JPH04172040A - 周波数オフセット補正付遅延検波回路 - Google Patents

周波数オフセット補正付遅延検波回路

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JPH04172040A
JPH04172040A JP2300827A JP30082790A JPH04172040A JP H04172040 A JPH04172040 A JP H04172040A JP 2300827 A JP2300827 A JP 2300827A JP 30082790 A JP30082790 A JP 30082790A JP H04172040 A JPH04172040 A JP H04172040A
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JP
Japan
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absolute phase
symbol
frequency offset
difference
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JP2300827A
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English (en)
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Hiroshi Onishi
博 大西
Kimihide Misaizu
美細津 公英
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、差動符号化4相位相変調(以下DQPSKと
略す)やπ凶シフト4相位相変調(以下π/4シフ) 
QPSKと略す)などのデジタル位相変調波を受信する
装置に使用される周波数オフセット補正付遅延検波回路
に関する。
従来の技術 近年、移動体通信において、DQPSKやπ/4シフト
QPSKなどの差動符号化位相変調と時分割多重を用い
た自動車電話などの移動体通信システムが検討されてい
る。
差動符号化位相変調波の復調系としては、復調器内部で
、デジタル変調波のキャリア信号を再生し、この再生キ
ャリア信号を基に、受信された差動符号化位相変調波を
同期検波した後、得られたシンボル・データにより差動
複合する同期検波復調系と、送信されるデジタル変調波
が、前後のシンボル間での位相変化に情報があることを
利用して復調する遅延検波復調系が知られている。
移動体と固定局との間の無想伝送路は、よく知られてい
るように、移動体の移動速度、無線伝送路を伝搬する搬
送波信号の周波数により関係づけられるドツプラー周波
数を最大とするフェージング伝送路である。
フェージング伝送路においては、搬送波信号の振幅は一
般的にレーレ分布により変動するといわれている。また
位相は、ランダムに一様分布する。
このようなフェージング伝送路を通過しだ差動符合化デ
ジタル位相変調波を同期検波復調系で復調すると、一般
的にランダムな位相変動に、キャリア再生系が完全に追
従することが困難であるため、遅延検波復調系の復調系
より特性が劣化する。また、時分割多重のデジタル変調
波をバースト受信するためには、一般的な同期検波復調
系ではキャリア信号を再生するために、ある一定時間を
必要とする。
このような理由によシ、移動体通信用の差動符号化位相
変調の復調系としては、遅延検波復調系がよく使用され
る。
第4図は、従来よく知られている中間周波数帯で処理す
る、π/4シフ) QPSK変調用の、遅延検波復調系
を示すブロック結線図である。第4図については、「デ
ジタル コミュニケーション」マグロウヒル 1983
年  ジョン シイ プローヒス174頁(McGro
w Hill、 1983. JohnQ、 ppro
ahis P174)、および「デジタル コミュニケ
ーション」フレンチイス ホール 1981年力ミコノ
エノ1171頁(Prentice Hall。
1gB1. Kamilo  Feher、 P171
)を参照されたい。
第4図において、入力端子41に入力された受信変調波
は、広帯域雑音を抑圧し、符号量干渉をおこさない程度
の帯域を持つBPF42により、帯域制限された後、シ
ンボル・レート間隔Tsの遅延素子43に入力され、1
シンボル・レート間隔時間Ts (すなわち2ビツト時
間間隔)だけ遅延された後、−力は、900位相シフト
され、それぞれ乗算器45および46の一方の入力とな
る。乗算器45および46の他力の入力には、BPF4
2の出力がそのまま入力される。
乗算器45および46の出力は、高調波成分を除去する
ため、それぞれLPF47および48によシ低域通過さ
れた後、判定器50および51に入力される。判定は、
LPF47および48の出力をもとに、シンボルクロッ
ク再生器49により再生された、シンボル・クロックご
とに行われる。
第5図(a) (b)は、それぞれDQPSKおよびπ
/4シフ) QPSK変調の連続する1シンボル間での
位相変化の例を示す位相図である。第5図(a)に示す
ように、DQPSKにおいては、時刻t=(kl)Ts
(kは任意の整数、Tsは、シンボル・レート間隔時間
)での変調位相φ(k−1)に対して、次に続く2ビツ
トのデータが、「0゜0」の場合には、t=kTs  
での変調波位相φにはφ(k−1)+0となる。同様に
、次に続く2ビツトのデータが、rO,IJ、「1.I
J、「1.OJの場合は、それぞれφに=φ(k−1)
+π/2、φに一φ(k−1)+π、φに一φ(k−1
)−π/2となる。
第5図(b)は、π/4シフトQPSK変調での、連続
する1シンボル間での位相変化の例である。
t −(k −’1 ) Tsでの変調波位相φ(k−
1)に対して、次に続(t=kTs  での変調波位相
φには、””(k−1)Tsの次に続く2ビツトのデー
タが、[1,IJ、「0,1」、ro、 OJ、[1,
OJの場合に対して、それぞれ、φに一φ(k−1)十
π/4、φに一φ(k−1)+3π/4、φに一φ(k
−1)−3π/4、φに;φ(k−1)−π/4となる
以下、第4図に示す回路の動作を式を用いて説明する。
時間’=(k−1)Tsでの受信変調波をVk−l =
 Acos (Wct+φに一]+θ) 十Nn −1
とし、t=kTs  での受信変調波をVk=Acos
 (Wct +φに十θ)十Nn  とする。ここで、
φに一]、 φには、それぞれ、時刻t=(k−1) 
Ts 、 t=kTs  での送信変調波の位相である
。θは、受信機での固定位相ズレ、Nn−1、Nnは、
それぞれ、時刻””(k−1) Ts 、  t =k
Ts  での雑音、Wcは搬送波角周波数である。第4
図における、乗算器45および46のLPF’出力は、
それぞれ下記のように示される。
LPF[Vk−1・Vk〕 =ACO5(φに一φに−1) 十A、 −Nn−I  Cos (Wc t+φに十θ
)−1−A  Nn −cos (Wct+φに一1+
θ)十Nn Nn−1−−−(1) LPF〔Vk−1(900)・■k〕 =As+n(φに一φに−1) +A ・Nn−1−cos (Wct+φに+θ)+ 
A ・Nn −cos (Wct+φに一1十〇)+N
n Nn−1(90°)       −、・・・−(
21(1)および(2)式において、雑音項が小さいと
きは、(1)および(2)式は、それぞれ、A C03
(φに一φに−1)およびA s+n (φに一φに−
1)となり、第5図(b)に示すビット・データが復調
される。
以上、第4図を用いて、π/4シフ)  QPSK変調
の中間周波数帯での遅延検波復調系を述べたが、DQP
SKの場合には、第4図において、遅延素子43の後で
、乗算器46の前に一45°の位相器を追加し、位相器
の移相量を45°とすれば、同様にして中間周波数帯で
の遅延検波復調系が構成できる。このことについては、
「デジタル コミュニケーション」 マグロウヒル 1
983年ジョン シイ ブローヒス 173頁(McG
rowHill、 1983. John Q、 Pr
oahis p173 )を参照されたい。
発明が解決しようとする課題 このような、従来から知られている中間周波数帯での遅
延検波復調系では、中間周波数帯で、正確なシンボルレ
ート間隔の遅延素子が必要なこと、中間周波数帯での9
0°位相器が必要である。近年は、遅延素子として、シ
フト・レジスタを用いることなどが検討されているが、
中間周波数帯で最tJ−90°の位相を識別する必要が
あることから、シフト・レジスタの段数が多くなるなど
の欠点がある。
また中間周波数帯の遅延検波復調系においては、遅延検
波復調器に入力される受信変調波の周波数誤差に対して
、敏感に特性が劣化する欠点がある。
これは、中間周波数帯の周波数変動により、乗算器入力
での1シンボル遅延した変調波の位相が、中間周波数帯
で変化するためである。中間周波数帯の遅延検波復調器
の受信入力変調波の周波数変動による劣化を改良する検
討が近年性われている。
[ディジタル移動通信用QPSK遅延検波方式復調器の
検討J (1989年、電子情報通信学会春季全国大会
、B −837、中村他)においては、遅延素子をシフ
ト・レジスタで構成し、復調したペース・バンド信号を
アナログ的に4逓倍し、シフト・レジスタのクロックを
アダプティブに変化させるものであるが、クロック発振
器を制御する必要があるなど、構成が複雑になると共に
制御応答時間が長くなる難点がある。
また、「移動通信におけるパース) QPSK信号の遅
延検波J (1989年、電子情報通信学会春季全国大
会、B −839、大野他)は、バーストデータの先頭
に無変調信号を数サンプル送信して、周波数オフセット
量を受信側で推定し、これにより補正を行なうものであ
る。
この方法では、バーストごとに先頭に数シンボル無変調
波を送信する必要がある。
−力、中間周波数帯での遅延素子を必要としないベース
φバンド帯での遅延検波方式がπ/4シフ) QPSK
変調方式においては知られている。
これは、π/4シフ) QPSK受信変調波を非同期の
直交復調後、ペース・バンド帯の2つの出力を利用して
、等化的に位相差に基づく■およびQでのシンボル・デ
ータを復調するものである。
第6図を参照して、本復調器の動作を説明する。
第6図において、第4図と同様のものは、同一の番号で
示しである。
受信変調波は、BPF42で、雑音帯域を制限された後
、リミッタ61 で振幅変動を除去される。
その後、発振器64.90°位相器65、乗算器62お
よび63で構成される非同期の直交復調器に入力され、
ペース・バンド帯に変換された後、LPF66および6
7で高周波成分を除去される。
この後は、A/Dコンバータ68および69でデジタル
信号に変換され、ベー ス・パント遅延検波処理部70
で送信シンボル・データIおよびQを復号するものであ
る。
今、送信ンンボノム参データと1=kTsS t==(
k−1)Tsでの送信・変調位相φk、φに〜1の関係
を以下のように仮定する。すなわち、送信シンボル拳デ
ータが(1,1)のとき、φに一φに−1−π/4、送
信シンボル・データが(0、])のとき、φに一φに一
1=3π/4、 送信シンボル・データが(0,0)の
とき、φに一φに一]=−3π/4、送信シンボルψデ
ータが(l、0)のとき、φに一φに−1−一π/4と
する。
受信変調波をAcos (Wct+φk)とし、非同期
の直交復調器の発振信号をC08(WCt十〇)とする
と、第6図における直交復調器の各LPF66および6
7の出力XkおよびYkは以下のようになる。
Xk : ACO3(φに一θ)        ・・
 ・(3)”yk=ASin(φに一θ)      
 −・−−−(4)1シンボル前の直交復調出力は、 Xk−1=Acos (φに−1−〇)    −・・
 (5)Yk−1=Asin (φに−1−θ)   
    ・161(3) (4) (5) (6)より Xk  Xk−1+Yk  Yk−1=Acos (φ
に一φに−1)Yk  Xk−1+Xk ・Yk−1=
A s in (φに=φに−1)となり、送信シンボ
ル・データが復調できる。
上記のベースバント帯遅延検波器においては、アナログ
形の直交復調器、A/Dコンバータが必要であること、
および周波数ズレに対する補償回路として別の回路系が
必要であることなどの欠点がある。
π/4シフ) QPSK用のベース・バンド遅延検波の
例としては、[ディジタル移動通信用π/4シフトQP
SKベース・バンド遅延検波方式の検討J (1990
年電子情報通信学会春季全国大会、B−305、中村他
)がある。
本発明は、従来技術の問題点を解決し、移動通信用に好
適な全デジタル化されたDQPSK及びπ/4シフ) 
QPSK用の遅延波器を提供すると共に、周波数ズレに
対しても好適な補償力式を提供するものである。
課題を解決するだめの手段 この目的を達成するために、本発明は、絶対位相を蓄積
したメモリー部と、エンベロープ一定とされた受信変調
波と内部基準信号とをデジタル的に比較して、メモリー
部よシ内部基準信号に対する絶対位相を直接検出する絶
対位相検出手段と、絶対位相検出手段が検出した絶対位
相と、1シンボル・データ時間間隔前に検出された絶対
位相との差を検出して、送信データを識別する位相差検
出データ判定手段を設けるように構成される。
作    用 本発明は、DQPSK及びπ/4シフト QPSKの送
信シンボル・データが位相差にあることに着目して行な
われる。
上記構成によシ、受信変調波の時刻t=に’l’s(k
は整数、Tsはシンボル・データ時間間隔)ごとの位相
を直接検出し、これと1シンボル時間前の位相の差を検
出して、送信シンボルデータを復調するものである。
また、周波数オフセットの補償手段として、送信シンボ
ル・タイミング毎の1シンボル・データ時間間隔ごとの
位相差を4倍して、周波数オフセット量に基づく1シン
ボル・データ時間間隔ごとの位相シフト量を推定し、こ
の推定した位相シフト量によシ、受信変調波の送信シン
ボル・タイミングごとの位相差を補正するものである。
位相の検出手段としては、0から360°の位相を分割
して予めメモリー部ておき、受信変調波に対応してその
位相を検出するものである。
上記の手段により、移動通信に好適的な周波数オフセッ
ト補正付きの全デジタル化されだDQPSK及びπ/4
ンフトQPSK用の遅延波器を提供することができる。
実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。
第1図は本発明によるDQPSK 、特にπ/4シフ)
 QPSK変調用の周波数オフセット補正付遅延検波回
路の構成図を示したものである。
第1図において、入力端子1より人力された受倍変調波
は、広帯域雑音を抑制するため、 BPF2で帯域制限
される。受信変調波は、中心周波数をfc として図中
に示しである。BPF2で帯域制限された後に、振幅を
一定とするためリミッタ3でエンベロープ一定とされ、
デジタル化直交復調部4に入力される。
デジタル化直交復調部4として、ここではリミッタ後の
受信変調波を2つのEX −ORロジック回路6および
7のそれぞれの一方の入力端子に入力し、−力、EX−
ORロジック回路6および7のそれぞれの他方の入力端
子には、よく知られている1/4分周器5で構成される
デジタル形の900位相器の出力が入力される。EX−
ORロジック回路6および7の出力は、簡単なデジタル
形のLPF8および9で、デジタル的に高域成分を除去
され、絶対位相検出部10に入力される。
絶対位相検出部10は、メモリ部12 とメモリアドレ
ス指定回路11とから構成される。メモリ部12には、
Ooから360°の位相を適当に分割した(はぼ128
分割あるいは64分割した)位相データに対応するデー
タが予め蓄積される。メモリアドレス指定回路11は、
直交復調部4の2つのデジタル出力■およびQをもとに
、基準入力端子22 より入力された基準入力信号周波
数4・(fc十△f)の1/4の周波数fc+△f を
基準とした絶対位相に対応するデータを読み出すだめの
メモリのアドレスを指定する。絶対位相検出部10は、
受信されたπ/4シフ) QPSK変調波のシンボル・
データ時間間隔Tsごとの基準周波数fc十△fを基準
とした絶対位相φrkを出力する。
位相差検出データ判定部14は、位相差計算回路15と
、補正回路16と、シンボル・データ判定回路17から
構成される。
位相差計算回路15は、絶対位相検出部10でシンボル
・データ時間間隔Tsごとに検出された絶対位相をもと
に、時間を−(k−1)TSでの検出位相φr(k−1
)と、時間t = kTs  (ココテには整数)での
検出位相φrkの差φD−φrk−φr(k−])を計
算する。
補正回路16は、受信変調波の中心周波数fcと復調器
の基準信号の周波数fc+△fとの周波数オフセット△
fによる1シンボルデ一タ時間間隔Tsでの指定された
位相シフト量Epにより検出位相差φDを補正し、φ’
D(φ゛D−φD−Ep)とする。
シンボル・データ判定回路17は、補正された検出位相
差φ′Dに基づき、シンボル・データの判定を行う。
シンボル・データの判定は、第5図(b)に示すような
位相変化を持ったπ/4シフトQPSK変調波の受信の
場合には、以下のように行なう。すなわち、φ′Dが0
0以上で90°未満であればシンボル・データは(1,
1)と判定し、φ゛Dが90゜以上で180  未満で
あればシンボル・データは(0,1)と判定し、φ′D
が180以上で270未満であればシンボル・データは
(0,0)と判定し、φ′Dが270°以上で360°
未満であればシンボル・データ(1,0)と判定する。
周波数オフセント△fに基づく1シンボル・データ時間
間隔TSでの位相シフト量Epの推定は、周波数オフセ
ット量推定部18で行なわれ、周波数オフセット量推定
部18は、位相シフト推定回路19 と平均化回路20
で構成される。
位相シフト推定回路19は、検出された位相差φDより
45°を引き、4倍して周波数オフセット量に基づく位
相シフト量を計算する。また、平均化回路20は、位相
シフト推定回路19の出力を受けて平均化する。
以上のような構成において、以下、その動作を図面を用
いて説明する。
第2図は、周波数オフセット補正付遅延検波回路の直交
復調部の動作を説明する波形図である。
第2図(A) (7) (a)は、第1図のBPF2で
帯域制限された後、リミッタ3で振幅一定とされた受信
変調を示したものであり、よく知られているように、振
幅一定の位相変調波である。第2図(A)の(b)およ
び(C)は、直交復調部内部の基準信号を示したもので
、(b)および(C)の波形は、9o0の位相差がある
。第2図(A)の(d)は、(a)の受信変調波と(b
)の基準信号とのEX−OR,出力である。
また、第2図(A)の(e)は、(a)の受信変調波と
(C)の基準信号とのEX−OR出力である。(d)と
(e)の出力波形は、基準信号の周波数をf refと
すると2 f refの周期のパルス幅変調波である。
第2図(B)は、第2図(A)の(d)と(e)ノハル
ス幅変調波を周波数ドメイン上で示したもので、ベース
・バンドの変調波成分25が2 f ref間隔で表れ
る。これをデジタ/l、・フィルタで低域通過させれば
、ベース・バンドの変調波成分25を取り出すことがで
きる。
第2図(A)の出力波形(d)および(e)を低域通過
させた出力、すなわち第1図で示すデジタル化直交復調
部4の出力■とQは、それぞれの振幅の2乗の和が常に
一定となる信号となシ、IとQの出力を利用することに
より、第1図に示す周波数fc+△fの基準信号の位相
平面上の1つの位相と対応づけることができる。
■とQの出力信号と基準信号の位相平面上の1つの位相
が1:1で対応づけられることにより、第1図に示す絶
対位相検出部10で、基準信号に対する絶対位相φkが
確定する。
位相差検出データ判定部14は、シンボル時間間隔Ts
 ごとに検出された絶対位相φにとその一つ前に検出さ
れた絶対位相φに−1との差φD−φに一φに−1を計
算し、受信変調波の中心周波数fcと復調器の内部基準
信号の周波数fc十△fとの周波数オフセツト△fによ
るシンボル時間間隔Tsごとの位相シフト量Epにより
、位相差φDを補正した位相φD”−φD−Epをシン
ボルデータ判定部17で判定する。データの判定は、π
/4シフトQPSKの場合には、判定の閾値をO,90
,180,270、360とすればよく、DQPSKの
場合には、45°、135.225 、315  とす
ればよい。
第3図は、周波数オフセノ)Iτ基づく】シンボル時間
間隔ごとの位相シフト量Epを推定する原理を説明する
ための位相図である。第3図(a)は、DQPSKの場
合について、時刻t=kTs  での絶対位相と、時刻
t−(k−1)Tsでの絶対位相の差の位相φDを、雑
音と周波数オフセットに基づく位相シフトが無い理想的
な状態を示したものである。
位相差φDは、第5図(a)と同様に、31.32.3
3.34の4つの位相を取る。第3図(b)は、周波数
オフセットと雑音がある場合の位相差φDを示したもの
で、第3図(a)の31の位相点は第3図(b)の31
1へ移動し、第3図(a)の32ノ位相点は第3図(b
)の322へ移動し、第3図(a)の33の位相点は第
3図(b)の333へ移動し、第3図(a)の34の位
相点は第3図(b)の344へと移動する。周波数オフ
セット△fが時間によらず一定とすると、位相差φDの
第3図(a)に示す理想状態からの位相変化は、全て同
一のαとなる。
第3図(b)に示す周波数オフセットに雑音がある場合
のシンボル時間間隔TSごとの位相差φDを4倍し、モ
ジー−ル2πの位相平面上に表すと、第3図(C)のよ
うになる。
第3図(C)より明らかなように、位相差φDの4つの
状態が一つの状態として表され、4αを判定することに
より、シンボル時間間隔TSごとの周波数オフセットに
基づく位相変化αを推定することができる。
第3図(C)において、位相変化量4αは、0からπま
でを反時計まわりの位相シフトとし、0から−πまでを
時計まわりの位相シフトとして識別する。雑音が無い場
合には、位相変化αは±π/4間で識別可能であり、こ
れは周波数オフセント量△fが、シンボル・レート1/
TSの1/8まで識別可能であることになる。
本実施例においては、復調器内部の基準信号周波数fc
十△fに対する絶対位相を識別する手段として、デジタ
ル形の直交復調器の2つの出力を利用する場合について
説明したが、絶対位相と1:1に対応する情報を得る他
の手段を用いても同様にして行なうことができる。
発明の効果 以上のように本発明は、絶対位相を蓄積したメモリー部
と、エンベロープ一定とされた受信変調波と内部基準信
号とをデジタル的に比較して、メモリー部より内部基準
信号に対する絶対位相を直液検出する絶対位相検出手段
と、絶対位相検出手段が検出した絶対位相と、1シンボ
ル・データ時間間隔前に検出された絶対位相との差を検
出して、送信データを識別する位相差検出データ判定手
段を設けるように構成したので、移動通信用に好適万全
デジタル化されたDQPSK及びπ/4シフトQPSK
用の遅延波器を提供すると共に、周波数ズレに対しても
好適な補償力式を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における周波数オフセット補
正付遅延検波回路のブロック結線図、第2図は同実施例
における周波数オフセット補正付遅延検波回路の動作を
説明する波形図、第3図は同実施例における周波数オフ
セット補正付遅延検波回路の動作を説明する位相図、第
4図は従来のπ/4シフ) QPSK変調用の遅延検波
復調回路を示すブロック結線図、第5図は従来のπ/4
シフ) QPSK変調用の遅延検波復調回路の動作を示
す位相図、第6図は従来のπ/4シフトQPSK変調用
のベースバント帯での遅延検波回路を示すブロック結線
図である。 1・・入力端子、2・・・BPF、 3・・リミッタ、
4・・・デジタル化直交復調部、5・・・1/4分周器
、6・・・ORロジック回路、8,9・・・デジタルL
PF。 10・・・絶対位相検出部、】1・・・メモリアドレス
指定回路、12・・・メモリ部、13・・・シンボルク
ロック再生回路、14・・・位相差検出データ判定部、
15・・位相差計算回路、16・・・補正回路、17 
・・・シンボルデータ判定部、18・・・周波数オフセ
ット量推定部、19・・位相シフト推定回路、20・・
・平均化回路。 代理人の氏名 弁理士 小鍜治   明 ほか2名第2
図 (A) (B) !@6図 第5図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶対位相を蓄積したメモリー部と、エンベロープ
    一定とされた受信変調波と内部基準信号とをデジタル的
    に比較して、前記メモリー部より前記内部基準信号に対
    する絶対位相を直接検出する絶対位相検出手段と、前記
    絶対位相検出手段が検出した絶対位相と、1シンボル・
    データ時間間隔前に検出された絶対位相との差を検出し
    て、送信データを識別する位相差検出データ判定手段と
    を具備する周波数オフセット補正付遅延検波回路。
  2. (2)1シンボル・データ時間間隔ごとの位相差を4倍
    して、周波数オフセットに基づく位相シフト量を推定す
    る位相シフト推定手段を持つことを特徴とする請求項1
    記載の周波数オフセット補正付遅延検波回路。
JP2300827A 1990-11-05 1990-11-05 周波数オフセット補正付遅延検波回路 Pending JPH04172040A (ja)

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