JPH04173466A - 自動循環式索道の搬器回送法および装置 - Google Patents

自動循環式索道の搬器回送法および装置

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JPH04173466A
JPH04173466A JP30326090A JP30326090A JPH04173466A JP H04173466 A JPH04173466 A JP H04173466A JP 30326090 A JP30326090 A JP 30326090A JP 30326090 A JP30326090 A JP 30326090A JP H04173466 A JPH04173466 A JP H04173466A
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deceleration
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speed
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Takumi Mizukawa
巧 水川
Tadao Shiromoto
城本 忠雄
Fumihide Aikawa
相川 文秀
Takayoshi Uchida
内田 高義
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Kawaden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動循環式索道の搬器回送法および装置に係り
、詳しくは、一方の停留場に到着した搬器とそれに先行
する他の搬器とを一定間隔に調整して、他方の停留場へ
送り出させるようにした搬器回送方法およびそのための
装置に関するものである。これは、自動着脱式の握索機
を備えた搬器が索条を握索して移動し、停留場において
は数案状態で回送および転向されるようになっている自
動循環式索道の分野で利用される。
〔従来の技術〕
自動循環式索道においては、例えば山麓の停留場に設け
られた駆動源(例えば電動機)で回転する原動滑車と、
山頂の停留場に設けられた従動滑車との間に索条が循環
可能に無端状に張架されている。その索条は、両停留場
間に立設する複数の支柱に取り付けられた索輪などによ
って支持され、所定の速度で移動する。その索条には、
握索機を介して多数の搬器がほぼ一定間隔で吊下される
搬器は両停留場間において索条を握索しており、索条の
移動に伴って他方の停留場に向かい、その停留場に到着
すると放索するようになっている。
停留場にはレールの架設された減速区間が設けられてお
り、放索した搬器は複数の減速ローラで速度が落とされ
、チェーンコンベア部へ送られる。
チェーンコンベア部では搬器の速度は索条速度に比べて
低くなっており、搭乗者は搬器から降車し、また、搭乗
することができる。
ところで、フリーローラ区間は、停留場内で搬器の向き
を180度転向させる搬器回送用チェーンコンベアの上
流側に位置し、片側の停留場のみに設置される。そこに
設けられた多数のフリーローラの駆動回転速度はチェー
ンコンベアより低く設定されているが、フリーローラ区
間を通過する搬器が搬器回送用チェーンコンベアの爪体
で押送されて増速した状態になると、その搬器に接触し
ている幾つかのフリーローラは、その駆動回転速度より
も早く回ることができるようになっている。
搬器回送用チェーンコンベアには、搬器を受ケ取るため
の爪体が一定間隔で複数取り付けられており、フリーロ
ーラ区間で低速移動しながら待機状態にある搬器を、一
定速度でかつ一定間隔に保持して、他方の停留場に向け
て送り出す位置まで回送する。搬器回送用チェーンコン
ベアの下流側はレールの架設された加速区間シこ連なっ
ており、多数の加速ローラによって搬器が増速される。
搬器が索条の移動速度二こなった時点て握索機が索条を
握索し、他方の停留場へ送り出される。
このようにして搬器回送用チェーンコンベアか、その爪
体の間隔で各搬器を加速区間へ回送するので、搬器と先
jテする搬器との間隔は一定に保たれる。すなわち、搬
器と他の搬器とが著しく接近することがな(、到達した
停留場における降車や搭乗に支障の生じることがないよ
うに配慮されている。
このような搬器相互の間隔を一方の停留場で積極的に行
っているのは、搬器が自動着脱式であることに基づく。
すなわち、搬器回送用チェーンコンベアによって搬器を
一定間隔で送り出し、加速区間において搬器が所定の位
置で索条を握索するようにしているが、握索動作に多少
のずれが生したりするのは避けられない。したかって、
搬器はそのずれを持ったまま他の停留場に向けて移動す
ることになる。
他方の停留場にも搬器回送用チェーンコンベアが設けら
れているが、それは上記した一方の停留場の搬器回送用
チェーンコンベアのような′tj、器間隔調整機能を有
する高価なタイプではなく、通常は、搬器の間隔より極
めて短い間隔て多数の爪体を備えているにすぎない。し
たがって、搬器の間隔にずれがある場合には、他方の停
留場における減速区間から搬器回送用チェーンコンベア
に受け渡すとき、そのずれを保ったまま、もしくは、そ
のずれを助長した状態で搬器を180度転向させること
が起こる。もちろん、降車や搭乗動作に起因して間隔ず
れが発生することもある。このようにして生じたずれを
もった搬器が一方の停留場に戻ってくるので、一定間隔
保持の機能を有する搬器回送用チェーンコンベアでその
ずれを取り除くようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、従来からある自動循環式索道では、索条を移
動させる原動滑車を電動機などで駆動しているが、例え
ば特公昭64−10382号公報に記載されているよう
に、その動力を機械的な伝動機構を介して、前述した減
速区間にある減速ローラ、加速区間にある加速ローラ、
フリーローラ区間のフリーローラのみならず、搬器回送
用チェーンコンベアにも供給するようにしている。
このような伝動機構を用いると、電動機を一つ採用する
だけで済むことや、機械的な伝動によって各装置におけ
る連動が容易に得られるなどの利点がある。なお、上記
の例においては、そのような伝動機構を備えながらも、
前述したような搬器回送用チェーンコンベアによる搬器
の間隔調整機能を発揮することができるようになってい
る。
しかし、停留場に設置される動力伝動機構を構成させる
ためには、停留場の架構に長短様々な伝動軸を配置する
ことになり、また、それらの伝動軸に多くの歯車を介在
させたりして、伝動機械要素も多岐にわたり、その構造
的配置も種々なものとなって、伝動装置全体が極めて複
雑なものとなる欠点がある。また、その保守や点検など
にも多大の労力を要し、さらには、自動循環式索道の建
設費が大幅に嵩むなどの問題がある。
とりわけ、搬器回送用チェーンコンベアに動力を供給す
る伝動機構は、より一層複雑なものとなる。そこで、加
速ローラなどに原動滑車駆動用の主駆動源から動力を供
給するとしても、搬器回送用チェーンコンベアの駆動の
ためには、別の電動機を設ければ、その動力伝動機構の
大幅な簡略化が図られることになる。このような例とし
て、特開平2−169365号公報に、搬器回送装置を
駆動する電動機を変速制御して、停留場における搬器の
間隔を一定に修正することができるようにした間隔制御
装置が開示されている。
この制御装置では、搬器回送装置に多数の搬送用車輪を
採用し、車輪の回転速度を、回送する搬器ごとに調整す
るようにしている。しかし、その車輪の制御が複雑化す
ることは否めず、また、爪体を備える上記した搬器回送
用チェーンコンベアでは車輪を有しなく、その制御法を
直ちに適用することができない。一方、上記したように
、原動滑車の駆動系と搬器回送用チェーンコンベアの駆
動系とを独立にしておくと、搬器回送用チェーンコンベ
アの運転では、索条によって移動される搬器との間でず
れの生じる事態が起こり、その調整は容易でない問題が
ある。
すなわち、索条は所定の速度で移動するように運転され
るが、搬器の運行上その速度を変更することがある。そ
の場合に、原動滑車駆動用の主駆動源とは独立した搬器
回送用チェーンコンベア用の電動機も速度変更されるこ
とになるが、その確実な同調を得ることは技術的に困難
性を伴うことが多い。したがって、主駆動源とは別に搬
器回送用チェーンコンベアのための電動機を設置する場
合には、搬器の運行に支障の出ない運転を実現する制御
形態を簡便にとることができるようにすることが望まれ
る。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的は、
自動循環式索道における動力伝動機構を簡素化して建設
費の高騰を抑制したり、保守点検作業などを軽減できる
こと、搬器回送用チェーンコンベアの電動機を原動滑車
用の主駆動源とは別に設けると共に、両駆動源の独立作
動に起因する搬器運行上の制御の複雑さを解消できるこ
と、そして、搬器が一往復した時点では、先行する搬器
との所定間隔を確実に復元して、安全性の高い運行を可
能にすること、を実現する自動循環式索道の搬器回送法
および装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段] 本発明は、索条に吊下された搬器が一方の停留場に到着
すると、搬器が放棄して減速区間で減速され、その減速
区間の終端に設けられたフリーローラ区間に至ると、搬
器が、搬器回送用チェーンコンベアに一定間隔で設けた
爪体に押送されて転向され、その一定間隔で搬器を加速
区間へ送り出し、その後に搬器が握索して他方の停留場
に移動するようになっている自動循環式索道に適用され
る。
その特徴とするところは、第1図を参照して、搬器回送
用チェーンコンベア8を駆動する電動機15が、索条移
動用の原動滑車2を駆動する主駆動源6とは独立して設
けられる。そして、搬器回送用チェーンコンベア8の爪
体9の一つが、搬器7を受け取るフリーローラ区間L2
に至るまでの第一所定位置N、にきているとき、減速区
間り。
における所定進入位置N2を搬器7が通過していなけれ
ば、上記チェーンコンベア8を駆動している電動機15
を減速させるようにしたことである。
装置の発明においては、放索状態にあって減速区間L 
、で減速された搬器7をフリーローラ区間L2で低速移
動させながら待機状態とするフリーローラ手段16と、
搬器回送用チェーンコンベア8を駆動するため、索条移
動用の原動滑車2を駆動する主駆動源6とは独立して設
けられた電動機15とを設けている。さらに、搬器回送
用チェーンコンベア8の爪体9の一つが搬器7を受け取
るフリーローラ区間L2に至るまでの第一所定位置N、
にきたことを検出する爪体検出第一スイッチ手段10と
、減速区間L1における所定進入位置N2を搬器7が通
過したことを検出する搬器検出第一スイソチ手段12と
が設置される。そして、爪体検出第一スインチ手段10
からの爪体検出信号と搬器検出第一スインチ手段12か
らの搬器検出信号を受けたとき、電動機15の回転速度
を維持して搬器回送用チェーンコンベア8の速度を保持
しておく一方、爪体検出第一スインチ手段10からの爪
体検出信号を受けたものの、搬器検出第一スイッチ手段
12から搬器検出信号を受けていないときは、電動機1
5を減速させる指令を発する減速指令制御手段14を備
えていることである。
ところで、搬器回送用チェーンコンベア8の爪体9の一
つが、第一所定位置N1とフリーローラ区間L2との間
に定められた第二所定位置N3を通過したことを検出す
る爪体検出第二スイッチ手段11が設けられるなら、減
速指令制御手段14には、電動機15を減速して搬器回
送用チェーンコンベア8を低速移動させているとき、爪
体検出第二スイッチ手段11からの爪体検出信号を受け
ると、以後搬器回送用チェーンコンベア8を元の速度Q
こ復帰させる速度回復指令部19を備えさせておくこと
ができる。
加えて、搬器回送用チェーンコンベア8の爪体9に受け
取られた搬器7を、フリーローラ区間L2を通過した後
の下流位置N4で検出する搬器検出第二スイッチ手段1
3が設けられるなら、減速指令制御手段14には、速度
回復指令部19によって搬器回送用チェーンコンベア8
を元の速度↓こ復帰させた後、搬器検出第二スイッチ手
段13からの搬器検出信号を受けるまでは、電動機15
の減速制御を可能とする減速待ち制御を禁止する一方、
搬器検出第ニスインチ手段13からの搬器検出信号を受
けた後は、電動機15の減速待ち制御を可能とする減速
待ち制御耳間指令部20を備えさせておくことができる
[作  用] 原動滑車2を駆動する主駆動源6とは独立した電動機1
5で駆動される搬器回送用チェーンコンベア8において
、その爪体9の一つ9Aが、搬器7Aを受け取るフリー
ローラ区間L2に至るまでの第一所定位置N1にきてい
るとき、索条5を数案して減速区間L1からフリーロー
ラ区間L2に入る前の時点、すなわち、減速区間L1に
設定された所定進入位置N21こ、上記の爪体9Aが受
け取る予定の搬器7Aが通過していれば、搬器回送用チ
ェーンコンベア8を電動機15でもってそれまでと同し
速度で運転し、その爪体9Aに搬器7Aを受け取らせる
しかし、爪体9Aが第一所定位置N、にきた時点で、そ
の爪体9Aが押送する予定の搬器7Aが所定進入位置N
2をいまだ通過していなければ、搬器回送用チェーンコ
ンベア8を駆動する電動機15が変速されて、搬器回送
用チェーンコンベア8を減速運転させる。このようにす
れば、搬器7Aの到達が遅れていても、搬器回送用チェ
ーンコンベア8における所定の爪体9Aの移動速度も遅
らされるので、その爪体9Aがフリーローラ区間L2で
搬器7Aに先立って通過することはなく、遅れてフリー
ローラ区間L2に進入しかつ待機状態にある搬器7Aを
、所定の爪体9Aが受け取ることができる。
減速指令制御手段14を備えている装置においては、爪
体検出第一スインチ手段10が、搬器回送用チェーンコ
ンベア8の爪体9の一つ9Aが搬器7Aを受け取るフリ
ーローラ区間L2に至るまでの第一所定位置N1にきた
ことを検出したとき、搬器検出第一スインチ手段12が
、減速区間L1における所定進入位置N2で搬器7Aが
通過L7たことを検出すると、搬器回送用チェーンコン
ベア8の電動機15の回転速度が維持され、爪体9Aの
移動速度が保持される。この場合には、搬器7Aは遅れ
ることなく移動してきているので、速度を保持した爪体
9Aは、予定通り搬器7Aを受け取る。
一方、爪体9Aが第一所定位置N1にきたことを爪体検
出第一スイッチ手段10が検出したとき、搬器検出第一
スインチ手段12が所定進入位置N2で搬器7Aを検出
しなければ、電動機15を減速させる指令が発せられ、
爪体9Aが搬器7Aに先んしてフリーローラ区間L2に
入ることはなく、予定通り爪体9Aが搬器7Aを受け取
ることができる。
ところで、搬器回送用チェーンコンベア8の爪体9の一
つ9Aが、第一所定位置N、とフリーローラ区間L2と
の間に定められた第二所定位置N3を通過したことを検
出する爪体検出第ニスインチ手段11を設けておき、減
速指令制御手段14に速度回復指令部19を備えさせて
おくと、すでに減速指令制御手段14により電動機15
を減速して搬器回送用チェーンコンベア8を低速移動さ
せているとき、爪体検出第二スイッチ手段11からの爪
体検出信号を受けると、それ以後搬器回送用チェーンコ
ンベア8を元の速度に復帰させる。搬器7の遅れに基づ
いて爪体9Aを遅らせるにしても、フリーローラ区間L
2に爪体9Aが入るのを遅れさせすぎることはなく、搬
器7Aの押送開始を早めて緩慢な回送状態が生しるのを
回避することができる。
また、減速指令制御手段14に、速度回復指令部19に
加えて減速待ち制御再開指令部20を設けておけば、速
度回復指令部19によって搬器回送用チェーンコンベア
8を元の速度に復帰させた後、搬器検出第ニスインチ手
段13がフリーローラ区間L2を通過した後の下流位置
N4で搬器7Aを検出するまでは、電動機15の減速制
御を可能とする減速待ち制御を禁止しておくことができ
る。これによって、その間に後続の搬器7に遅れがあり
、搬器回送用チェーンコンベア8の速度を減速させる状
態にあっても、先行する搬器7Aを早くフリーローラ区
間L2から追い出すことができ、その爪体9Aに押送さ
れる搬器7Aが、後続する搬器7の遅れに関連して、緩
速回送することになるのを防止できる。一方、搬器検出
第二スイッチ手段13が搬器7Aを検出すれば、電動機
15は減速待ち制御状態におかれる。先行する搬器7A
はフリーローラ区間L2から出てしまっているので、後
続の搬器7に対して前述の搬器7Aのように遅れがあっ
ても、同様の制御がなされ、その搬器7を次の爪体9に
受け取らせることができる。
〔発明の効果] 本発明によれば、搬器回送用チェーンコンベアを駆動す
る電動機が、原動滑車を駆動する主駆動源とは別に設け
られていても、索条を握索して運行する搬器のばらつき
間隔は、搬器が一往復した時点で確実に解消され、所定
間隔に修復される。
そして、自動循環式索道における動力伝動機構を簡素化
して、建設費が高騰するのを抑制したり、保守点検作業
などを軽減することもてきる。
装置の発明として、フリーローラ手段、爪体検出第一ス
イノチ手段、搬器検出第一スイノチ手段さらには減速指
令制御手段を設けた場合には、上記した作動が達成され
る。
上記の減速指令制御手段14に速度回復指令部を備えさ
せ、爪体検出第ニスインチ手段をも設ければ、爪体検出
第ニスインチ手段からの信号で爪体の速度を回復させて
、搬器回送用チェーンコンベアによる搬器の受け取りを
迅速化することができる。
また、減速指令制御手段に減速待ち制御再開指令部をも
設け、搬器検出第二スイッチ手段を設置すれば、その搬
器検出第二スイッチ手段が爪体に受け取られた搬器を、
フリーローラ区間を通過した後の下流位置で検出するま
で爪体を元の速度に保持して、後続搬器の遅れに起因し
てフリーローラ区間にある搬器の押送を遅らせることが
なくなる。しかし、搬器検出第二スイッチ手段が搬器を
検出した後は、搬器回送用チェーンコンベアの減速制御
を可能とする減速待ち制御状態になることから、後続の
搬器に遅れがあっても、同様の間隔修正動作を行わせる
ことができる。したがって、先行する搬器に対する制御
と後続の搬器に対する制御が混同して、搬器の間隔調整
動作に混乱をきたすことはない。
〔実 施 例〕
以下に、本発明をその実施例の図面を参照しながら、詳
細に説明する。
第1図に示すように、自動循環式索道は、例えば山麓の
停留場1に設けられた原動滑車2と、山頂の停留場3(
第2図参照)に設けられた従動滑車4とを有している。
両停留場1.3の間には図示しない複数の支柱が立設さ
れ、それに取り付けられた索輪なとで支持される索条5
が無端状に張架されている。
原動滑車2は主駆動源6で駆動され、その回転によって
索条5は山麓と山頂との間を循環する。
索条5に吊下される搬器7は握索機を有し、各停留場1
.3の出発側の加速区間L3で加速されて索条5と速度
が同期すると握索し、送り出されるようになっている。
すなわち、搬器7が山麓の停留場1に到着すると、搬器
7は数案して減速区間り、に架設されたレール1bに沿
って移動しつつ減速ローラで減速される。減速区間り、
の終端からフリーローラ区間L2に移ると、フリーロー
ラ16aでもってゆっ(り移動される。
なお、索条5の移動速度は約4m/秒とされ、6秒ごと
に次の搬器7が通過する。その4m/秒から減速区間り
、では約0.94m/秒に減速され、フリーローラ区間
Lzでは約0.46m/秒まで落とされる。
フリーローラ区間L2は、到着した搬器7を出発側に回
送するため、180度転向させる搬器回送用チェーンコ
ンベア8の上流側端と対面している。
搬器回送用チェーンコンベア8は搬器7を押送するため
の複数の爪体9,9を備えるが、その爪体9を検出する
ための爪体検出第一スイッチ手段10、爪体検出第二ス
イッチ手段11.搬器検出第一スイッチ手段12.搬器
検出第二スイッチ手段13が設けられ、マイクロコンピ
ュータなどで形成される減速指令制御手段14が索道全
体の運行を調整する後述の駆動制御手段21に設置され
る。
ところで、索条5を移動させるための原動滑車2は主駆
動源6としての電動機で駆動される。索条5は所定の速
度に保持されるが、時として、搬器7の運行上その速度
が変更される。変更されてもその速度は一定にしておく
必要があるため、主駆動源6には図示しない直流速度計
発電機が付設され、それによって索条の速度が監視され
ている。
一方、索条5を支持する索輪5aの一つには、搬器7の
移動速度を検出するためのパルスジェネレータ(速度検
出器)5cが取り付けられる。これによって、索条5の
移動で回転する索輪5aに形成された円周上に並ぶ図示
しない多数の孔によってパルスを発生させ、そのパルス
ジェネレータ5Cからのパルス数が駆動制御手段21に
入力される。駆動制御手段21からは、そのパルス数を
もとにして、搬器回送用チェーンコンベア8の速度を索
条速度に比例して変化させるべく、その駆動制御信号が
、次に述べる電動機15の駆動速度調整用として出力さ
れるようになっている。
搬器回送用チェーンコンベア8には、これを駆動するた
めの上述した電動機15が、原動滑車2を駆動する主駆
動源6とは独立して設けられ、搬器回送用チェーンコン
ベア8を駆動するために、主駆動源6の動力を伝動機構
を介して受けるようにはなっていない。その電動機15
はインバータモータやインバータ制御された交流電動機
もしくは直流モータなどの速度変更可能なものが採用さ
れる。このような電動機15にもパルスジェネレータ(
速度検出器)8bが付設されており、そのフィードバッ
ク信号で電動機15が所望の一定速度となるように制御
される。
上記した搬器回送用チェーンコンベア8には無端状のチ
ェーン8aが張架され、その内外を回るチェーン8aに
は、一定間隔M、で複数(図示は10個)の爪体9,9
が取り付けられている。電動機15で駆動されるチェー
ン8aは矢印X方向へ移動し、その外回り部分がフリー
ローラ区間L2に設けられたフリーローラ手段16に対
面している。したがって、フリーローラ区間L2で待機
している搬器7は、その外回りのチェーン8aに取り付
けられた爪体9による押送によって持ち去られ、出発側
へ回送されるようになっている。
ちなみに、山頂の停留場3(第2図参照)にも上記の搬
器回送用チェーンコンベア8と同種の搬器回送用チェー
ンコンベア17が設けられるが、それに取り付けられた
爪体18の数は極めて多く、チェーン17aにおけるそ
の間隔M2は、搬器7の運行間隔M+(第1図の右上部
参照)よりも著しく短くされている。これは、搬器回送
用チェーンコンベア8のような後述する搬器間隔の調整
機能はなく、減速区間L1の終端に到着した搬器7を、
その近傍にたまたま位置しているいずれかの爪体18で
もって単に回送することができるようにしているだけで
ある。したがって、搬器7,7の間隔が所定外であって
も、そのまま回送することになる。また、その山頂の停
留場3での降車や搭乗動作によって搬器7の待機状態が
長引くことで遅れを生じても、先行する搬器7との間隔
を修正することなしに回送される。なお、この搬器回送
用チェーンコンベア17は、電動機15の場合と同様に
、主電動機6とは独立した電動機で駆動されたり、従動
滑車4の回転力を利用して駆動されたりされる。
第1図に戻って、減速区間り、の終端に設けられるフリ
ーローラ区間L2には、複数のフリーローラ16a、1
6aよりなるフリーローラ手段16が設置されているが
、そのフリーローラ16aは前述したように搬器7を約
0.94〜0.46m/秒で移送しながら、搬器回送用
チェーンコンベア8の所定の爪体9に受け渡すまで待機
させる。しかし、搬器7が爪体9で押送され始めた時点
で搬器7が残りのフリーローラ16aに接触することに
なるので、いずれのフリーローラ16aも、搬器7が搬
器回送用チェーンコンベア8の速度で回送されるときに
は、個々にその速度に同調して増速回転することができ
るようになっている。
前記した爪体検出第一スイッチ手段10は、搬器回送用
チェーンコンベア8の爪体9が、搬器7を受け取るフリ
ーローラ区間L2に至るまでの第一所定位置N1にきた
ことを検出するために設けられる。その第一所定位置N
、は図示した内回り部分に設けられ、後述するごとく、
搬器回送用チェーンコンベア8が現在の速度を維持して
いれば、その第一所定位置N、を爪体9が通過したとき
、その爪体9が減速区間り、における所定進入位IN2
にきた搬器7を、フリーローラ区間L2で受け取ること
ができる位置に選定される。
二の爪体検出第一スイノチ手段10として光電スイッチ
が採用され、爪体9が第一所定位置N1を通過すると遮
光されて爪体検出信号を出力するようになっている。な
お、この爪体検出第一スインチ手段10と後述する第二
所定位置N3に設けられた爪体検出第二スイッチ手段1
1との距離Mは、爪体9,9の一定間隔M1より短く設
定されている。
搬器検出第一スイッチ手段12は、減速区間L1におけ
る所定進入位置N2を搬器7が通過じたことを検出する
ために設けられる。これは、例えば近接スイッチであり
、第一所定位置N1を通過した爪体9がそのままの速度
で移動すれば、所定進入位置N2を通過する搬器7をフ
リーローラ区間L2で受け取れることを示す搬器検出信
号を出力するものである。
爪体検出第二スイッチ手段11は、搬器回送用チェーン
コンベア8の爪体9が、第−所定位1i N +を通過
した後フリーローラ区間L2に至るまでの中間に定めら
れた第二所定位置N3を通過したことを検出するために
設けられる。。これは光電スイッチとされ、爪体9Aが
第二所定位置N3を通過すると遮光されて、爪体検出信
号を出力する。
搬器検出第二スイッチ手段13は、搬器回送用チェーン
コンベア8の爪体9に受け取られた搬器7を、フリーロ
ーラ区間L2を通過した後の下流位置N4で検出するた
めに設けられる。これは近接スイッチが採用され、搬器
検出信号を出力する。
減速指令制御手段14は、爪体検出第一スイッチ手段1
0からの爪体検出信号と搬器検出第一スイッチ手段12
からの搬器検出信号を受けたとき、電動機15の回転速
度を維持して搬器回送用チェーンコンベア8の速度を保
持する制御をしたり、また、爪体検出第一スイッチ手段
10からの爪体検出信号を受けたものの、搬器検出第一
スイッチ手段12から搬器検出信号を受けていないとき
には、電動機15を減速させる指令を発するものである
そして、電動機15を減速して搬器回送用チェーンコン
ベア8を低速移動させているとき、爪体検出第二スイッ
チ手段11からの爪体検出信号を受けると、以後搬器回
送用チェーンコンベア8の移動を元の速度に復帰させる
速度回復指令部19をも備えている。さらに、その速度
回復指令部19によって搬器回送用チェーンコンベア8
を元の速度に復帰させた後、搬器検出第二スイッチ手段
13からの搬器検出信号を受けるまでは、電動機15の
減速制御を可能にする減速待ち制御を禁止する一方、搬
器検出第二スイッチ手段13からの搬器検出信号を受け
た後は、電動機15の減速待ち制御を可能とする減速待
ち制御再開指令部20をも有している。
このような構成の自動循環式索道設備においては、搬器
7,7の間隔を次のようにして調整することができる。
第1図に示すように、山麓の停留場1の出発側に到達し
た搬器7は加速区間L3で加速され、索条5と同期した
速度になると、索条5を握索して山頂の停留場3(第2
図参照)に向けて移動する。
その出発した搬器7は、先行する搬器7と24mの一定
間隔M1を維持して搬器回送用チェーンコンベア8から
送り出されている。しかし、握索時に若干のずれが生じ
ていれば、そのままのずれを保持して運行する。
山頂の停留場3に到着して降車と搭乗がなされる間に、
再度幾らかのずれが発生する。搬器回送用チェーンコン
ベア17には狭い間隔M2で多数の爪体18があり、そ
の搬器7の直後に接近する爪体18に受け取られて押送
される。180度転向された搬器7は加速区間L3を経
て送り出される。
その間においても上記と同様に握索動作に若干のずれが
あると、全部のずれが重なった状態で搬器7は送り出さ
れる。このような搬器7,7の間隔のずれを伴って搬器
7が順次山麓の停留場lに戻ってくる。なお、−船釣に
は、搬器7の到着を遅らせるずれが発生する。
山麓の停留場1における搬器回送用チェーンコンベア8
は電動機15で駆動されており、原動滑車2を駆動して
いる主駆動源6による索条5の移動速度にほぼ釣り合っ
たチェーン速度で運転されている。いま、一定速度で移
動する爪体9Aが、図示のように第一所定位置N、を通
過すると、爪体検出第一スイッチ手段10がそれを感知
して、爪体検出信号が減速指令制御手段14に入力され
る。
このとき、減速区間L1における所定進入位置N2を爪
体9Aが受け取るべき搬器7A(二点鎖線で示す)が通
過すると、搬器検出第一スイッチ手段12がその接近を
感知して、搬器検出信号が減速指令制御手段14に入力
される。減速指令制御手段14では、爪体検出信号と搬
器検出信号とが入ったことで、搬器回送用チェーンコン
ベア8を駆動する電動機15の回転速度を維持させる。
すなわち、電動機15を変速させる指令を発することは
ない。
このような状態においては、爪体9Aが速度を維持して
フリーローラ区間L2に移動する。一方、搬器7Aも減
速区間り、を出てフリーローラ区間L2に進入する。搬
器7Aは爪体9Aよりも先にフリーローラ区間L2に入
り、そこでより一層滅達され、ゆっくりした速度で移動
しながら爪体9Aの到達まで待機する。爪体9Aが搬器
7Aに追いつくと、爪体9Aは搬器7Aを受け取るよう
にして押送する。
搬器7Aは搬器回送用チェーンコンベア8の移動速度で
回送され始めるが、その時点で搬器7A(−点鎖線で示
す)はまだフリーローラ区間L2にある。しかし、フリ
ーローラ手段16であるフリーローラ16aは搬器7A
の速度に追従して増回転可能であり、何らの支障は生じ
ない。そして、爪体9Aは搬器7Aを押送して転向させ
、それを加速区間L3へ送り出す。
一方、搬器7Aが減速区間L1に到達するのに遅れがあ
ると、一定速度で移動する爪体9Aが第一所定位置N、
を通過して、爪体検出第一スイッチ手段10による爪体
検出信号が減速指令制御手段14に入力されても、減速
区間り、における所定進入位置N2を搬器7Aが通過し
たという搬器検出信号が搬器検出第一スイッチ手段12
がら減速指令制御手段14に入力されない。このとき、
減速指令制御手段14は、電動機15の回転速度を落と
すべく、減速指令を発する。電動機15がインバータモ
ータであれば周波数変調制御がなされ、直流モータであ
れば供給電流が少なくされる。
このような状態においては、爪体9Aが予め決められた
速度に減速され、フリーローラ区間L2に向けて移動す
る。一方、搬器7Aは遅れているといえども大幅な遅れ
をもっていることはないので、減速区間L1からフリー
ローラ区間L2に進入する。爪体9Aの到達は遅らされ
ているので、搬器7Aは爪体9Aよりも先にフリーロー
ラ区間L2に入り、以後は上述した作動によって搬器7
Aが回送および転向され、送り出される。
上述の減速指令制御手段14に速度回復指令部19が設
けられていると、搬器回送用チェーンコンベア8の移動
を、自動的に元の速度に復帰させることができる。すな
わち、搬器回送用チェーンコンベア8の爪体9Aが第一
所定位置N1を通過した後フリーローラ区間L2に至る
までの中間比定められた第二所定位置N3を通過したと
き、爪体検出第二スイッチ手段11がそれを検出し、そ
の爪体検出信号を受けると、速度回復指令部19は、以
後搬器回送用チェーンコンベア8を元の速度に復帰させ
るような指令を発する。
これは、搬器7Aに遅れがあっても上述したように甚だ
しい遅れではないので、爪体9Aを一時的にゆっくり移
動させれば、以後は速度を戻しても、爪体9Aが搬器7
Aより先にフリーローラ区間L2に入ることはないから
である。逆に言えば、通常現れる搬器7の遅れにマツチ
した程度に爪体9を緩速状態にしておく距離が予測でき
、それに見合った第二所定位置N3が選定されているの
である。なお、搬器7より搬器7Aに甚だしい遅れのあ
る場合は、減速区間り、に設けられたゾーン検出装置(
図示せず)で検出され、異常事態と判断して索道設備は
停止される。
上記のような制御がなされるが、その減速指令制御手段
14に、減速待ち制御再開指令部20が備えられている
場合には、搬器回送用チェーンコンベア8の駆動を単に
元の速度に戻すだけでなく、次に到達する搬器7Aの遅
れSこ対しても、迅速に遅れ解消作動を再現することが
できる。
すなわち、フリーローラ区間L2を通過した後の下流位
置N4で、搬器検出第二スイ′ノチ手段13が搬器7A
(三点鎖線で示す)の通過を検出すると、その搬器検出
信号を受けた減速指令制御手段14は、減速待ち制御再
開指令部20において、電動機15の以後の減速制御を
可能とする減速待ち状態におくことができる。一方、搬
器検出第二スイッチ手段13から搬器検出信号か人力さ
れない限りは電動機15の減速待ち制御を禁止して、迅
速に搬器7Aを回送させるようにする。
なお、以上述べた制御は、搬器移動設備を設置した現場
において、種々の条件を勘案したうえで必要ないと判断
される場合には、その時点で本制御解除用のスイッチな
どを操作して、その制御作動を排除するようにすればよ
い。
以上の説明から判るように、搬器回送用チェーンコンベ
アを駆動する電動機を、原動滑車を駆動する主駆動源と
は別に設けても、索条を握索して運行する搬器の間隔に
ばらつきが生したとき、−方の停留場の搬器回送用チェ
ーンコンベアにおいて、搬器の間隔を元の所定長さに修
正することができる。なお、本例においては、搬器の間
隔を修正する搬器回送用チェーンコンベアを山麓の停留
場に設けた例で説明したが、そのような装置は山頂の停
留場に設けるようにしても差し支えないことは述べるま
でもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実現する搬器回送用チェーンコンベア
を備えた搬器移動装置の構成を示す山麓の停留場におけ
る模式的平面図、第2図は山頂の停留場における搬器回
送用チェーンコンベアの簡略化した平面図である。 1−−一一方の停留場(山麓の停留場)、2−原動滑車
、3−他方の停留場(山頂の停留場)、5・−索条、6
−主駆動源(電動機)、7.7A−搬器、8−!II器
回器用送用チェーンコンベア、9A〜爪体、1〇−爪体
検出第一スイッチ手段(光電スイッチ)、11−爪体検
出第二スイッチ手段、12−搬器検出第一スイッチ手段
(近接スイッチ)、13−111器検出第二スイッチ手
段(近接スイッチ)、14−減速指令制御手段、15−
電動機、16〜・フリーローラ手段、19−速度回復指
令部、20−減速待ち制御再開指令部、L、−減速区間
、L2−フリーローラ区間、L3−加速区間、M、−−
−一定間隔(運行間隔)、N、−第一所定位置、N2・
−所定進入位置、N3−第二所定位置、N4−下流位置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)索条に吊下された搬器が一方の停留場に到着する
    と、搬器が放索して減速区間で減速され、その減速区間
    の終端に設けられたフリーローラ区間に至ると、搬器が
    、搬器回送用チェーンコンベアに一定間隔で設けた爪体
    に押送されて転向され、その一定間隔で搬器を加速区間
    へ送り出し、その後に搬器が握索して他方の停留場に移
    動するようになっている自動循環式索道において、 前記搬器回送用チェーンコンベアを駆動する電動機が、
    索条移動用の原動滑車を駆動する主駆動源とは独立して
    設けられ、 上記搬器回送用チェーンコンベアの爪体の一つが、搬器
    を受け取るフリーローラ区間に至るまでの第一所定位置
    にきているとき、前記減速区間における所定進入位置を
    搬器が通過していなければ、上記チェーンコンベアを駆
    動している電動機を減速させることを特徴とする自動循
    環式索道の搬器回送法。
  2. (2)索条に吊下された搬器が一方の停留場に到着する
    と、搬器が放棄して減速区間で減速され、その減速区間
    の終端に設けられたフリーローラ区間に至ると、搬器が
    、搬器回送用チェーンコンベアに一定間隔で設けた爪体
    に押送されて転向され、その一定間隔で搬器を加速区間
    へ送り出し、その後に搬器が握索して他方の停留場に移
    動するようになっている自動循環式索道において、 放索状態にあって減速区間で減速された搬器をフリーロ
    ーラ区間で低速移動させながら待機状態とするフリーロ
    ーラ手段と、 上記搬器回送用チェーンコンベアを駆動するため、索条
    移動用の原動滑車を駆動する主駆動源とは独立して設け
    られた電動機と、 搬器回送用チェーンコンベアの爪体の一つが搬器を受け
    取るフリーローラ区間に至るまでの第一所定位置にきた
    ことを検出する重体検出第一スイッチ手段と、 前記減速区間における所定進入位置を搬器が通過したこ
    とを検出する搬器検出第一スイッチ手段と、 前記爪体検出第一スイッチ手段からの爪体検出信号と搬
    器検出第一スイッチ手段からの搬器検出信号を受けたと
    き、前記電動機の回転速度を維持して搬器回送用チェー
    ンコンベアの速度を保持しておく一方、前記爪体検出第
    一スイッチ手段からの爪体検出信号を受けたものの、搬
    器検出第一スイッチ手段から搬器検出信号を受けていな
    いときは、前記電動機を減速させる指令を発する減速指
    令制御手段と、 を備えることを特徴とする自動循環式索道の搬器回送装
    置。
  3. (3)前記搬器回送用チェーンコンベアの爪体の一つが
    、前記第一所定位置とフリーローラ区間との間に定めら
    れた第二所定位置を通過したことを検出する爪体検出第
    二スイッチ手段が設けられ、前記減速指令制御手段には
    、前記電動機を減速して搬器回送用チェーンコンベアを
    低速移動させているとき、上記爪体検出第二スイッチ手
    段からの爪体検出信号を受けると、以後搬器回送用チェ
    ーンコンベアを元の速度に復帰させる速度回復指令部が
    備えられていることを特徴とする請求項2に記載の自動
    循環式索道の搬器回送装置。
  4. (4)搬器回送用チェーンコンベアの爪体に受け取られ
    た搬器を、フリーローラ区間を通過した後の下流位置で
    検出する搬器検出第二スイッチ手段が設けられ、 前記減速指令制御手段には、前記速度回復指令部によっ
    て搬器回送用チェーンコンベアを元の速度に復帰させた
    後、上記搬器検出第二スイッチ手段からの搬器検出信号
    を受けるまでは、前記電動機の減速制御を可能とする減
    速待ち制御を禁止する一方、上記搬器検出第二スイッチ
    手段からの搬器検出信号を受けた後は、前記電動機の減
    速持ち制御を可能とする減速待ち制御再開指令部を備え
    ることを特徴とする請求項3に記載の自動循環式索道の
    搬器回送装置。
JP30326090A 1990-11-07 1990-11-07 自動循環式索道の搬器回送法および装置 Expired - Lifetime JPH0737226B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008132978A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Innova Patent Gmbh ロープウェー設備

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008132978A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Innova Patent Gmbh ロープウェー設備

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