JPH0417272Y2 - - Google Patents

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JPH0417272Y2
JPH0417272Y2 JP18944186U JP18944186U JPH0417272Y2 JP H0417272 Y2 JPH0417272 Y2 JP H0417272Y2 JP 18944186 U JP18944186 U JP 18944186U JP 18944186 U JP18944186 U JP 18944186U JP H0417272 Y2 JPH0417272 Y2 JP H0417272Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、池漕に導かれた処理水の水面付近に
浮かんだスカムを収集・除去するスカム除去装置
に関する。
〔従来の技術〕
通常、処理水を清浄化するために、処理水を池
漕に導き、固形物を沈澱分離したり、スカム(浮
遊物)を除去している。
スカムを除去するスカム除去装置としては、例
えば、第3図ないし第7図に示すスカム除去装置
が知られている。
第3図、第4図に示すように(部品名称の番号
はカツコ内に示す)、スカム除去装置は、スカム
排出桶21を池漕22の側壁22Aに固定し、池
漕22に回転するように設けたスキンマーアーム
23に、その先端にボルト23Aで調整自在にレ
バー23Bを設け(第6図図示)、レバー23B
にスクレーパ24を設け、スクレーパ24を回
転・移動させることにより池漕22の水面W.L.
付近に浮かんだスカムを掻き寄せ、スカム排出桶
21内に収集する構造となつている。
スカム排出桶21は、第5図ないし第7図に示
すように、池漕22の水面W.L.付近に固定され、
スカムを先端部25Bからスカム流入口25Aに
導き収集する桶本体25と、桶本体25に接続し
た排出管26とから構成されている。桶本体25
のスカム流入口25Aと先端部25Bとの間に
は、斜面部25Cが形成されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のスカム除去装置にあつては、スキンマー
アーム23の回転によりスクレーパ24を移動さ
せて水面W.L.付近に浮かんだスカムをスカム流
入口25Bに掻き寄せる時、第6図に示すよう
に、水面W.L.の水位が高い時には斜面部25C
が水面W.L.の下に位置し、処理水とともにスカ
ムを掻き集め、容易にスカム排出桶21内に収集
することができる。
ところが、第7図に示すように、水面W.L.の
水位が低い時には、ボルト23Aでレバー23B
の位置を調整して下方向にスクレーパ24を移動
させ、水面W.L.の水位に合わせ、この状態でス
クレーパ24を回転・移動させると、スカムは、
水面W.L.の上方に位置する斜面部25C上を引
きずりながら掻き集められることとなり、スカム
の掻き残しが生じ、先端部25Bからスカム流入
口25Aにスカムを掻き寄せるのが困難となる。
つまり、池槽1の水面W.L.の水位が変動した場
合、これに対処してスカムを掻き寄せることがで
きない。
ここで、スカム排出桶21全体を第6図、第7
図に示す位置より沈めた位置に配設し、水面W.
L.の水位が低い時にもスカムを斜面部25Cを引
きずることなく、スカム流入口25Aに掻き寄せ
ることが考えられるが、この場合、スカム流入口
25Bが常時水面W.L.下になり、常時処理水が
スカム排出桶21に流入し、池槽1内の処理水を
多大に排出させることになる。従つて、スカム除
去装置以後に設けられた処理設備(図示せず)の
容量が大きくなつてしまう。
〔考案の目的〕
本考案は、上述の問題を解決するためになされ
たもので、その目的は、池漕に導かれた処理水の
水面付近に浮かんだスカムを除去する時、スカム
の掻き残しがなくなり、池漕の水位変動に対処で
きるスカム除去装置を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、スカム
流入口を備えたスカム排出樋を池漕の側壁に固定
し、池漕の水位が変動する水面付近に浮かんだス
カムを、池漕に設けたスクレーパ移動装置でスク
レーパを移動させることによりスカム流入口に掻
き寄せ、スカム排出樋内に収集するスカム除去装
置に於て、スカム排出樋は、樋本体と排出管と樋
本体に取り付けたブラケツトとで構成され、樋本
体には、側面に開口するスカム流入口が形成さ
れ、ブラケツトには、回動軸を介して略L字状の
アームとレバーが回動自在に設けられ、アームの
上部側端部には、ローラが設けられ、アームの下
部側端部には、ストツプが設けられ、レバーに
は、スカム流入口を閉じる止水板とレバーを浮上
させるフロートが設けられ、アームの上部側端部
とブラケツトとの間には、アームの上部側端部を
引つ張つて、アームの下部側端部に設けたストツ
パを介してレバーを押し上げ、止水板でスカム流
入口を閉じるように付勢する引張バネが設けら
れ、スクレーパ移動装置には、スクレーパ及びス
トライカが設けられ、ストライカは、水面に平行
な直線部と、スクレーパ移動装置の進行方向の前
後に傾斜部を有する板状体で構成され、アームの
上部側端部に設けたローラを押し下げて、アーム
の下部側端部に設けたストツパをレバーから離
し、止水をスカム流入口から離してスカム流入口
を開放するように構成されたものである。
〔考案の作用〕
本考案によれば、常時、スカム排出桶のスカム
流入口は、止水板によつて閉じている。
スクレーパ移動装置によりストライカが移動す
ると、ストライカがローラと当接し、こを回動軸
回りに回動させ押し下げ、アームの下部側端部の
ストツパが下方に回動する。従つて、レバー先端
に設けた止水板がストツパと離れた状態で、自重
で下がり、自重とフロートの受ける浮力とが釣り
合つた位置で、止水板は水に浮く。止水板の下降
によりスカム流入口が開き、スクレーパにより集
められたスカムがスカム排出桶内に収集される。
〔考案の実施例〕
以下、図面により本考案の実施例に係るスカム
除去装置について説明する。
第3図、第4図に示すように、池漕1の軸部2
の下部には、底部1Aに沈澱した固形物を除去す
る固形物除去装置3が設けられている。この固形
物除去装置3は、軸部2の回りに回転するハシゴ
状の細長構造体で、その下側には沈澱した固形物
を掻き寄せる沈澱物用スクレーパ4が取り付けら
れている。
池槽1の軸部2の上部には、例えばスキンマー
アーム5の如きスクレーパ移動装置が設けられ、
スキンマーアーム5は駆動装置6により軸部2の
回りを回転する構造となつている。スキンマーア
ーム5には、スクレーパ7及びストライカ8(第
1図,第2図図示)が設けられている。詳しく説
明するに、スクレーパ7は、スクレーパ本体7C
の先端に断面L字形のブラケツト7Aと帯状ゴム
7Bとを取り付けたもので、スクレーパ本体7C
を回動させることにより高さ方向に調整自在であ
る。帯状ゴム7Bの先端7Dはスカムを掻き集め
る時は水面W.L.下に位置し、スキンマーアーム
5の回転により移動するようになつている。スト
ライカ8は、水面に平行な直線部8Aと、その前
後に傾斜部8B,8Cを有する細長板状体とから
構成されている。
一方、池漕1の側壁1Bには、スカム排出桶9
が固定されている。第1図、第2図に示すよう
に、スカム排出桶9は、桶本体9Aと排出管9B
と桶本体9Aに取り付けたブラケツト9Cとから
構成されている。桶本体9Aは、中空箱体であ
り、その側面に円弧状のスカム流入口10が形成
されている。ブラケツト9Cには、アーム11が
回動軸12を軸として回動自在に設けられてい
る。
アーム11の下部側端部11Aにストツパ13
が、上部側端部11Bにローラ14が設けられて
いる。ストツパ13は、ボルト13Aにより調整
可能となつている。ローラ14は、スキンマーア
ーム5に設けたストライカ8により回動して押し
下げ自在となつている。スカム排出桶9に設けた
ブラケツト9Cに、引張バネ15が設けられ、ロ
ーラ14を上方に引つ張つている。ブラケツト9
Cに設けられている回動軸12には、レバー16
が回動自在に設けられ、アーム11の下部側端部
11Aの上側に位置している。このレバー11の
先端には、スカム流入口10を閉じる円弧状の止
水板17とフロート18とが設けられ、途中には
水位調整フロート19が設けられている。なお、
20は、ガイドバーで、スカムをスカム流入口1
0に導くものである。
次に本実施例の作用を説明するに、常時は、第
2図に示すように、アーム11が引張バネ15に
引つ張られ、止水板17はスカム流入口10を閉
じている。
スキンマーアーム5の回転によりストライカ8
が移動すると、第2図に示す状態から第1図に示
す状態になる。即ち、ストライカ8がローラ14
と当接し、ローラ14が押し下げられることによ
りアーム11の下部側端部11Aに設けたストツ
パ13が回動する。これにより、レバー16先端
に設けた止水板17がストツパ13と離れた状態
で、自重で下がる。この時、止水板17は、自重
とフロート18の受ける浮力とが釣り合つた位置
で、水に浮いている。止水板17の下降によりス
カム流入口10が開き、スクレーパ7により集め
られたスカムが止水板17の上側を通つてスカム
排出桶9内に流れ落ちる。
以上の如き構成によれば、スクレーパ7を水面
に沿つて移動させ、水面付近に浮かんだスカムを
スクレーパ7により掻き寄せ、開口したスカム流
入口10を介してスカム排出桶9内に収集してい
る。その際、水面がW.L.(1)とW.L.(2)の間
で変化しても、止水板17は、自重とフロート1
8の受ける浮力とが釣り合つた位置で、水に浮い
ている。従つて、水面の水位の高低にかかわら
ず、止水板17が潜る水の深さが一定になる。従
つて、スカム流入口10が開かれた時には、一定
の水量がスカム排出桶9内に流れ落ち、スカムを
容易に且つ、掻き残しのない状態で掻き集めてス
カム排出桶9内に収集し、池槽の水位変動に対処
することができる。
又、スカム流入口10は常時閉なので、処理水
はスカム排出桶9内に入らず、従つて、スカム除
去装置以後に設けられた処理設備(図示せず)の
容量を小さくすることができる。
なお、本実施例に於ては、スクレーパ移動装置
の例としてスキンマーアーム5を挙げ、このスキ
ンマーアーム5を軸部2の回りに回転するように
構成しているが、これに限定されることなく、例
えば、他にスキンマーアームを直線移動させるよ
うに構成することもできる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、スカム除
去装置にあつて、池漕に導かれた処理水の水面付
近に浮かんだスカムを除去する時、スカムの掻き
残しがなくなり、池漕の水位変動に対処できる効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るスカム除去装置
のスカム流入口を開いた状態の要部側面図、第2
図は同スカム除去装置のスカム流入口を閉じた状
態の要部側面図、第3図は本実施例及び従来に於
ける池漕の断面構成図、第4図は同平面図、第5
図は従来に於けるスカム排出桶の正面図、第6
図、第7図は従来に於けるスカム排出桶の側面図
である。 1……池漕、5……スキンマーアーム、7……
スクレーパ、8……ストライカ、9……スカム排
出桶、10……スカム流入口、11……アーム、
13……ストツパ、14……ローラ、15……引
張バネ、16……レバー、17……止水板、18
……フロート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スカム流入口10を備えたスカム排出樋9を池
    漕1の側壁1Bに固定し、池漕1の水位が変動す
    る水面付近に浮かんだスカムを、池漕1に設けた
    スクレーパ移動装置5でスクレーパ7を移動させ
    ることによりスカム流入口10に掻き寄せ、スカ
    ム排出樋9内に収集するスカム除去装置に於て、 スカム排出樋9は、樋本体9Aと排出管9Bと
    樋本体9Aに取り付けたブラケツト9Cとで構成
    され、 樋本体9Aには、側面に開口するスカム流入口
    10が形成され、 ブラケツト9Cには、回動軸12を介して略L
    字状のアーム11とレバー16が回動自在に設け
    られ、 アーム11の上部側端部11Bには、ローラ1
    4が設けられ、 アーム11の下部側端部11Aには、ストツパ
    13が設けられ、 レバー16には、スカム流入口10を閉じる止
    水板17とレバー16を浮上させるフロート18
    が設けられ、 アーム11の上部側端部11Bとブラケツト9
    Cとの間には、アーム11の上部側端部11Bを
    引つ張つて、アーム11の下部側端部11Aに設
    けたストツパ13を介してレバー16を押し上
    げ、止水板17でスカム流入口10を閉じるよう
    に付勢する引張バネ15が設けられ、 スクレーパ移動装置5には、スクレーパ7及び
    ストライカ8が設けられ、 ストライカ8は、水面に平行な直線部8Aと、
    スクレーパ移動装置5の進行方向の前後に傾斜部
    8B,8Cを有する板状体で構成され、アーム1
    1の上部側端部11Bに設けたローラ14を押し
    下げて、アーム11の下部側端部11Aに設けた
    ストツパ13をレバー16から離し、止水板17
    をスカム流入口10から離してスカム流入口10
    を開放するように構成された ことを特徴とするスカム除去装置。
JP18944186U 1986-12-09 1986-12-09 Expired JPH0417272Y2 (ja)

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JP18944186U JPH0417272Y2 (ja) 1986-12-09 1986-12-09

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JP18944186U JPH0417272Y2 (ja) 1986-12-09 1986-12-09

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Publication Number Publication Date
JPS6394598U JPS6394598U (ja) 1988-06-18
JPH0417272Y2 true JPH0417272Y2 (ja) 1992-04-17

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JP18944186U Expired JPH0417272Y2 (ja) 1986-12-09 1986-12-09

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