回動によつて緊締すると、ハンドル12
が固縛具23により押されて軸方向に移動する。
このため、固縛具23は直線方向に緊締され、上
段のコンテナAをきわめて安定よく固定すること
ができる。
なお、コンテナ23を取外すと、スプリング1
3の弾力によりハンドル12が軸方向に移動して
係合片14がラツチ7の突出部10に係合する。
その状態でハンドル12を回転すると、ラツチ7
が後退して面板21との係合が解除され、コンテ
ナAを上方に引き上げることができる。
実施例の場合、ハンドル12を軸方向に押し込
むと、ラツチ7の突出部10から係合片14が外
れるようになつているが、上記係合片14をハン
ドル12の軸方向に長くして突出部10と常に係
合状態に保持し得るような構成としてもよい。
また、下部挿入軸部3にのみラツチ7を組込ん
だものを示したが、上部挿入軸部にもラツチを組
込み、共通のハンドルによつて角挿入軸部のラツ
チを同時に後退移動させるようにしてもよい。
〔効果〕
以上のように、この考案は、ラツチの後退移動
用のハンドルを軸方向に押込み可能に支持したも
ので、上段のコンテナを固縛具で固定する際に、
その固縛具が上記ハンドルに当接する状態であつ
ても、上記固縛具を緊締すると、ハンドルが軸方
向に押し込まれるので、固縛具が変形するという
不都合の発生がなく、上記固縛具の直線方向の緊
張により上段のコンテナをきわめて強固に固定す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係るコンテナ位置決め具
の一実施例を示す一部切欠正面図、第2図は同上
の一部切欠側面図、第3図は同上の平面図、第4
図は同上のラツチが後退した状態の縦断側面図、
第5図は同上の使用状態を示す正面図、第6図は
同上のコンテナ連結部の断面図である。 1……スペーサ部材、2……上部挿入軸部、3
……下部挿入軸部、6……ラツチ挿入孔、7……
ラツチ、8……スプリング、9……案内面、11
……ハンドル挿入孔、12……ハンドル、13…
…スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扁平なスペーサ部材の上下両面に一対の挿入軸
    部を設け、その挿入軸部の少なくとも一方に側面
    で開口するラツチ挿入孔を形成し、そのラツチ挿
    入孔にラツチをスライド可能に組込み、かつラツ
    チを外方向に押圧するスプリングを収容し、ラツ
    チの先端部には挿入軸部の軸方向に傾斜する案内
    面を設け、前記スペーサ部材の側面で開口するハ
    ンドル挿入孔にL字形のハンドルを回転可能に取
    付け、そのハンドルの回転によつて前記のラツチ
    を後退移動させるようにしたコンテナの位置決め
    具において、前記ハンドルを軸方向に押込み可能
    に支持し、そのハンドルをスプリングによつて外
    方向に押圧したことを特徴とするコンテナの位置
    決め具。
JP1986057275U 1986-04-14 1986-04-14 Expired JPH0417436Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986057275U JPH0417436Y2 (ja) 1986-04-14 1986-04-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986057275U JPH0417436Y2 (ja) 1986-04-14 1986-04-14

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Publication Number Publication Date
JPS62167792U JPS62167792U (ja) 1987-10-24
JPH0417436Y2 true JPH0417436Y2 (ja) 1992-04-17

Family

ID=30886835

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986057275U Expired JPH0417436Y2 (ja) 1986-04-14 1986-04-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016163012A1 (ja) * 2015-04-09 2016-10-13 港製器工業株式会社 コンテナ固定装置
JP6343251B2 (ja) * 2015-04-22 2018-06-13 港製器工業株式会社 コンテナ固定装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61113587A (ja) * 1984-11-06 1986-05-31 Toshiya Ogino コンテナ等のロツク装置

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JPS61113587A (ja) * 1984-11-06 1986-05-31 Toshiya Ogino コンテナ等のロツク装置

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JPS62167792U (ja) 1987-10-24

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