JPS6230877Y2 - - Google Patents

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JPS6230877Y2
JPS6230877Y2 JP10599682U JP10599682U JPS6230877Y2 JP S6230877 Y2 JPS6230877 Y2 JP S6230877Y2 JP 10599682 U JP10599682 U JP 10599682U JP 10599682 U JP10599682 U JP 10599682U JP S6230877 Y2 JPS6230877 Y2 JP S6230877Y2
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JP
Japan
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arm rod
container
side wall
main guide
fitting
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JP10599682U
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English (en)
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JPS599996U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、多目的貨物船の船艙内に、多数列多
段積みに積み付けたコンテナのうち、最も船体側
壁寄りのコンテナを、船体側壁に連結するコンテ
ナ支持装置に関し、その要旨とするところは、船
体側壁に主ガイドを、水平方向回動可能に設ける
とともに、該主ガイドの先端部に、コンテナと連
結する固定用金具を水平方向スライド可能に設け
て船体側壁とコンテナ間の距離が変動しても、確
実にコンテナを保持可能とし、且つ、コンテナを
積み付けない時には、主ガイドと固定用金具を、
船体側壁に沿わせて収納し、且つ、固定用金具の
先端部を扛上させることにより、容易に上下、水
平摺動し得るようにした点にある。
従来、多目的貨物船の船艙内に、コンテナを積
み付けるにあたつては、通常、チヨツクガイド等
を船体側壁に不動状に固定することによつて、最
外側のコンテナを船体側壁と連結するようにして
おり、こうすることによつて、多目的貨物船のロ
ーリング、ピツチング時においてもコンテナを荷
崩れさせることなく、確実に保持し得るようにし
ている。
しかし、多目的貨物船は、コンテナ以外の一般
貨物をも積み付けなければならず、この場合には
船艙内の空間を最も有効に活用する為、チヨツク
ガイド等を取り外す必要があり、また、コンテナ
と船体側壁との空間距離に広・狭の変動が生じた
場合、この変動に対応するサイズのチヨツキング
ガイドと交換する必要がある等の欠点がある。
本考案は、これらの欠点を解消したものであ
り、以下、実施例を示す添付図面によつて詳細に
説明する。
第1図は、本考案のコンテナ保持装置の平面
図、第2図は、同側面図で、船体側壁1に水平方
向回動可能に設けた主ガイド2と、該主ガイド2
にスライド可能に設けた固定用金具3とから構成
されている。
主ガイド2は、その基板6の外端上部及び下部
に突設したヒンジ4,4を、船体側壁1に突設し
た上下のソケツト5,5に、水平方向回動可能に
連結し、該基板6の内側上部及び下部から、船艙
内方に向かつて突出し、かつ先端部において互に
一体的に連結した上杆7と下杆8、及び該上・下
杆7,8の連結先端部延長状に設けた前記固定用
金具3を、起伏及び垂直方向摺動可能に支持する
支持部9とから構成されている。
固定用金具3は、腕杆10を構成基体とし、該
腕杆は、その1方の基端部を、前記支持部9の上
下方向、前後方向の間隙に、夫々摺動可能に挿通
支持されるよう構成され、他方遊端部には、幅広
の挟持板11を突設して、該挟持板の上・下面
に、上下に積重ねられたコンテナ31,31の各
隅金具の孔と嵌まり合う突起12及び脚13を突
設して上下コンテナ31,31間に差し込まれた
挟持板の該突起と脚にて上下コンテナを固定する
ようになつている。
支持部9と腕杆10との連結機構は次の通りで
ある。上・下と後端が開放されて枠状に構成され
た支持部9は、腕杆10を垂直方向スライド可能
な前部の透孔32と、前後スライド可能に挿通支
持するよう、所定間隔を置いて設けた1対の側壁
14,14と、該側壁14,14の後寄り下端部
間に横架固着した固定カム15と、側壁14,1
4の後寄り上端部間に取り外し可能に横架・固定
した上部カム16と、該上部カム16を、ボルト
18にて所定距離上下動可能に垂設、支持するツ
イストロツク17とから構成されている。一方、
前記腕杆10は、その基端部上面及び下面に、
夫々前記上部カム16及び固定カム15と噛合す
るラツク19,20を刻設するとともに、その基
端部に、前記固定カム15と係合して腕杆10の
逸脱を防止する係合片21を垂設し、該係合片2
1の下端部に、前記側壁14,14の下面と係合
して腕杆10の基端部を、上方逸脱不可に保持す
るストツパー22を設けている。第1,2,3,
4図に示すラツクとカムとの噛み合いは、腕杆1
0を、抜き取り方向及び差し込み方向の何れの方
向にもスライド不可となるように上下カム15,
16に挟支・固定されている。
前記透孔32の前端中央部及び後端中央部に、
夫々突部33,34を設け、前記腕杆10の上・
下面の幅中央部を、長さ方向に夫々幅の狭い凹溝
35,36を設けて該突部33,34を係合さ
せ、且つ案内溝の作用をさせることもできるよう
にし、固定用金具3の先端部を扛じ上げることに
より、突部34と凹溝36との係合部を支点とし
て腕杆10を上方回動させ、以て固定カム15と
ラツク20との噛合を外し得るようにしている。
この際、上部カム16は取り外すか、回動させ
て上面を開放して腕杆10の作動が自由になるよ
うにする。上記カムは適宜連結具で支持部に附設
してもよい。
尚、23は、ツイストロツク17の上面に設け
た把手である。
また、24は、ターンバツクルステーで、前記
上杆7と下杆8との一体的連結部に設けた取付片
25と、船体側壁1の所定位置、即ち、各コンテ
ナ端部と側壁間に懸架した主ガイドに対して該各
コンテナのほゞ中央部延長線位置に設けた取付片
26との間に張設されている。
また、27は、主ガイド2の所定位置に設けた
係止部で、主ガイドが前記取付片26方向に水平
回動して船体側壁1の所定位置に設けた係止部2
8と係合することにより、主ガイド2を船体側壁
1と平行に収納可能としている。
また、29は取り外し可能な梯子、30は折り
畳み可能な作業台である。
以上の構成になるコンテナ支持装置の作用は、
次のとおりである。
コンテナ31を積み付ける場合には、前記係止
部28との係合を外して主ガイド2を、船体側壁
1と直角方向に向くよう、回動させるとともに、
取付片26,26の間にターンバツクルステー2
4を張設して主ガイド2の90度以上の回動を防止
し、次いで上部カム16を取り外し、或は回動さ
せて上面開放状態の支持部9の突部34と凹溝3
6との係合部を支点として固定用具3を上方回動
させることにより直ちにラツク19,20を噛合
いを外し、該固定用金具即ち腕杆10を所定長さ
引き出した後、コンテナ31に対し、下方回動さ
せることにより、挟持板11の脚13を、下位の
コンテナ31の(第2図)上隅金具の孔と係合さ
せる。
その後、上位のコンテナ31を積み付けること
により、該上位のコンテナ31の下隅金具の孔を
挟持板11の突部12と係合させる。この突部1
2との係合前、或は係合後にラツク19,20
と、カム16,15とを噛合せ固定させることに
より固定用金具3を、主ガイド2に対して不動状
に位置決めし、コンテナ31に加わるテンシヨ
ン、コンプレツシヨンを確実に船体側壁1に伝達
し得るようにする。
もし、船艙内に、コンテナ31を多数列に積み
付ける場合には、船体のローリング、ピッチング
等によつて一方のコンテナ保持装置に過大なコン
プレツシヨンが加わり、他方のコンテナ保持装置
に過大なテンシヨンが加わることとなつて、コン
テナ保持装置或は船体側壁を破損する虞れがある
ので、船幅のほぼ中央部においてコンテナ同士の
連結関係を断ち切ることが好ましい。
また、コンテナ31を積みおろす場合には、先
づ、前記上位のコンテナ31を、クレーン等にて
積みおろした後、上記カム16をツイストロツク
17と共に持ち上げることにより、ラツク19と
上部カム16との噛合を外し、更に腕杆10を上
方回動させることにより、下位のコンテナ31の
上隅金具の孔と脚13との係合を外し、下位のコ
ンテナ31の積みおろしを行う。
このとき、第2図中矢印a方向に金具3を上方
回動させることにより後の突部34と下の凹溝3
6との係合部を支点として上方回動することとな
るので固定カム15とラツク20との噛合が簡単
に外されることとなる。従つて、固定用金具3を
下押しすることにより簡単に固定用金具3を船体
側壁下方に向かつて押し込むことができ、また所
定寸法押し込んだとき、前の突部33と上の凹溝
35とが係合して上のラツク19が透孔32の前
下端縁部と噛合することを防止するので固定用金
具3を完全に押し込むことができる。そして、金
具3は透孔32を通つて下方にスライドしている
ので(第2図中破線参照)、コンテナの積みおろ
し作業中において、不本意に水平状態に倒れる虞
れはない。
また、船艙内の船首部寄り又は船尾部寄りにの
み、コンテナ31を積み付け、残余の空間に原料
貨物又は製品貨物等を積み付ける場合には、原料
貨物又は製品貨物等の積み付け位置に対応するコ
ンテナ保持装置を、ヒンジ4,4を中心として船
体側壁1と平行となるよう回動させ、係止部2
7,28同士を係合させることにより、コンテナ
保持装置を収納状態に固定することができ、原料
貨物又は製品貨物等の積み付け、積みおろしを効
率良く行なうことができる。
また、コンテナ31を全て積みおろして、原料
貨物、製品貨物等を積み付ける場合には、コンテ
ナ保持装置を全て取り外せばよく、こうすること
により、コンテナ保持装置の取付ベースのソケツ
ト5のみが船体側壁1に残存して船体側壁内面を
ほぼフラツトにすることができ、船艙内の空間を
最大限有効に活用できる。
尚、コンテナ保持装置を取り外さなくても、効
率的に原料貨物、製品貨物等の積み付けを行ない
得る場合には、前記と同様に、コンテナ保持装置
を水平回動させ、ソケツトに係止させるのみで良
いことは勿論である。
尚、最外側のコンテナと船艙の内側面との距離
が小さい場合には、木質製のウエツジにてコンテ
ナを固定することも可能である。
以上のように本考案は、船体側壁に対して回動
可能にコンテナ保持装置を設けたので、コンテナ
以外の貨物を積み付ける場合に、コンテナ保持装
置を船体側壁に沿わせて嵩低く収納することがで
きるとともに、主ガイドに対して取付け位置微調
整可能な金具を、スライド可能に連設したので、
船体側壁とコンテナとの距離が大きく或は小さく
なつても確実にコンテナを船体側壁に連結するこ
とができ、更に、金具を、突部を中心として回動
させることにより、ラツクと固定カムとの噛合を
外して該金具のスライドを極めて容易に行われ、
又、支点での係合、扛上も簡単になり、不必要に
ラツク同志をスライドさせてその摩耗を早めるお
それもなく、作業に要する力も軽減され、こと
に、船底から高い位置での積み付け、腕杆のスラ
イド時、突起と凹溝との係合が確実であるから、
腕杆が不本意な方向に傾斜し、作業者がそれにつ
れて思わぬ事故に遭遇する危険も防止することが
できる等優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案コンテナ保持装置の平面図、第
2図は同側面図、第3図は第1図の−断面
図、第4図は第3図の−断面図、第5図は金
具を上方回動させた状態を示す縦断側面図、第6
図は船艙内にコンテナを積み付けた状態を示す縦
断正面図。 1……船体側壁、2……主ガイド、3……金
具、9……支持部、15……固定カム、16……
上部カム、19,20……ラツク、24……ター
ンバツクルステー、32……透孔、33,34…
…突部、35,36……凹溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 多目的貨物船の船体側壁所定位置に、主ガイ
    ド2を、水平方向に所定角度範囲、回動可能に
    設けるとともに、該主ガイド2の先端部に、支
    持部9を固定し、先端にコンテナの隅金具の孔
    と係合する挟持板を突設した腕杆10から成る
    固定用金具3を、該腕杆基端部上下面のラツク
    により、前記支持部の後寄り下部の固定カム1
    5と、取り外し可能な上部カム16に係脱可能
    に噛合い係合させて連結し、該支持部の前部に
    は、腕杆のラツク部分を、上下方向に挿通し得
    る透孔を設け、該腕杆下面に、長さ方向凹溝を
    穿設するとともに、前記固定カムの前端に、腕
    杆扛じ上げ用支点となり、前記凹溝と係合して
    下面のラツクと、固定カムとの噛合を完全に外
    し得る突部を設けたことを特徴とする多目的貨
    物船におけるコンテナ支持装置。 2 固定用金具3の腕杆10の上・下面に長さ方
    向にのびる凹溝を穿設するとともに、該固定用
    金具の支持部前半の透孔の前側端及び後端に、
    夫々前記凹溝と係合可能な突部を設けたことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の多目的貨物船におけるコンテナ支持装置。
JP10599682U 1982-07-12 1982-07-12 多目的貨物船におけるコンテナ支持装置 Granted JPS599996U (ja)

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JP10599682U JPS599996U (ja) 1982-07-12 1982-07-12 多目的貨物船におけるコンテナ支持装置

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Publication Number Publication Date
JPS599996U JPS599996U (ja) 1984-01-21
JPS6230877Y2 true JPS6230877Y2 (ja) 1987-08-07

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ID=30248226

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