JPH0417411Y2 - - Google Patents

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JPH0417411Y2
JPH0417411Y2 JP4522184U JP4522184U JPH0417411Y2 JP H0417411 Y2 JPH0417411 Y2 JP H0417411Y2 JP 4522184 U JP4522184 U JP 4522184U JP 4522184 U JP4522184 U JP 4522184U JP H0417411 Y2 JPH0417411 Y2 JP H0417411Y2
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JP
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hydraulic
brake
throttle valve
wheels
modulator unit
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JP4522184U
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  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はアンチスキツドブレーキ装置に関し、
前2輪と後2輪の制動を調整してスムーズな停車
ができるように企図したものである。
近年自動車には、急ブレーキをかけた時などに
生ずるタイヤのロツクを防止するアンチスキツド
ブレーキ装置が装備されている。このアンチスキ
ツドブレーキ装置とは、ハイドロリツクシステム
の中に油圧コントロール装置を組み込んで、系統
内の油圧をベストな状態に保ち、タイヤのロツク
を防止するメカニズムである。つまり、制動時に
ホイールシリンダへ加わる油圧が一定値以上に高
まらないようにしているのである。したがつて、
熟練したドライバが行うブレーキの“ポンピン
グ”の操作と同様な動作が行なわれる。
前2輪及び後2輪を別々に制御してロツクを防
止するタイプのアンチスキツドブレーキ装置では
急ブレーキをかけると、第1図に示すように、前
輪の制御開始点t1と後輪の制御開始点t2とが時間
Δtだけずれる。これは、前輪と後輪との制動力
配分を理想的なものとすることを目的として、後
輪油圧系にリア油圧制御装置、例えばプレツシヤ
ーコントロールバルブ(PCV)やガーニングバ
ルブ(Gバルブ)を備えているためである。しか
し前記時間Δtはきわめて短かく、0〜0.2[sec]
程度であるため、ほぼ同時に制御が開始されると
考えてよい。したがつてアンチスキツドブレーキ
の制御が開始された直後に、前後輪の減圧がほぼ
同時に発生することになり、前輪にも後輪にも制
動力が付与されない状況が発生して、第6図bに
示すように、車体の減速度が一瞬低下する現象が
生じ(Aの範囲)、ドライバーには、流れ感や車
体シヨツクとして不安感や不快感が生じる。
このため、前記時間Δtをより長くすべく後輪
の制動力配分をより減少させる方向にリア油圧制
御装置の設定を変更することも考えられるが、こ
のような設定を行うと、摩擦係数の高い路面で車
両全体の制動力が不足する問題を生じる。
本考案は、上記従来技術に鑑み、制御が開始さ
れて減速度を一定にした状態でスムーズに停車さ
せることのできるアンチスキツドブレーキ装置を
提供することを目的とする。上記目的を達成する
本考案は、前輪と後輪とを各々別々に制御するア
ンチスキツドブレーキ装置において、油圧モジユ
レータユニツトとリヤブレーキとの間の後輪油圧
系に、前輪に対する後輪の制動力配分を制御する
リヤ油圧制御装置と、このリヤ油圧制御装置と直
列に配置される絞りバルブと、この絞りバルブと
並列に配置され、上記リヤブレーキ側から上記油
圧モジユレータユニツト側への流れを許容する一
方、逆方向の流れを阻止するチエツクバルブとが
設けられ、上記絞りバルブは上記油圧モジユレー
タユニツト側とリヤブレーキ側とを常時連通する
絞り通路を有すると共に、上記油圧モジユレータ
ユニツト側の油圧が所定値に達すると上記絞り通
路の開度を増大させるよう構成されていることを
特徴とする。
以下本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明
する。
第2図は本考案の実施例を示す。同図において
1はブレーキペタル、2はブレーキブースタ、3
はマスターシリンダ、4は油圧を変化させる油圧
モジユレータユニツト、5a,5bはフロントブ
レーキ、6a,6bはリアブレーキ、7は後輪油
圧系、8は前輪油圧系、9はプレツシヤーコント
ロールバルブ(リア油圧制御装置)であり、これ
らは従来と同様である。更に本実施例では後輪油
圧系7に、絞りバルブ10が介装されているとと
もに、この絞りバルブ10に並列にチエツクバル
ブ18が接続されている。
絞りバルブ10の詳細構造を第3図に示す。同
図に示すようにボデー11内にはプランジヤー1
2が内蔵されており、このプランジヤー12はス
プリング13により図中左方に付勢されている。
またプランジヤー12にはシール14が取り付け
られている。ボデー11の左側には円筒状のシー
ト15が備えられており、プランジヤー12の左
端面がシート15に嵌合するようになつている。
シート15には、第4図に示すように絞り通路を
なすスリツト15aが形成されている。更にボデ
ー11には、マスターシリンダ3側に連通する孔
16及びリヤブレーキ6a,6bのホイールシリ
ンダ側に連通する孔17が形成されている。この
場合、マスターシリンダ3側からの油圧をPm、
スプリング13の付勢力をF、プランジヤー12
の面積をSA、プランジヤの摺動抵抗をRとする
と、油圧Pmが低いときにはプランジヤー12の
左端面がシート15に嵌合し、油はスリツト15
aのみを介して流通する。ところが急ブレーキを
かけて油圧Pmが高くなり、 Pm≧F/SA+R となると、プランジヤー12が第3図中右方に移
動し、シート15の内径孔全体を通して油が流通
する。つまり油圧Pmが低いときには開度は小さ
く、油圧Pmが大きくなると開度が大きくなる。
また油圧Pmは、プラツシヤコントロールバルブ
9の制御開始圧よりも若干小さく設定してある。
チエツクバルブ18の詳細構造を第5図に示
す。同図に示すようにボデー19には、マスター
シリンダ3側に連通する孔20及びリヤブレーキ
6a,6bのホイールシリンダ側に連通する孔2
1が形成されている。チエツクバルブボール22
はスプリング23により付勢されて孔21に押圧
されている。したがつてこのチエツクバルブ18
は、プレツシヤーコントロールバルブ11から油
圧モジユレータユニツトに向う油の流れは許容す
るが、逆方向の油の流れは阻止する。
次に本実施例の動作を説明する。ブレーキが操
作されてマスターシリンダ3側に発生する油圧
Pmが比較的小さい領域では、プランジヤー12
の左端がシート15に嵌合し、スリツト15aを
介して油の流面がなされ、絞りバルブ10の開度
は小さい。この状態では、リヤブレーキ6a,6
bに作用する油圧は絞りバルブ10のスリツト1
5aを介してのみ供給されることになり、絞りバ
ルブ10の開度が小さいことからリヤブレーキ6
a,6bの油圧上昇の速度がフロントブレーキ5
a,5bに比べて遅くなつて、後輪のロツク発生
を前輪に比べて効果的に遅らせることができる。
このため、前輪の方が後輪よりも早くロツク傾向
を示すようになる。そこで油圧モジユレータユニ
ツトにより油圧制御がされ、フロントブレーキ5
a,5bがロツクしないよう前輪の制御が先に開
始される。このため、第7図に示すように、前輪
の制御開始時点t1′と後輪の制御開始時点t2′との
間のずれ時間Δt′が大きくなる。ずれ時間Δt′が大
きくなるため、前輪による減速度変化と後輪によ
る減速度変化が干渉する。よつて第6図aに示す
ように減速度が大きく変化することはなく、スム
ーズに停車させることができる。なお、ブレーキ
ペダル1の踏み込みをやめたときには、リヤブレ
ーキ6a,6bのホイールシリンダ側からマスタ
ーシリンダ3側に向つて流れる油は、絞りバルブ
10内のスリツト15aのみならず、チエツクバ
ルブ18も通つて戻る。これにより、ブレーキ液
圧解除時におけるホイールシリンダの油圧が素早
く低下する。
さらに、マスターシリンダ3側の油圧Pmが比
較的大きく上昇してF/SA+R以上になると、
プランジヤー12が移動して絞りバルブ10の開
度が大きくなることからマスターシリンダ3側と
プレツシヤコントロールバルブ9側とが大きく連
通するようになる。このため、マスターシリンダ
3側からの油圧Pmはプレツシヤコントロールバ
ルブ9に直接供給されてリヤブレーキ6a,6b
に供給されるようになり、摩擦係数の高い路面で
制動力が不足するようなことを防止できるし、ス
リツト15aにゴミが詰まつた場合でもリヤブレ
ーキ6a,6bを作動させることができる。
上記実施例は、前後分離配管となつているが、
FF車で良く使用されているX配管のものにも本
考案を適用できることは言うまでもない。
以上実施例とともに具体的に説明したように本
考案によれば、リヤブレーキの発生可能制動力を
低下させたりブレーキ解除時にリヤブレーキ油圧
の低下を遅らせたりすることなく、アンチスキツ
ドブレーキの前輪制御開始時点と後輪制御開始時
点とを効果的にずらすことができ、車体の減速度
が大きく変化することなくスムーズで且つ確実に
停車させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のアンチスキツドブレーキ装置の
特性を示す特性図、第2図は本考案の実施例を示
す構成図、第3図は絞りバルブを示す構成図、第
4図は絞りバルブのシートを抽出・拡大して示す
斜視図、第5図はチエツクバルブを示す構成図、
第6図aは本実施例における減速度を示す特性
図、第6図bは従来技術における減速度を示す特
性図、第7図は本実施例の特性を示す特性図であ
る。 図面中、1はブレーキペダル、2はブレーキブ
ースタ、3はマスターシリンダ、4は油圧モジユ
レータユニツト、5a,5bはフロントブレー
キ、6a,6bはリアブレーキ、7は後輪油圧
系、8は前輪油圧系、9はプレツシヤーコントロ
ールバルブ(リア油圧制御装置)、10は絞りバ
ルブ、18はチエツクバルブである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前輪と後輪とを各々別々に制御するアンチスキ
    ツドブレーキ装置において、油圧モジユレータユ
    ニツトとリヤブレーキとの間の後輪油圧系に、前
    輪に対する後輪の制動力配分を制御するリヤ油圧
    制御装置と、このリヤ油圧制御装置と直列に配置
    される絞りバルブと、この絞りバルブと並列に配
    置され、上記リヤブレーキ側から上記油圧モジユ
    レータユニツト側への流れを許容する一方、逆方
    向の流れを阻止するチエツクバルブとが設けら
    れ、上記絞りバルブは上記油圧モジユレータユニ
    ツト側とリヤブレーキ側とを常時連通する絞り通
    路を有すると共に、上記油圧モジユレータユニツ
    ト側の油圧が所定値に達すると上記絞り通路の開
    度を増大させるよう構成されていることを特徴と
    するアンチスキツドブレーキ装置。
JP4522184U 1984-03-30 1984-03-30 アンチスキツドブレ−キ装置 Granted JPS60157464U (ja)

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JP4522184U JPS60157464U (ja) 1984-03-30 1984-03-30 アンチスキツドブレ−キ装置

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Publication Number Publication Date
JPS60157464U JPS60157464U (ja) 1985-10-19
JPH0417411Y2 true JPH0417411Y2 (ja) 1992-04-17

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