JP2786067B2 - スカム排出装置 - Google Patents

スカム排出装置

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JP2786067B2
JP2786067B2 JP24535892A JP24535892A JP2786067B2 JP 2786067 B2 JP2786067 B2 JP 2786067B2 JP 24535892 A JP24535892 A JP 24535892A JP 24535892 A JP24535892 A JP 24535892A JP 2786067 B2 JP2786067 B2 JP 2786067B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、都市下水用の
沈澱槽や消化槽に浮遊するスカムを除去するためのスカ
ム排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、都市下水を処理する円形の沈澱槽
に浮遊するスカムを排出する装置として、スカムスキマ
を備えた汚泥かき寄せ機を回転し、槽内に浮遊するスカ
ムをかき寄せてスカムボックスに投入して排出する装置
が知られている。また、矩形の沈澱槽用としてパイプ式
スカムスキマが利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置は、スカムスキマとスカムボックスとの取合いが難
しいという問題点があった。また、上記従来のスカムス
キマは、スカムを排出しやすくするために別途、スカム
排出水をスカムボックスへ取り込む場合があるが、スカ
ム排出水を取り入れようとすると機構が複雑になる。し
かも、スカムの排出量の把握が困難であるとともに、装
置を設置した後、スカムの排出量の調節ができないとい
う問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点を解決
するたるめのパイプ式スカムスキマを提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のスカム排出装置
は、先端部にスカムを排出する排出口を設け、この先端
部を上方に折り曲げるとともに、上部にスカムを取り入
れる取入口を設けた内部が空洞のスカムスキマと、この
スカムスキマの先端を支持し、後部を昇降動可能に保持
するアームと、このアームを回転する駆動装置と、アー
ムの回転にともなってスカムスキマの後端を昇降動させ
るスキマ揺動手段を備えたフィードウェルとを有する。
【0006】
【作用】上記した構成により、スカムスキマは、アーム
とフィードウェルのスキマ揺動手段によって水平に維持
され、駆動装置によって回転しながら水面に浮遊するス
カムを集める。集めたスカムをスカムスキマに取り入れ
る時には、スキマ揺動手段によってスカムスキマの後部
を水面より下げ、集めたスカムを取入口からスカムスキ
マ内にすくい入れる。スカム排出時には、スキマ揺動手
段によってスカムスキマの後部を上方に押し上げて取り
込まれたスカムをスカムの排出口からスカム排出ボック
スに排出する。このようにスカムスキマそのものをスカ
ム排出パイプとしても併用することができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明のパイプ式スカム排出装置を円形
沈澱槽に設置した場合の平面図、図2はスカムを集める
際のパイプ式スカム排出装置の使用状態図を示してい
る。
【0008】図1において1は円形沈澱槽を示している
が、本発明は沈澱槽1の使用に限定されるものではな
い。2はパイプ状のスカムスキマであって、先端にスカ
ムを排出する排出口3を設けるとともに、先端部が上方
に曲げられて水面より突出し、スカムスキマ2内に取り
入れられたスカムが流れ出ないように形成されている。
スカムスキマ2の後端は蓋体4により閉塞し、上部には
スカムを取り入れる取入口5が形成されている。
【0009】スカムスキマ2の後部には、フィードウェ
ル6が設置されている。このフィードウェル6の中心部
に駆動軸7が設けられ、この駆動軸7に前記のスカムス
キマ2を反時計回りに回転するための駆動モータ(駆動
装置)8が取り付けられている。さらに、フィードウェ
ル6の側面の周囲には、駆動モータ8によるスカムスキ
マ2の回転に伴ってスカムスキマ2の後部を昇降動させ
るスキマ揺動部(スキマ揺動手段)9が設けられてい
る。即ち、スキマ揺動部9は、図1のようにスカムスキ
マ2を水平に維持する真っ直ぐな部分やスカムスキマ2
の後端部を上方に押し上げる山形に曲がった部分、スカ
ムスキマ2の後端部を下げるために全く欠けた部分から
なり、フィードウェル6の側面周囲に周設されている。
【0010】駆動軸7からスカムスキマ2上に水平なア
ーム10が設けられている。このアーム10の先端から
スキマ支持部11が垂下し、スカムスキマ2の先端を軸
支している。さらに、このアーム10の後部には、図3
に示すようにパイプサポート12が垂下し、スカムスキ
マ2の後端部を保持している。このパイプサポート12
はスカムスキマ2の後端部がスキマ揺動部9に沿って昇
降する際、スカムスキマ2を上下に案内する。
【0011】フィードウェル6を中心として、円形のス
カムバッファ13が沈澱槽1の外周部に設けられてい
る。このスカムバッファ13の欠円部分にスカム排出ボ
ックス14が設置され、このスカム排出ボックス14か
ら排出路15が半径方向に設けられている。
【0012】次に、上記構成の作用を説明する。まず、
図1のように、スカムスキマ2の先端はアーム10とス
カムバッファ13によって支持され、後端はフィドウエ
ル6のスキマ揺動部9に係止し、スカムスキマ2を水平
に維持する。ただし、スカムスキマ2の後部はパイプサ
ポート12の下端のバー16には支持されていない。ス
カムスキマ2を水平に維持した状態で、駆動モータ8を
回転して円形沈澱槽1表面に浮遊するスカムを集める。
【0013】そして、スカムスキマ2が図1の一点鎖線
の位置に来た時、図4に示すように、フィードウェル6
のスキマ揺動部9が切れているため、スカムスキマ2の
後端部はパイプサポート12のバー16に支持される。
このため、スカムスキマ2の取入口5が水面下となるの
でスカムがスカムスキマ2内に取り入れられる。なお、
スカムの量はパイプサポート12のバー16の下端位置
を変えることによって調節することが可能である。
【0014】上記のようにしてスカムをすくい入れた
後、図1のスカムスキマ2を実線で示す位置まで回転す
ると、スカムスキマ2の後部がスキマ揺動部9によっ
て、持ち上げられ、スカムスキマ2内のスカムをスカム
排出ボックス14内に排出する。排出されたスカムは排
出路15を通って、外部に排出される。スカムスキマ2
とスカム排出ボックス14との取り合いはスキマ支持部
11の長さを調節することによって可能となり、従来に
比べて設置が容易となる。また、スカムスキマ2そのも
のをスカム排出パイプとしても利用できるため、構造が
簡単になる。
【0015】上記実施例では、スカムスキマ2の後端ス
キマ揺動部9によって昇降動するが、本発明はかかる構
成に限定されるものではなく、スカムスキマ2が一定の
位置に来た時にスカムスキマ2の後端を電気的に昇降す
る構成であってもよく、その構成は問わない。また、ス
カムスキマ2の形状も円筒状に限定されるものではな
い。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、上記構成
により、スカムスキマそのものをスカムスキマ及びスカ
ム排出パイプとして併用できるため、構造を簡単にする
ことができる。また、スカムの排出量はパイプサポート
の長さを変えることによって調節することが可能とな
る。さらに、スカムスキマとスカム排出ボックスとの取
り合いはスキマ支持部の長さを調節することによって可
能となり、従来に比べて設置が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のスカム排出装置を円形沈澱
槽に設置した場合の平面図である。
【図2】本発明の一実施例のスカム排出装置の使用状態
図である。
【図3】本発明のスカムスキマがパイプサポートに支持
された状態図である。
【図4】本発明の一実施例のスカム排出装置の使用状態
図である。
【図5】本発明の一実施例のスカム排出装置の使用状態
図である。
【符号の説明】
1 沈澱槽 2 スカムスキマ 3 排出口 5 取入口 6 フィドウェル 8 駆動モータ 9 スキマ揺動部 10 アーム 11 スキマ支持部 12 パイプサポート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部にスカムを排出する排出口を設
    け、この先端部を上方に折り曲げるとともに、上部にス
    カムを取り入れる取入口を設けた内部が空洞のスカムス
    キマと、このスカムスキマの先端を支持し、後部を昇降
    動可能に保持するアームと、このアームを回転する駆動
    装置と、アームの回転にともなってスカムスキマの後端
    を昇降動させるスキマ揺動手段を備えたフィードウェル
    とを有するスカム排出装置。
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