JPH041724B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH041724B2
JPH041724B2 JP59061896A JP6189684A JPH041724B2 JP H041724 B2 JPH041724 B2 JP H041724B2 JP 59061896 A JP59061896 A JP 59061896A JP 6189684 A JP6189684 A JP 6189684A JP H041724 B2 JPH041724 B2 JP H041724B2
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JP
Japan
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eleuthero
chips
oxygen
dried
dryer
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59061896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60204720A (ja
Inventor
Toshio Abe
Toshibumi Abe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Doto Norin Kk
Original Assignee
Doto Norin Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Doto Norin Kk filed Critical Doto Norin Kk
Priority to JP59061896A priority Critical patent/JPS60204720A/ja
Publication of JPS60204720A publication Critical patent/JPS60204720A/ja
Publication of JPH041724B2 publication Critical patent/JPH041724B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、種々の薬用成分を含有するとされて
いるエゾウコギの包装体に関するものである。
〔従来技術〕
エゾウコギは学名をアカンソバナクス・センテ
イコサス・ハルムスといい、日本に9種あるウコ
ギの1種で、日本では北海道の東部にだけ自生し
ており、外国ではソ連のサハリンとアムール河流
域、中国の北東部にしか自生していない植物であ
る。植物分類学上では漢方薬で名高い朝鮮人蔘も
同じウコギ科であり、それ故エゾウコギも朝鮮人
蔘と同じ薬効成分を有するとして近年注目されて
きている。
このエゾウコギは高さ2〜3m位の潅木で、そ
の木および葉を煎じて飲用するものであるが、従
来は民間薬として単に生木を切り取つてきて用い
たり、またせいぜい短棒状に切つた木を天日で乾
燥したものが売られている程度であつた。しかし
ながら、近年エゾウコギの自生している近辺の
人々のみならず、広く他の地方にも販売されるよ
うになつたことから、ウコギ自体にカビが生えた
りまた腐敗などするのを防ぐほか、薬効が失われ
ないように包装し、貯蔵する必要が生じてきた。
〔発明の目的〕
本発明は、上記従来の要求に応えるためのもの
で、長期間保存しても変質せず、またエゾウコギ
自体が保有する薬効をも低下させないエゾウコギ
の包装体を提供せんとするものである。
〔発明の構成〕
本発明のエゾウコギの包装体は、採取したエゾ
ウコギの木をチツプ状に截断し、乾燥器中で乾燥
したのち、この乾燥したチツプ状のエゾウコギを
酸素不透過性の容器内に充填し酸素吸収剤を入れ
て容器を密封してなることを特徴とする。
更に詳しくは、本発明は採取したエゾウコギの
潅木をまず水洗して付着していた泥などのほか
に、ダニなどの昆虫やその卵などを洗い落す。そ
して水洗したあと、水切をしてチツプ状に截断す
る。このように截断したチツプを加熱乾燥器中で
乾燥し、乾燥したチツプを酸素不透過性の容器、
好ましくは酸素不透過性のプラスチツクフイルム
からなる袋に充填し、酸素吸収剤を入れて密封す
ることからなる。
エゾウコギは、通常木部が服用されているが、
根、葉にも同様に有効な成分が含まれているとさ
れている。しかし、根は採取が容易でなく、また
葉は容易に褐変することからあまり用いられてい
ないが、本発明の包装体とするときは、葉のつい
たままの木部をチツプとしても葉の青さをそのま
ま保持した状態で包装でき、貯蔵できる。
本発明において、エゾウコギをチツプ状に截断
するとき、その大きさは特に限定されないが通常
の木材のチツプよりも粗大な寸法とするとよい。
5mm位の刃巾間隔で截断するのが好ましい。得ら
れたチツプは厚さ1〜5mmで5〜20mm角位のもの
が主体のものが好ましい。勿論これよりも厚く、
また大きなチツプであつてもよい。
本発明において前記チツプを乾燥するには、乾
燥器中で行う。乾燥器は、熱風循環式乾燥器、電
熱式乾燥器または赤外線などによる乾燥器でもよ
くまた通常の熱交換式乾燥器でもよい。乾燥は、
50℃位から昇温し好ましくは100℃以下の温度、
特に60〜80℃、より好ましくは70〜80℃程度で、
12〜15時間程度保持して行う。なお、乾燥時間
は、チツプが乾燥されればよいため、特に限定さ
れない。
酸素不透過性の容器としては、金属缶、プラス
チツクの成形容器などがあげられるが、通常はプ
ラスチツク製袋が用いられる。この場合、酸素不
透過性は完全に酸素を透過させないものである必
要は必ずしもなく、通常酸素不透過性といわれる
程度のものでもよい。具体的には、厚手のポリエ
チレン、ポリプロピレンシートまたは成形物、ポ
リエステルフイルムなどがあげられる。これらは
単独でも、また積層したものでもよい。例えば、
ポリエチレン−ポリプロピレン、ポリエチレン−
ポリエステル、アイオノマー−ポリエステルなど
の組合せの積層シートによる袋などがあげられる
が、これらの例に限定されるものではない。ま
た、必要に応じアルミはくなどを積層したプラス
チツクシートによる袋を用いてもよい。
プラスチツク袋の場合には、開口部はヒートシ
ールによつて密封するとよい。
包装に際し、成形容器または袋の中に入れられ
る酸素吸収剤としては、通常市販されているもの
を用いることができる。酸素吸収剤の量は、包装
するエゾウコギの量によつて異なることは勿論で
ある。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により説明する。
実施例 エゾウコギの木の葉のついた枝部を切り取り、
水洗したのち水切りし、截断機にて5mm厚に截断
してチツプ状にした。得られたチツプ約5Kgのう
ち3Kgを50℃の熱風式乾燥器に入れ、昇温させて
71℃とし、この温度で15時間保持して乾燥させ
た。得られた乾燥チツプ各200gをポリエステル
製袋にそれぞれ入れ、酸素吸収剤(商品名:エイ
ジレス(AGELESS)、三菱亙斯化学製)を入れ
て開口部をヒートシールすることによつて密封し
た。このようにして密封包装したエゾウコギを1
ケ月后、3ケ月后、6ケ月后、9ケ月后、12ケ月
后の状態を目視判断するとともに、煎じて有効成
分の量を測定した。
その結果、生木をそのまま、または天日乾燥し
たものはいずれもカビおよびダニの発生がみられ
たが、本発明のものは一年後でも全くそのような
結果はみられなかつた。
またエゾウコギ100gについての有効成分量を、
カロチン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミン
Cについて乾燥直後のチツプの結果を100として
調査したところ、9ケ月後は98,12ケ月後は99で
ほとんど変りがないことがわかつた。なお、生木
のエゾウコギの薬効量を100としたとき本発明の
乾燥直後のチツプは125〜135の値を示す。
〔効果〕
以上説明した如く、本発明はエゾウコギをチツ
プ状に截断したのち、直射日光に当てることな
く、高温でない温度で加熱乾燥しているため、有
効成分の分解等もなく、また包装後は酸素を断つ
ようにしているため、ダニ、カビなどの生物が生
存する可能性もなく長期間安定な状態で貯蔵でき
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 採取したエゾウコギの木を水洗し、水切りし
    たのちチツプ状に裁断し、乾燥器中で約50℃から
    加熱して60〜80℃の温度で約12〜15時間保持して
    乾燥処理したのち、該乾燥チツプを酸素不透過性
    の容器内に充填し酸素吸収剤を入れて該容器を密
    封してなることを特徴とするエゾウコギの包装
    体。 2 酸素不透過性の容器として酸素不透過性のプ
    ラスチツク袋を用い、該袋にエゾウコギの乾燥チ
    ツプを充填し酸素吸収剤を入れて該袋をヒートシ
    ールで密封してなることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のエゾウコギの包装体。
JP59061896A 1984-03-29 1984-03-29 エゾウコギの包装体 Granted JPS60204720A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59061896A JPS60204720A (ja) 1984-03-29 1984-03-29 エゾウコギの包装体

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JP59061896A JPS60204720A (ja) 1984-03-29 1984-03-29 エゾウコギの包装体

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JPS60204720A JPS60204720A (ja) 1985-10-16
JPH041724B2 true JPH041724B2 (ja) 1992-01-14

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JP59061896A Granted JPS60204720A (ja) 1984-03-29 1984-03-29 エゾウコギの包装体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63215636A (ja) * 1987-03-04 1988-09-08 Yoshiko Fujii 漢方製剤の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57146717A (en) * 1981-03-09 1982-09-10 Mitsubishi Gas Chem Co Inc Control of noxious insect for chinese herbal remedy

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JPS57146717A (en) * 1981-03-09 1982-09-10 Mitsubishi Gas Chem Co Inc Control of noxious insect for chinese herbal remedy

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JPS60204720A (ja) 1985-10-16

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