JPH04173994A - プリント配線基板の電解めっき用治具及び同治具を用いた電解めっき方法 - Google Patents

プリント配線基板の電解めっき用治具及び同治具を用いた電解めっき方法

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JPH04173994A
JPH04173994A JP29847590A JP29847590A JPH04173994A JP H04173994 A JPH04173994 A JP H04173994A JP 29847590 A JP29847590 A JP 29847590A JP 29847590 A JP29847590 A JP 29847590A JP H04173994 A JPH04173994 A JP H04173994A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はプリント配線基板(PCB)の電解めっき用治
具及び同治具を用いた電解めっき方法に係り、より詳細
には、多数のPCBを同時にめっき処理する工程におけ
る労力と時間の低減、及びめっき品質の向上等を図るた
めの治具及び方法に関する。
[従来の技術] 電子機器の飛躍的な発展に伴ないその内部に各種部品を
実装させるためのPCBの需要も大幅に増大しつつある
そして、PCBの生産工程では、銅張積層板の基準サイ
ズへの裁断と穴加工→表面の洗浄研磨→化学処理による
表面の活性化の順に前段加工・処理を施した後、銅スル
ーホールめっき処理へと移行し、更にスルーホールのイ
ンキによる穴埋め加工を施した後、導体パターン形成用
のレジスト印刷とエッチンク加工を行い、最終的にマス
キンク印刷や文字・記号印刷等を行って最終製品を得る
ところて、従来からの銅スルーホールめっき処理におい
ては、前段の加工・処理か施された多数のPCBに対し
て同時に銅めっきを施すために、第10図に示すような
ラックか採用されている。
このラックは、銅製の2本の縦棒101,102に対し
て銅製の横棒103〜107を複数段にわたり横架固定
し、その横棒103〜107に多数のリン青銅製のバネ
セグメント108を所定の間隔を隔てて取付け、更に縦
棒101.102の上側延長部分に昇降搬送機(図示せ
ず)の搬送用陰極棒109へ係止される係止部101a
、102aを形成したものである。
そして、このラックに対して、各PCBIIOは第11
図に示すような態様で各横棒103〜107の間にバネ
セグメント108の弾性を利用して保合セットされる。
この結果、多数のPCBは縦棒101,102と横棒1
03〜107て構成される各枠体内に全面的にセットさ
れ、その状態てラック全体を係止部101a、102a
て搬送用陰極棒109に係止させて、電解めっき液か貯
留されている電解めっき浴槽内の陽極板(銅板二図示せ
ず)の間に浸漬させることになる。尚、浸漬状態におけ
る吃水面はて示される位置となる。
ここて、搬送用陰極棒109と陽極板の間に通電される
と、電流は陽極板→電解めっき液→バネセグメント10
8→PCBIIOの表層銅箔→横棒103〜107→縦
棒101,102→搬送用陰極棒109の経路を流れ、
陽極板から供給される電解めっき液中の銅かPCBの表
層銅箔にめっきされることになる。
この場合、ラック全体も通電導体となるため、その浸漬
部分にも銅めっきかなされてしまうことになるが、これ
を防止するために、縦棒101,102と横棒103〜
107はもとより、第11図に示すように、各バネセグ
メント108に対してもそのPCBIIOとの保合部を
除いて、全て絶縁塗料て部厚くコーチインクされている
ことが多い。
[発明か解決しようとする課題] ところで、最近ては、PCBには極めて緻密て複雑な導
体パターンか形成されることか多く、電解めっき工程て
のめっき厚に不均一か生していると、めっき後のPCB
に対する導体パターン形成工程てエツチング不全やエッ
チハック等の不具合が発生する。このため、電解めっき
工程でのめっき厚に関する高度な品質管理か要求されて
おり、低コストでの大量生産と相まって益々重要な8題
となりつつある。
このめっき厚管理の問題に関して、従来のようにラック
側を絶縁コーティングさせていると、ラックの縦棒10
1,102の近傍において他の部分より電流密度か高く
なる傾向かあり、縦棒101,102に隣接してセット
されたPCBの側部(第10図の斜線部)てめっき厚か
異常に厚くなる領域か発生し、製品の歩留りか悪くなる
ことか指摘されている。
そして、その対策として、縦棒101,102の内側に
裸銅線112,113を付設し、前記の電流密度を低下
させることにより、その現象を抑制させる手段か採用さ
れている。
しかし、その銅線112,113の表面に対してもめっ
きかなされるため、めっき資源の浪費になると共に、め
っきによって銅線112゜113か太くなるとその度に
交換を行わねばならない。また、ラックを繰返して使用
してゆくと、各バネセグメント108のPCBIIOと
の保合部にもめっきか累積してゆき、各バネセグメント
108か徐々に固くなって、−足回数の繰返し使用てラ
ックか使用不能になる。即ち、この場合にはラック全体
を新規なものに交換することを余儀なくされる。
一方、一定の規格サイズのPCBについては大量生産か
要求されることか多く、PCBかセットされたラックの
めっき浴槽へ搬送・浸漬工程等については工場内ライン
て自動化されているが、PCBのセット作業は一枚づつ
人手を介して行わねばならず、その労力と時間の低減化
か重要な課題になっている。
そこて、本発明は、多数のPCBを効率的にセy、 ト
てき、無駄な部分へのめっきを抑制しながら各PCBへ
のめっき厚を均一化し、更に多数回の繰返し使用におい
てもその機能か劣化しないPCBの電解めっき用治具を
提供し、もって前記の問題点を解消することを目的とし
て創作された。
[課題を解決するための手段] 本発明は、PCBの端縁部か遊嵌するガイド溝を長手方
向へ形成した2本の縦棒と、前記の各ガイド溝側を対向
させた状態で各縦棒を平行に離隔固定せしめる横棒と、
縦棒と横棒の組立て構造体を電気的に絶縁させて搬送用
陰極棒へ係止させる係止部とで構成される支持ユニット
と、前記の支持ユニットヘ嵌装された上側のPCBの下
縁部と下側のPCBの上縁部とを挟持して連結させる導
電性ブラケットと、一端を前記の支持ユニットヘ嵌装さ
れた最上段のPCBを挟持する挟持部として、他端を搬
送用陰極棒に係止させる係止部として構成された導電性
接続具とからなるPCBの電解めっき用治具に係る。
この発明において、支持ユニットの横棒を、拘束されな
がら軸方向へ相対的にスライドする2本の棒材と、それ
らを所定のスライド位置で固定する機構とで構成してお
くと、各種サイズのPCBに対応させることか可能にな
る。
そして、導電性ブラケットについては、S字状蛇行面部
と平面部と逆S字状蛇行面部を連続形成した2枚の導電
性板バネを、各板バネの凸部を対向させて平面部におい
て固着したものや、1枚の板バネの両端部から中央より
へ複数本のスリットを形成し、前記の各スリットによっ
て区分される各帯状部を、隣接する帯状部の相互関係に
おいて逆のS字状蛇行面となるように形成したものか採
用し得る。
また、導電性接続具について、その挟持部と係止部の間
をフレキシブルな導電性ケーブルで接続したものを採用
すると、作業性を向上させることかてきる。
ところて、前記の発明は単体の支持ユニットに関するも
のであるが、支持ユニットにおける縦棒の両側面にそれ
ぞれガイド溝を形成しておき、複数の支持ユニットを側
方へ連結せしめるようにすると、多数の支持ユニットを
ラック状に並列てき、従来のラックと同様にPCBのセ
ット及びセット後の支持ユモットの搬送を一括して行う
ことかてきる。
更に、以上の電解めっき用治具を用いた場合に、めっき
浴槽の吃水面相当位置にダミー導体板を介在させ、該ダ
ミー導体板の上縁部を導電性接続具の挟持部で挟持し、
またその下縁部とPCBを導電性ブラケットて連結する
方法を採用すると、導電性接続具を浸漬させずにめっき
を行うことかてき、導電性接続具の劣化を防止てきる。
また、フレキシブルなPCBに電解めっきを行う場合に
、同基板の間に剛性のダミー導体板を介在させ、各基板
とダミー導体板を導電性フラケットて連結する方法を採
用すると、この発明の電解めっき用治具をフレキシブル
なPCBのめっきにも適用てきる。
[作用コ 支持ユニットは、その再編棒のガイド溝てPCBの両端
縁部を遊嵌させて把持する。また、その横棒は再編棒間
の距離を一定に保持するが、これをスライド・固定機構
て構成しておくとその距離を伸縮自在に可変てき、各種
サイズのPCBに対応させることかてきる。更に、支持
ユニットはその係止部て搬送用陰極棒に係止されるが、
電気的には搬送用陰極棒と絶縁されている。
一方、導電性フラケットは、支持ユニットに嵌装される
各PCBを機械的及び電気的に接続する役割を果たす。
また、導電性接続具は、搬送用陰極棒と支持ユニットヘ
嵌装された最上段のPCBとを電気的に接続する役割を
果たす。
これにより、PCBの保持機構(支持ユニット)と通電
系(導電性接続具・PCB・導電性ブラケット)か分離
されることになり、めっき浴槽内でのPCBに対する電
流密度の均一化か図られ、めっき厚の均一化か実現でき
る。また、PCBのセット作業においては、導電性ブラ
ケットで接続させながら支持ユニットヘPCBを嵌装さ
せてゆくだけでよく、極めて簡単な作業て効率的にPC
Bのセットを行える。
更に、この発明の電解めフき用治具ては、めっき環境へ
影響を与えることなく、通電系にダミー導体板を介在さ
せることかできる。従って、めっき浴槽の吃水面相当位
置にダミー導体板を介在させることにより、導電性接続
具の挟持部を電解めっき液中に浸漬させないで電解めっ
きを行うことか可能になる。また、フレキシブルなPC
Bのように撓みか生しるものに関しても、剛性のダミー
導体板を介在させて支持ユニットヘ展張保持させること
かでき、通常の剛性PCBと同様に電解めっきを行うこ
とか可能になる。
[実施例] 以下、第1図から第9図を用いて本発明の詳細な説明す
る。
実施例1 第1図は電解めっき用治具にPCBかセットされた状態
て同治具を搬送用陰極棒に懸垂させた場合の斜視図を示
す。
同図において、lはめフき浴槽(図示せず)の上側に配
置される搬送用陰極棒(銅製)、2.3は縦棒(ステン
レス製)、4.5は縦棒2.3に延長させて取付けられ
た搬送用陰極棒1に対する係止部、6,7は縦棒2,3
及び係止部4,5に取付けられた横棒(ステンレス製)
、8は導電性接続具、9はダミー導体板(銅製)、lO
はPCB、11は導電性フラケラト(リン青銅製)を示
す。
ここて、治具の各要素について詳説すると、先ず、縦棒
2,3については、その長手向に沿ってPCBIOの端
縁部か遊嵌するガイド溝2a、3aか形成されていると
共に、その下端部には前記カイト溝2a、3aを横切る
態様てストッパー2b、3bか取付けられて3つ、再編
棒2,3の間隔は横棒6,7て設定されるようになって
いる。尚、本実施例てはガイド溝2a、3aをコ字状断
面の溝としているが、U字状またはV字状断面の溝にし
てもよく、要はPCBIOの端縁を遊嵌把持する溝形状
てあればよい。
そして、前記の間隔はPCBIOの幅サイズに対応させ
て横棒6,7て調整されるが、横棒6.7は、長手方向
に沿って長孔か形成されたスライド板6aと同板6aを
摺動抱持する保持板6bと保持板6b側でスライド板6
aをロックするボルト6Cとからなり、伸縮自在な調整
機構を有している(横棒7についても同様の機構か採用
されている)。
係止部4,5については、縦棒2,3と同様にステンレ
ス製であるが、その一端か折曲げられて搬送用陰極棒1
へ掛止められるように構成されていると共に、その折曲
部の内側に塩化ビニル製の板4a、5aか内張すされて
おり、係止状態において搬送用陰極棒1と電気的に絶縁
されるようになっている。尚、この係止部4゜5につい
ては全体を塩化ビニル製等の絶縁材料て作成してもよく
、また金属性材料を用いる場合において、前記のように
局部的な絶縁たけてなくその金属表面に絶縁性コーチイ
ンクを施すようにしてもよい。
導電性接続具8については、銅板の一端を折曲げて搬送
用陰極棒1へ直接掛止めるための係止部8aを形成し、
また、他端をリン青銅製の2枚の挟持板を両面に取付け
た挟持部8bとして構成しである。
一方、導電性ブラケット11については、PCBIOの
縁部を機械的に挟持する機能と各PCBIO間の電気的
接続を確保する機能を有している必要かあるが、第2図
(平面図)及び第3図(側面図)に示すものや、第4図
(平面図)及び第5図(側面図)に示すものか採用てき
る。前者のブラケットは、リン青銅板にS字状蛇行面部
11aと平面部11bと逆S字状蛇行面部11cを連続
形成した二枚の板バネを、各凸部を対向させて平面部1
1bにおいてリベットlidてカシメ付けしだものであ
る。−方、後者のブラケットは、−枚のリン青銅製の板
バネから前者のブラケットと同機能を有するものを製造
したものてあり、板バネの両端部から中央よりへ2本の
スリット(lie、11f)、(l1g、1lb)を形
成しておき、各スリットて区分された各帯状部(lli
、11j、1lk)、(IIJ)、l1m、1ln)を
隣接したもの相互間で、逆のS字状蛇行面11p、ll
qとなるように形成したものである。
以上の治具要素を用いてPCBIOをセットする手順は
次のようになる。
先ず、電解めっきの対象となっているPCBloの縁部
か縦棒2,3のガイド溝2a、3aに収まるように横棒
6,7のスライド機構を調整し、縦棒2,3の間隔か設
定された状態て横棒6.7のロック用ボルト6Cを締付
けてその間隔を固定する。
次に、縦棒2,3と係止部4,5及び横棒6.7とから
なる支持ユニットを壁に立てかけて一枚目のPCB 1
0をガイド溝2a、3aに嵌装すると、このPCB 1
0は縦棒2,3の下端部に取付けられているストッパー
2b、3bによって最下段て止まる。
この状態で、導電性ブラケット11の開口端を前記のP
CB 10の上縁部へ押込むことにより、PCB 10
を挟持させた態様でブラケット11をPCB 10へ取
付ける。この際のブラケット11の取付は個数はPCB
 10のサイズによって任意に選択てきるが、ここでは
3個のブラケット11を取付けである。
次に、二枚口のPCB 10をガイド溝2a。
3aへ嵌装して下側へ押圧すると、そのPCBloの下
縁部か前記に取付けられたブラケット11の上側の開口
端を強制的に開いて、ブラケット11か新たに嵌装され
たPCB 10を挟持する。即ち、ブラケット11か一
枚目と二枚口のPCBIOを連結する。
このようにして、PCBIOの嵌装とブラケット11の
取付けを交互に繰返してゆくと、第1図に示したように
、多数のPCBIOか再編棒2,3のガイド溝2a、3
aに把持され、且つ導電性ブラケット11て連結された
状態てセットされる。
そして、電解めっき浴槽へ浸漬させた際の吃水面相当位
置の下側まてPCB 10をセットしたときには、次に
ダミー導体板9を導電性ブラケット11へ差込み、その
状態ての支持ユニット全体を係止部4,5て搬送用陰極
棒1へ係止させて同陰極棒1の下側に懸垂させる。
尚、以上のセット作業は支持ユニットを搬送用陰極棒1
に懸垂させた状態ても行うことかでき、またPCB I
 Oのセット現場に別途横架させた棒に懸垂させた状態
で行ってもよい。
このようにして、PCBセット後の支持ユニットか搬送
用陰極棒1へ係止せしめられると、最終的に導電性接続
具8を搬送用陰極棒lとダミー導体板9の間に取付ける
。即ち、導電性接続具8の係止部8aを搬送用陰極棒1
へ係止させると共に、挟持部8bの開口端をダミー導体
板9へ差込んて接続する。
この場合、導電性接続具8を第6図に示すような構成に
しておくと取付は作業等が極めて簡単になる。即ち、こ
の導電性接続具8は係止部8aと挟持部8bの間かフレ
キシブルな導電性ケーブル8cて構成されており、また
挟持部8bか手動てその挟持面を開閉てきるようになっ
ているため、導電性ケーブル8Cを少し長目に作成して
おくことにより、搬送用陰極棒lとダミー導体板9の間
隔に変動かあっても導電性ケーブル8cの撓みによって
対応てきるようになる。また、導電性接続具8を搬送用
陰極棒1へ常時取付けたままにしておいて、PCBセッ
ト後の支持ユニットか懸垂せしめられた後にダミー導体
板9へ挟持部8bを取付けることも可能になる。尚、第
6図における8dは係止部8aと搬送用陰極棒1との確
実な接触状態を確保させるための板バネである。
以上の作業によって、第1図に示したように、支持ユニ
ットの搬送用陰極棒lへの懸垂及び導電性接続具8によ
る搬送用陰極棒lとPCBIOとの電気的接続が完了す
ると、搬送用陰極棒1かそれら全体をめっき浴槽の陽極
板間へ搬送し、ダミー導体板9か電解めっき液の吃水面
に対応する位置まて浸漬させてめっきを実行させる。
この電解めっきにおいては、縦棒2,3は搬送用陰極棒
1から電気的に絶縁されており、その縦棒2,3には各
PCB 10の間のバイパス電流程度しか流れず、縦棒
2,3へのめっきは殆ど生じない。一方、電流は陽極板
→(PCBlO→導電性ブラケット11)→ダミー導体
板9→導電性接続具8→搬送用陰極棒lと流れ、PCB
 10と導電性ブラケット11とダミー導体板9に電解
めっきかなされる。また、この電解めっき状態ては電流
密度の均一化か図れ、PCBIOのガイド溝2a、3a
への嵌装領域てめっき厚か異常に厚くなるようなことも
なく、全てのPCB 10は全面にわたって均一厚にめ
っきされる。このめっき厚に関して、ガイド溝2a、3
aの近傍てめっき厚か若干薄くなる傾向がみられたが、
この問題ついては、縦棒2.3におけるガイド溝2a、
3aの側壁の厚みを薄くすることにより解消てきる。例
えば、ガイド溝2a、3aの側壁の外側をテーパー状に
形成して先細り形態にすることにより前記の傾向をなく
することかできた。
尚、導電性ブラケット11にはめっきかなされるが、そ
のバネ性能かなくなる迄は何回も繰返して使用すること
か可能であると共に、安価な消耗品として扱うことかて
き、従来技術におけるラック自体の交換と比較しても電
解めっき工程のランニンクコストを遥かに小さくするこ
とかてきる。また、導電性フラケット11はその表面積
も小さく、めっき資源の無駄な使用をも極めて少なく押
えることかてきる。
更に、ダミー導体板9を介在させたことにより、導電性
接続具8へのめっきを回避させることかてき、同接続具
8を半永久的に繰返し使用てきることになる。
実】01λ この実施例は実施例1の電解めっき用治具を複数セット
分連結させて使用する場合の構成に係り、第7図は各治
具にPCBかセットされた状態て搬送用陰極棒に懸垂さ
れたときの斜視図を示す。
この場合の各治具の基本的構成及びPCB 10のセッ
ト手順は実施例1の場合と同様であるが、各治具の隣接
部分に位置する縦棒12の構成か異なる。即ち、実施例
1の場合のように治具を単体て利用するときには、第1
図のように縦棒2,3の一方の面にたけカイト溝2a、
3aを施しておけば足りるか1本実施例では縦棒12の
ように両側部にガイド溝12a、12bを形成しておき
、同縦棒12か隣接する治具において兼用されるように
なっている。
この結果、複数の治具をラック状に側方へ連結し、各治
具にセットされた多数のPCBIOを同時に搬送して、
同一条件ての電解めっきを施すことか可能になる。
そして、このように治具を連結させても各PCBIOに
対するめっき条件か変化することはなく、一方、治具に
対するPCB 10のセット作業をまとめて行うことか
てきるために作業性の飛躍的向上か図れる。
実施例3 この実施例は前記の実施例1または2の治具を用いてフ
レキシブルなPCBに対する電解めっきを行う場合の方
法に関する。
実施例1または2の治具を用いてPCBIOへの電解め
っきを行う場合には、第8図に示すように、搬送用陰極
棒lに治具20を懸垂させた状態て、めっき浴槽21に
おける各陽極板22の間の電解めっき液23中に浸漬さ
せることになるが、電解めっき液23はめっき浴槽21
の底部から供給されるエアーによって常時攪拌されてい
る。
この場合、一般の剛性を有したPCBIOに対する電解
めっきの場合には、それらを第1図や第7図に示した態
様て治具にセットしておくたけて足りるが、PCBかフ
レキシブルなものである場合には、前記の攪拌に伴う電
解めっき液23の流動によってPCB自体か撓んて縦棒
2.3 (12)のガイド溝2a、3a、(12a、1
2b)から外れ、陽極板22との接触や各治具のPCB
相互間で接触か生して正常な電解めっきがてきなくなる
ことかある。
そこて、本実施例ては第9図に示すように、フレキシブ
ルなPCB30と剛性のダミー導体板(銅板)31を上
下に交互にセットするようにし、それらを前記の導電性
ブラケット11て連結させることとした。
このように、剛性のダミー導体板31を介在させたこと
により、同板31かPCB30の展張状態を維持させ、
またガイド溝2a、3a。
(12a、12b)との係合間係を保証するために、P
CB30か治具から外れてしまうことを防止てきる。即
ち、フレキシブルなPCBに対しても、特殊な道具を用
いることなく、前記の治具をそのまま適用した電解めっ
きを可能にする。
[発明の効果コ 本発明は以上の構成を有していることにより、次のよう
な効果を奏する。
請求項(1)の発明は、PCBに対する電解めっき工程
において、めっき厚の均一化を実現し、PCBの高度な
品質管理を可能にする。また、無駄になる治具へのめつ
き量を極小に抑制して、治具の半永久的繰返し使用と貴
重なめつき資源の効率的利用を実現する。
更に、治具に対するPCBのセット作業を簡単にし、そ
の労力と時間を大幅に軽減させるという利点も有してい
る。
請求項(2)の発明は、縦棒の間隔を自在に設定てきる
ようにしたことにより、多様なサイズのPCBに対応て
きる治具を特徴する 請求項(3)及び(4)の発明は、消耗品扱いとなる導
電性フラケウトの小型て簡素な構成を提案し、その取付
は作業の容易化を図ると共に、フラケット自体の製造コ
ストの低減化を実現する。また、フラケットの小型化に
より、めっき資源の無駄な使用を特徴する 請求項(5)の発明は、導電性接続具の中間部にフレキ
シブルな導電性ケーブルを適用したことにより、搬送用
陰極棒とPCB側の間隔の変動に対応てきるようにし、
またその取付は作業等を簡単にして作業効率の向上を特
徴する請求項(6)の発明は、治具を側方へ連結させて
ラック状に構成したことにより、多数のPCBをまとめ
て同時に電解めっき工程へ送れるようにし、ライン生産
効率の向上を実現する。また、PCBのセクト作業もま
とめて行えるようになるため、多量生産における作業性
の向上を図れることになる。
請求項(7)の発明は、請求項(1)から(6)の治具
を用いて電解めっきを行う場合において、めっき浴槽の
吃水面相当位置にダミー導体板を介在させて電気的接続
を行うようにしたため、導電性接続具へのめっきを回避
させることかてき、同接続具の半永久的使用を特徴とす
る請求項(8)の発明は、請求項(1)から(6)の治
具を用いて電解めっきを行う場合において。
剛性のダミー導体板を介在させなからフレキシブルなP
CBをセットさせることとし、特別な装置を用いること
なく、フレキシブルなPCBに対しても安定した電解め
っきを行えるようにする。
【図面の簡単な説明】
第1図は電解めっき用治具の斜視図(PCBセット後に
搬送用陰極棒に懸垂された状態)、第2図は導電性ブラ
ケットの平面図、第3図は同側面図、第4図は他の導電
性ブラケットの平面図、第5図は同側面図、第6図は導
電性接続具の側面図、第7図は治具を側方へ連結させた
ときの斜視図(PCBセット後に搬送用陰極棒に懸垂さ
れた状態)、第8図は電解めっき時におけるめっき浴槽
の概略断面図、第9図は治具の正面図(フレキシブルP
CBセット状8)、第1O図は従来技術に係るラックの
正面図(PCBセット状態)、第11図は同ラックのP
CBセット部分の詳細断面図である。 1・・・搬送用陰極棒 2.3・・・縦棒2a、3a・
・・ガイド溝 4,5・・・係止部4a、5a・・・塩
化ビニル製の板 6,7・・・横棒6a・・・スライド
板 6b・・・保持板6c・・・ボルト 8・・・導電
性接続具8a・・・係止部 8b・・・挟持部 9・・・ダミー導体板 lO・・−PCBll・・・導
電性ツラケット 11a・・・S字状蛇行面部 11b・・・平面部11
c・・・逆S字状蛇行面部 lid・・・リベットli
e〜llh・・・スリット 11i〜lln・・・帯状部 lip・・・S字状蛇行面部 11q・・・逆S字状蛇行面部 8cm・・導電性ケーブル 12・・・縦棒12a、1
2b・・・ガイド溝 30・・・フレキシブルなPCB 第2図 第3図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プリント配線基板の端縁部が遊嵌するガイド溝を
    長手方向へ形成した2本の縦棒と、前記の各ガイド溝側
    を対向させた状態で各縦棒を平行に離隔固定せしめる横
    棒と、縦棒と横棒の組立て構造体を電気的に絶縁させて
    搬送用陰極棒へ係止させる係止部とで構成される支持ユ
    ニットと、 前記の支持ユニットヘ嵌装された上側のプリント配線基
    板の下縁部と下側のプリント配線基板の上縁部とを挟持
    して連結させる導電性ブラケットと、 一端を前記の支持ユニットヘ嵌装された最上段のプリン
    ト配線基板を挟持する挟持部として、他端を搬送用陰極
    棒に係止させる係止部として構成された導電性接続具 とからなるプリント配線基板の電解めっき用治具。
  2. (2)支持ユニットの横棒が、拘束されながら軸方向へ
    相対的にスライドする2本の棒材と、それらを所定のス
    ライド位置で固定する機構とで構成されたものである請
    求項(1)のプリント配線基板の電解めっき用治具。
  3. (3)導電性ブラケットが、S字状蛇行面部と平面部と
    逆S字状蛇行面部を連続形成した2枚の導電性板バネを
    、各板バネの凸部を対向させて平面部において固着した
    ものである請求項(1)のプリント配線基板の電解めっ
    き用治具。
  4. (4)導電性ブラケットが、1枚の板バネの両端部から
    中央よりへ複数本のスリットを形成し、前記の各スリッ
    トによって区分される各帯状部を、隣接する帯状部の相
    互関係において逆のS字状蛇行面となるように形成した
    ものである請求項(1)のプリント配線基板の電解めっ
    き用治具。
  5. (5)導電性接続具が、その挟持部と係止部の間をフレ
    キシブルな導電性ケーブルで接続したものである請求項
    (1)のプリント配線基板の電解めっき用治具。
  6. (6)支持ユニットにおける縦棒の両側面にそれぞれガ
    イド溝を形成し、複数の支持ユニットを側方へ連結せし
    めた請求項(1)、(2)、(3)、(4)、または(
    5)のプリント配線基板の電解めっき用治具。
  7. (7)請求項(1)、(2)、(3)、(4)、(5)
    または(6)のプリント配線基板の電解めっき用治具を
    用いて電解めっきを行う場合において、めっき浴槽の吃
    水面相当位置にダミー導体板を介在させ、該ダミー導体
    板の上縁部を導電性接続具の挟持部で挟持し、またその
    下縁部とプリント配線基板を導電性ブラケットで連結す
    ることを特徴とした電解めっき方法。
  8. (8)請求項(1)、(2)、(3)、(4)、(5)
    または(6)のプリント配線基板の電解めっき用治具を
    用いてフレキシブルなプリント配線基板に電解めっきを
    行う場合において、同基板の間に剛性のダミー導体板を
    介在させ、各基板とダミー導体板を導電性ブラケットで
    連結することを特徴とした電解めっき方法。
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