JP2001259628A - スカム回収装置 - Google Patents
スカム回収装置Info
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- JP2001259628A JP2001259628A JP2000072177A JP2000072177A JP2001259628A JP 2001259628 A JP2001259628 A JP 2001259628A JP 2000072177 A JP2000072177 A JP 2000072177A JP 2000072177 A JP2000072177 A JP 2000072177A JP 2001259628 A JP2001259628 A JP 2001259628A
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- skimmer
- sewage
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Abstract
し、且つ下水を同伴することなくスカムを濃縮した状態
で回収する。 【解決手段】 沈殿池1の水路2の途中位置の水面部
に、下水9の流れ方向と直角にスキマードラム14を配
置し、スキマードラム14を回動駆動可能とする。スキ
マードラム14はウェッジワイヤ構造又はスリット構造
として通水性をもたせる。スキマードラム14の外周面
の下水流れ方向下流側露出部に、スクレーパ20を接触
配置する。スクレーパ20の下側に回収トラフ21を設
ける。上流から流れてきた浮上スカム8を回転するスキ
マードラム14で掬い上げ、スクレーパ20で掻き取
り、回収トラフ21に落下させて回収する。
Description
に発生する浮上スカムを回収するために用いるスカム回
収装置に関するものである。
中から自然沈降によって除去するようにしているが、水
面に浮上スカムが発生するため、スカムスキマーと称す
るスカム回収装置でスカムを捕獲回収するようにしてい
る。
(ロ)(ハ)(ニ)にその一例を示す如く、周壁部の一
部を長手方向に沿い切り欠くようにして開口部3を形成
したトラフ状のスキマーパイプ4を、沈殿池1に形成さ
れた細長い水路2の途中位置の水面部に、上記開口部3
が上向きとなるようにして水路長手方向に対し直角とな
るように水平状態に配置して、両端部を提体1aに回転
可能に支持させ、且つ該スキマーパイプ4の一端部に操
作レバー6を張り出させて、該操作レバー6の端部に、
提体1a側に設置したシリンダー7のロッド端を連結
し、図3(ニ)に示す如く、該シリンダー7により操作
レバー6を介しスキマーパイプ4を回転操作し、開口部
3を呑み口として水路2の上流側へ向けることにより、
浮上スカム8を下水9と共に開口部3からスキマーパイ
プ4内に呑み込ませ、呑み込ませたスカム8をパイプ端
部のスカムピット10に回収させるようにしてある。な
お、5aは下水流入部、5bは下水流出部、11は沈殿
した汚泥を排泥管12が導設されている汚泥ピット13
内へ掻き寄せるようにする汚泥掻き寄せ機を示す。
スカム回収装置の場合、スカム8を水の流れで回収する
方式であるため、スカム8に多量の下水9が同伴するこ
とになって効率が悪く、又、スカム8の回収時、水面の
レベルに合わせてスキマーパイプ4の開口部3の位置を
調整しなければならないので、スキマーパイプ4の回転
位置を検出するリミットスイッチ等が必要となり、制御
が大変である。
る位置調整を不要とし且つ下水を同伴することなくスカ
ムを濃縮した状態で回収することができるようにしよう
とするものである。
決するために、下水の水路が形成してある沈殿池の上記
水路の途中位置の水面部に、回転により浮上スカムを掬
い上げるためのスキマードラムを、下水の流れ方向と直
角に水平状態に配置し、且つ該スキマードラムの外周面
の下水流れ方向下流側露出部に、スキマードラムの外周
面に付着したスカムを掻き取るためのスクレーパを接触
配置し、更に、該スクレーパの下側に、スクレーパから
落下したスカムを受けて回収するための回収トラフを設
けた構成とする。
きた浮上スカムがスキマードラムの外周面に接して付着
し、掬い上げられた後、スクレーパにより掻き取られて
回収トラフ内に落下させられる。
造又はスリット構造とした構成とすると、浮上スカムを
スキマードラムの外周面で確実に掬い上げることができ
る。
を参照して説明する。
一形態を示すもので、図3(イ)(ロ)に示したと同様
な細長い水路2が形成された沈殿池1において、上記水
路2の途中位置の水面部に、水路2の幅と対応する長さ
とした通水性を有するスキマードラム14を、水路長手
方向(下水9の流れ方向)と直角に水平状態に配置し
て、両端部を提体1a側に回転自在に支持させ、該スキ
マードラム14の一端回転軸15に従動スプロケット1
6を取り付けると共に、提体1a側に設置したモータ1
7の軸に駆動スプロケット18を取り付けて、該駆動ス
プロケット18と上記従動スプロケット16との間にチ
ェーン19を無端状に掛け回し、モータ17の駆動力を
駆動スプロケット18からチェーン19を介し従動スプ
ロケット16に伝えてスキマードラム14を所定方向
(矢印X方向)に回転させることより、下水流入部5a
側から下水流出部5b側へ向けて流れる浮上スカム8を
スキマードラム14の外周面で掬い上げられるように
し、且つ上記スキマードラム14の外周面における下水
流れ方向下流側露出部に、スキマードラム14上に付着
しているスカム8を掻き取るためのスクレーパ20を、
スキマードラム14の長手方向に沿うよう接触させて配
置し、更に、該スクレーパ20の下側近傍位置に、スク
レーパ20で掻き取られて落下するスカム8を受けるよ
うにした回収トラフ21を、一端側がやや低くなるよう
に設けて、該回収トラフ21の低位置側の一端を、図3
(イ)に示したと同様なスカムピットに連絡させた構成
とする。
(ハ)に詳細を示す如く、中心部に回転軸15を突設し
た2枚の円形エンドプレート23の外周部間に、たとえ
ば、断面を三角形とした多数のウェッジワイヤ22を、
周方向に小さな隙間が形成されるように平行に取り付け
てなる構成としてある。
同一部分には同一符号が付してある。
スカム8を回収する場合は、モータ17の駆動により、
スキマードラム14を矢印X方向に回転させるようにす
る。これにより、水路2の上流側から流れてきた浮上ス
カム8は回転しているスキマードラム14の周面に順次
掬い上げられ(巻き上げられ)た後、スクレーパ20に
て掻き取られ、更に、落下して回収トラフ21に受けら
れて、スカムピットにて回収される。
ッジワイヤ構造としてあって、ウェッジワイヤ22間に
隙間が形成されているため、水路2の上流から下流へ向
かう下水9の流れを遮断することはなく、したがって、
この下水9の流れ作用と、水中から水面上方へと移動す
る各ウェッジワイヤ22の水切り作用とによって浮上ス
カム8を確実に掬い上げることができ、したがって、浮
上スカム8を効率よく連続回収することができる。又、
スキマードラム14は、少なくともスクレーパ20の接
触位置が空中に露出しているか、下面部が没水していれ
ば、浮上スカム8の掬い上げ効果は発揮されるので、水
面レベルの変動に伴ってスキマードラム14の位置を調
整する必要はなく、このため、位置調整のためにレベル
スイッチ等を用いた制御も不要である。更に、スキマー
ドラム14にて掬い上げられた浮上スカム8には水が同
伴していないので、濃縮状態で回収することができ、こ
の点でも効率的である。
の実施の他の形態として、スキマードラム14の他の構
造例を示すものである。すなわち、2枚のエンドプレー
ト23の間に円筒25を取り付け、且つ該円筒25の周
壁部に、図2(イ)に示す如く、多数の帯状スリット2
4を周方向に穿設したり、図2(ロ)に示す如く、多数
の帯状のスリット24を回転軸心と平行に穿設したもの
である。
造のスキマードラム14を採用しても、スリット24に
よって通水性を確保でき、且つスリット24の縁に浮上
スカム8を引っ掛けて確実に掬い上げることができるの
で、上記実施の形態の場合と同様な作用効果が奏し得ら
れる。
されるものではなく、たとえば、図2(イ)(ロ)に示
したスキマードラム14のスリット24の形状は直線状
に限らず、V字状や逆V字状等であってもよいこと、そ
の他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。
置によれば、下水の水路が形成してある沈殿池の上記水
路の途中位置の水面部に、回転により浮上スカムを掬い
上げるためのスキマードラムを、下水の流れ方向と直角
に水平状態に配置し、且つ該スキマードラムの外周面の
下水流れ方向下流側露出部に、スキマードラムの外周面
に付着したスカムを掻き取るためのスクレーパを接触配
置し、更に、該スクレーパの下側に、スクレーパから落
下したスカムを受けて回収するための回収トラフを設け
た構成としてあるので、スキマードラムの回転により浮
上スカムを掬い上げて連続的に効率よく回収することが
でき、又、水面レベルの変動による位置調整が不要であ
ると共に、スカムを下水から分離して濃縮状態で回収す
ることができて有利であり、更に、スキマードラムを、
ウェッジワイヤ構造又はスリット構造とした構成とする
ことにより、下水の流れを遮断することなくスカムを確
実に掬い上げることができる、等の優れた効果を発揮す
る。
もので、(イ)は沈殿池の概略側面図、(ロ)は(イ)
のA部拡大図、(ハ)はスキマードラムの外観を示す斜
視図である。
はスリットを周方向に設けたスキマードラムの正面図、
(ロ)はスリットを回転軸心と平行に設けたスキマード
ラムの正面図である。
(イ)は沈殿池の概略平面図、(ロ)は(イ)のB−B
方向拡大矢視図、(ハ)は(ロ)のC部を拡大して示す
スキマーパイプ部分の概要図、(ニ)はスカムの回収状
態を示すスキマーパイプ部分の概要図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 下水の水路が形成してある沈殿池の上記
水路の途中位置の水面部に、回転により浮上スカムを掬
い上げるためのスキマードラムを、下水の流れ方向と直
角に水平状態に配置し、且つ該スキマードラムの外周面
の下水流れ方向下流側露出部に、スキマードラムの外周
面に付着したスカムを掻き取るためのスクレーパを接触
配置し、更に、該スクレーパの下側に、スクレーパから
落下したスカムを受けて回収するための回収トラフを設
けた構成を有することを特徴とするスカム回収装置。 - 【請求項2】 スキマードラムを、ウェッジワイヤ構造
又はスリット構造とした請求項1記載のスカム回収装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000072177A JP2001259628A (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | スカム回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000072177A JP2001259628A (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | スカム回収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001259628A true JP2001259628A (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=18590642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000072177A Pending JP2001259628A (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | スカム回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001259628A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100714673B1 (ko) | 2006-11-29 | 2007-05-04 | (주)에코원 | 다기능성 생태복원 인공섬 |
JP2007152287A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | スカムスキマー及び沈殿槽 |
WO2007132541A1 (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-22 | Masahiro Tsurumi | 車両用高圧放電ランプ |
JP2014155880A (ja) * | 2013-02-14 | 2014-08-28 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 浮遊物回収装置 |
CN104591337A (zh) * | 2015-02-25 | 2015-05-06 | 王进 | 循环过滤油水分离装置 |
-
2000
- 2000-03-15 JP JP2000072177A patent/JP2001259628A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007152287A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | スカムスキマー及び沈殿槽 |
WO2007132541A1 (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-22 | Masahiro Tsurumi | 車両用高圧放電ランプ |
WO2007132527A1 (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-22 | Masahiro Tsurumi | 車両用高圧放電ランプ |
KR100714673B1 (ko) | 2006-11-29 | 2007-05-04 | (주)에코원 | 다기능성 생태복원 인공섬 |
JP2014155880A (ja) * | 2013-02-14 | 2014-08-28 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 浮遊物回収装置 |
CN104591337A (zh) * | 2015-02-25 | 2015-05-06 | 王进 | 循环过滤油水分离装置 |
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